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JP7617774B2 - 固定バンド及び扁平バンドクランプ - Google Patents

固定バンド及び扁平バンドクランプ Download PDF

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Description

この発明は、例えば、車両に配索するワイヤーハーネスを車体に取り付けるための固定バンド及び扁平バンドクランプに関する。
例えば、ワイヤーハーネスを車両に配索するための治具として、例えば、特許文献1で開示するように、ワイヤーハーネスを保持するハーネス保持部と、車両における所定の取付け箇所に取り付ける挿入固定部とで構成されるバンドクランプや、車両の所定箇所に取付けられたクランプ同士の間のハーネスを束ねる結束バンドなどの固定バンドが用いられている。
上述のようなバンドクランプや固定バンドで束ねたワイヤーハーネスは、バンドの締め付けにより断面円形状に束ねられることとなる。
昨今の車両では、電気機器の増加に伴うケーブル数の増加やケーブルの太径化によって、バンドクランプや固定バンドで束ねたワイヤーハーネスの断面形状が拡大している。
その反面、多数の機器が配置された中を配索するワイヤーハーネスの経路空間は狭隘化しており、所望の経路にワイヤーハーネスを配策しがたくなってきている。
特開平11-150840号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、配索空間が狭隘化した経路であっても長尺体束を配索することができる固定バンド及び扁平バンドクランプの提供を目的とする。
この発明は、長尺状である長尺体を複数まとめて巻き回すバンド部と、前記バンド部の弛み方向の移動を規制するバックル部とを有し、複数の前記長尺体をまとめて巻き回して固定する固定バンドであって、前記長尺体の長手方向に対して交差する第1交差方向に延びる第1規制部と、前記長手方向に対して交差するとともに、前記第1規制部に対して前記第1交差方向と交差する第2交差方向に延びる第2規制部とを有し、前記第1規制部は、前記バックル部で構成される、あるいは前記第2規制部より前記バックル部の側に配置され、前記第2規制部に、前記第2交差方向に対して前記長尺体側に変形可能な節部が設けられた固定バンドであることを特徴とする。
上記長尺体は、被覆電線、被覆電線をまとめたワイヤーハーネス、光ファイバなど機器間を接続するために配索する長尺状であるものをいう。
上記バックル部は、第1規制体で構成してもよいし、第1規制体と別に構成してもよい。
この発明により、配索空間が狭隘化した経路であっても長尺体束を配索することができる。
詳述すると、長尺体をバンド部で巻き回して固定する際に、長手方向に対して交差する第1交差方向に延びるとともに、前記バックル部で構成される、あるいは前記第2規制部より前記バックル部の側に配置された第1規制部と、前記第1規制部に対して前記第1交差方向と交差する第2交差方向に延びる第2規制部とにより、長尺体束の断面における二方向を規制することができる。そのため、断面円形に束ねられる場合に比べて低背化及び/又は幅狭化することができ、配索空間が狭隘化した経路であっても長尺体束を配索することができる。
また、前記第2規制部に、前記第2交差方向に対して前記長尺体側に変形可能な節部が設けられている。
これにより、長尺体束を保持した状態で、長尺体束の断面形状に追従できるため、長尺体束の断面直径によらずしっかりと保持することができる。
この発明の態様として、前記第1規制部の延伸方向の長さが、前記第2規制部の延伸方向の長さよりも長く,且つ複数の前記長尺体を偏らずにまとめた長尺体束の断面直径より長く形成されてもよい。
この発明により、長尺体束の断面形状において第1交差方向に拡がるものの、第2交差方向に低背化できるため、つまり第1交差方向に広い扁平状で長尺体束を保持でき、高さの低い配索空間であっても長尺体束を第2交差方向が高さ方向に向けて配索することができる。
またこの発明の態様として、前記第2規制部の延伸方向の長さが、前記第1規制部の延伸方向の長さよりも長く、且つ複数の前記長尺体を偏らずにまとめた長尺体束の断面直径より長く形成されてもよい。
この発明により、長尺体束の断面形状において第2交差方向に拡がるものの、第1交差方向に低背化できるため、つまり第2交差方向に広い扁平状で長尺体束を保持でき、幅狭の配索空間であっても長尺体束を第1交差方向が幅方向に向けて配索することができる。
またこの発明の態様として、前記第2規制部は、前記第1規制部に対して、前記第2交差方向に向かって可動可能に構成されてもよい。
この発明により、第1規制部及び第2規制部によって規制する規制空間に対して、例えば、束ねる長尺体の本数が少なかったり、断面直径が細かったりして、長尺体束の断面形状が小さい場合であっても、前記第2規制部が、前記第1規制部に対して、前記第2交差方向に向かって可動して、第2規制部によって第2交差方向に規制しながら、しっかりと保持することができる。
またこの発明の態様として、前記第1規制部と前記第2規制部とは、前記第2規制部を前記第1規制部に対して前記第2交差方向に向かって可動可能に連結する連結部が設けられてもよい。
この発明により、前記第1規制部と第2規制部とが連結された状態で可動できるため、第1交差方向及び第2交差方向に対して長尺体束を確実に規制することをできる。
またこの発明の態様として、巻き回し状態の前記バンド部における、前記第1規制部と対向する位置に配置され、前記長手方向に対して交差する第3交差方向に延びるとともに、前記第1規制部と対向する対向規制部が設けられてもよい。
上記第3交差方向は、上記第1交差方向と同一方向であってもよいし、同方向であるものの角度が異なってもよい。
この発明により、第2規制部で規制された長尺体を対向規制部でさらに規制できるため、長尺体束の断面形状をより確実に規制することができる。
またこの発明の態様として、前記第1規制部を挟んで前記第2規制部と対向する位置に、前記第2交差方向に延びる第3規制部が設けられ、前記第3規制部は、前記第2規制部より短く形成されてもよい。
前記第2規制部と第3規制部とは、平行に延びてもよいし、角度は異なるものの同方向に延びてもよい。
この発明により、第1規制部の両側に備えられた第2規制部と第3規制部との両方で、長尺体束の第2交差方向においてより確実に規制することができる。
またこの発明は、上述の固定バンドと、前記バックル部に設けられ、取付箇所に設けた取付孔に挿入して固定する挿入固定部とが備えられたバンドクランプであることを特徴とする。
この発明により、長尺体束の断面形状を第1交差方向及び第2交差方向に規制した状態で、挿入固定部を取付孔に挿入して取り付け箇所に固定することができる。
またこの発明の態様として、前記挿入固定部は、前記バックル部に一体構成されてもよい。
この発明により、前記バックル部に一体構成された前記挿入固定部を取付孔に挿入して取り付け箇所に容易に固定することができる。
またこの発明の態様として、前記挿入固定部は、前記バックル部に対して脱着可能に構成されてもよい。
この発明により、取付孔に応じた挿入固定部を装着することで、種類の異なる取付孔であっても適した挿入固定部を取付孔に挿入して取り付け箇所に容易に固定することができる。
また、種類の異なる取付孔ごとに適した挿入固定部を有するバンドクランプを準備する場合に比べて部品数を低減できるとともに、複数種の挿入固定部を装着することで汎用性が向上する。
またこの発明は、長尺状である長尺体を複数まとめて巻き回すバンド部と、前記バンド部の弛み方向の移動を規制するバックル部とを有し、複数の前記長尺体をまとめて巻き回して固定する固定バンドであって、前記長尺体の長手方向に対して交差する交差方向に延びる規制部が設けられ、該規制部は、前記交差方向に延びる長さが、複数の前記長尺体を偏らずにまとめた長尺体束の断面直径より長く形成されたことを特徴とする。
この発明により、円形状に束ねられる場合に比べ、長尺体束の断面形状における長手方向及び交差方向の両方向に交差する方向をコンパクトにすることができる。したがって、コンパクトに束ねられた方向を狭い方向に向けることで狭隘な配索空間であっても配索することができる。
この発明によれば、配索空間が狭隘化した経路であっても長尺体束を配索することができる固定バンド及び扁平バンドクランプの提供をすることができる。
ワイヤーハーネスを保持した状態の扁平バンドクランプの概略斜視図。 ワイヤーハーネスを保持した状態の扁平バンドクランプの正面図。 扁平バンドクランプの説明図。 ワイヤーハーネスを保持した状態の変形例の扁平バンドクランプの正面図。 ワイヤーハーネスを保持した状態の第2実施形態の扁平バンドクランプの正面図。 ワイヤーハーネスを保持した状態の第3実施形態の扁平バンドクランプの正面図。 ワイヤーハーネスを保持した状態の第4実施形態の扁平バンドクランプの正面図。 ワイヤーハーネスを保持した状態の第5実施形態の扁平バンドクランプの正面図。 ワイヤーハーネスを保持した状態の扁平結束バンドの正面図。 ワイヤーハーネスを保持した状態の変形例の扁平結束バンドの正面図。
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
まず、扁平バンドクランプ1の概要について、図1乃至図3に基づいて簡単に説明する。
図1はワイヤーハーネス100を保持した状態の扁平バンドクランプ1の概略斜視図を示し、図2はワイヤーハーネス100を保持した状態の扁平バンドクランプ1の正面図を示し、図3は扁平バンドクランプ1の説明図を示している。
詳しくは、図3(a)は扁平バンドクランプ1の縦断面図を示し、図3(b)は図3(a)におけるA-A矢視図を示している。
なお、ワイヤーハーネス100の長手方向を長手方向Lとし、長手方向Lに直交するとともに、取付孔201に後述するアンカー部31を挿入する方向を高さ方向H、長手方向L及び高さ方向Hに直交する方向を幅方向Wとしている。
また、幅方向Wにおいて一方側(図2において左側)を第1幅方向Wfとし、他方側(図2において右側)を第2幅方向Wsとしている。
扁平バンドクランプ1は、ワイヤーハーネス100を車両200における所定位置(取付孔201)に取付けて固定する治具である。
ワイヤーハーネス100は、一端が図示しない電子機器類やバッテリなどに接続された長尺体である電線101を複数束ねて構成している。
扁平バンドクランプ1は、ワイヤーハーネス100を保持する固定バンド2と、車両200における所定の取付け箇所である取付孔201に取り付ける挿入固定部3とで構成されている。
固定バンド2は、長尺状である電線101を複数まとめたワイヤーハーネス100に巻き回すバンド部21と、バンド部21の弛み方向の移動を規制するバックル部22とを有し、複数の電線101をまとめて巻き回してワイヤーハーネス100として固定する。
より具体的には、固定バンド2は、ワイヤーハーネス100の長手方向Lに対して直交する幅方向Wに延びて第1規制体として機能するバックル部22と、バックル部22の第1幅方向Wfに設けられたヒンジ23で枢動可能に連結され、第2規制体として機能する側部規制体24と、側部規制体24の第1幅方向Wfから延びるバンド部21とで構成している。
バンド部21の弛み方向の移動を規制するとともに、第1規制体として機能するバックル部22は、図3(b)に示すように、長手方向Lよりも幅方向Wに長い平面視長方形状であり、バンド部21の厚みよりも厚い板状体であり、内部にバンド部21を挿入する挿入孔221を設けている。なお、挿入孔221には、図示省略するが、挿入されたバンド部21の抜け出しを防止する抜出防止片を備えている。
また、バックル部22の幅方向Wの長さは、図2において仮想線で示すように、電線101を偏らずにまとめたワイヤーハーネス100の仮想円Cの仮想断面直径Dより長く形成されている。本実施形態では、バックル部22は、仮想断面直径Dの1.5程度の幅方向Wの長さで形成している。
第2規制体として機能する側部規制体24は、ヒンジ23によってバックル部22に対して枢動可能に連結されているため、図3(a)に示すように、バックル部22に対して幅方向Wに延びる展開状態と、図2に示すように、ヒンジ23で枢動した折り曲げ状態と切り替え可能に構成されている。
なお、側部規制体24は、展開状態における幅方向Wの長さが、バックル部22より短い長さで形成され、上述の仮想断面直径Dより短く形成されている。本実施形態では、側部規制体24は、仮想断面直径Dの1/2程度の幅方向Wの長さで形成している。
上述の折り曲げ状態では、長手方向Lに直交する幅方向Wに延びるバックル部22に対して折り曲げられた側部規制体24は、長手方向L及び幅方向Wに交差する高さ方向Hに向かうこととなる。
バンド部21は、バックル部22の長手方向Lの長さに対して半分ぐらいの幅の帯状体であり、可撓性を有し、側部規制体24の一端側の上面から突出するように設けられている。
ワイヤーハーネス100の外側に巻き回すバンド部21は、ワイヤーハーネス100の外周より長い長さで形成されている。
また、バンド部21は、挿入孔221に挿入された際に、挿入孔221に設けられた抜出防止片(図示省略)が係止する係止溝が形成されている。
挿入固定部3は、固定バンド2を車両200の取付孔201に取付けるためのものであり、バックル部22の裏面22aに設けられている。
挿入固定部3は、アンカー部31と、アンカー部31をバックル部22の裏面22aに固定するスライド固定部32とを備えている。
アンカー部31は、例えば、取付孔201に挿入する挿入軸部と、挿入軸部から幅方向Wに拡がり、取付孔201の周縁部に係止する係止アーム部とが備えられ、取付孔201に挿入軸部を挿入することで係止アーム部が取付孔201の周縁部に係止して固定することができる。なお、アンカー部31の構造は、上述の構造に限定されず、例えば、クリップのような構造であってもよい。
スライド固定部32は、アンカー部31をバックル部22に固定するためのものであり、バックル部22の裏面22aに備えられている。
バックル部22に裏面22aに備えたスライド固定部32は、アンカー部31の幅方向Wのスライドによって、アンカー部31を固定することができる。
このように構成された扁平バンドクランプ1は、バックル部22の裏面22aに設けたスライド固定部32にアンカー部31を幅方向Wにスライドさせて、アンカー部31をバックル部22の裏面22aに固定して挿入固定部3を構成する。このとき、アンカー部31は、取付対象である車両200の取付孔201に応じたサイズや取付構造に応じたアンカー部31を取付ける。
そして、図3に示す展開状態のバックル部22の上面22bにワイヤーハーネス100を配置する。なお、このとき、ワイヤーハーネス100を構成する複数本の電線101はバラバラで独立している。
バックル部22の上面22bに配置された複数本の電線101をひとまとめにしてバンド部21で巻き回すため、バックル部22に対して側部規制体24をヒンジ23で折り曲げるとともに、バンド部21を複数本の外周に巻き回す。そして、バックル部22の第2幅方向Wsから挿入孔221にバンド部21を挿入し、バンド部21を締めることで、固定バンド2で複数本の電線101で構成するワイヤーハーネス100を扁平状にして固定バンド2で保持することができる。
上述のように、固定バンド2でワイヤーハーネス100を保持した扁平バンドクランプ1の挿入固定部3を、取付対象である車両200の取付孔201に高さ方向Hから挿入し、車両200に対して、ワイヤーハーネス100を保持した扁平バンドクランプ1を固定して、車両200に対するワイヤーハーネス100の固定を終了する。
この構成した扁平バンドクランプ1は、長尺状である電線101を複数まとめて巻き回すバンド部21と、バンド部21の弛み方向の移動を規制するバックル部22とを備え、複数の電線101をまとめて巻き回して固定する固定バンド2を有している。そして、扁平バンドクランプ1の固定バンド2は、電線101の長手方向Lに対して交差する幅方向Wに延びるバックル部22と、長手方向Lに対して交差するとともに、バックル部22に対して幅方向Wと交差する高さ方向Hに延びる側部規制体24とを有する。
そのため、扁平バンドクランプ1は、配索空間が狭隘化した経路であってもワイヤーハーネス100を配索することができる。
詳述すると、電線101をバンド部21で巻き回して固定する際に、長手方向Lに対して交差する幅方向Wに延びるバックル部22と、バックル部22に対して幅方向Wと交差する高さ方向Hに延びる側部規制体24とにより、ワイヤーハーネス100の断面における幅方向W及び高さ方向Hの二方向を規制することができる。そのため、断面円形に束ねられる場合に比べて低背化することができ、つまり、ワイヤーハーネス100を幅方向Wに広い扁平状で保持することができる。したがって、配索空間が狭隘化した経路であってもワイヤーハーネス100を配索することができる。
また、扁平バンドクランプ1は、上述の固定バンド2と、バックル部22に設けられ、車両200に設けた取付孔201に挿入して固定する挿入固定部3とが備えられているため、ワイヤーハーネス100の断面形状を幅方向W及び高さ方向Hに規制した状態で、挿入固定部3を取付孔201に挿入して車両200に固定することができる。したがって、車両200への固定状態において、ワイヤーハーネス100の高さや幅をバックル部22や側部規制体24によって規制することができる。
また、バックル部22の幅方向Wの長さが、側部規制体24の高さ方向Hの長さよりも長く,且つ複数の電線101を偏らずにまとめたワイヤーハーネス100の仮想断面直径Dより長く形成されている。
そのため、扁平バンドクランプ1は、ワイヤーハーネス100の断面形状において幅方向Wに拡がるものの、高さ方向Hに低背化できるため、高さの低い配索空間であってもワイヤーハーネス100を高さ方向Hが高さ方向に向けて配索することができる。
また、挿入固定部3は、バックル部22に対して脱着可能に構成されているため、取付孔201に応じた挿入固定部3(アンカー部31)を装着することで、種類の異なる取付孔201であっても適した挿入固定部3(アンカー部31)を取付孔201に挿入して取り付け箇所に容易に固定することができる。
また、種類の異なる取付孔201ごとに適した挿入固定部3(アンカー部31)を有するバンドクランプを準備する場合に比べて部品数を低減できるとともに、複数種の挿入固定部3(アンカー部31)を装着することで汎用性が向上する。
また、バックル部22と側部規制体24とは、側部規制体24をバックル部22に対して高さ方向Hに向かって可動可能に連結するヒンジ23が設けられているため、バックル部22と側部規制体24とが連結された状態で可動でき、幅方向W及び高さ方向Hに対してワイヤーハーネス100を確実に規制することをできる。
なお、上述の扁平バンドクランプ1では、複数本の電線101を断面円状に束ねたワイヤーハーネス100の仮想断面直径Dより幅方向Wに長いバックル部22を設けるとともに、バックル部22より短い側部規制体24を、ヒンジ23を介して枢動可能に連結したが、図4に示す扁平バンドクランプ1の変形例である扁平バンドクランプ1aのように、バックル部22より長さが短い側部規制体24に挿入固定部3を備えてもよい。
なお、図4は、変形例の扁平バンドクランプ1aの正面図を示している。以下における扁平バンドクランプ1aの説明において、上述の扁平バンドクランプ1の構成と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
扁平バンドクランプ1aは、挿入固定部3が設けられた側部規制体24に対して、挿入孔221を有するバックル部22がヒンジ23によって枢動可能に連結されている。
この扁平バンドクランプ1aでは、展開状態において、側部規制体24の幅方向Wの長さが、バックル部22の長さよりも短く、仮想円Cの仮想断面直径Dよりも短い。
そして、折り曲げ状態で高さ方向Hに延びるバックル部22は、側部規制体24よりも長く、仮想断面直径Dよりも長い。
このように構成された扁平バンドクランプ1aは、上述の扁平バンドクランプ1と同様の効果を奏するとともに、側部規制体24の長さが、バックル部22の長さよりも短く、且つ複数の電線101を偏らずにまとめたワイヤーハーネス100の仮想断面直径Dより短く形成されているため、ワイヤーハーネス100の断面形状において高さ方向Hに拡がるものの、幅方向Wに低背化できる。つまり、扁平バンドクランプ1aは、ワイヤーハーネス100を高さ方向Hに広い扁平状で保持することができる。したがって、幅狭の配索空間であってもワイヤーハーネス100を幅方向Wが幅方向に向けて配索することができる。
(第2実施形態)
続いて、図5に示す第2実施形態の扁平バンドクランプ1bについて説明する。
なお、図5は、第2実施形態の扁平バンドクランプ1bの正面図を示している。以下における扁平バンドクランプ1bの説明において、上述の扁平バンドクランプ1の構成と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態の扁平バンドクランプ1bは、上述の扁平バンドクランプ1の構成に加え、対向規制体25を備えている。
詳述すると、バンド部21、バックル部22及び側部規制体24を備えた上述の扁平バンドクランプ1に対し、第2実施形態の扁平バンドクランプ1bは、ワイヤーハーネス100の保持状態において、ワイヤーハーネス100の上方に幅方向Wに延びる対向規制体25を備えている。
対向規制体25は、側部規制体24より長く、バックル部22より短く形成されている。なお、対向規制体25は仮想円Cの仮想断面直径Dより長く形成されている。
上述の扁平バンドクランプ1では、バックル部22に対して第1幅方向Wfに設けたヒンジ23で枢動可能に側部規制体24は連結されたが、扁平バンドクランプ1bでは、バックル部22の第1幅方向Wfからバンド部21が延びており、側部規制体24及び対向規制体25は、バンド部21が内部を挿通し、バンド部21に対して接着や溶着等によって固定されている。つまり、扁平バンドクランプ1bでは、側部規制体24及び対向規制体25は、バックル部22の第1幅方向Wfから延びるバンド部21によって、可動可能に連結されている。
また、バックル部22の裏面22aに設けたスライド固定部32によってアンカー部31が脱着可能な挿入固定部3を備えた扁平バンドクランプ1に対し、扁平バンドクランプ1bでは、バックル部22の裏面22aに直接アンカー部31が設けられて挿入固定部3が構成されている。
このように構成された扁平バンドクランプ1bは、上述の扁平バンドクランプ1と同様に、バックル部22の上面22bにワイヤーハーネス100を構成する複数本の電線101を配置し、側部規制体24及び対向規制体25が固定されたバンド部21を複数本の電線101をまとめたその外側に巻き回し、バックル部22の第2幅方向Wsの挿入孔221の端部から挿入して、固定する。
上述したように、扁平バンドクランプ1bは、巻き回し状態のバンド部21における、バックル部22と対向する位置に配置され、長手方向Lに対して交差する幅方向Wに延びるとともに、バックル部22と対向する対向規制体25が設けられている。
そのため、扁平バンドクランプ1bは、上述の扁平バンドクランプ1で奏する効果に加え、側部規制体24で規制された電線101を対向規制体25でさらに規制できるため、ワイヤーハーネス100の断面形状をより確実に規制することができる。詳しくは、扁平バンドクランプ1bは、車両200への固定状態において、ワイヤーハーネス100の高さや幅をバックル部22や側部規制体24によって規制することができるが、さらに、対向規制体25によって、扁平状に保持されるワイヤーハーネス100の高さをより確実に規制することができる。
また、側部規制体24は、バックル部22に対して、高さ方向Hに向かって可動できるため、バックル部22及び側部規制体24によって規制する規制空間に対して、例えば、束ねる電線101の本数が少なかったり、仮想断面直径Dが細かったりして、ワイヤーハーネス100の断面形状が小さい場合であっても、側部規制体24が、バックル部22に対して、高さ方向Hに向かって可動して、側部規制体24によって高さ方向Hに規制しながら、しっかりと保持することができる。
また、挿入固定部3が、バックル部22に一体構成されているため、バックル部22に一体構成された挿入固定部3を取付孔201に挿入して取り付け箇所に容易に固定することができる。
なお、扁平バンドクランプ1bにおいて、対向規制体25とバックル部22は上述のように同一方向であってもよいし、同方向であるものの角度が異なってもよい。
(第3実施形態)
続いて、図6に示す第3実施形態の扁平バンドクランプ1cについて説明する。
なお、図6は、第3実施形態の扁平バンドクランプ1cの正面図を示している。以下における扁平バンドクランプ1cの説明において、上述の扁平バンドクランプ1の構成と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第3実施形態の扁平バンドクランプ1cは、上述の扁平バンドクランプ1の構成に加え、第2幅方向Wsにも側部規制体26を備えている。
詳述すると、バンド部21、バックル部22及び側部規制体24を備えた上述の扁平バンドクランプ1に対し、第3実施形態の扁平バンドクランプ1cは、高さ方向Hに延びる側部規制体26を備えている。
側部規制体26は、バックル部22、側部規制体24、及び仮想円Cの仮想断面直径Dより短く形成されるとともに、バンド部21を挿通させる挿通孔261を備えている。
上述の扁平バンドクランプ1では、バックル部22に対して第1幅方向Wfに設けたヒンジ23で枢動可能に側部規制体24は連結されたが、扁平バンドクランプ1cでは、ヒンジ23を備えず、バックル部22の幅方向Wの両端部には可撓薄肉部27を設けており、側部規制体24及び側部規制体26は、バックル部22に対して可撓薄肉部27によって、可動可能に連結されている。
また、扁平バンドクランプ1cは、上述の扁平バンドクランプ1bと同様に、バックル部22の裏面22aに直接アンカー部31が設けられて挿入固定部3が構成されている。
このように構成された扁平バンドクランプ1cは、上述の扁平バンドクランプ1と同様に、バックル部22の上面22bにワイヤーハーネス100を構成する複数本の電線101を配置し、第1幅方向Wfの側部規制体24を高さ方向Hに枢動させ、及び側部規制体26が固定されたバンド部21を複数本の電線101をまとめて、その外側に巻き回す。また、第2幅方向Wsにおいて、側部規制体26を高さ方向Hに枢動させ、複数本の電線101の外側に巻き回したバンド部21を挿通孔261に挿入し、バックル部22の第2幅方向Wsの挿入孔221の端部から挿入して、固定する。
また、扁平バンドクランプ1cは、バックル部22を挟んで側部規制体24と対向する位置に、高さ方向Hに延びる可撓薄肉部27が設けられ、可撓薄肉部27は、側部規制体24より短く形成されている。
そのため、扁平バンドクランプ1cは、上述の扁平バンドクランプ1で奏する効果に加え、バックル部22の両側に備えられた側部規制体24と可撓薄肉部27との両方で、ワイヤーハーネス100の高さ方向Hにおいてより確実に規制することができる。
詳しくは、扁平バンドクランプ1cは、車両200への固定状態において、ワイヤーハーネス100の高さや幅をバックル部22や側部規制体24によって規制することができるが、さらに、側部規制体26によって、扁平状に保持されるワイヤーハーネス100の幅をより確実に規制することができる。
また、バックル部22と側部規制体24とは、側部規制体24をバックル部22に対して高さ方向Hに向かって可動可能に連結する可撓薄肉部27が設けられているため、バックル部22と側部規制体24とが連結された状態で可動できるため、幅方向W及び高さ方向Hに対してワイヤーハーネス100を確実に規制することをできる。
なお、側部規制体24と側部規制体26とは、高さ方向Hにおいて平行に延びてもよいし、異なる角度で延びてもよい。
また、バックル部22を単なる板状体で構成するとともに、側部規制体26の挿通孔261に、挿入されたバンド部21の抜け出しを防止する抜出防止片(図示省略)を備え、側部規制体26でバックル部を構成してもよい。
(第4実施形態)
続いて、図7に示す第4実施形態の扁平バンドクランプ1dについて説明する。
なお、図7は、第4実施形態の扁平バンドクランプ1dの正面図を示している。以下における扁平バンドクランプ1dの説明において、上述の扁平バンドクランプ1の構成と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第4実施形態の扁平バンドクランプ1dは、上述の扁平バンドクランプ1における側部規制体24の中央付近にヒンジ28を設けた可撓側部規制体24Xで構成している。
詳述すると、可撓側部規制体24Xは、扁平バンドクランプ1における側部規制体24の半分程度の長さの規制片241同士をヒンジ28で連結して中折れ式に構成している。
このように構成された扁平バンドクランプ1dは、扁平バンドクランプ1と同様に、展開状態のバックル部22の上面22bにワイヤーハーネス100を配置し、バンド部21で巻き回す。バックル部22に対して可撓側部規制体24Xをヒンジ23で折り曲げるとともに、バンド部21を複数本の外周に巻き回す。このとき、可撓側部規制体24Xはヒンジ28で中折れして、束ねて電線101の側面に沿うこととなる。そして、バックル部22の他端側から挿入孔221にバンド部21を挿入する。そして、バンド部21を締めることで、固定バンド2で複数本の電線101で構成するワイヤーハーネス100を固定バンド2で保持することができる。
そして、固定バンド2をワイヤーハーネス100を保持した扁平バンドクランプ1の挿入固定部3を、取付対象である車両200の取付孔201に高さ方向Hから挿入し、車両200に対して、ワイヤーハーネス100を保持した扁平バンドクランプ1を固定して、車両200に対するワイヤーハーネス100の固定を終了する。
扁平バンドクランプ1dは、可撓側部規制体24Xに、高さ方向Hに対して電線101側に変形可能なヒンジ28が設けられているため、上述の扁平バンドクランプ1で奏する効果に加え、ワイヤーハーネス100を保持した状態で、ワイヤーハーネス100の断面形状に追従できるため、ワイヤーハーネス100のサイズによらずしっかりと保持することができる。
つまり、扁平バンドクランプ1dは扁平バンドクランプ1と同様に、ワイヤーハーネス100を幅方向Wに広い扁平状で保持できるとともに、車両200への固定状態において、ワイヤーハーネス100の高さや幅をバックル部22や可撓側部規制体24Xによって規制することができる。
なお、可撓側部規制体24Xにおいて、規制片241同士を可撓薄肉部27で中折れ可能に連結してもよいし、規制片241にバンド部21を挿通するとともに、規制片241を挿通するバンド部21に固定して、規制片241同士が中折れ可能に構成してもよい。
(第5実施形態)
続いて、図8に示す第5実施形態の扁平バンドクランプ1eについて説明する。
なお、図8は、第5実施形態の扁平バンドクランプ1eの正面図を示している。以下における扁平バンドクランプ1eの説明において、上述の扁平バンドクランプ1の構成と同じ構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
第5実施形態の扁平バンドクランプ1eは、上述の扁平バンドクランプ1における側部規制体24を備えず、バンド部21とバックル部22とで構成する固定バンド2と、挿入固定部3とで構成している。
詳述すると、幅方向Wに長いバックル部22の第1幅方向Wfからバンド部21が延出されている。
このように構成された扁平バンドクランプ1eは、扁平バンドクランプ1と同様に、バックル部22の上面22bにワイヤーハーネス100を配置し、バンド部21で巻き回す。そして、バックル部22の第2幅方向Wsから挿入孔221にバンド部21を挿入する。そして、バンド部21を締めることで、固定バンド2で複数本の電線101で構成するワイヤーハーネス100を扁平状にして固定バンド2で保持することができる。
そして、固定バンド2でワイヤーハーネス100を保持した扁平バンドクランプ1の挿入固定部3を、取付対象である車両200の取付孔201に高さ方向Hから挿入し、車両200に対して、ワイヤーハーネス100を保持した扁平バンドクランプ1を固定して、車両200に対するワイヤーハーネス100の固定を終了する。
扁平バンドクランプ1eは、上述の扁平バンドクランプ1と同様に、ワイヤーハーネス100を扁平状にしてしっかりと保持することができる。
つまり、扁平バンドクランプ1eは扁平バンドクランプ1と同様に、ワイヤーハーネス100を幅方向Wに広い扁平状で保持できるとともに、車両200への固定状態において、ワイヤーハーネス100の幅をバックル部22によって規制することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、長尺体は電線101に対応し、
以下同様に、
バンド部はバンド部21に対応し、
バックル部はバックル部22に対応し、
固定バンドは固定バンド2に対応し、
長手方向は長手方向Lに対応し、
第1交差方向は幅方向Wに対応し、
第1規制部はバックル部22に対応し、
第2交差方向は高さ方向Hに対応し、
第2規制部は側部規制体24に対応し、
長尺体束はワイヤーハーネス100に対応し、
断面直径は仮想断面直径Dに対応し、
連結部はヒンジ23,可撓薄肉部27に対応し、
節部はヒンジ28に対応し、
第3交差方向は幅方向Wに対応し、
対向規制部は対向規制体25に対応し、
第3規制部は側部規制体26に対応し、
挿入固定部は挿入固定部3に対応し、
扁平バンドクランプは扁平バンドクランプ1,1a,1b,1c,1d,1eに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明において、上述の説明では、固定バンド2と挿入固定部3とで扁平バンドクランプ1を構成したが、図9に示すように、挿入固定部3を備えず、固定バンド2だけであってもよい。
挿入固定部3を備えない固定バンド2は、扁平バンドクランプ1と同様に、円形状に束ねられる場合に比べ、扁平状に保持されるワイヤーハーネス100の高さ方向Hをコンパクトにすることができる。したがって、コンパクトに束ねられた方向を狭い方向に向けることで狭隘な配索空間であっても配索することができる。
具体的には、例えば、車両200において間隔を隔てて扁平バンドクランプ1で保持されたワイヤーハーネス100の扁平バンドクランプ1同士の間を上述の固定バンド2で保持することで、ワイヤーハーネス100の全体に亘って扁平状を維持して、バックル部22及び側部規制体24によってワイヤーハーネス100の幅と高さを規制した状態で、狭隘な配索空間を配索することができる。
なお、固定バンド2の変形例として、扁平バンドクランプ1eと同様に、図10に示すように、側部規制体24を備えない固定バンド2aであってもよい。
固定バンド2aも、固定バンド2と同様に、円形状に束ねられる場合に比べ、扁平状に保持されるワイヤーハーネス100の高さ方向Hをコンパクトにすることができる。したがって、コンパクトに束ねられた方向を狭い方向に向けることで狭隘な配索空間であっても配索することができる。
具体的には、例えば、車両200において間隔を隔てて扁平バンドクランプ1で保持されたワイヤーハーネス100の扁平バンドクランプ1同士の間を上述の固定バンド2aで保持することで、ワイヤーハーネス100の全体に亘って扁平状を維持して、バックル部22によってワイヤーハーネス100の幅を規制した状態で、狭隘な配索空間を配索することができる。
なお、上述の説明では、電線101を束ねたワイヤーハーネス100を固定バンド2で保持したが、被光ファイバなど機器間を接続するために配索する長尺状体を保持することができる。
また、上述の説明では、ワイヤーハーネス100の幅を規制する第1規制部として機能するバックル部22を設けたが、挿入されたバンド部21の抜け出しを防止する抜出防止片を備えたバックル部と第1規制部として機能する板状体とを別体で構成し、第1規制部として機能する板状体が側部規制体24よりバックル部の側に配置されてもよい。
さらには、上述の説明におけるヒンジ23と可撓薄肉部27を入れ替えて構成してもよいし、ヒンジ23や可撓薄肉部27の代わりに挿通するとともに固定したバンド部21で可動させてもよい。また、バックル部22に対してスライド固定部32によりアンカー部31を脱着可能に構成した挿入固定部3と、バックル部22にアンカー部31が固定された挿入固定部3とを入れ替えて構成してもよい。
1,1a,1b,1c,1d,1e…扁平バンドクランプ
2,2a…固定バンド
3…挿入固定部
21…バンド部
22…バックル部
23…ヒンジ
24…側部規制体
25…対向規制体
26…側部規制体
27…可撓薄肉部
28…ヒンジ
100…ワイヤーハーネス
101…電線
D…仮想断面直径
H…高さ方向
L…長手方向
W…幅方向

Claims (10)

  1. 長尺状である長尺体を複数まとめて巻き回すバンド部と、前記バンド部の弛み方向の移動を規制するバックル部とを有し、複数の前記長尺体をまとめて巻き回して固定する固定バンドであって、
    前記長尺体の長手方向に対して交差する第1交差方向に延びる第1規制部と、
    前記長手方向に対して交差するとともに、前記第1規制部に対して前記第1交差方向と交差する第2交差方向に延びる第2規制部とを有し、
    前記第1規制部は、前記バックル部で構成される、あるいは前記第2規制部より前記バックル部の側に配置され、
    前記第2規制部に、前記第2交差方向に対して前記長尺体側に変形可能な節部が設けられた
    固定バンド。
  2. 前記第1規制部の延伸方向の長さが、
    前記第2規制部の延伸方向の長さよりも長く,且つ複数の前記長尺体を偏らずにまとめた長尺体束の断面直径より長く形成された
    請求項1に記載の固定バンド。
  3. 前記第2規制部の延伸方向の長さが、
    前記第1規制部の延伸方向の長さよりも長く、且つ複数の前記長尺体を偏らずにまとめた長尺体束の断面直径より長く形成された
    請求項1に記載の固定バンド。
  4. 前記第2規制部は、前記第1規制部に対して、前記第2交差方向に向かって可動可能に構成された
    請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の固定バンド。
  5. 前記第1規制部と前記第2規制部とは、前記第2規制部を前記第1規制部に対して前記第2交差方向に向かって可動可能に連結する連結部が設けられた
    請求項4に記載の固定バンド。
  6. 巻き回し状態の前記バンド部における、前記第1規制部と対向する位置に配置され、前記長手方向に対して交差する第3交差方向に延びるとともに、前記第1規制部と対向する対向規制部が設けられた
    請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載の固定バンド。
  7. 前記第1規制部を挟んで前記第2規制部と対向する位置に、前記第2交差方向に延びる第3規制部が設けられ、
    前記第3規制部は、前記第2規制部より短く形成された
    請求項1乃至請求項6のうちいずれかに記載の固定バンド。
  8. 請求項1乃至請求項7のうちいずれかに記載の固定バンドと、
    前記バックル部に設けられ、取付箇所に設けた取付孔に挿入して固定する挿入固定部とが備えられた
    扁平バンドクランプ。
  9. 前記挿入固定部は、前記バックル部に一体構成された
    請求項8に記載の扁平バンドクランプ。
  10. 前記挿入固定部は、前記バックル部に対して脱着可能に構成された
    請求項8に記載の扁平バンドクランプ。
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