JP7357036B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、リアフェンダーの下方の走行風を効果的に整流できるようにすることを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18から後下方に延びる左右一対のメインフレーム31と、メインフレーム31の後端部から下方に延びる左右一対のセンターフレーム32と、ヘッドパイプ18からメインフレーム31の下方を後下方に延びる左右一対のダウンフレーム33とを備える。
リアフレーム20は、センターフレーム32の上部から後上方に延びる。
ピボット軸22は、センターフレーム32に取り付けられる。
スイングアーム16は、ピボット軸22から、リアフレーム20の下方を後方に延びる。
排気装置25の後端部は、排気音を低減するマフラー25aによって構成される。マフラー25aは、後輪15の前部に車幅方向外側から重なる。
車体カバー35は、シート17の下方でリアフレーム20を車幅方向外側から覆う左右一対のリアサイドカバー36を、車両後部に備える。
また、鞍乗り型車両10は、リアフェンダー27に対し後下方に延出するライセンスプレートホルダー38を備える。ライセンスプレートホルダー38は、リアフェンダー27の後方で後輪15を上方から覆う。ライセンスプレートホルダー38は、ライセンスプレート39を支持する。
鞍乗り型車両10は、リアフェンダー27の下方に配置されて走行風を整流する整流部材50を備える。
図1及び図2を参照し、リアフェンダー27は、板厚方向を上下方向に指向させて配置される板状である。リアフェンダー27の下面27aは、車両側面視では、リアサイドカバー36の下縁36aに沿うように後上がりに傾斜して配置される。
リアフェンダー27は、左右のリアサイドカバー36の間を塞ぎ、リアフレーム20を下方から覆う。
フェンダー中央部41は、後輪15の前部の真上に位置し、後輪15の前部の上面15bを上方から覆う。フェンダー中央部41は、車両側面視では、後上がりに傾斜している。
図1~図3を参照し、整流部材50は、板厚方向を上下方向に指向させて配置される板状である。整流部材50は、整流部材50の上面50aがリアフェンダー27の下面27aに下方から対向する姿勢で配置される板状部材である。
整流部材50は、リアフェンダー27の下面27aの上部に取り付けられる。整流部材50は、下面27aの上部を下方から覆う。
整流部材50は、車両側面視では、下面27aに沿うように後上がりに傾斜して配置される。
整流部材50は、整流部材50における車幅方向の中央の部分を構成する整流部材中央部51(中央部)と、整流部材中央部51に対し車幅方向外側に位置する左右一対の整流部材側部52とを一体に備える。
整流部材中央部51は、後輪15の前部の真上に位置し、上面15bを上方から覆う。整流部材中央部51は、車両側面視では、後上がりに傾斜している。
整流部材中央部51は、図3の平面視では、車両後方に向かうに従って車幅方向の幅が小さくなるように先細り形状に形成されている。
整流部材側部52は、フェンダー側部42に下方から対向して配置され、フェンダー側部42を下方から覆う。整流部材側部52は、後輪15に対し車幅方向外側に延出する。整流部材側部52は、フェンダー側部42に沿う略平坦な板状部である。
整流部材50の車幅方向の幅は、図3の平面視では、車両後方に向かうに従って小さくなる。
整流部材50は、ヒンジ56を中心にして上下に揺動可能である。整流部材50は、上下に揺動することで、空間55を開閉する。
上記ロック機構によるロックを解除し、図1の状態に対し整流部材50を下方に揺動させると、整流部材50は開いた状態となる。
物品は、整流部材50が開いた状態で後方から空間55内に入れられる。その後、整流部材50を閉じることで、物品を空間55内に収納しておくことができる。
整流部材50が閉じた状態では、車両側面視において、整流部材中央部51の傾斜角は、フェンダー中央部41の傾斜角よりも水平に近い。このため、空間55の大きさは、上方に向かうに従って大きくなる。
上端15cの前側では、後輪15の上面15bは、前下がりに傾斜している。このため、上端15cの前側では、上面15bと整流部材50とのクリアランスを確保し易く、整流部材50の配置の自由度が高い。
走行風Wは、整流部材50の下面に沿って後上方に流れることで、整流される。これにより、リアフェンダー27の下方を流れる走行風Wの渦の発生を抑制でき、空力特性を向上できるとともに、走行風Wによる音を低減できる。
整流部材50の車幅方向の両端部50b及び上縁50cは、リアフェンダー27の下面27aに対し下方に位置し、リアフェンダー27に対し外側に露出している。このため、整流部材50の下面の広い範囲に亘って走行風Wを整流できる。
この構成によれば、リアフェンダー27の下面27aに下方から対向する姿勢で配置される板状の整流部材50によって、リアフェンダー27の下方を流れる走行風Wを効果的に整流できる。
この構成によれば、リアフェンダー27の下面27aと整流部材50との間の空間55に、物品を収納できる。また、整流部材50は、車幅方向の両端部50bよりも整流部材中央部51が下方に位置するため、空間55を大きく確保できるとともに、走行風Wを車幅方向にバランス良く整流できる。
この構成によれば、空間55の密閉性を高めることができ、物品を良好に収納できる。
この構成によれば、整流部材中央部51及び上方に延出する左右の整流部材側部52によって空間55を大きく区画でき、物品を良好に収納できる。
この構成によれば、ヒンジ56を介して整流部材50を上下に揺動させることで、空間55を開閉でき、空間55に物品を容易に出し入れできる。
この構成によれば、後輪15の上端15cよりも前方では、後輪15と整流部材50とのクリアランスを確保し易い。このため、整流部材50の配置の自由度を高くできる。
この構成によれば、整流部材50の左右の端部50b及び上縁50cがリアフェンダー27の下面27aの下方で外側に露出しているため、多くの走行風Wを整流部材50に沿わせることができ、効果的に整流できる。
この構成によれば、リアフェンダー27の下方で後輪15に対し車幅方向外側を流れる走行風Wを整流部材50で整流でき、走行風Wを効果的に整流できる。
上記実施の形態では、リアフェンダー27は、フェンダー中央部41及び左右のフェンダー側部42を一体に備えるが、例えばフェンダー中央部41及び左右のフェンダー側部42は別体で設けられても良い。また、車体フレーム11側に支持されて後輪15を上方から覆うカバー類は、リアフェンダーに含まれる。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
この構成によれば、リアフェンダーの下面に下方から対向する姿勢で配置される板状の整流部材によって、リアフェンダーの下方を流れる走行風を効果的に整流できる。
この構成によれば、リアフェンダーの下面と整流部材との間の空間に、物品を収納できる。また、整流部材は、車幅方向の両端部よりも車幅方向の中央部が下方に位置するため、空間を大きく確保できるとともに、車幅方向にバランス良く整流できる。
この構成によれば、空間の密閉性を高めることができ、物品を良好に収納できる。
この構成によれば、中央部及び上方に延出する左右の整流部材側部によって空間を大きく区画できる。
この構成によれば、ヒンジを介して整流部材を上下に揺動させることで、リアフェンダーの下面と整流部材との間の空間を開閉でき、この空間に物品を容易に出し入れできる。
この構成によれば、後輪の上端よりも前方では、後輪と整流部材とのクリアランスを確保し易い。このため、整流部材の配置の自由度を高くできる。
この構成によれば、整流部材の左右の側縁及び上縁がリアフェンダーの下面の下方で外側に露出しているため、多くの走行風を整流部材に沿わせることができ、効果的に整流できる。
この構成によれば、リアフェンダーの下方で後輪に対し車幅方向外側を流れる走行風を整流部材で整流でき、走行風を効果的に整流できる。
15 後輪
15c 上端
27 リアフェンダー
27a 下面
50 整流部材
50a 上面
50b 端部(側縁)
50c 上縁
51 整流部材中央部(中央部)
52 整流部材側部
55 空間
56 ヒンジ
Claims (7)
- 後輪(15)の上方に配置されるリアフェンダー(27)と、前記リアフェンダー(27)の下方に配置されて走行風を整流する整流部材(50)とを備える鞍乗り型車両において、
前記整流部材(50)は、前記整流部材(50)の上面(50a)が前記リアフェンダー(27)の下面(27a)に下方から対向する姿勢で配置される板状部材であり、前記リアフェンダー(27)に取り付けられ、前記整流部材(50)の両端部(50b)及び上縁(50c)は、車両側面視で、他の部材に覆われることなく外側に露出していることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記整流部材(50)は、前記整流部材(50)の車幅方向の前記両端部(50b)よりも車幅方向の中央部(51)が下方に位置するように形成され、
前記リアフェンダー(27)の前記下面(27a)と前記整流部材(50)との間には空間(55)が形成されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。 - 前記両端部(50b)は、前記リアフェンダー(27)に当接することを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。
- 前記整流部材(50)は、前記中央部(51)の左右の側部から上方に延出する整流部材側部(52)を左右一対備えることを特徴とする請求項2または3記載の鞍乗り型車両。
- 前記整流部材(50)の前部にはヒンジ(56)が設けられ、
前記整流部材(50)は、前記ヒンジ(56)を介して上下に揺動可能であることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両。 - 前記整流部材(50)は、前記後輪(15)の上端(15c)よりも前方に配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
- 前記整流部材(50)は、前記後輪(15)に対し車幅方向外側に延出していることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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