JP7398361B2 - 包装ラベル - Google Patents
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Description
このような情報コードの中で、商品の販売促進の目的でたとえばQRコードおよびバーコードが容器本体の側面および蓋やキャップの天面等に印刷されているものには、当該商品を購入した購入者がこれを利用して、懸賞および各種キャンペーン等に応募する趣旨で用いられているものが多く見受けられる。
ところが、容器本体および蓋の外面に情報コードが印刷されている場合には、店舗の商品棚等に陳列された状態でかかる情報コードがスマートフォンのQRコード読取り機能を利用して読取り可能であることから、実際に商品を購入することなく情報コードを不正に読み取って応募されてしまう虞がある。
また、特許文献3には、容器本体の胴部外側周壁に装着された外装体の内面に情報コード層を形成し、外装体を破いて内面に設けられた当該情報コードを視認することができるようにされた隠蔽情報付容器が開示されている。
また、上記特許文献3に示す従来技術では、店頭において隠蔽シールが不用意に剥がれて、個別情報が読み取られてしまう危険性があった。また、特許文献3にさらに開示された隠蔽情報付容器では、外装体の内面に印刷された情報コードによりラベルデザインが損なわれるという課題があった。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る発明に従属する発明であって、折り返し片は、当該折り返し片の周縁端に切欠き部を含むことを特徴とする、包装ラベルである。
請求項3に係る本発明は、請求項1または請求項2に係る発明に従属する発明であって、判別可能領域は、フイルム基材の一方主面で且つ情報コード印刷領域の上側および下側のうちのいずれか1箇所に間隔を隔てて略並列に配設され、折り返し手段は、情報コード印刷領域および判別可能領域を両側から挟むように、重ね合わせ部の外面側に配設される2本のミシン目を含み、2本のミシン目は、筒状体の軸方向に延び設けられていることを特徴とする、包装ラベルである。
請求項4に係る本発明は、請求項1または請求項2に係る発明に従属する発明であって、判別可能領域は、フイルム基材の一方主面で且つ情報コード印刷領域の左側および右側のうちのいずれか1箇所に間隔を隔てて略並列に配設され、折り返し手段は、情報コード印刷領域および判別可能領域を両側から挟むように、重ね合わせ部の外面側に配設される2本のミシン目を含み、2本のミシン目は、筒状体の周方向に延び設けられていることを特徴とする、包装ラベルである。
請求項5に係る本発明は、請求項1または請求項2に係る発明に従属する発明であって、折り返し片は、切り取り手段により筒状体の軸方向または周方向に切り取り可能に形成されることを特徴とする、包装ラベルである。
請求項6に係る本発明は、請求項5に係る発明に従属する発明であって、切り取り手段は、折り返し片の根元部で切り取られるように、折り返し基部に沿って延び設けられるミシン目で形成される切断線を含むことを特徴とする、包装ラベルである。
請求項7に係る本発明は、請求項1~請求項6のいずれか1項に係る発明に従属する発明であって、判別不能領域は、その少なくとも一部が隠蔽可能で、判別不能領域の色と同じ色味で印刷された隠蔽領域を含むことを特徴とする、包装ラベルである。
請求項8に係る本発明は、請求項1~請求項7のいずれか1項に係る発明に従属する発明であって、情報コード印刷領域および情報コード印刷領域の上側、下側、左側、右側のうちのいずれか1箇所に間隔を隔てて略並列に配設された判別可能領域が、別部材としてのシール部材に配設され、シール部材の情報コード印刷領域が筒状体の重ね合わせ部の判別不能領域に重ね合わせられるように、シール部材を筒状体の外面側に貼付されたことを特徴とする、包装ラベルである。
包装ラベル10Aは、図2に示すように、たとえば横長矩形状のプラスチック製フイルムで形成された透明または半透明のフイルム基材12を含む。フイルム基材12は、たとえばシュリンクフイルム(熱収縮性フイルム)で形成されている。フイルム基材12は、たとえば二軸延伸ポリスチレンシートで形成されている。このフイルム基材12の一方主面の長手方向の一端側には、所定の間隔を隔てて、シール部としてのたとえば2本の外面側ヒートシール部14,16が形成されている。外面側ヒートシール部14,16は、フイルム基材12の幅方向の一端から他端に亘って、所定の幅をもって直線状に形成されている。
また、この情報コード印刷領域18の下側には、情報コード印刷領域18との明暗(濃淡)が判別可能な色で印刷された判別可能領域20が形成されている。判別可能領域20は、情報コード印刷領域18と間隔を隔てて略並列に形成されている。この発明を実施するための形態の例では、例えば、情報コード印刷領域18が黒色で印刷され、判別可能領域20が白色でベタ印刷されている。
情報コード印刷領域18は、たとえばインクジェットおよびレーザー印字等によりバリアブル印刷(可変印刷)されることが望ましい。この場合、高価で管理の難しい示温インキなどを使用するものではない。
2本の内面側ヒートシール部22,24の間には、当該フイルム基材12の幅方向の一端側に、情報コード印刷領域との明暗(濃淡)が判別不能な色で印刷された判別不能領域26が形成されている。この発明を実施するための形態の例では、例えば、判別不能領域26が黒色でベタ印刷されている。
さらに、折り返し片32は、図1に示すように、当該折り返し片32の上端に切欠き部としてのたとえばノッチ部38,40を有している。すなわち、2本のミシン目34,36には、筒状体30の軸方向で見て、当該ミシン目34,36の上端縁には、それぞれ、たとえばI型のノッチ部38,40が配設されている。このノッチ部38,40がミシン目34,36を介して折り返し片32を捲る起点となり、当該折り返し片32が捲り易くなる。
ミシン目34,36,42は、たとえばレーザー加工により任意の所定の部分に形成され得るものである。
また、この包装ラベル10Aでは、図2で見て、たとえば2本の折り目線44,46の間、折り目線44と外面側ヒートシール部16の左端との間、および、折り目線46ミシン目42との間等のフイルム基材12の一方主面に、当該包装ラベル10Aが装着される被包装容器(商品)に関する商品情報、デザイン、ロゴ等の各種情報が適宜印刷され得るもとなっている。
また、図2で見て、外面側ヒートシール部16の左端と一方の折り目線44の間の間隔、および内面側ヒートシール部の右端と他方の折り目線46の間の間隔は、それぞれ、たとえば36.5mmに形成されている。
ペットボトル50は、図4に示すように、キャップ52、肩部54、胴部56および底部58を含むものであり、上記した構成の包装ラベル10Aは、胴部56の外周部に巻き付けられるように装着される。
すなわち、包装ラベル10Aを被包装体に装着させる場合、扁平筒状に折り畳まれてロール状に巻回された長尺状の包装ラベル長尺体を装着機にセットし、そのロールから包装ラベル長尺体を繰り出しながら所定長さ毎に切断して個々の扁平筒状の包装ラベルを形成し、その扁平筒状の包装ラベルを装着機のオープナーで吸引して拡開すると共にその拡開状態を保持しつつ上方から被包装体となる容器に被せるものとなっている。
そして、この筒状の包装ラベルを保持したオープナーが所定の高さまで下降すると、その位置でオープナーが筒状の包装ラベルを離す。オープナーから解放された筒状の包装ラベルは、扁平状に折り畳まれた際に形成された折り目線44と折り目線46との間の部分がペットボトル50に密着した状態となってその位置に留まる。さらに、未収縮の筒状の包装ラベルが被せられた状態のペットボトル50はそのままシュリンクトンネル等へ搬送され、そこで筒状の包装ラベルが加熱されて熱収縮してペットボトル50に密着する。
なお、図1~図9に示す包装ラベル10Aでは、情報コード印刷領域18内の3つの位置決め用シンボルの位置が、図1,図2,図4で図示したもの(折り返し片32を折り返す前の状態)と、図6,図9で図示したもの(折り返し片32を折り返して情報コード印刷領域18を判別可能領域20に重ね合わせた後の状態)とで、上下が反転した位置となっているが、それに限定されるものではなく、たとえば上下または左右に反転させたものであってもよい。
また、当該ペットボトル50に関する商品情報、デザイン、ロゴ等の各種情報が印刷された商品情報印刷領域は、情報コード印刷領域18、判別可能領域20および判別不能領域26が印刷された部位以外の場所に印刷されている(図示せず)ため、情報コード印刷領域18、判別可能領域20および判別不能領域26により、包装ラベルのデザインが損なわれるという不具合もないものとなっている。
[1]フイルム基材12をペットボトル50の胴部56の外周面にシュリンク包装する前に印刷する。すなわち、フイルム基材12を筒状にする前の展開状態の平坦な状態で、QRコード等の二次元情報コードを印刷することが、加工スピード的に望ましい方法となっている。この方法によれば、情報コード印刷領域18を印刷した後で、判別不能領域26の上に情報コード印刷領域18が重ね合わされる前の状態において、当該情報コード印刷領域18の読み取り確認は可能であるが、シュリンク包装後の判別不能領域26の上に情報コード印刷領域18が重ね合わされた後の状態では、当該情報コード印刷領域18の読み取り確認が不可となる。また、情報コード印刷領域18の印刷位置の位置合わせは、問題なく行えるものとなっている。但し、シュリンク包装後は、当該情報コード印刷領域18が歪むリスクが問題となっている。また、バリアブル印刷(可変印刷)は、可能となる。
[2]フイルム基材12をペットボトル50の胴部56の外周面にシュリンク包装する前のロール状態で印刷する。この場合、フイルム基材12をペットボトル50に装着する前に扁平筒状にするときのセンターシール工程の際に、情報コード印刷領域18を印刷する。この方法によれば、センターシール工程の際に、シュリンク包装する前のロール状態でバリアブル印刷(可変印刷)することができる。また、情報コード印刷領域18の印刷位置の位置合わせは可能である。但し、情報コード印刷領域18を印刷した後に、ロール状態で判別不能領域26の上に情報コード印刷領域18が重ね合わされた後の状態では、当該情報コード印刷領域18の読み取り確認ができず、また、シュリンク包装後は、当該情報コード印刷領域18が歪むリスクもある。
[3]フイルム基材12をペットボトル50の胴部56の外周面にシュリンク包装した後に情報コード印刷領域18を印刷する。この方法によれば、シュリンク包装した後に印刷することができるので、可変印刷が可能となっている。そのため、シュリンク包装による情報コード印刷領域18の読み取り不良が防止される。但し、情報コード印刷領域18の印刷位置の位置合わせの難易度が高く、シュリンク包装後の判別不能領域26の上に情報コード印刷領域18が重ね合わされた後の状態では、情報コード印刷領域18の読み取り確認もできない。この方法を可能とするためには、設備上、種々の問題があり、実効性に困難性があるものとなっている。
なお、上記した情報コード印刷領域18の読み取り確認とは、当該情報コード印刷領域18が印刷状態、たとえば印刷にカスレがないか、位置ズレがないか等の不具合を視認して確認することである。
すなわち、消費者がペットボトル50(商品)の購入前に情報コード印刷領域18の不正読み取りを防止することができると共に、包装ラベル10Aの表面へのQRコード等の情報コード印刷領域18の印刷が可能となる。
図10に示す包装ラベル10Bは、図1~図9に示す上述の包装ラベル10Aと比べて、特に、折り返し片32を筒状体30の外面側から切り取る切り取り手段としてのたとえば切断線69Aが配設されている点で相違している。すなわち、図10に示す包装ラベル10Bでは、判別不能領域26の下側に間隔を隔てて1本の切断線69Aが筒状体30の周方向に延び設けられている。この切断線69Aは、たとえばミシン目で形成されている。
また、この包装ラベル10Bでは、上述の包装ラベル10Aと比べて、折り返し片32の捲り用ミシン目の配置が相違している。すなわち、図10に示す包装ラベル10Bでは、前記した切断線69Aの長手方向の一端および他端から筒状体30の軸方向を上側に延びるミシン目68A,68A(捲り用ミシン目)が形成されている。この2本のミシン目68A,68Aは、切断線69Aの長手方向の一端および他端から、重ね合わせ部28の軸方向(たとえば図10で見て、高さ方向または上下方向とも言える。)上端に亘って形成されている。この2本のミシン目68A,68A(捲り用ミシン目)および1本の切断線69Aを形成するミシン目は、たとえばレーザー加工により形成されることが好ましい。
図10に示す包装ラベル10Bは、2本のミシン目68A,68Aに沿って折り返し片32を下側に捲って、情報コード印刷領域18を判別不能領域26から離間させて判別可能領域20の上に重ね合わせることができ、図11に示す包装ラベル10Cは、2本のミシン目68B,68Bに沿って折り返し片32を上側に捲って、情報コード印刷領域18を判別不能領域26から離間させて判別可能領域20の上に重ね合わせることができるものとなっている。この場合、図10に示す包装ラベル10Bおよび図11に示す包装ラベル10Cの作用・効果は、それぞれ、図1~図9に示す包装ラベル10Aと同様である。
図12(A),(B)に示す包装ラベル10Dは、図1~図9に示す包装ラベル10Aと比べて、特に、被包装体の構造および被包装体から包装ラベル10Dを取り外すためのミシン目(取り外し用ミシン目)の構造が相違している。
すなわち、キャップ付き筒状容器60は、図12(A),(B)に示すように、キャップ部62、胴部64および底部66を含むものであり、包装ラベル10Dは、キャップ部62および胴部64の外周部に巻き付けられるように装着されている。
図12(A),(B)に示す包装ラベル10Dでは、特に、ミシン目69Cおよびミシン目69Dを介して、筒状体30のミシン目69Cから下側を残し、当該筒状体30のミシン目69Cから上側だけをキャップ付き筒状容器60から剥離して取り外すことができる。この場合、包装ラベル10Dの基本的な作用・効果は、図1~図9に示す包装ラベル10Aと同様である。
図13に示す包装ラベル10Eは、図1~図9に示す包装ラベル10Aと比べて、特に、被包装体の態様が相違している。すなわち、図13では、被包装体がたとえばプラスチック製の扁平箱型容器で形成されている。この扁平箱型容器70は、容器本体72Bおよび蓋部72Aを含み、当該容器本体72Bおよび蓋部72Aは、ヒンジ部70Aにより開閉自在となる態様である。この扁平箱型容器70の容器本体72Bおよび蓋部72Aの長手方向の略中央外周部に、包装ラベル10Eが巻回されて装着される。この包装ラベル10Eの筒状体74は、図1~図9に示す包装ラベル10Aの筒状体30と比べて、その軸方向の長さが小さく形成されている。つまり、包装ラベルの軸方向の長さおよび周方向の長さは、被包装体(図13では、扁平箱型容器70)の態様に応じて、適宜、変更され得るものである。
図16に示す包装ラベル10Fは、図1~図9に示す包装ラベル10Aと比べて、特に、フイルム基材の構成が相違している。すなわち、図14に示す包装ラベル10Fは、たとえば自己伸縮性を有するポリエチレン系樹脂からなる積層ストレッチフィルムより形成されている。また、図14に示す包装ラベル10Fは、被包装体としてのたとえばプラスチック製の扁平箱型容器80に装着されている。扁平箱型容器80は蓋部82Aおよび容器本体82Bを含み、当該蓋部82Aおよび容器本体82Bのたとえば長手方向の外周部に巻回されて装着されている。
また、図16~図18に示す扁平箱型容器80には、たとえばポリプロピレン系樹脂からなるフイルムによりフイルム基材が形成されたロールラベルが包装ラベル10Fとして用いられ得るものとなっている。この場合、筒状体84は、扁平箱型容器80の外周部に巻き付けられ、当該フイルム基材の一端部および他端部が重ね合わされ、シール部84Aの接着によって、当該扁平箱型容器80の外周部に密着して装着されるものとなっている。
図1~図9に示す包装ラベル10Aでは、判別不能領域26が黒色でベタ印刷されているもので形成されているが、この判別不能領域26はそれに限定されるものではなく、図19の(A)~(D)に示すように、判別不能領域26の色と同じ色味で印刷された隠蔽領域を含むものであってもよい。図19の(A)~(D)に示す各判別不能領域26では、黒色で印刷された隠蔽領域90A~90Dが形成されている。
すなわち、図19の(A)に示す判別不能領域26は、黒色で縞模様に印刷されたものであり、図19の(B)に示す判別不能領域26は、黒色で多数のドット模様に印刷されたものであり、図19の(C)に示す判別不能領域26は、黒色で千鳥模様に印刷されたものであり、図19の(D)に示す判別不能領域26は、黒色で市松模様に印刷されたものである。これらの隠蔽領域90A~90Dを含む判別不能領域26に、黒色で印刷された情報コード印刷領域18が重ね合わされた状態では、当該情報コード印刷領域18が隠蔽領域90A~90Dによって、少なくともその一部を視認不可に隠蔽することができるため、情報コード印刷領域18を光学的に読み取ることができないものとなっている。
図1~図9に示す包装ラベル10Aでは、判別可能領域20が白色でベタ印刷されているもので形成されているが、この判別可能領域はそれに限定されるものではなく、図20に示すように、判別可能領域92が灰色で印刷されていてもよい。
この判別可能領域の色は、白色および灰色以外にも、情報コード印刷領域18を判別可能領域に重ね合わせたときに、当該情報コード印刷領域18を光学的に読み取って色の識別が可能な色であり、色差の大きい、言い換えると、明暗の差が大きい色であればよい。
但し、バーコード、QRコード等の情報コード印刷領域18を光学的に読み取る読み取り機は、通常、光源に赤色光を使用しており、赤色光を情報コード印刷領域18に投光し、赤色光が吸収される「バー(黒など)」と、反射する「スペース(白など)」の明暗の差をセンサとで判別して読取処理している。そのため、「スペース」に濃い青や緑を使用すると、それらの色は赤色光を吸収しやすいので、バーコードリーダーにとっては光を吸収する「バー」として写り、バーとスペースの区別がつかなくなってしまい、読み取り不可となる場合があるので、濃い青や緑を使用することは望ましくないものである。
図1に示す包装ラベル10Aでは、情報コード印刷領域18が黒色で印刷され、判別不能領域26が黒色ベタで印刷され、判別可能領域20が白色ベタで印刷されたが、それらに限定されるものではなく、図21に示すものでは、例えば、情報コード印刷領域18が白色で印刷され、判別不能領域26が白色ベタで印刷され、判別可能領域20が黒色ベタで印刷されている。この場合、包装ラベルの情報コード印刷領域18が判別不能領域26に重ね合わされているときには、両者の明暗の差が小さい色合いであれば、白色および黒色以外の色も適宜用いられ得るものである。また、情報コード印刷領域18が判別可能領域20に重ね合わされているときには、両者の明暗の差が大きい色合いであれば、白色および黒色以外の色適宜も用いられ得るものである。
上述した包装ラベル10A~10F等と比べて、図22に示す包装ラベル100が、特に、情報コード印刷領域18および判別可能領域20を備えた別部材としての貼付けシール102を有する点で相違している。
すなわち、この包装ラベル100の貼付けシール102は、図22(B)に示すように、たとえば縦長矩形状のシール本体102Aを含む。シール本体102Aの一方主面の長手方向の一方側には、たとえば黒色で印刷された情報コード印刷領域18が形成され、当該情報コード印刷領域18の下側には、間隔を隔てて、たとえば白色で印刷された判別可能領域20が形成されている。
また、シール本体102Aの一方主面には、情報コード印刷領域18および判別可能領域20を間に挟むようにして当該シール本体102Aの幅方向に間隔を隔てて、2本のミシン目34,36(折り返し片の捲り用ミシン目)が形成されている。この場合、2本のミシン目34,36は、シール本体102Aの長手方向の一端から他端に亘って形成され、図22で見て、2本のミシン目34,36の長手方向の上端には、それぞれ、たとえばI型のノッチ部38,40が形成されている。
この貼付けシール102は、図22(A)に示すように、筒状体30の重ね合わせ部28の外面側に、貼付け部106A,106Bを介して貼り付けられる。この場合、シール本体102Aの他方主面には、その幅方向の両端部に、たとえば接着剤が塗布され、貼付け部106A,106Bが形成されている。
なお、この包装ラベル100を被包装体(図22では図示せず)の外周部から取り外すためのミシン目108(取り外し用ミシン目)が、図22(A)で見て、貼付けシール102の右側の貼付け部106Aの近傍で筒状体30の軸方向の一端から他端に亘って形成されている。
この場合、図22(A),(B)に示す包装ラベル100の作用・効果は、図1~図9に示す包装ラベル10Aと同様である。
12 フイルム基材
14 一方の外面側ヒートシール部
16 他方の外面側ヒートシール部
18 情報コード印刷領域
20 判別可能領域
22 一方の内面側ヒートシール部
24 他方の内面側ヒートシール部
26 判別不能領域
28 重ね合わせ部
30 筒状体
32 折り返し片
32A 折り返し片の根元部
34,36 ミシン目(折り返し手段/折り返し片の捲り用ミシン目)
38,40 ノッチ部(切欠き部)
42 他のミシン目(取り外し用ミシン目)
44,46 折り目線
50 ペットボトル(被包装体)
52 キャップ
54 肩部
56 胴部
58 底部
60 キャップ付き筒状容器(被包装体)
62 キャップ部
64 胴部
66 底部
68A ミシン目(折り返し手段/折り返し片の捲り用ミシン目)
68B ミシン目(折り返し手段/折り返し片の捲り用ミシン目)
69A,69B,69C 切断線(切り取り手段)
69D ミシン目(取り外し用ミシン目)
70 扁平箱型容器(被包装体)
70A ヒンジ部
72A 蓋部
72B 容器本体
74 筒状体
76A,76B ミシン目(折り返し手段/折り返し片の捲り用ミシン目)
78 折り返し片
80 他の扁平箱型容器(被包装体)
82A 蓋部
82B 容器本体
84 筒状体
84A シール部
86 剥離部(折り返し手段/折り返し片の捲り用剥離部)
88 折り返し片
90A 縞模様の隠蔽領域(他の判別不能領域)
90B ドット模様の隠蔽領域(さらに他の判別不能領域)
90C 千鳥模様の隠蔽領域(さらに他の判別不能領域)
90D 市松模様の隠蔽領域(さらに他の判別不能領域)
92 他の判別可能領域
94 別の判別不能領域
96 別の判別可能領域
98 他の情報コード印刷領域
100 さらに別の包装ラベル
102 貼付けシール
104 ヒートシール部
106A,106B 貼付け部
108 ミシン目(取り外し用ミシン目)
Claims (8)
- 容器の外周に装着される包装ラベルであって、
前記包装ラベルは、
プラスチックフイルムで形成された透明または半透明のフイルム基材、
前記フイルム基材の一方主面で且つ前記フイルム基材の一方側に配設され、光学的に読取り可能な色で情報コードが印刷された情報コード印刷領域、
前記フイルム基材の一方主面で且つ前記情報コード印刷領域の上側、下側、左側、右側のうちのいずれか1箇所に間隔を隔てて略並列に配設され、前記情報コード印刷領域との明暗が判別可能な色で印刷された判別可能領域、
前記フイルム基材の一方主面で且つ前記フイルム基材の他方側に配設され、前記情報コード印刷領域との明暗が判別不能な色で印刷された判別不能領域、
前記情報コード印刷領域および前記判別可能領域が外面側になり、前記判別不能領域が前記情報コード印刷領域の内面側になって重なり合うように、前記フイルム基材の一方側と他方側が重ね合わされてなる重ね合わせ部の少なくとも一部がシールされて筒状に形成された筒状体、および
前記情報コード印刷領域を囲繞する部分を前記重ね合わせ部の外面側から離間させて折り返し片とする折り返し手段を含み、
前記情報コード印刷領域が前記判別不能領域の上側に重ね合わされた状態にあるとき、前記情報コード印刷領域が判別不能となり、
前記折り返し片の前記情報コード印刷領域が前記判別可能領域の上側に重ね合わされた状態にあるとき、前記情報コード印刷領域が判別可能となって、前記情報コードが光学的に読取り可能となることを特徴とする、包装ラベル。 - 前記折り返し片は、当該折り返し片の周縁端に切欠き部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の包装ラベル。
- 前記判別可能領域は、前記フイルム基材の一方主面で且つ前記情報コード印刷領域の上側および下側のうちのいずれか1箇所に間隔を隔てて略並列に配設され、
前記折り返し手段は、前記情報コード印刷領域および前記判別可能領域を両側から挟むように、前記重ね合わせ部の前記外面側に配設される2本のミシン目を含み、
前記2本のミシン目は、前記筒状体の軸方向に延び設けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装ラベル。 - 前記判別可能領域は、前記フイルム基材の一方主面で且つ前記情報コード印刷領域の左側および右側のうちのいずれか1箇所に間隔を隔てて略並列に配設され、
前記折り返し手段は、前記情報コード印刷領域および前記判別可能領域を両側から挟むように、前記重ね合わせ部の前記外面側に配設される2本のミシン目を含み、
前記2本のミシン目は、前記筒状体の周方向に延び設けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装ラベル。 - 前記折り返し片は、切り取り手段により前記筒状体の軸方向または周方向に切り取り可能に形成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の包装ラベル。
- 前記切り取り手段は、前記折り返し片の根元部で切り取られるように、前記折り返し基部に沿って延び設けられるミシン目で形成される切断線を含むことを特徴とする、請求項5に記載の包装ラベル。
- 前記判別不能領域は、その少なくとも一部が隠蔽可能で、前記判別不能領域の色と同じ色味で印刷された隠蔽領域を含むことを特徴とする、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の包装ラベル。
- 前記情報コード印刷領域および前記情報コード印刷領域の上側、下側、左側、右側のうちのいずれか1箇所に間隔を隔てて略並列に配設された前記判別可能領域が、別部材としてのシール部材に配設され、前記シール部材の前記情報コード印刷領域が前記筒状体の前記重ね合わせ部の前記判別不能領域に重ね合わせられるように、前記シール部材を前記筒状体の外面側に貼付されたことを特徴とする、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の包装ラベル。
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JP2020205223A JP7398361B2 (ja) | 2020-12-10 | 2020-12-10 | 包装ラベル |
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