JPH01132882A - 植物性繊維の改質加工方法 - Google Patents
植物性繊維の改質加工方法Info
- Publication number
- JPH01132882A JPH01132882A JP28221087A JP28221087A JPH01132882A JP H01132882 A JPH01132882 A JP H01132882A JP 28221087 A JP28221087 A JP 28221087A JP 28221087 A JP28221087 A JP 28221087A JP H01132882 A JPH01132882 A JP H01132882A
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- JP
- Japan
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- vegetable fibers
- protein
- modifying
- fibers
- animal
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- Granted
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は動物性蛋白を植物性繊維及びその織物、編物、
紡績糸5綿(ねた)に吸着させることによリ、従来の各
種植物繊維類には発揮し得ない防皺性、伸縮性、膨潤性
、形状記憶性等の優れた諸特性を発揮できる植物性繊維
の改質加工方法に関するものである。
紡績糸5綿(ねた)に吸着させることによリ、従来の各
種植物繊維類には発揮し得ない防皺性、伸縮性、膨潤性
、形状記憶性等の優れた諸特性を発揮できる植物性繊維
の改質加工方法に関するものである。
[従来の技術]
本発明は全く新規の構成に基づく新繊維に係るもので改
良的要素もないことから、従来技術は存在しない。
良的要素もないことから、従来技術は存在しない。
強いて挙げれば、糸に伸縮性を附与するには「撚」の数
による「撚縮」による伸縮性を出すことと、強アルカリ
による方法があるが、これは洗濯を重ねる毎にその性能
を失い、繊維が「ザラ」つき、本発明とは技術的基本構
成を異にすることは勿論のこと、その効果にあっても著
しく劣る手法である。
による「撚縮」による伸縮性を出すことと、強アルカリ
による方法があるが、これは洗濯を重ねる毎にその性能
を失い、繊維が「ザラ」つき、本発明とは技術的基本構
成を異にすることは勿論のこと、その効果にあっても著
しく劣る手法である。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は防皺性に富みなお、原の糸、織物、編物の約3
0%の伸縮性に富み、又約50%の比重が軽くなるため
嵩高性が増大し、且つ「しなやが」で従って保温性も増
大し、給水性、放湿性共1゜0%増大し、洗濯による「
ヘタリ」に対しても永久的な耐性を有し、さらには肌着
に着用しても汗をかいても全熱まとわりつきがない等、
従来にない優れた諸特性を発揮できる動物性蛋白の吸着
を基調とした植物性繊維の改質加工方法を提供すること
を第一の目的とする。
0%の伸縮性に富み、又約50%の比重が軽くなるため
嵩高性が増大し、且つ「しなやが」で従って保温性も増
大し、給水性、放湿性共1゜0%増大し、洗濯による「
ヘタリ」に対しても永久的な耐性を有し、さらには肌着
に着用しても汗をかいても全熱まとわりつきがない等、
従来にない優れた諸特性を発揮できる動物性蛋白の吸着
を基調とした植物性繊維の改質加工方法を提供すること
を第一の目的とする。
本発明の第二の目的は、前述の優れた諸特性を充分に且
つ確実に且つ永久的に発揮でき、しかも製造効率良く製
造できる独自の工夫をこらした植物性繊維の改質加工方
法を提供せんとするものである。
つ確実に且つ永久的に発揮でき、しかも製造効率良く製
造できる独自の工夫をこらした植物性繊維の改質加工方
法を提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段]
前述した問題点は、植物性繊維及びその織物。
編物にアルカリ処理を施し、植物繊維中に含まれるリグ
ニン及びセルローズ以外の不純物を除去した後に、動物
性蛋白を吸着させることにより、膨潤性並びに伸縮性と
形状記憶性を付与することを特徴とする植物性繊維の改
質加工方法によって解決される。
ニン及びセルローズ以外の不純物を除去した後に、動物
性蛋白を吸着させることにより、膨潤性並びに伸縮性と
形状記憶性を付与することを特徴とする植物性繊維の改
質加工方法によって解決される。
[実施例]
本発明の植物性繊維の改質加工方法の中で綿、麻又はそ
の混合「わた」と「糸」と「編物、織物」の3つの実施
例を挙げる。
の混合「わた」と「糸」と「編物、織物」の3つの実施
例を挙げる。
■植物性繊維の綿、麻又はその混合「わた」をスライバ
ー状態にて、これをクリンパ−機に掛け(クリンプとは
屈折)屈折させて一定の形にバンプにして加工し易い形
にする。
ー状態にて、これをクリンパ−機に掛け(クリンプとは
屈折)屈折させて一定の形にバンプにして加工し易い形
にする。
次に液体が循環し易い容器に入れる。その「わた」の重
量の100%以上の苛性ソーダを対物6倍の水に溶解し
て、その溶解液にて20分間、30℃〜60℃にて浸漬
処理後脱水して、これを硫酸と「わた」の重量の5%の
エタノールと「わた」の重量の3%の動物性蛋白アミノ
酸分解液にて中和し乍ら2o分〜30分、30℃〜40
℃で浸漬処理を行い、PHを中性にすると、セルローズ
に動物性蛋白アミノ酸が水素結合をする。この「わた」
を脱水乾燥し、温度120℃〜130℃湿熱セットを1
0分間行い後、水洗して余分に耐着(結合以外の)した
アミノ酸を除去して乾燥して完成する。
量の100%以上の苛性ソーダを対物6倍の水に溶解し
て、その溶解液にて20分間、30℃〜60℃にて浸漬
処理後脱水して、これを硫酸と「わた」の重量の5%の
エタノールと「わた」の重量の3%の動物性蛋白アミノ
酸分解液にて中和し乍ら2o分〜30分、30℃〜40
℃で浸漬処理を行い、PHを中性にすると、セルローズ
に動物性蛋白アミノ酸が水素結合をする。この「わた」
を脱水乾燥し、温度120℃〜130℃湿熱セットを1
0分間行い後、水洗して余分に耐着(結合以外の)した
アミノ酸を除去して乾燥して完成する。
■糸の場合は、各薬剤、蛋白アミノ酸は前述と同様全く
等しいが、糸を無張力にて「アルカリ」に浸漬し後に無
張力で硫酸とエタノールと動物性蛋白アミノ酸液にて浸
漬加工を行うことが大切であり、この「糸」は加工後、
形状記憶性を有する。
等しいが、糸を無張力にて「アルカリ」に浸漬し後に無
張力で硫酸とエタノールと動物性蛋白アミノ酸液にて浸
漬加工を行うことが大切であり、この「糸」は加工後、
形状記憶性を有する。
■織物、編物の場合の実施例は、各薬剤、アミノ酸蛋白
は同量であるが、加工方法にて各織物、編物が循環する
様な装置の中で加工する事が重要である。又「アルカリ
」にて浸漬処理を行った織物、編物はローラーにて圧力
脱水して次のバスにて加工を行う事ができるので連続し
て加工し得る。その後の処理も前加工方法と同じである
。
は同量であるが、加工方法にて各織物、編物が循環する
様な装置の中で加工する事が重要である。又「アルカリ
」にて浸漬処理を行った織物、編物はローラーにて圧力
脱水して次のバスにて加工を行う事ができるので連続し
て加工し得る。その後の処理も前加工方法と同じである
。
以上3つの実施例を挙げたが、いずれも形状記憶性を有
し、「わた」にクリンプ(屈折)を附与して前記の加工
を行えば、このクリンプを記憶し、これを紡績すれば伸
縮性の紡績糸ができる。
し、「わた」にクリンプ(屈折)を附与して前記の加工
を行えば、このクリンプを記憶し、これを紡績すれば伸
縮性の紡績糸ができる。
又、糸の場合では、前記の加工完了後、撚を掛は温度1
20℃〜130℃で湿熱セットを10分間行い、解撚す
れば伸縮の形状を記憶した糸が得られる。
20℃〜130℃で湿熱セットを10分間行い、解撚す
れば伸縮の形状を記憶した糸が得られる。
前記3つの実施例の際の苛性ソーダの量は加工物の重量
の100%以上が必要であり、硫酸の量は加工物の重量
の10%、エタノールの量は加工物の重量の5%、動物
性蛋白アミノ酸の量は加工物の重量の30%以内である
が、中和の段階で硫酸の量は多少の増減が必要である。
の100%以上が必要であり、硫酸の量は加工物の重量
の10%、エタノールの量は加工物の重量の5%、動物
性蛋白アミノ酸の量は加工物の重量の30%以内である
が、中和の段階で硫酸の量は多少の増減が必要である。
[発明の作用及び効果]
以上述べました如く、植物性繊維のrわた」、「糸」、
ri物」、「編物」に上記の動物性蛋白分解アミノ酸を
吸着させるには植物性繊維の中に有する「リグニン」及
び「セルローズ」以外の不純物が除去されることが重要
であり、さらにエタノールにより、中和(PH)と動物
性蛋白アミノ酸吸着を促進するものである。
ri物」、「編物」に上記の動物性蛋白分解アミノ酸を
吸着させるには植物性繊維の中に有する「リグニン」及
び「セルローズ」以外の不純物が除去されることが重要
であり、さらにエタノールにより、中和(PH)と動物
性蛋白アミノ酸吸着を促進するものである。
これにより、膨潤性(比重が軽くなる)50%、伸縮性
30%、吸放湿性100%増大するため、たとえば肌着
の場合、汗を吸放湿するために、肌にまとわりつきがな
く快適であるばかりでなく、健康にも非常に良い。
30%、吸放湿性100%増大するため、たとえば肌着
の場合、汗を吸放湿するために、肌にまとわりつきがな
く快適であるばかりでなく、健康にも非常に良い。
又、伸縮性を有することから、行動が楽になり動き易く
、比重が軽くなるため、身体に掛る負担も少なくかつ保
温性にも富む。したがって特に病人の敷布団並びに敷布
に使用した場合には極めて有用な効果を発揮する。又、
これ等諸物性は洗濯を重ねても永久的に損なわないもの
である。
、比重が軽くなるため、身体に掛る負担も少なくかつ保
温性にも富む。したがって特に病人の敷布団並びに敷布
に使用した場合には極めて有用な効果を発揮する。又、
これ等諸物性は洗濯を重ねても永久的に損なわないもの
である。
Claims (8)
- (1)植物性繊維及びその織物、編物にアルカリ処理を
施し、植物繊維中に含まれるリグニン及びセルローズ以
外の不純物を除去した後に、動物性蛋白を吸着させるこ
とにより、膨潤性並びに伸縮性と形状記憶性を付与する
ことを特徴とする植物性繊維の改質加工方法。 - (2)特許請求の範囲第1項記載のアルカリ処理を施さ
れてなる植物性繊維及びその織物、編物のアルカリ性を
中和する手段として、動物性蛋白をアミノ酸蛋白単体に
し、これに硫酸又は醋酸を加え、中和加工段階に於いて
アルコールを加えて中和加工を促進した膨潤性並びに伸
縮性を高めることを特徴とする植物性繊維の改質加工方
法。 - (3)特許請求の範囲第1項及び第2項記載の植物性繊
維は綿、麻、その紡績糸、及びそれ等の混紡糸としたこ
とを特徴とする植物性繊維の改質加工方法。 - (4)特許請求の範囲第1項及び第2項記載の動物性蛋
白はヒブロイン蛋白誘導体としたことを特徴とする植物
性繊維の改質加工方法。 - (5)特許請求の範囲第1項及び第2項記載の動物性蛋
白はコラーゲン蛋白誘導体としたことを特徴とする植物
性繊維の改質加工方法。 - (6)特許請求の範囲第1項及び第2項記載の動物性蛋
白はケラチン蛋白誘導体としたことを特徴とする植物性
繊維の改質加工方法。 - (7)特許請求の範囲第1項及び第2項記載の動物性蛋
白はヒブロイン蛋白誘導体、コラーゲン蛋白誘導体、ケ
ラチン蛋白誘導体の複数種の混合液としたことを特徴と
する植物性繊維の改質加工方法。 - (8)特許請求の範囲第2項記載のアルコールはエタノ
ールとしたことを特徴とする植物性繊維の改質加工方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28221087A JPH01132882A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 植物性繊維の改質加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28221087A JPH01132882A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 植物性繊維の改質加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01132882A true JPH01132882A (ja) | 1989-05-25 |
JPH0242945B2 JPH0242945B2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=17649499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28221087A Granted JPH01132882A (ja) | 1987-11-10 | 1987-11-10 | 植物性繊維の改質加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01132882A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03180581A (ja) * | 1989-12-06 | 1991-08-06 | Nitto Boseki Co Ltd | 形状記憶植物繊維糸の製造方法 |
JP2002363862A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-18 | Toyobo Co Ltd | 成形材料用繊維、繊維補強成形材料および成形体 |
-
1987
- 1987-11-10 JP JP28221087A patent/JPH01132882A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03180581A (ja) * | 1989-12-06 | 1991-08-06 | Nitto Boseki Co Ltd | 形状記憶植物繊維糸の製造方法 |
JP2002363862A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-18 | Toyobo Co Ltd | 成形材料用繊維、繊維補強成形材料および成形体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0242945B2 (ja) | 1990-09-26 |
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