JP7441646B2 - 千鳥縫いミシン - Google Patents
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Description
そして、従来の縫製では、例えば、一方の被縫製物の端縁部と他方の被縫製物の端縁部の形状が不一致の場合には、作業者が手作業で端縁部と端縁部とを突き合わせて針落ち位置に各被縫製物を送っていた(例えば、特許文献1,2参照)。
二つの被縫製物の端縁部同士を突き合わせて接ぎ合わせ縫製を行う千鳥縫いミシンにおいて、
針落ち位置よりも前記被縫製物の送り方向上流側で、二つの前記被縫製物を個別に縫い針の針振り方向に沿って移動させる横送り機構と、
前記横送り機構よりも前記被縫製物の送り方向上流側となる搬送面上で、前記針振り方向の一方と他方とにそれぞれ配置された二つの前記被縫製物のそれぞれの接ぎ合わせが行われる端縁部の前記針振り方向における位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部の検出に基づいて二つの前記被縫製物の前記端縁部同士が接近又は当接するように前記横送り機構を制御する制御装置とを備え、
前記位置検出部は、二つの前記被縫製物のそれぞれの前記端縁部を跨ぐように、前記針振り方向に沿ったライン状の検出光を照射する光源と、当該光源の照射方向とは異なる方向から二つの前記被縫製物に照射された前記検出光を撮像する撮像部とを有し、
前記搬送面の前記検出光の照射位置において、一方の前記被縫製物の前記端縁部と他方の前記被縫製物の前記端縁部との高低差を形成する高低差形成部を備え、
前記制御装置は、前記検出光が分断された二つの分断光の分断されたそれぞれの端部の前記針振り方向の位置から求まる二つの前記被縫製物の前記端縁部の前記針振り方向における位置同士が接近又は当接するように前記横送り機構を制御することを特徴とする。
前記光源の前記検出光の照射方向と前記撮像部の視線の方向とは、いずれも、前記搬送面に対して垂直であって前記被縫製物の送り方向に平行な平面上のいずれかの方向であることを特徴とする。
前記光源の前記検出光の照射方向は、前記搬送面に対して法線方向であることを特徴とする。
前記光源は、レーザー光源であることを特徴とする。
前記制御装置は、一方の前記被縫製物の前記端縁部と他方の前記被縫製物の前記端縁部との間に隙間が生じているかを判定し、前記隙間がない場合には隙間ができるように二つの前記被縫製物を移動させてから前記被縫製物の前記端縁部同士が接近又は当接するように前記横送り機構を制御することを特徴とする。
さらに、本発明は、高低差形成部により、各被縫製物の端縁部にライン状の検出光が被縫製物の搬送方向に分断された状態で照射されるため、各被縫製物の端縁部同士の間に隙間が生じない場合であっても、適正に各端縁部の針振り方向における位置を検出することができ、より適正に各被縫製物の端縁部の針振り方向における位置を調整することが可能となり、縫い品質の向上を図ることが可能となる。
本発明の実施形態について説明する。図1は本実施形態である千鳥縫いミシン10の主要部の構成を示す側面図、図2は千鳥縫いミシン10の平面図、図3は千鳥縫いミシン10の制御系を示すブロック図である。
なお、千鳥縫いミシン10(以下、単にミシン10という)は、水平面上に置いた状態で、被縫製物C1,C2の送り方向が水平となる。以下の説明では、この被縫製物C1,C2の送り方向をX軸方向、水平であってX軸方向に直交する方向をY軸方向、鉛直上下方向をZ軸方向とする。
また、X軸方向であって被縫製物C1,C2の送り方向下流側を「前」、上流側を「後」とし、Y軸方向であって前を向いた状態で左手側を「左」、右手側を「右」とし、Z軸方向の一方を「上」、他方を「下」とする。
図4は被縫製物C1と被縫製物C2の一例を示す平面図である。ここでは、被縫製物C1,C2は、いずれも、後述する高低差形成部H1が形成する被縫製物C1,C2間の高低差よりも厚みがあり、弾性的な柔軟性を有するシート材料を例示する。なお、これは例示であって、薄い他の素材のシート材料の接ぎ合わせ縫製を行うことも可能である。
上記被縫製物C1,C2に対して、ミシン10は、端縁部C11,C21同士を隙間ができないように突き合わせて針落ち位置に送り込み、双方の端縁部C11,C21に縫い目が渡るように千鳥縫いを施して接ぎ合わせ縫製を行う。
なお、図5は、端縁部C11,C21に対して三針ずつ交互に針落ちを行ういわゆる四点千鳥縫いの縫い目を例示しているが、端縁部C11,C21に対して一針ずつ交互に針落ちを行ういわゆる二点千鳥縫いの縫い目を形成しても良い。
図1~図3に示すように、千鳥縫いミシン10は、針落ち位置Fにおいて縫い針11を上下動させる針上下動機構と、Y軸方向に沿って縫い針11の針振りを行う針振り機構と、縫い針11の針落ち位置において送り歯21によって所定の送りピッチで被縫製物C1,C2の送りを行う送り機構と、送り歯21の下側で縫い針11に通された上糸に下糸を絡める釜機構と、針落ち位置Fの後方(送り方向上流側)でY軸方向に沿って並んで配置された被縫製物C1,C2のそれぞれにY軸方向の移動動作を付与する横送り機構30と、横送り機構30の後方(送り方向上流側)で針振り方向の一方と他方とにそれぞれ配置された二つの被縫製物C1,C2のそれぞれの端縁部C11,C21のY軸方向における位置を検出する位置検出部40と、上記各構成を格納又は支持するミシンフレームと、上記各構成を制御する制御装置90とを備えている。
針振り機構は、針振りモーター13を駆動源として、針棒を上下動可能に支持する針棒台をY軸方向に沿って任意に移動させる周知の構造である。
送り機構は、ミシンフレームのミシンベッド部上面に装備された図示しない針板に形成された左右の開口部から出没可能な送り歯21と、ミシンモーター12から動力を得て、X-Z平面に沿った長円運動を送り歯21に付与する動力伝達機構とを備える周知の構成である。長円運動の軌跡の上部を移動する際に、送り歯21が針板の開口部から上方に突出して、その移動方向に被縫製物C1,C2を送ることができる。なお、この送り機構は、一回の送り量(送りピッチ)を送り調節モーター14により任意に調整することができる。
また、針板における送り歯21の出没位置の上方には各被縫製物C1,C2を一定のバネ圧で押さえる押さえ足23が設けられている。
釜機構は、回転により上糸のループを捕捉する外釜と、下糸を巻いたボビンを格納する内釜と、ミシンモーター12から動力を得て外釜に回転力を付与する動力伝達機構とを備える周知の構成である。
搬送面Hの針棒の直下位置には、許容される最大の針振り幅に応じた長円状の針穴が針落ち位置Fとして形成されている。この針穴は、その長手方向がY軸方向に平行となっている。
なお、針振り機構は、針落ち位置Fとしての針穴のY軸方向における中間点を中心として左右方向に同一の幅で針振りを行う。この針穴の中間点を通過するX軸方向に沿った直線を針振りの基線Kとする。
縫製の際には、搬送面H上において、基線Kの左側に一方の被縫製物C1が配置され、基線Kの右側に他方の被縫製物C2が配置される。
横送り機構30は、基線Kにおいて、被縫製物C1の端縁部C11と被縫製物C2の端縁部C21とが接近又は当接するように各被縫製物C1,C2のY軸方向に沿って移動動作を付与する。
横送り機構30は、基線Kの左側に配置され、被縫製物C1に対して上方からY軸方向に沿った移動動作を付与する第一の横送り機構30Aと、基線Kの右側に配置され、被縫製物C2に対して上方からY軸方向に沿った移動動作を付与する第二の横送り機構30Bとから構成されている。
なお、厳密には、ローラー31は各ホイール32を介して被縫製物C1又はC2に接することになるが、本明細書では説明の簡略化のために、被縫製物C1又はC2が「ローラー31の外周に接する」又は「ローラー31に接する」と記載する。
位置検出部40は、図1に示すように、横送り機構30の後方(送り方向上流側)となる搬送面H上で、基線Kを跨いでY軸方向に沿ったライン状の検出光Lを照射する光源41と、当該光源41の照射方向とは異なる方向から検出光Lを撮像する撮像部としてのカメラ42とを有している。
光源41は、Z軸方向下方に検出光Lを照射する。これに対して、カメラ42は、X-Z平面に平行であって、前斜め下に傾斜した方向に向けられた視線で搬送面H上の検出光の照射位置を撮像範囲の中心として撮像するようにミシン10に取り付けられている。
この高低差形成部H1は、搬送面H上における基線Kを境界とするY軸方向片側(右側)について、搬送面Hよりも高くなるように設けられた矩形の突出部からなる。高低差形成部H1は、その上面がX-Y平面に沿って平滑であり、X軸方向の幅が検出光Lよりも十分に広く設定されている。これにより、被縫製物C1,C2がない状態で検出光Lの右半分は、高低差形成部H1の上面に照射される。
なお、高低差形成部H1は、一方の被縫製物C1と他方の被縫製物C2とに高低差が設けることができれば良いので、基線Kからある程度離れてもよく、また、形状も矩形ではなくとも良い。
カメラ42は、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサーを備え、撮像画像を画像データに変換することができ、画像データは画像処理装置43(図3参照)に入力される。
そして、画像処理装置43の処理結果は、制御装置90に入力され、撮像範囲内における検出光Lの各部の位置から端縁部C11,C21の基線Kに対するY軸方向におけるズレ量が求められ、第一及び第二の横送り機構30A,30Bによる被縫製物C1,C2のY軸方向の位置調整量を決定する。
従って、検出光Lにおける被縫製物C1側の部分を分断光L1,被縫製物C2側の部分を分断光L2とした場合、撮像画像から分断光L1のY軸方向における右端部の位置を求めることで、被縫製物C1の端縁部C11の基線Kに対するズレ量を検出することができる。また、同様に、撮像画像から分断光L2のY軸方向における左端部の位置を求めることで、被縫製物C2の端縁部C21の基線Kに対するズレ量を検出することができる。
しかしながら、端縁部C11,C21に隙間Nが生じていなかった場合には、分断光L1の右端部と分断光L2の左端部とは結合して一直線上のライン光となるので、分断光L1の右端部と分断光L2の左端部とが抽出困難となり、分断光L1の右端部と分断光L2の左端部のY軸方向の位置を正確に検出することが困難となる。
図3に示すように、ミシン10は、縫製時においてミシン全体を制御する制御装置90を備えている。
制御装置90には、前述した針上下動機構のミシンモーター12、針振り機構の針振りモーター13、送り機構の送り調節モーター14、第一及び第二の横送り機構30A,30Bの横送りモーター38がそれぞれ駆動回路12a,13a,14a,38aを介して接続されている。
また、ミシンモーター12により回転駆動する図示しないミシン主軸には、その軸角度を検出するエンコーダー15が設けられており、インターフェイス15aを介して検出軸角度を制御装置90に出力するようになっている。このエンコーダー15の出力から主軸の回転数や回転角度を検出することができる。
さらに、位置検出部40のカメラ42が駆動回路42aを介して接続され、画像処理装置43がインターフェイス43aを介して接続されている。
なお、各種の設定データ、縫製データ等の記録媒体は、EEPROM94に替えて、不揮発性のあらゆる記録媒体を使用することが可能である。
さらに、ミシン10は、各種設定を入力したり、各種情報を表示したりするための操作パネル95を備えており、かかる操作パネル95もインターフェイス95aを介して制御装置90に接続されている。
制御装置90のCPU91は、四点千鳥縫いを行う場合には、ミシンモーター12の駆動時において、エンコーダー15により、規定の主軸角度が検出されると、針振りモーター13を制御して、予め定められた針振り幅で縫い針を左方又は右方に移動させる。
四点千鳥縫いの場合、三針ごとに左右の針振り方向が切り替えられるので、エンコーダー15の出力から針数をカウントし、三針ごとに針振り方向を変更するように、針振りモーター13を制御する。
縫製を行う針数が予め設定されている場合には、縫製中に針数をカウントし、目標針数に達したら、縫製を終了する。
また、針数が予め設定されていない場合には、縫製終了の指令の入力を受けて、縫製を終了する。
次に、制御装置90のCPU91が上記縫製中に実行する端縁部位置調整制御について図8のフローチャートに基づいて説明する。この端縁部位置調整制御は、縫製中において、短周期的に繰り返し実行される。この端縁部位置調整制御は、針落ちの周期と同期させて行ってもよいし、より短周期で実行しても良い。
被縫製物C1,C2は、高低差形成部H1により高低差が設けられているので、検出光Lは、被縫製物C1,C2の境界でX軸方向に分断され、分断光L1,L2がカメラ42によって撮像される(ステップS3)。
CPU91は、検出された分断光L1の右端部の位置から基線Kに対するY軸方向のズレ量を求め、第一の横送り機構30Aによる被縫製物C1のY軸方向の位置調整量を決定する。また、同様に、検出された分断光L2の左端部の位置から基線Kに対するY軸方向のズレ量を求め、第二の横送り機構30Bによる被縫製物C2のY軸方向の位置調整量を決定する。
これにより、針落ち位置Fの直前で被縫製物C1の端縁部C11と被縫製物C2の端縁部C21とが、それぞれ基線Kの位置に位置決めされた状態となり、送り機構によって針落ち位置に送られて、被縫製物C1の端縁部C11と被縫製物C2の端縁部C21とが密接した状態で接ぎ合わせ縫製が行われる。
以上のように、ミシン10では、位置検出部40の検出結果に応じて制御される横送り機構30を備えるので、作業者の熟練度に拘わらず、縫い品質を安定的に高く維持することが可能となる。
さらに、ミシン10では、位置検出部40の光源41が二つの被縫製物C1,C2のそれぞれの端縁部C11,C21を跨ぐように、Y軸方向に沿ったライン状の検出光Lを照射し、カメラ42は、光源41の照射方向とは異なる方向から二つの被縫製物C1,C2に照射された検出光Lを撮像している。
そして、被縫製物C1,C2がない状態での搬送面Hの検出光Lの照射位置において、一方の被縫製物C1と他方の被縫製物C2との高低差を形成する高低差形成部H1を備えているので、被縫製物C1側と被縫製物C2側とに検出光Lを分断してなる分断光L1と分断光L2とがX軸方向にずれた状態で撮像されるため、被縫製物C1,C2の間に隙間が生じていない場合でも、分断光L1の右端部と分断光L2の左端部のY軸方向における位置を良好に検出することができ、被縫製物C1,C2の端縁部C11,C21をそれぞれY軸方向について基線K上の適正な位置に調整することができ、隙間が生じないように接ぎ合わせ縫製を行うことが可能となる。また、縫い目のY軸方向の中心に被縫製物C1と被縫製物C2の境界が位置するように千鳥縫い縫製を行うことができ、縫い品質の向上を図ることが可能となる。
上記各実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、被縫製物C1,C2が高低差形成部H1によって形成される高低差よりも被縫製物C1,C2の厚さが厚い場合を例示したが、この場合には、被縫製物C2よりも低位置となる被縫製物C1は、被縫製物C2に対する潜り込みは生じることが少ないので、当該潜り込みを考慮する必要性は低い。
これに対して、被縫製物C1,C2が高低差形成部H1によって形成される高低差よりも被縫製物C1,C2の厚さが薄い場合には、被縫製物C2に対する被縫製物C1の潜り込みを考慮することが好ましい。
この端縁部位置調整制御も針落ちの周期と同期させて行ってもよいし、より短周期で実行しても良い。
この端縁部位置調整制御の場合、制御装置90のCPU91は、ROM92に格納された制御プログラムに従って、千鳥縫いの縫製動作中において、針落ち位置Fの後方(送り方向上流側)で位置検出部40の光源41により検出光Lを被縫製物C1,C2の上面に照射する(ステップS11)。
そして、高低差形成部H1の高低差により得られた被縫製物C1の分断光L1と被縫製物C2の分断光L2とを撮像し(ステップS13)、分断光L1の右端部と分断光L2の左端部との間に隙間Nが存在するか否かを判定する(ステップS15)。
そして、再び、撮像を行い(ステップS13)、隙間Nの有無を判定する(ステップS15)。
そして、CPU91は、分断光L1,L2の端部位置から基線Kに対するY軸方向のズレ量を求め、第一及び第二の横送り機構30A,30Bの各横送りモーター38を制御して、被縫製物C1,C2のY軸方向の位置調節を実行する(ステップS21)。
これにより、被縫製物C1の端縁部C11の被縫製物C2に対する潜り込み状態を解消して、被縫製物C1の端縁部C11と被縫製物C2の端縁部C21とを、それぞれ基線Kの位置に位置決めされた状態として接ぎ合わせ縫製を行うことが可能となる。
例えば、図10(A)及び図10(B)に示すように、略半球状の突起からなる高低差形成部H1を搬送面H上であって基線K近傍の右側に設けてもよい。
或いは、図11に示すように、図2に示す高低差形成部H1の搬送方向上流側の端部に高低差の変化を漸増させる傾斜部H11を設けてもよい。或いは、高低差形成部H1の搬送方向下流側の端部に高低差の変化を漸減させる傾斜部H12を設けてもよい。これらの傾斜部H11,H12は、いずれか一方又は両方設けてもよい。
また、図8及び図9の端縁部位置調整制御の例では、被縫製物C1の端縁部C11と被縫製物C2の端縁部C21とが相互に隙間なく密接するように第一及び第二の横送り機構30A,30Bの各横送りモーター38を制御する場合を例示したが、縫い品質の許容される範囲内で微小な隙間Nが生じるように位置調整を行ってもよい。
11 縫い針
12 ミシンモーター
13 針振りモーター
30 横送り機構
30A 第一の横送り機構
30B 第二の横送り機構
38 横送りモーター
40 位置検出部
41 光源
42 カメラ(撮像部)
43 画像処理装置
90 制御装置
91 CPU
C1,C2 被縫製物
C11,C21 端縁部
F 針落ち位置
H 搬送面
H1 高低差形成部
H11,H12 傾斜部
K 基線
L 検出光
L1,L2 分断光
N 隙間
S ズレ
Claims (4)
- 二つの被縫製物の端縁部同士を突き合わせて接ぎ合わせ縫製を行う千鳥縫いミシンにおいて、
針落ち位置よりも前記被縫製物の送り方向上流側で、二つの前記被縫製物を個別に縫い針の針振り方向に沿って移動させる横送り機構と、
前記横送り機構よりも前記被縫製物の送り方向上流側となる搬送面上で、前記針振り方向の一方と他方とにそれぞれ配置された二つの前記被縫製物のそれぞれの接ぎ合わせが行われる端縁部の前記針振り方向における位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部の検出に基づいて二つの前記被縫製物の前記端縁部同士が接近又は当接するように前記横送り機構を制御する制御装置とを備え、
前記位置検出部は、二つの前記被縫製物のそれぞれの前記端縁部を跨ぐように、前記針振り方向に沿ったライン状の検出光を照射する光源と、当該光源の照射方向とは異なる方向から二つの前記被縫製物に照射された前記検出光を撮像する撮像部とを有し、
前記光源の前記検出光の照射方向と前記撮像部の視線の方向は、いずれも、前記搬送面に対して垂直かつ前記被縫製物の送り方向に平行な平面上のいずれかの方向であって、
前記搬送面の前記検出光の照射位置において、一方の前記被縫製物の前記端縁部と他方の前記被縫製物の前記端縁部との高低差を形成する高低差形成部を備え、
前記制御装置は、前記検出光が分断された二つの分断光の分断されたそれぞれの端部の前記針振り方向の位置から求まる二つの前記被縫製物の前記端縁部の前記針振り方向における位置同士が接近又は当接するように前記横送り機構を制御することを特徴とする千鳥縫いミシン。 - 前記光源の前記検出光の照射方向は、前記搬送面に対して法線方向であることを特徴とする請求項1に記載の千鳥縫いミシン。
- 前記光源は、レーザー光源であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の千鳥縫いミシン。
- 前記制御装置は、一方の前記被縫製物の前記端縁部と他方の前記被縫製物の前記端縁部との間に隙間が生じているかを判定し、前記隙間がない場合には隙間ができるように二つの前記被縫製物を移動させてから前記被縫製物の前記端縁部同士が接近又は当接するように前記横送り機構を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の千鳥縫いミシン。
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