JPH0210295Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210295Y2 JPH0210295Y2 JP1983098619U JP9861983U JPH0210295Y2 JP H0210295 Y2 JPH0210295 Y2 JP H0210295Y2 JP 1983098619 U JP1983098619 U JP 1983098619U JP 9861983 U JP9861983 U JP 9861983U JP H0210295 Y2 JPH0210295 Y2 JP H0210295Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flywheel
- cooling fan
- starting pulley
- combustion engine
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関とりわけ強制空冷式の汎用内
燃機関における冷却フアン取付装置に関する。
燃機関における冷却フアン取付装置に関する。
従来、この種の冷却フアンの取付装置におい
て、内燃機関のクランク軸等の回転軸にフライホ
イールをキー等で回り止め的に嵌合し、そのフラ
イホイールの側面に冷却フアンとリコイルスター
タの始動用プーリとをその順に重ね合せて上記回
転軸にねじ込んだナツト等で共締め固定すると共
に、始動用プーリと冷却フアンおよびフライホイ
ールとを互いに回り止め固定したものは知られて
いる(例えば特公昭58−13735号公報参照)。
て、内燃機関のクランク軸等の回転軸にフライホ
イールをキー等で回り止め的に嵌合し、そのフラ
イホイールの側面に冷却フアンとリコイルスター
タの始動用プーリとをその順に重ね合せて上記回
転軸にねじ込んだナツト等で共締め固定すると共
に、始動用プーリと冷却フアンおよびフライホイ
ールとを互いに回り止め固定したものは知られて
いる(例えば特公昭58−13735号公報参照)。
ところが、上記従来のものはフライホイールの
側面に配設した冷却フアンの円形軸孔(中央穴)
の開口縁部をフライホイール側面から斜め外方に
浮かせて有底筒状の始動用プーリの底面縁部に当
接させ、、その冷却フアンの軸穴開口縁部に形成
した凹部に、フライホイールの円形ボス部周面に
形成した凸部を係合させた構成であるから、上記
冷却フアンの軸穴の開口縁部が振動等で軸方向も
しくは周方向にずれるおそれがあり、必ずしも確
実に回り止め固定できない不都合があつた。特に
合成樹脂製の冷却フアンにあつてはフライホイー
ルとの凹凸係合部が次第に変形してがたつきを生
ずる等のおそれがあつた。
側面に配設した冷却フアンの円形軸孔(中央穴)
の開口縁部をフライホイール側面から斜め外方に
浮かせて有底筒状の始動用プーリの底面縁部に当
接させ、、その冷却フアンの軸穴開口縁部に形成
した凹部に、フライホイールの円形ボス部周面に
形成した凸部を係合させた構成であるから、上記
冷却フアンの軸穴の開口縁部が振動等で軸方向も
しくは周方向にずれるおそれがあり、必ずしも確
実に回り止め固定できない不都合があつた。特に
合成樹脂製の冷却フアンにあつてはフライホイー
ルとの凹凸係合部が次第に変形してがたつきを生
ずる等のおそれがあつた。
本考案は始動用プーリと冷却フアンおよびフラ
イホイールの三者、特に冷却フアンを構造簡単に
かつ確実に回り止め固定することを目的として、
以下の構成としたものである。
イホイールの三者、特に冷却フアンを構造簡単に
かつ確実に回り止め固定することを目的として、
以下の構成としたものである。
即ち、内燃機関のクランク軸等の回転軸1にフ
ライホイール2をキー1a等で回り止め的に嵌合
し、そのフライホイール2の側面に冷却フアン3
と始動用プーリ4をその順に重ね合せて上記回転
軸1にねじ込んだナツト5等で共締め固定した内
燃機関において、上記始動用プーリ4の取付底面
の軸孔周方に非円形の突出部41を形成して、そ
の突出部と略同形同大に形成した冷却フアン3の
対応孔31に嵌合すると共に、始動用プーリ4と
フライホイール2とを凹凸係合させて始動用プー
リ4と冷却フアン3およびフライホイール2とを
互いに回り止め的に結合し、上記冷却フアン3の
対応孔31の周辺部をフライホイール2と始動用
プーリ4との間に挟んで固定したことを特徴とす
る。
ライホイール2をキー1a等で回り止め的に嵌合
し、そのフライホイール2の側面に冷却フアン3
と始動用プーリ4をその順に重ね合せて上記回転
軸1にねじ込んだナツト5等で共締め固定した内
燃機関において、上記始動用プーリ4の取付底面
の軸孔周方に非円形の突出部41を形成して、そ
の突出部と略同形同大に形成した冷却フアン3の
対応孔31に嵌合すると共に、始動用プーリ4と
フライホイール2とを凹凸係合させて始動用プー
リ4と冷却フアン3およびフライホイール2とを
互いに回り止め的に結合し、上記冷却フアン3の
対応孔31の周辺部をフライホイール2と始動用
プーリ4との間に挟んで固定したことを特徴とす
る。
上記始動用プーリ4の非円形突出部41は軸孔
40に対して偏心部であればよく、図の場合は略
三角形に形成したが、四角形、長円形その他適宜
である。
40に対して偏心部であればよく、図の場合は略
三角形に形成したが、四角形、長円形その他適宜
である。
上記非円形突出部41に対する冷却フアン3の
対応孔31は非円形突出部41と略同形同大に形
成して嵌合し、対応孔31の周辺部を始動用プー
リ4とフライホイール2との間に挟んで固定して
いる。
対応孔31は非円形突出部41と略同形同大に形
成して嵌合し、対応孔31の周辺部を始動用プー
リ4とフライホイール2との間に挟んで固定して
いる。
又始動用プーリ4とフライホイール2とを回り
止め結合させるための凹凸係合は、始動用プーリ
4の非円形突出部41の先端部が嵌合するそれと
略同形の凹面をフライホイール2の軸孔20の周
方に形成する。あるいは図示例のように非円形突
出部41に突起41aを形成し、その突起41a
に係合する凹部21又は孔をフライホイール2に
形成してもよい。
止め結合させるための凹凸係合は、始動用プーリ
4の非円形突出部41の先端部が嵌合するそれと
略同形の凹面をフライホイール2の軸孔20の周
方に形成する。あるいは図示例のように非円形突
出部41に突起41aを形成し、その突起41a
に係合する凹部21又は孔をフライホイール2に
形成してもよい。
なお、上記フライホイール2・冷却フアン3の
周辺部には互いに嵌合する凹凸部22,32を必
要に応じて設けてフアン3のばたつきを防ぐを可
とする。
周辺部には互いに嵌合する凹凸部22,32を必
要に応じて設けてフアン3のばたつきを防ぐを可
とする。
第1図中6はクランクケース、7はシリンダバ
レル、8はフアンカバー、9はリコイルスタータ
カバー、10はスタータグリツプ、11はスター
タロープ、12はロープリール、13はクラツチ
爪、14は始動用プーリに設けたクラツチ爪係合
孔を示す。
レル、8はフアンカバー、9はリコイルスタータ
カバー、10はスタータグリツプ、11はスター
タロープ、12はロープリール、13はクラツチ
爪、14は始動用プーリに設けたクラツチ爪係合
孔を示す。
本考案は上記の構成であるから、始動用プーリ
4に形成した非円形の突出部41を冷却フアン3
の対応孔31に係合させると共に、上記非円形突
出部41をそれと略同形に形成したフライホイー
ルの凹面に凹凸係合させ、あるいは上記突出部4
1に形成した突起41aをフライホイールに形成
した凹部21又は孔に凹凸係合させるだけで極め
て容易かつ確実に回り止め的に結合できる。又上
記の非円形突出部41は例えば始動用プーリ4を
プレス成形する際に同時に成形することによつて
簡単・安価に製作できると共に、その突出部41
が補強リブの作用をして始動用プーリ4のフライ
ホイールに対する取付底面を補強することができ
る。
4に形成した非円形の突出部41を冷却フアン3
の対応孔31に係合させると共に、上記非円形突
出部41をそれと略同形に形成したフライホイー
ルの凹面に凹凸係合させ、あるいは上記突出部4
1に形成した突起41aをフライホイールに形成
した凹部21又は孔に凹凸係合させるだけで極め
て容易かつ確実に回り止め的に結合できる。又上
記の非円形突出部41は例えば始動用プーリ4を
プレス成形する際に同時に成形することによつて
簡単・安価に製作できると共に、その突出部41
が補強リブの作用をして始動用プーリ4のフライ
ホイールに対する取付底面を補強することができ
る。
また上記冷却フアン3の前記対応孔31の周辺
部を始動用プーリ4とフライホイール2との間に
挟んで固定したことにより、上記対応孔31の縁
部が振動等で軸方向もしくは周方向にずれるのが
防止され、前記の非円形突出部41と上記対応孔
31との嵌合状態を確実に保持させることができ
る。従つて例えば合成樹脂製の冷却フアンを用い
た場合にも、上記凸面41に嵌合する対応孔31
がずれて変形等するのが防止され、長期間安定に
回り止め固定できる等の効果がある。
部を始動用プーリ4とフライホイール2との間に
挟んで固定したことにより、上記対応孔31の縁
部が振動等で軸方向もしくは周方向にずれるのが
防止され、前記の非円形突出部41と上記対応孔
31との嵌合状態を確実に保持させることができ
る。従つて例えば合成樹脂製の冷却フアンを用い
た場合にも、上記凸面41に嵌合する対応孔31
がずれて変形等するのが防止され、長期間安定に
回り止め固定できる等の効果がある。
第1図は本考案冷却フアンの取付装置を適用し
た内燃機関の一部の縦断面図、第2図はその要部
の分解斜視図である。 1は回転軸、2はフライホイール、3は冷却フ
アン、31は対応孔、4は始動用プーリ、41は
非円形突出部、5はナツト。
た内燃機関の一部の縦断面図、第2図はその要部
の分解斜視図である。 1は回転軸、2はフライホイール、3は冷却フ
アン、31は対応孔、4は始動用プーリ、41は
非円形突出部、5はナツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内燃機関の回転軸にフライホイールを回り止
め的に嵌合し、そのフライホイールの側面に冷
却フアンと始動用プーリをその順に重ね合せて
上記回転軸にねじ込んだナツト等で共締め固定
した内燃機関において、 上記始動用プーリの取付底面の軸孔周方に非
円形の突出部を形成して、その突出部と略同形
同大に形成した冷却フアンの対応孔に嵌合する
と共に、始動用プーリとフライホイールとを凹
凸係合させて始動用プーリと冷却フアンおよび
フライホイールとを互いに回り止め的に結合
し、上記冷却フアンの対応孔の周辺部をフライ
ホイールと始動用プーリとの間に挟んで固定し
たことを特徴とする内燃機関の冷却フアン取付
装置。 (2) 前記始動用プーリとフライホイールとの凹凸
係合は、始動用プーリに形成した前記の非円形
の突出部の先端部を、その突出部と略同形に形
成したフライホイールの凹面に嵌合させてなる
実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の内燃機関
の冷却フアン取付装置。 (3) 前記始動用プーリとフライホイールとの凹凸
嵌合は、始動用プーリの前記非円形の突出部に
形成した突起を、フライホイールに形成した凹
部または孔に係合させてなる実用新案登録請求
の範囲第(1)項記載の内燃機関の冷却フアン取付
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9861983U JPS604764U (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | 内燃機関の冷却フアン取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9861983U JPS604764U (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | 内燃機関の冷却フアン取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS604764U JPS604764U (ja) | 1985-01-14 |
JPH0210295Y2 true JPH0210295Y2 (ja) | 1990-03-14 |
Family
ID=30234062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9861983U Granted JPS604764U (ja) | 1983-06-24 | 1983-06-24 | 内燃機関の冷却フアン取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604764U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62104790A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-15 | Seikosha Co Ltd | ポ−タブルスタンプ |
JP2532365Y2 (ja) * | 1988-04-18 | 1997-04-16 | トヨタ自動車株式会社 | 回転軸用ダンパ |
JP5416262B2 (ja) * | 2012-08-22 | 2014-02-12 | スターテング工業株式会社 | リコイルスタータ |
WO2018062468A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の冷却ファン |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813735A (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-26 | 丸一産業株式会社 | 伸縮性糸及びその製造方法 |
-
1983
- 1983-06-24 JP JP9861983U patent/JPS604764U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813735A (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-26 | 丸一産業株式会社 | 伸縮性糸及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS604764U (ja) | 1985-01-14 |
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