JPH059555Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059555Y2 JPH059555Y2 JP1987116773U JP11677387U JPH059555Y2 JP H059555 Y2 JPH059555 Y2 JP H059555Y2 JP 1987116773 U JP1987116773 U JP 1987116773U JP 11677387 U JP11677387 U JP 11677387U JP H059555 Y2 JPH059555 Y2 JP H059555Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- pulley member
- hub
- outer circumferential
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pulleys (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、エンジンのクランクシヤフト等回転
軸の捩り振動を主に吸収するトーシヨナルダンパ
に関する。
軸の捩り振動を主に吸収するトーシヨナルダンパ
に関する。
上記トーシヨナルダンパの一種として、第3図
に示すように、鋳物からなりクランクシヤフトの
軸端に装着されるハブ101の外周側に、ゴム1
02を介して同じく鋳物からなる振動リング10
3を同芯的に接合したトーシヨナルダンパにおい
て、該ダンパに伝達される前記クランクシヤフト
からの回転力を他の機器の駆動源として利用する
目的で、振動リング103の外周面にプーリ溝1
04を形成し、あるいは(および)ハブ101の
一側に板金製のプーリ部材105をボルト106
によつて固着したものがある。
に示すように、鋳物からなりクランクシヤフトの
軸端に装着されるハブ101の外周側に、ゴム1
02を介して同じく鋳物からなる振動リング10
3を同芯的に接合したトーシヨナルダンパにおい
て、該ダンパに伝達される前記クランクシヤフト
からの回転力を他の機器の駆動源として利用する
目的で、振動リング103の外周面にプーリ溝1
04を形成し、あるいは(および)ハブ101の
一側に板金製のプーリ部材105をボルト106
によつて固着したものがある。
しかし、ハブ101にプーリ部材105をボル
ト106で固着する場合、ハブ101を、少なく
ともボルト螺着部分107の肉厚を大きくする必
要があるため重量が増大し、ハブ101にボルト
穴108を穿ちタツプ加工を行なうため加工コス
トも高く、さらにボルト106やワツシヤ109
が必要であるため部品数が多くなつてしまう欠点
があつた。
ト106で固着する場合、ハブ101を、少なく
ともボルト螺着部分107の肉厚を大きくする必
要があるため重量が増大し、ハブ101にボルト
穴108を穿ちタツプ加工を行なうため加工コス
トも高く、さらにボルト106やワツシヤ109
が必要であるため部品数が多くなつてしまう欠点
があつた。
そこで本考案は、ダンパの軽量化を図るととも
に加工コストや部品点数を削減することを目的と
してなされたものである。
に加工コストや部品点数を削減することを目的と
してなされたものである。
上記目的を達成するため、本考案のトーシヨナ
ルダンパは、鋳物製のハブに外周輪を設け、前記
外周輪の外周側にゴムを介して振動リングを接続
し、前記ハブに板金製のプーリ部材を固着したト
ーシヨナルダンパにおいて、前記プーリ部材にプ
ーリ溝を有するプーリ部材本体より大径の嵌合輪
を設け、前記外周輪の内周側に前記嵌合輪を嵌着
し、前記外周輪の内周面に凹部を設け、前記嵌合
輪の外周面に凸部を設け、前記凹部と前記凸部を
係合したことを特徴とする。
ルダンパは、鋳物製のハブに外周輪を設け、前記
外周輪の外周側にゴムを介して振動リングを接続
し、前記ハブに板金製のプーリ部材を固着したト
ーシヨナルダンパにおいて、前記プーリ部材にプ
ーリ溝を有するプーリ部材本体より大径の嵌合輪
を設け、前記外周輪の内周側に前記嵌合輪を嵌着
し、前記外周輪の内周面に凹部を設け、前記嵌合
輪の外周面に凸部を設け、前記凹部と前記凸部を
係合したことを特徴とする。
鋳物製のハブの外周輪の内周側に板金製のプー
リ部材に設けた嵌合輪を所定の締め代をもつて嵌
着し、これによりハブとプーリ部材を一本化す
る。また外周輪の内周面に凹部を設け、嵌合輪の
外周面に凸部を設け、この凹部と凸部を係合し、
これによりプーリ部材がハブから抜落するのを防
止する。
リ部材に設けた嵌合輪を所定の締め代をもつて嵌
着し、これによりハブとプーリ部材を一本化す
る。また外周輪の内周面に凹部を設け、嵌合輪の
外周面に凸部を設け、この凹部と凸部を係合し、
これによりプーリ部材がハブから抜落するのを防
止する。
つぎに、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第1図に示すように、鋳物製のハブ1に外周輪
1aが成形され、外周輪1aの外周側にゴム2を
介して鋳物製の振動リング3が接続され、ハブ1
に板金製のプーリ部材4が固着されている。プー
リ部材4はプーリ溝4bを有するプーリ部材本体
4aに該プーリ部材本体4aより大径の嵌合輪4
cを一体成形したものであつて、この嵌合輪4c
を外周輪1aの内周側に所定の締め代をもつて嵌
着されている。また外周輪1aの内周面に凹部5
が形成され、嵌合輪4cの外周面にポンチ加工に
よつて凸部6が形成され、この凹部5と凸部6が
係合している。
1aが成形され、外周輪1aの外周側にゴム2を
介して鋳物製の振動リング3が接続され、ハブ1
に板金製のプーリ部材4が固着されている。プー
リ部材4はプーリ溝4bを有するプーリ部材本体
4aに該プーリ部材本体4aより大径の嵌合輪4
cを一体成形したものであつて、この嵌合輪4c
を外周輪1aの内周側に所定の締め代をもつて嵌
着されている。また外周輪1aの内周面に凹部5
が形成され、嵌合輪4cの外周面にポンチ加工に
よつて凸部6が形成され、この凹部5と凸部6が
係合している。
上記構成のトーシヨナルダンパは、鋳物製のハ
ブ1の外周輪1aの内周側に板金製のプーリ部材
4に成形した嵌合輪4cを所定の締め代をもつて
嵌着したために、ハブ1とプーリ部材4を一体化
して両部材の相対移動を防止し、特に、外周輪1
aの内周面に凹部5を形成し、嵌合輪4cの外周
面に凸部6を形成し、この凹部5と凸部6を係合
したために、プーリ部材4がハブ1から抜落する
のを防止することができ、これらの効果を当該ト
ーシヨナルダンパを軽量化し、更に加工コストや
部品点数を削減した上で実現することが可能であ
る。
ブ1の外周輪1aの内周側に板金製のプーリ部材
4に成形した嵌合輪4cを所定の締め代をもつて
嵌着したために、ハブ1とプーリ部材4を一体化
して両部材の相対移動を防止し、特に、外周輪1
aの内周面に凹部5を形成し、嵌合輪4cの外周
面に凸部6を形成し、この凹部5と凸部6を係合
したために、プーリ部材4がハブ1から抜落する
のを防止することができ、これらの効果を当該ト
ーシヨナルダンパを軽量化し、更に加工コストや
部品点数を削減した上で実現することが可能であ
る。
また上記構成のトーシヨナルダンパにおいて
は、プーリ溝4bの外周側に無端ベルト(図示せ
ず)が所定の張力をもつて巻架され、プーリ部材
4がこの張力により引つ張られて変形したときに
プーリ部材4の嵌合輪4cがハブ1の外周輪1a
に押し付けられるように変形するために、この押
付け力により凹部5と凸部6の係合を一層強める
ことが可能である。
は、プーリ溝4bの外周側に無端ベルト(図示せ
ず)が所定の張力をもつて巻架され、プーリ部材
4がこの張力により引つ張られて変形したときに
プーリ部材4の嵌合輪4cがハブ1の外周輪1a
に押し付けられるように変形するために、この押
付け力により凹部5と凸部6の係合を一層強める
ことが可能である。
第2図の他の実施例においては、凹部5が断面
略三角形に形成され、凸部6が嵌合輪4cの軸方
向端縁にスリ割り7を入れた上で該端縁を略外周
方向に屈曲することにより成形されており、第1
実施例と同様の作用効果を奏する。
略三角形に形成され、凸部6が嵌合輪4cの軸方
向端縁にスリ割り7を入れた上で該端縁を略外周
方向に屈曲することにより成形されており、第1
実施例と同様の作用効果を奏する。
本考案のトーシヨナルダンパは以上説明したよ
うに、プーリ部材にプーリ溝を有するプーリ部材
本体より大径の嵌合輪を設け、ハブの外周輪の内
周側に嵌合輪を嵌着し、外周輪の内周面に凹部を
設け、嵌合輪の外周面に凸部を設け、凹部と凸部
を係合したもので、ボルト等の固定用の部品およ
びその相手側のボルト穴のタツプ加工が不要とな
り、さらに、ボルト穴が不要であることからハブ
の肉厚も小さくでき、加工コストや部品数の削減
および軽量化を達成できるものである。
うに、プーリ部材にプーリ溝を有するプーリ部材
本体より大径の嵌合輪を設け、ハブの外周輪の内
周側に嵌合輪を嵌着し、外周輪の内周面に凹部を
設け、嵌合輪の外周面に凸部を設け、凹部と凸部
を係合したもので、ボルト等の固定用の部品およ
びその相手側のボルト穴のタツプ加工が不要とな
り、さらに、ボルト穴が不要であることからハブ
の肉厚も小さくでき、加工コストや部品数の削減
および軽量化を達成できるものである。
また本考案のトーシヨナルダンパにおいては、
プーリ溝の外周側に無端ベルトが所定の張力をも
つて巻架され、プーリ部材がこの張力により引つ
張られて変形したときにプーリ部材の嵌合輪がハ
ブの外周輪に押し付けられるように変形するため
に、この押付け力により凹部と凸部の係合を一層
強めることが可能である。
プーリ溝の外周側に無端ベルトが所定の張力をも
つて巻架され、プーリ部材がこの張力により引つ
張られて変形したときにプーリ部材の嵌合輪がハ
ブの外周輪に押し付けられるように変形するため
に、この押付け力により凹部と凸部の係合を一層
強めることが可能である。
第1図は本考案の一実施例を示す半裁断面図、
第2図は他の実施例を示す要部断面図、第3図は
従来例を示す半裁断面図である。 1……ハブ、1a……外周輪、2……ゴム、3
……振動リング、4……プーリ部材、4a……プ
ーリ部材本体、4b……プーリ溝、4c……嵌合
輪、5……凹部、6……凸部、7……スリ割り、
8……スリ割り。
第2図は他の実施例を示す要部断面図、第3図は
従来例を示す半裁断面図である。 1……ハブ、1a……外周輪、2……ゴム、3
……振動リング、4……プーリ部材、4a……プ
ーリ部材本体、4b……プーリ溝、4c……嵌合
輪、5……凹部、6……凸部、7……スリ割り、
8……スリ割り。
Claims (1)
- 鋳物製のハブ1に外周輪1aを設け、前記外周
輪1aの外周側にゴム2を介して振動リング3を
接続し、前記ハブ1に板金製のプーリ部材4を固
着したトーシヨナルダンパにおいて、前記プーリ
部材4にプーリ溝4bを有するプーリ部材本体4
aより大径の嵌合輪4cを設け、前記外周輪1a
の内周側に前記嵌合輪4cを嵌着し、前記外周輪
1aの内周面に凹部5を設け、前記嵌合輪4cの
外周面に凸部6を設け、前記凹部5と前記凸部6
を係合したことを特徴とするトーシヨナルダン
パ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116773U JPH059555Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116773U JPH059555Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421837U JPS6421837U (ja) | 1989-02-03 |
JPH059555Y2 true JPH059555Y2 (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=31359616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987116773U Expired - Lifetime JPH059555Y2 (ja) | 1987-07-31 | 1987-07-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059555Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007078102A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Sanden Corp | 電磁クラッチ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6150857B2 (ja) * | 1978-12-25 | 1986-11-06 | Tokuyama Soda Kk |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56158553U (ja) * | 1980-04-28 | 1981-11-26 | ||
JPH0210859Y2 (ja) * | 1985-08-08 | 1990-03-16 |
-
1987
- 1987-07-31 JP JP1987116773U patent/JPH059555Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6150857B2 (ja) * | 1978-12-25 | 1986-11-06 | Tokuyama Soda Kk |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6421837U (ja) | 1989-02-03 |
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