[go: up one dir, main page]

JPH0219338A - 天燃源からポリ不飽和脂肪酸を抽出精製する方法 - Google Patents

天燃源からポリ不飽和脂肪酸を抽出精製する方法

Info

Publication number
JPH0219338A
JPH0219338A JP15918588A JP15918588A JPH0219338A JP H0219338 A JPH0219338 A JP H0219338A JP 15918588 A JP15918588 A JP 15918588A JP 15918588 A JP15918588 A JP 15918588A JP H0219338 A JPH0219338 A JP H0219338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urea
fatty acids
solvent
solution
precipitate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15918588A
Other languages
English (en)
Inventor
Lubin David
デビット・ルウビン
J Lubin Eiriau
エイリアウ・ジェイ・ルウビン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Century Laboratories Inc
Original Assignee
Century Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Century Laboratories Inc filed Critical Century Laboratories Inc
Priority to JP15918588A priority Critical patent/JPH0219338A/ja
Publication of JPH0219338A publication Critical patent/JPH0219338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 見逃Δ技先公界 本発明は、天然のポリ不飽和脂肪酸源からポリ不飽和脂
肪酸(polyunsaturated fatty 
acid)を分離する方法に関するものであり、更に詳
細には、海水動物油といった天然起源のオイルから実質
的に純粋なEI’A及びD HAを分離する方法に関す
るものであり、そしてまた本発明は、一般的に安全と認
識されている材料のみを使用し温和な反応条件のみを用
いる方法に関するものであって、得られた物質は、シス
−トランス転位(cis−transcoversio
n)のない実質的に100%純粋なものであり、食品及
び薬品に使用できるものである。
主凱■漕景 各種脂肪及び脂油は、脂肪酸のトリグリセリドから成る
ものである。多くの脂肪酸、特にポリ不飽和脂肪酸は1
合成することが難しく、したがってこれら脂肪酸が天然
的に存在するところの天然の脂肪又は脂油から抽出する
ことによってのみ得られている。これら不飽和脂肪酸の
内、多くのものは治療ポテンシャル(therapeu
tic potential)を有することが知られて
いる。その他のものは好ましい作用効果を有するものと
考えられている。
また、治療ポテンシャルを有する脂肪酸は、特定のシス
−トランス異性体の形になければならない。
このような不飽和脂肪酸を、純粋な形で多量に且つシス
−トランス転化(conversion)を生じること
なく、取得する方法が長い間求められていた。
治療効果を有し、そして純粋な形でしかもそれを多量に
取得するのが困難であった2つの特定のポリ不飽和脂肪
酸は5次のとおりである: (すべての2の) −5,
8,11,14,17−エイコサペンタエン酸((al
l−z)−5,8,1!、 14.17−eicosa
penta−enoic acid)、以下これをEP
Aという、及び(すべてZの) −4,7,1,0,1
3,16,19−ドコサヘキサエン酸((all−z)
−4,7,10,13,16,19−docosaha
−xaenoic acid) 、以下これをDHAと
いう。EPA及びD HAは、いずれも、プロスタグラ
ンジンPGE、生合成におけるプレカーサーとして知ら
れているものである。
英国特許第1 、604 、554号及び第2,033
,745号は、血栓異常の治療及び予防におけるEPA
の効果について開示をしている。また、本発明者に係る
英国特許公報第2,148,713号は、血清コレステ
ロール及びトリグリセライドレベルを低下せしめるため
に、他の特定の脂肪酸とEPA及び/又はD HAとを
併用することについて開示をしている。
従来、純粋なEPA及びDHAを得ることは非常に困難
であった。その理由は、これら脂肪酸の主たる起源が、
サバ、イワシまたはタラといった海産動物の油脂及び亜
麻仁油といった植物油それ自体、又は、トリグリセライ
ドといったこれら油脂類の誘導体だからである。運の悪
いことに、これら脂肪酸以外の脂肪酸が、常に大量に含
まれているのである。EPA及びDHAは医薬効果を有
するものとして知られているので、臨床研究を行うため
には、高度に純粋なEPA及びDHAが大量に必要にな
ったのである。
EPA、DHA及びその他有用な高級不飽和脂肪酸をそ
れらのトリグリセライドから抽出するための従来法は、
高度に純粋な脂肪酸を製造するには満足できるものでは
なかった。ここで用いられるパ純粋(purity)”
という語は、鎖長が異なりそしてまた不飽和部分(un
saturation)の数及び位置が異なる他の脂肪
酸をすべて分離する意味で用いられるだけでなく、特定
のシス−トランス構造という面からも純粋であることを
意味するものである。従来法では、充分な純度が得られ
ないだけでなく、多くの場合従来法は、極端な物理的及
び化学的条件を必要とするので、脂肪酸の減成(deg
radation)、ペルオキシドの生成、及び/又は
少なくともいくつかのシス−結合のトランス−形への転
化(conversion)が、ある程度、ひきおこさ
れることになる。更にまた、合衆国食品医薬品局(FD
A)の一般的に安全として認識されているもの(Gen
erally Recognized As 5afe
)(GRAS)にはリストアツブされていない材料(1
material)が1.数多くの従来法では用いられ
ている。最終生産物が食品や医薬品において使用される
ためには、最終生産物中に非−GRAS物質(subs
tances)が存在しないことが重要なのである。
EPAを精製する従来法の1つは、米国特許第4.37
7.526号に開示されている。この特許では、飽和脂
肪酸及び不飽和度が比較的低い脂肪酸を除去するために
、EPAを含む脂肪酸混合物を尿素で処理している。そ
の結果得た溶液は、次いで。
EPAの収率を更に高めるために、分別蒸留処理する。
しかしながら、分別蒸留を行うには、少なくとも180
℃の温度が少なくとも40分間に亘って(over a
 period of)必要である。この特許のすべて
の実施例に示されており、この方法によって得ることの
できる最高の純度は、 92.9%である。更にまた、
この方法によって製造された実質量のEPA、いくつか
の場合にはその量は20%の高きに達するが、この実質
的量のEPAにはある程度のシス−トランス転化が存す
ること、も発見された。
EPAのトランス一体は1食品又は医薬品に使用するに
はいかなる量でも完全に有害なのである。
Abu−Nasr、 A、 N、他、J、 Am、 O
il Chemist。
Soc、、 31.41〜45(1945)は、次のこ
とを開示している:尿素コンプレックス沈澱及びそれに
続いて行うクロマトグラフィ分離による予備濃縮処理を
行うことによって、タラの肝油酸を出発原料としてメチ
ル エイコサペンタエノエート(methyleico
sapentaenoate)及びエチル ドコサヘキ
サエノエート(ethyl docosahexaen
oate)を分離すること、を開示している。この技術
では充分に高い純度が得られないし、クロマト分離には
大量の溶媒が必要であって望ましくない。
Te5hinia、 S、他、Bulletin of
 the Ja aneseSociet  of 5
cientific Fisheries、 44(8
)、 927(1978)には、ヤリイカ肝油を原料と
し、これをエタノール性水酸化カリウムでケン化し、エ
ーテルで脂肪酸を抽出し、そしてメチル化することによ
って、EPA及びDHAを単離する方法が記載されてい
る。粗製の脂肪酸メチルエステルは、シリカゲル60 
(Silica Gel 60)上でのカラムクロマト
グラフィーによって精製し、次いで、硝酸銀とシリカゲ
ルとの混合物上でのカラムクロマトグラフィーによって
EPAをDHAから分離する。この技術の問題点は、最
終製品中に痕跡量の銀がしばしば残存することであり、
これは、ヒトが消費する食品又は医薬品において極めて
有害なものなのである。更にまた、カラムクロマトグラ
フィーを行うためには、非常に大量の溶媒が必要である
ある程度までEPAを分離、精製するためにカラムクロ
マトグラフィーを使用する点についての開示は、上記の
ほか、日本の時開56−115736号、及びソ連特許
第973,128号において記述されている。
高純度EPAを得るための他の従来法は、英国特許公報
第2,148,713号に開示されている。この公報に
は次の方法が記載されている:脂肪酸混合物中における
不飽和脂肪酸の二重結合をヨウ素化し1次いでヨウ素化
されたオイルをケン化し、ケン化混合物から脂肪酸を抽
出し、ヨウ素化された脂肪酸をメチル化し、カラムクロ
マトグラフィーによって脂肪酸を分離し、次いで、希望
するフラクションを脱ヨウ素する方法が記載されている
この方法によれば最後に行う(eventual)カラ
ムクロマトグラフィーにおいて、脂肪酸の卓越したレゾ
リュージョン(resolution)が可能となり、
そして、処理期間中に脂肪酸を酸化から保護することが
できるのである。タラ肝油のような天然のEPA源から
EPAを分離するためにこの方法を利用すれば、収率9
0%以上(over 90%)及び純度96〜100%
が得られる。しかしながら、この方法の工程中に実質量
のシス−トランス転化(conversion)が生じ
ること、そしてその結果、得られた96〜bEPAとは
限らないこと、が判明した。更にまた、ヨウ素はGRA
S材料リストには載っていないのである。
脂肪酸一般に関して、各種の分離技術がもちいられてき
た。これら既知の技術には、尿素コンプレックスによる
分離及び低温分別結晶による分離がある。
尿素を用いる分離技術には、結晶包接化合物の形成が包
含される。これは、アダクツ(adducts)又はコ
ンプレックス(coIlρlex )とも呼ばれるもの
であって、尿素と各種の直鎖有機化合物との間で形成さ
れるものである。包接化合物は2以上の化合物が結合し
たものであって、該化合物の内の1方が、他方の化合物
の結晶骨格構造のなかに包含されているものである。包
接化合物の各成分は、それぞれ分離して存在しうるもの
であるが、化学的な結合方法ははっきりしていないもの
である。
これら各成分は、二次原子価力(secondaryv
alence force)と水素結合とによって相互
に保持されているのである。しかしながら、包接化合物
は、通常の水素−結合システムとは相違するものである
。その理由は、前者においては、″ホスト(host)
”と“ゲスト(guest)”分子のサイズと形状とが
臨界的に重要であるのに対して、後者においてはそれら
はほとんどないし全く何の役割も果たすものではないか
らである。
長鎖脂肪酸の飽和度が高くなればなるほど、尿素コンプ
レックスの生成がより容易になることは既知である。し
たがって、尿素で処理することによって、飽和した化合
物及びほとんどの七ノー不飽和化合物をポリ不飽和化合
物から分離することができることになる。この尿素コン
プレックスによる分離技術は、次の文献に詳述されてい
る:Production and Uses Jに1
are S、 Markley編、パート3.2309
〜2358ページ、インターサイエンスバブリッシャー
ズ(Interscience Publishers
)。
ニューヨーク、1964、におけるSwern、 D、
  “分離技術:E、尿素コンプレックス(Techn
iques ofSeparation : E、 U
rea Complexes)”の項Oここのおいては
、これらのページに記載されたすべての内容を参照文献
として扱うことにする。
低温分別蒸留は、脂肪酸とモノエステル類の分離のため
に使われてきたし、また同じく天然油脂のグリセライド
と他のリピッド物質の分離のためにも使われてきた。こ
の技術は、脂肪酸を溶媒中に溶解し次いで温度を低下せ
しめて各種脂肪酸を溶媒から結晶せしめる工程を包含す
るものである。
しばしば、零下(sub−zero) (’C)の温度
が使用される。しかしながら、この技術には多くの制約
が存する。多数の脂肪酸の混合物を分離する際、高純度
のものを得ることが難しく、そしてまた各種酸の相互溶
解(mutual 5olubility)の問題も存
する。
この技術及び低温結晶の制約については、上に引用した
Markleyの本の2081〜2123ページにおけ
る。
Markley、 K、 S、、  ”分離技術:A、
蒸留、塩溶鮮度、低温結晶(Techniques o
f 5eparation : A。
Distjllation、 Sal、t 5olub
ility、 Low−Tempera−ture C
rystallization)”に詳しく記述されて
いる。
ここにおいては、これらの個所に記載されたすべての内
容を参照文献として扱うことにする。
Pr1vett、 0.5.他、J、 Am、 Oil
 Chemist、 Soc、。
36、443〜449(1959)には、低温結晶と尿
素コンプレックスとの結合を包含する技術が記載されて
いる。ブタ肝臓リピッドの分析では、先ずはじめに低温
分画を用いて2つのフラクションを得、そして、濾液を
尿素包接化合物を経てメタノールからの分画処理に付し
た。各フラクション及び濾液は、それぞれエステル化し
蒸留し、そして各種の留出物を分析した。Swern、
D、他、J、 Am、 Oil Cheo+ist。
鉢虹、 29.614〜615(1952)は、オリー
ブ油から尿素コンプレックスを沈澱せしめて飽和化合物
と七ノー不飽和化合物を分離し、次いで、尿素コンプレ
ックスから単離した酸又はエステルを低温結晶処理し、
そして分別蒸留してオレイン酸を97〜99%の純度で
製造すること、が開示されている。
Swern、 D、他、J、 Am、 Oil Che
mist、 Sac、、 29゜431〜434(19
52)及び米国特許第2,838,480号では、先ず
はじめに0℃において90%メタノールから結晶化する
ことによって飽和酸を分離し、次いで濾液に尿素を加え
てオレイン酸のアダクトを室温で沈澱せしめることによ
って、獣脂、脂(grease)又はレッドオイル(r
ed oil)からオレイン酸を単離している。
しかしながら、一般的に安全であるとして認められてお
り且つ工業的な方法に使用することのできる材料のみを
用いて、しかもシス−トランス転化をひき起すことなく
、海産動物油からEPA及びD11Aを実質的に100
%の純度で分離するための方法について、これを示唆す
るような従来技術は全くない。また、天然源から他の特
定のポリ不飽和脂肪酸を非常に高い純度で分離する方法
も、当技術分野において長い間求められていたものであ
る。
l肌殴叉斡 したがって5本発明の目的は、先行技術の問題点を解決
することである。
更にまた本発明の目的は、EPA、 DHA及びそれら
のエステルといった希望するポリ不飽和脂肪酸を、減成
せしめること(degradation)なく、分離精
製する方法を提供することである。
本発明の別の目的は、海産動物油又は他の天然源から、
EPA及びDNAの混合物又は他の希望するポリ不飽和
脂肪酸を抽出する方法であって、市販の環境のもとて容
易に得ることのできる温度で、減成ないしはシス−トラ
ンス転化を生じることなく、しかも高収車高純度で抽出
する方法を提供することである。
これらの目的及び他の目的は、本発明にしたがって以下
の操作を行うことによって達成される:先ずはじめに、
酵素リパーゼを用いるといった温和な条件下でオイル起
源のトリグリセライドを加水分解し;有機溶媒で洗うこ
とによって非ケン化物を分離し;尿素で処理することに
よって、飽和脂肪酸及びモノ−不飽和脂肪酸との尿素コ
ンプレックスを生成゛せしめ、以ってこれら飽和及びモ
ノ−不飽和脂肪酸を除去し:残渣をアセトンが好適であ
るが有機溶媒中に溶解し;ゆっくり冷却し;そして固体
化した物質を生成するにしたがって分画除去するりこと
により上記目的が達成されるのである。好適な実施例で
は、各々の沈澱を生成せしめそしてこれを除去した後、
溶媒部分を蒸発し次いで冷却する工程をくり返して、溶
液中における脂肪酸濃度を高めることによって、純粋な
脂肪酸を完全に沈澱せしめるために行う極低温処理が避
けられる。このようにして、工業的な方法としてはより
望ましくないところの極低温を用いることなく、実質的
にこれと同一の収率及び純度を得ることができるのであ
る。
更にまた、この技術は、例えば亜麻仁油からシス−リノ
ール酸及びα−リルン酸を分離するというように、天然
の起源から前記以外のポリ不飽和脂肪酸を分離精製する
のにもうまく利用することができる。
好 な 施 についての  な 四 本発明の好適な実施例は、実質的にシス−トランス転化
を生じることなく実質的に100%純粋なEPA及びD
11Aを分離することに関するものであるけれども1本
発明の方法は、天然起源から他の高度に不飽和化された
脂肪酸を分離精製するのにも適用することができる。以
下に行う記述は多くは、海生動物油から純粋なEPA及
びD11Aを分離する点に向けられてはいるが、他の天
然起源から上記とは別の高度にポリ不飽和化された脂肪
酸の分離にも。
同じ技術が使用できることを、充分に理解しておくべき
である。
本発明の基本的特徴は、処理の全工程に亘って極端な条
件をすべて回避した点、及び、尿素処理と低温分別結晶
とを結合した点にあり、これによって、予期せざること
に、実質的にシス−トランス転化を生じることなく実質
的に純粋なEPA及びDNAを製造するものである。
本発明によってEPA及びD11Aを分離するところの
オイルは、脂肪酸のいかなる実質的変成低下も生じる前
に分離を行うよう、出来る限り新鮮であることが好まし
い。EPA及びD11Aを高レベルに含有し本発明にお
いて使用するのに適した天然の油脂には、例えば次のよ
うなものが含まれる:サバ、イワシ、カマス(n+ac
kerel pike)、ニシン等青みの魚といった海
産動物の油脂;タラ肝油;及びオキアミや各種のエビ様
カイアシ類といった海産の動物性プランクトンの油脂。
しかしながら、本発明においてはその他いかなるEPA
及びDHAIも使用できることを理解すべきである。魚
類源は、できる限り冷たい環境から得るのが好ましい。
エイコサテ1−ラエン酸がEPAに転化するのを触媒す
るところの酵素であるΔ5−デサチュラーゼ(desa
turase)は、最適のM未活性が90℃で生じるの
である。したがって、冷たい環境からの魚は、暖氷魚よ
りもEPA含量が高いのである。
また、魚を制御された環境のもとて飼養すると、更にE
PA収率を高めることすら可能となる。α−リルン酸(
a −11nolenic acid)に富んだ餌料を
魚に与えそして塩水中に9℃に維持しておくと、最上の
EPA量が得られよう。
天然油脂は、ケン化又はアルコール分解(alcoho
lysis)  L/て、トリグリセライドを遊離の脂
肪酸又は脂肪酸のエステルに転換する。しかしながら、
高温及び強塩基性試薬は過酸化及びシス−トランス転化
(conversion)を起し得るので、これらを回
避するように方法を選ばなければならない。
好適な加水分解法は、酵素リパーゼを温度35〜40℃
及びp116〜7で使用する酵素加水分解である。
リパーゼは、常法にしたがい、システィンまたはアスコ
ルビン酸を痕跡量用いて賦活しなければならない。ケン
化するのにリパーゼを用いることによる他の利点は、リ
パーゼ酵素は、立体特異性を有するために、トリグリセ
ライドから自然に生成しうるところのトランス−脂肪酸
を全熱分解する(clsave)ことがない点である。
したがって、出発物質中にたとえトランス−EPA又は
DI!Aがあったとしても、これらのものは、非ケン化
物と一緒に除去されて最終製品中に存在することはなく
なることになる。
天然油脂を加水分解するための代替法としては、リパー
ゼまたは強塩基を用いてこれらの油脂を部分的に加水分
解する方法がある。リパーゼを用いる場合には、通常の
ように加水分解を6時間行うよりはむしろ1172〜2
時間の加水分解によって、EPA源を更に富化すること
ができる。その理由は、リパーゼが、処理されたトリグ
リセライドの第1の分枝部分(branch)と第3の
分枝部分を優先して除去するからである。天然トリグリ
セライドにおいて、まん中の分枝部分に(らべて外側の
分枝部分の方がはるかに飽和鎖が多いことは、既に知ら
れていることである。したがって、加水分解の量を制限
すれば、更なる飽和酸の実質量を自動的に除去できるの
である。
天然油脂の部分加水分解には、水酸化カリウムも使用す
ることができる。オイル源を水酸化カリウムで約15〜
20分処理し、トリグリセライドを部分的に加水分解す
るのである。リパーゼの場合のように、この部分的加水
分解によって、トリグリセライドからより富化されたE
PA源が得られる。
その理由は、トリグリセライドの第1と第3の分枝部分
が該塩基によって優先的に作用を受けるからである。
部分加水分解後、硫酸、又は、硝酸若しくは塩酸といっ
た強鉱酸を氷解混合物に添加して、脂肪酸混合物を分離
する。脂肪酸混合物は上部に浮遊するので、下部の水相
は排棄する。
また、この加水分解工程は、トリグリセライド源の如何
にかかわらず、他のポリ不飽和体をそれらのトリグリセ
リドから分離するのを増進するのにも有用である。
遊離の脂肪酸は、また、エステル交換法によってもそれ
らの天然源から分離することができる。
脂肪酸含有材料(海産動物油、亜麻仁油、大豆油等)を
、乾燥エタノール又は乾燥メタノール及び痕跡量の金属
ナトリウムとともに還流する。これによって遊離脂肪酸
のメチルまたはエチルエステルがそれぞれ生成し、トリ
グリセリド分子から遊離してくる。この方法は、アルカ
リ加水分解よりもより温和な条件を実質的に包含するも
のであって、過酷な条件による反応混合物の黒化を防止
するものである。これらのエステルは、標準的加水分解
技術によって、抽出工程のいかなる過程においても自由
に遊離の脂肪酸に変換することができる。目的によって
は、遊離体の酸に転換することなく、これらのエステル
類を直接用いる方が好ましいこともある。
次の工程では、有機溶媒で洗浄することにより、コレス
テロール、ビタミンA、D及び炭化水素類といった非ケ
ン化物質を除去する。この目的のためには、石油エーテ
ル、メチレンクロライド、エチルエーテル等すべての有
機溶媒が使用できる。
有機相を除去した後、水相を酸性化する。この酸性化工
程のためにはすべての酸が使用できるが。
薬学的に許容できる酸の方が好ましい。この処理によっ
て遊離の脂肪酸が分離している有機相の方へ分離してい
くことになろう。そこで、水相を廃棄する。塩化ナトリ
ウムまたはその他の塩類を少量加えると、この分離が高
められる。
次に、飽和脂肪酸及びモノ−不飽和脂肪酸を除去するた
め、脂肪酸混合物を尿素処理する。この尿素処理におい
て、尿素と脂肪酸の双方をその中に容易に溶解すること
のできる極性有機溶媒に、尿素を添加する。実施可能な
溶媒の例としては、メタノール、エタノール、イソプロ
パノール、石油エーテル、ベンゼン、トリクロルエチレ
ン、及びメチルイソブチルケトンが包含される。母性の
問題が回避できるため、エタノールを用いるのが好適で
ある。必要あれば加熱しながら溶媒に尿素を溶かして、
通常は尿素を10〜20%含有する尿素溶液を得る。尿
素溶液と脂肪酸混合物とを混合する。脂肪酸混合物を尿
素溶液に添加する場合、はじめに脂肪酸混合物を別途有
機溶媒で希釈して、脂肪酸を尿素溶液の高温からある程
度保護するようにするのが好ましい。遊離脂肪酸は、石
油エーテル、または、アセトン、エタノールもしくはメ
タノールといった極性溶媒中に溶かしてもよい。
尿素溶液の量は、脂肪酸混合物1重量部当り、少なくと
も0.5重量部、好ましくは1〜4重量部に調節する。
尿素溶液は、脂肪酸と均一に混合する。
そこで、好ましくは尿素処理した溶液を冷却することに
よって、尿素を沈澱せしめる。この時点で、脂肪酸混合
物中の飽和脂肪酸及び非飽和脂肪酸が、尿素結晶とコン
プレックスを形成し、晶出することになろう。希望する
のであれば、該溶液を長い間装置することによって、冷
却処理を実施してもよい。また5例えばウォーターバス
を用いて強制的に該溶液を冷却してもよい。該溶液を高
々50℃、好ましくは30〜40℃に冷却すると、良い
結果が得られるであろう。更に尿素の除去率を高めよう
とするのであれば、更に該溶液を冷蔵庫内で約−10℃
に冷却すればよい。
そこで、尿素と飽和及びモノ−不飽和脂肪酸とのコンプ
レックスは、これを濾去ないしは他の方法で除去する。
このようにして得た濾液は、例えばエバポレータで濃縮
して、溶媒の大部分を除去し、次いで、5%塩酸を用い
て、残りの尿素のすべてを脂肪酸混合物から洗滌する。
また、溶媒1部に対して10部の水を用いて水抽出を行
い、溶媒を除去してもよい。
このようにして残った脂肪酸混合物は、高度不飽和脂肪
酸の実質的に純粋な結合体である。次のことが発見され
た:はじめに脂肪酸をアセトン等の有機溶媒に溶かし2
次いで目的とする個々の脂肪酸が溶液から固体化してく
るまでゆっくりと冷却することによって、非常に簡単に
して正確な方法でこれら個々の脂肪酸を完全に分離でき
ることが判ったのである。溶液をゆっくりと冷却してい
くと、溶液中における個々の溶解度にしたがって、各種
の脂肪酸が沈澱してくるのである。これらの脂肪酸の各
々がそれぞれ沈澱してくるので、それを溶液から分離す
るのである。各種の脂肪酸には。
溶液中の脂肪酸濃度に応じてそれらが溶液から沈澱して
くる特定のポイン1−がそれぞれ存する。例えば、DN
Aは、約−38〜−40℃で10%アセトン溶液から沈
澱してくることが判った。EPAは約−60℃で沈澱し
てくる。他の脂肪酸は、そのほとんどが−30℃以上(
above)の温度で沈澱する。
該溶液は、アセトン中冷凍二酸化炭素(ドライアイス)
浴中で冷却する。−38〜−40℃で生成する沈澱は、
実質的に温度を上げることなく焼結ガラス(sinte
red glass)又はブフナー漏斗を通して濾過す
ることによって、これを分離する。得られた結晶を分析
したところ、実質的に純粋なDHAであることが判った
; NMRで検討したところ、シス−トランス転化(c
onversoin)は認められなかった。
約−60℃で沈澱してくる物質は、シス−トランス転化
がなく実質的に100%純粋なEPAであることが判っ
た。
EPAとDHAとをそれぞれ別個に分離するのに必要な
極低温を避れるために、各々の結晶化が終った後、上澄
を少なくして脂肪酸類の溶解度を低下せしめ、実質的に
純粋なりNA及びEPAの混合物を得ることができる。
また、低温処理と溶媒の除去処理との結合も利用できる
次の表は、にirk−Othmer、 lj、7エ1豆
狂(Enc clo edia of Che+5ic
al Technolo  、第3版、第4巻、827
ページ(1978)に掲載されているものであって、ア
セトン、トルエン及びn−へブタン中における各種温度
での各種脂肪酸の溶解度の差異を示したものである。
有機溶媒中における各種温度での脂肪酸の溶解度〇 18:2(9c、 12c)  −5016二〇 18:O 18: 1(9t) 18 : 1(9c) 1.60 0.66 0.27 0.27 0.54 0.11 0.023 0.005 5.2 1.68 0.53 0.17 0.26 0.092 4.10 1.20 0.35 1.41 0.36 0.086 0.018 0.390 0.080 o、ois 0.003 3.12 0.06 0.28 0.86 0.20 0.056 0.30 0.08 0.02 0.005 0.080 0.018 0.004 2.25 0.66 0.19 0.05 0、19 0.06 0.019 0.98 0.20 0.042 上記の表から、温度が10%低下することによって、す
べての溶媒中ですべての脂肪酸の溶解度ファクターが約
3〜7低下することが判る。この溶解度ファクター(s
olubility factor)の故に、次の処理
によって希望する脂肪酸を抽出できることが判った:つ
まり、溶媒の量を減少せしめて溶液の1度をファクター
約2〜9  (by a factor offrom
 about 2 to 9)上げ(即ち、その溶植を
もとの容積1/2〜1/9に低下せしめ)1次いで溶媒
の容積を低下せしめることなく必要とされる温度よりも
実質的に高い温度に冷却せしめることによって、希望す
る脂肪酸を抽出できることが判ったのである。
この溶媒減少技術には、数多くの利点があり。
特に、必要な温度を多くの市販のフリーザーによって得
ることができ、また処理方法においても特別の技術ない
し特別の装置を必要とするものではないという利点があ
る。
この低温分別結晶の溶媒減少法は (solvent reduction method
)、前述した尿素処理工程の結果得られるより高度の不
飽和脂肪酸の結合体(coa+bination)を用
いることによって、完全なものとすることができる。尿
素処理工程によって得た高度不飽和脂肪酸の結合体を、
温度低下法に使用したのと同じタイプの有機溶媒中に溶
解する:例えば、これをアセトン又は石油エーテルの1
0%溶液中に置くことができるのである。約−20℃に
一夜冷却すると、残留している飽和脂肪酸と不飽和度が
低い各種の脂肪酸が、溶液から固化してくる。そこで、
沈澱を分離しそして廃棄する。
次いで、もとの容積に対するある定められた量になるま
で(例えば、もとの容積の1/3) 、溶媒を蒸発又は
蒸留することによって、該溶液の容積を低下せしめてそ
の濃度を高める。このようにして得た容積が減少した溶
液を再度約−20℃に冷却すると、モノ−不飽和脂肪酸
の新しい結晶が表われてくるので、この結晶を再度濾別
する。そこで再度、この濾液の容積をもとの容積の約1
/2〜1/9フアクター減少せしめ(be reduc
ed by a factor ofabout on
e half to one n1nth)、再度−2
0℃に一夜冷却する。ここで、ジー不飽和脂肪酸(di
−unsaturated fatty acid)が
溶液から固化してくることになろう。これらの結晶を再
度濾別し廃棄する。ジー不飽和脂肪酸結晶が生成及び沈
澱するのに充分に低い温度が得られなかった場合には、
脂肪酸は分離した水相を形成するであろうから、これを
分液漏斗で除去することができる。
望ましくない脂肪酸をすべてしかも確実に溶液から結晶
化せしめるためには、濾液を更に一30℃に冷却すれば
よい。分離相又は結晶が表われなかったら、そこで精製
工程は完結ということになる。
そこで、溶媒を蒸発せしめればよい。
残留した液体は、実質的に純粋なEPAとD11Aの結
合体(combination)から成っている。希望
するのであれば、−38〜−40℃に冷却してDHAを
沈澱せしめることによって、これら2つの成分を分離し
てもよい。しかしながら、最も実用的には、EPAとD
HAとの結合体は少なくとも個々独立の成分と同じであ
るから、これら2次分を分離する必要はない。
本発明法によってこのような高純度が得られるというこ
とは、まさに予期することができないことであり、とり
わけ、分別結晶法が最初に尿素処理を行わなければ実施
できないということからみると、上記のことは特に予測
を越えたものである。
加水分解した後、そして非ケン化物を溶解する有機溶媒
を除去した後、に得られる全脂肪酸混合物を冷却すると
、脂肪酸の混合物が混合物として溶液から沈澱してくる
。全く予期せざることに次のことが発見された:飽和及
びモノ−不飽和脂肪酸を尿素法によって先ずはじめに除
去した場合に限り、EPAとD11A相互間での沈澱点
の差、及び、最も沈澱点が近い脂肪酸との沈澱点の差が
、充分に大きなものとなって、脂肪酸の混合物として沈
澱するのではなく純粋なEPA又はDHAとして沈澱す
るのである。海生動物油及び植物油中に見出される脂肪
酸は、その数も多く多様性も高いので、それから純粋な
EPA及びDHAを分離することは極めて困難であった
。この点については、上記した発明の背景の項で挙げた
各種文献で説明されているところである。尿素処理を行
い次いで低温結晶処理を行うという特定の処理の有機的
結合、しかもこの順序で処理を行うという処理順序の特
定によってのみ、シス−トランス転位を生じることなく
100%純粋なEPA及びDHAを得ることができるの
である。
このことは、従来技術での一般的知識から自明的になさ
れることではない。
有機溶媒、これから脂肪酸を、溶液の濃度を上昇せしめ
ながら冷却又はゆっくり冷却することによって、沈澱せ
しめるものであるが、この有機溶媒としてアセトンを用
いた場合について本発明方法を記述してきたけれども、
次の点について理解すべきである。すなわち、EPA及
びDMAの比沈澱点(relativeprecipi
tation point)が、これら相互間でそして
また混合物中の他の脂肪酸との間で、純粋な沈澱が分離
し得る程度に布分離れている限りにおいて、アセトン以
外の他の有機溶媒も、上記目的のためすべて使用するこ
とができるのである。次のことが信じられている。すな
わち、溶液中における脂肪酸の濃度によるけれども、は
とんどの溶媒の場合、各種脂肪酸が沈澱する温度は。
使用する特定の溶媒とは無関係なのである。アセトン、
塩化メチレン、シクロヘキサン及び石油エーテルの10
%溶液からのDNAの沈澱点は、すべて、約−38〜−
40℃である。同様に、アセトン、シクロヘキサン及び
石油エーテルの10%溶液からのEPAの沈澱点は、こ
れらの溶液中でのDNA濃度によるが、約−60℃〜約
−30℃である。与えられた溶媒がこの目的のために実
施可能か実施不可能かという点については、常法にした
がって試験をすれば容易にわかることである。例えば、
トルエン及びヘプタンは実施可能ではあろうが、これら
は比較的毒性が強いので好ましくない、ということが判
る。最適な有機溶媒は、毒性が無く一般に安全であると
認識されているもの、又は、実質的な処理をすることな
く完全に除去できるもの、ということになろう。アセト
ン以外の好適な溶媒の例としては、シクロヘキサン、石
油エーテル及びメチレンクロライドが挙げられる。また
、溶質(solute)の濃度に応じて、溶媒が、沈澱
温度の全域に亘って1例えば少なくとも一70℃の温度
においてまでも液体の状態のままで残っていること。
が必要である。
本発明の容量減少実施例を実施するに際して。
溶液を冷却する正確な温度及び正確な容量減少量は、結
合体中に存在する特定の脂肪酸に応じて違ってくること
になろう。これらのパラメーターは、当業者が並外れた
実験を行うことなく経験的に決定することができる。該
溶液は、沈澱開始温度よりも少し低い温度に冷却し、そ
して沈澱が完結するまで該温度に維持することができる
。そこで、容量減少工程を行う。大ざっばではあるが実
際に則した経験則にしたがって、各工程において、最初
の工程における容量の173に容量を減少させればよい
。しかしながら、結合体における特定の脂肪酸によるけ
れども、脂肪酸の結合体が一緒になって沈澱するようで
あれば、容量の減少が大きすぎるということが、判るで
あろう。他方、溶液の容量を低下せしめるのに適した温
度でも沈澱が生じない場合には、それは容量の減少が充
分ではないということが1判るであろう。通常の実験に
よって、希望する温度で次のフラクションの沈澱が生じ
るであろうところの容量の減少量がわかるであろう。
本発明を以下の実施例について説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない:叉庭舅上 500ccのタラ肝油を2Qの蒸留水中で激しく撹拌し
た。乳化剤として、EPAのナトリウム塩を50g加え
た。ホスフェートバッファーとアスコルビン酸とを用い
て1反応中のpHを7に維持した。ブタすい臓のリパー
ゼを該エマルジョンに対して1g添加し、そしてこのエ
マルジョンを6時間撹拌しながら40℃に維持した。
100ccの石油エーテルを加えて、コレステロール、
ビタミンD、ビタミンA及びその他の不純物といった非
ケン化物を除去した。充分に混合した後、水相から石油
エーテル相を分離し、この石油エーテル相を分液漏斗を
用いて除去した。
水相は、5%)12So4溶液と塩化ナトリウム50g
を用いて酸性化し、有機相を塩析せしめた。水相から分
れた有機相は、遊離酸を含有しており、この有機相を分
液漏斗を用いて分離し、そして硫酸ナトリウムを用いて
乾燥せしめた。硫酸ナトリウムは濾去した。この時点で
、有機相は、約450ccとなり遊離の脂肪酸を含有し
ていた。次いでこの有機相に絶対エタノールを200c
c混合した。連続的に撹拌し70℃に加熱しながら、絶
対エタノール2Q中に800gの尿素を溶解せしめた。
そこで遊離脂肪酸のエタノール溶液にこの尿素−アルコ
ール溶液を混合せしめた。直ちに、尿素と飽和及びモノ
−不飽和脂肪酸とのコンプレックスが、生成しそして沈
澱した。液相をデカントし、そしてエバポレーターを用
いてエタノールを除去し、これを再使用するために回収
した。液相中に残留している尿素を、5%塩酸溶液で洗
滌することによって除去し1次いで蒸留水で洗った。こ
のようにして得た有機相をガスクロマトグラフィーで分
析した。その分析結果は次のとおりであった: 胤−版一筐   パーセント 16 : 1           4.818 : 
1           1.518 : 2    
      1.220 : 5          
5722 : 6          1822 : 
1         17.5そこで、この有機相をア
セトンに溶かして、約10%の溶液とした。この溶液を
市販のフリーザーに入れて、ゆっくりと溶液の温度を低
下せしめた。
約O〜−2℃で、最初の沈澱が生じた。この沈澱を濾去
し、実質的に純粋な24:1脂肪酸であることがわかっ
た。次の沈澱は約−5〜−8℃で生じたのでこれを濾過
回収した。この沈澱は、17:1及び16:1脂肪酸の
混合物であることがわかった。
次の沈澱は約−12℃で生じ、これは実質的に18:2
脂肪酸であることがわかった。
残留溶液は、次にドライアイス−アセトン浴中に置いて
更に冷却した。−38〜−40℃で別の沈澱が生じた。
ブフナー漏斗を用いて実質的に温度を上げることなく、
この沈澱を除去し、これをガスクロマトグラフィーで分
析した。この生成物は100%D11Aであることが判
った。用いたガスクロマ1−グラフィー装置は精度o、
oot%であり、不純物は認められなかった。また、こ
のサンプルをNMRでも分析したが、シス−トランス転
化が生じてないことも判った。この生成物は100%す
べて−シスD11Aであった。 NMR研究の結果、ト
ランス−立体配置(configuration)に対
応するピークは認められなかった。
残留溶液の温度をひき続き低下せしめた6約=60℃で
、別の沈澱が生じた。上述したDHAの場合と同じ方法
で分離したところ、この沈澱は100%純粋な[EPA
であることが判った。NMR研究の結果。
それこそトランス−立体配置は一切認められなかった・ EPAの収率は、出発原料であるタラ肝油に対し約15
%であり、DNAの収率はもとのタラ肝油に対し約9%
であった。
実施17− 比較のために、尿素処理を除き他は上記した処理と同じ
処理をくり返した。上記実施例1とすべて同じ方法によ
って、タラ肝油500ccをリパーゼで処理し、そして
非ケン化物(non−saponifiablemat
erial)を除去し、次に水相を酸性化して有機相を
塩析し、これを回収した。この有機相は遊離脂肪酸を含
有しているので、次いで有機相をアセトンに溶かして1
0%溶液を調製した。この溶液を市販のフリーザに入れ
て、溶液温をゆっくりと低下せしめた。約+20℃で沈
澱が始った。この沈澱は、温度が約−15℃に低下する
まで連続して生じた。この沈澱を濾去し、そして脂肪酸
の混合物であることを認めた。濾液を更に冷却したが、
−70℃までは更に沈澱が生じることはなかった。アセ
1〜ンを蒸発せしめた後でさえも、残渣は残らなかった
。このように、最初に尿素処理をしなければ、脂肪酸の
分解(resolution)は不可能なのである。
この沈澱を尿素で処理すれば、実施例1で述べた最初に
尿素処理する方法と実質的に同じ結果が得られるはずで
あるが、純粋なEPA又はDHAを分割する(reso
lve)のには役立たないであろう。これは、わずかに
、不飽和脂肪酸の残りから飽和脂肪酸とほとんどのモノ
−不飽和脂肪酸とを分離するだけであろう。
失意五主 分別結晶処理においては、アセトンにかえて石油エーテ
ル、シクロヘキサン、又はメチレンクロライドを用い、
実施例1の方法をくり返した。石油エーテル及びシクロ
ヘキサンを用いた場合には。
アセトンを用いた場合と同じ結果が得られた。アセトン
を用いた場合と同じ温度で、EPA又はDNAの沈澱が
生じた。溶媒として塩化メチレンを用いた場合には、実
施例1と同様に−38〜−40℃で実質的に100%純
粋なりNAが沈澱した。しかしながら、EPAが沈澱す
る以前に、塩化メチレンの同化が始まった;したがって
、塩化メチレンは好適な溶媒ではないことになる。
去】11先 生きたサケを0〜4℃で殺す。その内臓を除去し、肉を
スライスにカットする。直ちに、これらスライスの全体
に、γ−トコフェロールとアスコルビル パルミテート
(ascorbyl palmitate)のl:1混
合物をスプレーする。
次いで、抗酸化剤をスプレーしたスライスはブレンダー
で1〜2分間混合し、そしてブレンドされた混合物は遠
心分離に移して7 、000〜10.OOOrpmで1
0〜15分間処理する。遠心分離後、油相を分離し、そ
してこれを1%塩酸水溶液と1;1の割合で混合する。
充分に混合した後、放置して各相を分離せしめ、そして
分液漏斗により油相を分離する。希塩酸との混合工程は
、すべてのメチルアミンを除去するために数回くり返し
、次いで、このオイルを蒸留水で洗滌しそれから分離す
るという工程を数回くり返して、残留している酸をすべ
て除去する。次いで、オイルの重量に対してγ−トコフ
ェロール0.02%及びアスコルビル パルミテート0
.02%の量で、抗酸化剤を更に添加する。
このようにして得たオイルは、そこで、実施例1におけ
るタラ肝油の場合と全く同じに処理する。
実施例1におけると同様に、100%すべてシスのD1
1Aと同じ<100%すべてシスのEPAが得られる。
失壽■且 魚油110ccを、95%エタノール80cc及び水2
0ccと混合する。次いで、水酸化カリウム23gを加
える。この混合物を、フラスコ内で連続的に撹拌しなが
ら、還流加熱する。この溶液全体に亘って窒素を泡状に
供給する。混合物の有機相及び水相の双方に痕跡量のア
スコルビン酸、アスコルビルパルミテート、及びγ−ト
コフェロールを添加することにより、オイルが酸化する
のを防止する。
還流60〜90分後に加水分解が完了する。混合物は冷
却しそして砕いた氷上に注ぎ1次いで水200ccを加
える。この混合物を水非混和性有機溶媒と共に振り混ぜ
て、コレステロール、ビタミンA、ビタミンD及び炭化
水素といった非ケン化物質を洗い去る。分液漏斗で有機
相を除去した後、4モルの硫酸又はその当価物を120
〜140wR用いて、水相を酸性化する。この遊離酸混
合物を1石油エーテルで抽出し、分離し、そして硫酸マ
グネシウムで乾燥する。
石油エーテルを完全に真空蒸発させ(evaporat
−ad over vacuum)、遊離の脂肪酸をエ
タノール100ccに溶かし、そして、絶対エタノール
中75gの尿素を添加する。これらの混合物をよく撹拌
しそして冷却する。尿素と飽和脂肪酸との包接結晶(i
nclusion crystal)が表われてくる。
これらを濾過し、そして新しい包接結晶が表われてくる
まで、上澄を蒸発せしめる。更に包接結晶が生成するま
で、上澄を更に冷却し、そしてこれらの結晶を濾出する
。残留上澄は、はとんどのポリ不飽和遊離脂肪酸を含有
しているので、これを蒸発せしめる。上澄からの残渣を
石油エーテルと5%HCIに溶かし、そして分離する。
次いで、有機相を水で洗う。
遊離の脂肪酸は、脂肪酸対石油エーテルの比率が1 :
 10となるように、石油エーテルに溶解せしめ、そし
て−20℃に一夜冷却する6次の日、該溶液を濾出しそ
して廃棄する。濾液はもとの容積の1/3に減少し、そ
して再び一20℃に冷却する。モノ−不飽和脂肪酸から
なる新しい結晶が表われてくるので、これらの結晶を濾
出する。そこで濾液はもとの容積の1/9に減少し、そ
して−要冷却する。ジー不飽和脂肪酸からなる新しい結
晶又は新しい相のいずれかが表われてくる;分離してき
た脂肪酸相を分液漏斗で分離するか、又は、結晶を濾出
しそして廃棄する。濾液を再び一30℃に冷却するが1
分離相又は結晶は表われてこない。そこで溶媒を蒸発せ
しめると、残った液体はEPA及びDHAから成ってい
る。
失に孤立 亜麻仁油100gを実施例5と同様に処理して、沈澱し
てくる尿素コンプレックスとポリ不飽和遊離脂肪酸の混
合溶液とを生成せしめる。次いで実施例5に記載したの
と同様にして、冷却工程及び容量減少工程を実施する。
最初の容量減少工程(volume reductj、
on 5tep)では、バルミチン酸(palmiti
c acid)の結晶が表われてくる。
第2の容量減少工程では、液状オレイン酸(oleic
 acid 1iquid)の分離相又はオレイン酸の
結晶が表われてくる。
第3の容量減少工程では、液状シス−リノール酸(ci
s−1inoleic acid 1iquid)の分
離相又はシス−リノール酸の結晶が表われてくる。
第3工程後の濾液中に見出される唯一の脂肪酸は、α−
リルン酸(alpha−1inolenic acid
)である。
本発明の範囲から逸脱することなく各種の変形が実施可
能であり、そして1本発明が本明細書に記述されたこと
のみに限定して考えられるべきものではないことは、当
業者にとって明白なことであろう。
代理人 弁理士 戸 1)親 男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、海産動物オイルから、(すべて−z)−5,8,1
    1,14,17−エイコサペンタエン酸(EPA)と(
    すべて−z)−4,7,10,13,16,19−ドコ
    サヘキサエン酸(DHA)との実質的に純粋な混合物を
    分離するための方法であって、次のことから成る方法: (1)オイルから、ポリ不飽和遊離脂肪酸、又はそれら
    のメチル若しくはエチルエステルの混合物を抽出し; (2)該脂肪酸又はエステルを尿素及び極性有機溶媒と
    混合するのであるが、該溶媒は尿素と脂肪酸又はエステ
    ルを溶かすのに充分な量だけ存在せしめ、そして、該尿
    素は、それとコンプレックス化しうる脂肪酸又はエステ
    ルの実質的に全部と共に配位コンプレックス(coor
    dinationcomplex)を形成するのに充分
    な量だけ、存在せしめ; (3)該混合工程後に生成する沈澱を除去し、そして濾
    液を回収し; (4)濾液から残留溶媒と尿素とを除去して純粋な脂肪
    酸又はエステルを得; (5)純粋な脂肪酸又はエステルを有機溶媒に溶かして
    溶液とし; (6)第1の沈澱が生成するまで該溶液をゆっくりと冷
    却し、そしてこの第1の沈澱を除去し; (7)該溶液の容量を実質的に減少せしめそして溶液の
    濃度を増加せしめるのに充分な量の溶媒を、沈澱除去後
    に残留する濾液から、除去し; (8)第2の沈澱が生成するまで該溶液をゆっくりと冷
    却し、そしてこの第2の沈澱を除去し; (9)該溶液の容量を実質的に減少せしめそしてその濃
    度を増加せしめるのに充分な量の溶媒を、該第2の沈澱
    除去後に残留する濾液から、除去し; (10)分離液相又は固相が形成されるまで該濾液をゆ
    っくりと冷却し、そして該分離相を除去し;そして (11)実質的に純粋なEPAとDHAとの混合物を含
    有する残留液相を保持する。 2、特許請求の範囲第1項において、沈澱を得るために
    該工程8及び10において溶液を冷却する際の温度が、
    該工程6において溶液を冷却する際の温度と実質的に同
    一となるよう(suchthat)、該工程7及び9に
    おいて充分な溶媒を除去するものである、同項記載の方
    法。 3、該温度が約−10〜30℃である、特許請求の範囲
    第2項に記載の方法。 4、特許請求の範囲第1項において、その工程7及び9
    でそれぞれ溶液から溶媒を除去するのであるが、その際
    溶液の量をファクター約2〜9だけ減少せしめるもので
    ある、同項記載の方法。 5、該工程7及び9において、溶液の量をファクター約
    3だけ(byafactorofabout3)減少せ
    しめるものである、特許請求の範囲第4項に記載の方法
    。 6、海産動物オイルから実質的に純粋な(オール−z)
    −5,8,11,14,17−エイコサペンタエン酸(
    EPA)を分離するための方法であって、次のことから
    成る方法:(1)オイルから、ポリ不飽和遊離脂肪酸、
    又はそれらのメチル若しくはエチルエステルの混合物を
    抽出し; (2)該脂肪酸又はエステルを尿素及び極性有機溶媒と
    混合するのであるが、該溶媒は尿素と脂肪酸又はエステ
    ルを溶かすのに充分な量だけ存在せしめ、そして、該尿
    素は、それとコンプレックス化(beingcompl
    exed)しうる脂肪酸又はエステルの実質的に全部と
    共に配位コンプレックスを形成するのに充分な量だけ、
    存在せしめ; (3)該混合工程後に生成する沈澱を除去し、そして濾
    液を回収し; (4)濾液から残留溶媒と尿素とを除去して純粋な脂肪
    酸又はエステルを得; (5)純粋な脂肪酸又はエステルを有機溶媒に溶かして
    溶液とし; (6)ゆっくりと冷却し、この冷却工程中に溶液から分
    離してくる新しい固相又は液相は、これをすべて除去し
    ; そして (7)実質的に純粋なEPAを含有する相を保持する。 7、特許請求の範囲第6項における海生動物油から実質
    的に純粋なEPAを分離する方法に、更に、それから実
    質的に純粋な(すべてZの)−4,7,10,13,1
    6,19−ドコサヘキサエン酸(DHA)を分離する方
    法を付加し、そして更に、該方法におけるゆっくりと冷
    却した後に除去する工程の後に、実質的に純粋なDHA
    を含む相を保持する工程を包含してなる、同項記載の方
    法。 8、海産動物オイルから実質的に純粋な(すべてZの)
    −4,7,10,13,16,19−ドコサヘキサエン
    酸(DHA)を分離するための方法であって、次のこと
    からなる方法: (1)オイルから、ポリ不飽和遊離脂肪酸、又はそのメ
    チル若しくはエチルエステルの混合物を抽出し; (2)該脂肪酸又はエステルを尿素及び極性有機溶媒と
    混合するのであるが、該溶媒は尿素と脂肪酸又はエステ
    ルを溶かすのに充分な量だけ存在せしめ、そして、該尿
    素は、それとコンプレックス化しうる脂肪酸又はエステ
    ルの実質的に全部と一緒になって配位コンプレックスを
    生成せしめるのに充分な量だけ、存在せしめ; (3)該混合工程後に生成する沈澱を除去し、そして濾
    液を回収し; (4)濾液から残留溶媒と尿素とを除去して純粋な脂肪
    酸又はエステルを得; (5)純粋な脂肪酸又はエステルを有機溶媒に溶かして
    溶液を生成せしめ; (6)ゆっくりと冷却し、この冷却工程中に溶液から分
    離してくる新しい固相又は液相は、これをすべて除去し
    ;そして (7)実質的に純粋なDHAを含有する相を保持する(
    retaining)。 9、特許請求の範囲第1項、第6項又は第8項のいずれ
    か1項において、該溶解工程において使用する該有機溶
    媒は、エタノール、メタノール、アセトン、シクロヘキ
    サン、石油エーテルまたはエチレンクロライドからなる
    群から選ばれるものである、同項記載の方法。 10、特許請求の範囲第1項、第6項又は第8項のいず
    れか1項において、該工程(1)が次の工程から成る、
    同項記載の方法: (a)過酸化及びシス−トランス転化(cis−tra
    nsconversion)を回避するのに充分に温和
    な条件のもとで、海産動物オイルを加水分解し; (b)有機溶媒で洗うことによって加水分解生成物から
    非ケン化物を除去し、そして水相を回収し; そして (c)回収した水相を酸性化して有機相を放出せしめ(
    release)、そして純粋な脂肪酸又はエステルを
    含有する有機相を回収する。 11、特許請求の範囲第10項において、該加水分解工
    程に先立ち、アスコルビン酸、アスコルビルパルミテー
    ト、ガンマートコフェロール及びそれらの混合物からな
    る群から選択したものを添加することによって、酸化を
    防止する、同項記載の方法。 12、該加水分解工程中ずっとオイル全体に対して窒素
    をバブリングする、特許請求の範囲第10項記載の方法
    。 13、特許請求の範囲第1項、第6項又は第8項にいず
    れか1項において、該尿素との混合工程において使用す
    る極性有機溶媒が、メタノール、エタノール、イソプロ
    パノール、石油エーテル、ベンゼン、トリクロルエチレ
    ン及びメチルイソブチルケトンからなる群から選ばれる
    ものである、同項記載の方法。 14、該尿素との混合工程で使用する該溶媒がエタノー
    ルである、特許請求の範囲第13項に記載の方法。 15、特許請求の範囲第1項、第6項又は第8項にいず
    れか1項において、尿素と脂肪酸又はエステルとを使用
    有機溶媒中に溶解せしめるのに充分な温度で、尿素混合
    工程を行い、そして更に、沈澱を生ぜしめるために尿素
    との混合工程後に行う混合物の冷却工程を包含する、同
    項記載の方法。 16、特許請求の範囲第1項、第6項又は第8項にいず
    れか1項において、オイルからポリ不飽和脂肪酸混合物
    を抽出する該工程が、リパーゼ又は強塩基を用いてオイ
    ル中のトリグリセライドを加水分解する工程を包含する
    ものである、同項記載の方法。 17、特許請求の範囲第16項において、加水分解剤が
    、加水分解を受けるトリグリセライドの第1と第3の分
    枝のみを分離して(detach)まん中の分枝はグリ
    セライド骨格上に実質的に元のままで残すだけの時間の
    み加水分解することから、加水分解工程が構成されるも
    のである、同項記載の方法。 18、特許請求の範囲第1項、第6項又は第8項にいず
    れか1項において、該工程(1)が、エタノールまたは
    メタノールを用いるエステル交換によってオイル中のト
    リグリセライドを加水分解する工程を包含するものであ
    る、同項記載の方法。 19、特許請求の範囲第18項において、該エステル交
    換工程が、痕跡量の金属ナトリウム、ナトリウムエトキ
    サイドまたはナトリウムメトキサイドの存在下、無水エ
    タノールまたはメタノールとともにオイルを還流せしる
    ることから成るものである、同項記載の方法。
JP15918588A 1988-06-29 1988-06-29 天燃源からポリ不飽和脂肪酸を抽出精製する方法 Pending JPH0219338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15918588A JPH0219338A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 天燃源からポリ不飽和脂肪酸を抽出精製する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15918588A JPH0219338A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 天燃源からポリ不飽和脂肪酸を抽出精製する方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0219338A true JPH0219338A (ja) 1990-01-23

Family

ID=15688172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15918588A Pending JPH0219338A (ja) 1988-06-29 1988-06-29 天燃源からポリ不飽和脂肪酸を抽出精製する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0219338A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07278585A (ja) * 1994-04-06 1995-10-24 Nippon Kagaku Shiryo Kk エイコサペンタエン酸又はそのエステルの精製方法
EP1179689A1 (en) 2000-08-07 2002-02-13 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Belt for continuously variable transmission
EP1283378A2 (en) 2001-08-10 2003-02-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Belt for countinuously variable transmission
JP2018012842A (ja) * 2012-10-01 2018-01-25 日清ファルマ株式会社 高度不飽和脂肪酸アルキルエステル含有組成物の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07278585A (ja) * 1994-04-06 1995-10-24 Nippon Kagaku Shiryo Kk エイコサペンタエン酸又はそのエステルの精製方法
EP1179689A1 (en) 2000-08-07 2002-02-13 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Belt for continuously variable transmission
EP1283378A2 (en) 2001-08-10 2003-02-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Belt for countinuously variable transmission
US6843743B2 (en) 2001-08-10 2005-01-18 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Belt for continuously variable transmission
JP2018012842A (ja) * 2012-10-01 2018-01-25 日清ファルマ株式会社 高度不飽和脂肪酸アルキルエステル含有組成物の製造方法
JP2019048902A (ja) * 2012-10-01 2019-03-28 日清ファルマ株式会社 高度不飽和脂肪酸アルキルエステル含有組成物の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4792418A (en) Method of extraction and purification of polyunsaturated fatty acids from natural sources
EP0347509A1 (en) A process of extraction and purification of polyunsaturated fatty acids from natural sources
US20040236128A1 (en) Method for preparing pure epa and pure dha
AU2020277148B2 (en) Very long chain polyunsaturated fatty acids from natural oils
JP2657056B2 (ja) γ‐リノレン酸の豊富化方法
JP6899415B2 (ja) C20−c22長鎖一価不飽和脂肪酸の濃縮組成物とc20−c22長鎖多価不飽和脂肪酸の濃縮組成物との製造方法
EP2659780B1 (en) Omega 3 concentrate
JPH0159318B2 (ja)
JPH0853692A (ja) ポリ不飽和脂肪酸エステル濃縮物の製造方法
US5734071A (en) Process for separating lipophilic compounds
JPH0219338A (ja) 天燃源からポリ不飽和脂肪酸を抽出精製する方法
US2412766A (en) Process of producing vitamin concentrates
JPS5921641A (ja) エイコサペンタエン酸およびドコサヘキサエン酸の濃縮分離法
JPH01139548A (ja) 高度不飽和脂肪酸トリグリセリド及びエステルの精製方法