JPH02184253A - 電動機 - Google Patents
電動機Info
- Publication number
- JPH02184253A JPH02184253A JP4496689A JP4496689A JPH02184253A JP H02184253 A JPH02184253 A JP H02184253A JP 4496689 A JP4496689 A JP 4496689A JP 4496689 A JP4496689 A JP 4496689A JP H02184253 A JPH02184253 A JP H02184253A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circumferential surface
- permanent magnet
- rotor
- inner circumferential
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 31
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 claims description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 4
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 40
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 14
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 4
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 4
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 210000000988 bone and bone Anatomy 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 239000000779 smoke Substances 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、例えば空気調和機ρ室内機に内装されるク
ロスフローフ7ン等のファン装置を駆動するために用い
られる電動機に関するものである。
ロスフローフ7ン等のファン装置を駆動するために用い
られる電動機に関するものである。
(従来の技術)
近年、空気調和機の室内機に内装されるクロスフローフ
ァン等のファン装置においては、上記クロスフローファ
ンのファンロータに直流フラシレスモークの回転子を直
結する構成とすることによって、装置の小形化を図る試
みがなされている。
ァン等のファン装置においては、上記クロスフローファ
ンのファンロータに直流フラシレスモークの回転子を直
結する構成とすることによって、装置の小形化を図る試
みがなされている。
そのような装置の具体例が例えば実開昭61−1780
95号公報に記載されており、第11図にその装置を模
式的に示している。同図において、80はクロスフロー
ファンのファンロータであり、このファンロータ80の
一方の側板81に、リング状永久磁石82を有する回転
子83が固着されている。
95号公報に記載されており、第11図にその装置を模
式的に示している。同図において、80はクロスフロー
ファンのファンロータであり、このファンロータ80の
一方の側板81に、リング状永久磁石82を有する回転
子83が固着されている。
一方、上記側板81に対向する支持フレーム84には円
筒状の固定支軸85が立設され、この固定支軸85の先
端側外周に固定子86が固着されて、この固定子86の
外周を上記永久磁石82が囲う構成となされている。上
記ファンロータ80にはその両端軸心位置に回転支軸8
7、88がそれぞれ立設され、これらの回転支軸87、
88を軸受89、90を介して回転自在に支持している
。上記固定子86のコイル91への通電を制御して回転
磁界を形成することにより、回転子83に対する回転力
が誘起され、これによりファンロータ80が回転駆動さ
れる。
筒状の固定支軸85が立設され、この固定支軸85の先
端側外周に固定子86が固着されて、この固定子86の
外周を上記永久磁石82が囲う構成となされている。上
記ファンロータ80にはその両端軸心位置に回転支軸8
7、88がそれぞれ立設され、これらの回転支軸87、
88を軸受89、90を介して回転自在に支持している
。上記固定子86のコイル91への通電を制御して回転
磁界を形成することにより、回転子83に対する回転力
が誘起され、これによりファンロータ80が回転駆動さ
れる。
(発明が解決しようとする課題)
ところで上記構成の装置において、リング状永久磁石8
2は、その内周面の周方向にN極とS極とが交互に現れ
るように着磁されている。しかしながら、このように同
一面内で交互に異なる極を形成する構成では、形状を小
形にする場合に強力な保磁力が得られず、また磁束密度
分布も悪いために、スムーズな回転も得にくいという問
題がある。そこで上記のような永久磁石を個々の極毎に
分割して固定子の外周に周状に配設する構成とすること
が考えられる。この場合、各永久磁石の内周面は、固定
子と同心の円周に添う円弧面とし、各永久磁石の内周面
と固定子の外周面との間に全周に渡って均一な空隙状態
となるように通常構成されるが、このような構成におい
ては、回転むらを生じ易いという問題がある。それは、
例えば固定子における放射状に延びる突極の一つが、隣
合う永久磁石の各端部間における周方向位置に位置する
場合に、上記突極の最外周部は永久磁石の各端部内周面
に近接して位置することから、上記各端部間には上記突
極の最外周部を介する漏洩磁束が生ずることとなり、こ
の結果、上記位置に回転子を固定しようとする力が生じ
、このような力によって、より大きなコギングを生じた
回転状態となるためである。
2は、その内周面の周方向にN極とS極とが交互に現れ
るように着磁されている。しかしながら、このように同
一面内で交互に異なる極を形成する構成では、形状を小
形にする場合に強力な保磁力が得られず、また磁束密度
分布も悪いために、スムーズな回転も得にくいという問
題がある。そこで上記のような永久磁石を個々の極毎に
分割して固定子の外周に周状に配設する構成とすること
が考えられる。この場合、各永久磁石の内周面は、固定
子と同心の円周に添う円弧面とし、各永久磁石の内周面
と固定子の外周面との間に全周に渡って均一な空隙状態
となるように通常構成されるが、このような構成におい
ては、回転むらを生じ易いという問題がある。それは、
例えば固定子における放射状に延びる突極の一つが、隣
合う永久磁石の各端部間における周方向位置に位置する
場合に、上記突極の最外周部は永久磁石の各端部内周面
に近接して位置することから、上記各端部間には上記突
極の最外周部を介する漏洩磁束が生ずることとなり、こ
の結果、上記位置に回転子を固定しようとする力が生じ
、このような力によって、より大きなコギングを生じた
回転状態となるためである。
また上記のような分割形の永久磁石を用いる場合には、
回転子のケーシングに接着等により各永久磁石を組付け
ていく必要があり、この際に精度の良い組付は状態が得
にくく、或いは組付は精度を高めるための作業が煩雑に
なるという問題もある。
回転子のケーシングに接着等により各永久磁石を組付け
ていく必要があり、この際に精度の良い組付は状態が得
にくく、或いは組付は精度を高めるための作業が煩雑に
なるという問題もある。
この発明は上記に鑑みなされたものであって、その目的
は、分割形の永久磁石を用いる電動機に・おいて、回転
むらを低減し得ると共に、組立作業性を向上し得る電動
機を提供することにある。
は、分割形の永久磁石を用いる電動機に・おいて、回転
むらを低減し得ると共に、組立作業性を向上し得る電動
機を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
そこでこの発明の第1請求項記載の電動機は、放射状に
延びる複数の突極P1〜P6を有する固定子8と、この
固定子8を径方向外方より囲う位置で周状に配設される
複数の永久磁石16を有する回転子3とを設け、また各
永久磁石16を、周方向に隣合う内周面側が互いに異な
る極となるべく構成した電動機であって、上記各突極P
1〜P6の最外周面がそれぞれ位置する仮想円筒面Fと
上記各永久磁石16における周方向両端部側の内周面と
の間の離間距離を、上記仮想円筒面Fと各永久磁石l6
における周方向中心部側の内周面との間の離間距離より
も大きくしている。
延びる複数の突極P1〜P6を有する固定子8と、この
固定子8を径方向外方より囲う位置で周状に配設される
複数の永久磁石16を有する回転子3とを設け、また各
永久磁石16を、周方向に隣合う内周面側が互いに異な
る極となるべく構成した電動機であって、上記各突極P
1〜P6の最外周面がそれぞれ位置する仮想円筒面Fと
上記各永久磁石16における周方向両端部側の内周面と
の間の離間距離を、上記仮想円筒面Fと各永久磁石l6
における周方向中心部側の内周面との間の離間距離より
も大きくしている。
また第2請求項記載の電動機は、上記第1請求項記載の
電動機において、上記各永久磁石16を回転子3のケー
シング4における円筒状内周面に添わせて配設すべく各
永久磁石16の外周面を上記円筒状内周面とほぼ同一半
径の円弧面で形成する一方、上記各永久磁石16の内周
面を、上記半径よりも大きな半径の一円弧面で形成して
いる。
電動機において、上記各永久磁石16を回転子3のケー
シング4における円筒状内周面に添わせて配設すべく各
永久磁石16の外周面を上記円筒状内周面とほぼ同一半
径の円弧面で形成する一方、上記各永久磁石16の内周
面を、上記半径よりも大きな半径の一円弧面で形成して
いる。
また第3請求項記載の電動機は、上記第2請求項記載の
電動機において、上記ケーシング4の円筒状内周面に添
わせて配設された各永久磁石16の周方向端部側におけ
る内周面に当接して永久磁石16の移動を阻止する非磁
性体材料より成る固定部材26を、上記ケーシング4内
における上記仮想円筒面Fより外側の位置に設けている
。
電動機において、上記ケーシング4の円筒状内周面に添
わせて配設された各永久磁石16の周方向端部側におけ
る内周面に当接して永久磁石16の移動を阻止する非磁
性体材料より成る固定部材26を、上記ケーシング4内
における上記仮想円筒面Fより外側の位置に設けている
。
また第4請求項記載の電動機は、上記各永久磁石16゛
を回転子3のケーシング4における円筒状内周面に添
わせて配設すべく各永久磁石16゛ の外周面を上記円
筒状内周面とほぼ同一半径の円弧面で形成すると共に、
上記各永久磁石16″の内周面を、上記半径よりも小さ
な半径で、且つ同心の円弧面に形成する一方、上記突極
PI−P6の周方向に延びた外周面30の形状を、突極
P1〜P6の周方向両端部での上記各永久磁石16゛
との離間距離が、周方向中央部より大きくなるように形
成している。
を回転子3のケーシング4における円筒状内周面に添
わせて配設すべく各永久磁石16゛ の外周面を上記円
筒状内周面とほぼ同一半径の円弧面で形成すると共に、
上記各永久磁石16″の内周面を、上記半径よりも小さ
な半径で、且つ同心の円弧面に形成する一方、上記突極
PI−P6の周方向に延びた外周面30の形状を、突極
P1〜P6の周方向両端部での上記各永久磁石16゛
との離間距離が、周方向中央部より大きくなるように形
成している。
(作用)
上記第1請求項記載の電動機においては、突極Pi−P
6の一つ、例えば突極P1が、隣合う永久磁石16.1
6間の周方向位置に位置する場合に、上記突極P1の最
外周部は各永久磁石16.16の端部内周面からは径方
向に離れた位置に位置することとなり、このため上記突
極P1を介する各端部間の漏洩磁束密度は低減され、こ
の結果、上記突極PIに対する固定停止力が低下するの
で、コギングが小さくなり、回転むらが低減される。
6の一つ、例えば突極P1が、隣合う永久磁石16.1
6間の周方向位置に位置する場合に、上記突極P1の最
外周部は各永久磁石16.16の端部内周面からは径方
向に離れた位置に位置することとなり、このため上記突
極P1を介する各端部間の漏洩磁束密度は低減され、こ
の結果、上記突極PIに対する固定停止力が低下するの
で、コギングが小さくなり、回転むらが低減される。
また上記第2請求項記載の電動機においては、各永久磁
石16の内周面を外周面よりも半径の大きな例えば断面
三日月状となる形状に構成し、これらを回転子3のケー
シング4における円筒状内周面に添わせて組付けていく
ことによって、各永久磁石16における周方向中心部側
の内周面は、固定子8の各突極P1〜P6の最外周面が
それぞれ位置する仮想円筒面Fから所定の離間距離の位
置に位置すると共に、各永久磁石16における周方向両
端部側の内周面の上記仮想円筒面Fからの離間距離は、
上記周方向中心部側よりも大きな組付は状態となる。こ
のように、各永久磁石16に対して精密な位置決め作業
は必要でな(、ケーシング4における円筒状内周面に添
わせるという筒車な作業で組付けをなし得るので、作業
を容易に行うことができる。
石16の内周面を外周面よりも半径の大きな例えば断面
三日月状となる形状に構成し、これらを回転子3のケー
シング4における円筒状内周面に添わせて組付けていく
ことによって、各永久磁石16における周方向中心部側
の内周面は、固定子8の各突極P1〜P6の最外周面が
それぞれ位置する仮想円筒面Fから所定の離間距離の位
置に位置すると共に、各永久磁石16における周方向両
端部側の内周面の上記仮想円筒面Fからの離間距離は、
上記周方向中心部側よりも大きな組付は状態となる。こ
のように、各永久磁石16に対して精密な位置決め作業
は必要でな(、ケーシング4における円筒状内周面に添
わせるという筒車な作業で組付けをなし得るので、作業
を容易に行うことができる。
また上記第3請求項記載の電動機においては、上記仮想
円筒面Fより外側の位置に生じる空間に非磁性体材料よ
り成る固定部材26を設け、これにより各永久磁石16
の固定を行い得るので、接着等の煩雑な組付は作業は不
要となり、したがって組立作業性が向上する。
円筒面Fより外側の位置に生じる空間に非磁性体材料よ
り成る固定部材26を設け、これにより各永久磁石16
の固定を行い得るので、接着等の煩雑な組付は作業は不
要となり、したがって組立作業性が向上する。
また上記第4請求項記載の電動機においては、固定子8
の突極P1〜P6の外周面30を、突極P1〜P6の周
方向両端部での上記各永久磁石16” との離間距離が
、周方向中央部より大きくなるように構成し、これに対
して円弧状内周面を有する永久磁石16゛ を、回転子
3のケーシング4の内面に添わせて組付けていくことに
よって、固定子8の各突極P1〜P6の外周面30にお
ける周方向中央部は、各永久磁石16°の内周面との離
間距離が、上記周方向中心部側よりも大きな組付は状態
となる。このように、加工し易い固定子8の突極PI−
P6の外周面30を上記特有の形状にすればよいので、
生産性が向上する。
の突極P1〜P6の外周面30を、突極P1〜P6の周
方向両端部での上記各永久磁石16” との離間距離が
、周方向中央部より大きくなるように構成し、これに対
して円弧状内周面を有する永久磁石16゛ を、回転子
3のケーシング4の内面に添わせて組付けていくことに
よって、固定子8の各突極P1〜P6の外周面30にお
ける周方向中央部は、各永久磁石16°の内周面との離
間距離が、上記周方向中心部側よりも大きな組付は状態
となる。このように、加工し易い固定子8の突極PI−
P6の外周面30を上記特有の形状にすればよいので、
生産性が向上する。
(実施例)
次にこの発明の電動機の具体的な実施例について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。
を参照しつつ詳細に説明する。
第4図には、この発明の一実施例における直流ブラシレ
スモーフ形式の電動機の組立断面図を示しており、この
電動機は、空気調和機の室内機において用いられるクロ
スフローファンのファンロータ1の一方の側板2に組付
けられている。同図において、3は上記電動機における
回転子であって、この回転子3の略カップ状のケーシン
グ4における上記ファンロータ1例の垂直面5には、そ
の中央部位置に上記ファンロータ1側に延びる円筒状の
連結部6が形成されている。そして上記フアンロータ1
の側#Ii2には、その中央部に合成ゴム等より成る連
結部材7が取着され、この連結部材7における軸心貫通
孔に、上記円筒状連結部6を圧入することによって、上
記回、転子3のファンロータ1への組付けがなされてい
る。上記連結部材7は、ファンロータ1における回転振
れによる振動の伝播を減衰するための防振機能を有する
ものである。
スモーフ形式の電動機の組立断面図を示しており、この
電動機は、空気調和機の室内機において用いられるクロ
スフローファンのファンロータ1の一方の側板2に組付
けられている。同図において、3は上記電動機における
回転子であって、この回転子3の略カップ状のケーシン
グ4における上記ファンロータ1例の垂直面5には、そ
の中央部位置に上記ファンロータ1側に延びる円筒状の
連結部6が形成されている。そして上記フアンロータ1
の側#Ii2には、その中央部に合成ゴム等より成る連
結部材7が取着され、この連結部材7における軸心貫通
孔に、上記円筒状連結部6を圧入することによって、上
記回、転子3のファンロータ1への組付けがなされてい
る。上記連結部材7は、ファンロータ1における回転振
れによる振動の伝播を減衰するための防振機能を有する
ものである。
一方、同図において8は固定子、また9は室内機内のフ
ァンハウジングに固定されるエンドブラケットであって
、このエンドブラケット9における面板部10の中央に
立設されている固定軸11の中途部に、上記固定子8は
固着されている。そして上記円筒状連結部6内に圧入さ
れている第1軸受12と、上記ケーシング4の垂直面5
における中央部位置から反ファンロータ1側に延びる短
寸の円筒状軸受取付部13内に圧入されている第2軸受
I4とに、上記固定軸IIの先端側を挿通させることに
よって、上記固定軸11で回転子3とファンロータ1と
を回転自在に支持すると共に、上記ケーシング4の円筒
部I5の内周面に配設されている後述する永久磁石16
を、上記固定子8の外周面に対面させる構成となされて
いる。
ァンハウジングに固定されるエンドブラケットであって
、このエンドブラケット9における面板部10の中央に
立設されている固定軸11の中途部に、上記固定子8は
固着されている。そして上記円筒状連結部6内に圧入さ
れている第1軸受12と、上記ケーシング4の垂直面5
における中央部位置から反ファンロータ1側に延びる短
寸の円筒状軸受取付部13内に圧入されている第2軸受
I4とに、上記固定軸IIの先端側を挿通させることに
よって、上記固定軸11で回転子3とファンロータ1と
を回転自在に支持すると共に、上記ケーシング4の円筒
部I5の内周面に配設されている後述する永久磁石16
を、上記固定子8の外周面に対面させる構成となされて
いる。
なお上記エンドブラケット9は、面板部10とその周囲
の囲壁21とを板金加工で形成したもので、この囲壁2
1によって囲われる空間に、直流ブラシレスモーフの制
御回路を有する回路基板22を配設している。この回路
基板22には磁場検出素子としてのホール素子H1パワ
ートランジスタQの他、コンデンサ、抵抗、制御IC等
の電子部品がマウントされており、これらの電子部品の
うちパワートランジスタQやコンデンサ等の背高のもの
は横倒しにしてマウントすることによって、狭小な空間
内に収納し、また上記の電子部品のうち発熱量の大きな
パワートランジスタQは回路基板22の外周縁側にマウ
ントすると共に、エンドブラケット9の面板部lOに密
着するようにばねクリップ23を用いて取付けている。
の囲壁21とを板金加工で形成したもので、この囲壁2
1によって囲われる空間に、直流ブラシレスモーフの制
御回路を有する回路基板22を配設している。この回路
基板22には磁場検出素子としてのホール素子H1パワ
ートランジスタQの他、コンデンサ、抵抗、制御IC等
の電子部品がマウントされており、これらの電子部品の
うちパワートランジスタQやコンデンサ等の背高のもの
は横倒しにしてマウントすることによって、狭小な空間
内に収納し、また上記の電子部品のうち発熱量の大きな
パワートランジスタQは回路基板22の外周縁側にマウ
ントすると共に、エンドブラケット9の面板部lOに密
着するようにばねクリップ23を用いて取付けている。
すなわちエンドブラケット9をパワートランジスタQの
放熱板としても機能するように構成している。また上記
固定軸11の先端には、この固定軸11の図において右
方への抜脱を防止するために上記第1軸受12の内輪の
左端面に当接する軸受固定バネ24を取着している。
放熱板としても機能するように構成している。また上記
固定軸11の先端には、この固定軸11の図において右
方への抜脱を防止するために上記第1軸受12の内輪の
左端面に当接する軸受固定バネ24を取着している。
第1図には、第4図のl−I線における断面図を示して
いる。図のように、固定子8は、放射状に延びると共に
それぞれ励磁コイル25・・25の巻装された6個の突
極P1〜P6を有する形状に形成されており、またこの
固定子8を、異方性フェライトより成る同一形状の4個
の略円弧状永久磁石16・・16で径方向外方から周状
に囲う構成となされている。各永久磁石16・・16は
、それぞれ内外周面が互いに異なる極となるように、ま
た周方向に隣合う内周面が互いに異なる極となるように
着磁されている。そして各永久磁石16・・16の外周
面は、上記固定子8と同心状に位置するケーシング4の
円筒部15の内周面とほぼ同一半径の円弧面、及び上記
半径の円周の4分の1よりもやや短い円弧長の円弧面で
形成する一方、各永久磁石16・・16の内周面を上記
半径よりも大きな半径、実施例の場合には、上記円筒部
15の内周面の半径の約2倍の寸法を半径とする円弧面
で形成している。したがって図のように、各永久磁石1
6・・16を上記円筒部15の内周面に添わせて配設し
たときに、各永久磁石16・・16の内周面においてそ
の径方向中心部から両端部側へ至る程、固定子8の各突
極e1〜P6の最外周面を連ねた仮想円筒面Fからの離
間距離が徐々に大きくなるようになっている。
いる。図のように、固定子8は、放射状に延びると共に
それぞれ励磁コイル25・・25の巻装された6個の突
極P1〜P6を有する形状に形成されており、またこの
固定子8を、異方性フェライトより成る同一形状の4個
の略円弧状永久磁石16・・16で径方向外方から周状
に囲う構成となされている。各永久磁石16・・16は
、それぞれ内外周面が互いに異なる極となるように、ま
た周方向に隣合う内周面が互いに異なる極となるように
着磁されている。そして各永久磁石16・・16の外周
面は、上記固定子8と同心状に位置するケーシング4の
円筒部15の内周面とほぼ同一半径の円弧面、及び上記
半径の円周の4分の1よりもやや短い円弧長の円弧面で
形成する一方、各永久磁石16・・16の内周面を上記
半径よりも大きな半径、実施例の場合には、上記円筒部
15の内周面の半径の約2倍の寸法を半径とする円弧面
で形成している。したがって図のように、各永久磁石1
6・・16を上記円筒部15の内周面に添わせて配設し
たときに、各永久磁石16・・16の内周面においてそ
の径方向中心部から両端部側へ至る程、固定子8の各突
極e1〜P6の最外周面を連ねた仮想円筒面Fからの離
間距離が徐々に大きくなるようになっている。
さらに上記構成においては、ケーシング4の円筒部15
内における上記仮想円筒面Fより外側の位置に、アルミ
ニウム等の非磁性体材料より成る4個の固定部材26・
・26を設け、これらの固定部材26・・26で各永久
磁石16・・16を固定する構成となされている。すな
わち、上記のようにケーシング4の円筒部15の内周面
に添わせて配設された各永久磁石16・・16において
、各隣合う永久磁石16.16の周方向端部側の各内周
面に上記各固定部材26・・26がそれぞれ当接し、し
たがって上記円筒部15の内周面との間で各永久磁石1
6・16の端部を挟持して径方向及び周方向の各永久磁
石16・16の移動を阻止した固定組付けを与えるよう
になされているのである。なお第2図及び第3図にはそ
れぞれ上記固定部材26の平面図及び正面図を示してい
るが、第3図に示されている下端突出部27を、第1図
に示すようにケーシング4の垂直面5における嵌合穴に
嵌入させることによって、このケーシング4に対する位
置の固定がなされている。
内における上記仮想円筒面Fより外側の位置に、アルミ
ニウム等の非磁性体材料より成る4個の固定部材26・
・26を設け、これらの固定部材26・・26で各永久
磁石16・・16を固定する構成となされている。すな
わち、上記のようにケーシング4の円筒部15の内周面
に添わせて配設された各永久磁石16・・16において
、各隣合う永久磁石16.16の周方向端部側の各内周
面に上記各固定部材26・・26がそれぞれ当接し、し
たがって上記円筒部15の内周面との間で各永久磁石1
6・16の端部を挟持して径方向及び周方向の各永久磁
石16・16の移動を阻止した固定組付けを与えるよう
になされているのである。なお第2図及び第3図にはそ
れぞれ上記固定部材26の平面図及び正面図を示してい
るが、第3図に示されている下端突出部27を、第1図
に示すようにケーシング4の垂直面5における嵌合穴に
嵌入させることによって、このケーシング4に対する位
置の固定がなされている。
次に上記構成の電動機の作動状態について説明する。
前記したホール素子Hは、固定子8における隣合う3つ
の突極P1、P2、P3の各外周側にそれぞれ配置され
ており、これらのホール素子Hによって、上記回転子3
の回転位置に応じた永久磁石16からの磁場強度の変化
を検出する。そしてその検出信号を受けて、所定のタイ
ミングで前記制御ICにより駆動信号が発生され、これ
により各磁極コイル25・・25への通電が周期的に制
御されて固定子8側に回転磁界が発生される。この回転
磁界によって回転子3が回転し、この回転子3の回転が
ファンロータ1に伝達されてファンロータ1が回転駆動
される。
の突極P1、P2、P3の各外周側にそれぞれ配置され
ており、これらのホール素子Hによって、上記回転子3
の回転位置に応じた永久磁石16からの磁場強度の変化
を検出する。そしてその検出信号を受けて、所定のタイ
ミングで前記制御ICにより駆動信号が発生され、これ
により各磁極コイル25・・25への通電が周期的に制
御されて固定子8側に回転磁界が発生される。この回転
磁界によって回転子3が回転し、この回転子3の回転が
ファンロータ1に伝達されてファンロータ1が回転駆動
される。
このような回転駆動において、上記装置では特にコギン
グが低減され、したがって振動の少ない運転状態を維持
し得るものとなっている。これは、前記のような各永久
磁石16・・16の形状によって、各永久磁石16・・
16から固定子8に作用する磁束分布特性が従来とは異
なるものとなっているためであり、第5図(a)〜(f
)に上記装置における磁束分布の模式図を、また第6図
(a)〜げ)には、各永久磁石16′ ・・16゛を
、その内周面が固定子8″と同心の円周面に添う円弧面
で構成した従来装置における磁束分布の模式図をそれぞ
れ示しており、次にこれらの差異について説明する。
グが低減され、したがって振動の少ない運転状態を維持
し得るものとなっている。これは、前記のような各永久
磁石16・・16の形状によって、各永久磁石16・・
16から固定子8に作用する磁束分布特性が従来とは異
なるものとなっているためであり、第5図(a)〜(f
)に上記装置における磁束分布の模式図を、また第6図
(a)〜げ)には、各永久磁石16′ ・・16゛を
、その内周面が固定子8″と同心の円周面に添う円弧面
で構成した従来装置における磁束分布の模式図をそれぞ
れ示しており、次にこれらの差異について説明する。
まず第6図(a)〜(f)を参照して従来装置における
回転子3°の回転に伴う磁束分布の変化について説明す
る。
回転子3°の回転に伴う磁束分布の変化について説明す
る。
固定子8°の6個の突極を図において右回りにP1〜P
6.4個の永久磁石を右回りにN1、Sl、 N2、N
2 (Nl、N2は内周面側がN極、Sl、N2は内周
面側がS極にそれぞれ着磁されている)とすると、第6
図(a)に示している突極P1と永久磁石N1との各中
心が一致している回転位置(以下、この位置を回転角0
度の位置とする)においては、突極P1及びP4に最大
磁束を生じ、突極P2、P3、P5、P6には最大磁束
よりもやや少ない磁束が生じている。永久磁石N1から
突極P1に入った磁束は突極P2を通って永久磁石S1
へと至るが、突極P2は永久磁石SLの中心位置にない
ため磁束が少なく、このため突極P2を永久磁石S1の
中心位置へと吸引する力が働く。
6.4個の永久磁石を右回りにN1、Sl、 N2、N
2 (Nl、N2は内周面側がN極、Sl、N2は内周
面側がS極にそれぞれ着磁されている)とすると、第6
図(a)に示している突極P1と永久磁石N1との各中
心が一致している回転位置(以下、この位置を回転角0
度の位置とする)においては、突極P1及びP4に最大
磁束を生じ、突極P2、P3、P5、P6には最大磁束
よりもやや少ない磁束が生じている。永久磁石N1から
突極P1に入った磁束は突極P2を通って永久磁石S1
へと至るが、突極P2は永久磁石SLの中心位置にない
ため磁束が少なく、このため突極P2を永久磁石S1の
中心位置へと吸引する力が働く。
すなわち回転子3゛には左回りのトルクが作用する。同
様に、突極P3に右回りのトルクが作用して、これらの
力はバランスしているが、少しでも左右いずれかに動く
とバランスが崩れ、動いた方向にさらに強い吸引力が働
くこととなる。同様に、突極P5と突極P6とにも同じ
作用が働くので、こちら側も不安定な状態にある。次い
で上記から回転子3“が右回りに15度回転し、第6図
(b)に示す位置にくると、突極P1から突極P6に、
また突極P4から突極P3に流れる磁束が生じる。この
とき突極P2及び突極P5はそれぞれ永久磁石NlとS
l、N2とN2の間に位置し、各突極P2、P5の最外
周部近傍を介して・隣合うN極からS極に向かう磁束を
生じ、この磁束は各突極P2、P5における励磁コイル
の巻装位置まで達しない漏洩磁束となっている。このよ
うな漏洩磁束は各突極P2、P5を回転に対して固定す
る力として作用する。一方、突極P1とP6、P3とP
4にはそれぞれ最大磁束密度に近い磁束が均等に生じて
いるので、回転力として作用するトルクは働かない状態
となっている。
様に、突極P3に右回りのトルクが作用して、これらの
力はバランスしているが、少しでも左右いずれかに動く
とバランスが崩れ、動いた方向にさらに強い吸引力が働
くこととなる。同様に、突極P5と突極P6とにも同じ
作用が働くので、こちら側も不安定な状態にある。次い
で上記から回転子3“が右回りに15度回転し、第6図
(b)に示す位置にくると、突極P1から突極P6に、
また突極P4から突極P3に流れる磁束が生じる。この
とき突極P2及び突極P5はそれぞれ永久磁石NlとS
l、N2とN2の間に位置し、各突極P2、P5の最外
周部近傍を介して・隣合うN極からS極に向かう磁束を
生じ、この磁束は各突極P2、P5における励磁コイル
の巻装位置まで達しない漏洩磁束となっている。このよ
うな漏洩磁束は各突極P2、P5を回転に対して固定す
る力として作用する。一方、突極P1とP6、P3とP
4にはそれぞれ最大磁束密度に近い磁束が均等に生じて
いるので、回転力として作用するトルクは働かない状態
となっている。
第6図(C)は回転子3′の回転角が30度の位置状態
を示しており、この時には、突極P3及びP6が永久磁
石S1及びN2の中心と一致する位置となって、上記回
転角が0度の位置とほぼ同様の磁束分布を生じ、したが
って上記と同様に、この位置から左右いずれかへと動い
た方向により強い回転力が生じるものとなっている。以
上のことから、回転子3″が0度の位置から30度の位
置へと右回りに回転する際には、0度から15度に至る
間は15度の位置に向かって加速する回転力が作用する
と共に、15度の位置において停止力が作用し、さらに
15度から30度に至る間は減速力が生じることとなる
。
を示しており、この時には、突極P3及びP6が永久磁
石S1及びN2の中心と一致する位置となって、上記回
転角が0度の位置とほぼ同様の磁束分布を生じ、したが
って上記と同様に、この位置から左右いずれかへと動い
た方向により強い回転力が生じるものとなっている。以
上のことから、回転子3″が0度の位置から30度の位
置へと右回りに回転する際には、0度から15度に至る
間は15度の位置に向かって加速する回転力が作用する
と共に、15度の位置において停止力が作用し、さらに
15度から30度に至る間は減速力が生じることとなる
。
第6図(d)〜(f)には以降の回転角度位置45度、
60度、75度での各磁束分布゛を示しているが、これ
らの図に示すように、15度ごとに上記0度と15度と
の各磁束分布状態が繰返されることとなり、したがって
30度毎に加速力、停止力、減速力が繰返される回転状
態となり、このため回転むら、すなわちコギングを生じ
るものとなっている。
60度、75度での各磁束分布゛を示しているが、これ
らの図に示すように、15度ごとに上記0度と15度と
の各磁束分布状態が繰返されることとなり、したがって
30度毎に加速力、停止力、減速力が繰返される回転状
態となり、このため回転むら、すなわちコギングを生じ
るものとなっている。
一方、第5図(a)〜(f)に示している上記実施例の
装置においては、回転子3の回転角度位置が0度、30
度、60度では、上記従来装置と略同様の磁束分布を生
じるものとなっているが、15度、45度、75度の位
置においては、例えば15度位置で、永久磁石N1と3
1との間に位置している突極P2の最外周面は、上記各
永久磁石N1、Slから離れているので、上記突極P2
を介する漏洩磁束が低下する。このため固定する力、す
なわち15度の位置で停止力として作用する力が弱くな
り、この結果、コギングが小さくなって回転むらが低減
するものとなる。したがって、この電動機により駆動さ
れるファン装置での騒音や振動の発生を従来より低減す
ること′が可能である。
装置においては、回転子3の回転角度位置が0度、30
度、60度では、上記従来装置と略同様の磁束分布を生
じるものとなっているが、15度、45度、75度の位
置においては、例えば15度位置で、永久磁石N1と3
1との間に位置している突極P2の最外周面は、上記各
永久磁石N1、Slから離れているので、上記突極P2
を介する漏洩磁束が低下する。このため固定する力、す
なわち15度の位置で停止力として作用する力が弱くな
り、この結果、コギングが小さくなって回転むらが低減
するものとなる。したがって、この電動機により駆動さ
れるファン装置での騒音や振動の発生を従来より低減す
ること′が可能である。
また上記装置においては各永久磁石16における周方向
端部側が中心部よりも固定子8から離れる構成とするた
めに、各永久磁石16を断面三日月状に形成し、そして
外周面をケーシング4の円筒部15内周面と同径の円弧
面で構成している。
端部側が中心部よりも固定子8から離れる構成とするた
めに、各永久磁石16を断面三日月状に形成し、そして
外周面をケーシング4の円筒部15内周面と同径の円弧
面で構成している。
したがって各永久磁石16を上記円筒部15内周面に添
わせて組付けていくことによって、各永久磁石16にお
ける周方向中心部側の内周面は、固定子8の各突極P1
〜P6の最外周面がそれぞれ位置する仮想円筒面Fから
所定の離間距離の位置に位置すると共に、各永久磁石1
6における周方向両端部側の内周面の上記仮想円筒面F
からの離間距離は、上記周方向中心部側よりも大きな組
付は状態となる。このように、各永久磁石16に対して
精密な位置決め作業は必要でなく、ケーシング4におけ
る円筒状内周面に添わせるという簡単な位置決め作業の
みで組付けをなし得るので、作業を容易に行い得るもの
となっている。
わせて組付けていくことによって、各永久磁石16にお
ける周方向中心部側の内周面は、固定子8の各突極P1
〜P6の最外周面がそれぞれ位置する仮想円筒面Fから
所定の離間距離の位置に位置すると共に、各永久磁石1
6における周方向両端部側の内周面の上記仮想円筒面F
からの離間距離は、上記周方向中心部側よりも大きな組
付は状態となる。このように、各永久磁石16に対して
精密な位置決め作業は必要でなく、ケーシング4におけ
る円筒状内周面に添わせるという簡単な位置決め作業の
みで組付けをなし得るので、作業を容易に行い得るもの
となっている。
また上記においては、仮想円筒面Fより外側の位置に生
じるケーシング4の内部空間に、非磁性体材料より成る
固定部材26を設け、これにより各永久磁石16の固定
を行うことができるので、接着等の煩雑な組付は作業は
不要となり、したがって組立作業性が向上したものとも
なっている。
じるケーシング4の内部空間に、非磁性体材料より成る
固定部材26を設け、これにより各永久磁石16の固定
を行うことができるので、接着等の煩雑な組付は作業は
不要となり、したがって組立作業性が向上したものとも
なっている。
さらに上記のように分割形の永久磁石構成とすることに
よって、例えば異方性フェライト等から成る強力な磁気
特性の異方性磁石を使用できるので、モータ特性が向上
し、小形化も可能である。
よって、例えば異方性フェライト等から成る強力な磁気
特性の異方性磁石を使用できるので、モータ特性が向上
し、小形化も可能である。
以上、この発明の具体的な実施例についての説明を行っ
たが、上記実施例はこの発明を限定するものではなくこ
の発明の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば上記
実施例においては、永久磁石16を断面三日月状の形状
にした例を示したが、例えば内周面側を平面状とする等
のその他の構成とすることも可能である。また上記は直
流ブラシレスモーフ形式の電動機として構成したが、そ
の他の形式の電動機にもこの発明の適用が可能である。
たが、上記実施例はこの発明を限定するものではなくこ
の発明の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば上記
実施例においては、永久磁石16を断面三日月状の形状
にした例を示したが、例えば内周面側を平面状とする等
のその他の構成とすることも可能である。また上記は直
流ブラシレスモーフ形式の電動機として構成したが、そ
の他の形式の電動機にもこの発明の適用が可能である。
次に第7図以下を参照してこの発明の別の実施例を説明
する。第7図には、第4図の場合と同様に、直流ブラシ
レスモータ形式の電動機の組立断面図を示しており、第
7図以下の図面において、第4図の実施例と同一符号で
示した部分は同−或いは相当部分を示している。
する。第7図には、第4図の場合と同様に、直流ブラシ
レスモータ形式の電動機の組立断面図を示しており、第
7図以下の図面において、第4図の実施例と同一符号で
示した部分は同−或いは相当部分を示している。
第7図中でファンロータ1の右端部には電動機が連結さ
れており、電動機の固定子8の固定軸11には、第1軸
受35と第2軸受36とによってケーシング4の連結部
6及び軸受取付部13が回転自在に軸支されている。フ
ァンロータ1側の第1軸受35はその外輪37が連結部
6にスキマ嵌めされており、−力筒2軸受36の外輪3
8は軸受取付部13に圧入されて固着している。両軸受
35.36の間には円筒状の間座39が設けられている
。第1軸受35と連結部6との間には例えば波形スプリ
ング40等が縮設されており、波形スプリング40のば
ね力で第1軸受35の外輪37を図中右方へ第2軸受3
6に向かつて付勢している。この外輪37を押すばね力
は、第1軸受35の内輪41から間座39を経て第2軸
受36の内輪42に伝わり、この内輪42を右方へ付勢
することになる。したがづて、波形スプリング40のば
ね力で両軸受35.36に予圧が同時に働くようになさ
れている。
れており、電動機の固定子8の固定軸11には、第1軸
受35と第2軸受36とによってケーシング4の連結部
6及び軸受取付部13が回転自在に軸支されている。フ
ァンロータ1側の第1軸受35はその外輪37が連結部
6にスキマ嵌めされており、−力筒2軸受36の外輪3
8は軸受取付部13に圧入されて固着している。両軸受
35.36の間には円筒状の間座39が設けられている
。第1軸受35と連結部6との間には例えば波形スプリ
ング40等が縮設されており、波形スプリング40のば
ね力で第1軸受35の外輪37を図中右方へ第2軸受3
6に向かつて付勢している。この外輪37を押すばね力
は、第1軸受35の内輪41から間座39を経て第2軸
受36の内輪42に伝わり、この内輪42を右方へ付勢
することになる。したがづて、波形スプリング40のば
ね力で両軸受35.36に予圧が同時に働くようになさ
れている。
上記固定軸11の図中右端部には、詳しくは後述する例
えばアルミ鋳造型のエンドブラケット43が固定軸11
に対して垂直に固定されている。
えばアルミ鋳造型のエンドブラケット43が固定軸11
に対して垂直に固定されている。
固定軸11に固定子8を固定した状態で、固定軸11を
両軸受35.36に挿入して図示の組立状態に組み立て
ると、回転子3が固定軸11に回転自在に軸支され、フ
ァンロータlを回転駆動する構造になっている。
両軸受35.36に挿入して図示の組立状態に組み立て
ると、回転子3が固定軸11に回転自在に軸支され、フ
ァンロータlを回転駆動する構造になっている。
次に電動機を空気調和機の室内機に固定する構造につい
て説明する。略板状をなす上記エンドブラケット43に
は、上記固定軸11と同心で略円筒状の固定部44が一
体に連続して、例えばアルミ鋳造で形成されている。こ
の固定部44は重量の重い回転子3、固定子8等の電動
機の中心部を囲むように、上記連結部6の途中から駆動
回路基板22の右方近傍にまで軸方向に延びている。し
たがって、当然に固定部44は電動機の重心位置を含ん
で軸方向に延びている。また固定部44と回転子3のケ
ーシング4との間には全周にわたって隙間45を隔てて
回転子3が回転できるようにしである。
て説明する。略板状をなす上記エンドブラケット43に
は、上記固定軸11と同心で略円筒状の固定部44が一
体に連続して、例えばアルミ鋳造で形成されている。こ
の固定部44は重量の重い回転子3、固定子8等の電動
機の中心部を囲むように、上記連結部6の途中から駆動
回路基板22の右方近傍にまで軸方向に延びている。し
たがって、当然に固定部44は電動機の重心位置を含ん
で軸方向に延びている。また固定部44と回転子3のケ
ーシング4との間には全周にわたって隙間45を隔てて
回転子3が回転できるようにしである。
この固定部44の外周面には全周にわたって連続した略
円筒状の防振ゴム46を、例えば接着や焼付は等の手段
で固着しである。更に防振ゴム46の外周面は、固定用
ケース47に同様に固着している。固定用ケース47は
図中の左端面が開口した有底円筒状をなしている。また
固定用ケース47の上記電動機の重心位置近傍に相当す
る部分には環状溝部48を形成してあり、この環状溝部
48部分で、底フレーム49が固定用ケース47に固定
されている。そしてこの底フレーム49が上記室内機の
本体(図示せず)に接続して電動機を支持している。
円筒状の防振ゴム46を、例えば接着や焼付は等の手段
で固着しである。更に防振ゴム46の外周面は、固定用
ケース47に同様に固着している。固定用ケース47は
図中の左端面が開口した有底円筒状をなしている。また
固定用ケース47の上記電動機の重心位置近傍に相当す
る部分には環状溝部48を形成してあり、この環状溝部
48部分で、底フレーム49が固定用ケース47に固定
されている。そしてこの底フレーム49が上記室内機の
本体(図示せず)に接続して電動機を支持している。
以上のような支持構造では電動機の軸芯が狂わず、ファ
ンロータ1の軸心と電動機の軸心とを一致させやすくな
る。また、略円筒状の防振ゴム46に硬度の低い柔らか
いゴムを採用でき、防振効果が高くなる。したがって、
電動機に起因する振動、騒音が低減し、低振動、低騒音
の室内機になる。
ンロータ1の軸心と電動機の軸心とを一致させやすくな
る。また、略円筒状の防振ゴム46に硬度の低い柔らか
いゴムを採用でき、防振効果が高くなる。したがって、
電動機に起因する振動、騒音が低減し、低振動、低騒音
の室内機になる。
固定子8の側面図である第8図で、固定子8は、第1図
の場合と同様に励磁コイル25(第1図)が巻装される
6個の突極Pi−P6を有している。詳しくは後述する
ように、これら突極Pi−P6の外周面30の形状にこ
の実施例の特徴がある。一方、この固定子8を、異方性
フェライトより成る同一形状の4個の略円弧状永久磁石
16゛ ・・16゛ で径方向外方から周状に囲う構
造、すなわち上記第1図及び第6図と同様の構成と成さ
れている。なお永久磁石16′ ・・16゛ は、その
外周面及び内周面が同心の円弧面で形成された第6図の
場合と同様のものである。各永久磁石16° ・・16
”は、それぞれ内外周面が互いに異なる極となるように
、また周方向に隣合う内周面が互いに異なる極となるよ
うに着磁されている。上記各突極P1〜P6の外周面3
0は、その周方向中央部が最も上記永久磁石・16°の
内周面に近く、且つ周方向両端側はど上記内周面から遠
くなるように形成されている。
の場合と同様に励磁コイル25(第1図)が巻装される
6個の突極Pi−P6を有している。詳しくは後述する
ように、これら突極Pi−P6の外周面30の形状にこ
の実施例の特徴がある。一方、この固定子8を、異方性
フェライトより成る同一形状の4個の略円弧状永久磁石
16゛ ・・16゛ で径方向外方から周状に囲う構
造、すなわち上記第1図及び第6図と同様の構成と成さ
れている。なお永久磁石16′ ・・16゛ は、その
外周面及び内周面が同心の円弧面で形成された第6図の
場合と同様のものである。各永久磁石16° ・・16
”は、それぞれ内外周面が互いに異なる極となるように
、また周方向に隣合う内周面が互いに異なる極となるよ
うに着磁されている。上記各突極P1〜P6の外周面3
0は、その周方向中央部が最も上記永久磁石・16°の
内周面に近く、且つ周方向両端側はど上記内周面から遠
くなるように形成されている。
この外周面30の詳細形状は、第8図の突極P1で代表
して示すように、各突極P1〜P6の中心線31に左右
対称に幅Wにわたって仮想基準線32から最大厚さLま
で突出している。この外周面30の厚さ変化は、幅方向
の仮想基準線33からχだけ幅方向に移動した点34の
厚さLχが、Lχ=Lxsin(180/W)×χ・・
・(1)で表わされるサインカーブにしたがって変化す
るようになされている。したがって、上記回転子3の永
久磁石16′ ・・16゛(第7図)と外周面30との
離間距離であるエアギャップは、エアギャップが例えば
最小の状態から上記(1)式のサインカーブに沿って電
動機のトルクむら及び騒音を低減し得るように、滑らか
に増加する。
して示すように、各突極P1〜P6の中心線31に左右
対称に幅Wにわたって仮想基準線32から最大厚さLま
で突出している。この外周面30の厚さ変化は、幅方向
の仮想基準線33からχだけ幅方向に移動した点34の
厚さLχが、Lχ=Lxsin(180/W)×χ・・
・(1)で表わされるサインカーブにしたがって変化す
るようになされている。したがって、上記回転子3の永
久磁石16′ ・・16゛(第7図)と外周面30との
離間距離であるエアギャップは、エアギャップが例えば
最小の状態から上記(1)式のサインカーブに沿って電
動機のトルクむら及び騒音を低減し得るように、滑らか
に増加する。
次にこの実施例による電動機の作動状態について説明す
る。この実施例でも上記第1図の場合と同様に各磁極コ
イル25・・25への通電が周期的に制御されて固定子
8側に回転磁界が発生する。
る。この実施例でも上記第1図の場合と同様に各磁極コ
イル25・・25への通電が周期的に制御されて固定子
8側に回転磁界が発生する。
この回転磁界によって回転子3が回転し、この回転子3
の回転がファンロータ1に伝達されてファンロータ1が
回転する。
の回転がファンロータ1に伝達されてファンロータ1が
回転する。
このような回転駆動において、第7図、第8図の実施例
では回転子3の突極P1〜P6の形状によってコギング
が低減し、したがって振動の少ない運転状態を維持し得
るような磁束分布特性が発生する。この磁束分布特性の
改善について、外周面30が改良された固定子8を有す
る場合の磁束分布の模式図である第9図と、従来の固定
子8°を有する場合の磁束分布の模式図である第10図
とを比較して説明する。なお、第9図、第10図は両図
とも回転角15度の位置を図示しているが、上記第5図
(b)、第6図(b)とは、永久磁石16及び16′の
極性が逆になっている。
では回転子3の突極P1〜P6の形状によってコギング
が低減し、したがって振動の少ない運転状態を維持し得
るような磁束分布特性が発生する。この磁束分布特性の
改善について、外周面30が改良された固定子8を有す
る場合の磁束分布の模式図である第9図と、従来の固定
子8°を有する場合の磁束分布の模式図である第10図
とを比較して説明する。なお、第9図、第10図は両図
とも回転角15度の位置を図示しているが、上記第5図
(b)、第6図(b)とは、永久磁石16及び16′の
極性が逆になっている。
まず従来の第10図では、突極P6からPlと突極P3
からP4との2箇所に回転力を起こす磁束60.60が
発生しており、一方突極P2とP5の2箇所に比較的大
きな漏洩磁束61.61が発生し、更に突極P1、P6
の端間と突極P3、P4の端間との2箇所に・小さな漏
洩磁束62.62が発生している。この状態では2箇所
の磁束60.60による回転力は、4箇所の漏洩磁束6
1.62による固定力骨だけ減少する。
からP4との2箇所に回転力を起こす磁束60.60が
発生しており、一方突極P2とP5の2箇所に比較的大
きな漏洩磁束61.61が発生し、更に突極P1、P6
の端間と突極P3、P4の端間との2箇所に・小さな漏
洩磁束62.62が発生している。この状態では2箇所
の磁束60.60による回転力は、4箇所の漏洩磁束6
1.62による固定力骨だけ減少する。
次にこの実施例の場合の第9図では、突極P6からPi
と突極P3からP4との2箇所に回転力を起こす磁束6
3.63が発生し、突極P2とP5の2箇所に比較的小
さな漏洩磁束64.64が発生し、突極P1、P6の端
間と突極P3、P4の端間とには漏洩磁束が殆ど発生し
ていない。この第9図の状態では漏洩磁束64.64が
第10図の漏洩磁束61.61より少なくなる減少分及
び漏洩磁束62.62がなくなる分だけ固定力が減少す
る。この結果、例えば回転角15度の位置で停止力とし
て作用する力が弱くなる。この停止力は電動機の回転に
伴って回転角度が、15度、45度、75度の位置で発
生するので、このように停止力が弱くなると、同時にコ
ギングが小さくなって回転むらが低減するものとなる。
と突極P3からP4との2箇所に回転力を起こす磁束6
3.63が発生し、突極P2とP5の2箇所に比較的小
さな漏洩磁束64.64が発生し、突極P1、P6の端
間と突極P3、P4の端間とには漏洩磁束が殆ど発生し
ていない。この第9図の状態では漏洩磁束64.64が
第10図の漏洩磁束61.61より少なくなる減少分及
び漏洩磁束62.62がなくなる分だけ固定力が減少す
る。この結果、例えば回転角15度の位置で停止力とし
て作用する力が弱くなる。この停止力は電動機の回転に
伴って回転角度が、15度、45度、75度の位置で発
生するので、このように停止力が弱くなると、同時にコ
ギングが小さくなって回転むらが低減するものとなる。
したがって、この電動機により駆動されるファン装置で
の騒音や振動の発生を従来より低減することが可能であ
る。
の騒音や振動の発生を従来より低減することが可能であ
る。
上記各突極P1〜P6の外周面30は単に、その周方向
中央部が厚く、且つ両端部で薄くなっているだけではな
く、上記(1)式のサインカーブによって形成されてい
るので、外周面30と各永久磁石16′とのエアギャッ
プは回転子3の回転に伴い滑らかに増減するので、トル
クむらが更に減少し、−層重動機の低騒音化が達成され
る。
中央部が厚く、且つ両端部で薄くなっているだけではな
く、上記(1)式のサインカーブによって形成されてい
るので、外周面30と各永久磁石16′とのエアギャッ
プは回転子3の回転に伴い滑らかに増減するので、トル
クむらが更に減少し、−層重動機の低騒音化が達成され
る。
またこの実施例では、比較的容易に任意の形状に形成し
易い各突極P1〜P6の外周面30を、上記(1)式の
サインカーブに沿った形状に形成する一方、硬度が高く
て加工し難い永久磁石16° ・・16°には特殊な加
工を施す必要がなくなるので、生産性が向上する。
易い各突極P1〜P6の外周面30を、上記(1)式の
サインカーブに沿った形状に形成する一方、硬度が高く
て加工し難い永久磁石16° ・・16°には特殊な加
工を施す必要がなくなるので、生産性が向上する。
この実施例においては、上記外周面30を上記(1)式
のサインカーブによって形成したが、必ずしもこの形状
に限らず、少なくとも幅方向中央部で厚く、且つ両端部
で薄くなっている他の形状にしてもよい。また、外周面
30と上記第1図の三日月形の永久磁石16とを組み合
わせることも可能′である。
のサインカーブによって形成したが、必ずしもこの形状
に限らず、少なくとも幅方向中央部で厚く、且つ両端部
で薄くなっている他の形状にしてもよい。また、外周面
30と上記第1図の三日月形の永久磁石16とを組み合
わせることも可能′である。
(発明の効果)
上記のようにこの発明の第1請求項記載の電動機におい
ては、隣合う永久磁石間の周方向位置に位置する突極に
対して、これを固定しようとする永久磁石からの磁気力
が低下するので、コギングが小さくなり、回転むらが低
減される。
ては、隣合う永久磁石間の周方向位置に位置する突極に
対して、これを固定しようとする永久磁石からの磁気力
が低下するので、コギングが小さくなり、回転むらが低
減される。
また第2請求項記載の電動機においては、各永久磁石に
対して、回転子のケーシングにおける円筒状内周面に添
わせるという簡単な位置決め作業のみで組付けをなし得
、精密な位置決め作業は必要でないので、作業を容易に
行うことができる。
対して、回転子のケーシングにおける円筒状内周面に添
わせるという簡単な位置決め作業のみで組付けをなし得
、精密な位置決め作業は必要でないので、作業を容易に
行うことができる。
また第3請求項記載の電動機においては、上記ケーシン
グ内に生じる空間に固定部材を設け、これにより各永久
磁石の固定を行うので、接着等の煩雑な組付は作業は不
要となり、したがって組立作業性が向上する。
グ内に生じる空間に固定部材を設け、これにより各永久
磁石の固定を行うので、接着等の煩雑な組付は作業は不
要となり、したがって組立作業性が向上する。
更に第4請求項記載の電動機においては、固定子の突極
の外周面を特有の形状に形成することによって、固定子
の各突極の外周面と各永久磁石の内周面との離間距離を
、上記周方向中心部側よりも周方向両端部を大きくした
組付状態を得ることができる。このように、加工し易い
固定子の突極の外周面を上記特有の形状にすればよいの
で、生産性が向上する。
の外周面を特有の形状に形成することによって、固定子
の各突極の外周面と各永久磁石の内周面との離間距離を
、上記周方向中心部側よりも周方向両端部を大きくした
組付状態を得ることができる。このように、加工し易い
固定子の突極の外周面を上記特有の形状にすればよいの
で、生産性が向上する。
第1図はこの発明の一実施例における電動機の要部断面
図、第2図は上記電動機における固定部材の平面図、第
3図は上記固定部材の正面図、第4図は上記電動機を空
気調和機の室内機に内装されるクロスフローファンのフ
ァンロータに組付けて構成したファン装置の要部組立断
面図、第5図(a)〜(f)はそれぞれ上記電動機にお
ける回転子の回転位置と固定子に生じる磁束分布との関
係を示す模式図、第6図(a)〜(f)はそれぞれ従来
の電動機における回転子の回転位置と固定子に生じる磁
束分布との関係を示す模式図、第7図はこの発明の別の
実施例を示す要部組立断面図、第8図は別の実施例の固
定子を示す側面図、第9図は別の実施例の場合における
磁束分布を示す模式図、第10図は・従来の場合におけ
る磁束分布を示す模式図、第11図は従来の空気調和機
の室内機に内装されたファン装置の組立断面図である。 3・・・回転子、4・・・ケーシング、8・・・固定子
、16.16° ・・・永久磁石、26・・・固定部材
、30・・・外周面、P1〜P6・・・突極、F・・・
仮想円筒面。
図、第2図は上記電動機における固定部材の平面図、第
3図は上記固定部材の正面図、第4図は上記電動機を空
気調和機の室内機に内装されるクロスフローファンのフ
ァンロータに組付けて構成したファン装置の要部組立断
面図、第5図(a)〜(f)はそれぞれ上記電動機にお
ける回転子の回転位置と固定子に生じる磁束分布との関
係を示す模式図、第6図(a)〜(f)はそれぞれ従来
の電動機における回転子の回転位置と固定子に生じる磁
束分布との関係を示す模式図、第7図はこの発明の別の
実施例を示す要部組立断面図、第8図は別の実施例の固
定子を示す側面図、第9図は別の実施例の場合における
磁束分布を示す模式図、第10図は・従来の場合におけ
る磁束分布を示す模式図、第11図は従来の空気調和機
の室内機に内装されたファン装置の組立断面図である。 3・・・回転子、4・・・ケーシング、8・・・固定子
、16.16° ・・・永久磁石、26・・・固定部材
、30・・・外周面、P1〜P6・・・突極、F・・・
仮想円筒面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、放射状に延びる複数の突極(P1〜P6)を有する
固定子(8)と、この固定子(8)を径方向外方より囲
う位置で周状に配設される複数の永久磁石(16)を有
する回転子(3)とを設け、また各永久磁石(16)を
、周方向に隣合う内周面側が互いに異なる極となるべく
構成した電動機であって、上記各突極(P1〜P6)の
最外周面がそれぞれ位置する仮想円筒面(F)と上記各
永久磁石(16)における周方向両端部側の内周面との
間の離間距離を、上記仮想円筒面(F)と各永久磁石(
16)における周方向中心部側の内周面との間の離間距
離よりも大きくしていることを特徴とする電動機。 2、上記各永久磁石(16)を回転子(3)のケーシン
グ(4)における円筒状内周面に添わせて配設すべく各
永久磁石(16)の外周面を上記円筒状内周面とほぼ同
一半径の円弧面で形成する一方、上記各永久磁石(16
)の内周面を、上記半径よりも大きな半径の円弧面で形
成していることを特徴とする第1請求項記載の電動機。 3、上記ケーシング(4)の円筒状内周面に添わせて配
設された各永久磁石(16)の周方向端部側における内
周面に当接して永久磁石(16)の移動を阻止する非磁
性体材料より成る固定部材(26)を、上記ケーシング
(4)内における上記仮想円筒面(F)より外側の位置
に設けていることを特徴とする第2請求項記載の電動機
。 4、上記各永久磁石(16’)を回転子(3)のケーシ
ング(4)における円筒状内周面に添わせて配設すべく
各永久磁石(16’)の外周面を上記円筒状内周面とほ
ぼ同一半径の円弧面で形成すると共に、上記各永久磁石
(16’)の内周面を、上記半径よりも小さな半径で、
且つ同心の円弧面に形成する一方、上記突極(P1〜P
6)の周方向に延びた外周面(30)を、突極(P1〜
P6)の周方向両端部での上記各永久磁石(16’)と
の離間距離が、周方向中央部より大きくなるように形成
していることを特徴とする第1請求項記載の電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4496689A JPH02184253A (ja) | 1988-09-12 | 1989-02-23 | 電動機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-227959 | 1988-09-12 | ||
JP22795988 | 1988-09-12 | ||
JP4496689A JPH02184253A (ja) | 1988-09-12 | 1989-02-23 | 電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02184253A true JPH02184253A (ja) | 1990-07-18 |
Family
ID=26384933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4496689A Pending JPH02184253A (ja) | 1988-09-12 | 1989-02-23 | 電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02184253A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1793482A1 (fr) * | 2005-12-02 | 2007-06-06 | Moteurs Leroy-Somer | Machine électrique tournante à ondulations de couple réduites |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS639261U (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-21 |
-
1989
- 1989-02-23 JP JP4496689A patent/JPH02184253A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS639261U (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-21 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1793482A1 (fr) * | 2005-12-02 | 2007-06-06 | Moteurs Leroy-Somer | Machine électrique tournante à ondulations de couple réduites |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016152559A1 (ja) | 回転駆動装置または回転駆動装置を備える遠心式ポンプ装置 | |
JPH1182510A (ja) | ベアリングシステム及びこれを利用したブラシレスdcモータ | |
JP2004242453A (ja) | モータ | |
JP2003032988A (ja) | ブラシレスモータ、センサマグネットの取付構造及びセンサマグネットの着磁方法 | |
KR20010075499A (ko) | 자력 회전 장치 | |
JPH02184253A (ja) | 電動機 | |
JP2013192291A (ja) | ロータ及びモータ | |
JPH0389838A (ja) | 電動機 | |
JPH0670526A (ja) | ブラシレスモータ | |
JP2600187B2 (ja) | ファン装置 | |
KR20180138323A (ko) | 자속 집중형 모터 | |
JPH0251352A (ja) | ステッピングモータ | |
JPH01103146A (ja) | モータ | |
JPH02207192A (ja) | ファン装置 | |
JPH0274136A (ja) | 電動機とその製造方法 | |
JPH0245697A (ja) | ファン装置 | |
JP2646567B2 (ja) | 空調室内機用ファン装置 | |
JPH03198650A (ja) | ステッピングモータ | |
JP2000308291A (ja) | 電動機 | |
JPH01159497A (ja) | ファン装置 | |
JPH01290999A (ja) | ファン装置 | |
JPH0638480A (ja) | ブラシレスモータのロータ | |
JP2000116039A (ja) | モータ | |
WO2023189970A1 (ja) | 磁気浮上モータ | |
JPH07189983A (ja) | ファン装置 |