JP7641333B2 - 容器詰め飲料 - Google Patents
容器詰め飲料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7641333B2 JP7641333B2 JP2023131427A JP2023131427A JP7641333B2 JP 7641333 B2 JP7641333 B2 JP 7641333B2 JP 2023131427 A JP2023131427 A JP 2023131427A JP 2023131427 A JP2023131427 A JP 2023131427A JP 7641333 B2 JP7641333 B2 JP 7641333B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- mass
- content
- ppb
- aminoacetophenone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Alcoholic Beverages (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Description
化した好みに応じて、様々な容器詰め飲料が検討され、提供されてきている。
例えば、特許文献1には、糖質を抑え、且つ味わいを付与しながらも、後味のスッキリ
さを損なわず、良好な香味を有するビールテイスト飲料として、プリン体含有量が0.5
~5mg/100mL、糖質含有量が0.5g/100mL以下、pHが3.0~4.0
であるビールテイスト飲料が開示されている。
提供する。
すなわち、本発明には、以下の態様の発明が含まれる。
[1]
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が0.8質量ppb以上である、容器詰め飲
料。
[2]
糖質濃度(Y)が、3.0g/100mL未満である、上記[1]に容器詰め飲料。
[3]
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単
位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が1.8以上である、上記[1]又は[
2]に記載の容器詰め飲料。
[4]
糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL未満であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単
位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が5.0以上である、上記[1]に記載
の容器詰め飲料。
[5]
原材料が、麦芽又は未発芽の麦類を少なくとも含む、上記[1]~[4]のいずれか一
項に記載の容器詰め飲料。
[6]
麦芽使用比率が50~100質量%である、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載
の容器詰め飲料。
[7]
発酵アルコール飲料である、上記[1]~[6]のいずれか一項に記載の容器詰め飲料
。
[8]
ビールテイスト飲料である、上記[1]~[7]のいずれか一項に記載の容器詰め飲料
。
本発明の容器詰め飲料は、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が0.8質量pp
b以上となるように調製した飲料である。
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)を上記範囲に調製することで、良質な味の厚
みを向上させた飲料とすることができる。
含有量(X)は、当該容器詰め飲料の全量(100質量%)基準で、好ましくは1.0質
量ppb以上、より好ましくは1.1質量ppb以上、更に好ましくは1.2質量ppb
以上であり、また、好ましくは1000質量ppb以下、より好ましくは850質量pp
b以下、更に好ましくは700質量ppb以下、より更に好ましくは600質量ppb以
下である。
グラフィー質量分析法(GC/MS)により測定することができる。具体的な測定方法の
一例としては、以下の試料を用いて、以下の測定条件で測定する方法が挙げられる。
[試料]
測定対象となる飲料10~20gに、水150mL及びヘプタン4mLを加えた溶液を
調製する。そして当該溶液に対して、精油定量用蒸留装置を用いて90分間蒸留した後、
ヘプタン層を下記に示すGC/MS装置に1μL注入して、測定を行う。
[測定条件]
・GC/MS装置:7890B/5977B(Agilent Technologies社製)
・カラム:DB-WAX(Agilent Technologies社製)、直径0.25mm×30m、膜
厚0.25μm
・導入系:スプリット5:1
・注入量:1μL
・試料注入口温度:220℃
・カラム温度:40℃(1分間保持)→10℃/分で160℃まで昇温→15℃/分で2
00℃まで昇温
・ガス流量:ヘリウム(キャリアガス)を1mL/分
・イオン源温度:230℃
・イオン化法:EI
・設定質量数:m/z 152
質な味の厚みの向上効果は、特に、糖質濃度が低い飲料ほど、大きく発現させることが分
かった。本発明の一態様の容器詰め飲料は、低糖質飲料とすることができる。
00mL未満、より好ましくは2.0g/100mL未満、更に好ましくは1.5g/1
00mL未満、より更に好ましくは1.0g/100mL未満、特に好ましくは0.5g
/100mL未満である。
告示第176号)に基づく糖質をいい、具体的には、対象となる食品から、タンパク質、
脂質、食物繊維、灰分、アルコール分及び水分を除いたものを意味する。そのため、食品
中の糖質の量は、当該食品の重量から、タンパク質、脂質、食物繊維、灰分及び水分の量
を控除することにより算定することができる。
ここで、タンパク質、脂質、食物繊維、灰分及び水分の量は、栄養表示基準に掲げる方
法により測定することができる。具体的には、タンパク質の量は窒素定量換算法で測定し
、脂質の量はエーテル抽出法で測定し、食物繊維の量はプロスキー法で測定し、灰分の量
は直接灰化法で測定し、水分の量は減圧加熱乾燥法で測定することができる。
単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)
〕は、低糖質飲料であっても、良質な味の厚みをより向上させた飲料とする観点から、好
ましくは1.8以上、より好ましくは2.0以上、更に好ましくは2.2以上、より更に
好ましくは2.4以上であり、また、好ましくは5000以下、より好ましくは4000
以下、更に好ましくは3000以下、より更に好ましくは2500以下である。
上3.0g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)は、
上述の範囲が好適であるが、より好ましくは2.0質量ppb以上、より好ましくは4.
0質量ppb以上、更に好ましくは7.0質量ppb以上、より更に好ましくは12.0
質量ppb以上、特に好ましくは20.0質量ppb以上であり、また、より好ましくは
500質量ppb以下、更に好ましくは400質量ppb以下、より更に好ましくは30
0質量ppb以下である。
合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(
単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕は、上述の範囲が好適であるが、より
好ましくは2.5以上、更に好ましくは3.0以上、より更に好ましくは5.0以上、特
に好ましくは10.0以上であり、また、より好ましくは1000以下、更に好ましくは
500以下、より更に好ましくは250以下、特に好ましくは150以下である。
上1.5g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)は、
上述の範囲が好適であるが、より好ましくは1.5質量ppb以上、より好ましくは2.
0質量ppb以上、更に好ましくは3.0質量ppb以上、より更に好ましくは7.0質
量ppb以上、特に好ましくは12.0質量ppb以上であり、また、より好ましくは5
00質量ppb以下、更に好ましくは400質量ppb以下、より更に好ましくは300
質量ppb以下である。
場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)
(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕は、上述の範囲が好適であるが、よ
り好ましくは2.5以上、更に好ましくは5.0以上、より更に好ましくは10.0以上
、特に好ましくは15.0以上であり、また、より好ましくは1000以下、更に好まし
くは500以下、より更に好ましくは400以下、特に好ましくは300以下である。
上1.0g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)は、
上述の範囲が好適であるが、より好ましくは1.3質量ppb以上、更に好ましくは2.
0質量ppb以上、より更に好ましく5.0質量ppb以上、特に好ましくは8.0質量
ppb以上であり、また、より好ましくは500質量ppb以下、更に好ましくは400
質量ppb以下、より更に好ましくは300質量ppb以下である。
場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)
(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕は、上述の範囲が好適であるが、よ
り好ましくは2.5以上、更に好ましくは5.0以上、より更に好ましくは10.0以上
、特に好ましくは15.0以上であり、また、より好ましくは2000以下、更に好まし
くは1000以下、より更に好ましくは800以下、特に好ましくは600以下である。
満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)は、上述の範囲が好適であるが
、より好ましくは1.3質量ppb以上、更に好ましくは2.0質量ppb以上、より更
に好ましく3.0質量ppb以上、特に好ましくは5.0質量ppb以上であり、また、
より好ましくは500質量ppb以下、更に好ましくは400質量ppb以下、より更に
好ましくは300質量ppb以下である。
ェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)
との比〔(X)/(Y)〕は、上述の範囲が好適であるが、より好ましくは5.0以上、
更に好ましくは7.0以上、より更に好ましくは10.0以上、特に好ましくは15.0
以上であり、また、より好ましくは2000以下、更に好ましくは1600以下、より更
に好ましくは1200以下、特に好ましくは800以下である。
例としては、例えば、ビン、ペットボトル、缶、又は樽が挙げられるが、特に持ち運びが
容易であるとの観点から、缶、ビン、ペットボトルが好ましい。
範囲に調製された飲料であれば制限は無く、飲料の種類は限定されない。
本発明の一態様の容器詰め飲料において、飲料の種類としては、例えば、ビールテイス
ト飲料、ワイン、清酒、梅酒、ウィスキー、ブランデー、焼酎、ラム、ジン、リキュール
類等のアルコール飲料又は非アルコール含有飲料や、茶飲料、清涼飲料、コーヒー飲料、
ココア飲料、ゼリー飲料、乳性飲料、豆乳類、栄養ドリンク剤、美容ドリンク剤等が挙げ
られる。
である、良質な味の厚みの向上をより効果的に発現させる観点から、下記(i)~(iii
)のいずれか1つ以上を満たすことが好ましく、下記(i)~(iii)のすべてを満たす
ことがより好ましい。
・(i)原材料が、麦芽又は未発芽の麦類を少なくとも含む。
・(ii)麦芽使用比率が50~100質量%である。
・(iii)発酵アルコール飲料である。
、麦芽発酵飲料であるビールテイスト飲料であることがより好ましく、上記(i)~(ii
i)のすべてを満たすビールテイスト飲料が更に好ましい。
なお、本明細書において、「麦芽発酵飲料」とは、麦を原料の一部として使用し、発酵
させた飲料を意味し、望ましくは、原材料として麦芽を使用して製造した発酵アルコール
飲料である。
以下、本発明の一態様の容器詰め飲料として好適である「ビールテイスト飲料」につい
ての態様を説明する。
本明細書において、「ビールテイスト飲料」とは、ビール様の風味をもつアルコール含
有またはノンアルコールの炭酸飲料をいう。つまり、本明細書のビールテイスト飲料は、
特に断わりがない場合、ビール風味を有するいずれの炭酸飲料をも包含する。したがって
、エステルや高級アルコール(例えば、酢酸イソアミル、酢酸エチル、n-プロパノール
、イソブタノール、アセトアルデヒド)等を含むビール香料が添加された炭酸飲料をも包
含する。
ビールテイスト飲料の種類としては、例えば、アルコール含有のビールテイスト飲料、
アルコール度数が1(v/v)%未満のビールテイスト飲料等も含まれる。
/v)%、より好ましくは2~15(v/v)%、更に好ましくは3~10(v/v)%
である。
なお、本明細書において、アルコール度数は、体積/体積基準の百分率(v/v%)で
示されるものとする。また、飲料のアルコール含有量は、公知のいずれの方法によっても
測定することができるが、例えば、振動式密度計によって測定することができる。
含有してもよい。
本明細書において、スピリッツとは、麦、米、そば、とうもろこし等の穀物を原料とし
て、麦芽又は必要により酵素剤を用いて糖化し、酵母を用いて発酵させた後、更に蒸留し
て得られる酒類を意味する。スピリッツの原材料である穀物としては、麦が好ましい。
色、黒ビールのような黒色、又は、無色透明であってもよく、あるいは着色料などを添加
して、所望の色を付けてもよい。ビールテイスト飲料の色は、肉眼でも判別することがで
きるが、全光線透過率や色度等によって規定してもよい。
。ビールテイスト飲料のpHが4.5以下であれば、微生物の発生を抑制でき、pHが2
.0以上であれば飲料の香味が向上し易い。
また、アルコールを含有するビールテイスト飲料のpHは、好ましくは3.0~4.5
であり、ノンアルコールビールテイスト飲料のpHは、好ましくは4.0未満である。
な飲み口を付与する観点から、アルコールを含むビールテイスト飲料の場合は、好ましく
は18質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは13質量%以下であ
る。また、ノンアルコールビールテイスト飲料の場合は、好ましくは1.5重量%以下、
より好ましくは1.1重量%以下、さらに好ましくは0.80重量%以下である。
なお、本明細書における「総エキス量」は、アルコール度数が1(v/v)%以上の飲
料においては、日本の酒税法におけるエキス分、すなわち、温度15℃の時において原容
量100cm3中に含有する不揮発性成分のグラム数をいい、アルコール度数が1(v/
v)%未満の飲料においては、脱ガスしたサンプルをビール酒造組合国際技術委員会(B
COJ)が定める「ビール分析法 7.2 エキス」に従い測定したエキス値(質量%)
をいう。
ビールテイスト飲料の主な原材料は、水及び麦芽であるが、ホップを用いることが好ま
しく、その他に、甘味料、水溶性食物繊維、苦味料又は苦味付与剤、酸化防止剤、香料、
酸味料等を用いてもよい。
なお、得られるビールテイスト飲料の糖質濃度(Y)が、上述の範囲となるように、原
材料は適宜選択されることが好ましい。
子を発芽させて乾燥させ、除根したものをいい、産地や品種は、いずれのものであっても
よい。
本発明の一態様においては、大麦麦芽を用いることが好ましい。大麦麦芽は、日本のビ
ールテイスト飲料の原料として最も一般的に用いられる麦芽の1つである。大麦には、二
条大麦、六条大麦などの種類があるが、いずれを用いてもよい。さらに、通常麦芽のほか
、色麦芽なども用いることができる。なお、色麦芽を用いる際には、種類の異なる色麦芽
を適宜組み合わせて用いてもよいし、一種類の色麦芽を用いてもよい。
そのような穀物としては、例えば、麦芽には該当しない麦(大麦、小麦、ライ麦、カラ
ス麦、オート麦、ハト麦、エン麦等)、米(白米、玄米等)、とうもろこし、こうりゃん
、ばれいしょ、豆(大豆、えんどう豆等)、そば、ソルガム、粟、ひえ、及びそれらから
得られたデンプン、これらの抽出物(エキス)等が挙げられる。
する麦芽の使用量(麦芽使用比率)は、好ましくは1~100質量%、より好ましくは3
0~100質量%、更に好ましくは50~100質量%である。
、ホップエキス等が挙げられる。また、用いるホップは、イソ化ホップ、還元ホップ等の
ホップ加工品を用いてもよい。
ホップの添加量としては、適宜調製されるが、飲料全量に対して、好ましくは0.00
01~1質量%である。
水飴等の糖類、三糖類以上の糖、糖アルコール、ステビア等の天然甘味料、人工甘味料等
が挙げられる。
これらの糖類の形態は、溶液等の液体であってもよく、粉末等の固体であってもよい。
また、デンプンの原料穀物の種類、デンプンの精製方法、及び酵素や酸による加水分解
等の処理条件についても特に制限はない。例えば、酵素や酸による加水分解の条件を適宜
設定することにより、マルトースの比率を高めた糖類を用いてもよい。その他、スクロー
ス、フルクトース、グルコース、マルトース、トレハロース、マルトトリオース及びこれ
らの溶液(糖液)等を用いることもできる。
また、人工甘味料としては、例えば、アスパルテーム、アセスルファムカリウム(アセ
スルファムK)、スクラロース等が挙げられる。
ーガム分解物、ペクチン、グルコマンナン、アルギン酸、ラミナリン、フコイジン、カラ
ギーナン等が挙げられ、安定性や安全性等の汎用性の観点から、難消化性デキストリン又
はポリデキストロースが好ましい。
さらに、苦味料又は苦味付与剤を用いてもよい。
苦味料又は苦味付与剤としては、特に限定されず、通常のビールや発泡酒に苦味付与剤
として用いられるものが使用でき、例えば、マンネンロウ、レイシ、姫茴香、杜松実、セ
ージ、迷迭香、マンネンタケ、月桂樹、迷迭香、マンネンタケ、クワシン、柑橘抽出物、
ニガキ抽出物、コーヒー抽出物、茶抽出物、ゴーヤ抽出物、ハス胚芽抽出物、キダチアロ
エ抽出物、マンネンロウ抽出物、レイシ抽出物、ローレル抽出物、セージ抽出物、キャラ
ウェイ抽出物等が挙げられる。
られるものが使用でき、例えば、アスコルビン酸、エリソルビン酸、及びカテキン等が挙
げられる。
料は、ビール様の風味付けのために用いるものであり、発酵により発生する醸造成分等が
含まれる。
なお、ビールテイスト飲料は、アルコール発酵により生じる酢酸エチルを含むものであ
るが、当該酢酸エチルは、香料としての機能を有する。そのため、ビールテイスト飲料の
製造過程でアルコール発酵を伴う場合には、ビール香料を別途添加する必要は特段無いが
、所望に応じて、ビール香料を添加してもよい。
酢酸エチル以外のビール香料としては、エステルや高級アルコール等が挙げられ、具体
的には、酢酸イソアミル、n-プロパノール、イソブタノール、及びアセトアルデヒド等
が挙げられる。また、ビール様の風味付けをより強くするために、別途酢酸エチルを添加
してもよい。
エン酸、グルコン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、フィチン酸、酢酸、コハク酸、グルコノ
デルタラクトン又はそれらの塩が挙げられる。
これらの酸味料の中でも、リン酸、クエン酸、グルコン酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、
フィチン酸、酢酸、コハク酸又はそれらの塩が好ましく、リン酸、クエン酸、乳酸、酒石
酸、酢酸又はそれらの塩がより好ましい。
これらの酸味料は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ビールテイスト飲料に含まれる炭酸ガスは、原材料に含まれる炭酸ガスを利用してもよ
く、また、炭酸水との混和または炭酸ガスの添加等で溶解させてもよい。
ビールテイスト飲料の製造過程でアルコール発酵を伴う場合には、アルコール発酵で生
じた炭酸ガスをそのまま用いることができるが、適宜炭酸水を加えて、炭酸ガスの量を調
製してもよい。
、これは、本発明の効果を妨げない限り、特に限定されない。典型的には、飲料の炭酸ガ
ス圧の上限は5.0kg/cm2、4.5kg/cm2、又は4.0kg/cm2であり
、下限は0.20kg/cm2、0.50kg/cm2、又は1.0kg/cm2であり
、これらの上限及び下限のいずれを組み合わせてもよい。例えば、飲料の炭酸ガス圧は、
0.20kg/cm2以上5.0kg/cm2以下、0.50kg/cm2以上4.5k
g/cm2以下、または、1.0kg/cm2以上4.0kg/cm2以下であってよい
。
本明細書において、ガス圧とは、特別な場合を除き、容器内におけるガス圧をいう。
圧力の測定は、当業者によく知られた方法、例えば20℃にした試料をガス内圧計に固
定した後、一度ガス内圧計の活栓を開いてガスを抜き、再び活栓を閉じ、ガス内圧計を振
り動かして指針が一定の位置に達したときの値を読み取る方法を用いて、または市販のガ
ス圧測定装置を用いて測定することができる。
ビールテイスト飲料は、本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じて、様々な添加物
を添加してもよい。
そのような添加物としては、例えば、着色料、泡形成剤、発酵促進剤、酵母エキス、ペ
プチド含有物等のタンパク質系物質、アミノ酸等の調味料が挙げられる。
着色料は、飲料にビール様の色を与えるために使用するものであり、カラメル色素など
を用いることができる。泡形成剤は、飲料にビール様の泡を形成させるため、あるいは飲
料の泡を保持させるために使用するものであり、大豆サポニン、キラヤサポニン等の植物
抽出サポニン系物質、コーン、大豆などの植物タンパク、及びペプチド含有物、ウシ血清
アルブミン等のタンパク質系物質、酵母エキスなどを適宜使用することができる。
発酵促進剤は、酵母による発酵を促進させるために使用するものであり、例えば、酵母
エキス、米や麦などの糠成分、ビタミン、ミネラル剤などを単独または組み合わせて使用
することができる。
ビールテイスト飲料の製造方法としては、下記工程(1)~(2)を有する方法が挙げ
られる。
・工程(1):水及び麦芽を含む混合物を糖化処理して発酵原料液を調製する工程。
・工程(2):前記発酵原料液に酵母を添加して、アルコール発酵を行う工程。
範囲となるように調製することを要する。含有量(X)の調製は、工程(1)及び工程(
2)の少なくとも一方の工程と同時に行ってもよく、工程(1)と工程(2)の間、もし
くは工程(2)の後に、別途行ってもよい。
工程(1)は、水及び麦芽を含む混合物を糖化処理して発酵原料液を調製する工程であ
る。
発酵原料液の調製方法としては、水及び麦芽等の原材料を仕込釜又は仕込槽に投入し、
必要に応じてアミラーゼ等の酵素を添加して混合物を調製した後、糖化処理して得る方法
が挙げられる。その後、得られた発酵原料液は、ろ過して煮沸し、清澄タンクにて凝固タ
ンパク等の固形分を取り除くことが好ましい。
酸化防止剤、苦味付与剤、香料、酸味料、色素等を加えてもよい。
これらは、糖化処理を行う前に加えてもよく、糖化処理の途中で加えてもよく、糖化処
理の終了後に加えてもよい。また、これらは、次工程のアルコール発酵後に加えてもよい
。
。
糖化処理の温度及び時間は、使用する麦芽の種類や、麦芽比率、水及び麦芽以外の原材
料、使用する酵母の種類や量等によって適宜調整する。
工程(2)は、工程(1)で糖化処理して得られた発酵原料液に、酵母を添加し、アル
コール発酵を行う工程である。
本工程で用いる酵母は、製造すべき発酵飲料の種類、目的とする香味や発酵条件等を考
慮して適宜選択することができ、例えば、Weihenstephan-34株等の市販の酵母を用いるこ
とができる。
酵母は、酵母懸濁液のまま原料液に添加しても良いし、遠心分離あるいは沈降により酵
母を濃縮したスラリーを原液に添加してもよい。また、遠心分離の後、完全に上澄みを取
り除いたものを添加しても良い。酵母の原液への添加量は適宜設定できるが、例えば、5
×106cells/ml~1×108cells/ml程度である。
きるが、例えば、通常のビールや発泡酒の製造のための発酵条件である、8~25℃、5
~10日間、の条件で発酵させてもよい。発酵工程の途中で発酵液の温度(昇温又は降温
)もしくは圧力を変化させてもよい。
素等の添加剤を加えてもよい。
場に流通する。
ビールテイスト飲料の容器詰め方法としては、特に限定されず、当業者に周知の容器詰
め方法を用いることができる。容器詰め工程によって、ビールテイスト飲料は容器に充填
・密閉される。容器詰め工程には、いずれの形態・材質の容器を用いてもよく、容器の例
としては、上述のとおりである。
は制限されない。
粉砕した麦芽を、52℃で保持された温水40Lが入った仕込槽に投入した後、52℃
で30分間保持し、続いて70℃で40分間、さらに76℃で5分間と段階的に温度を上
げて保持した後、濾過して麦芽粕を除去し麦汁を得た。得られた麦汁を濾過した後、ホッ
プを投入して麦汁煮沸を行った。煮沸後の麦汁を固液分離処理し、得られた清澄な麦汁を
冷却し、酵母を添加して7日間発酵させ、発酵溶液を調製した。
そして、調製した発酵溶液を表1~4に示される糖質濃度となるように適宜水で希釈す
ると共に、表1~4に示される含有量(X)となるように、2-アミノアセトフェノンを
添加して、ビールテイスト飲料をそれぞれ得た。
ールテイスト飲料の「良質な味の厚み」について、下記のスコア基準に基づき、4(最大
値)~0(最小値)の範囲で、0.05刻みのスコアにて評価した。評価に際しては、下
記基準「4」、「3」、「2」、「1」及び「0」に適合するサンプルを予め用意し、各
パネラー間での基準の統一を図った。
なお、表1~4のいずれの官能評価においても、同じ飲料に対して、各パネラー間での
2.0以上のスコアの値の差異は確認されなかった。
(良質な味の厚みのスコア基準)
・「4」:非常に明確に良質な味の厚みを感じる。
・「3」:ある程度明確に良質な味の厚みを感じる。
・「2」:良質な味の厚みを感じる。
・「1」:少し味の厚み感じる。
・「0」:全く味の厚みが感じられない。
そして、5人のパネラーのスコアの平均値から、以下の評価基準で、それぞれのビール
テイスト飲料の「良質な味の厚み」を評価した。結果を表1~4に示す。
(良質な味の厚みの評価基準)
・「A」:5人のパネラーのスコアの平均値が、2.0以上
・「B」:5人のパネラーのスコアの平均値が、0.7以上2.0未満
・「C」:5人のパネラーのスコアの平均値が、0.7未満
優れた良質な味の厚みを有する飲料であるといえる。
Claims (14)
- 1-(2-アミノフェニル)エタノンである2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が0.8質量ppb以上であり、
糖質濃度(Y)が、2.0g/100mL未満であり、
麦芽使用比率が50~100質量%であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が1.8以上である、
容器詰め飲料であって、
糖質濃度(Y)が、1.5g/100mL以上2.0g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が、7.0質量ppb以上であり、
糖質濃度(Y)が、1.0g/100mL以上1.5g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が、7.0質量ppb以上であり、
糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL以上1.0g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が、5.0質量ppb以上であり、
糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が、5.0質量ppb以上である、
容器詰め飲料。 - 糖質濃度(Y)が、1.5g/100mL以上2.0g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が3.0以上であり、
糖質濃度(Y)が、1.0g/100mL以上1.5g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が5.0以上であり、
糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL以上1.0g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が5.0以上であり、
糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL未満である場合、2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が10.0以上である、
請求項1に記載の容器詰め飲料。 - 糖質濃度(Y)が、1.5g/100mL以上2.0g/100mL未満である、請求項1又は2に記載の容器詰め飲料。
- 糖質濃度(Y)が、1.5g/100mL以上2.0g/100mL未満であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が、10.0質量ppb以上であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が5.3以上である、
請求項1又は2に記載の容器詰め飲料。 - 糖質濃度(Y)が、1.0g/100mL以上1.5g/100mL未満である、請求項1又は2に記載の容器詰め飲料。
- 糖質濃度(Y)が、1.0g/100mL以上1.5g/100mL未満であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が、10.0質量ppb以上であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が10.0以上である、
請求項1又は2に記載の容器詰め飲料。 - 糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL以上1.0g/100mL未満である、請求項1又は2に記載の容器詰め飲料。
- 糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL以上1.0g/100mL未満であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が、10.0質量ppb以上であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が20.0以上である、
請求項1又は2に記載の容器詰め飲料。 - 糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL未満である、請求項1又は2に記載の容器詰め飲料。
- 糖質濃度(Y)が、0.5g/100mL未満であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)が、8.0質量ppb以上であり、
2-アミノアセトフェノンの含有量(X)(単位:質量ppb)と糖質濃度(Y)(単位:g/100mL)との比〔(X)/(Y)〕が15.0以上である、
請求項1又は2に記載の容器詰め飲料。 - 原材料として、未発芽の麦類およびその抽出物を用いない、請求項1~10のいずれか一項に記載の容器詰め飲料。
- 発酵アルコール飲料である、請求項1~11のいずれか一項に記載の容器詰め飲料。
- ビールテイスト飲料である、請求項1~12のいずれか一項に記載の容器詰め飲料。
- 前記ビールテイスト飲料のアルコール度数が1~20(v/v%)である、請求項13に記載の容器詰め飲料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023131427A JP7641333B2 (ja) | 2019-05-28 | 2023-08-10 | 容器詰め飲料 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019099104A JP7384573B2 (ja) | 2019-05-28 | 2019-05-28 | 容器詰め飲料 |
JP2023131427A JP7641333B2 (ja) | 2019-05-28 | 2023-08-10 | 容器詰め飲料 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019099104A Division JP7384573B2 (ja) | 2019-05-28 | 2019-05-28 | 容器詰め飲料 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023145799A JP2023145799A (ja) | 2023-10-11 |
JP2023145799A5 JP2023145799A5 (ja) | 2024-08-05 |
JP7641333B2 true JP7641333B2 (ja) | 2025-03-06 |
Family
ID=73545370
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019099104A Active JP7384573B2 (ja) | 2019-05-28 | 2019-05-28 | 容器詰め飲料 |
JP2023131427A Active JP7641333B2 (ja) | 2019-05-28 | 2023-08-10 | 容器詰め飲料 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019099104A Active JP7384573B2 (ja) | 2019-05-28 | 2019-05-28 | 容器詰め飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7384573B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012075349A (ja) | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Ogawa & Co Ltd | 豆乳又は豆乳含有飲食品の香味改善剤 |
JP2016073222A (ja) | 2014-10-03 | 2016-05-12 | アサヒビール株式会社 | ビール様飲料用風味改善剤 |
JP2016093163A (ja) | 2014-11-17 | 2016-05-26 | アサヒビール株式会社 | コク感が増強された麦芽発酵飲料 |
-
2019
- 2019-05-28 JP JP2019099104A patent/JP7384573B2/ja active Active
-
2023
- 2023-08-10 JP JP2023131427A patent/JP7641333B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012075349A (ja) | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Ogawa & Co Ltd | 豆乳又は豆乳含有飲食品の香味改善剤 |
JP2016073222A (ja) | 2014-10-03 | 2016-05-12 | アサヒビール株式会社 | ビール様飲料用風味改善剤 |
JP2016093163A (ja) | 2014-11-17 | 2016-05-26 | アサヒビール株式会社 | コク感が増強された麦芽発酵飲料 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
化学と生物,2018年,Vol.56, No.10,pp.659-664 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020191810A (ja) | 2020-12-03 |
JP7384573B2 (ja) | 2023-11-21 |
JP2023145799A (ja) | 2023-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6674577B1 (ja) | ビールテイスト飲料 | |
JP7506705B2 (ja) | ビールテイスト飲料 | |
JP7610976B2 (ja) | 発酵ビールテイスト飲料 | |
TW202212558A (zh) | 啤酒風味飲料 | |
JP2022090024A (ja) | ビールテイスト飲料 | |
JP5710672B2 (ja) | 未発酵のビールテイスト飲料及び未発酵のビールテイスト飲料の泡持ち向上方法 | |
TW202209976A (zh) | 啤酒風味飲料 | |
JP7403231B2 (ja) | ビールテイスト飲料 | |
JP6874198B2 (ja) | ビールテイスト飲料 | |
JP2020195317A (ja) | ビールテイスト飲料 | |
CN114585264B (zh) | 无酒精啤酒风味饮料 | |
JP2023112101A (ja) | 容器詰め飲料 | |
JP7650837B2 (ja) | ビールテイスト飲料 | |
JP7053915B1 (ja) | 上面発酵ビールテイスト飲料 | |
JP7047192B1 (ja) | ビールテイスト飲料 | |
JP7641333B2 (ja) | 容器詰め飲料 | |
JP6676812B1 (ja) | ビールテイスト飲料、およびビールテイスト飲料の製造方法 | |
JP7430038B2 (ja) | ビールテイスト飲料、およびビールテイスト飲料の製造方法 | |
JP2022065660A (ja) | ビールテイスト飲料、およびビールテイスト飲料の製造方法 | |
JP7598367B2 (ja) | ビールテイスト飲料 | |
JP2020103170A (ja) | ビールテイスト飲料、およびビールテイスト飲料の製造方法 | |
JP7234443B2 (ja) | 上面発酵ビールテイスト飲料 | |
AU2022222712A1 (en) | Soft drink | |
JP2023096971A (ja) | 炭酸飲料 | |
TW202505013A (zh) | 啤酒風味飲料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230908 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240910 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20241111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7641333 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |