JP7614497B2 - 乗り物用シート - Google Patents
乗り物用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP7614497B2 JP7614497B2 JP2021058093A JP2021058093A JP7614497B2 JP 7614497 B2 JP7614497 B2 JP 7614497B2 JP 2021058093 A JP2021058093 A JP 2021058093A JP 2021058093 A JP2021058093 A JP 2021058093A JP 7614497 B2 JP7614497 B2 JP 7614497B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- movable body
- seat back
- movable
- occupant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims 11
- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims 2
- 210000004705 lumbosacral region Anatomy 0.000 claims 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
当該可動体を備えていることで、着座者の体格や嗜好に応じて車両用シートのホールド性を高めることができる。
例えば、車両用シートが、シート本体の中央部を着座者側へ突出させるための可動体(ランバサポート部材)と、シート本体のサイド部を着座者側へ突出させるための第2可動体(サイドサポート部材)とを備え、これら可動体がシート幅方向に並んで配置されている場合には、これら可動体の動作に伴ってシート本体の表面に複数の方向から力が加わってしまい、シワやダブつきが生じ易くなる虞があった。
また、本発明の他の目的は、シート本体の中央部とサイド部の境界部分(表皮吊り込み溝に相当する部分)において表皮材のシワやダブつきが生じることを抑制することが可能な乗り物用シートを提供することにある。
上記構成により、シート本体の表面にシワやダブつきが生じてしまうことを抑制することが可能な乗り物用シートを実現することができる。
具体的には、可動体がシート本体の中央部を着座者側に最も突出させたときに、第2可動体の着座者側とは反対側の端部が、シート本体の中央部の着座面よりも着座者側に配置されている。そのため、可動体と第2可動体がシート幅方向において異なる位置に配置され、かつ、突出方向において異なる位置に配置されることになる。その結果、これら可動体が同時に可動した場合であっても、シート本体の表面にそれぞれ加わる力の向きや位置を異ならせることができる。従って、シート本体の表面にシワやダブつきが生じることを抑制することができる。
また上記のようにクッション変形抑制部を備えることで、シートバックの所定部位においてクッション材の変形を抑制し、シートバックの表皮材にシワやダブつきが生じることを抑制できる。
特に、第2可動体がシート本体のサイド部を着座者側へ突出させるとき、シート本体の中央部とサイド部の境界部分(表皮吊り込み溝に相当する部分)において表皮材にシワやダブつきが顕著に生じることが分かっている。そのため、当該境界部分において表皮材にシワやダブつきが生じないように対策できる。
上記構成により、第2可動体(サイドサポート部材)とショルダサポート部材の干渉を抑制しながら、これらサポート部材を動作させることができる。
また、前記第2可動体は、流体が封入されることで膨出する複数の袋体を有し、前記複数の袋体は、シート前後方向において異なる位置に配置され、前記可動体が前記シートバックの中央部を前記着座者側に最も突出させたときに、前記シートバックの中央部の着座面よりもシート前方側に配置されていると良い。
また、前記第2可動体は、流体が封入されることで膨出する複数の袋体を有し、前記複数の袋体は、シート前後方向において異なる位置に配置され、前記複数の袋体のうち、最もシート前方側に位置する第1袋体が、その他の袋体よりも最も容量が小さく構成されていると良い。
上記構成により、位置及び大きさの異なる複数の袋体を膨出させることで、第2可動体によるシートバックの突出向きや突出量を調整することができる。
また上記構成により、シートバックのサイド部の突出向きや突出量を調整することで、シートバックの表皮材にシワやダブつきが生じることを抑制することができる。
また、前記ベース部材は、前記バックサイドフレームの前面に取り付けられ、前記バックサイドフレームの前面に沿ってシート幅方向に延びていると良い。
上記構成により、第2可動体がバックサイドフレームに好適に支持される。その結果、第2可動体の可動動作(複数の袋体の膨出展開)を安定させることができる。また、第2可動体の可動動作が安定することで、シートバックの表皮材にシワやダブつきが生じることを抑制するように調整することもできる。
上記のように回動部材を備えていることで、第2可動体の可動動作を一層安定させることができる。
また、前記クッション変形抑制部は、前記第2可動体のシート幅方向の内側端部よりもシート幅方向の内側に配置されていると良い。
上記構成により、第2可動体(サイドサポート部材)とショルダサポート部材の干渉を抑制しながら、これらサポート部材を動作させることができる。
具体的には、複数の可動体が同時に可動した場合であっても、シート本体の表面にそれぞれ加わる力の向きや位置を異ならせることができる。従って、シート本体の表面にシワやダブつきが生じることを抑制できる。
また本発明によれば、シートバックの表皮材にシワやダブつきが生じることを抑制できる。特に、シート本体の中央部とサイド部の境界部分(表皮吊り込み溝に相当する部分)において表皮材のシワやダブつきが生じることを抑制できる。
また本発明によれば、位置及び大きさの異なる複数の袋体を膨出させることで、第2可動体によるシートバックの突出向きや突出量を調整することができる。その結果、シートバックの表皮材にシワやダブつきが生じることを抑制できる。
また本発明によれば、第2可動体の可動動作(複数の袋体の膨出展開)を安定させることができる。その結果、シートバックの表皮材にシワやダブつきが生じることを抑制するように調整できる。
また本発明によれば、第2可動体の可動動作を一層安定させることができる。
また本発明によれば、シートバックの所定部位においてクッション材の変形を抑制し、シートバックの表皮材にシワやダブつきが生じることを抑制できる。特に、シート本体の中央部とサイド部の境界部分(表皮吊り込み溝に相当する部分)において表皮材にシワやダブつきが生じないように対策することができる。
また本発明によれば、第2可動体(サイドサポート部材)とショルダサポート部材の干渉を抑制しながら、これらサポート部材を動作させることができる。
本実施形態は、シート本体と、シート本体の内部に取り付けられ、シート本体のシート幅方向の中央部を着座者側(シート前方側)へ突出させるために可動する可動体と、シート本体の内部において可動体よりもシート幅方向の外側位置に取り付けられ、シート本体のサイド部を着座者側へ突出させるために可動する第2可動体とを備えており、可動体がシート本体の中央部を最も突出させたときに、第2可動体の着座者側とは反対側の端部が、シート本体の中央部の着座面よりも着座者側に配置されていることを主な特徴とする乗り物用シートの発明に関するものである。
なお、乗り物用シートのシートバックに対して着座者が着座する側がシート前方側となる。
シートクッション1は、シート幅方向の中央部分にある中央部1Aと、中央部1Aのシート幅方向の外側にある左右のサイド部1B(サイドボルスター部)と、から構成されている。
クッション材1aは、発泡ウレタン等からなるパッド部材である。
クッション材1aの表面上には、中央部1Aと左右のサイド部1Bを区分けするようにシート前後方向に延びている左右の表皮吊り込み溝1aaが形成されている。
シートバック2は、シート幅方向の中央部分にある中央部2Aと、中央部2Aのシート幅方向の外側にある左右のサイド部2B(サイドボルスター部)と、から構成されている。
クッション材2aの表面上には、中央部2Aと左右のサイド部2Bを区分けするように上下方向に延びている左右の表皮吊り込み溝2aaが形成されている。
なお、バックフレーム20の上部には、ヘッドレスト3の本体を支持するピラー3cを取り付けるためのピラー取り付け部材26が組み付けられている。
なお、クッションサイドフレーム11の後方部分にはリクライニング装置4が取り付けられており、その下方部分にはハイトリンク装置5を介してレール装置6が取り付けられている。
なお、バックフレーム20は、上部フレーム22のシート幅方向の中央部分に取り付けられ、ヘッドレスト3のピラー3cを取り付けるためのピラー取り付け部材26をさらに備えている。
上記構成においてバックフレーム20は、クッションフレーム10に対して相対回動することが可能となっている。
また、図2、図3に示すように、左右のバックサイドフレーム21の下方部分の前面には、左右の第2可動体40が取り付けられている。
具体的には、可動体30は、着座者の腰部を支持するランバサポート部材であって、シートバック2の下方部分の中央部2Aにおいてクッション材2aと支持プレート25の間に配置されている。そして、中央部2A(クッション材2a)を着座者側へ突出させるために可動する部材である。
可動体30は、折り畳まれた状態で支持プレート25の前面に取り付けられている。
袋体32は、折り畳まれた状態から圧縮空気が封入されることでシート前方側に膨出することができる。
具体的には、第2可動体40は、着座者を側方から支持するサイドサポート部材であって、シートバック2の下方部分のサイド部2Bにおいてクッション材2aとバックサイドフレーム21の間に配置されている。そして、サイド部2B(クッション材2a)を着座者側(シート前方側かつシート幅方向の内側)へ突出させるために可動する部材である。
第2可動体40は、折り畳まれた状態でバックサイドフレーム21の前面に取り付けられている。
回動軸42は、ベース部材41の前面のうち、シート幅方向の内側端部に取り付けられている。
回動部材43は、ベース部材41に対してシート前後方向に回動可能に取り付けられており、シート前方に向かって回動することでシートバック2のサイド部2Bをシート前方側へ突出させる(押し出す)ことができる。
なお、回動部材43は、シート前方にやや湾曲した湾曲形状を有するプレート体となっている。そのため、回動部材43とクッション材2aの接触面積が幾分小さくなって、回動部材43の押し出し力がクッション材2aに効率良く伝わることになる。
なお、回動部材43は、シートバック2が通常位置のときには、ベース部材41側に寄らせた位置に配置されている。不図示の付勢バネ(付勢部材)によってベース部材41側に付勢された状態となっていても良い。
詳しく述べると、複数の袋体44は、3つの袋体から構成され、複数の袋体44のうち、最もシート前方側に位置する第1袋体44aが、その他の袋体よりも容量が最も小さく構成されている。そして、第2袋体44bの容量が最も大きく構成されており、第3袋体44cの容量が中程度となっている。
上記構成により、位置及び大きさの異なる複数の袋体44を膨出させることで、シートバック2(サイド部2B)の突出向きや突出量を調整することができる。
また、シートバック2のサイド部2Bの突出向きや突出量を調整することで、シートバック2の表皮材2bにシワやダブつきが生じることを抑制できる。
作動装置50は、バックサイドフレーム21の外側面に取り付けられた空気制御ユニット51と、クッションフレーム10(パンフレーム12)の裏面に取り付けられ、圧縮空気を供給(給気)及び排出(排気)するための空気ポンプ52と、空気ポンプ52及び可動体30(第2可動体40)を接続する空気配管53と、から主に構成されている。
そうすることで、着座者の体格に応じて可動体30、第2可動体40の可動範囲を調整することができる。
言い換えれば、複数の袋体44が、シートバック2の中央部2Aの着座面よりもシート前方側に配置されている。
そのため、シートバック2の表皮材2bにシワやダブつきが生じてしまうことを抑制することができる。
詳しく説明すると、可動体30と第2可動体40が、シート幅方向において異なる位置に配置され、かつ、シート前後方向において異なる位置に配置されることになる。その結果、これら可動体30、40が同時に可動した場合であっても、シートバック2の表皮材2bにそれぞれ加わる力の向きや位置を異ならせることができる。従って、シートバック2の表皮材2bにシワやダブつきが生じることを抑制することができる。
第2可動体40は、シートバック2のサイド部2Bを、図5Aに示す「通常位置」から図5Bに示す「突出位置」へ移動させるために可動する(膨出する)ことができる。
第2可動体40は、シート前後方向においてバックフレーム20と表皮材2bの間に配置されている。具体的には、バックサイドフレーム21の前面に取り付けられており、クッション材2aの裏面に配置されている。
具体的には、作動装置50から圧縮空気の供給を受けることで、折り畳まれた状態の袋体44がシート前方へ膨出展開し、回動部材43をシート前方に向かって押し出すことで、サイド部2Bがシート前方へ移動する。その結果、サイド部2Bが「突出位置」に移動する。
なお、作動装置50によって袋体44の内部にある圧縮空気が排出されることで、膨らんだ状態の袋体44が収縮し、サイド部2Bがシート後方へ下がる。その結果、シートバック2のサイド部が「突出位置」から「通常位置」に戻る。
そうすることで、着座者の着座フィーリングを高めることができる。
次に、「第2可動体」の変形例1、2について、図6、図7に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物用シートSと重複する内容については説明を省略する。
複数の袋体44は、ベース部材41によって支持されており、折り畳まれた状態から圧縮空気が封入されることでシート前方側に膨出することができる。
なお、複数の袋体44は、ベース部材41の前面のうち、シート幅方向の内側端部に設けられた取り付け部材45によってベース部材41に取り付けられている。
具体的には、作動装置50から圧縮空気の供給を受けることで、折り畳まれた状態の袋体44がシート前方へ膨出展開し、サイド部2Bを直接シート前方へ押し出す。その結果、シートバック2のサイド部2Bが「突出位置」に移動する。
なお、「表皮吊り込み溝2aaの周辺」とは、厳密には、表皮吊り込み溝2aaよりもシート幅方向の外側の位置である。
クッション変形抑制部46は、クッション材2aの裏面に取り付けられた樹脂プレートであって、第2可動体40の後端部よりもシート後方位置に配置され、かつ、第2可動体40のシート幅方向の内側端部よりもシート幅方向の内側に配置されている。
そのため、シートバック2の表皮材2bにシワやダブつきが生じることを抑制できる。特に、シートバック2の中央部2Aとサイド部2Bの境界部分(表皮吊り込み溝2aaに相当する部分)において表皮材2bのシワやダブつきが生じることを抑制できる。
なお、クッション変形抑制部46が、樹脂プレートの代わりに不織布等の布状部材であっても良い。
図7は、第2可動体40(袋体44)がシート前方へ突出し、シートバック2のサイド部2Bが「通常位置」から「突出位置」に移動した状態を示す図である。
クッション変形抑制部46は、クッション材2aの裏面に設けられたクッション肉厚部であって、第2可動体40よりもシート後方位置に配置され、かつ、第2可動体40よりもシート幅方向の内側に配置されている。
そのため、シートバック2の中央部2Aとサイド部2Bの境界部分(表皮吊り込み溝2aaに相当する部分)において表皮材2bのシワやダブつきが生じることを抑制することができる。
なお、クッション変形抑制部46が、クッション肉厚部の代わりに硬度の高い部分(クッション高硬度部)として形成されていても良い。
次に、第2実施形態の乗り物用シートS2について、図8、図9に基づいて説明する。
なお、上述の乗り物用シートSと重複する内容については説明を省略する。
乗り物用シートS2は、シート本体と、可動体130(ランバサポート部材)と、第2可動体140(サイドサポート部材)と、作動装置150(流体供給装置)と、シートバック2の上方部分を通常位置よりも着座者側へ突出させるために可動する第3可動体160(ショルダサポート部材)と、第3可動体160を駆動する駆動装置170と、を備えている。
具体的には、第3可動体160は、バックフレーム120の上方部分に配置される可動本体部161と、可動本体部161及びバックフレーム120を接続し、バックフレーム120に対して可動本体部161とともに回動可能に取り付けられる回動軸162と、を備えている。
駆動装置170は、バックサイドフレーム121の裏面に固定され、回動軸162を回動させるために駆動するアクチュエータである。
上記構成により、駆動装置170を駆動することで、第3可動体160が、バックフレーム120に対してシート前後方向に回動することができる。
言い換えれば、第2可動体140が、第3可動体160の回動軸162よりもシート前方側に配置されている。
そのため、第2可動体140(サイドサポート部材)と第3可動体160(ショルダサポート部材)の干渉を抑制しながら、これらサポート部材140、160を安定して動作させることができる。
上記実施形態では、図1に示すように、可動体30、40が、シートバック2に取り付けられているが、特に限定されることなく、シートクッション1に取り付けられていても良い。
例えば、「可動体」及び「作動装置」が、機械的機構によって構成されていても良い。具体的には、「可動部材」がリンク機構やヒンジ機構等によって可動するように構成され、「作動装置」がモータ式や油圧式の駆動装置等によって構成されていても良い。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
Sa シートフレーム
1 シートクッション
1A、2A 中央部
1B、2B、102B、202B サイド部
1a、2a、3a クッション材
1aa、2aa 表皮吊り込み溝
1b、2b、3b 表皮材
2、102、202 シートバック
3 ヘッドレスト
3c ピラー
4 リクライニング装置
5 ハイトリンク装置
6 レール装置
10 クッションフレーム
11 クッションサイドフレーム
12 パンフレーム
13 後方連結フレーム
14 弾性バネ(弾性支持部材)
20、120 バックフレーム
21、121 バックサイドフレーム
22 上部フレーム(連結フレーム)
23 下部フレーム
24 ワイヤ部材
25 支持プレート
26 ピラー取り付け部材
30、130 可動体(ランバサポート部材)
31 ベース部材
32 袋体
40、140 第2可動体(サイドサポート部材)
41 ベース部材
42 回動軸
43 回動部材
44 袋体
44a~44c 第1袋体~第3袋体
45 取り付け部材
46 クッション変形抑制部
50、150 作動装置(流体供給装置)
51 空気制御ユニット
52 空気ポンプ
53 空気配管
160 第3可動体(ショルダサポート部材)
161 可動本体部
162 回動軸
170 駆動装置
Claims (10)
- シートバックと、
前記シートバックの内部に取り付けられ、前記シートバックのシート幅方向の中央部を通常位置よりも着座者側へ突出させるために可動する可動体と、
前記シートバックの内部において前記可動体よりもシート幅方向の外側位置に取り付けられ、前記シートバックのサイド部を通常位置よりも前記着座者側へ突出させるために可動する第2可動体と、を備え、
前記シートバックは、クッション材と、前記クッション材を被覆する表皮材と、を有し、
前記可動体、前記第2可動体は、それぞれ前記クッション材の裏面に設けられ、
前記クッション材の表面には、前記表皮材の端末を吊りこむ表皮吊り込み溝が形成され、
前記表皮吊り込み溝は、前記シートバックにおいて前記中央部と前記サイド部を区画する位置に設けられ、上下方向に延びており、
前記クッション材の裏面において前記表皮吊り込み溝に対応する部分には、前記表皮吊り込み溝の周辺において前記クッション材の変形を抑制するためのクッション変形抑制部が形成されることを特徴とする乗り物用シート。 - シートバックと、
前記シートバックの内部に取り付けられ、前記シートバックのシート幅方向の中央部を通常位置よりも着座者側へ突出させるために可動する可動体と、
前記シートバックの内部において前記可動体よりもシート幅方向の外側位置に取り付けられ、前記シートバックの一部を通常位置よりも前記着座者側へ突出させるために可動する第2可動体と、を備え、
前記可動体は、前記シートバックの下方部分に取り付けられ、前記着座者の腰部を支持するランバサポート部材であって、
前記第2可動体は、前記シートバックのサイド部に取り付けられ、前記着座者を側方から支持するサイドサポート部材であって、
前記シートバックの内部において前記シートバックの上方部分に取り付けられ、前記着座者の肩部を支持するショルダサポート部材をさらに備え、
前記ショルダサポート部材は、骨格となるバックフレームに対して回動軸を介してシート前後方向に回動可能に取り付けられ、
前記第2可動体が、前記ショルダサポート部材の前記回動軸よりも前記着座者側に配置されていることを特徴とする乗り物用シート。 - 前記シートバックは、クッション材に表皮材を被覆して構成され、
前記可動体は、前記シートバックのシート幅方向の中央部において前記クッション材の裏面に設けられ、前記シートバックの中央部を突出させるために可動し、
前記第2可動体は、前記シートバックのサイド部において前記クッション材の裏面に設けられ、前記シートバックのサイド部を突出させるために可動することを特徴とする請求項1又は2に記載の乗り物用シート。 - 前記第2可動体は、流体が封入されることで膨出する複数の袋体を有し、
前記複数の袋体は、
シート前後方向において異なる位置に配置され、
前記可動体が前記シートバックの中央部を前記着座者側に最も突出させたときに、前記シートバックの中央部の着座面よりもシート前方側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の乗り物用シート。 - 前記第2可動体は、流体が封入されることで膨出する複数の袋体を有し、
前記複数の袋体は、シート前後方向において異なる位置に配置され、
前記複数の袋体のうち、最もシート前方側に位置する第1袋体が、その他の袋体よりも最も容量が小さく構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の乗り物用シート。 - 前記シートバックは、骨格となるバックフレームを備え、
前記バックフレームは、シート幅方向の左右側方に配置され、上下方向に延びているバックサイドフレームを有し、
前記第2可動体は、
前記バックサイドフレームに支持されるベース部材と、
前記ベース部材よりもシート前方位置に配置され、前記ベース部材に支持される前記複数の袋体と、を有し、
前記複数の袋体が膨出することで前記サイド部をシート前方側に突出させることを特徴とする請求項4又は5に記載の乗り物用シート。 - 前記ベース部材は、前記バックサイドフレームの前面に取り付けられ、前記バックサイドフレームの前面に沿ってシート幅方向に延びていることを特徴とする請求項6に記載の乗り物用シート。
- 前記第2可動体は、前記ベース部材よりもシート前方位置に配置され、前記ベース部材に対して回動軸を介して回動可能となるように取り付けられる回動部材を有し、
前記複数の袋体は、前記ベース部材及び前記回動部材の間に配置され、
前記回動部材は、前記複数の袋体が膨出することで、前記サイド部をシート前方側に突出させるように回動することを特徴とする請求項6又は7に記載の乗り物用シート。 - 前記クッション変形抑制部は、前記第2可動体の後端部よりもシート後方位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
- 前記クッション変形抑制部は、前記第2可動体のシート幅方向の内側端部よりもシート幅方向の内側に配置されていることを特徴とする請求項1又は9に記載の乗り物用シート。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US202063085211P | 2020-09-30 | 2020-09-30 | |
US63/085,211 | 2020-09-30 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2024229145A Division JP2025041888A (ja) | 2020-09-30 | 2024-12-25 | 乗り物用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022058117A JP2022058117A (ja) | 2022-04-11 |
JP7614497B2 true JP7614497B2 (ja) | 2025-01-16 |
Family
ID=81110817
Family Applications (5)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021058095A Active JP7614499B2 (ja) | 2020-09-30 | 2021-03-30 | 乗り物用シート |
JP2021058093A Active JP7614497B2 (ja) | 2020-09-30 | 2021-03-30 | 乗り物用シート |
JP2021058094A Active JP7614498B2 (ja) | 2020-09-30 | 2021-03-30 | 乗り物用シート |
JP2021058096A Active JP7583272B2 (ja) | 2020-09-30 | 2021-03-30 | 乗り物用シート |
JP2024191022A Pending JP2025014040A (ja) | 2020-09-30 | 2024-10-30 | 乗り物用シート |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021058095A Active JP7614499B2 (ja) | 2020-09-30 | 2021-03-30 | 乗り物用シート |
Family Applications After (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021058094A Active JP7614498B2 (ja) | 2020-09-30 | 2021-03-30 | 乗り物用シート |
JP2021058096A Active JP7583272B2 (ja) | 2020-09-30 | 2021-03-30 | 乗り物用シート |
JP2024191022A Pending JP2025014040A (ja) | 2020-09-30 | 2024-10-30 | 乗り物用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (5) | JP7614499B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023149507A (ja) | 2022-03-31 | 2023-10-13 | 東洋電装株式会社 | ウィンカスイッチ |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008541896A (ja) | 2005-05-31 | 2008-11-27 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 背もたれ幅調節式シートエアバッグ一体型車両シート |
JP2013129245A (ja) | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Ts Tech Co Ltd | 乗物用シート |
JP2014148235A (ja) | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Toyota Motor Corp | 車両用シート |
US20180056836A1 (en) | 2016-08-25 | 2018-03-01 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
JP2018034730A (ja) | 2016-09-01 | 2018-03-08 | アイシン精機株式会社 | 車両用シート装置 |
JP2018176942A (ja) | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 株式会社デンソー | 車両用シート |
JP2020093589A (ja) | 2018-12-10 | 2020-06-18 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6918634B2 (en) | 2003-07-22 | 2005-07-19 | Henderson's Industries Pty Ltd | Lumbar support |
US6749256B1 (en) | 2003-09-08 | 2004-06-15 | Lear Corporation | Vehicle seat having a movable head restraint |
DE202005013621U1 (de) | 2005-08-30 | 2007-01-11 | Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg | Betätigungselement für eine Zugseil getriebene Vorrichtung sowie Lordosenstütze |
JP5087975B2 (ja) | 2007-04-06 | 2012-12-05 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シート |
US7874616B2 (en) | 2008-09-18 | 2011-01-25 | Lear Corporation | Horizontal lumbar suspension for vehicle seats |
JP2012224296A (ja) | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
US8884229B2 (en) | 2012-02-22 | 2014-11-11 | Excelitas Technologies Singapore Pte. Ltd. | Passive infrared range finding proximity detector |
JP2013189149A (ja) | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Ts Tech Co Ltd | 乗物用シート |
CN107264364B (zh) | 2012-11-28 | 2019-06-21 | 提爱思科技股份有限公司 | 车用座椅 |
JP6114245B2 (ja) | 2013-09-18 | 2017-04-12 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
JP2015198683A (ja) | 2014-04-04 | 2015-11-12 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2015202794A (ja) | 2014-04-15 | 2015-11-16 | トヨタ紡織株式会社 | 空気袋 |
WO2015178359A1 (ja) | 2014-05-19 | 2015-11-26 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
JP6265102B2 (ja) | 2014-10-22 | 2018-01-24 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
JP2017206211A (ja) | 2016-05-20 | 2017-11-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用シート調整装置 |
JP2018034803A (ja) | 2017-12-07 | 2018-03-08 | テイ・エス テック株式会社 | 乗物用シート |
-
2021
- 2021-03-30 JP JP2021058095A patent/JP7614499B2/ja active Active
- 2021-03-30 JP JP2021058093A patent/JP7614497B2/ja active Active
- 2021-03-30 JP JP2021058094A patent/JP7614498B2/ja active Active
- 2021-03-30 JP JP2021058096A patent/JP7583272B2/ja active Active
-
2024
- 2024-10-30 JP JP2024191022A patent/JP2025014040A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008541896A (ja) | 2005-05-31 | 2008-11-27 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 背もたれ幅調節式シートエアバッグ一体型車両シート |
JP2013129245A (ja) | 2011-12-20 | 2013-07-04 | Ts Tech Co Ltd | 乗物用シート |
JP2014148235A (ja) | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Toyota Motor Corp | 車両用シート |
US20180056836A1 (en) | 2016-08-25 | 2018-03-01 | Ts Tech Co., Ltd. | Vehicle seat |
JP2018034730A (ja) | 2016-09-01 | 2018-03-08 | アイシン精機株式会社 | 車両用シート装置 |
JP2018176942A (ja) | 2017-04-11 | 2018-11-15 | 株式会社デンソー | 車両用シート |
JP2020093589A (ja) | 2018-12-10 | 2020-06-18 | テイ・エス テック株式会社 | 車両用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7583272B2 (ja) | 2024-11-14 |
JP2025014040A (ja) | 2025-01-28 |
JP7614498B2 (ja) | 2025-01-16 |
JP2022058118A (ja) | 2022-04-11 |
JP2022058117A (ja) | 2022-04-11 |
JP2022058120A (ja) | 2022-04-11 |
JP7614499B2 (ja) | 2025-01-16 |
JP2022058119A (ja) | 2022-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5892138B2 (ja) | ショルダサポートアジャスタ及び車両用シート | |
CN110539675B (zh) | 头枕以及车辆用座椅 | |
EP3275724B1 (en) | Variable-shape seat back for a vehicle seat | |
JP6583021B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP6546145B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2016203789A (ja) | 車両用アームレスト | |
JP2023063393A5 (ja) | シートフレーム及び乗物用シート | |
JP2025014040A (ja) | 乗り物用シート | |
WO2019035394A1 (ja) | 乗物用シート | |
JP2025041888A (ja) | 乗り物用シート | |
JP4259218B2 (ja) | 格納シート | |
JP7266069B2 (ja) | シート用サポート駆動部及びこれを含むサポートアセンブリ | |
JP7055736B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5087960B2 (ja) | ヘッドレスト | |
JP7481615B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2007126029A (ja) | 車両の側面衝突用乗員保護装置 | |
JP2003025891A (ja) | 車両用シート | |
JP2710406B2 (ja) | 自動二輪車のシート装置 | |
JP2014037205A (ja) | 車両用シート | |
JP2624096B2 (ja) | シート装置 | |
JP7598016B2 (ja) | 乗物用シート | |
KR101090122B1 (ko) | 변형이 가능한 차량용 시트 | |
JP4742739B2 (ja) | 車両用シート | |
JP2024102702A (ja) | 車両用シート | |
JP6990621B2 (ja) | 乗物用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240917 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20241111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20241126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20241209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7614497 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |