JP7639361B2 - 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物、粘着剤組成物および粘着剤 - Google Patents
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Description
また、植物由来の原料を用いたウレタン(メタ)アクリレート系化合物の研究も活発に行われている中で、植物由来の原料であるダイマー酸を使用したポリエステルポリオールを用いたウレタン(メタ)アクリレート系化合物が提案されている(例えば、特許文献1~4参照)。
なお、本発明において、「(メタ)アクリル」とはアクリルあるいはメタクリルを、「(メタ)アクリロイル」とはアクリロイルあるいはメタクリロイルを、「(メタ)アクリレート」とはアクリレートあるいはメタクリレートをそれぞれ意味するものである。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)と、エチレン性不飽和モノマー(B)とを含有し、必要に応じて更に、光重合開始剤(C)を含有する。
以下、各成分について説明する。
本発明におけるウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)は、ダイマー酸由来の構造部位を含有するポリエステルポリオール(a1)、多価イソシアネート(a2)および水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)の反応生成物であり、数平均分子量が1500~23000である。
上記ダイマー酸由来の構造部位を含有するポリエステルポリオール(a1)(以下、ダイマー酸由来の構造部位を含有するポリエステルポリオール(a1)を単に「ポリオール(a1)」と称する。)としては、(1)ダイマー酸と多価アルコールとの重縮合反応により得られるもの、または(2)ダイマー酸を還元して得られたダイマージオールと多価カルボン酸との重縮合反応により得られるもの等が挙げられ、なかでも入手のしやすさの点で(1)が好適に挙げられる。
これらの多価アルコールから選ばれる1種類を単独で用いてもよく、あるいは2種類以上を併用してもよい。なかでも、入手のしやすさ、粘着剤を調製した場合の粘着力の点で、炭素数2~10の直鎖の多価アルコール、特には1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオールや、炭素数4~10の分岐鎖を有する多価アルコール、特にはネオペンチルグリコールが好ましく用いられる。
かかる数平均分子量が小さすぎると粘着剤を調製した場合に粘着力が低くなる傾向があり、大きすぎるとポリオール(a1)の粘度が高くなり、取り扱い性や反応性が低下する傾向がある。
本発明で用いる多価イソシアネート(a2)は、イソシアネート基の個数が2個以上のイソシアネートであり、イソシアネート基の個数は2個または3個が好ましい。多価イソシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、リジントリイソシアネート等の脂肪族系多価イソシアネート;水添化キシリレンジイソシアネート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート等の脂環族系多価イソシアネート;トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリフェニルメタンポリイソシアネート、変性ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等の芳香族系多価イソシアネート;等の多価イソシアネート、および、前記多価イソシアネートの3量体化合物などの多量体化合物等が挙げられる。また、アロファネート型ポリイソシアネート、ビュレット型ポリイソシアネート等も挙げられる。
多価イソシアネート(a2)は1種類を単独で用いてもよく、あるいは2種類以上を併用してもよい。
本発明で用いる水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)は、1個または2個以上の水酸基を含有する(メタ)アクリレートであり、水酸基含有(メタ)アクリレートのうち上記のポリオール(a1)に該当するものは除かれる。
水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)としては、例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4-ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6-ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェート、2-(メタ)アクリロイロキシエチル-2-ヒドロキシプロピルフタレート、カプロラクトン変性2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、脂肪酸変性-グリシジル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-(メタ)アクリロイロキシプロピル(メタ)アクリレート等のエチレン性不飽和基を1個含有する水酸基含有(メタ)アクリレート;グリセリンジ(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシ-3-アクリロイル-オキシプロピルメタクリレート等のエチレン性不飽和基を2個含有する水酸基含有(メタ)アクリレート;ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート等のエチレン性不飽和基を3個以上含有する水酸基含有(メタ)アクリレート等が挙げられる。
水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)は1種類を単独で用いてもよく、あるいは2種類以上を併用してもよい。
本発明におけるウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)は、上記(a1)~(a3)成分を反応させることにより得られる。その製造方法は特に限定されず、公知の方法に従い製造することができる。具体的には、例えば次のようにして製造することができる。
本発明で用いるエチレン性不飽和モノマー(B)は、1分子中に1個以上のエチレン性不飽和基を有するものであればよく、単官能モノマー、2官能モノマー、3官能以上のモノマーが挙げられる。本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、エチレン性不飽和モノマー(B)を1種類単独で含有してもよく、あるいは2種類以上を含有してもよい。
即ち、本発明においては、ガラス転移温度が比較的高いエチレン性不飽和モノマー(B1)と、ガラス転移温度が比較的低いエチレン性不飽和モノマー(B2)を併用することが好ましく、これにより、低粘度で、接着力に優れたものとすることが更に容易となる。
上記エチレン性不飽和モノマー(B1)は、ガラス転移温度が0℃以上130℃以下であり、好ましくは10℃以上120℃以下であり、より好ましくは20℃以上100℃以下である。エチレン性不飽和モノマー(B1)のガラス転移温度の上限が高すぎると、得られた粘着剤の粘着力が低下する傾向がある。
上記エチレン性不飽和モノマー(B2)は、ガラス転移温度が-60℃以上0℃未満であり、好ましくは-50℃以上-5℃以下であり、より好ましくは-30℃以上-10℃以下である。エチレン性不飽和モノマー(B2)のガラス転移温度の下限が低すぎると、粘度が高くなる傾向がある。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、活性エネルギー線による硬化をより効率的に行うために、光重合開始剤(C)を更に含有することが好ましい。
また、必要に応じて更に、表面調整剤、レベリング剤、重合禁止剤等の添加剤を配合することができる。なお、本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物が添加剤を含有する場合、添加剤の含有量は、通常20重量%以下、好ましくは10重量%以下、より好ましくは5重量%以下である。
かかるアルキッド樹脂は、塗工時の造膜性を付与する作用や、金属薄膜面との接着性を上げる作用を有する。
なかでもメトキシフェノール、2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾールが好ましい。これらは単独で用いてもよく、または2種以上を併用してもよい。
紫外線照射後は、必要に応じて加熱を行って硬化の完全を図ることもできる。
上記のようにして活性エネルギー線の照射により本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は硬化され、硬化物(I)が形成される。
本発明において、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物(I)のガラス転移温度は、30℃を超え、かつ85℃以下であり、好ましくは31~80℃、更に好ましくは31~70℃、特に好ましくは31~50℃である。かかるガラス転移温度(Tg)が上記範囲から外れてくると粘着剤を調製した場合に粘着力が低下する傾向にある。
かかるTgが30℃を超えるように硬化物(I)を作成する方法としては、(1)ウレタン(メタ)アクリレートの分子量を変更してTgを調整する方法、(2)各種成分の配合比率を変更してTgを調整する方法などが挙げられる。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を、硬化後の膜厚が100μmとなるように易粘着処理ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ125μm)にアプリケーターを用いて塗布し、卓上UV照射装置(アイグラフィックス社製、「コンベア式卓上照射装置」)にて80W/cm(高圧水銀ランプ)×18cmH×1.9m/min×3Pass(積算照射量2,400mJ/cm2)の条件下で紫外線を照射し、硬化させて粘着力測定用粘着シートを作製する。この粘着力測定用粘着シートから、長さ20mm×幅3mmの試験片を切り出す。かかる試験片について、アイティー計測制御社製の動的粘弾性測定装置「DVA-225」の引張モードを用いて、周波数1Hz、昇温速度3℃/分、歪0.1%で測定を行う。得られた複素弾性率の実数部(貯蔵弾性率)に対する虚数部(損失弾性率)の比(tanδ)を求め、このtanδの最大ピーク温度をガラス転移温度(℃)とする。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、各種部材への密着性を有しており、とりわけ粘着剤を調製した際に良好な粘着力を有するものであり、コーティング剤、塗料、インキ、粘着剤等、各種の用途に適用できる。
本発明の粘着剤組成物は、本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物からなるものであり、言い換えれば、当該樹脂組成物の用途を接着に特定したものである。
本発明の粘着剤組成物は、上述の活性エネルギー線の照射により硬化されて、良好な粘着力を有する非常に有用な粘着剤が調製される。
また、ウレタン(メタ)アクリレート系化合物の数平均分子量、重量平均分子量、分散度、硬化後のガラス転移温度、ゲル分率は前述の方法にしたがって測定し、バイオマス率は前述の方法により計算した。
・「Priplast3199」:CRODA社製、ダイマー酸由来の構造部位を含有するポリエステルポリオール、(水酸基価56.0mgKOH/g、数平均分子量2004)
・「Priplast1838」:CRODA社製、ダイマー酸由来の構造部位を含有するポリエステルポリオール(水酸基価60.0mgKOH/g、数平均分子量1870)
・「Priplast3196」:CRODA社製、ダイマー酸由来の構造部位を含有するポリエステルポリオール(水酸基価37.0mgKOH/g、数平均分子量3032)
内温計、撹拌機、および冷却管を備えたフラスコに、ポリオール(a1)として「Priplast3199」74.66部、多価イソシアネート(a2)としてイソホロンジイソシアネート(IPDI)16.56部、重合禁止剤として2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール0.02部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.06部を加え、60℃で反応させた。ついで、この系に2-ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)(a3)8.78部加え反応させ、残存イソシアネート基が0.1%以下となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレート(A-1)を含有する組成物を得た。
内温計、撹拌機、および冷却管を備えたフラスコに、ポリオール(a1)として「Priplast3199」86.63部、多価イソシアネート(a2)としてイソホロンジイソシアネート(IPDI)11.21部、重合禁止剤として2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール0.02部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.06部を加え、60℃で反応させた。ついで、この系に4-ヒドロキシブチルアクリレート(4HBA)(a3)2.16部加え反応させ、残存イソシアネート基が0.1%以下となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレート(A-2)を含有する組成物を得た。
内温計、撹拌機、および冷却管を備えたフラスコに、ポリオール(a1)として「Priplast1838」85.81部、多価イソシアネート(a2)としてイソホロンジイソシアネート(IPDI)11.9部、重合禁止剤として2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール0.02部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.06部を加え、60℃で反応させた。ついで、この系に4-ヒドロキシブチルアクリレート(4HBA)(a3)2.29部加え反応させ、残存イソシアネート基が0.1%以下となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレート(A-3)を含有する組成物を得た。
内温計、撹拌機、および冷却管を備えたフラスコに、ポリオール(a1)として「Priplast13196」90.3部、多価イソシアネート(a2)としてイソホロンジイソシアネート(IPDI)7.9部、重合禁止剤として2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール0.02部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.06部を加え、60℃で反応させた。ついで、この系に4-ヒドロキシブチルアクリレート(4HBA)(a3)1.8部加え反応させ、残存イソシアネート基が0.1%以下となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレート(A-4)を含有する組成物を得た。
内温計、撹拌機、および冷却管を備えたフラスコに、多価イソシアネート(a2)としてイソホロンジイソシアネート(IPDI)16.3部、ダイマー酸由来の構造部位を含有しないポリエステルポリオール(a´1)として「アデカニューエース V14-90」(ADEKA社製)75部、重合禁止剤として2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール0.02部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレート0.06部を加え、60℃で反応させた。ついで、この系に2-ヒドロキシエチルアクリレート(HEA)(a3)8.65部加え反応させ、残存イソシアネート基が0.1%以下となった時点で反応を終了し、ウレタンアクリレート(A´-1)を含有する組成物を得た。
エチレン性不飽和モノマー(B1)、(B2)および(B3)として、以下のものを用意した。
(B1-1)イソボルニルアクリレート(Tg=97℃)
(B1-2)ジシクロペンタニルアクリレート(Tg=120℃)
(B1-3)環状トリメチロールプロパンホルマールアクリレート(Tg=27℃)
(B1-4)テトラヒドロフルフリルメタクリレート(Tg=60℃)
(B2-1)テトラヒドロフルフリルアクリレート(Tg=-12℃)
(B2-2)n-ブチルアクリレート(Tg=-56℃)
(B3-1)アクリロイルモルホリン(Tg=145℃)
(B3-2)イソデシルアクリレート(Tg=-62℃)
〔活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の調製〕
上記で得られたウレタンアクリレート(A-1)、エチレン性不飽和モノマー(B1-4)および(B2-1)を表2に示すとおりの組成となるように配合し、さらに、光重合開始剤としてオムニラッド184(IGM RESINS社製)をウレタン(メタ)アクリレート系化合物とエチレン性不飽和モノマーの合計100部に対して4部配合し、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。
得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物について、下記のとおりにして、粘着性の評価を行った。粘着性の結果をバイオマス率と共に表2に示した。
[粘着力測定用粘着シートの作製]
得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を、硬化後の膜厚が100μmとなるように易接着処理ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(厚さ125μm)にアプリケーターを用いて塗布し、卓上UV照射装置(アイグラフィックス社製、「コンベア式卓上照射装置」)にて80W/cm(高圧水銀ランプ)×18cmH×1.9m/min×3Pass(積算照射量2,400mJ/cm2)の条件下で紫外線を照射し、硬化させることにより、粘着力測定用粘着シートを得た。
得られた粘着力測定用粘着シートを25mm×100mmに切断した後、被着体としてのステンレス板(SUS304BA板)に、23℃、相対湿度50%の雰囲気下で2kgゴムローラーを用いて2往復させることにより圧着し、試験片を作製した。この試験片を同雰囲気下で30分静置した後、剥離速度0.3m/分により、180度剥離試験を行い、粘着力(N/25mm)を測定した。
実施例1において、ポリオール(a1)、多価イソシアネート(a2)、水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)、エチレン性不飽和モノマー(B-1)~(B-3)、反応触媒の種類や仕込量を表2および3に記載のとおりに変更した以外は同様に行い、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。
得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物について、実施例1と同様にして、粘着性を評価した。粘着性の結果をバイオマス率と共に表2および3に示した。
これに対し、表3に示すとおり、硬化物のガラス転移温度が本発明の規定範囲から外れる比較例1~5の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物では、粘着剤を調製した際の粘着力が劣るものであった。
Claims (7)
- ダイマー酸由来の構造部位を含有するポリエステルポリオール(a1)、多価イソシアネート(a2)および水酸基含有(メタ)アクリレート(a3)の反応生成物であり、数平均分子量が1500~23000であるウレタン(メタ)アクリレート系化合物(A)と、
エチレン性不飽和モノマー(B)
とを含有する活性エネルギー線硬化性樹脂組成物であって、
前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物(I)のガラス転移温度が30℃を超え、かつ70℃以下であることを特徴とする活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。 - 前記ダイマー酸由来の構造部位を含有するポリエステルポリオール(a1)の数平均分子量が800~5000であることを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記多価イソシアネート(a2)が、脂肪族系多価イソシアネートおよび脂環族系多価イソシアネートからなる群から選ばれる少なくとも一種を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記エチレン性不飽和モノマー(B)が、ガラス転移温度が0℃以上130℃以下であるエチレン性不飽和モノマー(B1)、およびガラス転移温度が-60℃以上0℃未満であるエチレン性不飽和モノマー(B2)を含有することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 更に、光重合開始剤(C)を含有することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 請求項1~5のいずれか一項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物からなることを特徴とする粘着剤組成物。
- 請求項6に記載の粘着剤組成物が硬化されてなることを特徴とする粘着剤。
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