JPH01177321A - 深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法Info
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- JPH01177321A JPH01177321A JP33592987A JP33592987A JPH01177321A JP H01177321 A JPH01177321 A JP H01177321A JP 33592987 A JP33592987 A JP 33592987A JP 33592987 A JP33592987 A JP 33592987A JP H01177321 A JPH01177321 A JP H01177321A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法に関す
る。
る。
[従来の技術]
極低炭素の鋼は加工性がよいために、プレス加工用の冷
延鋼板にすると伸びや張出し性が高くなる事が期待され
るが、極低炭素鋼は粗粒な熱延組織となり易く、冷延、
焼鈍後の深絞り性がその分低下しやすい。従って深絞り
性を高める技術が重要である。
延鋼板にすると伸びや張出し性が高くなる事が期待され
るが、極低炭素鋼は粗粒な熱延組織となり易く、冷延、
焼鈍後の深絞り性がその分低下しやすい。従って深絞り
性を高める技術が重要である。
深絞り性のよい鋼板を、Cがo、oos%以下の鋼から
製造する方法は既に知られている。例えば特開昭61−
276930号公報は、成分を調整した極低C−Ti−
Nb系の鋼の、熱延仕上温度、冷却開始時期、冷却速度
、巻取温度、冷延圧下率、加熱温度範囲と加熱速度、保
定温度と保定時間のそれぞれを特定の範囲に制御して、
伸びと深絞り性の良好な冷延板を製造する方法である。
製造する方法は既に知られている。例えば特開昭61−
276930号公報は、成分を調整した極低C−Ti−
Nb系の鋼の、熱延仕上温度、冷却開始時期、冷却速度
、巻取温度、冷延圧下率、加熱温度範囲と加熱速度、保
定温度と保定時間のそれぞれを特定の範囲に制御して、
伸びと深絞り性の良好な冷延板を製造する方法である。
しかしこの方法は熱延直後に冷却を開始しγ粒の成長を
抑制し、α変態させることによって、微細な熱延組織を
得る方法である。しかしながらγ粒の成長抑制では熱延
板で得られるα粒径には下限があり、さほど微細な熱延
組織は得られず、さほど高い深絞り性を有する冷延鋼板
を製造することはできない。 尚この発明では平均冷
却速度10℃/S以上で圧延材を冷却するが、冷却速度
の限定には格別の記載がなく、従って10℃/S以上と
は例えば実施例の30℃/Sを指す。
抑制し、α変態させることによって、微細な熱延組織を
得る方法である。しかしながらγ粒の成長抑制では熱延
板で得られるα粒径には下限があり、さほど微細な熱延
組織は得られず、さほど高い深絞り性を有する冷延鋼板
を製造することはできない。 尚この発明では平均冷
却速度10℃/S以上で圧延材を冷却するが、冷却速度
の限定には格別の記載がなく、従って10℃/S以上と
は例えば実施例の30℃/Sを指す。
さらに特開昭61−110722号公報は、極低C−低
Mn−低N鋼の熱間仕上圧延温度と冷却条件と巻取り条
件を制御して加工性の優れた熱延鋼板を製造する方法で
ある。しかしこの方法は熱延鋼板に関するもので冷延鋼
板のプレス成形性に関するものではない。この発明では
熱延後に(Ar3+10℃)以上から30℃/S以上の
冷却速度で圧延材を冷却するが、この冷却速度は、公報
の第2図に関連して述べられている如く、細粒化が10
〜b 著しく、高冷却速度域で飽和する事に基づくもので、従
って30℃/S以上とは例えば実施例の45℃/Sを指
すものであり、さほど熱延組織は微細にならない。
Mn−低N鋼の熱間仕上圧延温度と冷却条件と巻取り条
件を制御して加工性の優れた熱延鋼板を製造する方法で
ある。しかしこの方法は熱延鋼板に関するもので冷延鋼
板のプレス成形性に関するものではない。この発明では
熱延後に(Ar3+10℃)以上から30℃/S以上の
冷却速度で圧延材を冷却するが、この冷却速度は、公報
の第2図に関連して述べられている如く、細粒化が10
〜b 著しく、高冷却速度域で飽和する事に基づくもので、従
って30℃/S以上とは例えば実施例の45℃/Sを指
すものであり、さほど熱延組織は微細にならない。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、極低炭素の鋼を用いて、微細な熱延組織を得
、深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法の開示を目的と
している。
、深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法の開示を目的と
している。
[問題点を解決するための手段]
本発明は
(1)重量%で、C: 0.005以下、Si:1.0
以下、Mn:2.0以下、P : 0.03未満、So
L A Q : 0.1以下、s : o、os以下、
N : 0.008以下で、Ti : 0.004〜0
.2. Nb : 0.004〜0.05の少なくとも
1種以上を含有し、更に必要に応じB : 0.000
5〜0.003を含有し、残部はFeおよび不可避的不
純物からなる鋼を、熱間圧延に際し、Ar3点以上の温
度で仕上げ圧延を終了し、その後Ar3点以上〜(Ar
3−30℃)以下の温度域を80〜400℃の冷却速度
で冷却し、650〜750℃の温度で巻取り、その後常
法に従って冷8間圧延、焼鈍することを特徴とする、深
絞り性に優れた冷延鋼板の製造法であり、また(2)重
量%で、C: 0.005以下、Si:1.0以下、M
n:2.0以下、 P : 0.03−15、s:o、
os以下、Sol AQ : 0.1以下、N : 0
.008以下で、Ti : 0.004〜0.2、Nb
: 0.004〜0.05の少なくとも1種以上を含
有し更に必要に応じB : 0.0005〜0.003
を含有し、残部はFeお゛よび不可避的不純物からなる
鋼を、熱間圧延に際し、Ar3点以上の温度で仕上げ圧
延を終了し、その後Ar3点以上〜(Ar3−30℃)
以下の温度域を80〜b 650〜750℃の温度で巻取り、その後常法に従って
冷間圧延、焼鈍する事を特徴とする、深絞り性に優れた
冷延鋼板の製造法である。
以下、Mn:2.0以下、P : 0.03未満、So
L A Q : 0.1以下、s : o、os以下、
N : 0.008以下で、Ti : 0.004〜0
.2. Nb : 0.004〜0.05の少なくとも
1種以上を含有し、更に必要に応じB : 0.000
5〜0.003を含有し、残部はFeおよび不可避的不
純物からなる鋼を、熱間圧延に際し、Ar3点以上の温
度で仕上げ圧延を終了し、その後Ar3点以上〜(Ar
3−30℃)以下の温度域を80〜400℃の冷却速度
で冷却し、650〜750℃の温度で巻取り、その後常
法に従って冷8間圧延、焼鈍することを特徴とする、深
絞り性に優れた冷延鋼板の製造法であり、また(2)重
量%で、C: 0.005以下、Si:1.0以下、M
n:2.0以下、 P : 0.03−15、s:o、
os以下、Sol AQ : 0.1以下、N : 0
.008以下で、Ti : 0.004〜0.2、Nb
: 0.004〜0.05の少なくとも1種以上を含
有し更に必要に応じB : 0.0005〜0.003
を含有し、残部はFeお゛よび不可避的不純物からなる
鋼を、熱間圧延に際し、Ar3点以上の温度で仕上げ圧
延を終了し、その後Ar3点以上〜(Ar3−30℃)
以下の温度域を80〜b 650〜750℃の温度で巻取り、その後常法に従って
冷間圧延、焼鈍する事を特徴とする、深絞り性に優れた
冷延鋼板の製造法である。
[作用コ
即ち、本発明は、良好な深絞り性を示す極低炭素鋼に、
炭窒化物形成元素であるTiあるいはNbを1種類以上
添加し、C,Nのほとんどを析出固定し、深絞り性をさ
らに高めるとともに、かかる鋼では熱延組織が粗大とな
りやすい欠点を、仕上圧延を特定温度以上で終了し、そ
の後特定温度域を超急速冷却し、その後所定温度で巻取
ることによって極めて微細な熱延組織となすことによっ
て、深絞り性に優れた冷延鋼板を製造することを特徴と
するものである。
炭窒化物形成元素であるTiあるいはNbを1種類以上
添加し、C,Nのほとんどを析出固定し、深絞り性をさ
らに高めるとともに、かかる鋼では熱延組織が粗大とな
りやすい欠点を、仕上圧延を特定温度以上で終了し、そ
の後特定温度域を超急速冷却し、その後所定温度で巻取
ることによって極めて微細な熱延組織となすことによっ
て、深絞り性に優れた冷延鋼板を製造することを特徴と
するものである。
以下に本発明を具体的に説明する。
Cはo、oos重量%以下とする。深絞り性を向上させ
るためにはCは少ない方がよい。またCが0.005重
量%を超えるとこれを固定するためにTiやNbの添加
量が増加しコストアップとなる。
るためにはCは少ない方がよい。またCが0.005重
量%を超えるとこれを固定するためにTiやNbの添加
量が増加しコストアップとなる。
SLは1.0重量%以下である。Siは強度を高めるの
に有効な元素で、必要とする引張強度に応じて添加でき
るが、1.0%を超えると溶融亜鉛めっき性や化成処理
性が損われる。
に有効な元素で、必要とする引張強度に応じて添加でき
るが、1.0%を超えると溶融亜鉛めっき性や化成処理
性が損われる。
MnもSiと同様に、必要とする引張強度に応じて添加
できるが、極低炭でMnが2.0%以上の鋼は、精錬コ
ストが高くなる。
できるが、極低炭でMnが2.0%以上の鋼は、精錬コ
ストが高くなる。
Pは鋼中に不純元素として0.03%未満含有されてい
る。又Pは強度上昇に有効な元素で、高い引張強度が望
まれる場合は積極的に添加する。しかし0.15%を超
えると二次加工脆性を起しやすくする。
る。又Pは強度上昇に有効な元素で、高い引張強度が望
まれる場合は積極的に添加する。しかし0.15%を超
えると二次加工脆性を起しやすくする。
Sol AΩは溶鋼を脱酸しTiやNbの歩留りを向上
させるために含有させる。しかし過剰に添加すると鋼板
のプレス成形性を損うために0.1%を上限とする。
させるために含有させる。しかし過剰に添加すると鋼板
のプレス成形性を損うために0.1%を上限とする。
Sは不純物として少ないほうが高いプレス成形性が得ら
れるため好ましくは、0.03%以下とする。
れるため好ましくは、0.03%以下とする。
Nは0.008重量%以下である。Nが高過ぎるとTi
やNbの添加量が増加しコストアップとなるし、又Ti
やNbの窒化物が増えると、プレス成形性が損われる。
やNbの添加量が増加しコストアップとなるし、又Ti
やNbの窒化物が増えると、プレス成形性が損われる。
本発明では、鋼中のC,Nのほとんどを析出固定し、良
好な深絞り性を得るためにTi及びNbを添加する。
好な深絞り性を得るためにTi及びNbを添加する。
Tiは0.004%以下ではCやNが十分に析出固定さ
れないためにプレス成形性が低下する。Tiの含有は0
.2%で十分で、過剰の添加は経済性の点で好ましくな
い。
れないためにプレス成形性が低下する。Tiの含有は0
.2%で十分で、過剰の添加は経済性の点で好ましくな
い。
又Nbも同様の理由で0.004〜0.05重量%含有
させる。
させる。
本発明で、二次加工脆性を抑制する場合にはBを添加す
る。0.0005重量%以上添加すると二次加工脆性は
著しく改善される。しかし0.003重量%以上添加し
ても効果は変らない。
る。0.0005重量%以上添加すると二次加工脆性は
著しく改善される。しかし0.003重量%以上添加し
ても効果は変らない。
本発明の熱間圧延の仕上げ圧延温度はAr3点以上であ
る。Ar3点以下では熱延板に粗大粒が発生したり加工
組織が残留し、冷延・焼鈍後の深絞り性を低下させる。
る。Ar3点以下では熱延板に粗大粒が発生したり加工
組織が残留し、冷延・焼鈍後の深絞り性を低下させる。
次に本発明の冷却速度を説明する。本発明ではAr3点
以上〜(Ar3−30℃)以下の温度域を80℃/S〜
400℃/Sの冷却速度で冷却する。仕上げ圧延後Ar
3点〜(Ar3−30℃)の温度域を非常に高い冷却速
度で冷却すると、熱延板の結晶粒を細かくする顕著な効
果を見い出した。第1図は冷却速度と熱延板の結晶粒度
の関係および冷延、焼鈍後の深絞り性(ランクフォード
値)の関係を示す図である。重量%でC:0.002.
Si:0.01. Mn:0.09. P :0.0
8、 S :0.O05,sol AQ :0.025
. N :0.0025. Ti : 0,04を含む
鋼を920℃で仕上圧延を終了し、910°Cから85
0℃までを種々の冷却速度で冷却し、680℃で巻取っ
たものである。
以上〜(Ar3−30℃)以下の温度域を80℃/S〜
400℃/Sの冷却速度で冷却する。仕上げ圧延後Ar
3点〜(Ar3−30℃)の温度域を非常に高い冷却速
度で冷却すると、熱延板の結晶粒を細かくする顕著な効
果を見い出した。第1図は冷却速度と熱延板の結晶粒度
の関係および冷延、焼鈍後の深絞り性(ランクフォード
値)の関係を示す図である。重量%でC:0.002.
Si:0.01. Mn:0.09. P :0.0
8、 S :0.O05,sol AQ :0.025
. N :0.0025. Ti : 0,04を含む
鋼を920℃で仕上圧延を終了し、910°Cから85
0℃までを種々の冷却速度で冷却し、680℃で巻取っ
たものである。
第1図にみられる如く熱延板の結晶粒度が細かくなり、
冷延、焼鈍後の深絞り性が向上が向上する効果は非常に
高い冷却速度で顕著となる。
冷延、焼鈍後の深絞り性が向上が向上する効果は非常に
高い冷却速度で顕著となる。
次に冷却開始温度はAr3変態点以上であればよい。
また冷却終了温度は(Ar3変態点−30℃)以下であ
れば著しく微細な熱延板組織が得られ、深絞り性も著し
く良好となることがわかった。(Ar3−50℃)以下
まで冷却すれば、さらに微細な熱延板組織が得られ、深
絞り性もさらに良好となるため好ましし1゜ 熱延板が細粒化する理由は、圧延材をAr3〜(Ar3
−30℃)の温度域を非常に高い冷却速度で冷却すると
、変態点の過冷却によってα粒の核の発生数が増大する
ためと考えられる。従ってこの効果は、従来の冷却速度
である30℃/sや45℃/Sでは達成できないもので
、80℃/Sを臨界的な冷却速度としてそれ以上で顕著
となる。
れば著しく微細な熱延板組織が得られ、深絞り性も著し
く良好となることがわかった。(Ar3−50℃)以下
まで冷却すれば、さらに微細な熱延板組織が得られ、深
絞り性もさらに良好となるため好ましし1゜ 熱延板が細粒化する理由は、圧延材をAr3〜(Ar3
−30℃)の温度域を非常に高い冷却速度で冷却すると
、変態点の過冷却によってα粒の核の発生数が増大する
ためと考えられる。従ってこの効果は、従来の冷却速度
である30℃/sや45℃/Sでは達成できないもので
、80℃/Sを臨界的な冷却速度としてそれ以上で顕著
となる。
本発明では冷却速度の上限は400℃/Sである。冷却
速度は更に大きくしてもよいが、この範囲が達成容易で
ある。
速度は更に大きくしてもよいが、この範囲が達成容易で
ある。
本発明ではAr3点以上の適当な温度で冷却を開始する
事ができる。即ち冷却開始時期は仕上げ圧延の直後でな
くてもよく、ランナウトテーブルの適当な位置で冷却開
始できる。従って本発明では仕上げ圧延機の後に板厚計
や温度計が配置されている通常の圧延機でも、冷却によ
る蒸気の影響を受けることなく、圧延材の板厚や温度の
計測ができ、従って、熱延制御は容易である。
事ができる。即ち冷却開始時期は仕上げ圧延の直後でな
くてもよく、ランナウトテーブルの適当な位置で冷却開
始できる。従って本発明では仕上げ圧延機の後に板厚計
や温度計が配置されている通常の圧延機でも、冷却によ
る蒸気の影響を受けることなく、圧延材の板厚や温度の
計測ができ、従って、熱延制御は容易である。
また、冷却装置は、通常仕上圧延機の後に配置される温
度計や板厚計の作動に支障を与えない範囲で、仕上圧延
機に近づけて、配置することが望ましい。これはAr3
点以上から冷却を開始するためである。Ar3点近くで
仕上圧延を終了する場合にもAr3点以上から冷却を行
うことができる。
度計や板厚計の作動に支障を与えない範囲で、仕上圧延
機に近づけて、配置することが望ましい。これはAr3
点以上から冷却を開始するためである。Ar3点近くで
仕上圧延を終了する場合にもAr3点以上から冷却を行
うことができる。
次に本発明で巻取り温度は650〜750℃である。
650℃以下は深絞り性が著しく低くなる。又750℃
以上は酸洗性が損われる。
以上は酸洗性が損われる。
熱延スラブ加熱温度は特に限定するものではないが、1
000℃以上1300℃以下とすれば良好な材質が得ら
れる。1000℃以上1100℃以下であれば、さらに
良好な材質が得られ、好ましい。また連続鋳造後に直送
圧延の場合でも良好な材質が得られる。
000℃以上1300℃以下とすれば良好な材質が得ら
れる。1000℃以上1100℃以下であれば、さらに
良好な材質が得られ、好ましい。また連続鋳造後に直送
圧延の場合でも良好な材質が得られる。
この方法で製造した熱延鋼板は常法で冷間圧延や焼鈍を
行う。冷間圧延や焼鈍の条件は特に限定するものでない
が、冷間圧延率は40〜95%が、望ましくは70〜9
0%とすると非常に高い深絞り性を有する冷延鋼板が得
られる。又焼鈍もあまりに高い焼鈍温度や再結晶温度以
下の余り低い温度は好ましくないが、連続焼鈍、箱型焼
鈍の何れの焼鈍方法であってもよく、それぞれの通常の
焼鈍条件により深絞り性に優れた冷延鋼板が得られる。
行う。冷間圧延や焼鈍の条件は特に限定するものでない
が、冷間圧延率は40〜95%が、望ましくは70〜9
0%とすると非常に高い深絞り性を有する冷延鋼板が得
られる。又焼鈍もあまりに高い焼鈍温度や再結晶温度以
下の余り低い温度は好ましくないが、連続焼鈍、箱型焼
鈍の何れの焼鈍方法であってもよく、それぞれの通常の
焼鈍条件により深絞り性に優れた冷延鋼板が得られる。
仕上圧延終了後の冷却は水による冷却、気体による冷却
など何れの方法でもよい。
など何れの方法でもよい。
連続焼鈍中またはその後の工程で亜鉛めっき、すずめつ
き、クロムめっきなどの種々のめっきをその用途に合わ
せて行ってもよい。
き、クロムめっきなどの種々のめっきをその用途に合わ
せて行ってもよい。
又調質圧延、防錆処理、潤滑剤の塗布等も必要に応じて
行ってもよい。
行ってもよい。
[実施例コ
通常の工程にしたがって溶製された鋼を連続鋳造によっ
て245111111厚のスラブとした。鋼の化学成分
を第1表に示す。
て245111111厚のスラブとした。鋼の化学成分
を第1表に示す。
その後1150℃で1.5hr均熱処理後、粗圧延、仕
上圧延を行い、所定の温度で巻取り、ホットコイルとな
した。その後酸洗を行った後、80%の冷間圧延を行い
、760℃で40秒間の連続焼鈍を行い0.6%の調質
圧延を行って冷延鋼板を製造した。
上圧延を行い、所定の温度で巻取り、ホットコイルとな
した。その後酸洗を行った後、80%の冷間圧延を行い
、760℃で40秒間の連続焼鈍を行い0.6%の調質
圧延を行って冷延鋼板を製造した。
第 2 表
第2表に冷延鋼板のr値と、ホットコイルすなわち熱延
板の結晶粒度を示す。
板の結晶粒度を示す。
第2表に示すごとく、本発明範囲内の化学成分の鋼を用
い、さらに本発明範囲内の熱延での圧延終了温度および
冷却開始温度、冷却終了温度、そして冷却速度を行うこ
とによって深絞り性に優れた冷却鋼板を製造することが
できる事がわかる。
い、さらに本発明範囲内の熱延での圧延終了温度および
冷却開始温度、冷却終了温度、そして冷却速度を行うこ
とによって深絞り性に優れた冷却鋼板を製造することが
できる事がわかる。
深絞り性の指標としてランクフォード値(r)を用いた
。r値は圧延方向、圧延方向から±45°傾いた方向、
圧延直角方向の値を平均したものである。
。r値は圧延方向、圧延方向から±45°傾いた方向、
圧延直角方向の値を平均したものである。
[発明の効果]
かくすることにより、深絞り性に優れた冷延鋼板を製造
することができる。
することができる。
第1図は冷却速度と熱延板結晶粒度番号および冷延、焼
鈍後のr値の関係を示す図である。 特許出願人 新日本製鐵株式会社
鈍後のr値の関係を示す図である。 特許出願人 新日本製鐵株式会社
Claims (2)
- (1)重量%で C:0.005以下、Si:1.0以下、 Mn:2.0以下、P:0.03未満 SolAl:0.1以下、S:0.05以下N:0.0
08以下、で Ti:0.004〜0.2、Nb:0.004〜0.0
5のすくなくとも1種以上を含有し、 更に必要に応じB:0.0005〜0.003を含有し
、残部はFeおよび不可避的不純物からなる鋼を、熱間
圧延に際し、Ar3点以上の温度で仕上圧延を終了し、
その後Ar3点以上〜(Ar3−30℃)以下の温度域
を80〜400℃/sの冷却速度で冷却し、650〜7
50℃の温度で巻取り、その後常法に従って冷間圧延、
焼鈍することを特徴とする、深絞り性に優れた冷延鋼板
の製造方法。 - (2)重量%で C:0.005以下、Si:1.0以下、 Mn:2.0以下、P:0.03〜0.15solAl
:0.1以下、S:0.05以下、N:0.008以下
、で Ti:0.004〜0.2、Nb:0.004〜0.0
5の少なくとも1種以上を含有し、 更に必要に応じB:0.0005〜0.003を含有し
、残部はFeおよび不可避的不純物からなる鋼を、熱間
圧延に際し、Ar3点以上の温度で仕上げ圧延を終了し
、その後Ar3点以上〜(Ar3−30℃)以下の温度
域を80〜400℃/sの冷却速度で冷却し、650〜
750℃の温度で巻取り、その後常法に従って冷間圧延
、焼鈍することを特徴とする、深絞り性に優れた冷延鋼
板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62335929A JPH075988B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62335929A JPH075988B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01177321A true JPH01177321A (ja) | 1989-07-13 |
JPH075988B2 JPH075988B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=18293927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62335929A Expired - Lifetime JPH075988B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 深絞り性に優れた冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075988B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5290370A (en) * | 1991-08-19 | 1994-03-01 | Kawasaki Steel Corporation | Cold-rolled high-tension steel sheet having superior deep drawability and method thereof |
JPH06158176A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-07 | Kobe Steel Ltd | プレス成形性の優れた冷延鋼板の製造方法 |
-
1987
- 1987-12-30 JP JP62335929A patent/JPH075988B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5290370A (en) * | 1991-08-19 | 1994-03-01 | Kawasaki Steel Corporation | Cold-rolled high-tension steel sheet having superior deep drawability and method thereof |
JPH06158176A (ja) * | 1992-11-25 | 1994-06-07 | Kobe Steel Ltd | プレス成形性の優れた冷延鋼板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH075988B2 (ja) | 1995-01-25 |
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