JPH0630437Y2 - 敷物等の滑り止め用シート - Google Patents
敷物等の滑り止め用シートInfo
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- JPH0630437Y2 JPH0630437Y2 JP6526890U JP6526890U JPH0630437Y2 JP H0630437 Y2 JPH0630437 Y2 JP H0630437Y2 JP 6526890 U JP6526890 U JP 6526890U JP 6526890 U JP6526890 U JP 6526890U JP H0630437 Y2 JPH0630437 Y2 JP H0630437Y2
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- Carpets (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、主にパイル生地等よりなる玄関上敷きマッ
ト、キッチンマット、トイレマットおよび電気カーペッ
ト等の床面上の一部に敷設される敷物の滑り止めとして
好適に使用できる滑り止め用シートに関するものであ
る。
ト、キッチンマット、トイレマットおよび電気カーペッ
ト等の床面上の一部に敷設される敷物の滑り止めとして
好適に使用できる滑り止め用シートに関するものであ
る。
[従来の技術] 玄関上敷きマットやキッチンマットおよびトイレマット
等に使用される敷物は、合板、プラスチック、タイルそ
の他の床面一部に敷設使用されるのが一般的である。し
かしこの敷物を、単に床面上に置いただけであると、床
面が平滑面である場合ほど滑り易くてずれが生じ易い。
特にバッキング処理が施されていないカーペットからな
るものも多く、その場合一層滑り易い。このように敷物
が滑り易くなっていると、老人や子供の歩行に危険であ
る。
等に使用される敷物は、合板、プラスチック、タイルそ
の他の床面一部に敷設使用されるのが一般的である。し
かしこの敷物を、単に床面上に置いただけであると、床
面が平滑面である場合ほど滑り易くてずれが生じ易い。
特にバッキング処理が施されていないカーペットからな
るものも多く、その場合一層滑り易い。このように敷物
が滑り易くなっていると、老人や子供の歩行に危険であ
る。
従来より、前記のマット等の敷物の滑りやずれ移動を防
止するための手段として、例えば敷物の裏面にゴム材製
の滑り止めを付設しておいたり、あるいは両面接着テー
プや粘着テープ等を用いて、敷物を床面に止着すること
が行われている。
止するための手段として、例えば敷物の裏面にゴム材製
の滑り止めを付設しておいたり、あるいは両面接着テー
プや粘着テープ等を用いて、敷物を床面に止着すること
が行われている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記のようにゴム材製の滑り止めを設け
ておくのは、敷物自体に滑り止め材を付設加工する必要
があり、コスト高になる上、夏季等の気温の高い時には
ゴム材が軟化する結果、ゴム成分が床面に付着して跡が
残り易い欠点がある。また接着もしくは粘着テープをも
ちいて敷物を粘着するのは、滑り止めには効果があるも
のの、一旦粘着すると、容易に剥がし難く、移動調整や
取換えが面倒である上、特に経時的に粘着材が床面に移
行して床面を汚すことになり、その処理も面倒になる。
ておくのは、敷物自体に滑り止め材を付設加工する必要
があり、コスト高になる上、夏季等の気温の高い時には
ゴム材が軟化する結果、ゴム成分が床面に付着して跡が
残り易い欠点がある。また接着もしくは粘着テープをも
ちいて敷物を粘着するのは、滑り止めには効果があるも
のの、一旦粘着すると、容易に剥がし難く、移動調整や
取換えが面倒である上、特に経時的に粘着材が床面に移
行して床面を汚すことになり、その処理も面倒になる。
本考案は、上記の問題を解決するためになした滑り止め
用シートであって、特にずり方向に強い密着力を発現
し、剥難方向には弱い密着力を示す特殊な吸着フォーム
を利用することにより、マットやカーペット等の敷物類
が敷設される比較的平滑な床面に対して容易に吸着させ
得て、この上に敷設される敷物の滑りおよびずれ移動を
確実に防止でき、しかも剥難し易くてかつ跡が残らず好
適に使用できる滑り止め用シートを提供するものであ
る。
用シートであって、特にずり方向に強い密着力を発現
し、剥難方向には弱い密着力を示す特殊な吸着フォーム
を利用することにより、マットやカーペット等の敷物類
が敷設される比較的平滑な床面に対して容易に吸着させ
得て、この上に敷設される敷物の滑りおよびずれ移動を
確実に防止でき、しかも剥難し易くてかつ跡が残らず好
適に使用できる滑り止め用シートを提供するものであ
る。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決する本考案の滑り止め用シートは、鉤
状もしくはきのこ状等をなす多数の係合針が表面に立設
された滑り止め用基布の裏面に、軟質合成樹脂の発泡体
より形成され、かつ表面に開孔する多数の小さい気泡を
有する多孔質の吸着フォーム層を設け、比較的平滑な面
に対して吸着フォーム層側の面を押付けることにより吸
着させ得るようにしたことを特徴とするものである。
状もしくはきのこ状等をなす多数の係合針が表面に立設
された滑り止め用基布の裏面に、軟質合成樹脂の発泡体
より形成され、かつ表面に開孔する多数の小さい気泡を
有する多孔質の吸着フォーム層を設け、比較的平滑な面
に対して吸着フォーム層側の面を押付けることにより吸
着させ得るようにしたことを特徴とするものである。
[作用] 合板やプラスチックおよびタイル等の比較的平滑な床面
上に、マットやカーペット等の敷物を敷設する場合、そ
の敷設位置の床面に対し、上記構成の本考案の滑り止め
用シートを、吸着フォーム層側を対接させて押付けるよ
うにすると、該吸着フォーム層に有する気泡内の空気が
抜け出して床面に吸着することになる。この吸着状態に
おいては、ずり方向に強い密着力を呈し、滑り止め用シ
ート自体がずれを生じることなく吸着位置に保持され
る。そして上側になる滑り止め用基布の表面には鉤状も
しくはきのこ状等をなす多数の係合針が立設されている
ため、この上に敷設される敷物に対して、前記係合針に
よる凹凸と係合作用により摩擦抵抗が増大し、敷物の滑
り移動を防止できる。
上に、マットやカーペット等の敷物を敷設する場合、そ
の敷設位置の床面に対し、上記構成の本考案の滑り止め
用シートを、吸着フォーム層側を対接させて押付けるよ
うにすると、該吸着フォーム層に有する気泡内の空気が
抜け出して床面に吸着することになる。この吸着状態に
おいては、ずり方向に強い密着力を呈し、滑り止め用シ
ート自体がずれを生じることなく吸着位置に保持され
る。そして上側になる滑り止め用基布の表面には鉤状も
しくはきのこ状等をなす多数の係合針が立設されている
ため、この上に敷設される敷物に対して、前記係合針に
よる凹凸と係合作用により摩擦抵抗が増大し、敷物の滑
り移動を防止できる。
すなわち、パイル生地等よりなる敷物の裏面に、生地の
構成素材の繊維がそのまま現れている場合、表面の係合
針がその繊維に対し絡合することとなって、敷物の滑り
移動やずれを防止でき、また敷物裏面がバッキング処理
されて繊維が殆ど現出していない場合にも、前記の係合
針による凹凸でずれ方向の摩擦抵抗が増し、敷物の滑り
や移動を防止できる。
構成素材の繊維がそのまま現れている場合、表面の係合
針がその繊維に対し絡合することとなって、敷物の滑り
移動やずれを防止でき、また敷物裏面がバッキング処理
されて繊維が殆ど現出していない場合にも、前記の係合
針による凹凸でずれ方向の摩擦抵抗が増し、敷物の滑り
や移動を防止できる。
しかも前記の吸着フォーム層は、軟質合成樹脂の発泡体
からなるもので弾力性を有し、敷物等の下に配設使用し
ても、敷物が過度に盛り上がったり、敷物の弾力性を損
なったりすることもない。
からなるもので弾力性を有し、敷物等の下に配設使用し
ても、敷物が過度に盛り上がったり、敷物の弾力性を損
なったりすることもない。
また吸着フォーム層は前記のようにずり方向に対し強い
密着力を発現するが、剥難応力に対しては比較的弱い密
着力を示し、したがって滑り止めシートを床面から引き
剥すようにすれば、比較的容易に剥難でき、かつ合成樹
脂であるため跡も残らない。
密着力を発現するが、剥難応力に対しては比較的弱い密
着力を示し、したがって滑り止めシートを床面から引き
剥すようにすれば、比較的容易に剥難でき、かつ合成樹
脂であるため跡も残らない。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本考案に係る滑り止め用シート(A)の部分拡大
断面図を示し、第2図は同上の斜視図、第3図は断面図
を示す。
断面図を示し、第2図は同上の斜視図、第3図は断面図
を示す。
図において、(1)は滑り止め用基布、(2)は吸着フォーム
層である。
層である。
滑り止め用基布(1)は特に図示するように、表面に鉤状
をなす多数の係合針(3a)を立設したものからなる。例え
ば、多数の鉤状の係合針を有する係合針面と、これが絡
合し得るパイル面とにより構成されるマジックテープ
(登録商標)等の面ファスナーの一方、すなわち係合針
面側の面ファスナーにより構成される。前記の係合針(3
a)としては、前記の鉤状のほか、第4図のように先端に
拡大頭部を有するきのこ状をなすもの等、パイル状繊維
に対して係合し得る形状をなすものであればよい。
をなす多数の係合針(3a)を立設したものからなる。例え
ば、多数の鉤状の係合針を有する係合針面と、これが絡
合し得るパイル面とにより構成されるマジックテープ
(登録商標)等の面ファスナーの一方、すなわち係合針
面側の面ファスナーにより構成される。前記の係合針(3
a)としては、前記の鉤状のほか、第4図のように先端に
拡大頭部を有するきのこ状をなすもの等、パイル状繊維
に対して係合し得る形状をなすものであればよい。
また前記の滑り止め用基布(1)としては、前記のように
係合針側の面ファスナー生地をそのまま基布として利用
するのが製造およびコスト面から好適であるが、第5図
のように他の布や不織布等の生地(4)に係合針(3a)側の
面ファスナー生地(3)を縫合手段等により張付けて、滑
り止め用基布(1)とすることもできる。
係合針側の面ファスナー生地をそのまま基布として利用
するのが製造およびコスト面から好適であるが、第5図
のように他の布や不織布等の生地(4)に係合針(3a)側の
面ファスナー生地(3)を縫合手段等により張付けて、滑
り止め用基布(1)とすることもできる。
いずれにしても、その素材としては、耐久性に優れる合
成繊維、特に吸着フォーム層(2)の塗布成形時の120
℃以上にもなる加工熱に耐えるように、例えばポリエス
テル繊維やナイロン繊維等の150℃前後以上の耐熱性
有する繊維から形成されたものが望ましい。
成繊維、特に吸着フォーム層(2)の塗布成形時の120
℃以上にもなる加工熱に耐えるように、例えばポリエス
テル繊維やナイロン繊維等の150℃前後以上の耐熱性
有する繊維から形成されたものが望ましい。
また吸着フォーム層(2)は、ポリウレタン系樹脂フォー
ム等の軟質合成樹脂の比較的低倍率の発泡体より形成さ
れ、片側表面に開孔する多数の小さい気泡(5)を有する
多孔質層をなし、この表面が合板やプラスチック、タイ
ル等の比較的平滑な面に対して押付けられたとき、前記
気泡(5)内の空気が抜け出して、ずり応力(ずり方向の
力)に対しては強い密着力を発現し、剥難応力(剥難方
向の力)に対して弱い密着力を示し、この物理的応力に
より吸着剥難機能を発揮するものからなる。
ム等の軟質合成樹脂の比較的低倍率の発泡体より形成さ
れ、片側表面に開孔する多数の小さい気泡(5)を有する
多孔質層をなし、この表面が合板やプラスチック、タイ
ル等の比較的平滑な面に対して押付けられたとき、前記
気泡(5)内の空気が抜け出して、ずり応力(ずり方向の
力)に対しては強い密着力を発現し、剥難応力(剥難方
向の力)に対して弱い密着力を示し、この物理的応力に
より吸着剥難機能を発揮するものからなる。
この吸着フォーム層(2)が前記の滑り止め用基布(1)の裏
面に積層一体化されて、本考案の滑り止め用シート(A)
が構成される。
面に積層一体化されて、本考案の滑り止め用シート(A)
が構成される。
前記の吸着フォーム層(2)を滑り止め用基布(1)に積層す
る手段として、予め別にシート状に形成しておいて、前
記の基布(1)に接着手段により貼着することも可能であ
るが、通常基布(1)の裏面に直接素材樹脂を塗布して気
泡が表面に開孔するよう発泡成形加工することにより、
吸着フォーム層(2)を基布(1)と一体化させることができ
る。
る手段として、予め別にシート状に形成しておいて、前
記の基布(1)に接着手段により貼着することも可能であ
るが、通常基布(1)の裏面に直接素材樹脂を塗布して気
泡が表面に開孔するよう発泡成形加工することにより、
吸着フォーム層(2)を基布(1)と一体化させることができ
る。
前記の吸着フォーム層(2)としては、ポリウレタン系樹
脂を素材とし、発泡倍率3倍程度の比較的低倍率の発泡
体よりなるものが好適に用いられ、その厚みは通常0.
5から1.5mm、好ましくは1.0mm程度に設定され
る。この場合の吸着フォーム層(2)の密着力は、10〜
20g/3cm(90度剥難強度)を呈する。酢酸ビニル
系樹脂やポリプロピレン系樹脂等の軟質合成樹脂を素材
とするものでもよい。
脂を素材とし、発泡倍率3倍程度の比較的低倍率の発泡
体よりなるものが好適に用いられ、その厚みは通常0.
5から1.5mm、好ましくは1.0mm程度に設定され
る。この場合の吸着フォーム層(2)の密着力は、10〜
20g/3cm(90度剥難強度)を呈する。酢酸ビニル
系樹脂やポリプロピレン系樹脂等の軟質合成樹脂を素材
とするものでもよい。
なお、前記の吸着フォーム層(2)としては、適宜着色し
たり伸縮性を持たせたり、難然性にしたりすることがで
き、さらに他の補強素材を添加することも可能である。
たり伸縮性を持たせたり、難然性にしたりすることがで
き、さらに他の補強素材を添加することも可能である。
(6)は合成樹脂フィルム等よりなる吸着面保護護用の剥
難シートで、吸着フォーム層(2)の表面に剥難可能に貼
着されて、該表面を保護するものである。すなわち、滑
り止め用シート(A)の取扱い上、吸着フォーム層(2)の表
面に粉塵等のごみが付着したりすると、吸着による密着
力が低下するので、これを防止するように設けられる。
難シートで、吸着フォーム層(2)の表面に剥難可能に貼
着されて、該表面を保護するものである。すなわち、滑
り止め用シート(A)の取扱い上、吸着フォーム層(2)の表
面に粉塵等のごみが付着したりすると、吸着による密着
力が低下するので、これを防止するように設けられる。
上記の滑り止め用シート(A)は、所要寸法および形状の
単体として形成しておくこともできるが、図のように所
要幅長尺のテープ状に形成しておいて、使用態様に応じ
て適当な寸法に切断して使用するように構成するのが望
ましい。もちろん広幅のシート状に形成しておくことも
できる。
単体として形成しておくこともできるが、図のように所
要幅長尺のテープ状に形成しておいて、使用態様に応じ
て適当な寸法に切断して使用するように構成するのが望
ましい。もちろん広幅のシート状に形成しておくことも
できる。
上記の滑止め用シート(A)を玄関上敷き用マットやキッ
チンマット等の滑り止めに使用する場合について説明す
る。
チンマット等の滑り止めに使用する場合について説明す
る。
マット(M)を敷設する床面(B)上の所要の個所に、本考案
の滑り止め用シート(A)の吸着フォーム層(2)の表面を押
付け吸着させる。すなわち吸着フォーム層(2)を、比較
的平滑な床面(B)に押付けるようにすると、該吸着フォ
ーム層(2)に有する多数の小さい気泡(5)内の空気が抜け
出して床面(B)に吸着することになる。この吸着状態に
おいては、ずり方向(面と平行方向)に強い密着力を呈
し、滑り止め用シート(A)自体がずれを生じることなく
吸着位置に保持される。
の滑り止め用シート(A)の吸着フォーム層(2)の表面を押
付け吸着させる。すなわち吸着フォーム層(2)を、比較
的平滑な床面(B)に押付けるようにすると、該吸着フォ
ーム層(2)に有する多数の小さい気泡(5)内の空気が抜け
出して床面(B)に吸着することになる。この吸着状態に
おいては、ずり方向(面と平行方向)に強い密着力を呈
し、滑り止め用シート(A)自体がずれを生じることなく
吸着位置に保持される。
そしてこのように吸着させた滑り止め用シート(A)の上
に、マット(M)を敷設すればよく、前記滑り止め用シー
ト(A)の上側になる基布(1)の表面に有する多数の係合針
(3a)による凹凸と係合作用により、マット(M)のずれ移
動を規制し、良好な滑り止め作用を果たす。
に、マット(M)を敷設すればよく、前記滑り止め用シー
ト(A)の上側になる基布(1)の表面に有する多数の係合針
(3a)による凹凸と係合作用により、マット(M)のずれ移
動を規制し、良好な滑り止め作用を果たす。
特にマットがゴム材によるバッキング処理が施されてい
ないカーペットからなる場合、該マット(M)の裏面に現
れている繊維に前記係合針(3a)が絡合するため、特に優
れた滑り止め効果を発揮する。
ないカーペットからなる場合、該マット(M)の裏面に現
れている繊維に前記係合針(3a)が絡合するため、特に優
れた滑り止め効果を発揮する。
さらにマット(M)の裏面に、係合針(3a)側の面ファスナ
ーと対応するパイル面側の面ファスナーを付設しておく
と、前記基布(1)表面の係合針(3a)との絡合によりマッ
ト(M)を一層確実に止定できる。
ーと対応するパイル面側の面ファスナーを付設しておく
と、前記基布(1)表面の係合針(3a)との絡合によりマッ
ト(M)を一層確実に止定できる。
[考案の効果] 上記したように本考案の滑り止め用シートによれば、合
板やプラスチックおよびタイル等の比較的平滑な床面上
に容易に吸着させて使用でき、しかも基布表面に多数の
係合針を有するため、この上にマット等の敷物を置くよ
うに敷設するだけで、係合針による凹凸と係合作用によ
り敷物の滑り移動やずれを規制できる。特に、吸着面を
構成する吸着フォーム層が、ずり方向に強い密着力を呈
するので、ずり方向に強い力が作用しても容易に剥難し
たり移動することがなく、滑り止めシート自体を所定位
置に確実に保持でき、以てこの上に敷設される敷物の滑
り止めをも確実になし、老人や子供の歩行にも安全な敷
設状態を確保できる。
板やプラスチックおよびタイル等の比較的平滑な床面上
に容易に吸着させて使用でき、しかも基布表面に多数の
係合針を有するため、この上にマット等の敷物を置くよ
うに敷設するだけで、係合針による凹凸と係合作用によ
り敷物の滑り移動やずれを規制できる。特に、吸着面を
構成する吸着フォーム層が、ずり方向に強い密着力を呈
するので、ずり方向に強い力が作用しても容易に剥難し
たり移動することがなく、滑り止めシート自体を所定位
置に確実に保持でき、以てこの上に敷設される敷物の滑
り止めをも確実になし、老人や子供の歩行にも安全な敷
設状態を確保できる。
しかも前記の吸着フォーム層は、軟質合成樹脂の発泡体
からなるもので、その性質上適度の弾力性を有し、敷物
等の下に配設使用しても、敷物が過度に盛り上ったり、
敷物の弾力性を損なったりすることもなく、体裁のよい
敷設状態に維持できる。その上、この吸着フォーム層は
前記のようにずり方向に対し強い密着力を発現するが、
剥難応力に対しては比較的弱い密着力を示すので、比較
的容易に剥難でき、繰返し吸着使用することができ、か
つ吸着跡が残らず付着面を汚すおそれもない。
からなるもので、その性質上適度の弾力性を有し、敷物
等の下に配設使用しても、敷物が過度に盛り上ったり、
敷物の弾力性を損なったりすることもなく、体裁のよい
敷設状態に維持できる。その上、この吸着フォーム層は
前記のようにずり方向に対し強い密着力を発現するが、
剥難応力に対しては比較的弱い密着力を示すので、比較
的容易に剥難でき、繰返し吸着使用することができ、か
つ吸着跡が残らず付着面を汚すおそれもない。
また、本考案の滑り止め用シートは、玄関上敷き用マッ
トやキッチンマット、トイレマットあるいは電気カーペ
ット等の床面の一部に敷設使用される敷物のほか、他の
シート状物の滑り止めに使用しても、同様の効果を発揮
する。
トやキッチンマット、トイレマットあるいは電気カーペ
ット等の床面の一部に敷設使用される敷物のほか、他の
シート状物の滑り止めに使用しても、同様の効果を発揮
する。
第1図は本考案の実施例を示す一部の拡大断面図、第2
図は同斜視図、第3図は同断面図、第4図および第5図
はそれぞれ他の実施例を示す断面図、第6図および第7
図は使用例を示す斜視図と断面図である。 (A)……滑り止め用シート、(1)……滑り止め用基布、
(2)……吸着フォーム層、(3a)……係合針、(4)……不織
布等の生地、(5)……気泡、(M)……マット、(B)……床
面。
図は同斜視図、第3図は同断面図、第4図および第5図
はそれぞれ他の実施例を示す断面図、第6図および第7
図は使用例を示す斜視図と断面図である。 (A)……滑り止め用シート、(1)……滑り止め用基布、
(2)……吸着フォーム層、(3a)……係合針、(4)……不織
布等の生地、(5)……気泡、(M)……マット、(B)……床
面。
Claims (1)
- 【請求項1】鉤状もしくはきのこ状等をなす多数の係合
針が表面に立設された滑り止め用基布の裏面に、軟質合
成樹脂の発泡体より形成され、かつ表面に開孔する多数
の小さい気泡を有する多孔質の吸着フォーム層を設け、
比較的平滑な面に対して前記吸着フォーム層側の面を押
付けることにより吸着させ得るようにしたことを特徴と
する敷物等の滑り止め用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6526890U JPH0630437Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 敷物等の滑り止め用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6526890U JPH0630437Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 敷物等の滑り止め用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0424335U JPH0424335U (ja) | 1992-02-27 |
JPH0630437Y2 true JPH0630437Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31596944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6526890U Expired - Lifetime JPH0630437Y2 (ja) | 1990-06-20 | 1990-06-20 | 敷物等の滑り止め用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630437Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-20 JP JP6526890U patent/JPH0630437Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0424335U (ja) | 1992-02-27 |
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