JPH0156259B2 - - Google Patents
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- JPH0156259B2 JPH0156259B2 JP57085316A JP8531682A JPH0156259B2 JP H0156259 B2 JPH0156259 B2 JP H0156259B2 JP 57085316 A JP57085316 A JP 57085316A JP 8531682 A JP8531682 A JP 8531682A JP H0156259 B2 JPH0156259 B2 JP H0156259B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- temperature
- output
- circuit
- temperature sensor
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
- F02D41/06—Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up
- F02D41/062—Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up for starting
- F02D41/064—Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up for starting at cold start
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/22—Safety or indicating devices for abnormal conditions
- F02D41/222—Safety or indicating devices for abnormal conditions relating to the failure of sensors or parameter detection devices
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P11/00—Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
- F01P11/14—Indicating devices; Other safety devices
- F01P11/16—Indicating devices; Other safety devices concerning coolant temperature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/22—Safety or indicating devices for abnormal conditions
- F02D2041/227—Limping Home, i.e. taking specific engine control measures at abnormal conditions
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃エンジンに燃料を供給する燃料調
量装置を電気的に制御して、特にエンジン温度セ
ンサの異常すなわち、センサ自体はその配線系の
故障時における燃料量を制御するようにした温度
センサ異常時の燃料供給制御方法に関する。
量装置を電気的に制御して、特にエンジン温度セ
ンサの異常すなわち、センサ自体はその配線系の
故障時における燃料量を制御するようにした温度
センサ異常時の燃料供給制御方法に関する。
内燃エンジンへの燃料供給を行なう燃料調量装
置の開弁時間を電気的に制御してエンジンに供給
される燃料量を制御するようにした燃料供給制御
方法としては、エンジン回転数と吸気管内の絶対
圧とに応じて決定される燃料量の基準値に、エン
ジンの作動状態を表わす諸元例えばエンジン冷却
水温、スロツトル弁開度、排気濃度(酸素濃度)
等に応じた定数および/または係数を加算およ
び/または乗算することにより前記基準値を補正
するようにした燃料供給制御方法が提案されてい
る。
置の開弁時間を電気的に制御してエンジンに供給
される燃料量を制御するようにした燃料供給制御
方法としては、エンジン回転数と吸気管内の絶対
圧とに応じて決定される燃料量の基準値に、エン
ジンの作動状態を表わす諸元例えばエンジン冷却
水温、スロツトル弁開度、排気濃度(酸素濃度)
等に応じた定数および/または係数を加算およ
び/または乗算することにより前記基準値を補正
するようにした燃料供給制御方法が提案されてい
る。
上記燃料供給制御方法においては内燃エンジン
の始動時における燃料供給量はエンジン冷却水温
(以下エンジン温度という)により決定される度
合が極めて大きく、このためエンジン冷却水温を
検出する温度センサに異常が生じた場合には良好
な始動が非常に困難である。また、一旦始動が行
なわれエンジン回転数が上昇してクランキング回
転数を超え基本制御に入ると、吸気管内の絶対圧
が燃料の供給量を決定する度合が大きくなるため
エンジンの作動は一応可能であるも、始動後にお
いて温度センサに異常が発生したときは過度の水
温補正が行なわれ、このため正確な燃料量の制御
が行なわれない。
の始動時における燃料供給量はエンジン冷却水温
(以下エンジン温度という)により決定される度
合が極めて大きく、このためエンジン冷却水温を
検出する温度センサに異常が生じた場合には良好
な始動が非常に困難である。また、一旦始動が行
なわれエンジン回転数が上昇してクランキング回
転数を超え基本制御に入ると、吸気管内の絶対圧
が燃料の供給量を決定する度合が大きくなるため
エンジンの作動は一応可能であるも、始動後にお
いて温度センサに異常が発生したときは過度の水
温補正が行なわれ、このため正確な燃料量の制御
が行なわれない。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、温
度センサが異常状態でエンジンを始動させる場合
スタータスイツチオンの時点から徐々に燃料供給
量を増量させ、その時のエンジン温度に見合つた
燃料量を供給して始動させ、始動後は所定の温度
に保持することによりエンジンを良好に作動させ
ることを目的とする。この目的を達成するために
本発明においては、内燃エンジンに供給される燃
料量を制御する燃料調量装置をエンジン温度信号
等のエンジンの作動状態を表わす信号により電気
的に制御して燃料噴射量を決定し、この噴射量に
応じて噴射弁を駆動させてエンジンに供給する燃
料量を制御する燃料供給制御方法において、エン
ジンの温度を検出する温度センサから出力される
温度信号により当該温度センサの異常を判別し、
異常時にはスタータスイツチオンの時点から前記
温度信号に代えて擬似温度データを逐次出力さ
せ、この擬似温度データにより始動時の燃料供給
量を徐々に増量させて前記エンジンを始動させ、
始動後は所定温度に保持するようにした温度セン
サ異常時の燃料供給制御方法を提供するものであ
る。
度センサが異常状態でエンジンを始動させる場合
スタータスイツチオンの時点から徐々に燃料供給
量を増量させ、その時のエンジン温度に見合つた
燃料量を供給して始動させ、始動後は所定の温度
に保持することによりエンジンを良好に作動させ
ることを目的とする。この目的を達成するために
本発明においては、内燃エンジンに供給される燃
料量を制御する燃料調量装置をエンジン温度信号
等のエンジンの作動状態を表わす信号により電気
的に制御して燃料噴射量を決定し、この噴射量に
応じて噴射弁を駆動させてエンジンに供給する燃
料量を制御する燃料供給制御方法において、エン
ジンの温度を検出する温度センサから出力される
温度信号により当該温度センサの異常を判別し、
異常時にはスタータスイツチオンの時点から前記
温度信号に代えて擬似温度データを逐次出力さ
せ、この擬似温度データにより始動時の燃料供給
量を徐々に増量させて前記エンジンを始動させ、
始動後は所定温度に保持するようにした温度セン
サ異常時の燃料供給制御方法を提供するものであ
る。
以下本発明の実施例を添付図面を参照して説明
する。
する。
第1図は本発明の制御方法を実施するための装
置の全体の構成図であり、符号1は例えば4気筒
の内燃エンジンを示し、エンジン1は4個の主燃
焼室とこれに通じた副燃焼室(共に図示せず)と
から成る形式のものである。エンジン1には吸気
管2が接続されこの吸気管2は各主燃焼室に連通
した主吸気管と各副燃焼室に連通した副吸気管
(共に図示せず)から成る。吸気管2の途中には
スロツトルボデイ3が設けられ、内部に主吸気
管、副吸気管内にそれぞれ配された主スロツトル
弁、副スロツトル弁(共に図示せず)が連動して
設けられている。主スロツトル弁にはスロツトル
弁開度センサ4が連設されて主スロツトル弁の弁
開度を電気的信号に変換し電子コントロールユニ
ツト(以下「ECU」と言う)5に送るようにさ
れている。
置の全体の構成図であり、符号1は例えば4気筒
の内燃エンジンを示し、エンジン1は4個の主燃
焼室とこれに通じた副燃焼室(共に図示せず)と
から成る形式のものである。エンジン1には吸気
管2が接続されこの吸気管2は各主燃焼室に連通
した主吸気管と各副燃焼室に連通した副吸気管
(共に図示せず)から成る。吸気管2の途中には
スロツトルボデイ3が設けられ、内部に主吸気
管、副吸気管内にそれぞれ配された主スロツトル
弁、副スロツトル弁(共に図示せず)が連動して
設けられている。主スロツトル弁にはスロツトル
弁開度センサ4が連設されて主スロツトル弁の弁
開度を電気的信号に変換し電子コントロールユニ
ツト(以下「ECU」と言う)5に送るようにさ
れている。
吸気管2のエンジン1とスロツトルボデイ3間
には燃料噴射装置6が設けられている。この燃料
噴射装置6はメインインジエクタとサブインジエ
クタ(共に図示せず)から成り、メインインジエ
クタは主吸気管の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒ごとに、サブインジエクタは1個のみ副
吸気管の副スロツトル弁の少し下流側に各気筒に
共通してそれぞれ設けられている。燃料噴射装置
6は図示しない燃料ポンプに接続されている。メ
インインジエクタとサブインジエクタはECU5
に電気的に接続されており、ECU5からの信号
によつて燃料噴射の開弁時間が制御される。
には燃料噴射装置6が設けられている。この燃料
噴射装置6はメインインジエクタとサブインジエ
クタ(共に図示せず)から成り、メインインジエ
クタは主吸気管の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒ごとに、サブインジエクタは1個のみ副
吸気管の副スロツトル弁の少し下流側に各気筒に
共通してそれぞれ設けられている。燃料噴射装置
6は図示しない燃料ポンプに接続されている。メ
インインジエクタとサブインジエクタはECU5
に電気的に接続されており、ECU5からの信号
によつて燃料噴射の開弁時間が制御される。
一方、前記スロツトルボデイ3の主スロツトル
弁の直ぐ下流には管7を介して絶対圧センサ8が
設けられており、この絶対圧センサ8によつて電
気的信号に変換された絶対圧信号は前記ECU5
に送られる。また、その下流には吸気温センサ9
が取付けられており、この吸気温センサ9も吸気
温度を電気的信号に変換してECU5に送るもの
である。
弁の直ぐ下流には管7を介して絶対圧センサ8が
設けられており、この絶対圧センサ8によつて電
気的信号に変換された絶対圧信号は前記ECU5
に送られる。また、その下流には吸気温センサ9
が取付けられており、この吸気温センサ9も吸気
温度を電気的信号に変換してECU5に送るもの
である。
エンジン1の本体にはエンジン水温センサ10
が設けられ、このセンサ10はサーミスタ等から
成り、冷却水が充満したエンジン気筒周壁内に挿
着されて、その検出水温信号をECU5に供給す
る。
が設けられ、このセンサ10はサーミスタ等から
成り、冷却水が充満したエンジン気筒周壁内に挿
着されて、その検出水温信号をECU5に供給す
る。
エンジン回転数センサ(以下「Neセンサ」と
言う)11および気筒判別センサ12がエンジン
の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取
り付けられており、前者Neセンサ11はTDC信
号即ちエンジンのクランク軸の180゜回転毎に所定
のクランク角度位置で、後者気筒判別センサ12
は特定の気筒の所定のクランク角度位置でそれぞ
れ1パルスを出力するものであり、これらのパル
スはECU5に送られる。
言う)11および気筒判別センサ12がエンジン
の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取
り付けられており、前者Neセンサ11はTDC信
号即ちエンジンのクランク軸の180゜回転毎に所定
のクランク角度位置で、後者気筒判別センサ12
は特定の気筒の所定のクランク角度位置でそれぞ
れ1パルスを出力するものであり、これらのパル
スはECU5に送られる。
エンジン1の排気管13には三元触媒14が配
置され排気ガス中のHC、CO、NOx成分の浄化
作用を行なう。この三元触媒14の上流側には
O2センサ15が排気管13に挿着されこのセン
サ15は排気中の酸素濃度を検出しその検出値信
号をECU5に供給する。
置され排気ガス中のHC、CO、NOx成分の浄化
作用を行なう。この三元触媒14の上流側には
O2センサ15が排気管13に挿着されこのセン
サ15は排気中の酸素濃度を検出しその検出値信
号をECU5に供給する。
更に、ECU5には、大気圧を検出するセンサ
16およびエンジンのスタータスイツチ17及び
バツテリ電極18が接続されており、センサ16
からの検出値信号、バツテリ電極18からの電圧
信号およびスタータスイツチ17のオン・オフ状
態信号が供給される。
16およびエンジンのスタータスイツチ17及び
バツテリ電極18が接続されており、センサ16
からの検出値信号、バツテリ電極18からの電圧
信号およびスタータスイツチ17のオン・オフ状
態信号が供給される。
次に上述した構成の電子式燃料噴射制御装置の
燃料制御作用の詳細について説明する。
燃料制御作用の詳細について説明する。
先ず、第2図は本発明の空燃比制御、即ち、
ECU5におけるメイン、サブインジエクタの開
弁時間TOUTM、TOUTSの制御内容の全体のプログラ
ム構成を示すブロツクダイヤグラムで、メインプ
ログラム1とサブプログラム2とから成り、メイ
ンプログラム1はエンジン回転数Neに基づく
TDC信号に同期した制御を行うもので始動時制
御サブルーチン3と基本制御プログラム4とより
成り、他方、サブプログラム2はTDC信号に同
期しない場合の非同期制御サブルーチン5から成
るものである。
ECU5におけるメイン、サブインジエクタの開
弁時間TOUTM、TOUTSの制御内容の全体のプログラ
ム構成を示すブロツクダイヤグラムで、メインプ
ログラム1とサブプログラム2とから成り、メイ
ンプログラム1はエンジン回転数Neに基づく
TDC信号に同期した制御を行うもので始動時制
御サブルーチン3と基本制御プログラム4とより
成り、他方、サブプログラム2はTDC信号に同
期しない場合の非同期制御サブルーチン5から成
るものである。
始動時制御サブルーチン3における基本算出式
は TOUTM=TiCRM×KNe+(TV+ΔTV) ……(1) TOUTS=TiCRS×KNe+TV ……(2) として表わされる。ここでTiCRM、TiCRSはそれぞ
れメイン、サブインジエクタの開弁時間の基準値
であつてそれぞれTiCRM、TiCRSテーブル6,7に
より決定される。KNeはエンジン回転数Neによ
つて規定される始動時の補正係数でKNeテーブル
8により決定される。TVはバツテリ電圧の変化
に応じて開弁時間を増減補正するための定数であ
つてTVテーブル9より求められ、サブインジエ
クタのためのTVに対してメインインジエクタに
は構造の相違によるインジエクタの作動特性に応
じてΔTV分を上のせする。
は TOUTM=TiCRM×KNe+(TV+ΔTV) ……(1) TOUTS=TiCRS×KNe+TV ……(2) として表わされる。ここでTiCRM、TiCRSはそれぞ
れメイン、サブインジエクタの開弁時間の基準値
であつてそれぞれTiCRM、TiCRSテーブル6,7に
より決定される。KNeはエンジン回転数Neによ
つて規定される始動時の補正係数でKNeテーブル
8により決定される。TVはバツテリ電圧の変化
に応じて開弁時間を増減補正するための定数であ
つてTVテーブル9より求められ、サブインジエ
クタのためのTVに対してメインインジエクタに
は構造の相違によるインジエクタの作動特性に応
じてΔTV分を上のせする。
又、基本制御プログラム4における基本算出式
は TOUT=(TiM−TDEC)×(KTA・KTW・ KAFC・KPA・KAST・KWOT・ KO2・KLS)+TACC×(KTA・ KTWT・KAFC)+(TV+ΔTV)・ ……(3) TOUTS=(TiS−TDEC)×(KTA・KTW・KAST・KPA)
+TV ……(4) として表わされる。ここでTiM、TiSはそれぞれメ
イン、サブインジエクタの開弁時間の基準値であ
り、それぞれ基本Tiマツプ10より算出される。
TDEC、TACCはそれぞれ減速時、および加速時にお
ける定数で加速、減速サブルーチン11によつて
決定される。KTA、KTW……等の諸係数はそれぞ
れのテーブル、サブルーチン12により算出され
る。KTAは吸気温度補正係数で実際の吸気温度に
よつてテーブルより算出され、KTWは実際のエン
ジン水温TWによつてテーブルより求められる燃
料増量係数、KAFCはサブルーチンによつて求め
られるフユーエルカツト後の燃料増量係数、KPA
は実際の大気圧によつてテーブルより求められる
大気圧補正係数、KASTはサブルーチンによつて求
められる始動後燃料増量係数、KWOTは定数であ
つてスロツトル弁全開時の混合気のリツチ化係
数、KO2は実際の排気ガス中の酸素濃度に応じて
サブルーチンによつて求められるO2フイードバ
ツク補正係数、KLSは定数であつてリーン・スト
イキ作動時の混合気のリーン化係数である。スト
イキはStoichiometricの略で化学量論量即ち理論
空燃比を示す。又、TACCはサブルーチンによつ
て求められる加速時燃料増量定数であつて所定の
テーブルより求められる。
は TOUT=(TiM−TDEC)×(KTA・KTW・ KAFC・KPA・KAST・KWOT・ KO2・KLS)+TACC×(KTA・ KTWT・KAFC)+(TV+ΔTV)・ ……(3) TOUTS=(TiS−TDEC)×(KTA・KTW・KAST・KPA)
+TV ……(4) として表わされる。ここでTiM、TiSはそれぞれメ
イン、サブインジエクタの開弁時間の基準値であ
り、それぞれ基本Tiマツプ10より算出される。
TDEC、TACCはそれぞれ減速時、および加速時にお
ける定数で加速、減速サブルーチン11によつて
決定される。KTA、KTW……等の諸係数はそれぞ
れのテーブル、サブルーチン12により算出され
る。KTAは吸気温度補正係数で実際の吸気温度に
よつてテーブルより算出され、KTWは実際のエン
ジン水温TWによつてテーブルより求められる燃
料増量係数、KAFCはサブルーチンによつて求め
られるフユーエルカツト後の燃料増量係数、KPA
は実際の大気圧によつてテーブルより求められる
大気圧補正係数、KASTはサブルーチンによつて求
められる始動後燃料増量係数、KWOTは定数であ
つてスロツトル弁全開時の混合気のリツチ化係
数、KO2は実際の排気ガス中の酸素濃度に応じて
サブルーチンによつて求められるO2フイードバ
ツク補正係数、KLSは定数であつてリーン・スト
イキ作動時の混合気のリーン化係数である。スト
イキはStoichiometricの略で化学量論量即ち理論
空燃比を示す。又、TACCはサブルーチンによつ
て求められる加速時燃料増量定数であつて所定の
テーブルより求められる。
これらに対してTDC信号に同期しないメイン
インジエクタの開弁時間TMAの非同期制御サブル
ーチン5の算出式は TMA=TiA×KTWT・KAST+(TV+ΔTV) ……(5) として表わされる。ここでTiAは加速時の非同期、
即ち、TDC信号に同期しない加速制御時の燃料
増量基準値であつてTiAテーブル13より求める。
KTWTは前記水温増量係数KTWをテーブル14より
求め、それに基づいて算出した同期加速、加速
後、および非同期加速時の燃料増量係数である。
インジエクタの開弁時間TMAの非同期制御サブル
ーチン5の算出式は TMA=TiA×KTWT・KAST+(TV+ΔTV) ……(5) として表わされる。ここでTiAは加速時の非同期、
即ち、TDC信号に同期しない加速制御時の燃料
増量基準値であつてTiAテーブル13より求める。
KTWTは前記水温増量係数KTWをテーブル14より
求め、それに基づいて算出した同期加速、加速
後、および非同期加速時の燃料増量係数である。
第3図はECU5におけるTDC信号に同期した
開弁時間制御を行う場合の前記メインプログラム
1のフローチヤートを示し、全体は入力信号の処
理ブロツクA、基本制御ブロツクB、始動時制御
ブロツクCとから成る。先ず入力信号処理ブロツ
クAにおいて、エンジンの点火スイツチ(図示せ
ず)をオンするとCPUがイニシヤライズし(ス
テツプ1)、エンジンの始動によりTDC信号が入
力する(ステツプ2)。次いで、全ての基本アナ
ログ値である各センサからの大気圧PA、絶対圧
PB、エンジン水温TW、吸気温TA、バツテリ電圧
V、スロツトル弁開度θth、O2センサの出力電圧
値V、およびスタータスイツチ17のオン・オフ
状態をECU5内に読込み、必要な値をストアす
る(ステツプ3)。続いて、最初のTDC信号から
次のTDC信号までの経過時間をカウントし、そ
の値に基づいてエンジン回転数Neを計算し同じ
くECU5内にストアし(ステツプ4)、このNe
の計算値によりエンジン回転数がクランキング回
転数(始動時回転数)以下であるか否かを判別し
(ステツプ5)、その答が肯定(Yes)であれば始
動時制御サブルーチンに送られ、TiCRMテーブル
およびTiCRSテーブルによりエンジン冷却水温TW
に基きTiCRM、TiCRSを決定し(ステツプ6)、ま
た、Neの補正係数KNeをKNeテーブルにより決定
する(ステツプ7)。そして、TVテーブルにより
バツテリー電圧補正係数TVを決定し(ステツプ
8)、各数値を前式(1)、(2)に代入してTOUTM、
TOUTSを算出する(ステツプ9)。
開弁時間制御を行う場合の前記メインプログラム
1のフローチヤートを示し、全体は入力信号の処
理ブロツクA、基本制御ブロツクB、始動時制御
ブロツクCとから成る。先ず入力信号処理ブロツ
クAにおいて、エンジンの点火スイツチ(図示せ
ず)をオンするとCPUがイニシヤライズし(ス
テツプ1)、エンジンの始動によりTDC信号が入
力する(ステツプ2)。次いで、全ての基本アナ
ログ値である各センサからの大気圧PA、絶対圧
PB、エンジン水温TW、吸気温TA、バツテリ電圧
V、スロツトル弁開度θth、O2センサの出力電圧
値V、およびスタータスイツチ17のオン・オフ
状態をECU5内に読込み、必要な値をストアす
る(ステツプ3)。続いて、最初のTDC信号から
次のTDC信号までの経過時間をカウントし、そ
の値に基づいてエンジン回転数Neを計算し同じ
くECU5内にストアし(ステツプ4)、このNe
の計算値によりエンジン回転数がクランキング回
転数(始動時回転数)以下であるか否かを判別し
(ステツプ5)、その答が肯定(Yes)であれば始
動時制御サブルーチンに送られ、TiCRMテーブル
およびTiCRSテーブルによりエンジン冷却水温TW
に基きTiCRM、TiCRSを決定し(ステツプ6)、ま
た、Neの補正係数KNeをKNeテーブルにより決定
する(ステツプ7)。そして、TVテーブルにより
バツテリー電圧補正係数TVを決定し(ステツプ
8)、各数値を前式(1)、(2)に代入してTOUTM、
TOUTSを算出する(ステツプ9)。
また、前記ステツプ5において答が否(No)
である場合にはエンジンがフユーエルカツトすべ
き状態にあるか否かを判別し(ステツプ10)、そ
こで答が肯定(Yes)であればTOUTM、TOUTSの値
を共に零にしてフユーエルカツトを行う(ステツ
プ11)。
である場合にはエンジンがフユーエルカツトすべ
き状態にあるか否かを判別し(ステツプ10)、そ
こで答が肯定(Yes)であればTOUTM、TOUTSの値
を共に零にしてフユーエルカツトを行う(ステツ
プ11)。
一方、答が否(No)と判別された場合には各
補正係数KTA、KTW、KAFC、KPA、KAST、KWOT、
KO2、KLS、WTWT等および補正定数TDEC、TACC、
TV、ΔTVを算出する(ステツプ12)。補正係数
TTWは後述するように第6図のサブルーチンによ
つて決定されるエンジン水温TWに基づき、第4
図のテーブルによつて決定されるものである。
補正係数KTA、KTW、KAFC、KPA、KAST、KWOT、
KO2、KLS、WTWT等および補正定数TDEC、TACC、
TV、ΔTVを算出する(ステツプ12)。補正係数
TTWは後述するように第6図のサブルーチンによ
つて決定されるエンジン水温TWに基づき、第4
図のテーブルによつて決定されるものである。
次いで、回転数Ne、絶対圧PBの各データに応
じて所定の対応するマツプを選択し該マツプによ
りTiM、TiSを決定する(ステツプ13)。而して、
上記ステツプ12、13により得られた補正係数値、
補正定数値並びに基準値に基づいて前式(3)、(4)に
よりTOUTM、TOUTSを算出する(ステツプ14)。そ
して、斯く得られたTOUTM、TOUTSの値に基づきメ
イン、サブインジエクタをそれぞれ作動させる
(ステツプ15)。
じて所定の対応するマツプを選択し該マツプによ
りTiM、TiSを決定する(ステツプ13)。而して、
上記ステツプ12、13により得られた補正係数値、
補正定数値並びに基準値に基づいて前式(3)、(4)に
よりTOUTM、TOUTSを算出する(ステツプ14)。そ
して、斯く得られたTOUTM、TOUTSの値に基づきメ
イン、サブインジエクタをそれぞれ作動させる
(ステツプ15)。
第4図はエンジン水温TWと水温増量係数KTW
との関係を示すKWTテーブルである。先ず、水温
TWがある一定値TW5(例えば60℃)以上のときは
KTWは1であるが、TW5以下になつた場合にはキ
ヤリブレーシヨン変数として設けられた5段階の
温度TW1〜5に対してそれぞれ5点のKTWが設定さ
れており、水温TWが各変数値TW1〜5以外の値を
とるときは補間計算によつて求める。第5図は水
温TWが同一の場合の絶対値PBと上記係数WTWと
の関係を示すグラフであり、絶対圧PBとして所
定圧PB1(例えば400mmHg)とPB2(例えば300mm
Hg)と2点の基準を設け、絶対圧PBがPB1以下、
およびPB2以上のときにはKTWは一定値をとるが
PB1とPB2との中間のときには補間計算を行うこと
によりKTWを求める。
との関係を示すKWTテーブルである。先ず、水温
TWがある一定値TW5(例えば60℃)以上のときは
KTWは1であるが、TW5以下になつた場合にはキ
ヤリブレーシヨン変数として設けられた5段階の
温度TW1〜5に対してそれぞれ5点のKTWが設定さ
れており、水温TWが各変数値TW1〜5以外の値を
とるときは補間計算によつて求める。第5図は水
温TWが同一の場合の絶対値PBと上記係数WTWと
の関係を示すグラフであり、絶対圧PBとして所
定圧PB1(例えば400mmHg)とPB2(例えば300mm
Hg)と2点の基準を設け、絶対圧PBがPB1以下、
およびPB2以上のときにはKTWは一定値をとるが
PB1とPB2との中間のときには補間計算を行うこと
によりKTWを求める。
第6図は、第3図の処理ブロツクAのステツプ
4と処理ブロツクBのステツプ5との間に挿入さ
れるサブルーチンを示し、水温センサ10の異常
判別及び異常時における始動モード、基本モード
中のエンジン水温TWの擬似値が決定される。ま
ず第1図のイグニツシヨンスイツチをオンすると
CPUがイニシヤライズして所定の水温例えば30
℃に相当するデータTWOをエンジン水温TWとし
てセツトする(ステツプ1)。次いで水温センサ
10から出力された温度TWに相当するデータ
VTWを読み込みストアする(ステツプ2)、続い
てそのデータVTWが規定値(上限値)VTWH以上で
あるか否かを判別し(ステツプ3)、その答が否
定(No)であれば引続いて規定値(下限値)
VTWL以下であるか否かを判別る(ステツプ4)。
ステツプ4の答が否定(No)である場合にはデ
ータVTWはVTWL<VTW<VTWHであり水温センサ1
0は正常と判別され、第3図の処理ブロツクBの
ステツプ5へ進む。該ステツプ5及び引き続くス
テツプ10の答が否定(No)のときに前記値VTW
はステツプ12においてエンジン水温TWとして補
正係数KTWの算出に使われる。該ステツプ5の答
が肯定(Yes)のときには前記値VTWがステツプ
6においてエンジン水温TWとして使われ、
TiCRM、TiCRSが決定される。
4と処理ブロツクBのステツプ5との間に挿入さ
れるサブルーチンを示し、水温センサ10の異常
判別及び異常時における始動モード、基本モード
中のエンジン水温TWの擬似値が決定される。ま
ず第1図のイグニツシヨンスイツチをオンすると
CPUがイニシヤライズして所定の水温例えば30
℃に相当するデータTWOをエンジン水温TWとし
てセツトする(ステツプ1)。次いで水温センサ
10から出力された温度TWに相当するデータ
VTWを読み込みストアする(ステツプ2)、続い
てそのデータVTWが規定値(上限値)VTWH以上で
あるか否かを判別し(ステツプ3)、その答が否
定(No)であれば引続いて規定値(下限値)
VTWL以下であるか否かを判別る(ステツプ4)。
ステツプ4の答が否定(No)である場合にはデ
ータVTWはVTWL<VTW<VTWHであり水温センサ1
0は正常と判別され、第3図の処理ブロツクBの
ステツプ5へ進む。該ステツプ5及び引き続くス
テツプ10の答が否定(No)のときに前記値VTW
はステツプ12においてエンジン水温TWとして補
正係数KTWの算出に使われる。該ステツプ5の答
が肯定(Yes)のときには前記値VTWがステツプ
6においてエンジン水温TWとして使われ、
TiCRM、TiCRSが決定される。
ステツプ3又は4における判別の結果が肯定
(Yes)の場合には、VTW>VTWH又はVTW<VTWL
の状態が所定時間例えば2秒間以上持続されたか
否かを判別し(ステツプ5)、その答が肯定
(Yes)であれば水温センサ10が異常と判断し、
否定(No)であれば異常検出中と判断する。水
温センサ10は異常と判別された場合、エンジン
が始動モード中であるか否かを判別し(ステツプ
8)、その答が肯定(Yes)であれば第7図bに
示すようにスタータスイツチ17がオンの時点か
ら所定時間毎例えば2秒毎に同図aに示すような
ステツプ状に逐次変化する擬似温度TWFS1、TWFS2
〜TWFS5に相当するデータを順次読み出すと共に、
所定時間例えば8秒以後はデータTWFS5の一定値
とする。また、否定(No)である場合は始動後
の基本モード中の作動と判別され所定の水温例え
ば30℃に相当するデータTWOに設定する。
(Yes)の場合には、VTW>VTWH又はVTW<VTWL
の状態が所定時間例えば2秒間以上持続されたか
否かを判別し(ステツプ5)、その答が肯定
(Yes)であれば水温センサ10が異常と判断し、
否定(No)であれば異常検出中と判断する。水
温センサ10は異常と判別された場合、エンジン
が始動モード中であるか否かを判別し(ステツプ
8)、その答が肯定(Yes)であれば第7図bに
示すようにスタータスイツチ17がオンの時点か
ら所定時間毎例えば2秒毎に同図aに示すような
ステツプ状に逐次変化する擬似温度TWFS1、TWFS2
〜TWFS5に相当するデータを順次読み出すと共に、
所定時間例えば8秒以後はデータTWFS5の一定値
とする。また、否定(No)である場合は始動後
の基本モード中の作動と判別され所定の水温例え
ば30℃に相当するデータTWOに設定する。
ステツプ5における判別の答が否定(No)す
なわち異常検出中であれば前回ループでエンジン
温度として使用したデータVTWを引続きエンジン
水温TWとして使用する(ステツプ6)。
なわち異常検出中であれば前回ループでエンジン
温度として使用したデータVTWを引続きエンジン
水温TWとして使用する(ステツプ6)。
水温センサ10が異常時で且つ始動モード中に
おいてはステツプ10において与えられる擬似温度
TWFS1〜TWFS5に相当するデータをエンジン水温
TWとして用いて第3図ステツプ6でTiCRM、TiCRS
を決定する。異常時で且つ始動モード以外の時に
はステツプ9で与えられるTWOに相当するデータ
をエンジン水温TWとして使用して第3図のステ
ツプ12において補正係数KTWを決定する。
おいてはステツプ10において与えられる擬似温度
TWFS1〜TWFS5に相当するデータをエンジン水温
TWとして用いて第3図ステツプ6でTiCRM、TiCRS
を決定する。異常時で且つ始動モード以外の時に
はステツプ9で与えられるTWOに相当するデータ
をエンジン水温TWとして使用して第3図のステ
ツプ12において補正係数KTWを決定する。
第8図は前記第6図に示すフローチヤートに基
づいて水温センサの異常判別及び異常時における
擬似温度データを出力する制御装置のブロツク図
で前記第1図に示すECU5に内蔵されている。
図において、エンジン水温TW値レジスタ50は
水温センサ10から出力されるエンジン冷却水温
TWに相当する温度データVTWを所定時間経過毎
に逐次読み込み、アンド回路AND1の入力側及
び比較器55,56の一方の入力端子A,A′に
加える。一方、これらの各比較器55,56の他
方の入力端子B,B′には夫々エンジン水温上限
値VTWHメモリ51、エンジン水温下限値VTWLメ
モリ52から上限値データVTWH、下限値データ
VTWLが入力されている。エンジン回転数Me値レ
ジスタ53は第1図に示すエンジン回転センサ1
1から出力されるエンジン回転数Neの逆数1/
Neに相当するデータMeを読み込み比較器57の
一方の入力端子A″に加える。この比較器57の
他方の入力端子B″にはクランキング回転数NeCR
に相当するデータMeCRが記憶されたMeCR値メモ
リ54から前記クランキング回転数のデータ
MeCRが入力されている。
づいて水温センサの異常判別及び異常時における
擬似温度データを出力する制御装置のブロツク図
で前記第1図に示すECU5に内蔵されている。
図において、エンジン水温TW値レジスタ50は
水温センサ10から出力されるエンジン冷却水温
TWに相当する温度データVTWを所定時間経過毎
に逐次読み込み、アンド回路AND1の入力側及
び比較器55,56の一方の入力端子A,A′に
加える。一方、これらの各比較器55,56の他
方の入力端子B,B′には夫々エンジン水温上限
値VTWHメモリ51、エンジン水温下限値VTWLメ
モリ52から上限値データVTWH、下限値データ
VTWLが入力されている。エンジン回転数Me値レ
ジスタ53は第1図に示すエンジン回転センサ1
1から出力されるエンジン回転数Neの逆数1/
Neに相当するデータMeを読み込み比較器57の
一方の入力端子A″に加える。この比較器57の
他方の入力端子B″にはクランキング回転数NeCR
に相当するデータMeCRが記憶されたMeCR値メモ
リ54から前記クランキング回転数のデータ
MeCRが入力されている。
定電圧回路AVR1はイグニツシヨンスイツチ
IGSWがオンのときにバツテリBTから所定の電
圧+Vccを出力し制御装置に加える。また、初期
セツトパルス発生回路59はバツテリBTに直接
接続された定電圧回路AVF2から電圧が印加さ
れた時にのみすなわち、バツテリBTを接続した
時にのみ単一パルスPiを出力し後述するフリツプ
フロツプ回路63をセツトする。レベル修正回路
58はスタータスイツチ17がオンのときに入力
される電圧信号を所定レベルの信号に修正して出
力しアンド回路AND5の入力側に加える。
IGSWがオンのときにバツテリBTから所定の電
圧+Vccを出力し制御装置に加える。また、初期
セツトパルス発生回路59はバツテリBTに直接
接続された定電圧回路AVF2から電圧が印加さ
れた時にのみすなわち、バツテリBTを接続した
時にのみ単一パルスPiを出力し後述するフリツプ
フロツプ回路63をセツトする。レベル修正回路
58はスタータスイツチ17がオンのときに入力
される電圧信号を所定レベルの信号に修正して出
力しアンド回路AND5の入力側に加える。
比較器55は温度データVTWが上限値VTWHより
大きいか否かを判別するもので、入力データVTW
とVTWHとを比較し、VTW>VTWHのときすなわち、
温度データVTWが上限値VTWHを超えたときに出力
がハイレベル(以下1という)となる。比較器5
6は温度データVTWの下限を判別するもので、入
力データVTWとVTWLとを比較し、VTW<VTWLのと
きすなわち、温度データVTWが下限値VTWLよりも
低いときに出力が1となる。従つて、これらの比
較器55又は56から信号1が出力された時すな
わち、温度データVTWが所定の範囲外にある状態
のときに水温センサ10が異常と判別される。こ
れらの比較器55,56の出力がローレベル(以
下0という)のときには単安定マルチバイブレー
タ61の出力は0である。
大きいか否かを判別するもので、入力データVTW
とVTWHとを比較し、VTW>VTWHのときすなわち、
温度データVTWが上限値VTWHを超えたときに出力
がハイレベル(以下1という)となる。比較器5
6は温度データVTWの下限を判別するもので、入
力データVTWとVTWLとを比較し、VTW<VTWLのと
きすなわち、温度データVTWが下限値VTWLよりも
低いときに出力が1となる。従つて、これらの比
較器55又は56から信号1が出力された時すな
わち、温度データVTWが所定の範囲外にある状態
のときに水温センサ10が異常と判別される。こ
れらの比較器55,56の出力がローレベル(以
下0という)のときには単安定マルチバイブレー
タ61の出力は0である。
この単安定マルチバイブレータ61の出力0は
インバータIN1で反転され信号1としてアンド
回路AND1に加えられる。一方、初期セツトパ
ルスPiによりセツト状態にされたフリツプフロツ
プ回路63の出力端子Qの出力1がアンド回路
AND1及びAND2に加えられており、これらの
アンド回路AND1、AND2が開成可能な状態と
なつている。従つて、温度データVTWが上限値
VTWHと下限値VTWLとの間にあり(VTWL<VTW<
VTWH)、比較器55,56の出力が共に0すなわ
ち、水温センサ10が正常の時にはVTW値レジス
タ50から逐次出力される温度データVTWがアン
ド回路AND1を通して水温TW値レジスタ64に
入力される。このレジスタ64のデータは入力す
る温度データVTWに応じて書き換えられる。この
レジスタ64のデータTWはアンド回路AND2及
びオア回路OR2を通して開弁時間Ti値制御回路
80に加えられる。
インバータIN1で反転され信号1としてアンド
回路AND1に加えられる。一方、初期セツトパ
ルスPiによりセツト状態にされたフリツプフロツ
プ回路63の出力端子Qの出力1がアンド回路
AND1及びAND2に加えられており、これらの
アンド回路AND1、AND2が開成可能な状態と
なつている。従つて、温度データVTWが上限値
VTWHと下限値VTWLとの間にあり(VTWL<VTW<
VTWH)、比較器55,56の出力が共に0すなわ
ち、水温センサ10が正常の時にはVTW値レジス
タ50から逐次出力される温度データVTWがアン
ド回路AND1を通して水温TW値レジスタ64に
入力される。このレジスタ64のデータは入力す
る温度データVTWに応じて書き換えられる。この
レジスタ64のデータTWはアンド回路AND2及
びオア回路OR2を通して開弁時間Ti値制御回路
80に加えられる。
水温センサ10に異常が生じ、レジスタ50の
出力データVTWが上限値VTWH以上又は下限値
VTWL以下となると、比較器55又は56の出力
が1となり、この出力1はオア回路OR1を介し
てコンデンサC1、抵抗R1、ダイオードD1により
構成された微分回路60、抑止回路62の一方の
入力側及び単安定マルチバイブレータ61のリセ
ツト入力端子に加えられる。微分回路60は入力
信号の立上り時にトリガパルス信号を出力し単安
定マルチバイブレータ61に加える。単安定マル
チバイブレータ61はトリガパルスが加えられる
と作動して所定時間すなわち前記第6図のステツ
プ5に示す2秒間の間その出力が1となる。この
出力1はインバータIN1により反転された後ア
ンド回路AND1に加えられ、当該アンド回路
AND1を閉成状態にする。また、単安定マルチ
バイブレータ61の出力側はコンデンサC2を通
して抑止回路62の他方の入力側に接続されてお
り、更この入力側は抵抗R2及びダイオードD2の
並列回路を介して電源+VCCに接続されている。
このダイオードD2は抑止回路62の入力電圧レ
ベルを電源電圧+VCC以下の所定値に規定するた
めのものである。
出力データVTWが上限値VTWH以上又は下限値
VTWL以下となると、比較器55又は56の出力
が1となり、この出力1はオア回路OR1を介し
てコンデンサC1、抵抗R1、ダイオードD1により
構成された微分回路60、抑止回路62の一方の
入力側及び単安定マルチバイブレータ61のリセ
ツト入力端子に加えられる。微分回路60は入力
信号の立上り時にトリガパルス信号を出力し単安
定マルチバイブレータ61に加える。単安定マル
チバイブレータ61はトリガパルスが加えられる
と作動して所定時間すなわち前記第6図のステツ
プ5に示す2秒間の間その出力が1となる。この
出力1はインバータIN1により反転された後ア
ンド回路AND1に加えられ、当該アンド回路
AND1を閉成状態にする。また、単安定マルチ
バイブレータ61の出力側はコンデンサC2を通
して抑止回路62の他方の入力側に接続されてお
り、更この入力側は抵抗R2及びダイオードD2の
並列回路を介して電源+VCCに接続されている。
このダイオードD2は抑止回路62の入力電圧レ
ベルを電源電圧+VCC以下の所定値に規定するた
めのものである。
単安定マルチバイブレータ61の出力が2秒経
過後0になる時すなわち、出力が1から0に立下
る時にコンデンサC2が放電される。このコンデ
ンサC2が放電されてから再び充電されるまでの
間抑止回路の入力が0となる。この時オア回路
OR1から信号1がこの抑止回路62の一方の入
力に印加されていれば、すなわち、オア回路OR
1の出力1が2秒以上持続された場合には抑止回
路62の出力が1となりフリツプフロツプ回路6
3をリセツトする。このときに水温センサ10が
異常と判別される。
過後0になる時すなわち、出力が1から0に立下
る時にコンデンサC2が放電される。このコンデ
ンサC2が放電されてから再び充電されるまでの
間抑止回路の入力が0となる。この時オア回路
OR1から信号1がこの抑止回路62の一方の入
力に印加されていれば、すなわち、オア回路OR
1の出力1が2秒以上持続された場合には抑止回
路62の出力が1となりフリツプフロツプ回路6
3をリセツトする。このときに水温センサ10が
異常と判別される。
単安定マルチバイブレータ61はオア回路OR
1の出力が1から0に変化する時にリセツトされ
る。従つて、オア回路OR1の出力1が一旦発生
した後2秒経過前に0となる場合にはオア回路
OR1の出力が0となり、同時に単安定マルチバ
イブレータ61の出力が0となりアンド回路
AND1が開成状態となりレジスタ50から出力
された温度データVTWがこのアンド回路AND1
を通してTW値に読み込まれる。
1の出力が1から0に変化する時にリセツトされ
る。従つて、オア回路OR1の出力1が一旦発生
した後2秒経過前に0となる場合にはオア回路
OR1の出力が0となり、同時に単安定マルチバ
イブレータ61の出力が0となりアンド回路
AND1が開成状態となりレジスタ50から出力
された温度データVTWがこのアンド回路AND1
を通してTW値に読み込まれる。
水温センサ10の出力が異常と判別されフリツ
プフロツプ回路63がリセツトされると出力Qが
0、出力が1となり、アンド回路AND1,
AND2が閉成状態、アンド回路AND3,AND
4,AND5が閉成状態となる。しかして、レジ
スタ50からの出力はTW値レジスタ64には入
力されず、そのデータ書換えは行なわれない。ま
た、アンド回路AND2からは水温センサ10が
正常時のデータが出力されない。
プフロツプ回路63がリセツトされると出力Qが
0、出力が1となり、アンド回路AND1,
AND2が閉成状態、アンド回路AND3,AND
4,AND5が閉成状態となる。しかして、レジ
スタ50からの出力はTW値レジスタ64には入
力されず、そのデータ書換えは行なわれない。ま
た、アンド回路AND2からは水温センサ10が
正常時のデータが出力されない。
比較器57はエンジンが始動時であるか始動後
であるかを判別するもので、Me値レジスタ53
から入力される現在のエンジン回転数Neに相当
するデータMeとMeCR値メモリ54から入力され
るクランキング回転数NeCRに対応するデータ
MeCRとを比較し、Me>MeCR(A″>B″)の場合す
なわち、始動時には信号1を出力する。この信号
1はスタータスイツチ17がオン時に開成状態と
なるアンド回路AND5を通してコンデンサC3、
抵抗R3、ダイオードD3で構成された微分回路7
0、単安定マルチバイブレータ72のリセツト入
力端子、アンド回路AND4及びインバータIN2
を介してアンド回路AND3に加えられる。微分
回路70はアンド回路AND5から第9図aに示
すように信号1が出力されると、この信号の立上
り時に同図bに示すトリガパルス信号を出力して
カウンタ兼デコーダ73のリセツト入力端子Rに
加えて当該カウンタ兼デコーダ73をリセツトす
ると共に、オア回路OR3を通して単安定マルチ
バイブレータ72に加える。
であるかを判別するもので、Me値レジスタ53
から入力される現在のエンジン回転数Neに相当
するデータMeとMeCR値メモリ54から入力され
るクランキング回転数NeCRに対応するデータ
MeCRとを比較し、Me>MeCR(A″>B″)の場合す
なわち、始動時には信号1を出力する。この信号
1はスタータスイツチ17がオン時に開成状態と
なるアンド回路AND5を通してコンデンサC3、
抵抗R3、ダイオードD3で構成された微分回路7
0、単安定マルチバイブレータ72のリセツト入
力端子、アンド回路AND4及びインバータIN2
を介してアンド回路AND3に加えられる。微分
回路70はアンド回路AND5から第9図aに示
すように信号1が出力されると、この信号の立上
り時に同図bに示すトリガパルス信号を出力して
カウンタ兼デコーダ73のリセツト入力端子Rに
加えて当該カウンタ兼デコーダ73をリセツトす
ると共に、オア回路OR3を通して単安定マルチ
バイブレータ72に加える。
単安定マルチバイブレータ72はトリガパルス
信号が加えられると一定時間に亘り第9図cに示
すように出力が1となる。この出力1はインバー
タIN3を介してナンド回路NAND1の一方の入
力側及び抵抗R5とコンデンサC5とにより構成さ
れた積分回路74に加えられ、この積分回路74
の出力はナンド回路NAND1の他方の入力側に
加えられる。積分回路74の出力は第9図dに示
すように変化し、従つて、ナンド回路NAND1
の出力は単安定マルチバイブレータ72の出力が
1のときに1、0になると0となる。このナンド
回路NAND1の出力はコンデンサC4、抵抗R4、
ダイオードD4で構成された微分回路71に加え
られる。
信号が加えられると一定時間に亘り第9図cに示
すように出力が1となる。この出力1はインバー
タIN3を介してナンド回路NAND1の一方の入
力側及び抵抗R5とコンデンサC5とにより構成さ
れた積分回路74に加えられ、この積分回路74
の出力はナンド回路NAND1の他方の入力側に
加えられる。積分回路74の出力は第9図dに示
すように変化し、従つて、ナンド回路NAND1
の出力は単安定マルチバイブレータ72の出力が
1のときに1、0になると0となる。このナンド
回路NAND1の出力はコンデンサC4、抵抗R4、
ダイオードD4で構成された微分回路71に加え
られる。
微分回路71はナンド回路NAND71の出力
が0から1に立上る時に第9図fに示すようなト
リガパルス信号を出力してカウンタ兼デコーダ7
3のクロツク入力端子CK、オア回路OR3を通
して単安定マルチバイブレータ72に加えられ
る。従つて、微分回路70のトリガパルス信号に
より単安定マルチバイブレータ72が駆動された
後は、当該単安定マルチバイブレータ72、イン
バータIN3及び積分回路74、ナンド回路
NAND1、微分回路71、オア回路OR3により
発振回路が構成され、微分回路71から第9図f
に示すように単安定マルチバイブレータ72の出
力に同期したトリガパルス信号が逐次出力され
る。この微分回路71から出力されるトリガパル
ス信号の周期は前記第6図のステツプ10に示すよ
うに2秒に設定されている。
が0から1に立上る時に第9図fに示すようなト
リガパルス信号を出力してカウンタ兼デコーダ7
3のクロツク入力端子CK、オア回路OR3を通
して単安定マルチバイブレータ72に加えられ
る。従つて、微分回路70のトリガパルス信号に
より単安定マルチバイブレータ72が駆動された
後は、当該単安定マルチバイブレータ72、イン
バータIN3及び積分回路74、ナンド回路
NAND1、微分回路71、オア回路OR3により
発振回路が構成され、微分回路71から第9図f
に示すように単安定マルチバイブレータ72の出
力に同期したトリガパルス信号が逐次出力され
る。この微分回路71から出力されるトリガパル
ス信号の周期は前記第6図のステツプ10に示すよ
うに2秒に設定されている。
カウンタ兼デコーダ73はリセツトされると出
力端子Q0のみが1となり他の出力端子Q1〜Q7の
出力は全て0となる。そして、クロツク入力端子
CKにトリガパルス信号が入力される毎に出力端
子Q1〜Q7の1つの出力のみが逐次1となる。こ
のカウンタ兼デコーダ73の各出力端子Q0〜Q3
の出力はアンド回路AND6〜AND9の一方の入
力側に加えられこれらのアンド回路AND6〜
AND9を逐次開成状態にする。これらのアンド
回路AND6〜AND9の他方の入力端子には前記
第6図のステツプ10及び第7図aに示すように擬
似温度TWFS1〜TWFS4(TWFS1>TWFS2>TWFS3>TWFS
4)に相当するデータが記憶されているTWFS値メ
モリ75〜78が接続されている。また、カウン
タ兼デコーダ73の出力端子Q0〜Q3はナンド回
路NAND2を介してアンド回路AND10の一方
の入力側に接続され、このアンド回路AND10
の他方の入力側には擬似温度TWFS5(<TWFS4)に
相当するデータが記憶されたTWFS値メモリ79
が接続されている。
力端子Q0のみが1となり他の出力端子Q1〜Q7の
出力は全て0となる。そして、クロツク入力端子
CKにトリガパルス信号が入力される毎に出力端
子Q1〜Q7の1つの出力のみが逐次1となる。こ
のカウンタ兼デコーダ73の各出力端子Q0〜Q3
の出力はアンド回路AND6〜AND9の一方の入
力側に加えられこれらのアンド回路AND6〜
AND9を逐次開成状態にする。これらのアンド
回路AND6〜AND9の他方の入力端子には前記
第6図のステツプ10及び第7図aに示すように擬
似温度TWFS1〜TWFS4(TWFS1>TWFS2>TWFS3>TWFS
4)に相当するデータが記憶されているTWFS値メ
モリ75〜78が接続されている。また、カウン
タ兼デコーダ73の出力端子Q0〜Q3はナンド回
路NAND2を介してアンド回路AND10の一方
の入力側に接続され、このアンド回路AND10
の他方の入力側には擬似温度TWFS5(<TWFS4)に
相当するデータが記憶されたTWFS値メモリ79
が接続されている。
スタータスイツチ17がオンにされた第7図b
に示す時点から2秒経過毎にアンド回路AND6
〜AND9からTWFS1〜TWFS4値メモリの各データ
が第7図aに示すように逐次出力され、8秒経過
後ナンド回路NAND2の出力が1となるとアン
ド回路AND10が開成状態となり当該アンド回
路AND10を通して温度TWFS5に相当するデータ
が出力され、これらの各データはオア回路OR
4、アンド回路AND4、オア回路OR2を介して
Ti値制御回路80に加えられる。
に示す時点から2秒経過毎にアンド回路AND6
〜AND9からTWFS1〜TWFS4値メモリの各データ
が第7図aに示すように逐次出力され、8秒経過
後ナンド回路NAND2の出力が1となるとアン
ド回路AND10が開成状態となり当該アンド回
路AND10を通して温度TWFS5に相当するデータ
が出力され、これらの各データはオア回路OR
4、アンド回路AND4、オア回路OR2を介して
Ti値制御回路80に加えられる。
尚、始動中に第7図bに示すようにスタータス
イツチ17をオフにするとアンド回路AND5の
出力が0となり単安定マルチバイブレータ72が
リセツトされ、これに伴ないカウンタ兼デコーダ
73の出力Q0〜Q7のいずれかに対応するTWFS値
に相当するデータがオア回路OR4から出力され
るが、このときにはアンド回路AND4が閉成状
態となり前記データはTi値制御回路80には入
力されない。スタータスイツチ17をオンにする
と再びアンド回路AND5の出力が1となりカウ
ンタ兼デコーダ73がリセツトされ、前述と同様
に出力端子Q0からQ1,Q2,…と逐次信号1が出
力され、これに応じて擬似温度TWFS1、TWFS2、…
のデータが逐次Ti値制御回路80に加えられる。
上述のようにアンド回路AND4から出力される
データは水温センサ10が異常時で且つ始動モー
ドのときの擬似温度TWFS1〜TWFS4に相当するデー
タである。
イツチ17をオフにするとアンド回路AND5の
出力が0となり単安定マルチバイブレータ72が
リセツトされ、これに伴ないカウンタ兼デコーダ
73の出力Q0〜Q7のいずれかに対応するTWFS値
に相当するデータがオア回路OR4から出力され
るが、このときにはアンド回路AND4が閉成状
態となり前記データはTi値制御回路80には入
力されない。スタータスイツチ17をオンにする
と再びアンド回路AND5の出力が1となりカウ
ンタ兼デコーダ73がリセツトされ、前述と同様
に出力端子Q0からQ1,Q2,…と逐次信号1が出
力され、これに応じて擬似温度TWFS1、TWFS2、…
のデータが逐次Ti値制御回路80に加えられる。
上述のようにアンド回路AND4から出力される
データは水温センサ10が異常時で且つ始動モー
ドのときの擬似温度TWFS1〜TWFS4に相当するデー
タである。
比較器57の出力が0の場合すなわち始動後と
判別された場合にはアンド回路AND5の出力が
0であり、単安定マルチバイブレータ72、カウ
ンタ兼デコーダ73が停止する。一方、インバー
タIN2の出力が1となり、これに伴ないアンド
回路AND3が開成状態となり、TWO値メモリ6
5に記憶されている擬似温度TWOに相当するデー
タがアンド回路AND3、オア回路OR2を介して
出力されTi値制御回路80に加えられる。この
アンド回路AND3から出力されるデータは水温
センサ10が異常時で且つ始動モード以外の時の
擬似温度TWOに相当するデータである。
判別された場合にはアンド回路AND5の出力が
0であり、単安定マルチバイブレータ72、カウ
ンタ兼デコーダ73が停止する。一方、インバー
タIN2の出力が1となり、これに伴ないアンド
回路AND3が開成状態となり、TWO値メモリ6
5に記憶されている擬似温度TWOに相当するデー
タがアンド回路AND3、オア回路OR2を介して
出力されTi値制御回路80に加えられる。この
アンド回路AND3から出力されるデータは水温
センサ10が異常時で且つ始動モード以外の時の
擬似温度TWOに相当するデータである。
Ti値制御回路80はオア回路OR2から入力さ
れる温度に応じたデータに基づいて開弁時間Ti
を演算し、相応する制御信号を出力して第1図の
燃料噴射装置6に加え、開弁時間を制御し、エン
ジンに供給する燃料量を制御する。すなわち、水
温センサ10に異常を生じた場合、始動時におい
ては噴射燃料量を逐次増加させ、始動時以外例え
ば始動後或は定常走行時においては所定の噴射燃
料量を供給する。
れる温度に応じたデータに基づいて開弁時間Ti
を演算し、相応する制御信号を出力して第1図の
燃料噴射装置6に加え、開弁時間を制御し、エン
ジンに供給する燃料量を制御する。すなわち、水
温センサ10に異常を生じた場合、始動時におい
ては噴射燃料量を逐次増加させ、始動時以外例え
ば始動後或は定常走行時においては所定の噴射燃
料量を供給する。
以上説明したように本発明によれば、内燃エン
ジンに供給される燃料量を制御する燃料調量装置
をエンジン温度信号等のエンジンの作動状態を表
わす信号により電気的に制御する燃料供給制御方
法において、エンジンの温度を検出する温度セン
サから出力される温度信号により当該温度センサ
の異常を判別し、異常時にはスタータスイツチオ
ンの時点から前記温度信号に代えて擬似温度デー
タを逐次出力させ、この擬似温度データにより始
動時の燃料供給量を徐々に増量させ、始動後は所
定の温度データにより燃料量を供給するようにし
たので、水温センサに異常を生じた場合でもエン
ジンの始動が容易となり、始動後においてもエン
ジンを円滑に稼動させることが可能となる。
ジンに供給される燃料量を制御する燃料調量装置
をエンジン温度信号等のエンジンの作動状態を表
わす信号により電気的に制御する燃料供給制御方
法において、エンジンの温度を検出する温度セン
サから出力される温度信号により当該温度センサ
の異常を判別し、異常時にはスタータスイツチオ
ンの時点から前記温度信号に代えて擬似温度デー
タを逐次出力させ、この擬似温度データにより始
動時の燃料供給量を徐々に増量させ、始動後は所
定の温度データにより燃料量を供給するようにし
たので、水温センサに異常を生じた場合でもエン
ジンの始動が容易となり、始動後においてもエン
ジンを円滑に稼動させることが可能となる。
第1図は本発明の燃料供給制御方法を実施する
ための制御装置の全体のブロツク図、第2図は
ECUにおけるメイン、サブインジエクタの開弁
時間TOUTM,TOUTSの制御内容の全体のプログラム
構成を示すブロツクダイヤグラム、第3図はメイ
ンプログラムのフローチヤート、第4図はエンジ
ン水温TWと水温増量係数WTWとの関係を示すテ
ーブル、第5図は水温TWが同一の場合の絶対圧
PBと水温増量係数KTWとの関係を示すグラフ、第
6図は本発明に係る温度センサ異常時の燃料供給
制御方法の一実施例を示すフローチヤート、第7
図a〜cは第6図のフローチヤートに示す制御方
法の説明図、第8図は第6図のフローチヤートを
実施するための制御装置の一実施例を示すブロツ
ク図、第9図a〜fは第8図の〜における信
号波形の一実施例を示す図である。 1…エンジン、5…ECU、6…燃料噴射装置、
10…水温センサ、17…スタータスイツチ、5
0,53,64…レジスタ、51,54,65,
75〜79…メモリ、55,56,57…比較
器、61,72…単安定マルチバイブレータ、6
3…フリツプフロツプ回路、73…カウンタ兼デ
コーダ、80…Ti値制御回路。
ための制御装置の全体のブロツク図、第2図は
ECUにおけるメイン、サブインジエクタの開弁
時間TOUTM,TOUTSの制御内容の全体のプログラム
構成を示すブロツクダイヤグラム、第3図はメイ
ンプログラムのフローチヤート、第4図はエンジ
ン水温TWと水温増量係数WTWとの関係を示すテ
ーブル、第5図は水温TWが同一の場合の絶対圧
PBと水温増量係数KTWとの関係を示すグラフ、第
6図は本発明に係る温度センサ異常時の燃料供給
制御方法の一実施例を示すフローチヤート、第7
図a〜cは第6図のフローチヤートに示す制御方
法の説明図、第8図は第6図のフローチヤートを
実施するための制御装置の一実施例を示すブロツ
ク図、第9図a〜fは第8図の〜における信
号波形の一実施例を示す図である。 1…エンジン、5…ECU、6…燃料噴射装置、
10…水温センサ、17…スタータスイツチ、5
0,53,64…レジスタ、51,54,65,
75〜79…メモリ、55,56,57…比較
器、61,72…単安定マルチバイブレータ、6
3…フリツプフロツプ回路、73…カウンタ兼デ
コーダ、80…Ti値制御回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 内燃エンジンに供給される燃料量を制御する
燃料調量装置をエンジン水温信号等のエンジンの
作動状態を表わす信号により電気的に制御する燃
料供給制御方法において、エンジン水温を検出す
る温度センサの出力温度信号により当該温度セン
サの異常を判別し、異常時にはスタータスイツチ
オンの時点から前記温度信号に代えて時間経過に
従い前記エンジン水温の高温側から低温側に変化
するものである擬似温度データを逐次出力させ、
この擬似温度データにより始動時の燃料供給量を
徐々に増量させて前記エンジンを始動させるよう
にしたことを特徴とする温度センサ異常時の燃料
供給制御方法。 2 前記始動時は前記エンジンの回転数が所定の
クラキング回転数以下で且つ前記スタータスイツ
チがオンの状態である特許請求の範囲第1項記載
の温度センサ異常時の燃料供給制御方法。 3 前記異常は前記温度センサから出力される温
度信号の値が所定の範囲外にある状態が所定時間
以上継続されたときに判別するものである特許請
求の範囲第1項記載の温度センサ異常時の燃料供
給制御方法。 4 前記擬似温度データは所定時間経過毎に逐次
段階的に変化するものである特許請求の範囲第1
項記載の温度センサ異常時の燃料供給制御方法。 5 前記擬似温度データはエンジン始動時におい
ては所定の値に保持されるものである特許請求の
範囲第1項記載の温度センサ異常時の燃料供給制
御方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57085316A JPS58202336A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 温度センサ異常時の燃料供給制御方法 |
US06/493,978 US4531495A (en) | 1982-05-20 | 1983-05-12 | Fuel supply control method having fail-safe function for abnormalities in engine temperature detecting means at the start of the engine |
GB08313968A GB2120417B (en) | 1982-05-20 | 1983-05-20 | Automatic control of fuel supply to an i.c. engine on starting |
DE19833318511 DE3318511C3 (de) | 1982-05-20 | 1983-05-20 | Verfahren zur elektronischen Steuerung der an eine Brennkraftmaschine gelieferten Kraftstoffmenge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57085316A JPS58202336A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 温度センサ異常時の燃料供給制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58202336A JPS58202336A (ja) | 1983-11-25 |
JPH0156259B2 true JPH0156259B2 (ja) | 1989-11-29 |
Family
ID=13855198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57085316A Granted JPS58202336A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | 温度センサ異常時の燃料供給制御方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4531495A (ja) |
JP (1) | JPS58202336A (ja) |
DE (1) | DE3318511C3 (ja) |
GB (1) | GB2120417B (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3328450A1 (de) * | 1983-08-06 | 1985-02-28 | Daimler-Benz Ag, 7000 Stuttgart | Verfahren zur ueberpruefung von messfuehlern |
JPS60188841U (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-14 | 本田技研工業株式会社 | 燃料噴射時間制御用電子制御装置のバツクアツプ装置 |
JPS61212639A (ja) * | 1985-03-18 | 1986-09-20 | Honda Motor Co Ltd | 内燃エンジンの冷間時の燃料供給制御方法 |
JPH0711435B2 (ja) * | 1985-07-23 | 1995-02-08 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関のセンサ異常判定方法 |
DE3603082A1 (de) * | 1986-02-01 | 1987-08-06 | Bosch Gmbh Robert | Vorrichtung zum ruecksetzen von recheneinrichtungen |
DE3637510A1 (de) * | 1986-11-04 | 1988-05-05 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur sicherung von notfahrfunktionen bei einer dieselbrennkraftmaschine |
FR2612256B1 (fr) * | 1987-03-10 | 1991-08-23 | Renault | Procede de commande d'un calculateur electronique d'allumage-injection d'un moteur a combustion interne |
DE3990872C3 (de) * | 1988-07-29 | 1997-10-09 | Mitsubishi Motors Corp | Failsafe-Vorrichtung für einen Temperatursensor |
JP2516188B2 (ja) * | 1988-09-22 | 1996-07-10 | 本田技研工業株式会社 | 温度センサの異常処理装置 |
US5109165A (en) * | 1990-12-11 | 1992-04-28 | Gaymar Industries, Inc. | Failsafe feedback control system |
GB2297394A (en) * | 1995-01-24 | 1996-07-31 | Ford Motor Co | IC engine control system |
JPH09236036A (ja) * | 1996-02-29 | 1997-09-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 筒内噴射エンジンの始動時制御装置 |
US6009355A (en) * | 1997-01-28 | 1999-12-28 | American Calcar Inc. | Multimedia information and control system for automobiles |
DE19728721A1 (de) * | 1997-07-04 | 1999-01-07 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zum Zumessen einer Kraftstoffmenge im Startfall einer Brennkraftmaschine |
DE19858058B4 (de) | 1998-12-16 | 2009-06-10 | Robert Bosch Gmbh | Kraftstoffversorgungssystem für eine Brennkraftmaschine insbesondere eines Kraftfahrzeugs |
JP4557756B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2010-10-06 | トヨタ自動車株式会社 | 電動機の冷却装置およびその制御方法並びに冷却装置の起動時の異常判定方法 |
US8478509B1 (en) * | 2009-08-07 | 2013-07-02 | William E. Kirkpatrick | Method and apparatus for varying the duration of a fuel injector cycle pulse length |
JP6809415B2 (ja) * | 2017-08-30 | 2021-01-06 | 株式会社デンソー | 内燃機関制御システム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54141926A (en) * | 1978-04-26 | 1979-11-05 | Toyota Motor Corp | Method and device for compensating abnormal operation of temperature sensor |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1526506A1 (de) * | 1966-11-25 | 1970-03-26 | Bosch Gmbh Robert | Kraftstoffeinspritzanlage |
DE2522283C3 (de) * | 1975-05-20 | 1981-02-19 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Vorrichtung zur Start- und/oder Nachstartanreicherung des einer Brennkraftmaschine zugeführten, mittels einer elektrischen Kraftstoffeinspritzanlage gebildeten Kraftstoff-Luft-Gemisches |
JPS555433A (en) * | 1978-06-26 | 1980-01-16 | Nissan Motor Co Ltd | Fuel controller for internal combustion engine |
JPS5762944A (en) * | 1980-09-02 | 1982-04-16 | Honda Motor Co Ltd | Fail-saft device for sensors for detecting states and conditions of internal combustion engine |
JPS57137632A (en) * | 1981-02-20 | 1982-08-25 | Honda Motor Co Ltd | Electronic fuel injection device of internal combustion engine |
JPS58172444A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Nissan Motor Co Ltd | 機関の冷却水温度推定方法 |
-
1982
- 1982-05-20 JP JP57085316A patent/JPS58202336A/ja active Granted
-
1983
- 1983-05-12 US US06/493,978 patent/US4531495A/en not_active Expired - Lifetime
- 1983-05-20 DE DE19833318511 patent/DE3318511C3/de not_active Expired - Fee Related
- 1983-05-20 GB GB08313968A patent/GB2120417B/en not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54141926A (en) * | 1978-04-26 | 1979-11-05 | Toyota Motor Corp | Method and device for compensating abnormal operation of temperature sensor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58202336A (ja) | 1983-11-25 |
GB2120417A (en) | 1983-11-30 |
GB8313968D0 (en) | 1983-06-29 |
US4531495A (en) | 1985-07-30 |
DE3318511C3 (de) | 1993-09-09 |
DE3318511A1 (de) | 1983-11-24 |
GB2120417B (en) | 1986-04-23 |
DE3318511C2 (ja) | 1987-12-03 |
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