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JPH02104536A - シクロヘキセン類の製造方法および水素化用触媒 - Google Patents

シクロヘキセン類の製造方法および水素化用触媒

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Publication number
JPH02104536A
JPH02104536A JP25683488A JP25683488A JPH02104536A JP H02104536 A JPH02104536 A JP H02104536A JP 25683488 A JP25683488 A JP 25683488A JP 25683488 A JP25683488 A JP 25683488A JP H02104536 A JPH02104536 A JP H02104536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ruthenium
catalyst
reaction
hydrotalcites
supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25683488A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fukuhara
浩 福原
Fujinao Matsunaga
藤尚 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP25683488A priority Critical patent/JPH02104536A/ja
Publication of JPH02104536A publication Critical patent/JPH02104536A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C5/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms
    • C07C5/02Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by hydrogenation
    • C07C5/10Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by hydrogenation of aromatic six-membered rings
    • C07C5/11Partial hydrogenation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、単環芳香族炭化水素を部分水素化し、高選択
率、高収率で対応するシクロヘキセン類を製造する方法
に関するものである。
シクロヘキセン類は有機化学工業薬品の中間原料として
その価値が高く、特にポリアミド原料、リジン原料等と
して重要である。
〈従来の技術〉 シクロヘキセン類の製造方法としては、従来よりシクロ
ヘキサノール類の脱水反応、ハロゲン化シクロヘキサン
類の脱ハロゲン化水素反応、シクロへキシルアレン類の
クラッキング反応およびシクロヘキサン類の脱水素反応
または酸化脱水素反応など多くの方法が知られてぃる。
芳香族炭化水素化合物の部分水素化反応によるシクロヘ
キセン類の製造は、生成するシクロヘキセン類が、原料
の芳香族炭化水素化合物よりも通常は容易に反応するた
め、収率良くシクロヘキセン類を得ることが困難である
ことは周知である。
しかしながら、何れの方法も出発原料は芳香族炭化水素
化合物であることから、芳香族炭化水素化合物の部分水
素化反応により、シクロヘキセン類を収率よく得ること
が出来れば、反応工程は簡略化でき、工業的観点からも
好ましい。
かかる観点か−ら芳香族炭化水素化合物の部分水素化反
応によるシクロヘキセン類の製造方法が数多く提案され
ており、例えば、以下の方法を例示できる。
(1)水およびアルカリ剤と周期律表■族元素を含有す
る触媒組成物を用いる方法(特公昭56−22850号
公報)。
(2)銅、銀、コバルトまたはカリウムを含有するルテ
ニウム触媒と、水およびリン酸塩化合物を使用する方法
(特公昭56−4536号公報)。
(3)シリカまたはアルミナ等金属酸化物に、主にルテ
ニウムを担持させた触媒、水および硫酸コバルトの存在
下、部分水素化する方法(特開昭57−130926号
公報)。
(4)ニッケル、コバルト、クロム、チタンまたはジル
コニウムの酸化物に担持したルテニウム触媒を用い、ア
ルコールまたはエステルを添加物として用いる方法(特
公昭52−3933号公報)。
(5)ルテニウムグリコキシドおよびケイ酸エチルの混
合溶液を加水分解した後、400℃で水素還元して調製
したルテニウム−シリカ触□媒および水の存在下、部分
水素化する方法(特開昭59−155328号公報)。
(6)ルテニウム触媒を用い、酸化亜鉛および水酸化亜
鉛の少なくとも1種を反応系に活性化成分として添加し
て反応を行う方法(特開昭59−184138号公報)
(7)水溶性亜鉛化合物の共存下、予め亜鉛を含有した
ルテニウムを還元して調製した触媒を用いて部分水素化
する方法(特開昭62−45544号公報)。
(8)硫酸バリウムを担体とし、これにルテニウムを主
成分とする金属元素を担持した触媒を用いて部分水素化
を行うに当たって、二酸花ケイ素、二酸化チタンおよび
酸化アルミニウムの一種を共存させて反応を行う方法(
特開昭62−61935号公報)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、これら従来公知の方法では、目的とする
シクロヘキセン類の選択率を高めるため、原料の転化率
を低く抑える必要があったり、反応速度が極めて小さい
など、一般にシクロヘキセン類の収拳ならびに生産性が
低い。
また多量の添加物を共存させるため、反応系が複雑にな
る、あるいは装置耐蝕性が問題になるなど、必ずしも、
実用的なシクロヘキセン類の製造方法となっていないの
が実情である。
本発明の目的はこれら従来技術の欠点を改良し、工業的
に有利なシクロヘキセン類の製造方法およびその製造時
に用いる触媒を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明者らは、かかる問題点を解決すべく、単環芳香族
炭化水素類の部分水素化反応における□シクロヘキセン
類の選択率および収率を向上させる方法について鋭意検
討し、ハイドロタルサイト類、および/または水和によ
りハイドロタルサイト構造になる化合物に、ルテニウム
イオンを吸着させ、これを還元して調製してなる触媒が
好成績を与えることを見いだし先に提案した。 本発明
者らはさらなる触媒性能の向上を目指して検討を重ねた
結果、新たに見いだした触媒系がシクロヘキセン類の選
択率および収率を向上させることが分かり本発明に到達
した。
即ち、本発明は、単環芳香族炭化水素を水の共存下、水
素により部分水素化してシクロヘキセン類を製造する方
法において、周期律表IV B族元素の中から選ばれた
少なくとも1 fi以上の金属をルテニウムとともにハ
イドロタルサイト類および/または水和によりハイドロ
タルサイト構造に成る化合物に複合担持して調製した触
媒を用いることを特徴とするシクロヘキセン類の製造方
法を提供する。
また、本発明は、周期律表IVB族元素の中から選ばれ
た少なくとも1種以上の金属をルテニウムとともにハイ
ドロタルサイト類および/または水和によりハイドロタ
ルサイト構造に成る化合物に複合担持してなることを特
徴とする水素化用触媒を提供する。
以下に本発明の構成を詳述する。
本発明の原料となる単環芳香族炭化水素は、ベンゼン類
、トルエン類、キシレン類、低級アルキルベンゼン類を
用いる。
具体的には、ベンゼン、クロルベンゼン、とドロキシベ
ンゼン、メトキシベンゼン、トルエン、クロルトルエン
、クレゾール、キシレン、キシレノール、シクロヘキシ
ルベンゼン等が例示される。
本発明の触媒は、単環芳香族炭化水素の部分水添反応を
行うために次のように調製され、この触媒を用いてシク
ロヘキセン類が製造される。
すなわち、ハイドロタルサイト類にルテニウムイオンを
まず吸着担持させ、さらに周期律表IVB族元素、例え
ばチタン、ジルコニウム、あるいはハフニウム等の中か
ら選ばれた少なくとも1種以上の金属イオンを複合担持
させたのち、次いでこれを還元することにより部分水素
化触媒を調製する。 この時、先に周期律表IVB族元
素をハイドロタルサイト類に担持させ、さらにルテニウ
ムイオンを吸着担持させてもよく、担持させる順序は問
わない。
本発明において、触媒に用いる担体はハイドロタルサイ
ト類、または水和によりハイドロタルサイト構造に成る
化合物であれば特に限定されない。
好ましくは、下記0式のハイドロタルサイト類、および
これらを焼成して得られる酸化物固溶体で水和によりハ
イドロタルサイト構造に成る■式に示される構造の化合
物である。
・・・■ ここで、 M”:Mg2°、 Mn”、 Fe’°、 Co”、N
 i ”、Cu ”、Zn”などの2価金属、あるいは
これらの混合物 M”: A 1 ”、Fe”、Cr”、Co”、In”
などの3価金属、あるいはこれ らの混合物 An−二OH−、F−、Cビ、Br−1NO、−1co
、’−、SO4”−、 CHs COO−、シュウ酸イオン、サリチル酸イオン
などのn価のアニオン、あるいはこれらの混合物 Xは、O<x≦0.33 ■式、■式の化合物単独で用いてもよいし、混合物であ
ってもよい。
ハイドロタルサイト類に吸着または担持させるルテニウ
ムイオンは有価のルテニウム化合物であればいかなるも
のでもよい。 使用できるルテニウム化合物は、例えば
、塩化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩等の塩、アセチルア
セトナト錯塩、アンミン錯塩等の錯体等であるが、特に
3価もしくは4価のルテニウム化合物が入手し易く、ま
た、取り扱いも容易であるので好ましい。
本発明において、ハイドロタルサイト類に吸着または担
持させるルテニウムイオンの量はハイドロタルサイト類
に対して0.01〜1゜重量%に調整される。 吸着量
が0.01重量%より少ないと、多量の触媒を調製しな
ければならず、経済的でない。 一方、必要量以上のル
テニウムを吸着させることも、経済的ではない。
本発明において、ルテニウムに組み合わせて複合担持す
る周期律表IVB族元素、例えばチ)ン、ジルコニウム
、あるいはハフニウム等は有価の当該化合物である。 
使用できる化合物の形としては水溶性の塩、例えば、塩
化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、あるいはアセチルアセ
トナト錯塩、アンミン錯塩等の錯体が挙げられる。
チタン、ジルコニウム、あるいはハフニウム等の化合物
をルテニウムに組み合わせる場合、1種でも良いし、複
数の化合物を組み合わせても良い、 これら第2成分の
担持量としては、ルテニウムに対する原子比として0.
05〜10、好ましくは0.1〜5の範囲である。
ハイドロタルサイト類に吸着担持させたルテニウムイオ
ンと周期律表IVB族元素、例えばチタン、ジルコニウ
ム、あるいはハフニウム等の中から選ばれた少なくとも
1種以上の金属イオンは還元処理することにより、金属
状態のルテニウムおよびチタン、ジルコニウム、あるい
はハフニウム等の中から選ばれた金属塩の金属に変換さ
れる。
この還元処理に先立って、必要に応じ加熱処理すること
もできる。 加熱処理に要する温度は300〜700℃
の範囲が好ましい。
還元方法としては、一般的なルテニウムの還元方法を応
用することができる。 例えば、気相において水素で還
元する方法、液相において水素もしくは適当な化学還元
剤、例えば、NaBH4やホルマリン等を用いて還元す
ることができるが、水素により気相もしくは液相で還元
する方法が好ましい。
本発明の方法においては、水の共存が必要である。 水
の量としては、反応形式によって異なるが、一般的には
用いる単環芳香族炭化水素ニ対して0.1〜50重量倍
共存させることができる。 ただし水の量は、反応条件
下において、原料および生成物を主成分とする有機相と
、水相が2液相を形成する量とすることが必要である。
 反応条件下において均一相となるような掻く微量の水
の共存、あるいは著しく多量の水の共存は、水の効果を
減少させる。
また、水の量が多すぎると、反応器を大きくする必要が
生じ、経済的でない。 したがって、実用的には0.5
〜10重量倍共存させることが望ましい。
本発明の方法においては、必要に応じて水に変えて、ア
ルカリ水溶液を用いることができる。 アルカリ水溶液
中のpHは7以上であればよく、またアルカリの濃度と
しては、例えば、水酸化ナトリウム溶液で10%の濃度
まで使用できる。
本発明の方法における部分水素化反応は、通常、液相懸
濁法で連続的に、あるいは回分的に行われるが、固定床
方式で行うこともできる。
反応条件は、触媒調製に用いるハイドロタルサイト類の
種類や、吸着担持したルテニウムの量によって適宜選択
されるが、通常、水素圧は1〜200 k g f /
 c m ’ 、好ましくは10〜100kgf/cm
2の範囲である。 反 広温度は50〜250℃、好ま
しくはioo〜200℃の範囲である。 反応時間は目
的とするシクロヘキセン類の選択率、収率によって適宜
選択される。 通常数分ないし数時間である。
本発明の触媒は、ハイドロタルサイト類および/または
水和によりハイドロタルサイト構造になる化合物に、周
期律表IVB族元素、例えばチタン、ジルコニウムある
いはハフニウム等の中から選ばれた少なくとも1種以上
の金属と、ルテニウムを複合担持させた触媒であり、ル
テニウムイオンとチタン、ジルコニウムあるいはハフニ
ウム等の中から選ばれた少なくとも1種以上の金属イン
オは担体への担持が高度に分散化され、チタン、ジルコ
ニウムあるいはハフニウム等の中から選ばれた少なくと
も1種以上の金属とルテニウムがハイドロタルサイト類
の結晶格子の中に入り込むため、ルテニウムとチタン、
ジルコニウムあるいはハフニウム等の中から選ばれた少
なくとも1211以上の金属とが強く相互作用を発揮し
、高い触媒性能を発現する。
従って、この触媒を用いて、単環芳香族炭化水素類の部
分水素化反応を行えば、従来にない高い選択率、収率で
シクロヘキセン類を得ることができる。
〈実施例〉 以下に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明は、これら実施例によって何ら限定されるも
のではない。
(実施例1)8 攪拌機、還流冷却器、および固体粉末投入口を備えた3
00mj2のセパラブルフラスコにRuC15・XH2
0(Ru含量c a、45%)0.50gおよびイオン
交換水200mJlを仕込んだ。 室温下、窒素気流中
フラスコ内容物を攪拌しながら、亜鉛およびアルミニウ
ムとから構成されるハイドロタルサイト(組成ZnO5
7,8%、Al2O310,6%、CO25,0%)5
.0gを一気に投入した。 室温下に、4時間攪拌を行
った。 さらに80℃に温度を上げて4時間攪拌を続け
た。
ルテニウムのハイドロタルサイトへの吸着が完了すると
、水に溶解した三塩化ルテニウムの茶褐色の色が完全に
無くなり、ルテニウムが吸着されたことが確認された。
 ルテニウムの吸着したハイドロタルサイトは遠心沈降
機を用いて固液分離した。 得られた固形物を窒素気流
下に風乾して、ルテニウムを吸着担持したハイドロタル
サイト触媒の前駆体5.48を得た。
該前前駆体1.0gを採りイオン交換水50mJZに分
散させた。 該分散液を攪拌しながら、この中に20%
のTiC1,水溶液0.128gをイオン交換水50m
jZに溶解した溶液を室温下に添加した。 室温下で4
時間攪拌を行い、さらに80℃に温度を上げて4時間攪
拌を続けた。 ルテニウムとチタンを複合担持したハイ
ドロタルサイトは再び遠心沈降機を用いて固液分離し、
さらに得られた固形物を窒素気流下に風乾した。
かくして、ルテニウム4.3%、チタン0.8%をハイ
ドロタルサイトに担持した触媒の前駆体1.1gが調製
できた。
この前駆体0.5gを採り150℃、常圧の条件下に水
素を30mJ!/分で7時間流して気相還元処理を行っ
て、部分水素化反応の触媒に仕上げた。
得られた触媒0.5gを1%−NaOH水溶液160g
およびベンゼン40gとともに内容Ji 500 m 
ftのチタン製のオートクレーブに仕込み、窒素でガス
置換した後、昇温を開始した。 オートクレーブの内湯
が150℃に達したところで、水素を35 k g f
 / c m 2まで圧入した。 水素化反応の進行に
ともない、圧力が低下するので随時水素を補給して35
kgf/cm”の圧力を保つようにした。
50分間反応を行ったところで、反応混合物の一部を抜
きだし、油相と水相を分離し、油相をガスクロマトグラ
フィーにて分析した結果、ベンゼン転化率21.0%、
シクロヘキセン収率16.6%(選択率79.0%)の
反応成績であった。
更に反応を続け、反応時間が90分経過したところで反
応を停止した。 オートクレーブを冷却して、内容物を
取り出した。 油相と水相を分離し、油相をガスクロマ
トグラフィーにて分析した結果、ベンゼン転化率44.
2%、シクロヘキセン収率2962%(選択率66.0
%)の反応成績であった。
(比較例1) 実施例1において得られる触媒前前駆体(ハイドロタル
サイトにルテニウムのみを担持した段階のもの)0.5
gを実施例1と同様に水素により気相還元処理した後、
ベンゼンの部分水添反応を行った。 反応時間60分時
の途中サンプル、および140分経過反応を停止させた
ときの反応混合物を分析した結果、下記の反応成績が得
られた。
反応 ベンゼン シクロヘキセン (選択率)時間 転
化率  収 率 140  40.9   24.7      (60
,3)(実施例2) 実施例1で得た前前駆体1.0gに実施例1と同様の操
作でジルコニウムを担持した。
触媒前駆体へのルテニウムとジルコニウムの担持量はそ
れぞれ4゜3%、0.8%である。
得られた触媒前駆体0.5gを用いて、実施例1と同様
な気相還元前処理、ベンゼン部分水添反応を行った結果
、下記の反応成績が得られた。
反応 ベンゼン シクロヘキセン (選択率)時間 転
化率  収 率 (実施例3) 実施例1で得た触媒前前駆体1.Ogに実施例1と同様
の操作でハフニウムを担持した。
触fi前駆体へのルテニウムとジルコニウムの担持量は
それぞれ4.3%、0.8%である。
得られた触媒前駆体0.5gを用いて、実施例1と同様
な気相還元前処理、ベンゼン部分水添反応を行った結果
、下記の反応成績が得られた。
反応 ベンゼン シクロヘキセン (選択率)時間 転
化率  収 率 (実施例4) 実施例1において、チタンの担持量を1.6%に変えた
ほかは、実施例1と同様に行った。
下記の反応成績が得られた。
反応 ベンゼン シクロヘキセン (選択率)時間 転
化率  収 率 (実施例5) 実施例1において、チタンの担持量を2.4%に変えた
ほかは、実施例1と同様に行った。
下記の反応成績が得られた。
反応 ベンゼン シクロヘキセン (選択率)時間 転
化率  収 率 実施例1〜実施例3および比較例1の実験データにつき
、ベンゼン転化率とシクロヘキセン選択率の関係を第1
図に示した。
第1図から、ルテニウムと周期律表■B族元素のチタン
、ジルコニウム、ハフニウム等から選ばれた金属をハイ
ドロタルサイトに複合担持した触媒系がルテニウムのみ
を担持した触媒系より優れていることが例証される。 
なお、図中Ru / HT等の表示はハイドロタルサイ
ト担体にルテニウム等を担持した触媒であることを表す
〈発明の効果〉 本発明の製造方法は、周期律表IVB族元素から選ばれ
た少なくとも1種以上の金属をルテニウムとともにハイ
ドロタルサイト類等に複合担持した触媒を用いるので、
単環芳香族炭化水素類が高転化率で部分水素化され、高
い選択率、収率でシクロヘキセン類を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、ベンゼン転化率とシクロヘキセン選択率の関
係を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単環芳香族炭化水素を水の共存下、水素により部
    分水素化してシクロヘキセン類を製造する方法において
    、周期律表IVB族元素の中から選ばれた少なくとも1種
    以上の金属をルテニウムとともにハイドロタルサイト類
    および/または水和によりハイドロタルサイト構造に成
    る化合物に複合担持して調製した触媒を用いることを特
    徴とするシクロヘキセン類の製造方法。
  2. (2)周期律表IVB族元素の中から選ばれた少なくとも
    1種以上の金属をルテニウムとともにハイドロタルサイ
    ト類および/または水和によりハイドロタルサイト構造
    に成る化合物に複合担持してなることを特徴とする水素
    化用触媒。
JP25683488A 1988-10-12 1988-10-12 シクロヘキセン類の製造方法および水素化用触媒 Pending JPH02104536A (ja)

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