JPH01280419A - カーペット裏地および敷設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、新規なカーペット（じゅうたん）方式に関し
、特に新規な敷設機構と組合わせて使用する新規なカー
ペット裏地（ｂａｃｋｉｎｇ）に関するものであり、特
に、新規なカーペット敷設システムに関する。

［従来の技術］ 現在、大男の大量生産カーペットはタフト構造（ｔｕｆ
ｔｅｄ　ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ）が織構造（ｗｏｖ
ｅｎ　ｃｏｎｓｔ−ｒｕｃＬｆｏ口）である。

タフテッドカーペットは、一次裏地（ｐｒｉｍａｒｙｂ
ａｃｋｉｎｇ）と称される支持用予備織物または不織布
中にパイル糸（ｐｉｌｅ　ｙａｒｎｓ）を針縫い付けす
ることによって作られる。織物はジュート族やポリプロ
ピレン製でよく、不織布は通常ポリプロピレン製である
。

パイルタフトを一次裏地に針縫い付けした後、通常はラ
テックスや他の適当な接着材料等の接合剤を用いてパイ
ルタフトを一次裏地に接合する。織物や人造スパンボー
ド布（ｓｐｕｎ−ｂｏｒｄｅｄｍａｎ−ｍａｄｅ　ｆａ
ｂｒｉｃ）またはジュート族の二次裏地をラテックスが
まだ粘着する内に裏地をラテックス上に圧接着すること
によって付は加えるのが常法である。このような形態の
構造体は「タフテッド」カーペットと称され、通常はア
ンダーパッド（ｕｎｄｅｒｐａｄ）上に敷設されるが、
一般にタフテッドカーペットは、それ自身の固有の踏み
弾性（ｔｒｅａｄｒｅｓｉｌｉｅｎｃｙ）をほとんど、
または全く持たない。

このようなカーペットに対し最も普通に利用される敷設
技術は「鋲無しくｔａｃｋｌｅｓｓ）　Ｊまたは「平滑
端（ｓｍｏｏｔｈ−ｅｄｇｅ）　Ｊ方式敷設と称される
もので、これは可視の固定具が無く、カーペットにカー
ペット鋲無しの平滑な端部の外観を与えるからである。

この方式の起源は、１９３８年にさかのぼり、ロバーツ
社（Ｒｏｂｅｒｔｓ　ＣｏＩＩｐａｎｙ）によって始め
られたものである。この方法においては、大体厚みが０
．６３５ｃｍ（４４インチ）１幅が２．５４Ｃｍから１
．２７ｃｏ＋　（１インチから局インチ）、長さが１２
０ｃｍ（４フイート）の合板のストリップ（ｓｔｒｉｐ
、細長片）をカーペット敷設すべき部屋や場所の周辺に
敷設する。

これらのストリップは、釘無しのものもあれば、予め釘
の付けであるものもあり、床に接着するか釘打ち固定す
ることができる。ストリップは、鋼製ビンを互い違いに
２列有し、これらのビンは上方に先端を突出し、横方向
に６０度の角度で傾斜しており、壁に向って外向きに傾
斜した敷設をするようになっている。

この方式の敷設を行うに当っては、カーペットを床上の
適切な位置に置き、動力伸張器（ｐｏｗｅｒｓｔｒｅｔ
ｃｈｅｒ）やニーキツカー（ｋｎｅｅ　ｋｉｃｋｅｒ）
を用いて張る。末男式においてこの伸張を行うことは、
膨張を補償したり、伸張していないと使用中に起こりが
ちなしわやゆがみを除いたり予防したりするのに不可欠
で、しわやゆがみが生ずると不体裁なだけでなく歩行時
の危険を生じたり、またそのようにしわが寄った部分で
著しく摩耗しカーペットの寿命を縮めることにもなる。

鋲無し敷設方式を採用するに際しては、敷設に当って弾
性的にカーペットが伸張できるだけの充分な程度の弾性
をカーペットが有していることが必要である。伸張力は
、カーペット中とカーペットの周辺の鋼製ビンへ適度の
残留張力を付与する上で重要なもので、ビンがその把持
力を維持しカーペットを適切に固定し続けるのを確実に
するものである。

適度のカーペット投錨効果を達成するには、鋼製ビンが
カーペットの二次裏地の中まで入り込んで把持すること
が必要である。それ故、二次裏地および一次裏地と二次
裏地の間の結合は充実したものでなければならず、かつ
ビンがカーペットを把持することができカーペットがビ
ンからずれて床からゆるんでくることを防ぐように適切
な基体を構成するに充分な剛性を有するものでなければ
ならない。

必要なビン把持特性を付与するためのタフテッドカーペ
ットに要求される剛性は、特にラテックスがその増量の
ためと剛性を付与するために通常クレイと称される充填
剤、硬化材を混入していることが多いためにカーペット
の取扱いを困難にし、また適度の寸法安定性を有する重
いカーペットを提供することとなる。このような寸法安
定性や効果的なラテックスの結合力を付与することは、
現在の従来の鋲無し方式を採用しつつカーペットがゆが
んだり、裂けたり、何らかの形で許容できない程度に損
傷を受けたりする恐れが無く、カーペットの適切な敷設
を可能とするのを確実にするために必要であることがわ
かっているのは言うまでもない。このような理由のため
に坪量（ｂａｓｉｓ　ｗｅｉｇｈｔ）の大きい二次裏地
材料が使用される。

この種のカーペットは、また鋲無しストリップの縁まで
アンダーパッドを予め敷設することを必要とするが、も
っと重要なことは、硬すぎて機動性に欠けているのみな
らず非常に重いために取扱いが困難なことである。寒冷
な条件下では、カーペット裏はさらに剛性で硬く作業性
が悪くなる。

普通、カーペットは３６０ｃｍ（１２フイート）の幅で
製造され、長さは３０ｍ　（１００フイート）にも及ぶ
ことが多いので、このようなカーペットを何枚か持ち運
び適所に正確に敷くにはかなりの肉体的労力が要求され
る。

さらに、このような剛性の高いカーペットを伸張するの
は、相当の労力と技術を伴う困難な作業で、動力伸張器
やニーキツカーの使用を余儀なくされる。このようなこ
とは両方とも施工を行うに当って専門技術を要し、また
伸張作業の際にカーペット中に歯を余りに深く食い込ま
せすぎカーペットの下のアンダーパッドにまでかみ込み
引き裂いたり、逆に歯の食い込みが浅すぎてカーペット
の二次裏地から一次裏地をかぎはがしたり引き裂いたり
傷つけたりして、カーペットに損傷を与えることはある
うろことである。カーペットが冷たい時は、カーペット
を適切に張るためにニーグリッパ−（ｋｎｅｅ　ｇｒｉ
ｐｐｅｒ）の歯をカーペット中に正確に差し込むのは困
難である。

発泡裏地型のカーペットは、その呼称が示す通リ、一次
裏地と一次裏地に直接接合された発泡（例えば、ウレタ
ン）層を有する。しかし、発泡裏地は鋲無しストリップ
のビンを保持するに充分な強さがないために、発泡裏地
カーペットを鋲無し方式で敷設することは不可能である
。発泡体（例えば、ウレタン）は、鋲無し敷設用のピン
で張られると簡単に裂け、持ちこたえることができない
のである。

従って、発泡裏地カーペット製品は、裏地表面の全面を
使って接着することにより敷設されてきた。このような
方法で敷設されたカーペットは、取外しが困難なことが
多い。接着剤が発泡体に固着しており、カーペットを取
外そうとすると、層分離が起り、発泡体は床上に残った
ままで一次裏地が上がってくる。残った発泡体と接着剤
を取り除くのは困難である。

また、発泡体はばらばらになり易く、相当な面倒を生ず
ることとなる。住宅地においては、発泡裏地カーペット
を敷設区域の四分割の回り縁（ｑｕａｒｔｅｒ−ｒｏｕ
ｎｄ　ｔｒｉｍ）を再設置することにより押えつけるだ
りの「緩敷設（ｌｏｏｓｅ−１ａｙ）　Ｊ方式で敷設す
るか、両面接箔性テープを使用して敷設することが往々
にしである。

しかし、緩敷設方式にしても両面接着性テープ使用にし
ても一般的にカーペットを充分に押さえつけることがで
きず、往来の激しい所や重い家具を動かすような所では
特にそうである。

発泡裏地カーペットは、アンダーパッドを要せず通常容
易に敷設できるという利点を有するが、前述した接着や
テープ貼りの問題があるためにその敷設技術については
充分満足のいくものとは考えられていない。

第３の種類のカーペットは裏地と糸が直接お互いに織り
合せである織カーペット（ｗｏｖｅｎ　ｃａｒｐｅｔ）
である。この種のカーペットは通常前述のタフテッドカ
ーペット構造体の場合と同様な鋲無し方式に従って敷設
されるが、同様の欠点のいくつかを伴う。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、タフテッドカーペットおよび織カーペットの
構造と敷設方法並びに発泡裏地カーペットの構造と敷設
方法についての改良を、ある形態の積層カーペットと新
規なカーペット投錨製品およびその床への通用方法を組
合わせることにより達成しようと試みたものである。

［課題を解決するための手段］ 積層カーペットは従来の方法で一次裏地上にタフト糸を
設けることにより製造することができるが、さらに二次
裏地を設ける。この二次裏地としては、ポリプロピレン
または他の適当な人造繊維の層であって、そこでは連続
の細い突出ストランドループが針縫付けされているよう
な層からなるものが好ましい。二次裏地は、カーペット
のパイルとは反対側に下方にストランドループが伸びる
ような位置に配される。それから二次裏地を一次裏地の
裏面にラテックスや他の適当な接着剤で接着することに
より、二次裏地を一次裏地に積層するが、二次裏地のス
トランドループは下方に伸び、パイル糸は上方に伸びる
ようにする。カーペットを敷設するに当って大きな伸張
力は要求されないので、大きな引裂強度は必要条件とは
ならず、従って二次裏地は軽量のものでよい。しかし、
場合によってはさらに重いか、さらに軽い裏地を使用す
ることもできる。

このような構造で、下方に突出するループは、カーペッ
トの踏み弾性の増加に貢献すると共に、後述するような
カーペットの床への固定方法を提供するものである。同
時に、カーペット投錨方式の特徴の故に、カーペットが
過度の剛性を有することはもはや不可欠なことではなく
、従って、より軽量で、より柔軟な構造体とすることが
できる。従フて、本発明の一実施態様では、一次裏地と
二次裏地をラテックスや同等の物を使ってお互いに貼り
合わせるが、従来のタフテッドカーペットの場合、往々
にして必要視される程の剛性をカーペット敷設手段が要
求しないので、タフテッドカーペットを硬くするために
ラテックスにタレイを混合する必要は無くなる。

別の実施態様では、必要に応じて適当な接着剤を介して
、発泡（例えば、ウレタン）層を前述の一次裏地と二次
裏地の間に設ける。接合剤に関しては、発泡体が接着剤
として作用するとともに、カーペットに弾性と安定性を
付与する層としても機能するようにすることもできる。

二次裏地は発泡体に貼り合わされ、本発明に従フて下方
に伸びるストランドループを有している。かかる構造は
、後述する方法に従って発泡カーペットを敷設すること
を可能とする。

本発明によれば、従来の発泡裏地カーペットと比べて安
定性が強化され、従来のタフテッドカーペットと比べて
軽量かつ柔軟性に富み、さらに好ましい実施態様におい
ては下表面を構成する下方に伸びるストランドループの
層を設けた結果として踏み弾性のある積層カーペットが
提供される。

さらに、本発明のカーペットにおいて、より好ましくは
、パイルを固定しているカーペットの一次裏地層と投錨
ストランドループが取り付けられている二次裏地層の間
に中間発泡層を設けることができる。この積層カーペッ
トにおいては、一次裏地は一般に変わったものではない
が、積層カーペットが全く変わった性質のものである点
に鑑みて、一次裏地の坪量を好ましい方向に変えること
もできる。坪量の小さいポリプロピレン製織物や不織布
は、二次裏地層用として通していると考えられる。接合
剤は、クレイによる増量をほとんど、あるいは全く必要
とせず、このことはより弾性に富み、より軽量の積層構
造体を与えることとなる。

本発明はさらに、本発明のカーペットとの組合せで投錨
システムを提供するものであるが、その好ましい実施態
様では、このシステムに直立するフック部分が固定され
ており、これらによりカーペットのループと係合し、投
錨係合を行うものである。投錨基板は、フック部分と反
対側の面上に触圧接着剤を塗布されているのが好ましく
、その触圧接着剤層上には剥離可能バリヤー紙が除去可
能な保護体として貼り合わされている。投錨システムの
上面には、フック無しの領域を殻けてもよく、その領域
上に接着剤を塗布し、前記上面上に剥離可能保護バリヤ
ーを貼付し、フックとループの尚早の係合を防ぐことが
できる。

投錨システムは、２．５４ｃｍ　（１インチ）以上の幅
を有する係合用のストリップの形態で提供される。

より硬いシステムを提供すべき丈夫な抽出成形プラスチ
ック投錨ストリップの接着剤系中を発泡状にして凹凸表
面を有するある種の床上への敷設を容易にするようにし
てもよい。ストリップの厚みは一般には小さく、またフ
ック部分はカーペットのループに入り込むような状態で
上向きに貫入するので、カーペットの下に投錨手段が存
在することは比較的目立たない。このことは先行技術の
釘打ちストリップの厚みが割合にあるのと比べる時、特
に顕著である。そしてこのことは、投錨システムを実質
的に気付かれることが無いものとすることができ、その
ためカーペットの縁の部分に加えて他の領域にもカーペ
ットを安定させるように投錨ストリップを使用すること
を可能とする。

それ故、部屋の中央部分の往来のへしい場所やカーペッ
トの継ぎ目の所にカーペットを安定化させるように投錨
ストリップを使用することができる。

カーペットのストランドループのフィラメントと協働し
て幾分かのかぎかけ効果を提供するナイロンフィラメン
トのようなプラスチックで形成されたフック部分の性質
は、必要時にカーペットを上向きに引っ張り上げてもフ
ック、ループ、カーペットのいずれも損傷することなく
投錨状態を解くことができる無破損性能を提供するもの
である。

投錨ストリップの２．５４ｃｍ　（１インチ）平方当り
のフックの数は、投錨ストリップとループ付きカーペッ
トの両方に望ましい特性に応じて変えることができる。

前に挙げたカーペットの諸特性、アンダーフェルト（ｕ
ｎｄｅｒｆｅｌｔ）　またはアンダーパッドを最小限に
するか使用しないで済むようにする能力、多くの発泡体
に見られる損傷や劣下から発泡体を保護するように発泡
体上に弾性のあるストランドループ層を設けること、お
よび劣化性が低減され、かつ下に広がる床の表面への望
ましくない接着の危険性の無い中間層としての発泡体ア
ンダーパッドの特性を達成する性能のいずれについて見
ても、本発明は先行技術に比べて多くの利点を提供する
ものであることが理解されるであろう。

フック要素をカーペットの二次裏地上に取り付け、ルー
プ要素を投錨システム上に取り付けることも可能である
ことが理解されるであろうが、現在のデザインのフック
は比較的硬（、よりもろいものであるから、現在のデザ
インのフックをもってしては、この態様がループに付随
した弾性の利益を与えることはないであろう。

本発明による投錨ストリップは、必要ならば下に広がる
床表面に釘打ち固定してもよい。しかし、−膜内には、
それ自身感圧接着性の裏地でもって接着され、この場合
は種々の環境下での広汎な利用に適合する。保護紙を剥
離し、露出した接着・１１の裏面を床表面上に押圧する
だけで、所望の通り投錨ストリップを容易に配設するこ
とができる。

本発明と共に使用される上記システムを利用すれば、ホ
ットメルトテープや接着剤や釘を使用する従来のカーペ
ット固定は必要とされないであろう。従って、電気やホ
ットメルト用アイロンを作業場所で使用することも必要
ではなくなるであろう。ホットメルト方式を使用しない
ので、カーペットの表面を焦す恐れも無くなり、また接
着剤をこぼす恐れもない。

投錨系（好ましい実施態様においてはフック）を組み込
んだ適当な幅のテープを床に配設するに当っては、端部
を利用してもよいし、長さ方向全体を利用してもよい。

好ましい実施Ｍ様においては、係合が必要となる時まで
は、直立するフックは剥難可能バリヤー紙によって保護
されている。

カーペットを合わせ目に沿うように位置させる。

係合に当っては、標準敷設手順に従えば、バリヤー紙を
取り除きカーペットの敷設を行う。合わせ目は、合わせ
目調整や再伸張に必要なだけ何回も随意に開いたり閉じ
たりすることができる。テープの両端のみで係合する場
合は、カーペットは合わせ目の部分で床に固定されてお
らず、伸張に際して合わせ目を必要なだけ自由に動かす
ことができる。

本発明はさらに、床面に積層カーペットを敷設する方式
を提供する。カーペットは、その中に投錨組み合せ体の
一部を組込んでおり、下方に面する投錨要素を有するも
のであるが、上方に面する投錨要素を固定している投錨
組合わせ体の補助部を有する表面領域上に位置させるべ
きものである。次にカーペットを下方に移動し、補助投
錨要素と相互係合関係をもたらし、カーペットの投錨を
行う。

多くの場合、投錨組合わせ体の床に固定された部分には
、限られた幅で厚みが薄く下面接着剤部分を有するテー
プを含み、その下面接着剤部分が接合床面と接着関係を
生ずるのである。

ある種の凹凸のある床表面の場合は、上向きにフック要
素を有するテープに、スポンジ状の弾性のある接着剤塗
布下表面を設けて、床表面との接着を良くしてもよい。

［実施例］ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

図示された積層カーペットの２つの実施例１ｏおよび４
０（第１図および第３図）は、−段ループパイル（ｌｅ
ｖｅｌ　１ｏｏｐ　ｐｉｌｅ）１４が縫い込まれた一次
裏地層１２を有している。代りに、カットパイル（ｃｕ
ｔｐｉｅ）、プラッシュ（ｐｌｕｓｈ）　、　ランダム
シェア（ｒａｎｄｏｍ　５ｈｅａｒ）、カットアンドル
ープ（ｃｕｔ　ａｎｄｌｏｏｐ）　、多段ループ（ｍｕ
ｌｔｉ−１ｅｖｅｌ　１ｏｏｐ）、その他のパイル構成
層も実質的に同様に本発明の積層構造体に良く適したも
のであることを理解されたい。ループバイル１４は、ナ
イロン、アクリロン（ａｃｒｙｌｉｌｏｎ）　、アント
ロン（ａｎｔｒｏｎ）　（前述のものは全て、種々の人
造１ａ維の商標である）、または天然繊維等の現在使用
されている繊維のいずれからつくられていてもよい。

二次裏地層１６は針で縫い込まれたループ１８の層を有
し、一般にこれらのループはカーペット１０の裏面の全
体を覆っている。ループを下面全体に設けることは、−
様な弾性を与え、製造が容易で、敷設の際にも好都合な
ので好ましい。

ラテックスの接着層２０は、一次裏地Ｊｌ１２を二次裏
地層１６に接合させるものである。第３図の実施例にお
いて、一般には１フィート平方当り１４２ｇ（５オンス
）から１１３４ｇ（４０オンス）の発泡層４２が一次裏
地層１２と二次裏地層１６の間に積層されている。

一次裏地層１２と二次裏地層１６は、通常はポリプロピ
レンまたはナイロン製である。

第２図には、投錨手段として、上部基体２４から直立す
る適切なフック形態を有するプラスチックフック部分２
６を複数有するテープ２２が図示されている。接触接着
剤層２８と剥離可能保護カバー３０が設けられており、
カバーを取り除いてテープを床に配設する手段を構成し
ている。フック上の剥離可能保護カバー（図示されてい
ない）は好ましい任意構成要素で、上面の１つまたは両
方の縁に沿ってフックの無い露出部分に接触接着剤で貼
り付けられており、敷設の際にカーペットの裏面を覆う
ループにフックが尚早に係合するのを防ぐものである。

前述したように、フックとループの位置を逆にして、フ
ックがカーペットの下側にあるようにしてもよい。しか
しこの実施例は好ましいものではない。これは、フック
と比べて図示されているようなループをカーペットに付
けた方がカーペットの弾性を増すからである。

【図面の簡単な説明】

本発明のある種の実施例を添付図面を参照しつつ説明す
る。 添付図面において、 第１図は本発明に従った第１の積層カーペットの実施例
の断面立面図、 第２図は本発明に従った投錨テープの一般図、第３図は
第１図と類似の図で、発泡層を組み込んだ積層カーペッ
トの実施例を示す図、第４図はカーペット敷設前の投錨
テープを配設した部屋の一部を示す斜視図である。 ｌＯ・・・積層カーペット、 １２・・・一次裏地層、 １４・・・ループパイル、 １６・・・二次裏地層、 １８・・・ループ、 ２０・・・接着層、 ２２・・・テープ、 ２４・・・上部基体、 ２６・・・プラスチックフック部分、 ２８・・・接触接着剤層、 ３０・・・ｒｌｌ離可能保護カバー、 ４０・・・積層カーペット、 ４２・・・発泡層。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）敷設場所の輪郭に合わせてカーペットを切断し、そ
   の場所の壁から壁まで敷設するに当って別個のアンダー
   パッドを使用すること無く床にカーペットを固定するた
   めに使用する積層カーペットシステムであつて； （ｉ）その第１面を実質的に覆うパイル要素手段を有す
   る一次裏地層、 （ｉｉ）その第１面を実質的に覆うループ要素手段を有
   する二次裏地層、 （ｉｉｉ）前記パイル要素手段と前記ループ要素手段が
   カーペットの両面にそれぞれ露出するように前記二次裏
   地層を前記一次裏地層に固定する手段、および （ｉｖ）敷設場所の床に配設固定するための手段をその
   第２面に有する別個のまたは分離可能のストリップ状片
   の第１面にフック要素を有するフック手段であって、前
   記フック要素を前記ループ要素中に係合させることによ
   り前記フック手段を前記二次裏地上の前記ループ要素手
   段の少なくとも一部に固定するようにした前記カーペッ
   トを床に保持するためのフック手段を包含し；かつ （ｖ）前記カーペット積層体が剛化材を実質的に含まず
   、壁から壁まで敷設するに当って機械的装置を使用して
   伸張する必要が無いように構成したものであることを特
   徴とする積層カーペットシステム。 ２）前記二次裏地層を前記一次裏地層へ固定する前記の
   手段が、前記一次裏地の第二面の実質的全面に塗布され
   、前記パイル要素手段を前記一次裏地中において固定し
   ている接着剤を含むことを特徴とする請求項１記載の積
   層カーペットシステム。 ３）前記二次裏地層を前記一次裏地層へ固定する前記の
   手段が、前記一次裏地層と前記二次裏地層の間にはさま
   れ、かつ接着性と弾性クッション性を有する発泡層を含
   むことを特徴とする請求項１記載の積層カーペットシス
   テム。 ４）前記発泡層がラテックスであることを特徴とする請
   求項３記載のカーペットシステム。 ５）前記フック手段が、比較的狭い幅のテープとして別
   個に提供されることを特徴とする請求項１記載のカーペ
   ットシステム。 ６）前記フック手段の敷設場所配設固定手段が感圧接着
   剤であることを特徴とする請求項５記載のカーペットシ
   ステム。 ７）前記フック手段上の感圧接着剤が、粘着を防ぐが、
   前記フック手段を床に固定できるように剥離除去ができ
   る剥離紙を伴って塗布されていることを特徴とする請求
   項６記載のカーペットシステム。 ８）前記フック手段が、その第１面に前記ループ手段と
   の尚早の係合を防ぐためのフックカバー手段をさらに備
   えていることを特徴とする請求項７記載のカーペットシ
   ステム。 ９）前記フック手段の第１面がフック無しの領域を有し
   ており、その領域に剥離可能感圧接着剤により貼付され
   た剥離紙を有し、前記剥離紙がフックとループとの尚早
   の係合を防ぐように前記フック手段上に広がっているこ
   とを特徴とする請求項８記載のカーペットシステム。 １０）前記フック手段が、比較的狭い幅のテープとして
   別個に提供されることを特徴とする請求項３記載のカー
   ペットシステム。 １１）前記フック手段の敷設場所配設固定手段が感圧接
   着剤であることを特徴とする請求項１０記載のカーペッ
   トシステム。 １２）前記フック手段上の感圧接着剤が、粘着を防ぐが
   前記フック手段を床に固定できるように剥離除去ができ
   る剥離紙を伴って塗布されていることを特徴とする請求
   項１１記載のカーペットシステム。 １３）前記フック手段が、その第１面に前記ループ手段
   との尚早の係合を防ぐためのフックカバー手段をさらに
   備えていることを特徴とする請求項１２記載のカーペッ
   トシステム。 １４）前記フック手段の第１面がフック無しの領域を有
   しており、その領域に剥離可能感圧接着剤により貼付さ
   れた剥離紙を有し、前記剥離紙がフックとループとの尚
   早の係合を防ぐように前記フック手段上に広がっている
   ことを特徴とする請求項１３記載のカーペットシステム
   。 １５）敷設場所の輪郭に合わせてカーペットを切断し、
   その場所の壁から壁まで敷設するに当って別個のアンダ
   ーパッドを使用すること無く床にカーペットを固定する
   ために使用する積層カーペットシステムであって； （ｉ）その第１面を実質的に覆うパイルを有する一次裏
   地、 （ｉｉ）その第１面を実質的に覆うフック・ループ係合
   系の一要素を有する二次裏地、 （ｉｉｉ）前記一次裏地の第２面の実質的に全表面に塗
   布され、前記パイルを前記一次裏地中において固定する
   と共に、前記一次裏地と前記二次裏地をお互いに固着し
   ている接着手段、および（ｉｖ）その底面側に床への配
   設固定用感圧接着手段を有するストリップ状片の上面に
   別個に設けられたフック・ループ係合系の第２要素を包
   含し；かつ （ｖ）前記カーペット積層体が剛化材を実質的に含まず
   、壁から壁まで敷設するに当って機械的装置または道具
   を使用して伸張する必要が無いように構成したものであ
   ることを特徴とする積層カーペットシステム。 １６）投錨フック・ループ組み合せ系の第１要素として
   のループをその裏面全体に一体的に縫い込まれた実質的
   に剛化していない壁間敷設用積層カーペット、および除
   去可能カバーによって保護されたそのストリップを床に
   固定するための接着性下面と分離可能カバーによって保
   護されたフックを有する上面とを有するテープを包含す
   る前記投錨フック・ループ組み合せ系の第２要素構成体
   を敷設配設するためのカーペット敷設方式であって；（
   ａ）部屋内に前記カーペットを位置させ、敷設場所の輪
   郭に合わせて前記カーペットを切断する工程、 （ｂ）前記カーペットの一部を折り返し、少なくとも床
   の縁や合わせ目の部分で実質的に床の一部を露出させる
   工程、 （ｃ）前記テープの前記接着性下面から前記除去可能カ
   バーを取り除き、そのテープを床に固着する工程、 （ｄ）前記テープ上の望ましい重なり位置に前記カーペ
   ットを手作業で伸張する工程、 （ｅ）前記フックから分離可能カバーを取り除き、前記
   ループ上のカーペットを下方に移動してフックとループ
   の投錨系を係合させる工程、および （ｆ）前記の諸工程（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）および（ｅ
   ）を必要なだけ繰り返して、機械的伸張を行うことなく
   前記カーペットを床に固定する工程 を包含することを特徴とするカーペット敷設方式。