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JPH01221347A - 新規な脂肪酸グリセリド及びその製造方法 - Google Patents

新規な脂肪酸グリセリド及びその製造方法

Info

Publication number
JPH01221347A
JPH01221347A JP63152090A JP15209088A JPH01221347A JP H01221347 A JPH01221347 A JP H01221347A JP 63152090 A JP63152090 A JP 63152090A JP 15209088 A JP15209088 A JP 15209088A JP H01221347 A JPH01221347 A JP H01221347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cis
octadecatrienoic acid
acid
triglycerides
triglyceride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63152090A
Other languages
English (en)
Inventor
Jean Robert Grinda
ジャン−ロベール グランダ
Roger Azar
ロジェ アザール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH01221347A publication Critical patent/JPH01221347A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/52Esters of acyclic unsaturated carboxylic acids having the esterified carboxyl group bound to an acyclic carbon atom
    • C07C69/587Monocarboxylic acid esters having at least two carbon-to-carbon double bonds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
    • A23L33/00Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
    • A23L33/10Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof using additives
    • A23L33/115Fatty acids or derivatives thereof; Fats or oils
    • A23L33/12Fatty acids or derivatives thereof

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、初めて純粋な形で得られた新規なポリ不飽和
脂肪酸グリセリドと、その製造方法に関するものである
従来の技術 本発明に関係する従来技術に関しては下記の文献を参照
されたい。
(1)  フランス特許第2.588.187号(ロシ
ャス特許)(2)  ドイツ特許出願第2.749.4
92号(ビオ−オイル研究所) (3)欧州特許出願第2.749.492号または米国
特許第4.526.793号(ネスレ特許)(4)フラ
ンス特許第2.515.174号(ルセルーユクラフ特
許) r−IJルン酸が栄養学及び薬学にふいて果たす役割は
、多くの文献で立証されている。すなわち、T−リルン
酸は、α−リルン酸もしくはリノール酸等の必須不飽和
脂肪酸(EPA)として公知の基の一つである。
これらは、生体が合成することができないので、ビタミ
ンとして作用す乞化合物である。従って、食物もしくは
飲料を介して取り入れられなければならない。
また、生体は、r−’Jルン酸を2つ以上の炭素原子を
有する高級同族体、ジホモ−γ−リルン酸もしくは8.
11.14−エイコサトリエン酸に転化することができ
る。この転化は人体では可逆性ではなく、特定の不飽和
化及び同族体化反応に交互に影響される連続した段階を
経て、アラキドン酸(5,8,11,14−エイコサテ
トラエン酸)になるので、この代謝経路は必要不可欠な
役割を果たす。
この代謝経路は現在では周知であり、r−リルン酸及び
その他の不飽和脂肪酸がジホモ−r−IJルン酸(DG
LA)から生成する第1型のプロスタグランジン及び次
の段階でアラキドン酸から合成される第2型のプロスタ
グランジンの合成において先駆物質として作用するとい
う事実が証明されている。
さらに、最近では、その代謝によってアラキドン酸から
合成された4つの二重結合を有するC 22中の脂肪酸
が第3型のホモプロスタグランジンになることが発見さ
れた(特にヨーロッパ特許出願第211.502号を参
照)。
従って、T−リルン酸及びその誘導体は、脂肪酸から出
発しジホモ−T−リルン酸になる代謝経路の必須成分で
ある。特にγ−リルン酸を与えた場合は、患者にジホモ
−r−’Jルン酸を投与した時とほとんど同じ結果が得
られる。
発明が解決しようとする課題 γ−リルン酸の天然源は多くない。例としては、マツヨ
イグサ油、クロッサスグリ、アカフサスグリもしくはグ
ーズベリの種子の油、特にルリヂサ油を挙げることがで
きる。
それらの油の大部分は、主としてリルン酸とα−リルン
酸からなる混合物として得られる。
ルリヂサ油からしか充分な量のT−リルン酸を採ること
ができない。また、自然では、他の不飽和脂肪酸と同様
に、T−リルン酸は遊離した形態では存在せず、グリセ
リドの形態、さらに詳しく言えば、T−リルン酸がグリ
セロールの2の位置でヒドロキシルに結合され、その他
のヒドロキシルは同種の1つもしくは2つの脂肪酸によ
ってエステル化されている混合グリセリドの形態で存在
する。
遊離脂肪酸は極めて僅かしか吸収されないが、不飽和脂
肪酸のグリセリドは人体中で利用されるので、必須脂肪
酸(EFA)の投与の最も有効な方法となる。
従って、EPASの代謝経路でのT−リルン酸の重要性
から、シス、シス、シスに完全に限定された立体構造を
有するT−リルン酸の化学的に純粋なグリセリドを提供
することは価値がある。
アマニ油から、もしくはリルン酸とグリセロールからの
半合成によってトリルレニン(trinole−nin
)と呼ばれる化合物を得ることは既に上記の文献で公知
である。事実、これらの化合物は、多かれ少なかれα−
リルン酸とr−’Jルン酸の混合エステルであることが
分かっている。上記の文献中に挙げられた物理学的なデ
ータは極めて様々であり、得られた化合物はグリセリド
の混合物もしくはジアステレオ異性体の混合物であるこ
とを示している。従って、ツール オブシエ キム(Z
hur 0bsch Khim、 ) 29、(195
9)3911 (CA  54.20890(1960
) ’)  は、トリグリセリドに以下のデータを与え
ている: M P =44−46°および−26から24℃D2.
 =0.9591 n ” =1.4975 それとは対照に、「アメリカ化学学会誌(J、 of 
Am。
Chem、Soc、 ) J 66 (1944) 1
(11)0では以下のデータを与えている: M P =−23から24゜ n”=1.46815 また、T−リルン酸のトリグリセリドを豊富に含む混合
物は、純粋でないr −IJルン酸をグリセロールと一
緒に加熱することによって得られていたくヨーロッパ特
許出願第178.442号参照)。
これについては物理学的なデータがないので、酸性媒質
中で加熱した場合に、グリセロール鎖が減るのか、さら
にはどのように減るのかは分からない。
本発明の目的は、純粋なT−リルン酸のトリグリセリド
、すなわち、化学的および立体化学的に純粋す状態の(
シス、シス、シス) −6,9,12−オクタデカトリ
エン酸すなわちT−リルン酸のグリセリドを新規な化合
物として提供することにある。
課題を解決するための手段 特に、本発明の提供するグリセリドは以下の式%式%: カトリエン酸のアシル残留基であり、 RIとR3は水素、アセチル基または(シス、シス、シ
ス)−6,9,12−オクタデカトリエン酸のアシル残
留基であり、互いに同一でも異なっていてもよい。
従って、本発明には以下の化合物が含まれる:(a)新
規化合物である(シス、シス、 シス)−6、9.12
−オクタデカトリエン酸の純粋なトリグリセリド; (b)(シス、シス、シス)−6,9,12−オクタデ
カトリエン酸の1,3−または1.2−ジグリセリド。
グリセロール中の第二ヒドロキシルのエステル化が最初
に生じた時は、後者が優勢である;(c))!Jアセチ
ンによるリルン酸の部分的なエステル交換から生成した
(シス、シス、シス)−6,9,12−オクタデカトリ
エン酸と酢酸との混合グリセリド。
これらの化合物の純粋な2. 2. 2形(シス、シス
、シス)のものは新規化合物である。
この生成物はγ−リルン酸の純粋な低級アルキルエステ
ルから合成され、γ−qルン酸自体は短時間のメタツリ
シスによってルリヂサ油等のT−リルン酸が豊富な原料
から得られる。
上記の純粋なトリグリセリド及びその同族体は、T−リ
ルン酸の低級アルキルエステルを塩基性試薬の存在下で
トリアセチンと反応させる方法によって得られる。この
反応は実質的にT−リルン酸トリグリセリドと、少量の
T−リルン酸モノグリセリドおよびジグリセリドを生成
させる。
この方法では、T−リルン酸トリグリセリドの他に、副
産物としてT−リルン酸モノグリセリドと、T−リルン
酸ジグリセリドと、モノアセチルグリセリドまたはジア
セチルグリセリドが生成する。
この反応は以下の式で表される: 上記式において、 Gtyはグリセロールであり、 GLAはr−リルン酸である。
トリアセチンは、以下の式に示される:CH2(10)
OCH3 トリアセチンは、塩基性媒体中で1つもしく複数のアセ
チル基をオクタデカトリエノイル基等の他のアシル残留
基と交換することができる化合物である。
この反応での塩基性試薬は、好ましくは、ナトリウムま
たはリチウムのメタル−ト、ナトリウムエタルレート、
第3ブチル酸カリウム、またはカリウムターシャルアミ
レート等のアルカリ金属アルコラートである。塩基性試
薬の使用量は殆ど触媒的な量である。
上記エステル交換反応は、上記のようにして生成した低
級アルキルアセ、テートが上記反応と同時に蒸留できる
温度もしくは圧力で実施される。すなわち、蒸留分離す
ることによって置換反応を固定し且つ最終的に完結させ
る。混合グリセリドの生成は極めて少量である。
出発原料としては(シス、シス、シス)−オクタデカト
リエン酸のメチルエステルを使用するのが好ましい。生
成する酢酸メチルは標準圧力状態で65℃で沸騰する。
このように、上記方法は比較的低い温度でエステル交換
反応を実施することができる。
さらに、(シス、シス、シス)−オクタデカトリエン酸
の他の低級アルキルエステル、例えば、エチルエステル
、イソプロピルエステルまたはブチルエステルを使用す
ることもできる。実験条件(温度、圧力、濃度、溶剤の
選択等)は、この反応中に蒸留した場合に対応するアル
キルアセテートが生成するように調節しなければならな
い。
その結果得られた混合物はシリカゲルを充填したカラム
を通過させて分別する。このカラムは、モノグリセリド
及びジグリセリドを保持し、r −リルン酸トリグリセ
リドを通過させる。このT−リルン酸トリグリセリドは
、出発原料である少量の低級アルキルエステルとγ−リ
ルン酸の2つのアシル成分とアシル残基からなる混合ト
リグリセリドによって僅かに汚染されている。
こうして製造した粗トリグリセリドを物理的な方法によ
って最終的に精製することによって、T−リルン酸の低
級アルキルエステルからT−リルン酸トリグリセリドを
分離することができる。
そのために、逆相HPLC法によって分析レベル、すな
わち、2つの主な成分を準備段階の分離効率レベルで分
離することができる。このためには、ボンダパック(B
ondapak) C,aで充填したカラムが最も効果
的である。
出発原料として使用するr−’Jルン酸(全てシス)の
純粋な低級アルキルエステルは、ルリヂサ油等のT−リ
ルン酸が豊富な植物油を、極めて短時間、通常、1分以
下の時間、適当な低級アルカノール中の水酸化カリウム
溶液に接触させることからなる穏やかなアルコール分解
反応を利用してルリヂサ油から製造される。この条件下
では、ルリヂサ油は、極めて限定された範囲で脂肪酸に
鹸化され、存在するトリグリセリドの大部分は脂肪酸の
低級アルキルエステルに転化される。
このようにして生成した低級アルキルエステルをシクロ
ヘキサンとアセトニトリルの混合物で、濃度を高くしな
がら洗浄し、水で遊離脂肪酸を除去し、最後にHPLC
を通過させて精製する。このようにして、γ−リルン(
シス、シス、シス)酸の純粋な低級アルキルエステルを
回収する。より詳しく言えば、メタノールを使用してア
ルコール分解を実施すると、メチル−T−リルネート(
シス、シス、シス)が回収される。これは、円偏光二色
性(DC)及びNMRスペクトル(プロトンのスペクト
ル及び13Cのスペクトル)によって完全に純粋である
ことが確かめられる。
メチル−γ−リルネート (シス、シス、シス)は、こ
れまで純粋な状態で得られたことのない新規な化合物で
ある。
また、金属誘導体の形のポリビニルスフ1ホン酸樹脂を
充填したカラムでのクロマトグラフィーによってルリヂ
サ油のアルコール分解から生成した上記混合物を精製す
ることができる。従って、脂肪酸をその不飽和の程度に
応じて分別することができる。
本発明は、以下の実施例によって明らかとなろう。但し
、この実施例は、本発明を何ら限定するものではない。
実施例I A段階 純粋なメチル−T−リルネート20gと乾燥ナトリウム
メチレート0.44 gとを円錐形フラスコ中で混合し
、真空下で65℃に加熱する。完全に溶液状になってか
ら、トリアセチン4.44 gを1時間かけて1滴ずつ
添加する。この添加が終了してさらに1時間の間、減圧
下で加熱を続ける。この反応中に生成した酢酸メチルを
、蒸留によって除去する。最後に得られた反応混合物は
、トリグリセリドを75から80%、転化しなかったメ
チルエステルを約14%、モノグリセリドとジグリセリ
ドの混合物を6から10%を含んでいる。
B段階 上記反応混合物を室温に冷却し、濾過してナトリウムメ
チレートの分解で生じた塩基性成分を除去する。次に、
上澄み液を、長さ20.3cm、幅5cmのシリカゲル
を充填されたカラム(クロマトグラフィー品質)に溶剤
としてn−へキサンを使用して通過させて、溶出液を順
次回収する。この溶出液の始めは未反応のメチル−r−
’IIルネートであり、次にトリグリセリドが出てくる
次いで、重110.7 gのトリグリセリド分画を気相
クロマトグラフィー(G L C)にかける(分画l)
。これによって、以下のものが存在することが分かるニ ー少量のメチル−T−リルネート −r −リルン酸の2つのアシル残基とアセチル残基と
を含む少量のトリグリセリド −はぼ純粋な)!J−r−!Jルニン 上記シリカゲルを充填したカラムをアセトンで溶離する
と、γ−リルン酸のモノグリセリドとr−リルン酸のジ
グリセリドが得られる。この分画(分画2)の重量は6
.2gである。
全体としては、メチル−γ−リルネート20gを出発原
料として、グリセリド16.9 gが得られ、一定量の
メチル−T−リルネートが回収される。
ボンダパック(Bondapack) C,18,を充
填したカラムでの逆相予備HPLCによって、分画1を
分離することによって、(シス、シス、シス)−6,9
,12−オクタデカトリエン酸の純粋なトリグリセリド
が得られる。
このトリグリセリドの紫外線スペクトルは、クロロホル
ム10m!!にトリグリセリド40mgを溶解させる(
0.4%溶液)か、もしくはクロロホルム20mI!に
トリグリセリド40mgを溶解(0,2%溶液)させて
測定される。
以下のデータが得られる: また、トリグリセリドの純度は、IR分光測定によって
確認される。IR分光測定では3(11)0cm−’で
二重結合を特徴づける伸縮と、1570cm−’でカル
ボニルバンドを特徴づける伸縮とが観察される。
13C(7)NMRスペクトルでは、2つのピークが見
られる。1つは、約130ppmで、もう1つは22か
ら34ppmの範囲に広がっている。プロトンのNMR
スペクトルでは、特徴的なピークが2.8.2.3がら
2、 Oppmで、重要なブロックが1.3ppmに見
られる。
(シス、シス、シス)−6,9,12−オクタテ゛カト
リエン酸トリグリセリドもしくはT−リルニンは心臓血
管の分野では抗トロンビン剤すなわち抗血小板集合剤等
の薬剤として、またはポリ不飽和脂肪酸(EPA)に適
切な量で供給される栄養食品として使用される。
上記の(シス、シス、シス’) −6,9,12−オク
タデカトリエン酸のジグリセリド、トリグリセリド及び
0−アセチルジグリセリドは、化粧品の処方もしくは化
粧−皮膚病治療薬の処方に使用できる。
また、(シス、シス、シス)オクタデカトリエン酸のモ
ノグリセリドもしくはジグリセリドは、栄養学での必須
ポリ不飽和脂肪酸の供給源として使用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1のトリグリセリドの0.2%クロロ
ホルム溶液の紫外線スペクトルであり、第2図は、実施
例1のトリグリセリドの0.4%クロロホルム溶液の紫
外線スペクトルであり、第3図は、実施例1のトリーr
 −IJルニンの赤外線スペクトルであり、 第4図は、実施例1のトリーγ−リルニンの13CのN
MRスペクトルである。 第5図は、実施例1のト!J−r−!JルニンのHのN
MRスペクトルである。 特許出願人   ジャンーロベール グラングロジェ 
アザール。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)以下の式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (上記式において、 R_2は(シス、シス、シス)−6,9,12−オクタ
    デカトリエン酸のアシル成分であり、 R_1およびR_3は、水素、アセチル残基または(シ
    ス、シス、シス)−6,9,12−オクタデカトリエン
    酸のアシル残基であり、互いに同一でも異なっていても
    よい) で表される(シス、シス、シス)−6,9,12−オク
    タデカトリエン酸のグリセリド。
  2. (2)トリ−シス、シス、シス−オクタデカトリエン(
    6,9,12)オイルグリセリド。
  3. (3)(シス、シス、シス)−6,9,12−オクタデ
    カトリエン酸の2つのアシル成分とアセチル残基とを有
    する混合トリグリセリド。
  4. (4)(シス、シス、シス)−6,9,12−オクタデ
    カトリエン酸のモノグリセリド。
  5. (5)(シス、シス、シス)−6,9,12−オクタデ
    カトリエン酸の2,3−ジグリセリド及び1,3−ジグ
    リセリド。
  6. (6)(シス、シス、シス)−6,9,12−オクタデ
    カトリエン酸の低級アルキルエステルを、塩基性試薬等
    の触媒の存在下で、生成した低級アルキルアセテートが
    蒸留されるような温度もしくは圧力でトリアセチンと反
    応させ、得られたトリグリセリドをモノグリセリドまた
    はジグリセリドの混合物から分離し、物理的手段を使用
    して該グリセリドを分別して、(シス、シス、シス)−
    6,9,12−オクタデカトリエン酸のトリグリセリド
    とO−アセチル化されたビス(シス、シス、シス)−6
    ,9,12−オクタデカトリエン酸のグリセリドとを分
    離して得ることを特徴とする式( I )のグリセリドを
    製造する請求項1から5に記載の方法。
  7. (7)上記塩基性試薬がアルカリ金属アルコラートであ
    ることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. (8)上記アルカリ金属アルコラートがナトリウムメタ
    ノレートであることを特徴とする請求項6または7に記
    載の方法。
  9. (9)上記(シス、シス、シス)オクタデカトリエン酸
    の低級アルキルエステルが、側鎖に1から4個の炭素原
    子を有するエステルであることを特徴とする請求項6か
    ら8のいずれか一項に記載の方法。
  10. (10)上記トリグリセリドの分離が、シリカゲルを充
    填したカラムでのクロマトグラフィーによって実施され
    ることを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記
    載の方法。
  11. (11)上記トリグリセリドの混合物が、逆相HPLC
    を使用して分別されることを特徴とする請求項6から1
    0のいずれか1項に記載の方法。
  12. (12)薬剤として、もしくは、栄養学的組成物中での
    (シス、シス、シス)オクタデカトリエン酸トリグリセ
    リドの使用。
JP63152090A 1987-06-29 1988-06-20 新規な脂肪酸グリセリド及びその製造方法 Pending JPH01221347A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8709114A FR2617161B1 (fr) 1987-06-29 1987-06-29 Nouveaux glycerides d'acide gras insature et leur procede d'obtention
FR8709114 1987-06-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01221347A true JPH01221347A (ja) 1989-09-04

Family

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Country Status (5)

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EP (1) EP0300844B1 (ja)
JP (1) JPH01221347A (ja)
AT (1) ATE93834T1 (ja)
DE (1) DE3883659D1 (ja)
FR (1) FR2617161B1 (ja)

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