JPH0158431B2 - - Google Patents
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- JPH0158431B2 JPH0158431B2 JP56081756A JP8175681A JPH0158431B2 JP H0158431 B2 JPH0158431 B2 JP H0158431B2 JP 56081756 A JP56081756 A JP 56081756A JP 8175681 A JP8175681 A JP 8175681A JP H0158431 B2 JPH0158431 B2 JP H0158431B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- water temperature
- temperature
- mode
- control
- Prior art date
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- Expired
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-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/20—Control of temperature characterised by the use of electric means with sensing elements having variation of electric or magnetic properties with change of temperature
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D23/00—Control of temperature
- G05D23/19—Control of temperature characterised by the use of electric means
- G05D23/1902—Control of temperature characterised by the use of electric means characterised by the use of a variable reference value
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、深夜電力で湯を沸かし、それを保
温して次の深夜までの用途に供する深夜電力温水
器の制御装置に関するものである。
温して次の深夜までの用途に供する深夜電力温水
器の制御装置に関するものである。
周知のように、割安な深夜電力を利用する温水
器が従来から広く使われている。従来のこの種の
深夜電力温水器は、深夜電力により温水タンク内
の指定量の水を常に一定温度(例えば85℃)に加
熱するように構成されていた。ところが実際に使
用される湯量および必要な湯温は、風呂をいれる
か否か、季節、あるいは水温により大きく変動す
るのが普通である。にもかかわらず、毎日一定温
度の湯を一定量だけ蓄えるようにした従来の温水
器では、次のような不利な面がある。つまり、温
水タンクから失われる熱量は、温水タンク内外の
温度差の関数であり、湯温が高いほど当然ながら
損失は増大し、熱効率の低下をもたらす。そのた
め従来は、特に使用湯量が少い場合に、熱効率が
大幅に低下するのである。
器が従来から広く使われている。従来のこの種の
深夜電力温水器は、深夜電力により温水タンク内
の指定量の水を常に一定温度(例えば85℃)に加
熱するように構成されていた。ところが実際に使
用される湯量および必要な湯温は、風呂をいれる
か否か、季節、あるいは水温により大きく変動す
るのが普通である。にもかかわらず、毎日一定温
度の湯を一定量だけ蓄えるようにした従来の温水
器では、次のような不利な面がある。つまり、温
水タンクから失われる熱量は、温水タンク内外の
温度差の関数であり、湯温が高いほど当然ながら
損失は増大し、熱効率の低下をもたらす。そのた
め従来は、特に使用湯量が少い場合に、熱効率が
大幅に低下するのである。
この発明は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、一般家庭における湯
の使用量や必要な湯温は日々変化する訳である
が、その変化には季節や水温などの時間的に極め
てゆつくりした条件変化との相関が認められるこ
とに着目し、温水タンクの残湯温と水温に基づい
て加熱制御の最適化を日々行なうことにより、温
水タンクの湯が必要以上の高温にまで加熱されな
いようにし、使用状態に見合つた熱損失の少い温
度状態を作りだし、熱効率を向上させるようにし
た深夜電力温水器の制御装置を提供することにあ
る。
たものであり、その目的は、一般家庭における湯
の使用量や必要な湯温は日々変化する訳である
が、その変化には季節や水温などの時間的に極め
てゆつくりした条件変化との相関が認められるこ
とに着目し、温水タンクの残湯温と水温に基づい
て加熱制御の最適化を日々行なうことにより、温
水タンクの湯が必要以上の高温にまで加熱されな
いようにし、使用状態に見合つた熱損失の少い温
度状態を作りだし、熱効率を向上させるようにし
た深夜電力温水器の制御装置を提供することにあ
る。
上記の目的を達成するために、この発明は、温
水タンク内上部の湯温および該温水タンク内下部
の水温をそれぞれ測定する測定手段と、最低湯温
を設定する設定手段と、加熱目標温度を記憶する
記憶手段とを有し、深夜電力による加熱制御を開
始するに先だつて、設定された上記最低湯温と測
定された上記湯温との差、および測定された上記
水温に基づいて所定の演算を行なつて記憶された
前日の上記加熱目標温度に修正を加え、その修正
された加熱目標温度を再び記憶するとともに、そ
の加熱目標温度と測定される上記湯温とを一致さ
せるように加熱制御を行なうことを特徴とする。
水タンク内上部の湯温および該温水タンク内下部
の水温をそれぞれ測定する測定手段と、最低湯温
を設定する設定手段と、加熱目標温度を記憶する
記憶手段とを有し、深夜電力による加熱制御を開
始するに先だつて、設定された上記最低湯温と測
定された上記湯温との差、および測定された上記
水温に基づいて所定の演算を行なつて記憶された
前日の上記加熱目標温度に修正を加え、その修正
された加熱目標温度を再び記憶するとともに、そ
の加熱目標温度と測定される上記湯温とを一致さ
せるように加熱制御を行なうことを特徴とする。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図はこの発明による深夜電力温水器の構成
を示す。温水タンク1は上下方向に長いタンク
で、その底部に給水管2が連結されているととも
にその上部に給湯管3が連結され、この給湯管3
からの流出分が給水管2から補われるようになつ
ており、温水タンク1内には常に温水が満たされ
る。温水タンク1内の底部付近には電気ヒータ4
が配設され、この電気ヒータ4によつて内部の温
水が加熱され、温水の比重差により、上部の湯と
下部の水とに略分離している。また温水タンク1
内には、上部の湯温を検出するための湯温センサ
5と下部の水温を検出するための水温センサ6と
が配設されている。
を示す。温水タンク1は上下方向に長いタンク
で、その底部に給水管2が連結されているととも
にその上部に給湯管3が連結され、この給湯管3
からの流出分が給水管2から補われるようになつ
ており、温水タンク1内には常に温水が満たされ
る。温水タンク1内の底部付近には電気ヒータ4
が配設され、この電気ヒータ4によつて内部の温
水が加熱され、温水の比重差により、上部の湯と
下部の水とに略分離している。また温水タンク1
内には、上部の湯温を検出するための湯温センサ
5と下部の水温を検出するための水温センサ6と
が配設されている。
制御装置7はマイクロコンピユータを中心に構
成されるもので、上記湯温センサ5、水温センサ
6の出力と、モード設定器8、最低湯温設定器9
および10の設定内容と、深夜電力スイツチ11
からの深夜電力の有無を示す信号とがこの制御装
置7に入力され、制御装置7は、これら入力に基
づいて深夜電力スイツチ11を制御し、以下順次
説明するように、温水タンク1内の温水の加熱制
御を行なう。モード設定器8は高モード、中モー
ド、低モード、切モードとの4つの制御モードか
ら任意の1つを選択するスイツチである。後述す
るように、高モードは全能力の最高湯温にする制
御で、また切モードでは実質的に加熱は行われな
い。これら二つのモードでは本発明の制御は適用
されない。本発明に係る制御は中モードおよび低
モードにおいて適用される。中モードと低モード
の違いは、上述した最低湯温設定値の違いであ
り、中モードの場合最低湯温設定器9に設定され
た値が、低モードの場合最低湯温設定器10に設
定された値がそれぞれ採用される。
成されるもので、上記湯温センサ5、水温センサ
6の出力と、モード設定器8、最低湯温設定器9
および10の設定内容と、深夜電力スイツチ11
からの深夜電力の有無を示す信号とがこの制御装
置7に入力され、制御装置7は、これら入力に基
づいて深夜電力スイツチ11を制御し、以下順次
説明するように、温水タンク1内の温水の加熱制
御を行なう。モード設定器8は高モード、中モー
ド、低モード、切モードとの4つの制御モードか
ら任意の1つを選択するスイツチである。後述す
るように、高モードは全能力の最高湯温にする制
御で、また切モードでは実質的に加熱は行われな
い。これら二つのモードでは本発明の制御は適用
されない。本発明に係る制御は中モードおよび低
モードにおいて適用される。中モードと低モード
の違いは、上述した最低湯温設定値の違いであ
り、中モードの場合最低湯温設定器9に設定され
た値が、低モードの場合最低湯温設定器10に設
定された値がそれぞれ採用される。
第2図は、制御装置7によつて実行される制御
プログラムのゼネラルフローチヤートである。な
お、以下の説明においては、停電はなく、深夜に
おけるモード設定器8の操作もないものとする。
第2図において、まずステツプS1では、深夜電
力の有無を深夜電力スイツチ11からの信号によ
り判定し、深夜電力が利用可能になるまで待機す
る。深夜電力が利用可能になると、ステツプS2
に進み、湯温センサ5、水温センサ6の出力を制
御装置7内に取り込み、温水タンク1内の湯温と
水温を測定する。次のステツプS3では、測定さ
れた湯温および水温と、制御装置7内に記憶され
ている制御データ(後述)に基づいて加熱目標温
度を計算する。次のステツプS4では、計算され
た加熱目標温度に基づいて深夜電力スイツチを制
御し、湯温センサ5によつて測定される湯温が上
記目標温度に一致するまで電気ヒータ4に通電し
て温水タンク1内の温水を加熱する。
プログラムのゼネラルフローチヤートである。な
お、以下の説明においては、停電はなく、深夜に
おけるモード設定器8の操作もないものとする。
第2図において、まずステツプS1では、深夜電
力の有無を深夜電力スイツチ11からの信号によ
り判定し、深夜電力が利用可能になるまで待機す
る。深夜電力が利用可能になると、ステツプS2
に進み、湯温センサ5、水温センサ6の出力を制
御装置7内に取り込み、温水タンク1内の湯温と
水温を測定する。次のステツプS3では、測定さ
れた湯温および水温と、制御装置7内に記憶され
ている制御データ(後述)に基づいて加熱目標温
度を計算する。次のステツプS4では、計算され
た加熱目標温度に基づいて深夜電力スイツチを制
御し、湯温センサ5によつて測定される湯温が上
記目標温度に一致するまで電気ヒータ4に通電し
て温水タンク1内の温水を加熱する。
次に上記ステツプS2以降の詳細を第3図に示
すフローチヤートに従つて説明する。第3図にお
いて、ステツプS10およびステツプS11は上述の
ステツプS2に相当する。まずステツプS10では、
湯温センサ5により測定された湯温を制御装置7
内のレジスタTHに格納する。ステツプS11では
水温センサ6で測定された水温をレジスタTWに
格納する。次のステツプS12では、湯温(TH)
と水温(TW)との差が予め設定した一定値(例
えば10℃)以上あるか否かを判定する。この温度
差が10℃以下ならば、湯を全く使わなかつたか、
あるいは全て使い果したかのいずれかと判断し、
この場合はステツプS13でフラグFをセツトす
る。次のステツプS20では、フラグFCの状態をチ
エツクする。このフラグFCは後述するように、
モード設定器8にて中モードか低モードが設定さ
れているときにセツトされ、高モードおよび切モ
ードの時はリセツトされる。すなわち、フラグ
FCがセツトされている場合にこの発明の制御が
行われ、フラグFCがリセツトされている場合に
はこの発明の制御は行われない。
すフローチヤートに従つて説明する。第3図にお
いて、ステツプS10およびステツプS11は上述の
ステツプS2に相当する。まずステツプS10では、
湯温センサ5により測定された湯温を制御装置7
内のレジスタTHに格納する。ステツプS11では
水温センサ6で測定された水温をレジスタTWに
格納する。次のステツプS12では、湯温(TH)
と水温(TW)との差が予め設定した一定値(例
えば10℃)以上あるか否かを判定する。この温度
差が10℃以下ならば、湯を全く使わなかつたか、
あるいは全て使い果したかのいずれかと判断し、
この場合はステツプS13でフラグFをセツトす
る。次のステツプS20では、フラグFCの状態をチ
エツクする。このフラグFCは後述するように、
モード設定器8にて中モードか低モードが設定さ
れているときにセツトされ、高モードおよび切モ
ードの時はリセツトされる。すなわち、フラグ
FCがセツトされている場合にこの発明の制御が
行われ、フラグFCがリセツトされている場合に
はこの発明の制御は行われない。
まず、モード設定器8にて切モードが設定され
ている場合の動作について説明する。この場合、
ステツプS20でNOと判定され、ステツプS42に進
む。ステツプS20は、モード設定器8にて選択さ
れているモードが切モードか否かを判定するルー
チンで、この場合はYESと判定され、ステツプ
S43に進む。ステツプS43では、制御装置7内の
加熱目標温度レジスタTSに例えば3℃という極
めて低い温度を設定する。また、モード設定器8
にて高モードが設定されている場合、ステツプ
S20でNO、ステツプS42でNOと判定され、設定
モードが高モードか否かを判定するステツプS45
にてYESと判定される。そして、ステツプS46で
上記加熱目標温度レジスタTSに最高湯温(例え
ば85℃)を設定する。ステツプS43またはステツ
プS46の次に、ステツプS44にて上記フラグFCを
リセツトし、ステツプS53以降の加熱制御に進
む。設定モードが高モードあるいは切モードの場
合、ステツプS53およびステツプS54は意味がな
いので説明を略し、ステツプS55以降から説明す
る。ステツプS55では上記フラグFをリセツト
し、次のステツプS56では、湯温センサ5で測定
される湯温が上記加熱目標温度レジスタTSに格
納された加熱目標温度(TS)より高いか低いか
を判定する。測定される湯温が加熱目標温度
(TS)より低い場合、ステツプS58に進み、深夜
電力スイツチ11に対して電気ヒータ4をONに
する制御を行なう。また測定される湯温が加熱目
標温度(TS)より高くなつたら、ステツプS57
に進み、深夜電力スイツチ11に対して電気ヒー
タ4をOFFにする制御を行なう。次のステツプ
S59で深夜電力の有無を再チエツクし、深夜電力
がある間は上記ステツプS56に戻る。また深夜電
力がなくなれば、ステツプS60に進み、電気ヒー
タ4をOFFにする制御を行なう。以上により、
高モードに設定されている場合、温水タンク1内
の温水は湯温センサ5で測定される温度にして85
℃まで加熱されることになる。また低モードが設
定されている場合、温水タンク1内の水は3℃ま
で加熱される訳であるが、実質的にこれは全く加
熱しないことである。但し3℃以下にならないよ
うに加熱することを意味しており、これによつて
水の凍結が防げる。
ている場合の動作について説明する。この場合、
ステツプS20でNOと判定され、ステツプS42に進
む。ステツプS20は、モード設定器8にて選択さ
れているモードが切モードか否かを判定するルー
チンで、この場合はYESと判定され、ステツプ
S43に進む。ステツプS43では、制御装置7内の
加熱目標温度レジスタTSに例えば3℃という極
めて低い温度を設定する。また、モード設定器8
にて高モードが設定されている場合、ステツプ
S20でNO、ステツプS42でNOと判定され、設定
モードが高モードか否かを判定するステツプS45
にてYESと判定される。そして、ステツプS46で
上記加熱目標温度レジスタTSに最高湯温(例え
ば85℃)を設定する。ステツプS43またはステツ
プS46の次に、ステツプS44にて上記フラグFCを
リセツトし、ステツプS53以降の加熱制御に進
む。設定モードが高モードあるいは切モードの場
合、ステツプS53およびステツプS54は意味がな
いので説明を略し、ステツプS55以降から説明す
る。ステツプS55では上記フラグFをリセツト
し、次のステツプS56では、湯温センサ5で測定
される湯温が上記加熱目標温度レジスタTSに格
納された加熱目標温度(TS)より高いか低いか
を判定する。測定される湯温が加熱目標温度
(TS)より低い場合、ステツプS58に進み、深夜
電力スイツチ11に対して電気ヒータ4をONに
する制御を行なう。また測定される湯温が加熱目
標温度(TS)より高くなつたら、ステツプS57
に進み、深夜電力スイツチ11に対して電気ヒー
タ4をOFFにする制御を行なう。次のステツプ
S59で深夜電力の有無を再チエツクし、深夜電力
がある間は上記ステツプS56に戻る。また深夜電
力がなくなれば、ステツプS60に進み、電気ヒー
タ4をOFFにする制御を行なう。以上により、
高モードに設定されている場合、温水タンク1内
の温水は湯温センサ5で測定される温度にして85
℃まで加熱されることになる。また低モードが設
定されている場合、温水タンク1内の水は3℃ま
で加熱される訳であるが、実質的にこれは全く加
熱しないことである。但し3℃以下にならないよ
うに加熱することを意味しており、これによつて
水の凍結が防げる。
次に、中モードあるいは低モードに設定されて
いる場合の本発明に係る制御について説明する。
この場合、上記ステツプS20にてYESと判定さ
れ、ステツプS21に進む。ステツプS21では上記
フラグFがセツトされているか否かを判定する。
このフラグFは、上述のように湯温(TH)と水
温(TW)の差が異常に少いときにセツトされる
がこの差が異常に少いというのは、本発明のは制
御を行なうのに必要な制御データが得られないこ
とを意味し、従つてこの場合ステツプS22からス
テツプS41までの制御は行なわない。
いる場合の本発明に係る制御について説明する。
この場合、上記ステツプS20にてYESと判定さ
れ、ステツプS21に進む。ステツプS21では上記
フラグFがセツトされているか否かを判定する。
このフラグFは、上述のように湯温(TH)と水
温(TW)の差が異常に少いときにセツトされる
がこの差が異常に少いというのは、本発明のは制
御を行なうのに必要な制御データが得られないこ
とを意味し、従つてこの場合ステツプS22からス
テツプS41までの制御は行なわない。
フラグFがリセツトされている場合、ステツプ
S22に進み、制御装置7内のフラグFLがセツトさ
れているか否かを判定する。このフラグFLは、
後述のように、モード設定器8にて低モードが選
択されている場合にセツトされる。まず、モード
設定器8にて中モードが選択され、フラグFLが
リセツトされている場合の動作について説明す
る。この場合ステツプS25に進み、最低湯温設定
器9の設定値TLMを制御装置7内の計算用レジ
スタTLに格納する。次のステツプS26で、制御
装置7内のレジスタTUMに記憶されている前日
までの制御量(TUM)を計算用レジスタTUに
格納する。次のステツプS27では、計算用レジス
タTLに格納された最低湯温の設定値(TL)か
ら、レジスタTHに格納された湯温(TH)を減
じ、その差△Tを求める。この△Tが正なら温水
タンク1内の湯温が下がり過ぎたことを表し、反
対に△Tが負であるなら温水タンク1内の湯温を
必要以上に高くしすぎたことを表している。この
△Tの値により、制御量(TU)を増減させ、次
の日に△Tが0に近くなるように制御する。しか
しながら、急激な変化による動作の不安定化を避
けるため、次のステツプS28で△Tの絶対値を1
℃だけ減じ、次のステツプS29で△Tの2分の1
を制御量(TU)に加え、その値を再び計算用レ
ジスタTUに格納する。中モードが設定されてい
る場合、上述したように次のステツプS30でも
NOと判定され、ステツプS33に進む。ステツプ
S33では、計算によつて求められた上記制御量
(TU)が低モード用のレジスタTULの制御量
(TUL)より大きいことを確認し、ステツプS34
で上記制御量(TU)を中モード用のレジスタ
TUMに格納する。なお、ステツプS33でNOと判
定された場合にはこの操作を行なわない。次のス
テツプS41では、レジスタTW中の水温(TW)
を計算用レジスタTYに格納する。そして、中モ
ードが選択されている場合、ステツプS42でNO、
ステツプS45でNO、ステツプS47でYESと判定さ
れ、ステツプS48に進む。ステツプS48では、レ
ジスタTUM中の制御量(TUM)から計算用レ
ジスタTY中の水温(TY)を減じ、その減算結
果を上記加熱目標温度(TS)レジスタTSに格納
する。次のステツプS49でフラグFLをリセツト
し、次のステツプS50でフラグFCをセツトし、次
のステツプ53で、上記のように求められた加熱
目標温度(TS)が85℃以下であることを確認し、
次のステツプS55でフラグFをリセツトする。な
お加熱目標温度(TS)が85℃以上であつた場合、
ステツプS54で加熱目標温度(TS)レジスタTS
の内容を85℃にする。そして、ステツプS56から
ステツプS59までが実行されることにより、温水
タンク1内の温水は湯温センサ5で検出される湯
温と加熱目標温度(TS)とが一致するまで加熱
される。
S22に進み、制御装置7内のフラグFLがセツトさ
れているか否かを判定する。このフラグFLは、
後述のように、モード設定器8にて低モードが選
択されている場合にセツトされる。まず、モード
設定器8にて中モードが選択され、フラグFLが
リセツトされている場合の動作について説明す
る。この場合ステツプS25に進み、最低湯温設定
器9の設定値TLMを制御装置7内の計算用レジ
スタTLに格納する。次のステツプS26で、制御
装置7内のレジスタTUMに記憶されている前日
までの制御量(TUM)を計算用レジスタTUに
格納する。次のステツプS27では、計算用レジス
タTLに格納された最低湯温の設定値(TL)か
ら、レジスタTHに格納された湯温(TH)を減
じ、その差△Tを求める。この△Tが正なら温水
タンク1内の湯温が下がり過ぎたことを表し、反
対に△Tが負であるなら温水タンク1内の湯温を
必要以上に高くしすぎたことを表している。この
△Tの値により、制御量(TU)を増減させ、次
の日に△Tが0に近くなるように制御する。しか
しながら、急激な変化による動作の不安定化を避
けるため、次のステツプS28で△Tの絶対値を1
℃だけ減じ、次のステツプS29で△Tの2分の1
を制御量(TU)に加え、その値を再び計算用レ
ジスタTUに格納する。中モードが設定されてい
る場合、上述したように次のステツプS30でも
NOと判定され、ステツプS33に進む。ステツプ
S33では、計算によつて求められた上記制御量
(TU)が低モード用のレジスタTULの制御量
(TUL)より大きいことを確認し、ステツプS34
で上記制御量(TU)を中モード用のレジスタ
TUMに格納する。なお、ステツプS33でNOと判
定された場合にはこの操作を行なわない。次のス
テツプS41では、レジスタTW中の水温(TW)
を計算用レジスタTYに格納する。そして、中モ
ードが選択されている場合、ステツプS42でNO、
ステツプS45でNO、ステツプS47でYESと判定さ
れ、ステツプS48に進む。ステツプS48では、レ
ジスタTUM中の制御量(TUM)から計算用レ
ジスタTY中の水温(TY)を減じ、その減算結
果を上記加熱目標温度(TS)レジスタTSに格納
する。次のステツプS49でフラグFLをリセツト
し、次のステツプS50でフラグFCをセツトし、次
のステツプ53で、上記のように求められた加熱
目標温度(TS)が85℃以下であることを確認し、
次のステツプS55でフラグFをリセツトする。な
お加熱目標温度(TS)が85℃以上であつた場合、
ステツプS54で加熱目標温度(TS)レジスタTS
の内容を85℃にする。そして、ステツプS56から
ステツプS59までが実行されることにより、温水
タンク1内の温水は湯温センサ5で検出される湯
温と加熱目標温度(TS)とが一致するまで加熱
される。
次に、上記の制御動作を具体的な数値をあげて
説明する。レジスタTUMに格納されていた前日
までの制御量TUMが例えば80℃で、今回の加熱
制御に先だつてステツプS10で測定された湯温
(TH)が例えば50℃で最低湯温設定器9の設定
値が65℃であつたとする。この場合、両者の差△
Tは15℃となり、これから1℃を減じた値の2分
の1は7℃となり、従つてステツプS29で求まる
今回の制御量(TUM)は87℃となる。そして、
ステツプS11で測定された水温(TW)が10℃で
あつたとすると、今回の加熱目標温度(TS)は
77℃となる。
説明する。レジスタTUMに格納されていた前日
までの制御量TUMが例えば80℃で、今回の加熱
制御に先だつてステツプS10で測定された湯温
(TH)が例えば50℃で最低湯温設定器9の設定
値が65℃であつたとする。この場合、両者の差△
Tは15℃となり、これから1℃を減じた値の2分
の1は7℃となり、従つてステツプS29で求まる
今回の制御量(TUM)は87℃となる。そして、
ステツプS11で測定された水温(TW)が10℃で
あつたとすると、今回の加熱目標温度(TS)は
77℃となる。
以上で明らかなように、上記△Tが大きい程加
熱目標温度(TS)は高くなるように補正されま
た、水温(TW)が高い程加熱目標温度(TS)
は低くなるように補正されることになる。このよ
うに、温水タンク1内の残湯温と水温に基づいて
加熱目標温度(TS)に日々補正が加えられ、季
節や水温等の条件のゆつくりした変化に対応した
加熱制御の最適化がなされるのである。
熱目標温度(TS)は高くなるように補正されま
た、水温(TW)が高い程加熱目標温度(TS)
は低くなるように補正されることになる。このよ
うに、温水タンク1内の残湯温と水温に基づいて
加熱目標温度(TS)に日々補正が加えられ、季
節や水温等の条件のゆつくりした変化に対応した
加熱制御の最適化がなされるのである。
次に、低モードに設定されている場合の動作に
ついて説明する。低モードの場合、低モード用の
最低湯温設定器10の設定値TLLと、低モード
用のレジスタTULに格納されている制御量
(TUL)とに基づいて上記中モードの場合と同じ
制御がなされるものである。すなわち、ステツプ
S23で設定値TLLが計算用レジスタTLに格納さ
れ、ステツプS24で前日の制御量(TUL)が計算
用レジスタTUに格納され、これらに基づいて新
しい制御量(TU)が算出され、その制御量
(TU)は、ステツプS31で中モード用の制御量
(TUM)より小さいことを確認し、ステツプS32
で再び低モード用のレジスタTULに格納される。
また、ステツプS47でNOと判定され、ステツプ
S51で制御量(TUL)から水温(TY)を減算し
たものを加熱目標温度(TS)とし、ステツプ
S52でフラグFLをセツトし、ステツプS50以降に
進む。
ついて説明する。低モードの場合、低モード用の
最低湯温設定器10の設定値TLLと、低モード
用のレジスタTULに格納されている制御量
(TUL)とに基づいて上記中モードの場合と同じ
制御がなされるものである。すなわち、ステツプ
S23で設定値TLLが計算用レジスタTLに格納さ
れ、ステツプS24で前日の制御量(TUL)が計算
用レジスタTUに格納され、これらに基づいて新
しい制御量(TU)が算出され、その制御量
(TU)は、ステツプS31で中モード用の制御量
(TUM)より小さいことを確認し、ステツプS32
で再び低モード用のレジスタTULに格納される。
また、ステツプS47でNOと判定され、ステツプ
S51で制御量(TUL)から水温(TY)を減算し
たものを加熱目標温度(TS)とし、ステツプ
S52でフラグFLをセツトし、ステツプS50以降に
進む。
なおこの深夜電力温水器を設置した初期段階に
おいて、レジスタTUMおよびレジスタTULにそ
れぞれ適宜な初期値を設定するものである。
おいて、レジスタTUMおよびレジスタTULにそ
れぞれ適宜な初期値を設定するものである。
以上詳細に説明したように、この発明に係る深
夜電力温水器の制御装置によれば、季節や水温等
の比較的ゆつくりした条件変化に対応した加熱制
御の最適化がなされるため、温水タンク内の温水
の温度は、使用条件に見合つた必要にして充分な
温度に加熱され、従来のように必要以上に高い温
度にまで加熱され、その結果熱損失が大きく、熱
効率が低下するといつた欠点を解消することがで
きるのである。
夜電力温水器の制御装置によれば、季節や水温等
の比較的ゆつくりした条件変化に対応した加熱制
御の最適化がなされるため、温水タンク内の温水
の温度は、使用条件に見合つた必要にして充分な
温度に加熱され、従来のように必要以上に高い温
度にまで加熱され、その結果熱損失が大きく、熱
効率が低下するといつた欠点を解消することがで
きるのである。
第1図はこの発明による深夜電力温水器の構成
を示す図、第2図は制御装置によつて実行される
制御プログラムのゼネラルフローチヤート、第3
図は上記フローチヤートの詳細な内容を示すフロ
ーチヤートである。 1……温水タンク、2……給水管、3……給湯
管、4……電気ヒータ、5……湯温センサ、6…
…水温センサ、7……制御装置、8……モード設
定器、9,10……最低湯温設定器、11……深
夜電力スイツチ。
を示す図、第2図は制御装置によつて実行される
制御プログラムのゼネラルフローチヤート、第3
図は上記フローチヤートの詳細な内容を示すフロ
ーチヤートである。 1……温水タンク、2……給水管、3……給湯
管、4……電気ヒータ、5……湯温センサ、6…
…水温センサ、7……制御装置、8……モード設
定器、9,10……最低湯温設定器、11……深
夜電力スイツチ。
Claims (1)
- 1 温水タンク内上部の湯温および該温水タンク
内下部の水温をそれぞれ測定する測温手段と、最
低湯温を設定する設定手段と、加熱目標温度を記
憶する記憶手段とを有し、深夜電力による加熱制
御を開始するに先だつて、設定された上記最低湯
温と測定された上記湯温との差、および測定され
た上記水温に基づいて所定の演算を行なつて記憶
された前回の上記加熱目標温度に修正を加え、そ
の修正された加熱目標温度を再び記憶するととも
に、その加熱目標温度と測定される上記湯温とを
一致させるように加熱制御を行うことを特徴とす
る深夜電力温水器の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56081756A JPS57196037A (en) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | Controlling device of water heater operated by midnight electric power |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56081756A JPS57196037A (en) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | Controlling device of water heater operated by midnight electric power |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57196037A JPS57196037A (en) | 1982-12-01 |
JPH0158431B2 true JPH0158431B2 (ja) | 1989-12-12 |
Family
ID=13755280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56081756A Granted JPS57196037A (en) | 1981-05-28 | 1981-05-28 | Controlling device of water heater operated by midnight electric power |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57196037A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0637141U (ja) * | 1992-04-29 | 1994-05-17 | 泳▲うく▼ 朱 | 飲料用缶 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102252417B (zh) * | 2011-05-26 | 2013-03-06 | 常州瑞择微电子科技有限公司 | 用于腐蚀性液体的加热器 |
-
1981
- 1981-05-28 JP JP56081756A patent/JPS57196037A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0637141U (ja) * | 1992-04-29 | 1994-05-17 | 泳▲うく▼ 朱 | 飲料用缶 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57196037A (en) | 1982-12-01 |
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