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JP7379608B1 - エレベータのセキュリティ運転方法およびエレベータシステム - Google Patents

エレベータのセキュリティ運転方法およびエレベータシステム Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティ設定階におけるエレベータのセキュリティ性を向上させると同時に、戸開判断の臨機応変な対応を可能とする。【解決手段】かご内に設置された行先階ボタンに呼び登録のセキュリティが設定されている特定階において、当該特定階のかご呼び登録が無い状態で乗場呼び登録に応答した際、当該特定階でのかごドアの自動戸開をさせず、乗場に設置された乗場戸開ボタンが当該特定階に居る利用者により戸開操作されたときに前記かごドアを戸開させる。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、エレベータのセキュリティ運転方法およびエレベータシステムに関する。
セキュリティ上の観点から、かご内に設置された行先階ボタンに呼び登録のセキュリティが設定されている特定階について、かご内の行先階ボタンに呼び登録に制限を設けるエレベータシステムがある。
先行例として、制限解除ユニット(キースイッチ、キーリーダ、テンキー等)からの信号で一時的に呼び登録制限を解除する技術がある。また、利用者がかご降車後にセキュリティが解除されたままとなってしまうことを回避する技術もある。さらに、ロボット連動運転時、かご内の滞留者や滞留物を検知した場合にかご戸開閉を禁止する技術も知られている。
特開2017-71489号公報 特開2020-111426号公報
エレベータのセキュリティを計画する中で、かご内の行先階ボタンに行先階登録制限を設けた場合、かご内の行先階登録は特定者に限定される。しかし、行先階登録制限を解除する権限を持っていない利用者が、行先階ボタンを登録することなくかご内に滞留した場合、セキュリティ設定階の乗場呼び応答で該当階に移動することが可能となってしまう。
本発明は上記事情に鑑み、セキュリティ設定階におけるエレベータのセキュリティ性を向上させると同時に、戸開判断の臨機応変な対応を可能とするエレベータのセキュリティ運転方法およびエレベータシステムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための実施形態は、かご内に設置された行先階ボタンに呼び登録のセキュリティが設定されている特定階において、当該特定階のかご呼び登録が無い状態で乗場呼び登録に応答した際、当該特定階でのかごドアの自動戸開をさせず、乗場に設置された乗場戸開ボタンが当該特定階に居る利用者により戸開操作されたときに前記かごドアを戸開させる、エレベータのセキュリティ運転方法である。
実施形態のエレベータシステムの構成を示すブロック図。 実施形態のエレベータシステムにおけるかご内機器の配置構成を示す説明図。 実施形態のエレベータシステムにおける乗場機器の配置構成を示す説明図。 第1実施形態の処理手順を示すフローチャート。 第2実施形態の処理手順を示すフローチャート。 第3実施形態の処理手順を示すフローチャート。 第4実施形態の処理手順を示すフローチャート。 第5実施形態の処理手順を示すフローチャート。
図1は、実施形態のエレベータシステムの構成を示すブロック図、図2は、実施形態のエレベータシステムにおけるかご内機器の配置構成を示す説明図、図3は、実施形態のエレベータシステムにおける乗場機器の配置構成を示す説明図である。
初めに、図2、図3に基づき、実施形態のかご内機器および乗場機器について説明する。
図2に示すように、かご10内には、行先階ボタン11と、呼び登録制限解除ユニット12と、かご内表示装置13と、かご内スピーカ14とが設置されている。また、かご内滞留者または滞留物を検知する滞留検知部として、かご内カメラ15と、人感センサ16と、荷重センサ17と、光電センサ18とを備えている。かご10のかごドア19にはかごドア防犯窓20が設置されている。
行先階ボタン11は、かご10内にて、利用者が行先階を登録するために利用される。
呼び登録制限解除ユニット12は、キースイッチ、キーリーダ、テンキー等で構成され、かご10内の行先階ボタン11に呼び登録制限のセキュリティが設定されている場合、特定階の住人等がキー操作することにより、呼び登録制限を解除する機能を有する。
かご内表示装置13は、かご10内に文字、映像にて案内情報を報知する。
かご内スピーカ14は、かご10内に音声案内を報知する。
かご内カメラ15は、かご10内を監視し、カメラ画像からかご10内の滞留者、滞留物を検出する。
人感センサ16は、赤外線センサ等で構成され、かご10内に居る滞留者を検知する。
荷重センサ17は、かご10の荷重を計測することで、かご10内の滞留者、滞留物を検出する。
光電センサ18は、かご10の幅木部分に設置された複数個の投光部と受光部で構成され、かご10内の滞留者、滞留物を検知する。
図3に示すように、乗場30の乗場ドア31付近には、乗場呼び登録ボタン32と、乗場戸開ボタン33と、乗場表示装置34と、乗場スピーカ35と、乗場モニタ36とを設置されている。乗場ドア31には乗場ドア防犯窓37が設置されている。
乗場呼び登録ボタン32は、各乗場30に設置され、利用者による操作により乗場呼び登録を行う。
乗場戸開ボタン33は、特定階の乗場30に設置され、特定階に居る利用者により操作されたときに戸閉中のかごドア19を開扉させる。
乗場表示装置34は、乗場30に居る利用者に対して案内表示をする。
乗場スピーカ35は、乗場30に居る利用者に対して音声案内をする。また、特定階においては、停止したかご10内に滞留者、滞留物がある場合には、かご10内に滞留者、滞留物がある旨の音声案内をする。
乗場モニタ36は、乗場30に居る利用者に対して案内表示をするとともに、特定階においては、停止したかご10内に滞留者、滞留物がある場合には、かご10内に滞留者、滞留物がある旨の表示をする。また、かご10内のカメラ画像を表示することでかご10内に滞留者、滞留物がある旨を報知することが可能である。
図1に示すエレベータシステム1は、エレベータ制御装置40を中心に構成されており、エレベータ制御装置40は、行先階登録部41と、運行制御部42と、かご内滞留者判定部43と、セキュリティ情報出力部44とを備える。
行先階登録部41は、かご10内に設置された行先階ボタン11からの行先階を登録する。また、かご10内に設置された呼び登録制限解除ユニット12から、かご10内の行先階ボタン11に呼び登録制限のセキュリティが設定されている場合には、かご呼び登録を制限する。
運行制御部42は、行先階登録部41で設定された行先階情報およびかご内滞留者判定部43からの判定結果に基づいてかご10の運行を制御する。
かご内滞留者判定部43は、かご内カメラ15、人感センサ16、荷重センサ17、および光電センサ18の少なくとも何れかによりかご10内に滞留者または滞留物が存在するか否かを判定し、その判定結果を運行制御部42と、セキュリティ情報出力部44とに出力する。
セキュリティ情報出力部44は、かご内滞留者判定部43からの判定結果を入力し、かご10内に滞留者または滞留物が存在する場合にはかご内表示装置13、かご内スピーカ14、乗場表示装置34、乗場スピーカ35、乗場モニタ36にその旨の報知するよう指示する。また、セキュリティ異常が発生した場合にはビル管理センタ(管理室)または遠隔監視センタ等にその旨を通知する。
<第1実施形態の処理手順>
図4のフローチャートに基づき、第1実施形態の処理手順を説明する。
セキュリティ設定がされている特定階のかご呼びが登録されていないことを前提に、特定階の乗場呼びが有るか否かが判定される(ステップS1)。特定階の乗場呼びが有る状態で、かご10が特定階に到着すると(ステップS1YES,S2YES)、かごドア19を戸閉したまま待機する(ステップS3)。このように、権限の無い利用者が特定階へ降りてしまうことを防ぐため、着床時にかごを自動戸開させず、セキュリティ確保のため乗場30側の利用者に戸開可否判断を委ねる。
乗場30側の利用者は、乗場ドア防犯窓37およびかごドア防犯窓20越しにかご10の内部を見て、かご内滞留者(不審者)が存在するか否かを確認する。内部を確認後、乗場30側の利用者により乗場戸開ボタン33が操作されると(ステップS4YES)、戸開が許可される(ステップS5)。
特定階の乗場30に居る利用者がかご10に乗車し、行先階登録がされると、運行制御部42は、かご10を目的階へ向けて移動する(ステップS6)。
一方、戸閉待機から所定時間が経過しても乗場戸開ボタン33が操作されない場合(ステップS4NO、S7YES)、運行制御部42は、乗場呼びが有る場合には乗場登録階へ、乗場呼びが無い場合には基準階へかご10を移動する(ステップS8)。ここで、所定時間は、他の利用者の待ち時間を考慮して5~10秒程度が好適である。
このように、第1実施形態によれば、着床時にかご10を自動戸開させず、特定階の乗場側利用者に戸開可否判断を委ねるようにしたので、確実に特定階におけるセキュリティを確保することができる。
<第2実施形態>
図5のフローチャートに基づき、第2実施形態の処理手順を説明する。エレベータシステム1の構成は第1実施形態と同様であるため、図1を援用して説明する。また、図4のフローチャートで示した第1実施形態の処理手順と同じステップには同一番号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、特定階に到着し、戸閉したまま待機した状態で(ステップS3YES)、かご内滞留者判定部43は、かご内カメラ15、人感センサ16、荷重センサ17、および光電センサ18の少なくとも何れかからのセンサ情報に基づき、かご10内に滞留者または滞留物が存在するか否かを判定する(ステップS11)。
一方、かご内滞留者が居ない場合(ステップS11NO)にはステップS5に進み、かごドア19は自動戸開される。
かご内滞留者(滞留物)が存在する場合には(ステップS11YES)、セキュリティ情報出力部44は、かご10内の滞留者に対して、セキュリティが設定されて特定階であり、降車ができない旨をかご内表示装置13、かご内スピーカ14を介して報知する。また、乗場30の利用者には、かご内滞留者が居る旨を乗場表示装置34、乗場スピーカ35、乗場モニタ36を介して報知する(ステップS12)。
その後、乗場30の利用者により、乗場戸開ボタン33が操作されると、運行制御部42は、戸開を許可する(ステップS4YES、S5)。以下、ステップS6~S8の処理は第1実施形態と同様である。
このように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様、着床時にかご10を自動戸開させず、特定階の乗場側利用者に戸開可否判断を委ねるようにしたので、確実に特定階におけるセキュリティを確保することができる。
特に、第2実施形態によれば、かご内カメラ15、人感センサ16、荷重センサ17、および光電センサ18の少なくとも何れかのセンサ情報に基づき、かご10内に滞留者または滞留物が存在するか否かを判定する。このため、かご10内の滞留検知状況を乗場表示装置34等で確認してからかごドア19の開扉を判断することができ、より一層、確実なセキュリティ確保が可能となる。
<第3実施形態>
図6のフローチャートに基づき、第3実施形態の処理手順を説明する。エレベータシステム1の構成は第1実施形態と同様であるため、図1を援用して説明する。また、図4のフローチャートで示した第1実施形態の処理手順と同じステップには同一番号を付して説明を省略する。
第3実施形態では、特定階に到着し、戸閉したまま待機した状態で(ステップS3YES)、かご内滞留者判定部43は、荷重センサ17で計測されたかご10の積載荷重データが一定条件を超えている場合には、かご10内に滞留者、滞留物が存在すると判定する(ステップS21)。一定条件としては、例えば、通常よりも積載荷重が10kgを超えている場合が該当する。
積載荷重データが一定条件を超えていない場合(ステップS21NO)には、かご10内に滞留者が居ないものと判断して、ステップS5に進み、かごドア19は自動戸開される。
積載荷重データが一定条件を超えている場合には、(ステップS21YES)、セキュリティ情報出力部44は、かご10内の滞留者に対して、セキュリティが設定された特定階であり、降車ができない旨をかご内表示装置13、かご内スピーカ14を介して報知する。また、乗場30の利用者には、かご内滞留者が居る旨を乗場表示装置34、乗場スピーカ35、乗場モニタ36を介して報知する(ステップS22)。
その後、乗場30の利用者により、乗場戸開ボタン33が操作されると、戸開を許可する(ステップS4YES、S5)。以下、ステップS6~S8の処理は第1実施形態と同様である。
このように、第3実施形態によれば、第1実施形態と同様、着床時にかご10を自動戸開させず、特定階の乗場側利用者に戸開可否判断を委ねるようにしたので、確実に特定階におけるセキュリティを確保することができる。
特に、第3実施形態によれば、荷重センサ17で計測されたかご10の積載荷重データが一定条件を超えている場合には、かご10内に滞留者、滞留物が存在すると判定する。このため、かご10内の滞留検知状況を積載荷重で確認してからかごドア19の開扉を判断することができ、より一層、確実なセキュリティ確保が可能となる。
<第4実施形態>
図7のフローチャートに基づき、第4実施形態の処理手順を説明する。エレベータシステム1の構成は第1実施形態と同様であるため、図1を援用して説明する。また、図4~図6のフローチャートで示した第1~第3実施形態の処理手順と同じステップには同一番号を付して説明を省略する。
第4実施形態では、特定階に到着し、戸閉したまま待機した状態で(ステップS3YES)、かご内滞留者判定部43は、荷重センサ17で計測されたかご10の積載荷重データが一定条件を超えている場合には、かご10内に滞留者、滞留物が存在すると判定する(ステップS21)。一定条件としては、例えば、通常よりも積載荷重が10kgを超えている場合が該当する。
積載荷重データが一定条件を超えていない場合(ステップS21NO)には、かご10内に滞留者が居ないものと判断して、ステップS5に進み、かごドア19は自動戸開される。
かご内滞留者(滞留物)が存在する場合には(ステップS21YES)、セキュリティ情報出力部44は、かご10内の滞留者に対して、セキュリティが設定されて特定階であり、降車ができない旨をかご内表示装置13、かご内スピーカ14を介して報知する。また、乗場30の利用者には、かご内滞留者が居る旨を乗場表示装置34、乗場スピーカ35、乗場モニタ36を介して報知する(ステップS22)。
その後、乗場30の利用者により、乗場戸開ボタン33が操作されると、戸開を許可する(ステップS5)。
乗場30の利用者により、乗場戸開ボタン33が操作されずに所定時間が経過すると(ステップS4NO、S7YES)、運行制御部42は、乗場呼びの有無に関わらず、セキュリティを優先させてかご10を強制的に基準階に移動させる(ステップS31)。そして、セキュリティ情報出力部44は、かご10内に滞留者または滞留物が存在する旨をビル管理センタ(または遠隔監視センタ)へ通知する(ステップS32)。
このように、第4実施形態によれば、第1実施形態と同様、着床時にかご10を自動戸開させず、特定階の乗場側利用者に戸開可否判断を委ねるようにしたので、確実に特定階におけるセキュリティを確保することができる。
特に、第4実施形態によれば、かご10内の滞留者に対して、セキュリティが設定されて特定階であり、降車ができない旨をかご内表示装置13やかご内スピーカ14を介して報知する。また、乗場30の利用者には、かご内滞留者が居る旨を乗場表示装置34や乗場スピーカ35を介して報知する。このため、特定階の利用者はかご内滞留者がいることをより確実に知ることができるとともに、乗場側利用者の操作案内や故障と錯覚することを防止することができる。また、かご内滞留者に対しては閉じ込め故障と錯覚することを防止することできるとともに、セキュリティ対策がされている旨を報知することで、セキュリティ性が向上する。
<第5実施形態>
図8のフローチャートに基づき、第5実施形態の処理手順を説明する。エレベータシステム1の構成は第1実施形態と同様であるため、図1を援用して説明する。また、図4~図7のフローチャートで示した第1~第4実施形態の処理手順と同じステップには同一番号を付して説明を省略する。
第5実施形態では、特定階に到着し、戸閉したまま待機した状態で(ステップS3YES)、かご内滞留者判定部43は、荷重センサ17で計測されたかご10の積載荷重データが一定条件を超えている場合には、かご10内に滞留者、滞留物が存在すると判定する(ステップS21)。一定条件としては、例えば、通常よりも積載荷重が10kgを超えている場合が該当する。
積載荷重データが一定条件を超えていない場合(ステップS21NO)には、かご10内に滞留者が居ないものと判断して、ステップS5に進み、かごドア19は自動戸開される。
かご内滞留者(滞留物)が存在する場合には(ステップS21YES)、セキュリティ情報出力部44は、かご10内の滞留者に対して、セキュリティが設定されて特定階であり、降車ができない旨をかご内表示装置13、かご内スピーカ14を介して報知する。また、乗場30の利用者には、かご内滞留者が居る旨を乗場表示装置34、乗場スピーカ35、乗場モニタ36を介して報知する(ステップS22)。
その後、乗場30の利用者により、乗場戸開ボタン33が操作されると、戸開を許可する(ステップS5)。
乗場30の利用者により、乗場戸開ボタン33が操作されずに所定時間が経過すると(ステップS4NO、S7YES)、運行制御部42は、かご10が無方向状態であるか否かを判定する(ステップS41)。かご10が無方向状態である場合(ステップS41YES)、セキュリティ情報出力部44は、セキュリティ異常が発生した旨をビル管理センタ(管理室)または遠隔監視センタあるいは双方へ通知する(ステップS42)。そして、セキュリティ確保のため、かご10を強制的に基準階に移動させる(ステップS43)。
かご10が無方向状態でない場合(ステップS41NO)には、かご10を乗場登録階へ移動させる(ステップS44)。
このように、第5実施形態によれば、第1実施形態と同様、着床時にかご10を自動戸開させず、特定階の乗場側利用者に戸開可否判断を委ねるようにしたので、確実に特定階におけるセキュリティを確保することができる。
特に、第5実施形態によれば、乗場30の利用者により、乗場戸開ボタン33が操作されずに所定時間が経過すると、かご10が無方向状態である場合、セキュリティ異常が発生した旨をビル管理センタや遠隔監視センタへ通知し、かご10を強制的に基準階に移動させる。
このため、滞留者がかご10内に滞留し続けることを抑制することが可能となり、より確実に特定階におけるセキュリティを確保することができる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、かご内滞留者が権限の無い特定階(セキュリティ設定階)へ移動することを抑制することが可能となる。
また、かご内滞留者の降車促進や異常信号発報を組み合わせることで、セキュリティ性の更なる向上を見込むことが可能となる。
さらに、乗場側利用者が状況に応じた戸開判断を実施することで、他階へ移動中の利用者と乗り合わせる等の臨機応変な運用が可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータシステム、10…かご、11…行先階ボタン、12…呼び登録制限解除ユニット、13…かご内表示装置(報知装置)、14…かご内スピーカ(報知装置)、15…かご内カメラ(滞留検知部)、16…人感センサ(滞留検知部)、17…荷重センサ(滞留検知部)、18…光電センサ(滞留検知部)、19…かごドア、20…かごドア防犯窓、30…乗場、31…乗場ドア、32…乗場呼び登録ボタン、33…乗場戸開ボタン、34…乗場表示装置、35…乗場スピーカ(報知装置)、36…乗場モニタ(報知装置)、37…乗場ドア防犯窓、40…エレベータ制御装置、41…行先階登録部、42…運行制御部、43…かご内滞留者判定部、44…セキュリティ情報出力部

Claims (2)

  1. かご内に設置された行先階ボタンに呼び登録のセキュリティが設定されている特定階において、
    当該特定階のかご呼び登録が無い状態で乗場呼び登録に応答した際、当該特定階でのかごドアの自動戸開をさせず、
    乗場に設置された乗場戸開ボタンが当該特定階に居る利用者により戸開操作されたときに前記かごドアを戸開させる、エレベータのセキュリティ運転方法であって、
    前記かご内に設置された、かご内滞留者または滞留物を検知するための滞留検知部が、かご内滞留者または滞留物を検知した場合、前記乗場戸開ボタンによる戸開可否を前記利用者に委ね、
    かご内滞留者または滞留物を検知した状態で、呼び登録制限階の乗場呼びに応答して着床後、前記乗場戸開ボタンによる戸開操作が実施されずに所定時間が経過した後、無方向状態となった場合、セキュリティ異常信号をビルの管理室または監視センタに発報するとともに強制的にかごを基準階に移動させ、
    かご内滞留者または滞留物を検知した状態で、呼び登録制限階の乗場呼びに応答して着床後、前記乗場戸開ボタンによる戸開操作が実施されずに所定時間が経過した後、無方向状態でない場合には、乗場登録階へかごを移動させる、セキュリティ運転方法。
  2. かご内に設置された行先階ボタンに呼び登録のセキュリティが設定されている特定階において、当該特定階に設置され、当該特定階に居る利用者による戸開操作がされたときに、かごドアを戸開させる乗場戸開ボタンと、
    前記特定階のかご呼び登録が無い状態で乗場呼び登録に応答した際、当該特定階でのかごドアの自動戸開をさせず、前記乗場戸開ボタンが当該特定階に居る利用者により戸開操作されたときに前記かごドアを戸開させるよう制御する運行制御部と、
    かご内カメラ、人感センサ、光電センサ、荷重センサの少なくとも何れかを備え、かご内の滞留者または滞留物を検出する滞留物検出部とを備え、
    前記運行制御部は、前記滞留物検出部によりかご内滞留者または滞留物が検知されたときに、かご内に設置された報知装置に対して、前記乗場呼び登録に応答した階は前記特定階である旨を伝える表示またはアナウンスを実施させ、乗場に設置された報知装置に対して、かご内滞留者または滞留物があることを伝える表示またはアナウンスを実施させ、
    前記滞留物検出部によりかご内滞留者または滞留物が検知された状態で前記乗場戸開ボタンによる戸開操作が有る場合には、戸開を許可した後、かごを目的階へ移動させ、
    前記滞留物検出部によりかご内滞留者または滞留物が検知された状態で前記乗場戸開ボタンによる戸開操作が実施されずに所定時間が経過した後、無方向状態となった場合、セキュリティ異常信号をビルの管理室または監視センタに発報するとともに強制的にかごを基準階に移動させ、
    前記滞留物検出部によりかご内滞留者または滞留物が検知された状態で前記乗場戸開ボタンによる戸開操作が実施されずに所定時間が経過した後、無方向状態でない場合には、乗場登録階へかごを移動させる、エレベータシステム。
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