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JP7339774B2 - 画像形成装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置とその制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
タンデム方式のカラー画像形成装置では、各色版のレジストレーションずれが生じることがある。このようなずれを抑制するために、例えば特許文献1は、光学センサを用いて走査線の傾きと曲がりの大きさを測定し、それらを相殺するように画像データを補正した上で画像を形成する方法を記載している。この方法は、画像データを処理することで電気的に補正を行うため、機械的な調整部材や組立時の調整工程が不要になる。従って、カラー画像形成装置を小型化することが可能となり、安価にレジストレーションずれに対処することが出来る。
また、画像形成装置に用いるレーザスキャナにおいて、複数のレーザを組み合わせて発光させることで、複数の走査線を一括露光するマルチビームの技術が採用されており、これにより、高速化、高解像度化が実現できている。
特開2004-170755号公報
しかしながら、主走査の曲りに起因するゆがみを相殺するように画像データを補正する特許文献1の手法を、マルチビームのプリンタで採用した場合、複数のレーザの光量のばらつきが大きいと記録媒体に形成された画像にムラが出てしまうという課題がある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点の少なくとも一つを解決することにある。
本発明の目的は、走査線の曲りを補正するために画像データを補正した箇所を含む場合でも、同等な濃度や色味を再現できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
画像形成装置であって、
入力した画像データに対してディザマトリクスを用いて複数の網点を含むハーフトーン画像データを形成するハーフトーン処理手段と、
前記ハーフトーン処理手段により形成された前記ハーフトーン画像データのラインを副走査方向にずらすことでレーザビームの走査線の曲りを補正するように画像データを補正する補正手段と、
前記補正手段により補正された画像データに基づいて画像を形成する像形成手段と、を有し、
前記ハーフトーン画像データに含まれる前記複数の網点の半数は第1の成長順で網点が形成され、前記複数の網点の残りの半数は、前記第1の成長順に対して前記副走査方向に対称である第2の成長順で網点が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、走査線の曲りを補正するために画像データを補正した箇所を含む場合でも、同等な濃度や色味を再現できるという効果がある。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係る印刷システムの構成の一例を示すブロック図。 実施形態1に係る画像処理部の機能構成を説明するブロック図。 レーザビームの走査線の曲がり特性の一例を示す図。 レーザビームの走査線の曲がり特性を補正する例を示す図。 実施形態1に係る位相乗換処理で用いる具体的な補正値(補正データ)の一例を示す図。 図10A、図10Bのそれぞれの2値のビットマップデータの一部を拡大した図。 実施形態1に係る画像処理部における処理の流れを説明するフローチャート。 実施形態1に係るディザマトリクスの一例を示す図。 実施形態1に係るディザマトリクスの一例を示す図。 実施形態1に係るディザマトリクスを構成するセルの成長順の一例を示す図。 図8Aに示すディザマトリクスを用いて形成される網点の一例を示す図。 図8Bのディザマトリクスを用いて、それぞれ異なる入力画素値に対してハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータの一例を示す図。 図11(A)(B)の2値のビットマップデータの一部を拡大した図。 実施形態2に係るディザマトリクスの一例を示す図。 実施形態2に係るディザマトリクスの一例を示す図。 実施形態2に係るディザマトリクスを構成するセルの成長順の一例を示す図。 実施形態2に係る図13Bのディザマトリクスを用いて、それぞれ異なる入力画素値に対してハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータの一例を示す図。 実施形態2に係る図15(A)(B)のそれぞれ2値のビットマップデータの一部を拡大した図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これら複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
実施形態1では、カラー画像形成装置として、コピー機能やプリンタ機能等の複数の機能を備える多機能処理装置(MFP:Multi Function Peripheral)を例に説明する。また、この多機能処理装置は、電子写真方式で画像を形成するものである。
図1は、本発明の実施形態1に係る印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。
この印刷システムは、MFP100とPC120とを含み、これらはLAN等のネットワーク130を介して相互に接続されている。MFP100は、CPU101、メモリ102、HDD(ハードデスクドライブ)103、スキャナ部104、プリンタ部105、PDL処理部106、RIP部107、画像処理部108、表示部109、ネットワークI/F110を有している。そして、これら各部は、内部バス111で相互に接続されている。
CPU101は、MFP100を統括的に制御するプロセッサである。メモリ102は、CPU101がMFP100を制御するために実行する各種命令(アプリケーションプログラム含む)や各種データを記憶するROMと、CPU101のワークエリアとして機能するRAMを有している。HDD103は、各種プログラムや画像データ等を保存する大容量記憶媒体である。スキャナ部104は、不図示の原稿台等にセットされた原稿を光学的に読み取って、その原稿の画像に対応するビットマップ形式の画像データを生成する。
PDL処理部106は、PC120から受け取った印刷ジョブに含まれているPDL(ページ記述言語)データを解析し、中間データとしてのDL(ディスプレイリスト)を生成する。生成したDLはRIP部107へ送られる。RIP(ラスタイメージプロセッサ)部107は、受け取ったDLを基にレンダリング処理を実行し、コントーン(多値)のビットマップ画像データを生成する。尚、コントーンのビットマップ画像データとは、例えば8ビットや10ビット等のビット深度を持つ、多階調で、かつRGBなどの色空間で色を表現し、離散的なピクセル単位でこれら色の情報を持つ画像データのことである。具体的には、描画ビットマップと属性ビットマップのデータがそれぞれ生成される。これらのデータ生成に先立って、描画対象オブジェクトの属性情報が画素毎に生成される。この場合の属性情報は以下のような基準に従って決定される。
・文字描画コマンド(文字種や文字コード)で特定されている場合:文字属性
・線描画のコマンド(座標点、長さ、太さ)で特定されている場合:線属性
・図形描画コマンド(矩形、形状、座標点)で特定されている場合:図形属性
・イメージ描画コマンド(点の集合)で特定されている場合:イメージ属性
そして、これら属性情報から、プリンタ部105の処理解像度に合わせて、描画する画素を形成し、各画素に描画する色の情報(多値)を入れた描画ピットマップのデータを生成する。更にRIP部107は、描画ビットマップの各画素に対応するように、画素毎の属性情報を格納した属性ビットマップのデータを生成する。こうして生成された描画ビットマップと属性ビットマップは、メモリ102又はHDD103に一旦格納されるか、もしくは画像処理部108へ送られる。
画像処理部108は、PC120からの印刷ジョブに係る、或いはスキャナ部104で光学的に読み取られた、印刷対象のビットマップ形式の画像データに対し、必要な画像処理を行う。画像処理部108の詳細については後述する。画像処理後のビットマップ形式の画像データは、プリンタ部105に送られる。
プリンタ部105は、画像処理部108が生成した画像データに応じて、レーザスキャナ(不図示)が露光光(レーザビーム)を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して単色トナー像を形成する。実施形態1に係るレーザスキャナは、2つのレーザ(発光素子)を有し、副走査方向に2行毎にレーザビームを照射する。例えば、これら2つのレーザの一方をAレーザ、もう一方をBレーザとすると、偶数行の画像データをAレーザが、奇数行の画像データをBレーザが描画する。そして、単色トナー像を重ね合わせて多色トナー像を形成し、この多色トナー像を記録媒体(用紙)へ転写した後、この多色トナー像を定着器で定着させることにより、記録媒体上にカラー画像を形成する。
表示部109は、例えばタッチスクリーン機能を有する液晶パネルなどを有し、種々の情報を表示する他、ユーザは、表示部109に表示される画面を介して各種操作や指示を行うことができる。ネットワークインタフェース110は、ネットワーク130を介して接続されているPC120との間で、印刷ジョブの送受信などの通信を行うためのインターフェースである。
尚、上述した画像形成装置100の構成要素は上述の内容に限定されない。例えば、タッチスクリーンに代えて、ユーザが各種操作を行うためのポインティングデバイスやキーボードなどを含む入力部を設けてもよく、画像形成装置100の構成は、その用途等に応じて適宜追加・変更され得るものである。
図2は、実施形態1に係る画像処理部108の機能構成を説明するブロック図である。尚、以下に説明する実施形態1では、図2に示す画像処理部108の機能は、CPU101がメモリ102に展開したプログラムを実行することにより達成されるとして説明するが、これら機能はハードウェアで実現されてもよい。
画像処理部108は、色変換部201、ハーフトーン処理部202、位相乗換部203を有している。以下、各処理部について説明する。
色変換部201は、入力画像データの色空間をプリンタ部105に対応する色空間に変換する色変換処理を行なう。例えば、プリンタ部105がシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の計4色のトナーを使用する4色4ドラム型のタンデム方式の場合、CMYKの色空間に変換する。ハーフトーン処理部202は、プリンタ部105に対応する色空間に変換された画像データについて色版毎に、ディザ法による擬似中間調処理を行う。ディザ法は、所定サイズのマトリクス内に異なる閾値を配置した閾値マトリクス(ディザマトリクス)を用いる。このディザマトリクスを入力画像データである多値のビットマップデータ上にタイル状に順次展開していき、入力画素値との大小比較を行う。この比較の結果、入力画素値が閾値よりも大きければ当該画素をオン「1」にし、入力画素値が閾値以下であれば当該画素をオフ「0」とすることで、擬似中間調の画像を表現する。このハーフトーン処理によって、連続階調の入力画像データ(多値のビットマップデータ)は、網点で構成される面積階調のハーフトーン画像データ(2値のビットマップデータ)に変換される。尚、色版毎に異なるディザマトリクスを用いてもよい。実施形態は、ディザマトリクスにその特徴があるが、詳細については後述する。
位相乗換部203は、ハーフトーン処理後の画像データ(ここでは2値のビットマップデータ)のラインを副走査方向にずらすラインずらし処理を行なって、CMYK各色のレーザビームの走査線のずれ(曲がり)を補正する。このラインずらし処理は、「位相乗換処理」とも呼ばれる。
図3は、レーザビームの走査線の曲がり特性の一例を示す図である。
図3(A)の曲線301は、レーザビームの走査線が主走査方向に進むにつれて副走査方向(用紙の搬送方向)の上方にずれていく場合の特性を示している。また図3(B)の曲線302は、レーザビームの走査線が主走査方向に進むにつれて副走査方向の下方にずれていく場合の特性を示している。そして、図3の直線300は、レーザビームの走査線が主走査方向に進んでも副走査方向にずれない、副走査方向に対して垂直に走査が行われる場合の理想的な走査線の特性を示している。
図4は、レーザビームの走査線の曲がり特性を補正する例を示す図である。
図4(A)は、レーザビームの走査線の曲がり特性(ずれ量)を示す図であり、曲線401が主走査幅に対応するレーザビームの曲がり特性を表している。
図4(B)は、図4(A)の曲がり特性を補正する際の補正量(補正特性)を示す図であり、曲線402で示す補正特性は、曲線401の曲がり特性を相殺するような逆の特性となっているのが分かる。
図5は、実施形態1に係る位相乗換処理で用いる具体的な補正値(補正データ)の一例を示す図である。図5(A)において、縦軸が補正量、横軸が主走査方向の画素位置を表している。
図5(A)において、P1,P2,…Pnは、上述の曲がり特性で副走査方向に1画素分ずれるポイント(乗換ポイント)を示している。尚、この乗換ポイントの主走査方向の画素位置を「乗換位置」、或いは「補正位置」と呼ぶこともある。図5(B)は、各乗換ポイントP1,P2,…Pnにおいて、次の乗換ポイントまでの走査線をずらす(シフトする)方向を示している。乗換ポイントにおけるずらし方向には、上方向と下方向とがある。例えば、乗換ポイントP2は、次の乗換ポイントP3まで、上方向に更に1画素分のラインずらしを行うべきポイントとなる。従って、P2における乗り換え方向は上方向(↑)となる。同様に、P3においても、次の乗換ポイントP4までは乗り換え方向は上方向(↑)となる。そして乗換ポイントP4における乗り換え方向は、そこまでの方向とは異なり下方向(↓)となる。続いて、印刷処理時の画像処理部108における処理の流れを説明する。
図7は、実施形態1に係る画像処理部108における処理の流れを説明するフローチャートである。ここでは画像処理部108の一連の処理は、以下に示す手順を記述したコンピュータ実行可能なプログラムをメモリ102内のROMからRAM上に読み込んだ後、CPU101が、そのプログラムを実行することによって達成されるものとする。但し、本発明はこれに限らず、画像処理部108は、例えばASIC(application specific integrated circuit)などのハードウェアで実現されもよい。
印刷指示を受けるとまずS701でCPU101は、RIP部107で生成された描画ビットマップと属性ビットマップのデータを取得する。次にS702に進みCPU101は色変換部201として機能し、描画ビットマップの各画素の色空間(ここではRGB)を、色変換LUTやマトリクス演算を用いて、プリンタ部105に対応する色空間(ここではCMYK)に変換する。そしてS703に進みCPU101はハーフトーン処理部202として機能し、属性ビットマップの各画素の属性情報に応じてディザマトリクスを選択する。例えば、文字属性や線属性であれば高線数のディザマトリクスを選択し、図形属性やイメージ属性であれば低線数のディザマトリクスを選択する。更にCPU101は、その選択したディザマトリクスを用いて、描画ビットマップの画素毎にハーフトーン処理を施す。これにより、描画ビットマップの多値の各画素値を2値に変換したビットマップデータ(ハーフトーン画像データ)を生成する。尚、実施形態1で用いるディザマトリクスの詳細については後述する。そしてS704に進みCPU101は位相乗換部203として機能し、ハーフトーン処理後の2値のビットマップデータに対し、上述の位相乗換処理を実施して、レーザビームの走査線の曲がりを補正する。こうして走査線の曲がりが補正された2値のビットマップデータは、プリンタ部105に送られて印刷処理に供される。
次に、図6、図8A,図8B、図9、図10、図11、図12を参照して、実施形態1で用いるディザマトリクスと、その効果について詳細に説明する。
図8Aと図8Bは、実施形態1に係るディザマトリクスの一例を示す図である。
図8Aのディザマトリクス800は、それぞれが一つの網点を形成する4つのセル801、802、803、804で構成されている。ここで一つのセルのサイズは、縦6×横12である。尚、図8Aと図8Bにおいて、共通する部分は同じ参照番号で示している。
図9は、実施形態1に係るディザマトリクスを構成するセルの成長順の一例を示す図である。
図9(A)の900は、セルの成長順を示しており、図8A及び図8Bのセル801~804は、成長順900をセルの総数だけ整数倍した後、それぞれにセルの総数未満の異なる値を加算することで、同一の成長順でありながらセルごとに異なる閾値を持つように構成される。また、各閾値は、ハーフトーン処理部202に入力される画像データの入力画素値に応じ、入力画素値の最大値未満になるよう正規化されたものを用いる。
実施形態1において、ハーフトーン処理部202に入力される画像データの入力画素値の最大値は「255」であるため、各閾値は0~254の値に正規化されている。このようにセルに内包される閾値が、それぞれ順序を同一にして異なる閾値を持つように配置されたセルを、一般的にサブマトリクスと呼ぶ。セル801~804は、網点が所定の角度で、所定の周期性を持つように配置される。この網点周期は2つのベクトルで表現でき、図8A及び図8Bの第一のベクトル805は主走査方向に6、副走査方向に-6の成分を持ち、第二のベクトル806は主走査方向に6、副走査方向に6の成分を持つ。これら2つのベクトルで表現されるディザマトリクス800は、1200dpiの解像度において、141線45度の網点を形成する。セルの成長順900は、副走査方向に鎖線901を基準に、線対称となるように二つの連続した成長順が設定される。
図10は、図8Aに示すディザマトリクス800を用いて形成される網点の一例を示す図である。
図10(A)は、ディザマトリクス800を用いて入力画素値が全て「27」である描画ビットマップにハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータ(1200dpi)を示している。図10(A)において、破線1001は副走査方向の上方向に1画素分のラインずらしを行うべき乗換ポイントである(図5(B)の乗換ポイントP3を参照)。この破線1001で示す乗換ポイントを境に、第2領域内の網点が副走査方向の上方向に1画素(1ライン)分ずれているのが分かる。そして、第1領域には、複数のオン画素が周期的に集まった網点1002が、第2領域には、複数のオン画素が周期的に集まり、網点1002よりも副走査方向に1画素ずれた網点1003が並んでいる。これら網点1002及び1003は、入力画素値が大きくなるにつれて、網点の中心から外側に向かうように太りながら面積率を上げ、網点を成長させる。
そして、図10(B)は、ディザマトリクス800を用いて入力画素値が全て「31」である描画ビットマップにハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータ(1200dpi)を示している。前述したように、図10(B)は、図10(A)よりも入力画素値が大きく、網点1002と1003よりも1画素太った網点1004及び1005が周期的に並んでいることが分かる。
図6は、図10A、図10Bのそれぞれの2値のビットマップデータの一部を拡大した図である。
図6(A)は、図10Aの2値のビットマップデータの一部を拡大した図で、網点1002は第1領域においてAレーザが4画素、Bレーザが4画素のオン画素を露光し、網点1003は第2領域においても同様にAレーザが4画素、Bレーザが4画素のオン画素を露光する。図6(A)の第1領域及び第2領域にはそれぞれ網点1002と1003が2つずつ存在するため、図6(A)の第1領域及び第2領域では、Aレーザが8画素、Bレーザが8画素の同数のオン画素を露光することになる。
これに対して、図6(B)は、図10Bの2値のビットマップデータの一部を拡大した図で、図6(A)よりも入力画素値が大きい場合に対応している。図6(B)では、網点1004は第1領域においてAレーザが4画素、Bレーザが5画素のオン画素を露光し、第2領域において網点1005はAレーザが5画素、Bレーザが4画素のオン画素を露光する。つまり、図6(B)の第1領域及び第2領域にはそれぞれ網点1004と1005が2つずつ存在するため、図6(B)の第1領域では、Aレーザが10画素、Bレーザが8画素のオン画素を露光し、第2領域ではAレーザが8画素、Bレーザが10画素のオン画素を露光することになる。
このとき、AレーザとBレーザとの間でレーザビームの光量差がある場合、第1領域と第2領域とでそれぞれのレーザが露光するオン画素の数が入れ替わる。このため、記録媒体上には、乗換ポイントを境にした第1領域と第2領域とで異なる網点が形成されることになる。それによって、図8Aのディザマトリクス800を使用した場合は、図10(B)の入力画素値において、第1領域と第2領域それぞれが異なる濃度や色味で再現されてしまうことになる。
図8Bのディザマトリクス810は、それぞれが一つの網点を形成する4つのセル801、804、811、812を含んでいる。ディザマトリクス810は、ディザマトリクス800とセルの数は同一であるが、セル801と804に対して、セル811と812が内包する閾値は、副走査方向に連続した成長順で入れ替わっている。こときのセルの成長順は、図9(B)の成長順902で示している。図9(B)は、セル811と812の成長順902を示す図であり、鎖線903を基準に、図9(A)の成長順900を線対称に入れ替えた配置であることがわかる。上述のように成長順900は、鎖線901を基準に、線対称となるように二つの連続した成長順が設定されているので、成長順902も同様に、鎖線903を基準に、線対称となるように二つの連続した成長順が設定される。
図8Bのセル801、804、811、812の配置は、図8Aのディザマトリクス800のセル801~804の配置と同様であるため、図8Bのディザマトリクス810は、1200dpiの解像度において、141線45度の網点を形成する。ただし図8Bでは、セル801とセル811と、及びセル804とセル812は、主走査方向に対して交互に配置されている。
図11は、図8Bのディザマトリクス810を用いて、それぞれ異なる入力画素値に対してハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータの一例を示す図である。ここでは乗換ポイント1101に対して主走査方向に前後して位置している2つの所定領域(第1及び第2領域)における網点の配置例を示している。
図11(A)は、図8Bのディザマトリクス810を用いて入力画素値が全て「27」である描画ビットマップにハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータ(1200dpi)を示す図である。
図11(A)において、破線1101は副走査方向の上方向に1画素分のラインずらしを行うべき乗換ポイントである(図5(B)の乗換ポイントP3を参照)。この乗換ポイント1101を境に、第2領域内の網点が副走査方向の上方向に1画素(1ライン)分ずれているのが分かる。そして、第1領域には、複数のオン画素が周期的に集まった網点1102が、第2領域には、複数のオン画素が周期的に集まり、網点1102よりも副走査方向に1画素ずれた網点1103が並んでいる。これら網点1102及び1103は、前述の図10(A)の網点1002及び1003と同様である。
図11(B)は、図8Bのディザマトリクス810を用いて入力画素値が全て「31」である描画ビットマップにハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータ(1200dpi)を示す図である。前述したように、図11(B)は、図11(A)よりも入力画素値が大きく、網点1102と1103よりも1画素太った網点1104及び1105、1106、1107が周期的に並んでいることが分かる。
更に、図11(C)は、図8Bのディザマトリクス810を用いて入力画素値が全て「35」である描画ビットマップにハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータ(1200dpi)を示す図である。図11(C)は、図11(B)よりも入力画素値が大きいため、図11(B)の網点1104、1105、1106、1107よりも1画素太った網点1108及び1109が周期的に並んでいることがわかる。
図11(B)では、第1領域に2種類の網点1104及び1105が存在し、第2領域にも2種類の網点1106及び1107が存在している。一方、図11(C)では、第1領域には網点1108、第2領域には網点1109それぞれ1種類のみが存在する。つまり、実施形態1に係る図8Bのディザマトリクス810を用いると、ある入力画素値では第1領域及び第2領域にそれぞれ一種類の網点が、それより大きい入力画素値では、各領域に二種類の線対称な網点が、更に大きい入力画素値では、各領域に一種類の網点が存在することを繰り返す。
図12は、図11(A)(B)の2値のビットマップデータの一部を拡大した図である。
図12(A)では、図6(A)と同様に第1領域と第2領域とでAレーザとBレーザが露光するオン画素の数は変わらない。これに対して入力画素値が大きい図12(B)では、第1領域の網点1104に対しては、Aレーザが5画素、Bレーザが4画素のオン画素を露光する。また第2領域の網点1106に対しては、Aレーザが4画素、Bレーザが5画素のオン画素を露光する。第1領域に網点1104だけが存在する場合は、AレーザとBレーザにレーザビームの光量差がある場合は、前述したディザマトリクス800と同じ問題が発生する。しかし、第1領域には網点1104に対して副走査方向に反転した網点1105が、第2領域には網点1107がそれぞれ存在している。このため、第1領域ではAレーザ、Bレーザが共に9画素、第2領域でもAレーザ、Bレーザが共に9画素のオン画素を露光する。このように第1領域と第2領域で、Aレーザ、Bレーザが共に同じ回数発光するため、例え、AレーザとBレーザにレーザビームの光量差があっても上述した問題が発生しない。
尚、実施形態1では、1200dpiにおいて、第一のベクトルが主走査方向に6、副走査方向に-6の成分、第二のベクトルが主走査方向に6、副走査方向に6の成分を持つ、141線45度のディザマトリクスを例に説明したが、本発明はこれに限るものではない。
また実施形態1に係るディザマトリクスは、4つのセルを組み合わせて構成しているが、本発明はこれに限るものではない。例えば、8個や16個のセルを組み合わせて、そのうち半数のセルを、残り半数のセルに対して線対称な成長順のセルで配置するなどしても良い。
また実施形態1で用いるディザマトリクスは2値であるが、上述した二つの成長順を組み合わせていれば、多値のディザマトリクスを用いても良いことは言うまでもない。また実施形態1において用いるレーザスキャナは、2つのレーザを用いて描画すると説明したが、それに限るものではなく、例えば4つのレーザ等、2つ以外の複数のレーザを用いても良いことは言うまでもない。
以上説明したように実施形態1によれば、ディザマトリクスを構成する複数のセルにおいて、セルの成長順が副走査方向に線対称に反転したディザマトリクスを用いる。これにより、複数レーザのレーザビームの光量差がある場合においても、乗換ポイントを境にした第1領域と第2領域において、同一の網点を形成することが可能となり、いずれの領域においても同等な濃度や色味を再現することが可能となる。
[実施形態2]
上述の実施形態1では、ハーフトーン処理部202において、副走査方向に線対称になるように連続する二つの成長順が設定され、また、副走査方向に線対称に反転した2つの異なる成長順のセルを組み合わせたディザマトリクスを用いる場合を説明した。
これに対して実施形態2では、点対称となるように連続する二つの成長順が設定されたセルのディザマトリクスを用いる場合について説明する。実施形態2では、ハーフトーン処理部202が用いるディザマトリクスの構成だけが実施形態1と異なるため、前述の実施形態1と同様の部分は、同一番号を付けて、その説明を省略し、異なる部分のみを以下に説明する。
図13A、図13B、図14、図15、図16を用いて、実施形態2で用いるディザマトリクスと、その効果について詳細に説明する。
図13A,図13Bは、実施形態2に係るディザマトリクスの一例を示す図である。
図13Aのディザマトリクス1300は、それぞれが一つの網点を形成する4つのセル1301、1302、1303、1304で構成されている。尚、図13Aと図13Bで共通する部分は同じ参照番号で示している。
図14は、実施形態2に係るディザマトリクスを構成するセルの成長順の一例を示す図である。
図14(A)は、セルの成長順1400を示している。図13Aのセル1301~1304のセルは、成長順1400をセルの総数だけ整数倍した後、それぞれにセルの総数未満の異なる値を加算することで、同一の成長順でありながらセルごとに異なる閾値を持つように構成される。また、各閾値は、ハーフトーン処理部202に入力される画像データの入力画素値に応じ、入力画素値の最大値未満になるよう正規化されたものを用いる。
実施形態2において、ハーフトーン処理部202に入力される画像データの入力画素値の最大値は「255」であるため0~254の値に正規化されている。また実施形態2の網点周期は前述の実施形態1と同様であり、1200dpiの解像度において、141線45度の網点を形成する。セルの成長順1400は、2つの連続する成長順が、点対称となるように設定される。網点はオン画素が集まるように形成されるため、最も低い2つの成長順の間に、点対称の基準となる点1401が設定される。
尚、図13Aに示すディザマトリクス1300を用いて、入力画素値が「27」及び「31」のときの2値のビットマップデータは図10(A)(B)と同様であるため、その説明を省略する。このようにディザマトリクス1300を用いる場合は、二つのレーザにレーザビームの光量差があるとき、入力画素値が異なる場合は、第1領域と第2領域とでオン画素のさがあるため、それぞれの領域が異なる濃度や色味で再現されてしまう。
これに対して図13Bのディザマトリクス1310の場合は、それぞれが一つの網点を形成する4つのセル1301、1302、1311、1312で構成されている。ディザマトリクス1310は、ディザマトリクス1300とセルの数は同一であるが、セル1301と1302に対して、セル1311と1312が内包する閾値は基準となる点を中心に点、対称に配置されている。
図14(B)に示すセルの成長順1402は、セル1311と1312の成長順を示したものであり、その成長中心1403は、図9(A)のセルの成長順1400の成長中心1401と同様である。図14(B)と図14(A)とを比較すると、図14(B)では、例えば閾値0と1、2と3、4と5(連続する偶数と奇数)が入れ替えられていることがわかる。セル1301、1302、1311、1312の配置は、ディザマトリクス1300と同様であるため、図13Bのディザマトリクス1310は1200dpiの解像度において、141線45度の網点を形成する。
図15は、実施形態2に係る図13Bのディザマトリクス1310を用いて、それぞれ異なる入力画素値に対してハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータの一例を示す図である。
図15(A)は、ディザマトリクス1310を用いて入力画素値が全て「27」である描画ビットマップにハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータ(1200dpi)を示している。図15(A)において、破線1501は副走査方向の上方向に1画素分のラインずらしを行うべき乗換ポイントを示している(図5(B)の乗換ポイントP3を参照)。この乗換ポイント1501を境に、第2領域内の網点が、副走査方向の上方向に1画素(1ライン)分ずれているのが分かる。そして、第1領域には、複数のオン画素が周期的に集まった網点1502が、第2領域には、複数のオン画素が周期的に集まり、網点1502よりも副走査方向に1画素ずれた網点1503が並んでいる。網点1502及び1503は、前述の図10(A)の網点1002及び1003と同様である。
図15(B)は、ディザマトリクス1310を用いて入力画素値が全て「31」である描画ビットマップにハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータ(1200dpi)を示している。前述したように、図15(B)は、図15(A)よりも入力画素値が大きく、網点1502と1503よりも1画素太った網点1504及び1505、1506、1507が周期的に並んでいることがわかる。
更に、図15(C)は、ディザマトリクス1310を用いて入力画素値が全て「35」である描画ビットマップにハーフトーン処理を行い、その後に位相乗換処理を行った2値のビットマップデータ(1200dpi)を示している。
このように図15(C)は、図15(B)よりも入力画素値が大きく、網点1504、1505、1506、1507よりも1画素太った網点1508及び1509が周期的に並んでいることがわかる。図15(B)では、第1領域に2種類の網点1504及び1505が、第2領域にも2種類の網点1506及び1507が存在したが、図15(C)では、第1領域には網点1508、第2領域には網点1509それぞれ1種類のみが存在する。
このように実施形態2に係るディザマトリクス1310を用いると、ある入力画素値では第一及び第二の各領域にそれぞれ一種類の網点が、それより大きい入力画素値では各領域に二種類の点対称な網点が、さらに大きい入力画素値では、各領域に一種類の網点が存在することを繰り返す。
図16は、実施形態2に係る図15(A)(B)のそれぞれ2値のビットマップデータの一部を拡大した図である。
図16(A)は、図6(A)と同様に、第1領域と第2領域とでAレーザとBレーザが露光するオン画素の数は変わらない。一方、入力画素値が大きい図16(B)では、網点1504は第1領域においてAレーザが5画素、Bレーザが4画素のオン画素を露光し、第2領域において網点1506はAレーザが4画素、Bレーザが5画素のオン画素を露光する。第1領域の網点1504だけでは、AレーザとBレーザにレーザビームの光量差がある場合に前述したディザマトリクス1300と同じ問題が発生する。しかしながら、第1領域には網点1504に対して点対称になる網点1505が存在し、また第2領域には網点1507が存在する。このように第1領域及び第2領域のそれぞれにおいて、点対称となる網点が存在するため、第1領域ではAレーザ、Bレーザが共に9画素のオン画素を露光し、第2領域でもAレーザ、Bレーザが共に9画素のオン画素を露光する。よって、例えAレーザとBレーザとの間でレーザビームの光量差があっても、上述した問題が発生しない。
尚、実施形態2では、1200dpiにおいて、第一のベクトルが主走査方向に6、副走査方向に-6の成分、第二のベクトルが主走査方向に6、副走査方向に6の成分を持つ、141線45度のディザマトリクスを例に説明したが、本発明はこれに限るものではない。
また実施形態2のディザマトリクスは、4つのセルを組み合わせて構成しているが、これに限るものではない。例えば、8個や16個のセルを組み合わせて、そのうち半数のセルを、残り半数のセルに対して点対称な成長順のセルで配置するなどしても良い。
また実施形態2で用いるディザマトリクスは2値としたが、上述した二つの成長順を組み合わせていれば、多値のディザマトリクスを用いても良いことは言うまでもない。
また実施形態2で用いるレーザスキャナは2つのレーザを用いて描画すると説明したが、それに限るものではなく、例えば4つのレーザ等、2つ以外の複数のレーザを用いても良いことは言うまでもない。
以上説明したように実施形態2によれば、ディザマトリクスを構成する複数のセルにおいて、セルの成長順が基準となる点に対して、点対称になるディザマトリクスを用いる。これにより、複数レーザのレーザビームの光量差がある場合であっても、乗換ポイントを境にした第1領域と第2領域において、同一の網点を形成することが可能となり、いずれの領域においても同等な濃度や色味を再現することが可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…MFP(複合機)、101…CPU、102…メモリ、108…画像処理部、201…色変換部、202…ハーフトーン処理部、203…位相乗換部、800,810,1300,1301…ディザマトリクス

Claims (10)

  1. 画像形成装置であって、
    入力した画像データに対してディザマトリクスを用いて複数の網点を含むハーフトーン画像データを形成するハーフトーン処理手段と、
    前記ハーフトーン処理手段により形成された前記ハーフトーン画像データのラインを副走査方向にずらすことでレーザビームの走査線の曲りを補正するように画像データを補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された画像データに基づいて画像を形成する像形成手段と、を有し、
    前記ハーフトーン画像データに含まれる前記複数の網点の半数は第1の成長順で網点が形成され、前記複数の網点の残りの半数は、前記第1の成長順に対して前記副走査方向に対称である第2の成長順で網点が形成されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像形成手段は電子写真方式で画像を形成し、かつ、副走査方向に複数行ごとに前記レーザビームを照射する2つの発光素子を有し、
    前記補正手段は、前記2つの発光素子が照射する前記レーザビームの曲がりを補正するように、前記レーザビームの曲がり特性で副走査方向に1画素分ずれる乗り換えポイントにおいて前記ハーフトーン画像データを副走査方向にずらすことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記乗り換えポイントに対して主走査方向の前後に位置している第1領域と第2領域のそれぞれでは、前記入力した画像データの画素値と前記ディザマトリクスとに基づいて、一種類、或いは二種類の線対称な網点が存在することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1領域と第2領域において前記2つの発光素子が発光する回数は同じであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ディザマトリクスは複数のセルを有し、前記複数のセルの半数を、残り半数のセルに対して線対称の成長順のセルとすることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ディザマトリクスは、少なくとも前記第1の成長順で複数の閾値が配置された第1セルと、前記第2の成長順で複数の閾値が配置された第2セルを有し、前記第1の成長順と前記第2の成長順が、最も低い2つの成長順の間に設定された基準となる点に対して点対称であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1セルと前記第2セルは前記ディザマトリクスにおいて、主走査方向に対応する方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記ディザマトリクスに含まれる複数のセルの総数は偶数であり、前記ディザマトリクスに含まれる前記第1セルと前記第2セルの総数は同数であることを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 画像形成装置における画像形成方法であって、
    入力した画像データに対してディザマトリクスを用いて複数の網点を含むハーフトーン画像データを形成するハーフトーン処理工程と、
    前記ハーフトーン処理工程で形成された前記ハーフトーン画像データのラインを副走査方向にずらすことでレーザビームの走査線の曲りを補正するように画像データを補正する補正工程と、
    前記補正工程で補正された画像データに基づいて画像を形成する像形成工程と、を有し、
    前記ハーフトーン画像データに含まれる前記複数の網点の半数は第1の成長順で網点が形成され、前記複数の網点の残りの半数は、前記第1の成長順に対して前記副走査方向に対称である第2の成長順で網点が形成されることを特徴とする画像形成方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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