[go: up one dir, main page]

JP7634574B2 - 被覆工具および切削工具 - Google Patents

被覆工具および切削工具 Download PDF

Info

Publication number
JP7634574B2
JP7634574B2 JP2022578450A JP2022578450A JP7634574B2 JP 7634574 B2 JP7634574 B2 JP 7634574B2 JP 2022578450 A JP2022578450 A JP 2022578450A JP 2022578450 A JP2022578450 A JP 2022578450A JP 7634574 B2 JP7634574 B2 JP 7634574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating layer
layer
distance
coated tool
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022578450A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022163718A1 (ja
Inventor
聡史 森
太志 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2022163718A1 publication Critical patent/JPWO2022163718A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7634574B2 publication Critical patent/JP7634574B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B27/00Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
    • B23B27/14Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B27/00Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
    • B23B27/14Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
    • B23B27/18Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with cutting bits or tips or cutting inserts rigidly mounted, e.g. by brazing
    • B23B27/20Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material with cutting bits or tips or cutting inserts rigidly mounted, e.g. by brazing with diamond bits or cutting inserts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

本開示は、被覆工具および切削工具に関する。
旋削加工や転削加工等の切削加工に用いられる工具として、超硬合金、サーメット、セラミックス等の基体の表面を被覆層でコーティングすることによって耐摩耗性等を向上させた被覆工具が知られている(特許文献1参照)。
特開2002-3284号公報
本開示の一態様による被覆工具は、基体と、基体の上に位置する被覆層と、を有する被覆工具である。被覆工具は、すくい面を有する第1面と、逃げ面を有する第2面と、第1面および第2面との間に位置する稜線部とを有する。第1面は、平面視したとき、複数の角部を有する。角部における稜線部には、切刃が位置する。切刃は、少なくとも一部に第3面を有している。また、被覆層は、第1面に位置する第1被覆層と、第2面に位置する第2被覆層と、第3面に位置する第3被覆層とを有する。第3被覆層の少なくとも一部には、底面および側壁を有する凹部が位置している。底面と基体との間の距離を第1距離とし、側壁における被覆層の表面と基体との間の距離を第2距離とした場合、第1距離は、第2距離の70%以下である。
本開示の一態様による切削工具は、端部にポケットを有する棒状のホルダと、ポケット内に位置する上述の被覆工具とを有する。
図1は、実施形態に係る被覆工具の一例を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る被覆工具の一例を示す側断面図である。 図3は、図2に示すIII部の模式的な拡大図である。 図4は、凹部の構成の一例を示す模式的な断面図である。 図5は、凹部の構成の他の一例を示す模式的な断面図である。 図6は、凹部の構成の一例を示す模式的な平面図である。 図7は、凹部の構成の他の一例を示す模式的な平面図である。 図8は、凹部の構成の他の一例を示す模式的な平面図である。 図9は、凹部の構成の他の一例を示す模式的な平面図である。 図10は、凹部の構成の他の一例を示す模式的な平面図である。 図11は、被覆層の構成の他の一例を示す模式的な断面図である。 図12は、図3に示すXII部の模式的な拡大図である。 図13は、図12に示すXIII部の模式的な拡大図である。 図14は、実施形態に係る切削工具の一例を示す正面図である。
以下に、本開示による被覆工具および切削工具を実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示による被覆工具および切削工具が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
また、以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
超硬合金、サーメット、セラミックス等の基体の表面を被覆層でコーティングすることによって耐摩耗性等を向上させた被覆工具が知られている。この種の被覆工具には、長寿命化を実現するという点で更なる改善の余地がある。
<被覆工具>
図1は、実施形態に係る被覆工具の一例を示す斜視図である。図1に示すように、実施形態に係る被覆工具1は、チップ本体2と、切刃部3とを有していてもよい。実施形態に係る被覆工具1は、たとえば、上面および下面(図1に示すZ軸と交わる面)の形状が平行四辺形である六面体形状を有する。
被覆工具1は、第1面6(ここでは、上面)と、第1面6に連接する第2面7(ここでは、側面)と、第1面6と第2面7との間に位置する稜線部8とを有する。第1面6は、切削により生じた切屑をすくい取るすくい面を有する。また、第2面7は、逃げ面を有する。
第1面6は、平面視したとき、複数(ここでは、4つ)の角部61を有する。ここで、角部とは、第1面6の角を含む領域のことをいう。複数の角部61のうちの少なくとも1つにおける稜線部8には、切刃11が位置している。被覆工具1は、切刃11を被削材に当てることによって被削材を切削する。
(チップ本体2)
チップ本体2は、たとえば超硬合金で形成される。超硬合金は、W(タングステン)、具体的には、WC(炭化タングステン)を含有する。また、超硬合金は、Ni(ニッケル)およびCo(コバルト)の少なくとも一方を含有していてもよい。また、チップ本体2は、サーメットで形成されてもよい。サーメットは、たとえばTi(チタン)、具体的には、TiC(炭化チタン)またはTiN(窒化チタン)を含有する。また、サーメットは、NiやCoを含有していてもよい。
チップ本体2のうち、被覆工具1の角部61に対応する箇所の1つには、切刃部3を取り付けるための座面4が位置していてもよい。また、チップ本体2の中央部には、チップ本体2を上下に貫通する貫通孔5が位置していてもよい。貫通孔5には、後述するホルダ70に被覆工具1を取り付けるためのネジ75が挿入される(図14参照)。
(切刃部3)
切刃部3は、チップ本体2の座面4に取り付けられることによってチップ本体2と一体化されている。切刃部3は、被覆工具1が有する複数の角部61の1つを構成する。また、切刃部3は、上述した第1面6、第2面7および稜線部8の一部を構成している。切刃11は、切刃部3における稜線部8の少なくとも一部に位置している。
かかる切刃部3の構成について図2を参照して説明する。図2は、実施形態に係る被覆工具1の一例を示す側断面図である。図2に示すように、切刃部3は、基体10と、被覆層20とを有する。
(基体10)
基体10は、超硬合金やサーメット、セラミックスであってもよい。また、複数の窒化硼素粒子を含有していてもよい。実施形態において、基体10は、立方晶窒化硼素(cBN)質焼結体であり、複数の立方晶窒化硼素粒子を含有していてもよい。基体10は、複数の窒化硼素粒子の間に、TiN、Al、Al等を含有する結合相を有していてもよい。複数の窒化硼素粒子は、かかる結合相によって強固に結合される。なお、基体10は、必ずしも結合相を有することを要しない。なお、図1や図2では、基体10は切刃部3に位置しているが、基体10が、本体2と切刃部3とであってもよい。言い換えると、例えば、矩形状の基体10を用いてもよい。
切刃11の少なくとも一部には、第1面6と第2面7とに連続する第3面9が位置している。第3面9は、たとえば、第1面6と第2面7との角部を斜め且つ直線的に削ったC面(チャンファー面)である。第3面9は、第1面6と第2面7との角部を丸めたR面(ラウンド面)であってもよい。
基体10の下面には、たとえば超硬合金またはサーメットからなる基板30が位置していてもよい。この場合、基体10は、基板30および接合材40を介してチップ本体2の座面4に接合している。接合材40は、たとえばロウ材である。チップ本体2の座面4以外の部分では、基体10は接合材40を介してチップ本体2と接合していてもよい。
(被覆層20)
被覆層20は、例えば、切刃部3の耐摩耗性、耐熱性等を向上させることを目的として基体10に被覆される。図2の例では、被覆層20がチップ本体2および基体10の両方に位置しているが、被覆層20は、少なくとも基体10の上に位置していればよい。被覆層20が切刃部3の第2面7に相当する基体10の側面に位置する場合、第2面7の耐摩耗性、耐熱性が高い。
図3は、図2に示すIII部の模式的な拡大図である。図3に示すように、被覆層20は、第1面6に位置する第1被覆層201と、第2面7に位置する第2被覆層202と、第3面9に位置する第3被覆層203とを有している。
これら第1被覆層201、第2被覆層202および第3被覆層203のうち、第3被覆層203の少なくとも一部には、凹部50が位置している。実施形態において、第3被覆層203は、複数の凹部50を有している。かかる凹部50の構成について図4を参照して説明する。図4は、凹部50の構成の一例を示す模式的な断面図である。
図4に示すように凹部50は、第3被覆層203の厚み方向に沿って、すなわち、第3被覆層203の表面から基体10の第3面9に向かって窪んでいる。凹部50は、底面51および側壁52を有する。
ここで、底面51と基体10との間の距離を第1距離D1とし、側壁52における被覆層20の表面と基体10との間の距離を第2距離D2とする。なお、「側壁52における・・・第2距離D2」とは、具体的には、第3被覆層203の表面と凹部50の側壁52との縁部(すなわち、凹部50の開口縁部)から基体10までの最短距離が第2距離D2であることを意味する。
第1距離D1は、第2距離D2の70%以下である。このように、凹部50は、たとえば第3被覆層203の表面粗さに起因する窪みではなく、意図的に(具体的には、後述するようにレーザー加工により)形成されたものである。なお、好ましくは、第1距離D1は、第2距離D2の50%以下である。より好ましくは、第1距離D1は、第2距離D2の30%以下である。
このように、実施形態に係る第3被覆層203には、複数の凹部50が位置している。一方、第1被覆層201および第2被覆層202には、上述したような凹部50が位置していない。かかる第3被覆層203は、第1被覆層201および第2被覆層202と比較して基体10との密着力が小さい。
本願発明者は、第3面9に位置する第3被覆層203の密着力を相対的に小さくすることで、被覆工具1の長寿命化を実現できることを見出した。この理由の一つとしては、被覆工具1が冷却液に接触しながら断続切削するような被覆工具1に熱衝撃が加わる加工の場合、第3被覆層203の密着力が強いと、第3被覆層203が破壊される際に母材である基体10ごと損傷するためであることが考えられる。
そこで、実施形態に係る被覆工具1では、第3被覆層203に複数の凹部50を設けて、第3被覆層203の基体10との密着力を第1被覆層201および第2被覆層202と基体10との密着力よりも小さくした。このような構成を有する被覆工具1は、第3面9における基体10の損傷を抑制することができる。したがって、実施形態に係る被覆工具1によれば、長寿命化を図ることができる。
また、第3被覆層203は相対的に密着力が小さいため、たとえば被覆工具1の使用初期(たとえば、初回使用時)に被削材の切削に伴って第3面9から除去される。したがって、被覆工具1によれば、第3被覆層203の有無を確認することで、未使用品か使用済みかを容易に判断することができる。なお、被覆層20は、基体10と異なる色を有していることが好ましい。この場合、未使用品か使用済みかを目視にて容易に判断することができる。
図5は、凹部50の構成の他の一例を示す模式的な断面図である。図5に示すように、凹部50は、第3被覆層203を貫通していてもよい。すなわち、凹部50の底面51は、基体10の第3面9であってもよい。かかる構成によれば、第1被覆層201および第2被覆層202と比較して、第3被覆層203の基体10との密着力をさらに小さくすることができる。したがって、被覆工具1のさらなる長寿命化を図ることができる。
また、凹部50は、第3被覆層203の表面のうち、10面積%以上を占めていてもよい。かかる構成によれば、第3被覆層203の基体10との密着力を適切に小さくすることができ、被覆工具1の長寿命化を図ることができる。
図6は、凹部50の構成の一例を示す模式的な平面図である。なお、図6には、第3面9に対して垂直な方向から第3被覆層203を見た場合の平面図を示している。図6に示すように、凹部50は、平面視した場合に、稜線部8に沿って線状に伸長していてもよい。かかる構成によれば、加工時に被削材と第3被覆層203との摩擦力が大きいため、第3被覆層203が除去されやすい。
図7~図10は、凹部50の構成の他の一例を示す模式的な平面図である。たとえば、図7に示すように、凹部50は、平面視した場合に、第3面9において稜線部8に沿った方向と交差する方向に線状に伸長していてもよい。かかる構成によれば、凹部50に冷却水が供給されやすく、被覆工具1が冷却されやすい。
また、図8に示すように、凹部50は、平面視した場合に、稜線部8に沿って線状に伸長する部位55と、第3面9において稜線部8に沿った方向と交差する方向に線状に伸長する部位56を有していてもよい。この場合、凹部50は、全体として格子状に広がっていてもよい。かかる構成によれば、被覆工具1を使用した際に、第3被覆層203がより均一に除去されるようになる。言い換えれば、第3面9に第3被覆層203が残ってしまうことを抑制することができる。
また、図9に示すように、凹部50は、稜線部8に沿って線状に伸長する部位55と、第3面9において稜線部8に沿った方向と交差する方向に線状に伸長する部位56を有していてもよい。この場合、これらの部位55,56が交互に繋がることで、一筆書きで蛇行しながら伸長する1つの凹部50を構成していてもよい。
また、図10に示すように、凹部50は、第3被覆層203の厚み方向にのみ伸長する穴であってもよい。ここでは、一例として丸穴を示しているが、凹部50は、角穴であってもよい。このように、凹部50は、必ずしも第3面9に沿って伸長していることを要しない。
図11は、被覆層20の構成の他の一例を示す模式的な断面図である。図11に示すように、第3被覆層203の厚みは、第1面6に近い領域において、第2面7に近い領域よりも薄くてもよい。言い換えれば、第3被覆層203の厚みは、第1面6から第2面7に向かって漸次厚くなってもよい。このような構成を有する被覆工具1は、耐欠損性、耐摩耗性、耐熱性のバランスが良い。
この場合、凹部50の深さは、第1面6に近い領域に位置する凹部50よりも、第2面7に近い領域に位置する凹部50の方が深くてもよい。なお、ここでは、凹部50が、第3面9に対して垂直な方向に伸長する場合の例を示しているが、凹部50は、第3被覆層203の表面に対して垂直な方向に伸長していてもよい。
この場合における第3被覆層203は、たとえば均等な厚みの被覆層を第3面9に形成した後、その被覆層の一部を除去することにより形成されてもよい。
(被覆層20の具体的な構成)
次に、被覆層20の具体的な構成について図12を参照して説明する。図12は、図3に示すXII部の模式的な拡大図である。
図12に示すように、被覆層20は、少なくとも硬質層21を有する。硬質層21は、1層以上の金属窒化物層を有していてもよい。硬質層21は、金属層22と比較して耐摩耗性に優れた層である。硬質層21は1層であってもよい。また、複数の金属窒化物層が重なっていてもよい。また、硬質層21は、複数の金属窒化物層が積層された積層部23と、積層部23の上に位置する第3金属窒化物層24とを有していてもよい。かかる硬質層21の構成については後述する。
(金属層22)
また、被覆層20は、金属層22を有していてもよい。金属層22は、基体10と硬質層21との間に位置していてもよい。具体的には、金属層22は、一方の面において基体10に接し、且つ、他方の面において硬質層21に接していてもよい。
金属層22は、基体10との密着性が硬質層21と比べて高い。このような特性を有する金属元素としては、たとえば、Zr、V、Cr、W、Al、Si、Yが挙げられる。金属層22は、上記金属元素のうち少なくとも1種以上の金属元素を含有する。
なお、Tiの単体、Zrの単体、Vの単体、Crの単体およびAlの単体は、金属層22としては用いられない。これらはいずれも融点が低く、耐酸化性が低いことから、切削工具への使用に適さないためである。また、Hfの単体、Nbの単体、Taの単体、Moの単体は基体10との密着性が低い。ただし、Ti、Zr、V、Cr、Ta、Nb、Hf、Alを含む合金については、この限りではない。
金属層22は、Al-Cr合金を含有するAl-Cr合金層であってもよい。かかる金属層22は、基体10との密着性が特に高いことから、基体10と被覆層20との密着性を向上させる効果が高い。
金属層22がAl-Cr合金層である場合、金属層22におけるAlの含有量は、金属層22におけるCrの含有量よりも多くてもよい。たとえば、金属層22におけるAlとCrとの組成比(原子%)は、70:30であってもよい。このような組成比率とすることで、基体10と金属層22との密着性はより高い。
金属層22は、上記金属元素(Zr、V、Cr、W、Al、Si、Y)以外の成分を含有していてもよい。ただし、基体10との密着性の観点から、金属層22は、上記金属元素を合量で少なくとも95原子%以上含有していてもよい。より好ましくは、金属層22は、上記金属元素を合量で98原子%以上含有してもよい。たとえば、金属層22がAl-Cr合金層である場合、金属層22は、少なくとも、AlおよびCrを合量で95原子%以上含有していてもよい。さらに金属層22は、少なくとも、AlおよびCrを合量で98原子%以上含有していてもよい。なお、金属層22における金属成分の割合は、たとえば、EDS(エネルギー分散型X線分光器)を用いた分析により特定可能である。
また、Tiは実施形態に係る基体10との濡れ性が悪いため、基体10との密着性向上の観点から、金属層22は、Tiを極力含有していないことが好ましい。具体的には、金属層22におけるTiの含有量は、15原子%以下であってもよい。
このように、実施形態に係る被覆工具1では、基体10との濡れ性が硬質層21と比べて高い金属層22を基体10と硬質層21との間に設けることにより、基体10と被覆層20との密着性を向上させることができる。なお、金属層22は、硬質層21との密着性も高いため、硬質層21が金属層22から剥離するといったことも生じにくい。
また、基体10として用いられるcBNは、絶縁体である。絶縁体であるcBNには、PVD法(物理蒸着)により形成される膜との密着性に改善の余地があった。これに対し、実施形態に係る被覆工具1では、導電性を有する金属層22を基体10の表面に設けることで、PVDにより形成される硬質層21と金属層22との密着性が高い。
(硬質層21)
次に、硬質層21の構成について図13を参照して説明する。図13は、図12に示すXIII部の模式的な拡大図である。
図13に示すように、硬質層21は、金属層22の上に位置する積層部23と、積層部23の上に位置する第3金属窒化物層24とを有する。
積層部23は、複数の第1金属窒化物層23aと複数の第2金属窒化物層23bとを有する。積層部23は、第1金属窒化物層23aと第2金属窒化物層23bとが交互に積層された構成を有している。
第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bの厚みは、それぞれ50nm以下としてもよい。このように、第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bを薄く形成することで、第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bの残留応力が小さい。これにより、たとえば、第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bの剥離やクラック等が生じ難くなることから、被覆層20の耐久性が高い。
第1金属窒化物層23aは、金属層22に接する層であり、第2金属窒化物層23bは、第1金属窒化物層23a上に形成される。
第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bは、金属層22に含まれる金属を含有していてもよい。
たとえば、金属層22に2種類の金属(ここでは、「第1の金属」、「第2の金属」とする)が含まれているとする。この場合、第1金属窒化物層23aは、第1の金属および第3の金属の窒化物を含有する。第3の金属は、金属層22に含まれない金属である。また、第2金属窒化物層23bは、第1の金属および第2の金属の窒化物を含有する。
たとえば、実施形態において、金属層22は、AlおよびCrを含有してもよい。この場合、第1金属窒化物層23aは、Alを含有してもよい。具体的には、第1金属窒化物層23aは、AlおよびTiの窒化物であるAlTiNを含有するAlTiN層であってもよい。また、第2金属窒化物層23bは、AlおよびCrの窒化物であるAlCrNを含有するAlCrN層であってもよい。
このように、金属層22に含まれる金属を含有する第1金属窒化物層23aを金属層22の上に位置させることで、金属層22と硬質層21との密着性が高い。これにより、硬質層21が金属層22から剥離し難くなるため、被覆層20の耐久性が高い。
第1金属窒化物層23aすなわちAlTiN層は、上述した金属層22との密着性の他、たとえば耐摩耗性に優れる。また、第2金属窒化物層23bすなわちAlCrN層は、たとえば耐熱性、耐酸化性に優れる。このように、被覆層20は、互いに異なる組成の第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bを含むことで、硬質層21の耐摩耗性や耐熱性等の特性を制御することができる。これにより、被覆工具1の工具寿命を延ばすことができる。たとえば、実施形態に係る硬質層21においては、AlCrNが持つ優れた耐熱性を維持しつつ、金属層22との密着性や耐摩耗性といった機械的性質を向上させることができる。
なお、積層部23は、たとえばアークイオンプレーティング法(AIP法)により成膜してもよい。AIP法は、真空雰囲気でアーク放電を利用してターゲット金属(ここでは、AlTiターゲットおよびAlCrターゲット)を蒸発させ、Nガスと結合することによって金属窒化物(ここでは、AlTiNとAlCrN)を成膜する方法である。なお、金属層22もAIP法により成膜してもよい。
第3金属窒化物層24は、積層部23の上に位置してもよい。具体的には、第3金属窒化物層24は、積層部23のうち第2金属窒化物層23bと接する。第3金属窒化物層24は、たとえば、第1金属窒化物層23aと同様、TiおよびAlを含有する金属窒化物層(AlTiN層)である。
第3金属窒化物層24の厚みは、第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bの各厚みよりも厚くてもよい。具体的には、上述したように第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bの厚みは50nm以下とした場合、第3金属窒化物層24の厚みは、1μm以上としてもよい。たとえば、第3金属窒化物層24の厚みは、1.2μmであってもよい。
これにより、たとえば、第3金属窒化物層24の摩擦係数が低い場合には、被覆工具1の耐溶着性を向上させることができる。また、たとえば、第3金属窒化物層24の硬度が高い場合には、被覆工具1の耐摩耗性を向上させることができる。また、たとえば、第3金属窒化物層24の酸化開始温度が高い場合には、被覆工具1の耐酸化性を向上させることができる。
また、第3金属窒化物層24の厚みは、積層部23の厚みよりも厚くてもよい。具体的には、実施形態において、積層部23の厚みは0.5μm以下とした場合、第3金属窒化物層24の厚みは、1μm以上であってもよい。たとえば、積層部23の厚みが0.3μmである場合、第3金属窒化物層24の厚みは1.2μmであってもよい。このように、第3金属窒化物層24を積層部23よりも厚くすることで、上述した耐溶着性、耐摩耗性等を向上させる効果がさらに高い。
なお、金属層22の厚みは、たとえば0.1μm以上、0.6μm未満であってもよい。すなわち、金属層22は、第1金属窒化物層23aおよび第2金属窒化物層23bの各々よりも厚く、且つ、積層部23よりも薄くてもよい。
(被覆工具1の製造方法)
次に、被覆工具1の製造方法の一例について説明する。ここでは、基体10がcBNからなる場合の製造方法の一例について説明する。まず、TiN原料粉末72体積%以上82体積%以下と、Al原料粉末13体積%以上23体積%以下と、Al原料粉末1体積%以上11体積%以下とを準備する。そして、準備した各原料粉末に有機溶媒を添加する。有機溶媒としては、アセトン、イソプロピルアルコール(IPA)等のアルコール類が用いられ得る。その後、ボールミルにて、20時間以上24時間以下、粉砕および混合する。粉砕および混合後、溶媒を蒸発させることにより、第1混合粉末が得られる。
次に、平均粒径が2.5μm以上4.5μm以下であるcBN粉末と、平均粒径が0.5μm1.5μm以下であるcBN粉末とを、体積比で8以上9以下:1以上2以下の割合で調合する。さらに、有機溶媒を添加する。有機溶媒としては、アセトン、IPA等のアルコール類が用いられ得る。その後、ボールミルにて、20時間以上24時間以下、粉砕および混合する。粉砕および混合後、溶媒を蒸発させることにより、第2混合粉末が得られる。
次に、得られた第1混合粉末と第2混合粉末とを、体積比で68以上78以下:22以上32以下の割合で調合する。調合した粉末に有機溶媒と有機バインダとを添加する。有機溶媒としては、アセトン、IPA等のアルコール類が用いられ得る。また、有機バインダとしては、パラフィン、アクリル系樹脂等が用いられ得る。その後、ボールミルにて20時間以上24時間以下粉砕混合し、さらにその後、有機溶媒を蒸発させることにより、第3混合粉末が得られる。なお、ボールミルを用いた工程では必要に応じて分散剤を添加しても良い。
そして、この第3混合粉末を所定形状に成形することによって成形体が得られる。成形には、一軸加圧プレス、冷間等方圧プレス(CIP)等の既知の方法が使用され得る。この成形体を300℃以上600℃以下の範囲内の所定の温度にて加熱し、有機バインダを蒸発除去する。
次に、成形体を超高圧加熱装置に装入し、4GPa以上6GPa以下の圧力下において1200℃以上1500℃以下で15分以上30分以下加熱する。これにより、実施形態に係る立方晶窒化硼素質焼結体が得られる。そして、得られた立方晶窒化硼素質焼結体を、超硬合金からなるチップ本体の座面に接合材を介して取り付ける。これにより、実施例に係るチップが得られる。
次に、物理気相蒸着(PVD)法によってチップの表面に被覆層20を製膜する。その後、第3被覆層203に対してレーザー加工により凹部50を形成する。これにより、被覆工具1が得られる。
<切削工具>
次に、上述した被覆工具1を備えた切削工具の構成について図14を参照して説明する。図14は、実施形態に係る切削工具の一例を示す正面図である。
図14に示すように、実施形態に係る切削工具100は、被覆工具1と、被覆工具1を固定するためのホルダ70とを有する。
ホルダ70は、第1端(図14における上端)から第2端(図14における下端)に向かって伸びる棒状の部材である。ホルダ70は、たとえば、鋼、鋳鉄製である。特に、これらの部材の中で靱性の高い鋼が用いられることが好ましい。
ホルダ70は、第1端側の端部にポケット73を有する。ポケット73は、被覆工具1が装着される部分であり、被削材の回転方向と交わる着座面と、着座面に対して傾斜する拘束側面とを有する。着座面には、後述するネジ75を螺合させるネジ孔が設けられている。
被覆工具1は、ホルダ70のポケット73に位置し、ネジ75によってホルダ70に装着される。すなわち、被覆工具1の貫通孔5にネジ75を挿入し、このネジ75の先端をポケット73の着座面に形成されたネジ孔に挿入してネジ部同士を螺合させる。これにより、被覆工具1は、切刃部3がホルダ70から外方に突出するようにホルダ70に装着される。
実施形態においては、いわゆる旋削加工に用いられる切削工具を例示している。旋削加工としては、例えば、内径加工、外径加工及び溝入れ加工が挙げられる。なお、切削工具としては旋削加工に用いられるものに限定されない。例えば、転削加工に用いられる切削工具に被覆工具1を用いてもよい。
たとえば、被削材の切削加工は、(1)被削材を回転させる工程、(2)回転する被削材に被覆工具1の切刃11を接触させて被削材を切削する工程、および、(3)被覆工具1を被削材から離す工程を含む。なお、被削材の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、または非鉄金属などが挙げられる。
<その他の実施形態>
上述した実施形態では、窒化硼素粒子等からなる基体10を、超硬合金等からなるチップ本体2に取り付け、これらを被覆層20でコーティングした被覆工具1について説明した。これに限らず、本開示による被覆工具は、たとえば、上面および下面の形状が平行四辺形である六面体形状の基体の全てが立方晶窒化硼素質焼結体であって、かかる基体の上に被覆層が形成されたものであってもよい。
上述した実施形態では、被覆工具1の上面および下面の形状が平行四辺形である場合の例を示したが、被覆工具1の上面および下面の形状は、ひし形や正方形等であってもよい。また、被覆工具1の上面および下面の形状は、三角形、五角形、六角形等であってもよい。
また、被覆工具1の形状は、ポジティブ型であってもよいしネガティブ型であってもよい。ポジティブ型は、被覆工具1の上面の中心および下面の中心を通る中心軸に対して側面が傾斜しているタイプであり、ネガティブ型は、上記中心軸に対して側面が平行なタイプである。
上述した実施形態では、基体10が立方晶窒化硼素(cBN)の粒子を含有する場合の例について説明した。これに限らず、本願の開示する基体は、たとえば、六方晶窒化硼素(hBN)、菱面体晶窒化硼素(rBN)、ウルツ鉱窒化硼素(wBN)等の粒子を含有していてもよい。また、基体10は、窒化硼素に限らず、たとえば超硬合金およびサーメット等であってもよい。超硬合金は、W(タングステン)、具体的には、WC(炭化タングステン)を含有する。また、超硬合金は、Ni(ニッケル)やCo(コバルト)を含有していてもよい。また、サーメットは、たとえばTi(チタン)、具体的には、TiC(炭化チタン)またはTiN(窒化チタン)を含有する。また、サーメットは、NiやCoを含有していてもよい。
上述した実施形態では、被覆工具1が切削加工に用いられるものとして説明したが、本願による被覆工具は、たとえば掘削用の工具や刃物など、切削工具以外への適用も可能である。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 :被覆工具
2 :チップ本体
3 :切刃部
6 :第1面
7 :第2面
8 :稜線部
9 :第3面
10 :基体
11 :切刃
20 :被覆層
21 :硬質層
22 :金属層
23 :積層部
30 :基板
50 :凹部
51 :底面
52 :側壁
61 :角部
100 :切削工具
201 :第1被覆層
202 :第2被覆層
203 :第3被覆層
D1 :第1距離
D2 :第2距離

Claims (8)

  1. 基体と、
    前記基体の上に位置する被覆層と、を有する被覆工具であって、
    前記被覆工具は、
    すくい面を有する第1面と、
    逃げ面を有する第2面と、
    前記第1面および前記第2面との間に位置する稜線部と
    を有し、
    前記第1面は、平面視したとき、複数の角部を有し、
    前記角部における前記稜線部には、切刃が位置し、
    前記切刃は、少なくとも一部に第3面を有しており、
    前記被覆層は、
    前記第1面に位置する第1被覆層と、
    前記第2面に位置する第2被覆層と、
    前記第3面に位置する第3被覆層と
    を有し、
    前記第3被覆層の少なくとも一部には、底面および側壁を有する凹部が位置しており、
    前記底面と前記基体との間の距離を第1距離とし、前記側壁における前記被覆層の表面と前記基体との間の距離を第2距離とした場合、
    前記第1距離は、前記第2距離の70%以下であると共に、
    前記凹部は、前記稜線部に沿った方向と交差する方向に線状に伸長している、被覆工具。
  2. 基体と、
    前記基体の上に位置する被覆層と、を有する被覆工具であって、
    前記被覆工具は、
    すくい面を有する第1面と、
    逃げ面を有する第2面と、
    前記第1面および前記第2面との間に位置する稜線部と
    を有し、
    前記第1面は、平面視したとき、複数の角部を有し、
    前記角部における前記稜線部には、切刃が位置し、
    前記切刃は、少なくとも一部に第3面を有しており、
    前記被覆層は、
    前記第1面に位置する第1被覆層と、
    前記第2面に位置する第2被覆層と、
    前記第3面に位置する第3被覆層と
    を有し、
    前記第3被覆層の少なくとも一部には、底面および側壁を有する凹部が位置しており、
    前記底面と前記基体との間の距離を第1距離とし、前記側壁における前記被覆層の表面と前記基体との間の距離を第2距離とした場合、
    前記第1距離は、前記第2距離の70%以下であると共に、
    前記凹部は、前記稜線部に沿った方向に線状に伸長している部位と、前記稜線部に沿った方向と交差する方向に線状に伸長している部位とを有する、被覆工具。
  3. 前記凹部は、前記第3被覆層を貫通しており、前記凹部の底面が、前記基体である、請求項1または2に記載の被覆工具。
  4. 前記凹部は、前記第3被覆層の表面のうち、10面積%以上を占めている、請求項1~3のいずれか一つに記載の被覆工具。
  5. 前記基体は、立方晶窒化硼素粒子を含有する、請求項1~4のいずれか一つに記載の被覆工具。
  6. 前記被覆層は、
    硬質層と、
    前記基体と前記硬質層との間に位置する、Ti、Zr、V、Cr、Ta、Nb、Hf、Alのうち少なくとも一種以上の元素を含有する合金である金属層と
    を含む、請求項1~5のいずれか一つに記載の被覆工具。
  7. 前記金属層は、W、Si、Yのうち少なくとも一種以上の元素をさらに含有する、請求項6に記載の被覆工具。
  8. 端部にポケットを有する棒状のホルダと、
    前記ポケット内に位置する、請求項1~7のいずれか一つに記載の被覆工具と
    を有する、切削工具。
JP2022578450A 2021-01-29 2022-01-26 被覆工具および切削工具 Active JP7634574B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021013875 2021-01-29
JP2021013875 2021-01-29
PCT/JP2022/002928 WO2022163718A1 (ja) 2021-01-29 2022-01-26 被覆工具および切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022163718A1 JPWO2022163718A1 (ja) 2022-08-04
JP7634574B2 true JP7634574B2 (ja) 2025-02-21

Family

ID=82654587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022578450A Active JP7634574B2 (ja) 2021-01-29 2022-01-26 被覆工具および切削工具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7634574B2 (ja)
WO (1) WO2022163718A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012056758A1 (ja) 2010-10-28 2012-05-03 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆焼結体
JP2014046407A (ja) 2012-08-31 2014-03-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 切削工具
JP2019063904A (ja) 2017-09-29 2019-04-25 三菱マテリアル株式会社 ダイヤモンド被覆回転切削工具

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19724319C1 (de) * 1997-06-10 1998-10-08 Fette Wilhelm Gmbh Verfahren zur Beeinflussung des Spanflußverhaltens von Werkzeugflächen
JP7467860B2 (ja) * 2019-09-30 2024-04-16 株式会社タンガロイ 被覆工具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012056758A1 (ja) 2010-10-28 2012-05-03 住友電工ハードメタル株式会社 表面被覆焼結体
JP2014046407A (ja) 2012-08-31 2014-03-17 Sumitomo Electric Ind Ltd 切削工具
JP2019063904A (ja) 2017-09-29 2019-04-25 三菱マテリアル株式会社 ダイヤモンド被覆回転切削工具

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2022163718A1 (ja) 2022-08-04
WO2022163718A1 (ja) 2022-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8652638B2 (en) Thick thermal barrier coating for superabrasive tool
IL172557A (en) Surface-coated cutting tool
JP2002144110A (ja) 表面被覆窒化硼素焼結体工具
JP7568566B2 (ja) インサートおよび切削工具
JP7634574B2 (ja) 被覆工具および切削工具
JP7634575B2 (ja) 被覆工具および切削工具
JP7507887B2 (ja) 被覆工具および切削工具
JP7615336B2 (ja) 被覆工具および切削工具
JP7600405B2 (ja) 被覆工具および切削工具
JP7422863B2 (ja) 被覆工具および切削工具
JP5266587B2 (ja) 粗粒cBN粒子を含有する切削工具用cBN焼結体
JP7422862B2 (ja) 被覆工具および切削工具
US20240043351A1 (en) Coated tool and cutting tool
JP7607673B2 (ja) インサートおよび切削工具
JP7462045B2 (ja) インサートおよび切削工具
JP7453344B2 (ja) 被覆工具および切削工具
WO2021193876A1 (ja) 被覆工具および切削工具
JP7621497B2 (ja) 被覆工具および切削工具
CN115210020B (zh) 涂层刀具和切削刀具
JP7646009B2 (ja) 被覆工具および切削工具
WO2024005058A1 (ja) インサートおよび切削工具
JP2010228072A (ja) 刃先横境界部の損傷を抑制する被覆cBN焼結体工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240611

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20241001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20241125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7634574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150