[go: up one dir, main page]

JPS637734Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS637734Y2
JPS637734Y2 JP8256183U JP8256183U JPS637734Y2 JP S637734 Y2 JPS637734 Y2 JP S637734Y2 JP 8256183 U JP8256183 U JP 8256183U JP 8256183 U JP8256183 U JP 8256183U JP S637734 Y2 JPS637734 Y2 JP S637734Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
sheet metal
belt
damper
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8256183U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59186552U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8256183U priority Critical patent/JPS59186552U/ja
Publication of JPS59186552U publication Critical patent/JPS59186552U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS637734Y2 publication Critical patent/JPS637734Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pulleys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばエンジンにおける補機類の駆
動等に用いられる複合プーリの改良に関する。
(従来技術) 自動車用エンジンのクランク軸には、オルタネ
ータ、水ポンプ等の常に装備される補機類を駆動
するプーリが設けられると共に、必要に応じてエ
アコンデイシヨナ用コンプレツサやパワーステア
リング用オイルポンプ等の所謂オプシヨン用補機
類を駆動するプーリが設けられる。その場合に、
前者のプーリとしては一般に剛性の高い鋳鉄製の
プーリが使用されるのに対し、後者のプーリとし
ては軽量化のため或いは必要に応じて容易に着脱
可能とする等のため、板金製プーリが使用される
のが通例である。然るに板金製プーリは剛性が十
分でないため、エンジンのトルク変動によるクラ
ンク軸の捩り振動やベルトの振動を受けて、特に
外周部が軸方向に振動し易く、この振動に起因す
る放射音を発生するという欠点がある。
ところで上記のような問題を解消するものとし
ては、例えば実開昭58−18031号公報に開示され
た「内燃機関のクランクプーリ」に関する考案が
存在する。この考案は、第1図に示すように鋳鉄
製のプーリ1(上記公報においてはインナープー
リ)と板金製のプーリ2(アウタープーリ)との
間に弾性部材3を設け、板金製プーリ2の振動を
該弾性部材3との摩擦による熱エネルギーに変換
することにより抑制しようとするものである。し
かし、この考案によると、別途弾性部材3を必要
とするため部品点数及び組立工数が増加し、コス
トが高くなるという問題が生じる。
(考案の目的) 本考案は、従来における上記の如き問題に対処
するもので、例えばエンジンクランク軸等の回転
軸に、一定の被駆動部材を駆動するプーリと、他
の被駆動部材を駆動する板金製プーリとからなる
複合プーリが備えられ、かつ前者のプーリとして
内側部材と外側部材とを弾性部材を介して結合し
てなるダンパープーリが用いられる場合におい
て、該ダンパープーリの弾性部材を有効に利用す
ることにより、別途弾性部材を設けることなく板
金製プーリの放射音を軽減することを目的とす
る。
(考案の構成) 本考案は上記目的達成のため次のように構成さ
れる。
即ち、外周部に第1のベルトと掛合する掛合溝
が形成された外側部材と回転軸に固定される内側
部材とを弾性部材を介して結合一体化してなるダ
ンパープーリと、同じく外周部に第2のベルトと
掛合する掛合溝が形成され且つ上記回転軸又はダ
ンパープーリの内側部材に固着される板金製プー
リとからなる複合プーリにおいて、上記ダンパー
プーリにおける弾性部材の端部を内側部材及び外
側部材の端面から突出させて、その側方に位置す
る板金製プーリに当接させるように構成する。こ
の弾性部材は、上記板金製プーリの軸方向の振動
を抑制し、該プーリからの放射音の発生を軽減す
る。
(考案の効果) 上記のような構成によれば、部品点数や組立工
数を増加させることなく、従つてコストの上昇を
来たすことなく、複合プーリにおける板金製プー
リからの放射音を軽減できる。特に、本考案をエ
ンジンのクランク軸に備えられる複合プーリに適
用すれば、静粛なエンジンが実現される。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第2図に示すようにエンジン10のクランク軸
11における変速機(図示せず)が接続された端
部と反対側の端部には、クランクケース12内に
おいてスプロケツト13,14,15が取り付け
られていると共に、スプロケツト13にはオイル
パン16内に設置されたオイルポンプ17を駆動
するチエーン18が、またスプロケツト14,1
5にはカム軸(図示せず)を駆動するチエーン1
9,20が夫々掛合されている。また、クランク
軸11の当該端部にはクランクケース12の外部
において複合プーリ21が取り付けられている。
この複合プーリ21は第3図に拡大して示すよう
に、エンジン10に常に装備される例えばオルタ
ネータ、水ポンプ等の補機類駆動用の第1のプー
リ22と、所謂オプシヨンとして装備された例え
ばエアコンデイシヨナ用コンプレツサ、パワース
テアリング用ポンプ等の補機類駆動用の第2のプ
ーリ23とから構成されている。そして、上記第
1のプーリ22としては、内側部材24と、外側
部材25と、両部材24,25を結合する弾性部
材26とからなるダンパープーリが使用され、内
側部材24がキー27によつて回り止めされた上
でボルト28によりクランク軸11に固着されて
いると共に、外側部材25の外周に形成された掛
合溝25aには上記オルタネータ等を駆動するベ
ルト29が掛合されている。一方、第2のプーリ
23は板金製のプーリで、中央部を上記ダンパー
プーリ22の内側部材24に複数のボルト30…
30を用いて固着されていると共に、外周部に形
成された掛合溝23aには上記コンプレツサ等を
駆動するベルト31が掛合されている。
然して、上記ダンパープーリ22における弾性
部材26は、第3図に鎖線で示すように端部26
aが内側部材24及び外側部材25の端面24
a,25bから板金製プーリ23側にはみだすよ
うに設けられ、該板金製プーリ23を取り付けた
ときに実線で示すように該プーリ23の面23b
に圧接されるように構成されている。
次に該実施例の作用を説明する。
エンジン10のクランク軸11は間欠的に爆発
力を受けることによつて捩り振動し、これが該軸
11の端部に取り付けられたダンパープーリ22
及び板金製プーリ23に伝達される。その場合
に、ダンパープーリ22においては、内側部材2
4と外側部材25との間に介在された弾性部材2
6により内側部材24から外側部材25への振動
の伝達が軽減され、或いは外側部材25の慣性回
転が内側部材24ないしクランク軸11の回転振
動を抑制するように作用する。
一方、上記板金製プーリ23は、剛性が十分で
なく且つ中央部を固定されているだけであるか
ら、上記の捩り振動やベルト31からの振動など
を受けて特に外周部が軸方向に共振し易い状態に
ある。しかし、該プーリ23の一方の面23bに
は上記ダンパープーリ22における弾性部材26
の端部26aが圧接さているから、該プーリ23
の振動が該弾性部材26によつて吸収され或いは
抑制されることになる。これにより、該板金製プ
ーリ23の振動による放射音が軽減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す複合プーリの縦断面図、
第2図は本考案の実施例を示すエンジンにおける
複合プーリ周辺の一部破断側面図、第3図は該複
合プーリの拡大縦断面図である。 11……回転軸(クランク軸)、21……複合
プーリ、22……ダンパープーリ、23……板金
製プーリ、24……内側部材、25……外側部
材、26……弾性部材、29,31……ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周部に第1のベルトと掛合する掛合溝が形成
    された外側部材と回転軸端部に固定される内側部
    材との間に両部材を結合する弾性部材が介在され
    てなるダンパープーリと、該ダンパープーリに対
    向状に備えられ且つ外周部に上記第1のベルトに
    より駆動される被駆動部材と異なる被駆動部材を
    駆動する第2のベルトが掛合する掛合溝が形成さ
    れた板金製プーリとからなる複合プーリであつ
    て、上記ダンパープーリにおける内側及び外側部
    材の端面から突出した弾性部材の端部が上記板金
    製プーリに当接されていることを特徴とする複合
    プーリ。
JP8256183U 1983-05-30 1983-05-30 複合プ−リ Granted JPS59186552U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8256183U JPS59186552U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 複合プ−リ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8256183U JPS59186552U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 複合プ−リ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59186552U JPS59186552U (ja) 1984-12-11
JPS637734Y2 true JPS637734Y2 (ja) 1988-03-07

Family

ID=30212514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8256183U Granted JPS59186552U (ja) 1983-05-30 1983-05-30 複合プ−リ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59186552U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10227333A (ja) * 1997-02-14 1998-08-25 Nok Megurasutikku Kk ダイナミックダンパ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59186552U (ja) 1984-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101476571B1 (ko) 격리 디커플러
JPS637734Y2 (ja)
JPH0210859Y2 (ja)
JP3426478B2 (ja) エンジンのファン取付構造
EP0477146A2 (en) A torsional vibration damper with a pulley for a transmission belt
JPS5922255Y2 (ja) 内燃機関の動力伝達装置
JP2592999Y2 (ja) 内燃機関のバランサ装置
JP3079595B2 (ja) 車両用動力伝達装置
JP3411894B2 (ja) 自動2輪車用エンジンのポンプ装置駆動機構
JP2528540Y2 (ja) エンジンの補機取付装置
JPH08296452A (ja) 内燃機関における遮音装置
JPH059555Y2 (ja)
JP3834070B2 (ja) トーショナルダンパ
JPH0724693Y2 (ja) フライホイールの取付部構造
JPH0310432Y2 (ja)
JPH05288239A (ja) 自動変速機の動力伝達装置
JPH0118923Y2 (ja)
JP3913354B2 (ja) 燃料噴射ポンプ動力伝達系のダンパ装置
JPH09317490A (ja) 内燃機関のギアトレイン
JPH0651609U (ja) クランクシャフトプーリ
JP2501764Y2 (ja) クランクシャフトの吸音構造
JP2524152Y2 (ja) クランクプーリ
JPS59151665A (ja) 自動二輪車の歯車伝動装置
JP2543225Y2 (ja) ダンパープーリー
KR100243578B1 (ko) 플라이휠