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JP7635655B2 - 作業車両 - Google Patents

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JP7635655B2
JP7635655B2 JP2021109132A JP2021109132A JP7635655B2 JP 7635655 B2 JP7635655 B2 JP 7635655B2 JP 2021109132 A JP2021109132 A JP 2021109132A JP 2021109132 A JP2021109132 A JP 2021109132A JP 7635655 B2 JP7635655 B2 JP 7635655B2
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Description

本発明は、作業車両に関する。
従来、農業用トラクタなどの作業車両には、車両の転倒時などにおいて操縦者の安全を確保するため、操縦席の後方に立設される機体正面視でアーチ状の安全フレーム(ロプスともいう)を備えるものがある。安全フレームは、たとえば、後輪車軸などの重量のある部品(たとえば、リアアクスルケース)に対してボルトなどの連結具で取り付けられる(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004-322723号公報
ところで、作業車両においては、安全フレームの取り付け位置には、重量のある部品であるリアアクスルケースなどに取り付けたいとの理由で、フロアステップを下方から支持するリア側フロアマウントブラケットのマウント部が安全フレームと共に取り付けられることがある。
また、作業車両においては、輸送する場合に梱包する必要があるため、安全フレームが走行車体(たとえば、リアフェンダ)から上方へ突出しないよう、リアフェンダの高さで安全フレームを分割構造とすることがある。
しかしながら、従来の作業車両では、梱包時においては、安全フレームの取り付け位置にリア側フロアマウントブラケットのマウント部も取り付けられるため、安全フレームを取り外す場合にはその作業が困難であり、また、安全フレームを分割構造とする場合には高価となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、安全フレームの取り付け・取り外しを容易に行うことができ、かつ、安価となる作業車両を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態に係る作業車両(1)は、左右のリアアクスルケース(26)と、前記左右のリアアクスルケース(26)のそれぞれの上部に取り付けられるとともに、操縦席(241)の後方に立設される機体正面視でアーチ状の安全フレーム(30)と、機体の左右においてフロアステップ(23)の後部をそれぞれ下方から支持するリア側フロアマウントブラケット(40)とを備え、前記リア側フロアマウントブラケット(40)は、前記安全フレーム(30)の前記左右のリアアクスルケース(26)に対する取り付け位置(P1)とは異なる位置(P2)において前記フロアステップ(23)を支持することを特徴とする。
実施形態に係る作業車両によれば、安全フレームの取り付け・取り外しを容易に行うことができ、かつ、安価となる。
図1は、実施形態に係る作業車両におけるフロアステップの後部および安全フレームの支持構造を示す斜視図である。 図2は、図1におけるA部の拡大図である。 図3は、リア側フロアマウントブラケットによるフロアステップの支持状態を示す拡大斜視図である。 図4Aは、リア側フロアマウントブラケットを示す斜視図である。 図4Bは、リア側フロアマウントブラケットを示す背面図である。 図5Aは、リア側フロアマウントブラケットと各部との位置関係を示す図(その1)である。 図5Bは、リア側フロアマウントブラケットと各部との位置関係を示す図(その2)である。 図5Cは、リア側フロアマウントブラケットと各部との位置関係を示す図(その3)である。
以下、添付図面を参照して本願の開示する作業車両の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<作業車両(トラクタ)の概要>
図1および図2を参照して実施形態に係る作業車両1の概要について説明する。図1は、実施形態に係る作業車両(トラクタ)1におけるフロアステップ23の後部および安全フレーム30の支持構造を示す斜視図である。図2は、図1におけるA部の拡大図である。
なお、図1および図2を含む各図には、鉛直上向き(上方)を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を示している。以下では、説明の便宜上、たとえば、X軸の正方向を左方、X軸の負方向を右方、Y軸の正方向を前方、Y軸の負方向を後方と規定し、X軸方向を左右方向、Y軸方向を前後方向、Z軸方向を上下方向という場合がある。
実施形態に係る作業車両1は、たとえば、圃場で作業を行う農業用トラクタ(以下、トラクタという)であり、図1に示すように、走行車体2と、作業機(図示せず)とを備える。走行車体2は、圃場内を走行可能なものであり、走行装置として、たとえば、左右一対の前輪(図示せず)と、左右一対の後輪(図示せず)とを備える。この場合、前輪は、たとえば、操舵輪であり、後輪は、たとえば、駆動輪である。なお、以下では、トラクタ1や走行車体2のことを「機体」という場合がある。
後輪は、走行車体2の前部を構成するボンネット(図示せず)の内部に搭載されるエンジン(図示せず)において発生した動力が、たとえば、主変速装置および副変速装置(いずれも、図示せず)において適宜減速されて伝達可能に構成される。すなわち、後輪は、エンジンから伝達される動力によって駆動される。
なお、トラクタ1は、エンジンにおいて発生し、かつ、主変速装置および副変速装置で減速させた動力を、前輪増速切換機構(図示せず)を介して前輪にも伝達することで左右の前輪と左右の後輪との四輪が駆動されように構成されてもよい。また、トラクタ1は、二輪駆動と四輪駆動とを切り替え可能に構成されてもよい。
また、トラクタ1の後部には、作業機を装着可能なPTO(Power Take-Off)軸21が配設される。なお、トラクタ1の作業機としては、走行車体2の後部に取り付けられるロータリ耕耘機などがある。ロータリ耕耘機は、PTO軸21から動力を受けて回転する耕耘爪を備え、耕耘爪によって土壌を耕起する。
また、走行車体2は、その後部に配設され、作業機の昇降駆動力を付与するメインシリンダ(図示せず)を備える。メインシリンダは、リフトアーム(図示せず)に接続され、リフトアームに対して油圧による駆動力を付与する。メインシリンダは、油圧シリンダであり、シリンダケースと、ロッドとを備える。メインシリンダは、作動油が供給されるかまたは排出されることで、ロッドを駆動する。
メインシリンダは、作動油が供給されると、ロッドを介してリフトアームを駆動して、作業機を上昇させる。また、メインシリンダは、作動油が排出されると、ロッドを介してリフトアームを駆動して、作業機を下降させる。
また、図1に示すように、走行車体2は、メインフレーム22と、フロアステップ23と、操縦部24とを備える。メインフレーム22は、走行車体2の車体フレームである。フロアステップ23は、メインフレーム22のうち、前側梁フレームから後側梁フレームまでの前後幅、左右の前側連結フレームおよび後側連結フレームの左右幅を覆い、操縦者(作業者ともいう)が搭乗する部分を形成する。なお、フロアステップ23には、一体形成されることで強度を向上させたり部品点数を減らしたりするものや、前後や左右が分割可能に構成されることで着脱が容易なものなどがある。
フロアステップ23は、メインフレーム22上において、その前部(フロント側)と後部(リア側)とが下方から支持される。このため、走行車体2は、フロアステップ23を支持するためのマウント部を有する、フロント側フロアマウントブラケット(図示せず)と、リア側フロアマウントブラケット40とを備える。このうち、リア側フロアマウントブラケット40の詳細については、図3以降を用いて後述する。
操縦部24は、フロアステップ23の上部に配設される。操縦部24は、操縦席241と、ステアリングホイール(図示せず)と、この他の各種操作具(変速レバー242、ポジションレバー243、クラッチペダル、ブレーキペダル、アクセルペダルなど)を備える。操縦席241は、機体の操縦者が座る座席である。ステアリングホイールは、前輪を操舵する操作具である。なお、ステアリングホイールの前方には、メーターパネルなどが配設される。
また、変速レバー242は、走行車体2を変速する場合に操作される操作具であり、ポジションレバー243は、作業機を昇降する場合に操作される操作具であり、作業機の昇降速度を調整しつつ作業機を昇降する場合に操作される操作具である。
また、トラクタ1は、操縦部24を覆うキャビンなどを備えないタイプであり、このため、図1および図2に示すように、安全フレーム30を備える。安全フレーム30は、操縦者の安全確保のために設けられる部材であり、操縦席241の後方において立設され、機体正面視で(機体を前方から見て)アーチ状となる部材である。
安全フレーム30は、ロアフレーム31と、アッパーフレーム32と、連結部33とを備える。ロアフレーム31は、左右一対であり、リアミッションケース25の左右の両側部に、このリアミッションケース25に対して一体的に設けられた左右のリアアクスルケース26の上部に、左右それぞれ取り付けられる。アッパーフレーム32は、左右のロアフレーム31の上端部の間に懸架されるように設けられる。
連結部33は、左右のロアフレーム31とアッパーフレーム32との間に配設され、左右のロアフレーム31とアッパーフレーム32とを連結する。連結部33は、左右のロアフレーム31に対してアッパーフレーム32が回動可能となるように、両者を連結する。アッパーフレーム32は、連結部33によって、左右のロアフレーム31に対して後方へ傾倒可能に連結される。なお、連結部33には、ダンパ(図示せず)が設けられる。ダンパは、たとえば、ガススプリング式であり、シリンダと、シリンダに挿通されるロッドとを備えて、伸縮可能に構成される。
このように、安全フレーム30は、アッパーフレーム32を、起立姿勢から傾倒姿勢(収納姿勢)へと姿勢変化させることが可能である。
また、左右のロアフレーム31は、リアアクスルケース26との間に介在する支持部材311とボルトなどの連結具312とによって、左右のリアアクスルケース26に取り付けられる。なお、左右のロアフレーム31は、連結具312を取り外すことで、左右のリアアクスルケース26から取り外すことができる。
また、トラクタ1においては、安全フレーム30の左右のリアアクスルケース26に対する取り付け位置P1と、リア側フロアマウントブラケット40がフロアステップ23を支持する位置(支持位置)P2とが異なるように配置される。
<リア側フロアマウントブラケット>
次に、図3、図4Aおよび図4Bを参照してリア側フロアマウントブラケット40について説明する。図3は、リア側フロアマウントブラケット40によるフロアステップ23の支持状態を示す拡大斜視図である。図4Aは、リア側フロアマウントブラケット40を示す斜視図である。図4Bは、リア側フロアマウントブラケット40を示す背面図である。
図3に示すように、リア側フロアマウントブラケット40は、機体の左右両側部に配置される、後述するマウント部43に配設されるマウント部材(たとえば、防振機能を有するゴムマウント)44を介して、フロアステップ23(図1参照)を下方から支持する。
図4Aおよび図4Bに示すように、リア側フロアマウントブラケット40は、ブラケット固定部41と、ステー部42と、マウント部43とを備える。ブラケット固定部41は、走行車体2(図1参照)の後部に配設された、作業機を昇降させる上記メインシリンダの上部(シリンダケースの上面)に取り付けられる。
ブラケット固定部41は、天板411と、底板412と、側板部413とを備える。天板411は、横長の板状部材、すなわち、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態で左右方向に長い板状部材である。底板412は、横長の板状部材、すなわち、すなわち、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態で左右方向に長い板状部材である。底板412は、リア側フロアマウントブラケット40が設置させる場合にシリンダケースの上面に固定するための複数(3つ)の固定孔412aを有する。
リア側フロアマウントブラケット40は、底板412の固定孔412aを介してボルトなどの固定具でシリンダケースの上面に固定される。3つの固定孔412aは、たとえば、底板412の後端縁部に左右方向に並んで2つが配置され、底板412の前端縁部に1つが配置される。底板412の前端縁部に配置された固定孔412aは、たとえば、右側へとオフセットされている。
側板部413は、コ字状に形成された板状の部材であり、天板411および底板412の左右の両側部のそれぞれに配設される。側板部413は、天板411および底板412の左右の両側部において、所定の間隔をあけて側板413aが2つ並ぶように配設される。側板部413は、天板411と底板412とを連結している。
また、ブラケット固定部41は、天板411と、底板412と、内側の側板413aとで、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態において前後方向に貫通するように形成された内部空間Sを有する。図3に示すように、内部空間Sには、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態において、機体の油圧系統において油路を形成する油圧ホース51が挿通される。この他にも、内部空間Sには、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態において、各種サブコンホースなどが配索のために挿通される。
また、図4Aおよび図4Bに示すように、ブラケット固定部41は、後述するステー部42を保持するためのホルダー部材414を備える。ホルダー部材414は、コ字状に形成された板状の部材であり、左右の両側部に配設される。
ステー部42は、左右一対であり、ブラケット固定部41の左右の両側部からそれぞれ左右の側方へ延伸している。左右のステー部42は、パイプ状の部材である。また、左右のステー部42は、ブラケット固定部41の側板部413によって基端部421が固定されるとともに、ブラケット固定部41から先端部422へ向かうにつれて、それぞれ下方へ傾斜している。左右のステー部42は、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態における機体背面視で八字状となるように形成される。また、左右のステー部42は、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態における機体上面視においても八字状となるように形成される。
なお、左右のステー部42の各基端部421は、ブラケット固定部41の側板413aに形成された挿通孔413bに挿通されるとともにこの側板413aで挟み込み、さらに、ホルダー部材414で挟み込むように保持された状態で、溶接などによってブラケット固定部41に固定される。また、ブラケット固定部41のコ字状の側板部413を左右で開口部が逆となるように互いに逆向きに配置して溶接などすることで、周辺部品とのクリアランスを確保することができる。
マウント部43は、L字状に形成された板状の部材であり、左右のステー部42のそれぞれの先端部422に設けられる。マウント部43は、溶接などによって左右のステー部42に固定される。マウント部43は、ゴムマウントなどの上記マウント部材44(図3参照)が取り付けられる取付孔43aを有する。マウント部43は、マウント部材44を介して、フロアステップ23(図1参照)を下方から支持する。
マウント部43によるフロアステップ23の支持位置P2(図1参照)は、上記したように、安全フレーム30の取り付け位置P1(図1参照)とは異なる位置であり、具体的には、安全フレーム30の取り付け位置P1よりも上方、かつ、安全フレーム30の取り付け位置P1よりも前方に配置される。安全フレーム30の取り付け位置P1は、フロアステップ23の支持位置P2よりも下方、かつ、フロアステップ23の支持位置P2よりも後方に配置される。
このように、安全フレーム30の取り付け位置P1とフロアステップ23の支持位置P2とが別々の位置であるため、リアアクスルケース26に対して、安全フレーム30のみを取り付けるまたは取り外すことができる。これにより、安全フレーム30の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。
また、トラクタ1(図1参照)を輸送する場合にはトラクタ1を梱包する必要があるが、たとえば、安全フレーム30が走行車体2のリアフェンダ27よりも上方へ突出していると梱包が困難である。このため、リアフェンダ27(図1参照)の高さで安全フレーム30を分割構造とすることがあるが、リアアクスルケース26の取り付け位置P1から安全フレーム30を容易に取り外すことが可能なため、このような分割構造が不要となり、安価となる。
また、安全フレーム30の取り付け位置P1がマウント部43よりも下方に配置されるため、安全フレーム30の取り付け・取り外しの作業を低い位置で行うことができ、安全フレーム30の取り付け・取り外しの作業が容易となる。
また、走行車体2(図1参照)のより下方において安全フレーム30が支持されるため、機体の重心が下がり、機体バランス性能の低下を抑えることができる。
また、左右のステー部42が先端部422へ向かうにつれてそれぞれ下方へ傾斜しているため、マウント部43をより下方に配置することができ、フロアステップ23をより下方に配置することができる。
また、ブラケット固定部41が内部空間Sを有するため、油圧ホース51などを内部空間Sに挿通させることで、複数の油圧ホース51や各種サブコンホースなどをまとめることができるとともに、油圧ホース51や各種サブコンホースなどの配索を容易に行うことができる。
また、左右のステー部42がパイプ状の部材であるため、マウント部材44と共に、左右のステー部42によってもフロアステップ23の振動を吸収させることができる。
<リア側フロアマウントブラケットと各部との位置関係>
次に、図5A、図5Bおよび図5Cを参照してリア側フロアマウントブラケット40と各部との位置関係について説明する。図5A~5Cは、リア側フロアマウントブラケット40と各部との位置関係を示す図(斜視図)である。
図5Aに示すように、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態においては、上記したように、ブラケット固定部41の内部空間Sに油圧ホース51や各種サブコンホースなどが挿通される。また、左右のステー部42(左側ステー部42L、右側ステー部42R)を、リアアクスルケース26の上方を通過させる。また、左右のステー部42(左側ステー部42L、右側ステー部42R)を、安全フレーム30のロアフレーム31の前方を通過させる。
また、図5Bに示すように、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態においては、左右のステー部42のうち、左側ステー部42Lを、変速レバー(チェンジレバーともいう)242(図1参照)に対して動力伝達可能に接続されたリンクを支持するチェンジブラケット52の後方を通過させる。
また、図5Cに示すように、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態においては、左右のステー部42のうち、右側ステー部42Rを、ポジションレバー243(図1参照)に対して動力伝達可能に接続されたポジションリンク53の上方を通過させる。また、右側ステー部42Rを、作業機を牽引するためのドラフトリンク54の上方を通過させる。さらに、右側ステー部42Rを、ポジションリンク53とドラフトリンク54との間を通過させる。なお、ドラフトリンク54は、ブラケット固定部41のホルダー部材414の下方において、ホルダー部材414によって保護されるように配置される。
また、リア側フロアマウントブラケット40の設置状態において、左右のステー部42(左側ステー部42L、右側ステー部42R)は、トラクタ1(図1参照)において作業機を昇降させるリフトアーム(図示せず)の斜め前方に配置される。
上述してきた実施形態により、以下の作業車両(トラクタ)1が実現される。
(1)左右のリアアクスルケース26と、左右のリアアクスルケース26のそれぞれの上部に取り付けられるとともに、操縦席241の後方に立設される機体正面視でアーチ状の安全フレーム30と、機体の左右においてフロアステップ23の後部をそれぞれ下方から支持するリア側フロアマウントブラケット40とを備え、リア側フロアマウントブラケット40は、安全フレーム30の左右のリアアクスルケース26に対する取り付け位置P1とは異なる位置(支持位置P2)においてフロアステップ23を支持する、作業車両(トラクタ)1。
このような作業車両(トラクタ)1によれば、安全フレーム30の取り付け位置P1とフロアステップ23を支持する位置(支持位置)P2とが別々の位置であるため、リアアクスルケース26に対して、安全フレーム30のみを取り付けるまたは取り外すことができる。これにより、安全フレーム30の取り付け・取り外しを容易に行うことができる。
また、作業車両(トラクタ)1を輸送する場合にはこの作業車両(トラクタ)1を梱包する必要があるが、たとえば、安全フレーム30が走行車体2のリアフェンダ27よりも上方へ突出していると梱包が困難である。このため、リアフェンダ27の高さで安全フレーム30を分割構造とすることがあるが、リアアクスルケース26に対する取り付け位置P1から安全フレーム30を容易に取り外すことが可能なため、このような分割構造が不要となり、安価となる。
(2)上記(1)において、リア側フロアマウントブラケット40は、ブラケット固定部41と、ブラケット固定部41から左右の側方へ延伸している左右のステー部42と、左右のステー部42のそれぞれの先端部に設けられ、フロアステップ23を支持するマウント部43とを有し、安全フレーム30のリアアクスルケース26に対する取り付け位置P1は、マウント部43よりも下方に配置される、作業車両(トラクタ)1。
このような作業車両(トラクタ)1によれば、安全フレーム30のリアアクスルケース26に対する取り付け位置P1がマウント部43よりも下方に配置されるため、安全フレーム30の取り付け・取り外しの作業を低い位置で行うことができ、安全フレーム30の取り付け・取り外しの作業が容易となる。
また、走行車体2のより下方において安全フレーム30が支持されるため、機体の重心が下がり、機体バランス性能の低下を抑えることができる。
(3)上記(2)において、左右のステー部42は、ブラケット固定部41から先端部へ向かうにつれて、それぞれ下方へ傾斜している、作業車両(トラクタ)1。
このような作業車両(トラクタ)1によれば、マウント部43をより下方に配置することができ、フロアステップ23をより下方に配置することができる。
(4)上記(2)または(3)において、ブラケット固定部41は、前後方向に貫通している内部空間Sを有し、機体の油圧系統において油路を形成する油圧ホース51が内部空間Sに挿通される、作業車両(トラクタ)1。
このような作業車両(トラクタ)1によれば、油圧ホース51をブラケット固定部41の内部空間Sに挿通させることで、複数の油圧ホース51をまとめることができるとともに、油圧ホース51の配索を容易に行うことができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 作業車両(トラクタ)
2 走行車体
21 PTO軸
22 メインフレーム
23 フロアステップ
24 操縦部
241 操縦席
242 変速レバー
243 ポジションレバー
25 リアミッションケース
26 リアアクスルケース
27 リアフェンダ
30 安全フレーム
31 ロアフレーム
311 支持部材
312 連結具
32 アッパーフレーム
33 連結部
40 リア側フロアマウントブラケット
41 ブラケット固定部
411 天板
412 底板
412a 固定孔
413 側板部
413a 側板
413b 挿通孔
414 ホルダー部材
42 ステー部
421 基端部
422 先端部
43 マウント部
43a 取付孔
44 マウント部材
51 油圧ホース
52 チェンジブラケット
53 ポジションリンク
54 ドラフトリンク
P1 取り付け位置
P2 支持位置
S 内部空間

Claims (4)

  1. フロアステップの後部に配設される操縦席と、
    左右のリアアクスルケースと、
    前記左右のリアアクスルケースのそれぞれの上部に取り付けられるとともに、前記操縦席の後方に立設される機体正面視でアーチ状の安全フレームと、
    機体の左右において前記フロアステップの後部をそれぞれ下方から支持するリア側フロアマウントブラケットと
    を備え、
    前記リア側フロアマウントブラケットは、前記安全フレームの前記左右のリアアクスルケースに対する取り付け位置とは異なる位置において前記フロアステップを支持し、
    前記リア側フロアマウントブラケットは、ブラケット固定部と、前記ブラケット固定部から左右の側方へ延伸している左右のステー部と、前記左右のステー部のそれぞれの先端部に設けられ、前記フロアステップを支持するマウント部とを有し、
    前記左右のステー部は、前記ブラケット固定部から前記先端部へ向かうにつれて、それぞれ下方へ傾斜し、中央の前記ブラケット固定部にのみ保持されていること
    を特徴とする作業車両。
  2. 前記安全フレームの前記リアアクスルケースに対する取り付け位置は、前記マウント部よりも下方に配置されること
    を特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記ブラケット固定部は、天板と底板と側板部とを備え、前記側板部は、前記天板と前記底板との間の左右の両側部それぞれにおいて側板が複数並ぶように立設され、前記左右のステー部の各基端部は、前記複数の側板に形成された挿通孔に挿通されるとともに前記複数の側板で挟み込まれた状態で固定されること
    を特徴とする請求項に記載の作業車両。
  4. 前記ブラケット固定部は、前後方向に貫通している内部空間を有し、機体の油圧系統において油路を形成する油圧ホースが前記内部空間に挿通されること
    を特徴とする請求項2または3に記載の作業車両。
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