JP7632776B1 - 蒸着紙用原紙、蒸着紙、包装袋、および蒸着紙用原紙の製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明の蒸着紙用原紙は、紙基材の少なくとも一方の面にクレーコート層および2層以上の樹脂層をこの順に有する蒸着紙用原紙であって、2層以上の樹脂層は、1層あたりの厚さが0.1μm以上4μm以下であり、かつ、合計厚さが0.2μm以上5μm以下である。
Description
<1> 紙基材の少なくとも一方の面にクレーコート層および2層以上の樹脂層をこの順に有する蒸着紙用原紙であって、
2層以上の樹脂層は、1層あたりの厚さが0.1μm以上4.0μm以下であり、かつ、合計厚さが0.2μm以上5.0μm以下である、蒸着紙用原紙。
<2> 2層以上の樹脂層を有する面の、JIS P 8142:2005に準拠して測定される75°鏡面光沢度が75.0%以上である、<1>に記載の蒸着紙用原紙。
<3> 各樹脂層が、ガラス転移温度が50℃以上である樹脂を含む、<1>または<2>に記載の蒸着紙用原紙。
<4> 各樹脂層が水懸濁性高分子を含み、水懸濁性高分子が、ポリウレタン系樹脂およびポリエステル系樹脂からなる群より選ばれる1種以上を含む、<1>~<3>のいずれか1つに記載の蒸着紙用原紙。
<5> 2層以上の樹脂層は、最内層よりも最外層の方が厚い、<1>~<4>のいずれか1つに記載の蒸着紙用原紙。
<6> <1>~<5>のいずれか1つに記載の蒸着紙用原紙の2層以上の樹脂層上に蒸着層を有する、蒸着紙。
<7> 蒸着層上にヒートシール層を有する、<6>に記載の蒸着紙。
<8> 蒸着層とヒートシール層との間にオーバーコート層を有する、<7>に記載の蒸着紙。
<9> オーバーコート層が、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂およびビニルアルコール系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を含む、<8>に記載の蒸着紙。
<10> ヒートシール層表面の、JIS P 8142:2005に準拠して測定される20°鏡面光沢度が40.0%以上である、<7>~<9>のいずれか1つに記載の蒸着紙。
<11> 23℃、50%RHにおける酸素透過度が0.30mL/(m2・day・atm)以下であり、かつ、40℃、90%RHにおける水蒸気透過度が0.60g/(m2・day)以下である、<6>~<10>のいずれか1つに記載の蒸着紙。
<12> 蒸着層を有する面の反対面に顔料塗工層を有する、<6>~<11>のいずれか1つに記載の蒸着紙。
<13> <6>~<12>のいずれか1つに記載の蒸着紙を用いてなる、包装袋。
<14> 下記工程1および2をこの順に有する、<1>~<5>のいずれか1つに記載の蒸着紙用原紙の製造方法。
工程1:紙基材の少なくとも一方の面に、無機顔料およびバインダーを含むクレーコート層用塗工液を塗工および乾燥してクレーコート層を形成する工程
工程2:クレーコート層上に、水懸濁性高分子を含有する樹脂層用塗工液を塗工および乾燥する操作を行い、2層以上の樹脂層を形成する工程
なお、上記メカニズムは推測によるものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施形態における紙基材を構成するパルプは、植物由来のパルプを主成分とすることが好ましく、木材パルプを主成分とすることがより好ましい。木材パルプとしては、例えば、広葉樹パルプ、針葉樹パルプ等が挙げられる。非木材パルプとしては、綿パルプ、麻パルプ、ケナフパルプ、竹パルプなどが挙げられる。レーヨン繊維やナイロン繊維等の合成繊維等のパルプ繊維外の材料も、本発明の効果を損なわない限り、副紙材として配合してもよい。
紙基材のステキヒトサイズ度は、特に限定されないが、バリア性を向上させる観点から、少なくとも後述する樹脂層を設ける側の面において、JIS P 8122:2004に準ずるステキヒトサイズ度を1秒以上とすることが好ましい。上限は特に制限されないが、好ましくは100秒以下、より好ましくは30秒以下である。紙基材のステキヒトサイズ度は、内添サイズ剤の種類や含有量、パルプの種類、平滑化処理等によって制御することができる。
前記パルプスラリーは、木材または非木材の原料チップから、蒸解、洗浄、漂白等の工程を経て得られる。蒸解工程、洗浄工程、漂白工程等における方法については特に限定はない。これらの工程を経て得られたパルプスラリーは、さらに、水の存在下で叩解される。
紙基材の坪量は、特に限定されないが、好ましくは20g/m2以上500g/m2以下であり、より好ましくは30g/m2以上、さらに好ましくは40g/m2以上であり、そして、より好ましくは400g/m2以下、さらに好ましくは200g/m2以下、よりさらに好ましくは100g/m2以下である。紙基材の坪量は、包装袋として使用した際の強度の観点から、上記下限値以上であることが好ましく、経済性および製造容易性の観点から、上記上限値以下であることが好ましい。なお、紙基材の坪量は、JIS P 8124:2011に準拠して測定される。
紙基材の厚さは、特に限定されないが、好ましくは20μm以上500μm以下であり、より好ましくは30μm以上、さらに好ましくは40μm以上であり、そして、より好ましくは400μm以下、さらに好ましくは200μm以下、よりさらに好ましくは100μm以下である。紙基材の厚さは、包装袋として使用した際の強度の観点から、上記下限値以上であることが好ましく、経済性および製造容易性の観点から、上記上限値以下であることが好ましい。なお、紙基材の厚さは、JIS P 8118:2014に準拠して測定される。
紙基材の密度は、特に制限されないが、成形加工性の観点から、好ましくは0.5g/cm3以上1.2g/cm3以下であり、より好ましくは0.6g/cm3以上であり、そして、より好ましくは1.0g/cm3以下である。なお、紙基材の密度は、上述した方法により測定される紙基材の坪量および厚さから算出される。
紙基材は、膜厚が均一な蒸着層を得る観点から、少なくとも蒸着層を設ける側の面の王研式平滑度が、好ましくは5秒以上、より好ましくは10秒以上である。上限は、特に限定されないが、例えば、1000秒以下であることが好ましい。なお、紙基材の王研式平滑度は、JIS P 8155:2010に準拠して測定される。
本実施形態の蒸着紙用原紙は、クレーコート層を、前記紙基材と後述する樹脂層との間に有する。これにより、紙基材を目止めし、表面の光沢性に優れる樹脂層が形成される。樹脂層表面の光沢性が高いほど、樹脂層表面の微細な凹凸が抑制されていると考えられ、その結果、樹脂層上に膜厚が均一な蒸着層を形成でき、蒸着紙のバリア性が向上すると考えられる。
クレーコート層に含まれる無機顔料としては、特に限定されないが、カオリン、タルク、マイカなどが挙げられ、カオリンを含むことが好ましい。樹脂層表面の光沢性を高めるには、クレーコート層表面の凹凸を抑制することが好ましく、そのためには平板状の無機顔料を用いることが好ましいためである。無機顔料は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。クレーコート層中の無機顔料の含有量は、好ましくは30質量%以上90質量%以下であり、より好ましくは40質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上であり、そして、より好ましくは80質量%以下、さらに好ましくは70質量%以下である。
無機顔料のアスペクト比は、樹脂層表面の微細な凹凸を抑制して、樹脂層上に膜厚が均一な蒸着層を形成し、バリア性を高める観点、およびクレーコート層中に細かく散在させ、回収時に蒸着紙用原紙の離解性を向上させる観点から、好ましくは50以下である。下限は、特に限定されないが、好ましくは1以上である。アスペクト比は、電子顕微鏡による観察やX線回折測定によって測定できる。
無機顔料の平均粒子径は、樹脂層表面の微細な凹凸を抑制して、樹脂層上に膜厚が均一な蒸着層を形成し、バリア性を高める観点、およびクレーコート層中に無機顔料を細かく散在させる観点から、好ましくは5μm以下、より好ましくは3μm以下、さらに好ましくは1μm以下である。下限は、特に限定されないが、好ましくは0.05μm以上である。平均粒子径は、レーザ回折散乱式粒度分布測定によって測定されるメジアン径(d50)を意味する。
クレーコート層に含まれるバインダーとしては、特に限定されないが、スチレン-ブタジエン系樹脂;(メタ)アクリル系(共)重合体;スチレン-(メタ)アクリル系樹脂;エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体等のオレフィン-不飽和カルボン酸系共重合体;ポリ乳酸などが挙げられる。バインダーは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。バインダーは、スチレン-ブタジエン系樹脂、スチレン-(メタ)アクリル系樹脂、オレフィン-不飽和カルボン酸系共重合、ポリ乳酸からなる群より選ばれる1種以上を含むこと好ましく、スチレン-(メタ)アクリル系樹脂、エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体、ポリ乳酸からなる群より選ばれる1種以上を含むことがより好ましく、スチレン-アクリル系樹脂およびエチレン-アクリル酸共重合体、ポリ乳酸から選ばれる1種以上を含むことがさらに好ましく、スチレン-アクリル系樹脂を含むことがよりさらに好ましい。
クレーコート層に含まれうる、無機顔料およびバインダー以外の成分としては、接着剤、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、着色剤、界面活性剤などが挙げられる。接着剤としては、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白質類;酸化澱粉、陽性澱粉、尿素燐酸エステル化澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉などのエーテル化澱粉、デキストリン等の澱粉類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体などが挙げられる。
本実施形態の蒸着紙用原紙は、クレーコート層上に配置される2層以上の樹脂層を有する。2層以上の樹脂層を設けることで、蒸着紙の蒸着層と紙基材との密着性が向上し、バリア性が向上する。また、2層以上の樹脂層が酸素バリア性や水蒸気バリア性を有することで、蒸着紙とした場合のバリア性を向上する機能をも有する。
樹脂層の層数は、特に制限されず、例えば、2~6層とすることができ、好ましくは2~5層、より好ましくは2~4層、生産性およびバリア性の観点から、さらに好ましくは2または3層である。
なお、「各樹脂層が主として水懸濁性高分子を含む」とは、各樹脂層中の水懸濁性高分子の含有量が、例えば50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上、よりさらに好ましくは90質量%以上、特に好ましくは95質量%以上であることを意味する。上限は、特に限定されないが、100質量%以下である。なお、各樹脂層は、水懸濁性高分子以外に、任意の成分をさらに含んでいてもよい。
各樹脂層に含まれる水懸濁性高分子は、特に限定されない。水懸濁性高分子は、アルキッド樹脂;(メタ)アクリル系(共)重合体、スチレン-(メタ)アクリル系樹脂;エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体等のオレフィン-不飽和カルボン酸系共重合体;ポリビニルアルコール樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂、エチレン変性ポリビニルアルコール樹脂等のビニルアルコール系樹脂;セルロース系樹脂;ポリウレタン系樹脂;ポリエステル系樹脂などが挙げられる。水懸濁性高分子は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。水懸濁性高分子は、ビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系樹脂およびポリエステル系樹脂からなる群より選ばれる1種以上を含むことが好ましく、バリア性向上の観点から、ポリウレタン系樹脂およびポリエステル系樹脂からなる群より選ばれる1種以上を含むことがよりに好ましく、ポリウレタン系樹脂を含むことがさらに好ましい。
各樹脂層に含まれるポリウレタン系樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリウレタン系樹脂ディスパーションおよびエマルションからなる群より選ばれる1種以上に調製可能なものであることがより好ましく、ポリウレタン系樹脂ディスパーションまたはエマルションに調製可能なものであることがさらに好ましく、ポリウレタン系樹脂ディスパーションに調製可能なものであることがよりさらに好ましい。
前記各樹脂層に含まれるポリウレタン系樹脂は、25μm厚のシートに換算した際の23℃、50%RHにおける酸素透過度が、好ましくは100mL/(m2・day・atm)以下であり、より好ましくは50mL/(m2・day・atm)以下、さらに好ましくは25mL/(m2・day・atm)以下、よりさらに好ましくは10mL/(m2・day・atm)以下である。なお、本明細書において、酸素透過度は、酸素透過率測定装置(MOCON社製、OX-TRAN2/22)を使用し、23℃、50%RHの条件にて測定される。
各樹脂層に含まれるポリエステル系樹脂としては、特に限定されず、例えば、ポリエステル系樹脂ディスパーションおよびエマルションからなる群より選ばれる1種以上に調製可能なものであることがより好ましく、ポリエステル系樹脂ディスパーションまたはエマルションに調製可能なものであることがさらに好ましく、ポリエステル系樹脂ディスパーションに調製可能なものであることがよりさらに好ましい。
樹脂層に含まれうる任意成分としては、水懸濁性高分子以外の樹脂や添加剤が挙げられる。添加剤としては、シランカップリング剤、消泡剤、界面活性剤、顔料、酸化防止剤、帯電防止剤、染料、可塑剤、潤滑剤、離型剤などが挙げられる。
本実施形態の蒸着紙用原紙は、紙基材の2層以上の樹脂層を有する面とは反対の面に、顔料塗工層を有してもよい。顔料塗工層を設けることにより、本実施形態の蒸着紙用原紙を用いて、印刷適性に優れる蒸着紙が得られる。顔料塗工層は、主に顔料およびバインダーから構成されることが好ましい。なお、「顔料塗工層が主に顔料およびバインダーから構成される」とは、顔料塗工層中の顔料およびバインダーの合計含有量が、例えば50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上、よりさらに好ましくは90質量%以上、特に好ましくは95質量%以上であることを意味する。その上限は、特に限定されないが、100質量%である。なお、顔料塗工層は、顔料およびバインダー以外に、任意の成分をさらに含んでいてもよい。上記効果の観点から、顔料塗工層には、カレンダー処理を行うことが好ましい。
顔料塗工層に含まれる顔料としては、特に制限されず、例えば、カオリン、クレー、エンジニアードカオリン、デラミネーテッドクレー、焼成クレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、珪酸、珪酸塩、コロイダルシリカ、サチンホワイトなどの無機顔料;密実型、中空型、またはコア-シェル型などの有機顔料などが挙げられる。これらは1種単独で使用してもよく、2種以上を組合わせて使用してもよい。これらの中でも、カオリンおよび炭酸カルシウムからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましく、カオリンと炭酸カルシウムとを併用することがさらに好ましく、カオリン、重質炭酸カルシウムおよび軽質炭酸カルシウムを併用することがよりさらに好ましい。
顔料塗工層に含まれるバインダーとしては、特に限定されないが、スチレン-ブタジエン系樹脂;(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン-(メタ)アクリル系共重合体などのアクリル系樹脂;エチレン-(メタ)アクリル酸共重合体などのオレフィン-不飽和カルボン酸系共重合体;デキストリン、マンナン、キトサン、アラビノガラクタン、グリコーゲン、イヌリン、ペクチン、ヒアルロン酸、ヒドロキシエチル化澱粉、酸化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる変性澱粉などの天然多糖類およびそのオリゴマーさらにはその変性体などが挙げられる。バインダーは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、アクリル系樹脂、スチレン-ブタジエン系樹脂、および変性澱粉からなる群より選ばれる1種以上であることが好ましく、スチレン-(メタ)アクリル系共重合体、スチレン-ブタジエン系樹脂、および酸化澱粉からなる群より選ばれる1種以上であることがより好ましく、スチレン-ブタジエン系樹脂および酸化澱粉からなる群より選ばれる1種以上であることがさらに好ましく、両者を併用することがよりさらに好ましい。
顔料塗工層が含みうる任意成分としては、接着剤、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、着色剤、界面活性剤などが挙げられる。接着剤としては、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白などの蛋白質類;陽性澱粉、尿素燐酸エステル化澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉などのエーテル化澱粉、デキストリン等の澱粉類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体などが挙げられる。
(光沢度)
本実施形態の蒸着紙用原紙は、バリア性(特に、水蒸気バリア性)を高める観点から、2層以上の樹脂層を有する面(後述の蒸着層を設ける面)の、JIS P 8142:2005に準拠して測定される75°鏡面光沢度が好ましくは70.0%以上100.0%以下であり、より好ましくは75.0%以上、さらに好ましくは80.0%以上である。蒸着紙用原紙の光沢度の上限は、95.0%以下または90.0%以下であってもよい。樹脂層表面の光沢度が高い程、樹脂層表面の凹凸が抑制されており、樹脂層上に膜厚が均一な蒸着層が形成可能である。蒸着紙用原紙の光沢度は、樹脂層が含有する樹脂種、樹脂層の厚さ、塗工溶媒の種類等により制御することができる。
本実施形態の蒸着紙用原紙の厚さは、好ましくは10μm以上100μm以下であり、より好ましくは30μm以上であり、そして、より好ましくは80μm以下である。本実施形態の蒸着紙用原紙の厚さは、包装袋として使用した際の強度の観点から、上記下限値以上であることが好ましく、製袋適性、経済性および製造容易性の観点から、上記上限値以下であることが好ましい。
紙基材の一方の面に、工程1および工程2により、クレーコート層および2層以上の樹脂層を形成する場合は、紙基材の他方の面に、顔料塗工層用塗工液を塗工および乾燥して、顔料塗工層を形成する、工程Aを有してもよい。工程Aは、工程1の前、工程1と工程2の間、工程2の後のいずれで行ってもよい。工程Aで得られた顔料塗工層には、印刷適性および製袋加工適性の観点から、カレンダー処理を行うことが好ましい。
媒体として水を用いる場合には、樹脂層用塗工液中の固形分の含有量は、樹脂層を形成しやすくする観点から、例えば、1質量%以上30質量%以下、好ましくは2質量%以上25質量%以下、より好ましくは3質量%以上20質量%以下、よりさらに好ましくは5質量%以上15質量%以下である。
媒体として水と有機溶媒との混合溶媒を用いる場合には、樹脂層用塗工液中の固形分の含有量は、樹脂層を形成しやすくする観点から、例えば、1質量%以上30質量%以下である。
樹脂層が3層以上の場合、バリア性向上の観点から、1層目の樹脂層用塗工液の調製において、媒体として水または水/イソプロパノール混合溶媒を用い、2層目の樹脂層用塗工液の調製において、媒体として水/エタノール混合溶媒または水/イソプロパノール混合溶媒を用い、3層目以上の樹脂層用塗工液の調製において、水/エタノール混合溶媒または水/イソプロパノール混合溶媒を用いることが好ましい。
また、カレンダー処理において温度調整を行う場合、温度は特に限定されないが、処理の効果を高めつつ、紙基材や顔料塗工層の熱による劣化を防ぐ観点や、ロールへの樹脂層および顔料塗工層の貼り付きを防ぐ観点から、好ましくは20℃以上80℃以下であり、より好ましくは30℃以上、さらに好ましくは35℃以上であり、そして、より好ましくは70℃以下、さらに好ましくは60℃以下である。
カレンダー処理は、一段、多段のいずれで行ってもよいが、樹脂層表面の光沢度のさらなる向上の観点や、蒸着紙の印刷適性および/または自動包装適性のさらなる向上の観点から、多段(2段以上)で行うことが好ましく、より好ましくは5段以上、さらに好ましくは10段以上であり、上限は特に限定されないが、好ましくは15段以下である。
本発明は、上記蒸着紙用原紙の2層以上の樹脂層上に蒸着層を有する蒸着紙についても提供する。本実施形態の蒸着紙は、印刷適性および包袋加工適性向上の観点から、紙基材の蒸着層を有する面とは反対の面に、顔料塗工層を有してもよい。すなわち、本実施形態の蒸着紙は、顔料塗工層、紙基材、クレーコート層、2層以上の樹脂層、および蒸着層をこの順に有していてもよい。顔料塗工層の好ましい態様は上述した通りである。
<蒸着層>
蒸着層は、金属からなる層およびセラミックからなる層の少なくともいずれかを有する。すなわち、蒸着層は、金属からなる層、セラミックからなる層、および金属層とセラミック層の積層体のいずれであってもよい。なお、蒸着層が金属層とセラミック層との積層体である場合、金属層が、蒸着紙用原紙の樹脂層側であってもよく、セラミック層が、蒸着紙用原紙の樹脂層側であってもよく、特に限定されない。
蒸着層の厚さは、好ましくは1nm以上1000nm以下であり、より好ましくは2nm以上、さらに好ましくは3nm以上であり、そして、より好ましくは500nm以下、さらに好ましくは100nm以下である。また、蒸着層の厚さは、バリア性とコストの観点からは、好ましくは10nm以上80nm以下であり、より好ましくは25nm以上であり、そして、より好ましくは70nm以下である。さらに、蒸着層の厚さは、他層との密着性やコストの観点からは、好ましくは4nm以上100nm以下であり、より好ましくは5nm以上であり、そして、より好ましくは70nm以下、さらに好ましくは60nm以下である。
本実施形態の蒸着紙は、蒸着層とヒートシール層との間にオーバーコート層を有していてもよい。オーバーコート層は、蒸着層を保護するための層である。本実施形態の蒸着紙は、蒸着層を有することで一定のバリア性を有するが、蒸着層上にオーバーコート層を有することで、バリア性がさらに向上しうる。また、折り曲げ等の加工により蒸着層が損傷しにくく、例え損傷しても、オーバーコート層によってバリア性を担保でき、優れたバリア性を維持しうる。
本実施形態の蒸着紙は、蒸着層上に、ヒートシール層を有することが好ましく、オーバーコート層上にヒートシール層を有することがより好ましい。ヒートシール層は、加熱、超音波等で溶融し、接着する層である。ヒートシール層の形成方法およびヒートシール層に用いる樹脂については、後述の通りである。
本実施形態の蒸着紙を製造する方法に制限はないが、紙基材の少なくとも一面上に、クレーコート層、2層以上の樹脂層をこの順で有する蒸着紙用原紙の樹脂層が設けられている面に、金属およびセラミックの少なくともいずれかを蒸着して蒸着層を形成する工程と、蒸着層上に、ヒートシール層用塗工液を塗工し、乾燥して、ヒートシール層を形成する工程とを含むことが好ましい。この際、ヒートシール層を形成する前に、蒸着層上にオーバーコート層を塗工により形成してもよい。
水性媒体を用いた分散液に好適な熱可塑性樹脂としては、天然樹脂、合成樹脂のいずれでもよく、例えば、澱粉誘導体、カゼイン、シュラック、ポリビニルアルコールおよびその誘導体、アクリル系樹脂、アイオノマー系樹脂、マレイン酸系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン-ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
より具体的には、アクリル系樹脂としては、(メタ)アクリル酸と、そのアルキルエステルまたはスチレン等とをモノマー成分として共重合したアクリル系樹脂、スチレン-マレイン酸樹脂、スチレン-アクリル酸-マレイン酸樹脂、水溶性ポリウレタン樹脂、水溶性ポリエステル樹脂などが例示される。
アイオノマー系樹脂としては、例えば、エチレン-アクリル酸共重合体アイオノマー、エチレン-メタクリル酸共重合体アイオノマーが好ましい。ここで、アイオノマーとは、高分子を陽イオンで中和したものであり、陽イオンとしては、金属イオンの他、アンモニウムイオン(NH4 +)、有機アンモニウムイオンが例示される。金属イオンとしては、リチウムイオン(Li+)、ナトリウムイオン(Na+)、カリウムイオン(K+)等のアルカリ金属イオン、マグネシウムイオン(Mg2+)、カルシウムイオン(Ca2+)等のアルカリ土類金属イオン、亜鉛イオン(Zn2+)、銅イオン(Cu2+)等の遷移金属イオン等が例示される。これらの中でも、入手容易性等の観点から、金属イオンとしては、ナトリウムイオンが好ましい。
これらの中でも、塗工液の安定性、塗工層の耐溶媒性の観点から、澱粉誘導体、カゼイン、シュラック、ポリビニルアルコールおよびその誘導体、アイオノマー系樹脂、アクリル系樹脂、およびマレイン酸系樹脂から選択される少なくとも1つが好ましく、澱粉誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール誘導体、アイオノマー系樹脂、アクリル系樹脂、およびマレイン酸系樹脂から選択される少なくとも1つがより好ましく、澱粉誘導体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール誘導体、アイオノマー系樹脂、およびアクリル系樹脂から選択される少なくとも1つがさらに好ましく、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール誘導体、およびアイオノマー系樹脂から選択される少なくとも1つがよりさらに好ましく、アイオノマー系樹脂が特に好ましい。
なお、ポリエチレンは、低密度ポリエチレン(LDPE)でもよく、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)でもよく、中密度ポリエチレン(MDPE)でもよく、高密度ポリエチレン(HDPE)でもよい。
接着剤を構成する主成分としては、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、α-オレフィン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、スチレン-ブタジエン共重合体、ポリ塩化ビニル、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、天然ゴム、カゼイン、澱粉等が例示される。これらの中でも、入手容易性および良好な接着性が得られる観点から、(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリウレタンが好ましく、ポリウレタンがより好ましい。
接着剤としては、市販されている接着剤を適宜使用してもよく、例えば、ニッポランID-816(東ソー株式会社製)とHARDENER300(東ソー株式会社製)との組合わせ、ディックドライLX-500(DIC株式会社製)とディックドライKW-75(DIC株式会社製)との組合わせが例示される。
(厚さ)
本実施形態の蒸着紙の厚さは、好ましくは20μm以上200μm以下であり、より好ましくは50μm以上であり、そして、より好ましくは150μm以下である。なお、蒸着紙の厚さは、JIS P 8118:2014に準拠して測定される。
本実施形態の蒸着紙は、ヒートシール層表面の、JIS P 8142:2005に準拠して測定される20°鏡面光沢度は、好ましくは40.0%以上100.0%以下であり、より好ましくは44.0%以上である。蒸着紙用原紙の樹脂層表面の光沢度が高いと、樹脂層上に蒸着層を設けてなる蒸着紙は、光沢度が上記下限値以上となり、かつバリア性(特に、水蒸気バリア性)に優れる。蒸着紙の光沢度の上限は、95.0%以下であってもよく、塗工によりヒートシール層を設けた場合は、70.0%以下、60.0%以下または50.0%以下であってもよい。蒸着紙の光沢度は、樹脂層が含有する樹脂種、樹脂層の厚さ、ヒートシール層が含有する樹脂種、塗工溶媒の種類等により制御することができる。
本実施形態の蒸着紙は、ヒートシール層同士を140℃、0.2MPa、1秒の条件でヒートシールし、試験片が15mm幅で、引張速度300mm/minでT字剥離したときの最大荷重ヒートシール剥離強度が2N/15mm以上であることが好ましい。上記範囲内であれば、バリア包装としての適性に優れる。ヒートシール剥離強度の上限は、特に限定されないが、例えば20N/15mm以下である。
本実施形態の蒸着紙の23℃、50%RHにおける酸素透過度は、好ましくは1.00mL/(m2・day・atm)以下、より好ましくは0.60mL/(m2・day・atm)以下、さらに好ましくは0.30mL/(m2・day・atm)以下、よりさらに好ましくは0.23mL/(m2・day・atm)以下である(下限:0mL/(m2・day・atm))。なお、蒸着紙の酸素透過度は、実施例に記載された方法により測定される。
本実施形態の蒸着紙の40℃、90%RHにおける水蒸気透過度は、好ましくは1.00g/(m2・day)以下、より好ましくは0.80g/(m2・day)以下、さらに好ましくは0.60g/(m2・day)以下、よりさらに好ましくは0.40g/(m2・day)以下、特に好ましくは0.30g/(m2・day)以下である(下限:0g/(m2・day))。なお、蒸着紙の水蒸気透過度は、実施例に記載された方法により測定される。
本実施形態の包装袋は、上記蒸着紙のうちヒートシール層を有するものを折り曲げるかまたは二枚重ね合わせることでヒートシール層を対向させ、上記形態となるよう、その周辺端部をヒートシールしたものであってもよく、上記蒸着紙を折り曲げるかまたは二枚重ね合わせ、上記形態となるよう、その周辺端部を接着剤により接着したものであってもよい。
カオリン(イメリス社製、Contour Xtreme、アスペクト比33、平均粒子径d50:0.26μm)60質量部(固形分)と、スチレン-アクリル共重合体バインダー(表1~3に記載の「スチレン-アクリル系樹脂」、BASF社製、Acronal S504)40質量部(固形分)とを混合し、クレーコート層用塗工液を調製した。紙基材(片艶晒、坪量:50g/m2、厚さ62μm、艶面の王研式平滑度:470秒、王子エフテックス株式会社製)の高平滑面(艶面)上に、上記クレーコート層用塗工液をメイヤーバー塗工し、120℃で1分乾燥して、クレーコート層(塗工量12.0g/m2、厚さ7μm)を形成した。
次に、上記クレーコート層上に、25μm厚の酸素透過度(23℃、50%RH)が2.0mL/(m2・day・atm)であるポリウレタン系樹脂バインダーの水性分散液(固形分濃度30質量%、三井化学株式会社製、タケラックWPB-341:ガラス転移温度110℃)を水で希釈して調製した第一の樹脂層用塗工液(固形分濃度10質量%)をメイヤーバー塗工し、120℃で1分乾燥して、第一の樹脂層(塗工量1.0g/m2、厚さ1.0μm)を形成した。
次に、線圧20kg/cmとなるようにして、第一の樹脂層面にチルドロール、反対の面(紙基材の低平滑面)にコットンロールが接触するようにし、ロールを40℃に加温して12段のスーパーカレンダー処理を行った。
さらに、25μm厚の酸素透過度(23℃、50%RH)が2.0mL/(m2・day・atm)であるポリウレタン系樹脂バインダーの水性分散液(固形分濃度25質量%、三井化学株式会社製、タケラックWPB-341M:ガラス転移温度110℃)40質量部に、水30質量部、イソプロピルアルコール(富士フイルム和光純薬株式会社製)30質量部を添加して、固形分濃度10質量%に調整して得た第二の樹脂層用塗工液(塗工液におけるイソプロピルアルコールの含有量:30質量%)を、第一の樹脂層上にメイヤーバー塗工し、120℃で1分乾燥して、第二の樹脂層(塗工量1.0g/m2、厚さ1.0μm)を形成し、蒸着紙用原紙を得た。
実施例1で調製した第二の樹脂層用塗工液に代えて、ポリウレタン系樹脂バインダーの水性分散液(固形分濃度25質量%、三井化学株式会社製、タケラックWPB-341M:ガラス転移温度110℃)40質量部に、水45質量部、イソプロピルアルコール15質量部を添加して、固形分濃度10質量%に調整して得た第二の樹脂層用塗工液(塗工液におけるイソプロピルアルコールの含有量15質量%)を用いたこと以外、実施例1と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例1で調製した第二の樹脂層用塗工液に代えて、ポリウレタン系樹脂バインダーの水性分散液(固形分濃度25質量%、三井化学株式会社製、タケラックWPB-341M:ガラス転移温度110℃)40質量部に水60質量部を添加して固形分濃度10質量%に調整して得た第二の樹脂層用塗工液(塗工液におけるイソプロピルアルコール含有量0質量%)を用いたこと以外、実施例1と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2において、第二の樹脂層の厚さを0.5μmとしたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2において、第二の樹脂層の厚さを2.0μmとしたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2において、第二の樹脂層の厚さを3.0μmとしたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2と同様にして、第二の樹脂層まで形成した。
第二の樹脂層の上にさらに、第二の樹脂層と同様の方法で第三の樹脂層(厚さ1.0μm)を設けて、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2の第二の樹脂層用塗工液の調製において、ポリウレタン系樹脂からポリエステル樹脂に変更し、第二の樹脂層用塗工液(固形分濃度25質量%、塗工液におけるイソプロピルアルコールの含有量を15質量%)としたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。なお、ポリエステル樹脂としては、ポリエステル樹脂の水性分散液(ユニチカ、エリーテルKT-8803:ガラス転移温度65℃、固形分濃度30質量%)を用い、水およびイソプロピルアルコールを所定量添加して、上記固形分濃度に希釈した。
実施例2において、第一の樹脂層用塗工液と第二の樹脂層用塗工液の塗工方式をグラビア塗工としたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2において、第一の樹脂層と第二の樹脂層の厚さをどちらも0.2μmとしたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2において、第一の樹脂層の厚さを0.5μmとしたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2において、第一の樹脂層の厚さを3.0μmとしたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2で調製した第一の樹脂層用塗工液に代えて、ポリウレタン系樹脂バインダーの水性分散液(固形分濃度30質量%、三井化学株式会社製、タケラックWPB-341:ガラス転移温度110℃)33.33質量部に、水51.7質量部、イソプロピルアルコール15質量部を添加して、固形分濃度10質量%に調整して得た第一の樹脂層用塗工液(塗工液におけるイソプロピルアルコールの含有量15質量%)を用いたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2において、イソプロピルアルコールに代えてエタノールを添加して、第二の樹脂層用塗工液(固形分濃度10質量%、塗工液におけるエタノールの含有量15質量%)としたこと以外、実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
カオリン(イメリス社製、Contour Xtreme、アスペクト比33、平均粒子径d50:0.26μm)100質量部に対して、分散剤としてポリアクリル酸ナトリウム(東亞合成株式会社製、アロンT-50)を0.1質量部添加した水溶液に、微粒カオリン(BASF社製、ミラグロスJ)30質量部、軽質炭酸カルシウム(奥多摩工業株式会社製、TP-123CS)40質量部、重質炭酸カルシウム(備北粉化工業株式会社製、ハイドロカーブ90)30質量部を添加し、コーレス分散機で分散して顔料スラリーを調製した。この顔料スラリーに含まれる顔料(固形分)の含有量を70質量部として、バインダーとして、酸化澱粉(王子エースA)5質量部(固形分)、スチレン-ブタジエン共重合体ラテックス(JSR株式会社製、OJ1000H)25質量部(固形分)を顔料スラリーに添加して、最終的に固形分濃度が60質量%の顔料塗工層用塗料を調製した。
実施例2と同様にして、第二の樹脂層まで形成した。紙基材の第一の樹脂層および第二の樹脂層を形成した面とは反対側の面に、顔料塗工層用塗料を、固形分で10g/m2となるようにメイヤーバーを用いて塗工した後に、120℃の送風乾燥機で1分間乾燥し、顔料塗工層を形成した。次に、線圧20kg/cmとなるようにして、第二の樹脂層面にチルドロール、顔料塗工層面にコットンロールが接触するようにし、ロールを40℃に加温して12段のスーパーカレンダー処理を行い、蒸着紙用原紙を得た。
実施例1で調製した第二の樹脂層用塗工液に代えて、ポリ乳酸樹脂の酢酸エチル分散液(ガラス転移温度55~60℃、固形分濃度15質量%)に、さらに酢酸エチルを添加して、固形分濃度10質量%に調整して得た第二の樹脂層用塗工液(塗工液における酢酸エチルの含有量90質量%)を用いたこと以外、実施例1と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例2と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例1と同様にして、紙基材上にクレーコート層を形成した。実施例2の第二の樹脂層用塗工液と同様にして得た樹脂層用塗工液を、クレーコート層上にメイヤーバー塗工し、120℃で1分乾燥して、樹脂層(塗工量1.0g/m2、厚さ1.0μm)を形成し、蒸着紙用原紙を得た。
比較例1において、樹脂層の厚さを2.0μmとしたこと以外、比較例1と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例13において、第二の樹脂層の厚さを5.0μmとしたこと以外、実施例13と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例13において、第一の樹脂層の厚さを5.0μmとしたこと以外、実施例13と同様にして、蒸着紙用原紙を得た。
実施例および比較例で得られた蒸着紙用原紙について、以下の評価を行った。
[セロピック試験]
蒸着紙用原紙の樹脂層面にセロハンテープ(ニチバン株式会社製)を十分に貼りつけ、勢いよく剥がした時の剥がれ方を調べた。なお、樹脂層間における密着性、並びに紙基材-クレーコート層-樹脂層間の密着性に優れる蒸着紙用原紙では、樹脂面からの剥がれが認められず、紙基材が破れる。
A:セロハンテープの全面で紙基材が破れて剥がれた
B:セロハンテープの一部で紙基材が破れて剥がれた
C:紙基材は破れず、セロハンテープに樹脂層が付着した
蒸着紙用原紙の光沢度(75°鏡面光沢度)は、JIS P 8142:2005に準拠し、光沢度計(株式会社村上色彩技術研究所製、GM26-PRO/TOUCH75°)を使用して測定した。
実施例1~18および比較例1~4については、蒸着紙用原紙の第二の樹脂層上に、アルミニウム蒸着層(厚さ50nm)を形成した。
実施例1~16および比較例1~4については、上記蒸着層上に25μm厚シートの酸素透過度(23℃、50%RH)が2.0mL/(m2・day・atm)であるポリウレタン系樹脂バインダーの水性分散液(三井化学株式会社製、タケラックWPB-341)をメイヤーバー塗工し、120℃で1分乾燥して、オーバーコート層(塗工量0.5g/m2、厚さ:0.5μm)を形成した。さらにオーバーコート層の上にエチレン-メタクリル酸共重合体アンモニウム塩の水性分散液(有効分35質量%、ケミパールS-300、三井化学株式会社製)を有効分が20質量%となるように水で希釈し、メイヤーバー塗工し、120℃で1分間乾燥して、ヒートシール層(塗工量3.0g/m2、厚さ:3.2μm)とし、蒸着紙を得た。
実施例17については、オーバーコート層の上にヒートシール層を塗工により形成する代わりに、無延伸ポリプロピレンフィルム(北越化成株式会社製、レンソールGP-32、20μm、坪量18g/m2)にドライラミネート用ポリウレタン系接着剤(DIC株式会社製、ディックドライ LX-500、KW-75)を塗工して、オーバーコート層に貼ることによりヒートシール層を形成して、蒸着紙(厚さ:92.0μm)を得た。
実施例18については、上記蒸着層上に、4μm厚シートの酸素透過度(23℃、50%RH)が3.0mL/(m2・day・atm)であるエチレン-ビニルアルコール共重合樹脂の水/アルコール溶液(日本シーマ株式会社製、エバーソルブ#10)をメイヤーバー塗工し、120℃で1分間乾燥して、オーバーコート層(塗工量0.5g/m2、厚さ:0.5μm)を形成した。その後、実施例1~16と同様に、ヒートシール層を形成し、蒸着紙を得た。
[ヒートシール剥離強度]
1組の蒸着紙を、ヒートシール層が向き合うように重ね、ヒートシールテスター(テスター産業株式会社製、TP-701-B)を用いて、140℃、0.2MPa、1秒の条件でヒートシールした。続いて、ヒートシールされた試験片を15mm幅にカットし、引張試験機を用いて、引張強度300mm/minでT字剥離し、記録された最大荷重をヒートシール剥離強度とした。
蒸着紙の光沢度(20°鏡面光沢度)は、JIS Z 8741:1997に準拠し、光沢度計(株式会社村上色彩技術研究所製、GM26-PRO/TOUCH20°・60°)を使用して測定した。
酸素透過率測定装置(MOCON社製、OX-TRAN2/22)を使用し、JIS K 7126-2:2006に準拠して、温度23℃、相対湿度50%の条件にて、蒸着紙の酸素透過度を測定した。具体的には、実施例および比較例で得られた蒸着紙のヒートシール層表面に、イソシアネート系接着剤(DIC株式会社製、ディックドライLX-500を10質量部に対してディックドライKW-75を1質量部混合)を5g/m2塗工した後、厚さ20μmの無延伸ポリプロピレンフィルム(CPPフィルム)(北越化成株式会社製、GP-32)を貼合して積層シートを形成した。積層シートについて、JIS K7126-2:2006に準拠して、温度23℃、相対湿度50%における酸素透過度を測定した。酸素透過度の値は低いほど酸素バリア性に優れる。
蒸着紙の水蒸気透過度は、JIS Z 0208:1976(カップ法)B法(40℃±0.5℃、相対湿度90%±2%)に準拠して、ヒートシール層が内側(低湿度側)になるように配置にして測定した。水蒸気透過度の値は低いほど水蒸気バリア性に優れる。
「有機溶媒含有量」:樹脂層用塗工液中の有機溶媒の含有量である。
IPA:イソプロピルアルコール
EtOH:エタノール
実施例17のヒートシール層:塗工量に代えて厚さを記載している。
表2のオーバーコート層:ポリウレタン系樹脂(実施例10~17)、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂(実施例18)
これに対して、表3の結果からわかるように、樹脂層が1層である蒸着紙用原紙を用いて作製された蒸着紙(比較例1および2)は、バリア性が劣っているものであった。また、2層の樹脂層を有するが、厚さが4.0μmを超える樹脂層を有し、かつ、樹脂層の合計厚さが5.0μmを超えている蒸着紙用原紙を用いて作製された蒸着紙(比較例3および4)は、樹脂層間および樹脂層-紙基材間の密着性に劣っているものであった。
Claims (14)
- 紙基材の少なくとも一方の面にクレーコート層および2層以上の樹脂層をこの順に有する蒸着紙用原紙であって、
2層以上の樹脂層は、1層あたりの厚さが0.1μm以上4.0μm以下であり、かつ、合計厚さが0.2μm以上5.0μm以下である、蒸着紙用原紙。 - 2層以上の樹脂層を有する面の、JIS P 8142:2005に準拠して測定される75°鏡面光沢度が75.0%以上である、請求項1に記載の蒸着紙用原紙。
- 各樹脂層が、ガラス転移温度が50℃以上である樹脂を含む、請求項1または2に記載の蒸着紙用原紙。
- 各樹脂層が水懸濁性高分子を含み、水懸濁性高分子が、ポリウレタン系樹脂およびポリエステル系樹脂からなる群より選ばれる1種以上を含む、請求項1または2に記載の蒸着紙用原紙。
- 2層以上の樹脂層は、最内層よりも最外層の方が厚い、請求項1または2に記載の蒸着紙用原紙。
- 請求項1または2に記載の蒸着紙用原紙の2層以上の樹脂層上に蒸着層を有する、蒸着紙。
- 蒸着層上にヒートシール層を有する、請求項6に記載の蒸着紙。
- 蒸着層とヒートシール層との間にオーバーコート層を有する、請求項7に記載の蒸着紙。
- オーバーコート層が、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂およびビニルアルコール系樹脂からなる群より選択される少なくとも1種を含む、請求項8に記載の蒸着紙。
- ヒートシール層表面の、JIS P 8142:2005に準拠して測定される20°鏡面光沢度が40.0%以上である、請求項7に記載の蒸着紙。
- 23℃、50%RHにおける酸素透過度が0.30mL/(m2・day・atm)以下であり、かつ、40℃、90%RHにおける水蒸気透過度が0.60g/(m2・day)以下である、請求項6に記載の蒸着紙。
- 紙基材の蒸着層を有する面の反対面に顔料塗工層を有する、請求項6に記載の蒸着紙。
- 請求項6に記載の蒸着紙を用いてなる、包装袋。
- 下記工程1および2をこの順に有する、請求項1または2に記載の蒸着紙用原紙の製造方法。
工程1:紙基材の少なくとも一方の面に、無機顔料およびバインダーを含むクレーコート層用塗工液を塗工および乾燥してクレーコート層を形成する工程
工程2:クレーコート層上に、水懸濁性高分子を含有する樹脂層用塗工液を塗工および乾燥する操作を行い、2層以上の樹脂層を形成する工程
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