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JP7499512B2 - 歩行型作業機 - Google Patents

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JP7499512B2
JP7499512B2 JP2021042257A JP2021042257A JP7499512B2 JP 7499512 B2 JP7499512 B2 JP 7499512B2 JP 2021042257 A JP2021042257 A JP 2021042257A JP 2021042257 A JP2021042257 A JP 2021042257A JP 7499512 B2 JP7499512 B2 JP 7499512B2
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豊 菊池
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Description

本発明は、歩行型作業機に関する。
作業者が車体の前進方向後方に設けられたハンドル杆を把持した状態で随行しながら、車体に設けられた作業部により作業を実施する歩行型作業機が知られている。作業者が歩行型作業機の方向転換(挟所での旋回又は切り返しなど)、畝合わせ、又は倉庫からの出し入れなどを行うために歩行型作業機を後進させるときがある。従来、歩行型作業機の後進時に、作業者が背後の障害物とハンドル杆との間に挟まれて圧迫されるのを抑制するための安全装置が知られている。例えば、ハンドル杆の後端よりも後方へ突出させた挾圧杆と、デッドマンクラッチを「入」状態に保持する保持手段とを設けるとともに、挾圧杆を前後移動可能にすることで、挾圧杆の前方移動によって保持手段の保持を解除できる構成が知られている(例えば特許文献1)。
特開2005-88769号公報
特許文献1に開示された技術では、挾圧杆が押されてデッドマンクラッチを「切」にすることができるのは、作業者がデッドマンクラッチから手を放している場合に限定される。したがって、作業者がデッドマンクラッチを握った状態で背後の障害物とハンドル杆との間に挟まれたり、作業者の身体がデッドマンクラッチの動きを規制したりしてしまうと、デッドマンクラッチを「切」にすることができず、作業者が挟圧され続けてしまう。
そこで、本発明は、作業者に対するハンドル杆による挟圧を抑制することが可能な歩行型作業機を提供することを目的とする。
本発明の歩行型作業機は、所定の作業を行う作業部が設けられるとともに、前進方向後方に作業者が把持するハンドル杆が設けられた車体と、前記車体に設けられ、駆動軸周りに回転する一対の車輪と、前記一対の車輪を回転させる動力を出力する駆動部と、前記車体の前記一対の車輪よりも前方に設けられ、前記駆動部が載置された載置部と、前記車体に設けられ、前記駆動部にベルトを介して連結することで前記駆動部の動力を前記駆動軸に伝達するミッションと、を備え、前記車体が前傾して前記載置部が地面に接触した場合に、前記車体に対する前記載置部の姿勢が変化し、該変化に伴って前記ベルトが弛むことで、前記駆動部の動力の前記駆動軸への伝達が遮断される。
本発明の歩行型作業機は、作業者に対するハンドル杆による挟圧を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る歩行型作業機を+Z方向から見た状態を示す図である。 図2は、実施形態に係る歩行型作業機を一方の車輪を外して-Y方向から見た状態を示す図である。 図3(a)及び図3(b)は、テンションプーリー近傍を示す図である。 図4(a)及び図4(b)は、変速レバーの表示板近傍を示す図である。 図5は、変速レバーが「中立」の位置にあるときの接続ワイヤの他端近傍を示す図である。 図6は、変速レバーが「後進」の位置にあるときの接続ワイヤの他端近傍を示す図である。 図7は、変速レバーが「後進」の位置にあり且つクラッチ杆が作業者に握られたときの歩行型作業機を示す図である。 図8は、歩行型作業機の後進時に作業者が背後の障害物とハンドル杆との間に挟まれたときの歩行型作業機を示す図である。 図9は、図8における阻止部近傍を拡大した図である。 図10(a)から図10(c)は、車体が載置部に対して回動するときに、ピンが維持部の溝部間を移動するときの状態を示す図である。 図11(a)は、歩行型作業機の後進時に作業者が背後の障害物とハンドル杆との間に挟まれる前の状態を示す図であり、図11(b)は、挟まれた後の状態を示す図である。 図12は、歩行型作業機の後進時に作業者が背後の障害物とハンドル杆との間に挟まれた後のテンションプーリー近傍を示す図である。
以下、実施形態に係る歩行型作業機100について、図1~図12に基づいて説明する。本実施形態の歩行型作業機100は、例えば歩行型耕うん機(歩行型トラクター)であり、発動機から動力を得て自動走行し、自動走行中に耕うん作業を行うものである。なお、歩行型作業機100は、例えば歩行型田植機又は歩行型草刈機など、歩行型耕うん機以外の場合でもよい。
図1及び図2には、歩行型作業機100の構成が概略的に示されている。図1及び図2では、歩行型作業機100の前進方向を+X方向、後進方向を-X方向、X軸に水平面内で直交する方向(左右方向)をY軸方向、鉛直方向をZ軸方向とする。図1は、歩行型作業機100を+Z方向から見た状態を示している。図2は、歩行型作業機100を、車輪13Aを外して-Y方向から見た状態を示している。
歩行型作業機100は、図1及び図2に示すように、車体10と、車体10の前進方向後方(-X側)に設けられた作業部11と、車体10に設けられ、Y軸方向に延びる駆動軸としての車軸12と、車軸12の両端部に設けられた一対の車輪13A、13Bと、車体10の前進方向前方(+X側)の車輪13A、13Bよりも前方に設けられた載置部14と、載置部14上に載置された発動機15と、発動機15に供給される燃料を貯留する燃料タンク16と、車体10に設けられた変速レバー17と、車体10の-X側に設けられ、作業者が把持するハンドル杆19と、車体10に設けられ、発動機15の動力によって車軸12を回転させるミッション18と、を備える。発動機15は、車輪13A、13Bの回転や、作業部11が有する耕うん爪20を駆動させるための動力を出力する駆動部である。なお、車体10は、発動機15及び燃料タンク16のほか、マフラーなど、車輪13A、13B及び耕うん爪20を駆動させるために必要な装置も保持する。
作業部11は、耕うん爪20を有するロータリ耕うん装置である。耕うん爪20は、発動機15からの動力を得て回転する。作業部11は、作業者がハンドル杆19を上下させることで、車輪13A、13Bを中心に昇降する。作業者は、耕うん作業時は作業部11を下方(-Z方向)に降下させて、耕うん爪20を土中に貫入させた状態で使用する。なお、歩行型作業機100においては、安全のため、後進時は耕うん爪20が動作しないようになっている。あるいは、耕うん爪20が動作しているときは、歩行型作業機100は後進できないようになっている。
載置部14は、車体10に設けられたピン47(後述の図5も参照)により支持されている。載置部14は、阻止部50(後述の図5も参照)がロック状態にあるときには、車体10に対する姿勢を維持するが、阻止部50がアンロック状態にあるときには、ピン47を中心として回動することで車体10に対する姿勢が変更できるようになっている。また、車体10に対する載置部14の姿勢が変更された場合に、変更後の姿勢を維持するための維持部60(後述の図5も参照)が載置部14に設けられている。載置部14上には、発動機15が載置され、ネジなどによって固定されている。発動機15は、動力を外部に出力するための出力軸26と、出力軸26に設けられた出力プーリー27と、を備える。発動機15上には燃料タンク16が固定されている。
変速レバー17は、車輪13A、13Bの回転方向などを切替えるために作業者が操作する切替部であり、ハンドル杆19の近傍に設けられている。作業者は、表示板23に設けられた溝部35(図4(a)及び図4(b)参照)に沿って変速レバー17を操作することで動作モードを変更することができ、歩行型作業機100を前進又は後進させることができる。
ミッション18は、入力軸24と、入力軸24に設けられた入力プーリー25と、を備える。入力プーリー25は、ベルト28を介して発動機15の出力プーリー27に連結する。入力プーリー25がベルト28を介して出力プーリー27に連結することで、ミッション18は発動機15の動力を車軸12に伝達する。
ハンドル杆19は、作業者が把持して歩行型作業機100を操作するためのものである。ハンドル杆19には、クラッチ杆21が設けられている。なお、不図示ではあるが、ハンドル杆19には、ハンドル上下レバーや、エンジンスイッチ、アクセルレバーなども設けられている。
クラッチ杆21は、ハンドル杆19の上側(+Z方向)に配置され、作業者がハンドル杆19と共に把持できるようになっている。クラッチ杆21は、車軸12に発動機15の動力が伝わる伝達状態と発動機15の動力が遮断される遮断状態とを切替えるために作業者が操作する切替部である。クラッチ杆21は、クラッチワイヤ22などを介してテンションプーリー30に接続されている。
[クラッチの接続・切断の切替]
作業者がクラッチ杆21を握る又は放すことで、クラッチが接続又は切断されることについて説明する。図3(a)及び図3(b)には、テンションプーリー30近傍が示されている。図3(a)は、クラッチが切断された状態におけるテンションプーリー30近傍を示し、図3(b)は、クラッチが接続された状態におけるテンションプーリー30近傍を示している。図3(a)及び図3(b)に示すように、クラッチ杆21に接続されたクラッチワイヤ22のインナーワイヤ22a(アウターケーブルに被覆されているインナー部分)は、コイルばね31とテンションアーム32を介してテンションプーリー30に接続されている。作業者がクラッチ杆21を握る前は、クラッチワイヤ22のインナーワイヤ22aは弛んだ状態にあり、図3(a)に示すように、コイルばね31はインナーワイヤ22aに引っ張られず、テンションプーリー30はベルト28に張力(テンション)を掛けない位置にある。これにより、発動機15の出力軸26の回転に伴って出力プーリー27が回転しても、ベルト28は回転せず、出力プーリー27は空回りする。したがって、発動機15から車軸12への動力の伝達は遮断された状態となり、車輪13A、13Bは回転しない。なお、テンションプーリー30の自重のみではベルト28は張らないため、出力プーリー27が回転してもベルト28は回転しない。
一方、作業者がハンドル杆19と共にクラッチ杆21を握ると、クラッチワイヤ22のインナーワイヤ22aが引っ張られることにより、図3(b)に示すように、インナーワイヤ22aはコイルばね31を引っ張る。コイルばね31が引っ張られることで、コイルばね31に接続するテンションアーム32が軸部33(図11(a)も参照)を中心に-Y方向から見て時計回りに回動する(以降において時計回り又は反時計回りの記載は-Y方向から見たときの向きとする)。これにより、テンションプーリー30は、ベルト28に張力(テンション)を掛ける位置に移動する。ベルト28が張ることで、発動機15の出力軸26の回転に伴う出力プーリー27の回転によって、ベルト28は回転し、ミッション18の入力軸24に設けられた入力プーリー25も回転する。ミッション18は、歯車機構(不図示)を有しており、入力軸24が回転することで歯車機構を介して車軸12を回転させる。したがって、発動機15から車軸12へ動力が伝達された状態となり、車輪13A、13Bは回転する。
作業者がクラッチ杆21を握った状態から放すと、クラッチワイヤ22のインナーワイヤ22aは弛んだ状態となるため、図3(b)の状態から図3(a)の状態へと遷移する。このように、作業者は、クラッチ杆21を操作することによって歩行型作業機100の駆動及び停止を制御することができる。
[阻止部によるロック・アンロックの切替]
車体10に対する載置部14の姿勢の変化が阻止部50により禁止又は許容されることについて説明する。図4(a)及び図4(b)には、変速レバー17の表示板23近傍が示されている。図4(a)は、変速レバー17が中立(ニュートラル)の位置にある状態を示し、図4(b)は、後進(リバース)の位置にある状態を示している。図4(a)及び図4(b)に示すように、表示板23は、変速レバー17の下端部近傍(車体10上)に設けられている。変速レバー17は、表示板23に設けられた溝部35に沿って移動可能となっている。作業者は、変速レバー17の位置を「中立」の位置にすることで、車輪13A、13Bを回転させないモードにすることができ、「後進」の位置にすることで、歩行型作業機100を後進させるモードにすることができ、「前進」の位置にすることで、歩行型作業機100を前進させるモードにすることができる。なお、図4(a)及び図4(b)に示すモード以外のモードがあってもよい。
変速レバー17の近傍には、変速レバー17が「中立」の位置から「後進」の位置に移動することに伴って動く移動部材40が設けられている。移動部材40は、変速レバー17が「中立」の位置から「前進」の位置に移動しても動かない。移動部材40には接続ワイヤ41のインナーワイヤ41aの一端が固定されている。接続ワイヤ41のアウターケーブル41bの一端は、固定部材42によって表示板23に固定されている。図4(b)に示すように、変速レバー17が「後進」の位置に移動することによって移動部材40が動き、接続ワイヤ41のインナーワイヤ41aの一端が引っ張られる。詳細は後述するが、変速レバー17が「中立」の位置に戻ることで、図4(a)に示すように、移動部材40も元の位置に戻る。
図5には、変速レバー17が「中立」の位置にあるときの接続ワイヤ41の他端近傍が示されている。図6には、変速レバー17が「後進」の位置にあるときの接続ワイヤ41の他端近傍が示されている。図5及び図6に示すように、接続ワイヤ41のアウターケーブル41bの他端は固定部材43によって載置部14に固定されている。接続ワイヤ41のインナーワイヤ41aの他端は固定部材44によって阻止部50に固定されている。阻止部50は、ピン46によって載置部14に回動可能となって結合されている。阻止部50は、車体10が車軸12に平行なピン47(回動軸)を中心に載置部14に対して回動することを必要に応じて阻止する。固定部材43と固定部材44の間には、インナーワイヤ41aが中心部を通るコイルばね45が設けられている。
変速レバー17が「中立」の位置にあるときは、図5に示すように、阻止部50は維持部60に接するか又は維持部60との間にわずかな隙間が形成される位置にある。この状態では、車体10が載置部14に対してピン47を中心に回動することが阻止される。本実施形態では、この状態を「ロック状態」と呼ぶ。一方、変速レバー17が「後進」の位置に移動すると、図4(b)で説明したように移動部材40が動いて接続ワイヤ41のインナーワイヤ41aの一端が引っ張られるため、図6に示すように、インナーワイヤ41aの他端が阻止部50を引っ張る。これにより、阻止部50は載置部14に対してピン46を中心に反時計回りに回動して、維持部60との間に空隙が形成される。このとき、コイルばね45は収縮する。この状態では、車体10が載置部14に対してピン47を中心に回動することが許容される。本実施形態では、この状態を「アンロック状態」と呼ぶ。
なお、変速レバー17が「後進」の位置から「中立」の位置に戻ると、収縮していたコイルばね45が伸長することで、図6の状態から図5の状態に遷移し、阻止部50は維持部60に接するか又は維持部60との間にわずかな隙間が形成される元の位置に戻る(ロック状態に戻る)。また、コイルばね45が伸長することで、接続ワイヤ41のインナーワイヤ41aの他端(コイルばね45側の端)が引っ張られるため、図4(a)に示したように、移動部材40はインナーワイヤ41aにより引っ張られて元の位置に戻る。
図7には、変速レバー17が「後進」の位置にあり且つクラッチ杆21が作業者に握られたときの歩行型作業機100が示されている。図7は、図2と同様に、歩行型作業機100を、車輪13Aを外して-Y方向から見た状態を示している。図7に示すように、クラッチ杆21が作業者によって握られることで、テンションプーリー30はベルト28に張力を掛ける位置に移動する。また、変速レバー17が「後進」の位置に移動されることで、阻止部50は維持部60との間に空隙が形成されるようにピン46を中心に反時計回りに回動し、ロック状態からアンロック状態に遷移する。
[車体に対する載置部の姿勢の変化]
図8には、歩行型作業機100の後進時に作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれたときの歩行型作業機100が示されている。図8は、図2と同様に、歩行型作業機100を、車輪13Aを外して-Y方向から見た状態を示している。図9には、図8における阻止部50近傍を拡大した図が示されている。図8及び図9に示すように、変速レバー17が「後進」の位置にあることで、阻止部50は、アンロック状態になっている。歩行型作業機100の後進時に作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれた場合、作業者はハンドル杆19によって斜め下側から突き上げられるように背後の障害物との間に挟圧される。このため、歩行型作業機100は前方に傾いた格好となり、載置部14の先端部が地面80に接触するようになる。なお、歩行型作業機100が前方に傾いたときに載置部14の先端部が地面80に接触し易くなるように、載置部14の先端部のZ軸方向の厚みを発動機15が固定されている箇所よりも厚くしてもよい。
このとき、阻止部50はアンロック状態になっているので、車体10は載置部14に対してピン47を中心に回動することができる。このため、作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれてハンドル杆19が作業者の身体によって押されることで、車体10が載置部14に対してピン47を中心に時計回りに回動する。
車体10にはミッション18が設けられているため、載置部14の先端部が地面80に接触した状態で車体10がピン47を中心に載置部14に対して時計回りに回動することで、載置部14上に載置された発動機15の出力軸26(図3(a)及び図3(b)参照)とミッション18の入力軸24(図3(a)及び図3(b)参照)との間隔Hが、図7の場合に比べて狭くなる。このため、ベルト28は弛んだ状態となる。
[車体と載置部の回動後の姿勢維持]
本実施形態においては、上述したように車体10がピン47を中心に載置部14に対して回動すると、車体10と載置部14の姿勢が、維持部60によって維持されるようになっている。以下、維持部60の構成について、図9に基づいて説明する。図9に示すように、維持部60は、板状の部材であり、複数の溝部62が形成されている。維持部60は、載置部14にピン66によって回動可能に結合している。また、維持部60は、維持部60よりも+Z側に位置して載置部14に固定されたコイルばね68によって-Z側に付勢されている。
次に、維持部60の機能について、図10(a)~図10(c)に基づいて説明する。図10(a)から図10(c)には、車体10が載置部14に対して時計回りに回動するときに、車体10に固定されたピン64が維持部60の溝部62間を移動するときの状態が示されている。図10(a)に示すように、作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれる前であって、車体10がピン47を中心に載置部14に対して時計回りに回動する前では、ピン64は維持部60の複数の溝部62のうちの例えば最も+X方向にある溝部62に嵌っている。
作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれて、車体10がピン47を中心に載置部14に対して時計回りに回動し始めると、図10(b)に示すように、ピン64が溝部62の傾斜面に沿って案内され、維持部60がピン66を中心に時計回りに回動してコイルばね68が収縮する。
車体10がピン47を中心に載置部14に対して更に時計回りに回動すると、図10(c)に示すように、ピン64は-X方向の隣の溝部62に嵌り、コイルばね68は伸長する。これにより、車体10がピン47を中心に載置部14に対して時計回りに回動した場合に、車体10と載置部14の姿勢が回動後の姿勢に維持されるようになる。
[案内部によるテンションプーリーの案内]
図2に示すように、発動機15には、車体10に対する載置部14の姿勢が変化した場合に、テンションプーリー30をベルト28に張力を付与する位置から張力の付与が抑制される位置へと案内するための案内部70が設けられている。案内部70は、発動機15に固定された部材である。
次に、案内部70の機能について、図11(a)、図11(b)、及び図12に基づいて説明する。図11(a)には、歩行型作業機100の後進時に作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれる前の状態が示され、図11(b)には、挟まれた後の状態が示されている。図11(a)及び図11(b)では、図の明瞭化のために、入力プーリー25、出力プーリー27、及びベルト28の図示は省略し、テンションプーリー30を二点鎖線で図示している。図12には、歩行型作業機100の後進時に作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれた後のテンションプーリー30近傍が示されている。
図11(a)に示すように、作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれる前は、案内部70の第1面72はXY面に略平行となっていて、第2面74は第1面72から斜め上方に延びている。また、クラッチ杆21が作業者によって握られてクラッチワイヤ22のインナーワイヤ22aが引っ張られることで時計回りに回動したテンションアーム32の先端部は第1面72上にX軸方向に移動可能に載置されている。なお、テンションアーム32の先端部は第1面72に接触している場合に限られず、接触していない場合でもよい。
作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれると、図11(b)に示すように、車体10がピン47を中心に載置部14に対して時計回りに回動することで、テンションアーム32が第2面74に沿って案内されて上昇する。テンションアーム32が第2面74に沿って案内されることで、図12に示すように、テンションアーム32の先端部に設けられたテンションプーリー30は、ベルト28に張力を付与することが抑制される位置に移動する。
以上のように、本実施形態では、後進時(変速レバー17が「後進」の位置にあり、作業者がクラッチ杆21を握ったとき)には、阻止部50がロック状態からアンロック状態になるので、作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれると、車体10が載置部14に対して時計回りに回動する。このとき、図8に示すように、発動機15の出力軸26とミッション18の入力軸24との間隔Hが通常時よりも狭くなるので、ベルト28が弛んだ状態となり、更に、テンションプーリー30は、ベルト28に張力を付与することが抑制される位置に移動する。このように、ベルト28は、弛み、かつ、外側から張力が付与されない状態になるので、発動機15から車軸12への動力の伝達が遮断され、車輪13A、13Bは回転しなくなる。したがって、後進時に作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれたとしても、歩行型作業機100は停止するので、作業者がハンドル杆19によって圧迫されるのを抑制することができる。また、図8の状態になると、維持部60により、図8の状態が維持されるので、作業者が歩行型作業機100を水平な状態に戻しても、歩行型作業機100が再度動き出すことがない。
以上説明したように、本実施形態によれば、車体10が前傾して載置部14が地面80に接触した場合に、車体10に対する載置部14の姿勢が変化し、この変化に伴ってベルト28が弛むことで、発動機15の動力の車軸12への伝達が遮断される。したがって、車体10が前傾したとき、すなわち、作業者がハンドル杆19によって斜め下側から突き上げられるように挟圧されている可能性が高い場合に、作業者がクラッチ杆21を握ったままであったり、作業者の身体がクラッチ杆21の動きを規制し、クラッチ杆21が握られた状態で維持されていたりしても、車輪13A、13Bの回転を停止させることができる。これにより、作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間で挟圧された場合でも、車輪13A、13Bが停止するため、作業者に対する挟圧が抑制され、作業者はその状態から逃げ易くなる。
また、本実施形態では、ベルト28に張力を付与するテンションプーリー30(張力付与部)は、図12に示すように、車体10が前傾して車体10に対する載置部14の姿勢が変化した場合に、ベルト28への張力の付与が抑制される位置に移動する。これにより、ベルト28に張力を付与するテンションプーリー30が設けられている場合でも、車体10が前傾して車体10に対する載置部14の姿勢が変化した場合に、ベルト28をより確実に弛んだ状態にすることができる。よって、発動機15の動力の車軸12への伝達を遮断でき、車輪13A、13Bを停止させることができる。
また、本実施形態では、発動機15の動力が車軸12に伝わる伝達状態となるように作業者がクラッチ杆21(第1切替部)を操作している場合であっても、車体10が前傾して車体10に対する載置部14の姿勢が変化した場合には、テンションプーリー30はベルト28への張力の付与が抑制される位置に移動する。これにより、作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれてクラッチ杆21を放す余裕がない場合であっても、ベルト28を弛んだ状態に確実にすることができ、発動機15の動力の車軸12への伝達を遮断して、車輪13A、13Bを停止させることができる。また、作業者が背後の障害物とハンドル杆19との間に挟まれ、ハンドル杆19が作業者の胸腹部付近を突き上げた場合、作業者がハンドル杆19から手を放してもクラッチ杆21が下がった状態を維持し続けることがある。このような場合であっても、発動機15の動力の車軸12への伝達を遮断して、車輪13A、13Bを停止させることができる。
また、本実施形態では、図12に示すように、車体10が前傾して車体10に対する載置部14の姿勢が変化した場合に、テンションプーリー30をベルト28への張力の付与が抑制される位置に案内する案内部70を備える。案内部70は、テンションプーリー30を先端部に保持するテンションアーム32(アーム部)の先端が案内部70の表面に沿って動くことで、テンションプーリー30をベルト28への張力の付与が抑制される位置に案内する。これにより、テンションプーリー30を容易且つ確実にベルト28への張力の付与が抑制される位置に移動させることができる。なお、上記実施形態では、テンションプーリー30は案内部70によってベルト28への張力の付与が抑制される位置に移動する場合を例に示したが、その他の方法によってベルト28への張力の付与が抑制される位置に移動する場合でもよい。
また、本実施形態では、図5及び図6に示すように、車体10に対する載置部14の姿勢の変化を阻止する阻止部50を備える。阻止部50は、車体10の後進時に、車体10に対する載置部14の姿勢の変化の阻止を解除する。これにより、車体10の前進時に、車体10に対する載置部14の姿勢が意図せずに変化することを抑制でき、車体10を前進させる時の安定性が向上する。
また、本実施形態では、阻止部50は、車体10が後進するように作業者が変速レバー17(第2切替部)を操作することに連動して車体10に対する載置部14の姿勢の変化の阻止を解除する。変速レバー17が「後進」の位置に操作されることで歩行型作業機100は後進可能な状態となることから、変速レバー17が「後進」の位置に操作されることに連動して車体10に対する載置部14の姿勢の変化の阻止を解除することで、車体10の後進時に車体10に対する載置部14の姿勢の変化を可能にすることを確実に実行できる。
また、本実施形態では、図10(a)から図10(c)に示すように、車体10が前傾して車体10に対する載置部14の姿勢が変化した場合に、変化した姿勢を維持する維持部60を備える。これにより、車体10に対する載置部14の姿勢が意図せずに元の状態に戻り、発動機15の動力が意図せずに車軸12に伝達されて車輪13A、13Bが回転し始めることを抑制できる。よって、作業者が背後の障害物とハンドル杆19の間で再び挟圧されることを抑制できる。
また、本実施形態では、図8及び図9で説明したように、車体10が前傾して載置部14が地面80に接触した場合に、車体10がピン47(回動軸)を中心に載置部14に対して時計回りに回動することで、車体10に対する載置部14の姿勢が変化する。これにより、発動機15の出力軸26とミッション18の入力軸24との間隔が狭められるため、ベルト28が弛み、車輪13A、13Bの回転を抑制するため、作業者に対する挟圧が抑制され、作業者はその場から逃げ易くなる。
なお、上記実施形態では、車体10がピン47(回動軸)を中心に載置部14に対して回動することで、車体10に対する載置部14の姿勢が変化する場合を例に示したが、その他の態様によって、車体10に対する載置部14の姿勢が変化する場合でもよい。例えば、車体10が載置部14に対してスライド移動することで、車体10に対する載置部14の姿勢が変化する場合でもよい。
なお、上記実施形態では、車体10に対する載置部14の姿勢が変化した場合に、テンションプーリー30がベルト28への張力の付与が抑制される位置に移動する場合を例に示したが、車体10に対する載置部14の姿勢の変化により、車輪13A、13Bが停止するのに十分にベルト28が弛む場合であれば、テンションプーリー30が移動しない場合でもよい。
以上、本願発明の実施形態について詳述したが、本願発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本願発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 車体
11 作業部
12 車軸(駆動軸)
13A、13B 車輪
14 載置部
15 発動機(駆動部)
16 燃料タンク
17 変速レバー(第2切替部)
18 ミッション
19 ハンドル杆
20 耕うん爪
21 クラッチ杆(第1切替部)
22 クラッチワイヤ
22a インナーワイヤ
23 表示板
24 入力軸
25 入力プーリー
26 出力軸
27 出力プーリー
28 ベルト
30 テンションプーリー(張力付与部)
31 コイルばね
32 テンションアーム(アーム部)
33 軸部
35 溝部
40 移動部材
41 接続ワイヤ
41a インナーワイヤ
41b アウターケーブル
42、43、44 固定部材
45 コイルばね
46 ピン
47 ピン(回動軸)
50 阻止部
60 維持部
62 溝部
64 ピン
66 ピン
68 コイルばね
70 案内部
72 第1面
74 第2面
80 地面
100 歩行型作業機
H 間隔

Claims (8)

  1. 所定の作業を行う作業部が設けられるとともに、前進方向後方に作業者が把持するハンドル杆が設けられた車体と、
    前記車体に設けられ、駆動軸周りに回転する一対の車輪と、
    前記一対の車輪を回転させる動力を出力する駆動部と、
    前記車体の前記一対の車輪よりも前方に設けられ、前記駆動部が載置された載置部と、
    前記車体に設けられ、前記駆動部にベルトを介して連結することで前記駆動部の動力を前記駆動軸に伝達するミッションと、を備え、
    前記車体が前傾して前記載置部が地面に接触した場合に、前記車体に対する前記載置部の姿勢が変化し、該変化に伴って前記ベルトが弛むことで、前記駆動部の動力の前記駆動軸への伝達が遮断される、歩行型作業機。
  2. 前記ベルトに張力を付与する張力付与部を備え、
    前記張力付与部は、前記車体が前傾して前記車体に対する前記載置部の姿勢が変化した場合に、前記ベルトへの張力の付与が抑制される位置に移動する、請求項1に記載の歩行型作業機。
  3. 前記駆動軸に前記駆動部の動力が伝わる伝達状態と前記駆動部の動力が遮断される遮断状態とを切替えるために前記作業者が操作する第1切替部を備え、
    前記張力付与部は、前記作業者が前記伝達状態になるように前記第1切替部を操作することに応じて前記ベルトに張力を付与する位置に移動し、前記車体が前傾して前記車体に対する前記載置部の姿勢が変化した場合には、前記作業者が前記伝達状態になるように前記第1切替部を操作している場合であっても、前記ベルトへの張力の付与が抑制される位置に移動する、請求項2に記載の歩行型作業機。
  4. 前記車体が前傾して前記車体に対する前記載置部の姿勢が変化した場合に、前記張力付与部を前記ベルトへの張力の付与が抑制される位置に案内する案内部を備え、
    前記案内部は、前記張力付与部を先端部に保持するアーム部の前記先端部が前記案内部の表面に沿って動くことで、前記張力付与部を前記ベルトへの張力の付与が抑制される位置に案内する、請求項2または3に記載の歩行型作業機。
  5. 前記車体に対する前記載置部の姿勢の変化を阻止する阻止部を備え、
    前記阻止部は、前記車体の後進時に、前記車体に対する前記載置部の姿勢の変化の阻止を解除する、請求項1から4のいずれか一項に記載の歩行型作業機。
  6. 前記一対の車輪の回転方向を切替えるために前記作業者が操作する第2切替部を備え、
    前記阻止部は、前記車体が後進するように前記作業者が前記第2切替部を操作することに連動して前記車体に対する前記載置部の姿勢の変化の阻止を解除する、請求項5に記載の歩行型作業機。
  7. 前記車体が前傾して前記車体に対する前記載置部の姿勢が変化した場合に、変化した前記姿勢を維持する維持部を備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の歩行型作業機。
  8. 前記車体が前傾して前記載置部が地面に接触した場合に、前記車体が前記駆動軸に平行な回動軸を中心に前記載置部に対して回動することで、前記車体に対する前記載置部の姿勢が変化する、請求項1から7のいずれか一項に記載の歩行型作業機。
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