JP7414447B2 - 眼鏡レンズ設計システム、眼鏡レンズ設計方法、及び眼鏡レンズ設計プログラム - Google Patents
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Description
<1.眼鏡レンズ発注・加工システム>
以下、眼鏡レンズ発注・加工システム1について説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係る眼鏡レンズ発注・加工システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、眼鏡レンズ発注・加工システム1は、眼鏡レンズ設計システム(以下、「LDS」ともいう)100と、ラボ管理システム(以下、「LMS」ともいう)200と、端末装置300と、加工機400とを備える。
以下、LDS100のハードウェア構成について説明する。
図2は、図1に示す眼鏡レンズ発注・加工システムのLDSのハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、LDS100は、例えば、LDS100全体の動作を制御するコンピュータ60と、操作表示部71と、操作入力部72を備える。
以下、LDS100の各機能部の構成例について説明する。
図3は、図1に示す眼鏡レンズ発注・加工システムのLDSの各機能部の構成を示すブロック図である。図3に示す各機能部は、LDS100のROM63又はHDD64に格納されているプログラムをCPU61が実行し、HDD64、操作部出力I/F65、操作部入力I/F66、及びネットワーク入力I/Fと協働することにより、LDS100上で実現される。なお、図3では、本実施形態の説明に特に関連する機能部の構成を示している。
(処方データ取得部)
実凸面/加工特性取得部115は、実凸面/加工特性データベース116を有する。実凸面/加工特性データベース116には、各セミフィニッシュトレンズの実凸面データと、加工特性に関する加工特性データとが記録されている。
設計データ生成部120は、処方データに基づいて設計データを生成する。
設計データ生成部120は、初期値計算部121と、適正レンズ厚さ情報生成部122と、光学面計算部123と、形状最適化部124と、を備える。
初期値計算部121は、光学的、形状的に最適化を行うために必要な初期値を処方データに基づいて計算する。初期値としては、例えば、光学性能の基本分布などが含まれる。また、初期値計算部121は、レイアウト情報や装用状態の情報から、レンズ自体の傾きや煽りの角度の光学計算に必要なパラメータを導き出す。
適正レンズ厚さ情報生成部122は、眼鏡レンズを球面として光学面を設計してコバ厚が所定の条件を満たすような適正レンズ厚さ情報を生成する。なお、本実施形態では、所定の条件としては、コバ厚がフレーム形状などから決定される最低コバ厚以上となることを条件としている。
光学面計算部123は、処方データに基づき決定された光学性能の基本分布、及び、凸面形状やレンズの装用状態等を考慮し、コバ厚が所定の条件を持たすような累進面を含む光学面へ収束計算し、光学面形状データを生成する。なお、本実施形態では、所定の条件としては、コバ厚がフレーム形状などから決定される最低コバ厚以上となることを条件としている。
形状最適化部124は、光学的な最適化により導き出されたレンズ形状に対して、レンズ中心の肉厚、フレームの各位置でのコバ厚が最小値を確保するように最適化を図る。また、上下方向のコバ厚に極端な差が生じないようにシニングプリズムの最適化を実行する。
加工用データ生成部130は、設計データに基づいて加工用データを生成する。
加工用データは、ブロッカー410、CG(Curve Generator)420、研磨機430などの加工機にセミフィニッシュトレンズの凹面を切削、研磨させて完成品レンズを形成させるためのデータである。
検査用基準データ生成部140は、加工用データに基づいて加工されたレンズ(完成品レンズ)の収差などを、LMS200の加工機400に設けられた検査装置450に検査させる際の基準となるデータ(検査用基準データ)を生成する。
データ出力部150は、設計データ生成部120、加工用データ生成部130、及び検査用基準データ生成部140が生成したデータをLMS200に出力する。
次に、LMS200および加工機400の構成について説明する。図4は、図1に示す眼鏡レンズ発注・加工システムのLMSおよび加工機の構成を示すブロック図である。
LMS200は、LDSと同様に、例えば、LMS全体の動作を制御するコンピュータと、操作表示部と、操作入力部を備える。そして、コンピュータは、CPU、RAM、ROM、HDD、操作部出力I/F、操作部入力I/F、およびネットワークI/Fを備える。LMS200による各処理は、CPUが、HDDに格納されている制御プログラムを読みだして実行することにより実現される。
ブロッカー410は、セミフィニッシュトレンズを研磨するに先立ち当該レンズを固定冶具に固定する。
CG420は、セミフィニッシュトレンズの凹面を所定の形状に切削する。
研磨機430は、切削された面を研磨してCG420によりレンズの光学面に形成された加工痕の段差等を無くし、さらにレンズが鏡面状態になるまで研磨する。
レーザー機440は、レンズの光学面に刻印を形成する。
検査装置450は、LDS100が生成した収差検査用データに基づいて完成品レンズの収差を検査する。
以下、眼鏡レンズ発注・加工システム1の処理動作フローについて説明する。
図5は、図1に示す眼鏡レンズ発注・加工システムの処理動作の一例を示すフローチャートである。
まず、端末装置300が入力インターフェースにより処方データの入力を受け付け、発注を受け付ける(S110)。処方データは、球面屈折力(S度数)、乱視屈折力(C度数)、乱視軸方向(AX)、及び、加入度数(ADD)などの処方度数情報と、アイテム名などの商品情報と、瞳孔間距離(PD)及びアイポイントなどのレイアウト情報と、装用状態の情報と、最小中心肉厚/コバ厚の情報と、を含む。
LDS100の処方データ取得部110が、眼鏡レンズの処方データを取得する(S120:処方データ取得ステップ)。その後、処方データに基づいて使用するセミフィニッシュトレンズを選択する。
実凸面/加工特性取得部115が、実凸面/加工特性データベース116を参照して処方データに基づきセミフィニッシュトレンズを選択し、選択したセミフィニッシュトレンズの実凸面と加工特性データを取得する(S130)。
設計データ生成部120は、処方データに基づいて設計データを生成する(S140)。
設計データは、処方データに基づいて生成されたレンズ面形状のデータであり、初期値計算(S150)と、適正レンズ厚さ情報生成(S160)と、光学面計算(S170)と、形状最適化計算(S180)と、を実行することにより生成される。
次に、初期値計算部121が、光学的、形状的に最適化を行うために必要な初期値を処方データに基づいて計算する(S142)。すなわち、初期値計算部121が、レイアウト情報や装用状態の情報から、レンズ自体の傾きや煽りの角度の光学計算に必要なパラメータを導き出す。必要な情報が処方データ取得時に無い場合は、あらかじめ定義しているデフォルト値を代替とする。レイアウト情報とは、眼鏡レンズの光学中心を装用者の瞳孔の位置に合わせるための情報であり、フレームの幾何学中心(フレームセンタ)を基準にしてフィッティングポイントの位置を示したものである。なお、この初期値にはベースカーブが含まれている。さらに、初期値計算部121が、アイテム情報と処方度数から光学性能の基本分布を決定する。
次に、適正レンズ厚さ情報生成部122が、球面として光学面を設計して所定の条件を満たすような適正レンズ厚さ情報を生成する。図6は、適正レンズ厚さ情報生成部が、適正レンズ厚さ情報を生成し、光学面計算する流れを詳細に示すフローチャートである。
図6に示すように、適正レンズ厚さ情報を生成するステップS160では、まず、適正レンズ厚さ情報生成部122が、眼鏡レンズの中心肉厚及びコバ厚の初期値を設定する(S161)。眼鏡レンズの初期値としては、例えば、処方データに含まれる最小中心肉厚及び最小コバ厚の値(指定値)を用いればよい。また、最小中心肉厚及び最小コバ厚が設定されていない場合には、規定値を用いればよい。なお、ベースカーブの値が大きい場合には、初期値として用いる中心肉厚の値として規定値や最小中心肉厚に下記の係数を積算した値を用いるとよい。この係数は、ベースカーブが大きくなるほど、係数が大きくなっている。なお、本実施形態では、係数を積算しているが、これに限らず、ベースカーブが大きくなるにつれて中心肉厚の初期値が大きくなるように係数を規定値や最小中心肉厚に作用させればよい。
次に、このようにして設計した仮の光学面に基づきコバ厚を算出する(S163:第1のコバ厚判定ステップ)。
次に、光学面計算部123が、このようにして設計した光学面に基づきコバ厚を算出する(S172:第2のコバ厚判定ステップ)。
第2の判定ステップにおいて厚さが所定の条件を満たしていない場合(S173でNO)には、設計データ生成部120の形状最適化部124が、光学面に対して最適化を図る(S180)。また、上下方向のコバ厚に極端な差が生じないようにシニングプリズムの最適化を実行する。
加工用データ生成部130が加工用データを生成する(S190)。加工用データは、加工処理情報及び加工用補正設計データを含む。
加工用補正設計データは、加工機400にセミフィニッシュトレンズの凹面を切削、研磨させ完成品レンズを形成させるためのデータであり、具体的には、設計データにレンズの加工特性を反映させる補正を加えたデータである。
眼鏡レンズの製造業者は、加工用データに基づいてセミフィニッシュトレンズの凹面を切削、研磨して完成品レンズを形成する。
検査用基準データ生成部140が、加工用データに基づいて加工されたレンズ(完成品レンズ)の収差などの光学性能を、加工機400に設けられた検査装置450に検査させる際の基準となるデータ(検査用基準データ)を生成する(S200)。
検査用基準データは、完成品レンズの光学面形状の収差などの検査を行う際の基準となるデータであり、設計データおよび加工用データとは別に生成されるデータである。具体的には、設計データにセミフィニッシュトレンズの実面形状を反映させたデータである。
セミフィニッシュトレンズが製造される際には必ずキャスト製造時に重合収縮による製造誤差が生じるので、完成品レンズが設計データのとおりに製造されることはない。また、上述のように、加工用データは、設計データに加工特性を反映させた補正を加えたものなので、完成品レンズが設計データのとおりに製造されることはない。よって、設計データや加工用データを完成品レンズの検査の基準データとしてしまうと正確な比較を行うことができない。そこで、正確な比較を実現するために、設計データにセミフィニッシュトレンズの実面形状を反映させたデータを生成し、これを検査用データとする。
データ出力部150が設計データをLMS200に出力する(S210)。
データ出力部150が加工用データをLMS200に出力する(S220)。
データ出力部150が検査用基準データをLMS200に出力する(S230)。
LDS100は、計算結果出力ファイルと加工用面データファイルに保存されているセミフィニッシュトレンズの加工データをLMS200に出力し、LMS200は、当該加工データを加工機400のCG420と研磨機430に送信する。CG420と研磨機430は、当該加工データに基づいてセミフィニッシュトレンズを切削、研磨する(S240)。また、レーザー機440により、レンズの光学面に刻印を形成する。また、染色、ハードコート、機能性膜の生成、フレーム形状に合わせた加工などの加工処理を行う。
検査装置450は、完成品レンズの光学性能を測定し、LMS200が受信した検査用基準データと比較して完成品レンズの製造精度を検査する(S250)。そして完成品レンズが所定の製造精度を有している場合には、処理を終了する。
本実施形態では、適正レンズ厚さ情報生成部122が光学面を球面として眼鏡レンズを設計して適正レンズ厚さ情報を生成し、光学面計算部123が処方データ及びこの適正レンズ厚さ情報に基づき、累進面を含む光学面を計算する。このため、複雑な計算を必要とする累進面を含む光学面の計算の回数を減らすことができ、早期に光学面の形状を設計することができる。
本実施形態の眼鏡レンズ設計システム(LDS)100は、図3に示すように、光学面が累進面を含む眼鏡レンズを設計するための眼鏡レンズ設計システムであって、処方データを取得する処方データ取得部110と、光学面を球面として眼鏡レンズを設計して、設計した眼鏡レンズの厚さが所定の条件を満たすような適正レンズ厚さ情報を生成する適正レンズ厚さ情報生成部122と、処方データ及び適性厚さ情報に基づき、累進面を含む光学面を計算し、光学面情報を生成する光学面計算部123と、を備える。
3 ネットワーク
60 コンピュータ
61 CPU
62 RAM
63 ROM
64 HDD
65 操作部出力I/F
66 操作部入力I/F
67 ネットワークI/F
68 システムバス
71 操作表示部
72 操作入力部
110 処方データ取得部
115 加工特性取得部
116 加工特性データベース
120 設計データ生成部
121 初期値計算部
122 情報生成部
123 光学面計算部
124 形状最適化部
130 加工用データ生成部
140 検査用基準データ生成部
150 データ出力部
300 端末装置
400 加工機
410 ブロッカー
430 研磨機
440 レーザー機
450 検査装置
Claims (7)
- 光学面が累進面を含む眼鏡レンズを設計するための眼鏡レンズ設計システムであって、
処方データを取得する処方データ取得部と、
光学面を球面として眼鏡レンズを設計して、設計した眼鏡レンズの厚さが所定の条件を満たすような適正レンズ厚さ情報を生成する適正レンズ厚さ情報生成部と、
前記処方データ及び前記適正レンズ厚さ情報に基づき、累進面を含む光学面を計算し、光学面情報を生成する光学面計算部と、
を備え、
前記適正レンズ厚さ情報生成部は、
前記眼鏡レンズの中心肉厚の初期値を設定する中心肉厚設定ステップと、
前記設定した中心肉厚に基づき球面として光学面を設計する第1の光学面設計ステップと、
前記設計した光学面に基づきコバ厚を算出する第1のコバ厚算出ステップと、
前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすかどうか判定する第1の判定ステップと、を行い、
前記第1の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たさないと判定された場合には、前記眼鏡レンズの中心肉厚を再設定して前記第1の光学面設計ステップと、前記第1のコバ厚算出ステップと、前記第1の判定ステップとを繰り返し、
前記適正レンズ厚さ情報は、前記第1の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすと判定された場合の中心肉厚を含み、
前記光学面情報は、前記処方データ及び前記適正レンズ厚さ情報に基づき計算された、累進面を含む光学面の形状に関する情報を含む、
眼鏡レンズ設計システム。 - 前記中心肉厚設定ステップでは、
指定された眼鏡レンズの中心肉厚の指定値にベースカーブに応じた係数を作用させて前記眼鏡レンズの中心肉厚の初期値を設定する、
請求項1に記載の眼鏡レンズ設計システム。 - 前記光学面計算部は、
前記適正レンズ厚さ情報に基づき累進面を含む光学面を設計する第2の光学面設計ステップと、
前記設計した累進面に基づきコバ厚を算出する第2のコバ厚算出ステップと、
前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすかどうか判定する第2の判定ステップと、を行い、
前記第2の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たさないと判定された場合には、前記適正レンズ厚さ情報の中心肉厚を再設定して前記第2の光学面設計ステップと、前記第2のコバ厚算出ステップと、前記第2の判定ステップとを繰り返し、
前記光学面情報は、前記第2の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすと判定された場合の光学面に関する情報を含む、
請求項1又は2に記載の眼鏡レンズ設計システム。 - 光学面が累進面を含む眼鏡レンズを設計するための眼鏡レンズ設計システムであって、
処方データを取得する処方データ取得部と、
光学面を球面として眼鏡レンズを設計して、設計した眼鏡レンズの厚さが所定の条件を満たすような適正レンズ厚さ情報を生成する適正レンズ厚さ情報生成部と、
前記処方データ及び前記適正レンズ厚さ情報に基づき、累進面を含む光学面を計算し、光学面情報を生成する光学面計算部と、
を備え、
前記光学面計算部は、
前記適正レンズ厚さ情報に基づき累進面を含む光学面を設計する第2の光学面設計ステップと、
前記設計した累進面に基づきコバ厚を算出する第2のコバ厚算出ステップと、
前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすかどうか判定する第2の判定ステップと、を行い、
前記第2の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たさないと判定された場合には、前記適正レンズ厚さ情報の中心肉厚を再設定して前記第2の光学面設計ステップと、前記第2のコバ厚算出ステップと、前記第2の判定ステップとを繰り返し、
前記光学面情報は、前記第2の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすと判定された場合の光学面に関する情報を含む、
眼鏡レンズ設計システム。 - 光学面が累進面を含む眼鏡レンズを設計するための眼鏡レンズ設計方法であって、
処方データを取得する処方データ取得ステップと、
光学面を球面としてレンズを設計して、設計したレンズの厚さが所定の条件を満たすような適正レンズ厚さ情報を生成する適正レンズ厚さ情報生成ステップと、
前記処方データ及び前記適正レンズ厚さ情報に基づき、累進面を含む光学面を計算し、光学面情報を生成する光学面計算ステップと、
を備え、
前記適正レンズ厚さ情報生成ステップでは、
前記眼鏡レンズの中心肉厚の初期値を設定する中心肉厚設定ステップと、
前記設定した中心肉厚に基づき球面として光学面を設計する第1の光学面設計ステップと、
前記設計した光学面に基づきコバ厚を算出する第1のコバ厚算出ステップと、
前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすかどうか判定する第1の判定ステップと、を行い、
前記第1の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たさないと判定された場合には、前記眼鏡レンズの中心肉厚を再設定して前記第1の光学面設計ステップと、前記第1のコバ厚算出ステップと、前記第1の判定ステップとを繰り返し、
前記適正レンズ厚さ情報は、前記第1の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすと判定された場合の中心肉厚を含み、
前記光学面情報は、前記処方データ及び前記適正レンズ厚さ情報に基づき計算された、累進面を含む光学面の形状に関する情報を含む、
眼鏡レンズ設計方法。 - 光学面が累進面を含む眼鏡レンズを設計するための眼鏡レンズ設計方法であって、
処方データを取得する処方データ取得ステップと、
光学面を球面としてレンズを設計して、設計したレンズの厚さが所定の条件を満たすような適正レンズ厚さ情報を生成する適正レンズ厚さ情報生成ステップと、
前記処方データ及び前記適正レンズ厚さ情報に基づき、累進面を含む光学面を計算し、光学面情報を生成する光学面計算ステップと、
を備え、
前記光学面計算ステップでは、
前記適正レンズ厚さ情報に基づき累進面を含む光学面を設計する第2の光学面設計ステップと、
前記設計した累進面に基づきコバ厚を算出する第2のコバ厚算出ステップと、
前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすかどうか判定する第2の判定ステップと、を行い、
前記第2の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たさないと判定された場合には、前記適正レンズ厚さ情報の中心肉厚を再設定して前記第2の光学面設計ステップと、前記第2のコバ厚算出ステップと、前記第2の判定ステップとを繰り返し、
前記光学面情報は、前記第2の判定ステップにおいて、前記算出したコバ厚が所定の条件を満たすと判定された場合の光学面に関する情報を含む、
眼鏡レンズ設計方法。 - コンピュータに、
請求項5又は6に記載眼鏡レンズ設計方法を、実行させる眼鏡レンズ設計プログラム。
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