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JP2010283687A - プログラム、情報処理装置、階調補正パラメータ生成方法、記憶媒体 - Google Patents

プログラム、情報処理装置、階調補正パラメータ生成方法、記憶媒体 Download PDF

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JP2010283687A
JP2010283687A JP2009136559A JP2009136559A JP2010283687A JP 2010283687 A JP2010283687 A JP 2010283687A JP 2009136559 A JP2009136559 A JP 2009136559A JP 2009136559 A JP2009136559 A JP 2009136559A JP 2010283687 A JP2010283687 A JP 2010283687A
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】副走査方向又は主走査方向の機械的な濃度むらを、階調段差などの不具合を生じさせずに補正するプログラム等を提供すること。
【解決手段】コンピュータ20を、感光体を副走査方向に回転させながら感光体の主走査方向に画像データを形成して印刷する印刷手段400に、階調画像データ記憶手段15から読み出した、読み取り値が既知の階調画像データの印刷を要求する印刷要求手段34、階調画像データが印刷された原稿を読み取る読み取り手段200から、階調画像読み取りデータを取得する画像データ取得手段37、階調画像読み取りデータと階調画像データを比較して、階調値を補正する階調補正パラメータを生成するパラメータ生成手段32、として機能させるプログラム30において、印刷要求手段は、階調画像データが有する、同一色の階調値が徐々に変化するパッチ列51を、前記主走査方向に平行に配置する、ことを特徴とするプログラムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データの階調値を補正するための階調補正パラメータを生成するプログラム等に関し、特に、同一色の階調値が徐々に変化するパッチ列が所定方向に配置されている、プログラム、情報処理装置、階調補正パラメータ生成方法及び記憶媒体に関する。
プリンタなどの画像出力装置には、画像形成部の部品や組み付け部に経時的変化が生じるため、同じ画像データを、期間をおいて同じ画像出力装置で印刷した場合、同じ印刷物が得られないことがある。例えば、同じ2つの画像データにおいて、全体に薄くなったり濃くなったりする、濃度の違いが現れることがある。このような、経時の濃度変動を補正するため、画像出力装置は、所定のパッチ(濃度補正用の画像データ)を用紙に印刷して、パッチが印刷された用紙をスキャナなどで読み取り、階調補正パラメータを生成する処理を実行することがある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、トナー色に固有の特性を補正するため、複数階調のC,M,Y,Kトナー単一色のパッチとC,M,Yの3色を重ねたパッチで階調補正パラメータを生成する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、画像出力装置においては、画像データとしては全面にわたって均一な画素値であっても、印刷した際に、画像データの位置によって異なる濃度が得られることがある。電子写真方式の画像出力装置において、このような濃度むらは、例えば、感光体と転写ローラの偏心や、感光体と現像スリーブとの間隔の、感光体の回転軸方向の位置におけるばらつき、など部材の品質や組み付け精度に起因して発生する。
そこで、感光体などの回転軸方向(以下、「主走査方向」という)や、回転方向(以下、「副走査方向」という)の濃度むらの影響を抑制しながら経時変動を補正する階調補正パラメータを生成する技術が開示されている(例えば、特許文献2,3参照。)。特許文献2には、同色の同一濃度階調値のパッチを、感光体の主走査方向にずらして生成し、この複数の箇所に生成された各パッチの濃度を測定することで、感光体の主走査方向の濃度むらの影響を抑制しながら経時変動を補正する階調補正パラメータを生成する画像形成装置が開示されている。
特許文献2に記載されているように、同一色同一階調のパッチを主走査方向に複数印刷して平均化処理を行うことで、主走査方向の濃度むらの影響を抑制できる。しかし、後述するように、同一色同一階調のパッチを主走査方向に2つ配置することでは、濃度むらの影響を抑制するために充分であるとは限らない。
また、特許文献3には、更に、複数の箇所に生成された各パッチの一方を、副走査方向にずらして生成し、感光体の副走査方向の濃度むらの影響を抑制しながら経時変動を補正するパラメータを生成する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、特許文献3に開示された画像形成装置は、副走査方向に同一色で階調値が異なるパッチを配置するので、副走査方向の機械的な濃度むらを原因とする不自然な階調補正パラメータが生成されるという問題がある。発明の詳細な説明において、後に詳述するように、副走査方向の機械的な濃度むらにより、経時の濃度変動を把握するための階調画像データが歪な階調特性で印刷される。
このような歪な階調特性による印刷結果に基づいて生成された階調補正パラメータにより補正された印刷物は観測者の視覚にも、階調飛び等の歪な階調特性として認識されてしまう。
また、特許文献3は、画像形成装置の内部において階調補正パラメータを生成するものであるため、主走査方向に2つのセンサを配置するが、感光体ドラムの周囲にはセンサを配置するスペースを確保することが困難である。換言すると、画像形成装置の内部において多数のセンサは配置できず、このため、主走査方向に同一色で階調値が異なるパッチを配置して階調補正パラメータを生成する構成は、その発想自体が困難となっている。
本発明は、上記課題に鑑み、副走査方向の機械的な濃度むらの影響を抑制して、階調段差などの不具合を生じさせずに経時の濃度変動を補正するプログラム、情報処理装置、階調補正パラメータ生成方法及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、コンピュータを、光学的に読み取った際の読み取り値が既知の階調画像データを記憶する階調画像データ記憶手段と、感光体を副走査方向に回転させながら感光体の主走査方向に画像データを形成して画像データを印刷する印刷手段に、階調画像データの印刷を要求する印刷要求手段と、階調画像データが印刷された原稿を光学的に読み取る読み取り手段から、階調画像読み取りデータを取得する画像データ取得手段と、階調画像読み取りデータと階調画像データを比較して、画像データの階調値を補正する階調補正パラメータを生成するパラメータ生成手段と、として機能させるプログラムにおいて、印刷要求手段は、階調画像データが有する、同一色の階調値が徐々に変化するパッチ列を、前記主走査方向に平行に配置する、ことを特徴とするプログラムを提供する。
副走査方向の機械的な濃度むらの影響を抑制して、階調段差などの不具合を生じさせずに経時の濃度変動を補正するプログラム、情報処理装置、階調補正パラメータ生成方法及び記憶媒体を提供することを提供することができる。
画像処理システムによる階調補正を模式的に示す図の一例である。 画像処理システムをMFPとして実装した場合のハードウェア構成図の一例である。 階調補正パラメータを生成する画像処理システムの機能ブロック図の一例である。 階調値で表したパッチデータを模式的に示す図の一例である。 パッチの階調値の一例を示す図である。 感光体ドラムと現像スリーブの関係を示す図の一例である。 感光体ドラムの回転方向に階調値が変化する単一色のパッチ列を印刷した場合の不都合を説明する図の一例である。 同一階調のパッチを複数配置したパッチ列をプリンタで出力し、印刷されたパッチ列の明度の測定結果を示す図の一例である。 図7(a)のパッチ列の階調値と明度の変動の関係を示す図の一例である。 図7(b)のパッチ列の階調値と明度の変動の関係を示す図の一例である。 用紙の一面を同じ階調値で塗りつぶした場合の濃度むらを模式的に説明する図の一例である。 スクリーン処理の際のパッチデータの色分解を模式的に示す図の一例である。 中間調処理の手順を示すフローチャート図の一例である。 低線数スクリーン処理における閾値A〜Cの閾値マトリクスの一例を示す図である。 高線数スクリーン処理における閾値A〜Cの閾値マトリクスの一例を示す図である。 パッチ毎の読み取りを模式的に示す図の一例である。 階調補正パラメータ演算部による階調補正パラメータの生成について説明する図の一例である。 測定値が取るべき期待値と階調値との関係を示す図の一例である。 階調補正パラメータの生成を説明する図の一例である。 階調値と期待値の線形補間を説明する図の一例である。 画像処理システムが、画像補正パラメータを用いて階調補正して印刷する手順を示すフローチャート図の一例である。 画像処理システムの機能ブロック図の一例である。 プリンタに接続された画像処理装置の機能ブロック図の一例である。 コピーの際のMFPの機能ブロック図の一例である。 エッジ検知部のブロック図の一例である。 一次微分フィルタの一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
〔階調補正パラメータの生成の概略〕
図1は、本実施形態の画像処理システム100による階調補正を模式的に示す図の一例である。画像処理システム100は、スキャナ200、画像処理装置300、及び、プリンタ400、を有する。画像処理システム100は、これらが一体となったMFP(Multi Function Peripheral)であってもよい。いずれの形態でも、画像処理装置300が提供する階調補正パラメータ演算部32は、例えばコンピュータがプログラムを実行することで実装される。
パッチデータ31はパッチチャート500を印刷するための画像データである。ユーザが、画像処理システム100のモードを、例えばワープロなどで生成したデータを印刷する印刷モードから、階調補正モードに切り替えると、画像処理装置300がパッチデータ31をプリンタ400に送出し、プリンタ400が用紙にパッチデータ31を印刷することでパッチチャート500が出力される。
パッチデータ31は、C,M,Y,Kの各単一色のトナーのトナー濃度指示値(以下、階調値という)が、階調を持つように構成されている。例えば、各単一色毎に、0、16、32、48,64,80、96、112、128、143、159、175、191、207、223、239、255の17の異なる階調値のパッチに区分されている。本実施形態では、階調値の異なる各単一色毎のパッチが主走査方向に配列されていることが特徴の1つである。すなわち、C、M、Y、Kの各単一色毎のパッチは、階調値が主走査方向に一様に変化(増大又は減少)している。なお、主走査方向とは、感光体ドラムの回転軸方向をいい、副走査方向とは回転方向をいう。
画像処理装置300は、パッチデータ31にディザ法等による中間調処理を施し、用紙に印刷してパッチチャート500を出力するが、同じ画像出力装置で印刷しても一般に期間をおいた場合は、画像形成部の部品や組み付け部に経時的変化によって、異なる濃度を示す。
そのため、パッチチャート500をスキャナ200で光学的に読み取り、読み取りデータがパッチデータ31と一致するように、階調補正パラメータ演算部32が階調補正パラメータを生成する。
ところで、プリンタ400が有する感光体や転写ローラの偏心、感光体ドラムと現像スリーブとの間隔の、感光体の回転軸方向の位置におけるばらつき、等に起因して、プリンタ400からの印刷結果は、同じ階調値であっても位置によって異なる、濃度むらと呼ばれる現象が発生する。
ここで、濃度むらは、主走査方向よりも副走査方向の方が大きいことが実験的に知られている。このため、パッチデータ31において、副走査方向に各単一色のパッチを配列すると、各単一色の階調特性が歪んだものとして読み取られる。これに対し、本実施形態の画像処理システム100は、主走査方向に階調値が変化する各単一色のパッチ列を配列するので、階調特性の歪みが少ない。したがって、後述するように、生成される階調補正パラメータが歪になることが抑制でき、階調補正パラメータによる階調補正処理により画像処理システム100の経時変動補正性能を向上できる。すなわち、各単一色毎のパッチを主走査方向に配列することで、副走査方向の濃度むらの影響を抑制した階調補正パラメータを生成することが可能となる。
〔MFPのハードウェア構成図〕
図2は、画像処理システム100をMFPとして実装した場合のハードウェア構成図の一例を示す。MFPは、コントローラ20と、操作パネル16と,FAX制御ユニット24と,プリンタ(エンジン部)400とを有する。コントローラ20は、CPU11と、システムメモリ12と,NB(ノースブリッジ)14と,SB(サウスブリッジ)18と,ASIC17と,ローカルメモリ13と、HDD(ハードディスク装置)15と、NIC(ネットワークインターフェースカード)19と、USBデバイス21と,IEEE1394デバイス22と,セントロニクスデバイス23とを有する。
記憶媒体25は、例えば、USBデバイス21に脱着可能であり、記憶媒体25に記憶されたプログラム30は、記憶媒体25からHDD15にインストールされる。また、プログラム30は、不図示のサーバからNIC19を経由してHDD15にインストールされてもよい。
CPU11は、MFPの全体制御を行うものである。例えばCPU11は、OS上にプロセスを起動して実行させる。NB14はブリッジである。SB18は、PCIバスとROMや周辺デバイス等とを接続するためのブリッジである。システムメモリ12は、MFPの描画用メモリなどとして用いるメモリである。ローカルメモリ13は、コピー用画像バッファ,符号バッファとして用いるメモリである。
ASIC17は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。HDD15は、画像データ,文書データ,プログラム30,フォントデータ等の蓄積を行うストレージ(補助記憶装置)である。NIC19は、MFPをネットワークに接続するインターフェイス機器である。また、USBデバイス21,IEEE1394デバイス22及びセントロニクスデバイス23は、それぞれの規格に準じたインターフェイスである。
操作パネル16は、タッチパネルを介し、オペレータからの入力操作を受け付けると共に、オペレータに向けた表示を行う操作部である。操作パネル16の周辺には物理的なキーボードが配置されている。プリンタ(エンジン部)400は、図1のプリンタ400に相当し、パッチチャート500を用紙に印刷する。以下、プリンタ(エンジン部)400を単にプリンタ400という。プリンタ400は、例えば1ドラムカラープロッタを有し、パッチデータ31を含む印刷ジョブデータやスキャナ200が読み取った画像データに基づき、1ページ毎の画像を形成し、用紙に転写する。例えば、レーザービームを用いた電子写真プロセスを使って、感光体ドラムに形成したトナー画像を用紙に転写し、定着装置により熱と圧力により定着して出力する。
また、スキャナ200は、コンタクトガラスに載置された原稿を光学的に走査して、その反射光をA/D変換して誤差拡散やガンマ変換などの画像処理を施し所定の解像度のデジタルデータに変換し画像データを生成する。スキャナ200がパッチチャート500を読み取り、読み取りデータを生成する。
FAX制御ユニット24は、NCU(Network Control Unit)を介して公衆通信網に接続し、例えばG3、G4規格のファクシミリに対応した通信手順(通信プロトコル)等に従いファクシミリの送受信を行う。なお、FAX制御ユニット24はメモリを有しており、例えばMFPの電源がOFFのときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するためにこのメモリに記憶する。
図3(a)は、階調補正パラメータを生成する画像処理システム100の機能ブロック図の一例を示す。図3(b)は、階調補正パラメータを生成する手順を示すフローチャート図の一例を示す。
画像処理システム100は、パッチチャート出力部34、パッチチャート入力部37、階調補正パラメータ演算部32、及び、階調補正パラメータ設定部35を有する。パッチチャート出力部34等は、CPU11がプログラム30を実行することにより実現される。また、一部又は全てをASIC17等の論理回路により実現してもよい。また、パッチデータ記憶部33及び階調補正パラメータ記憶部36はHDD15やROMを実体とし、それぞれ、パッチデータ31又は階調補正パラメータを記憶している。なお、階調補正パラメータはプリンタ400が保持することが多いので、この場合、階調補正パラメータ記憶部36はプリンタ400の記憶手段に記憶される。また、階調補正パラメータをプリンタドライバが利用する場合は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置がプリンタドライバと一体に有していてもよい。
以下、図3(b)のフローチャート図に従い説明していくが、まず、パッチデータとパッチデータ31の印刷方向(濃度むら)について説明する。
〔パッチデータ〕
図4は、階調値で表したパッチデータ31を模式的に示す図の一例である。パッチチャート500もパッチデータ31を印刷して得られた出力結果であるため同様である。以下、階調値(すなわち画像データの画素値)は0以上255以下の整数値で表され、値が大きいほど濃度が大きいことを示すものとする。ただし、スキャナ200が読み取った読み取りデータは、逆に値が小さいほど濃度が大きいことを示すものとする。
図4のパッチデータ31は、12個のパッチ列(以下、1つの階調値をパッチ52、階調値が変化する一連のパッチ52をパッチ列という)51を有する。パッチデータ31は、例えば、A4サイズの用紙に印刷される。パッチ列51は、絵柄部210と文字部220に大きく区分されている。絵柄とは、主に、写真等、文字以外として扱うものである。文字部220には、文字部K221、文字部C222、文字部Y223及び文字部M224、の各パッチ列51があり、絵柄部210には、絵柄部K201、絵柄部C202、絵柄部Y203、絵柄部M204、及び、絵柄部K211、絵柄部C212、絵柄部Y213、絵柄部M214の、各パッチ列51がある。Kはブラック、Cはシアン色、Yは黄色、Mはマゼンタ色を意味し、いずれも画像処理装置300の単一色、すなわち単一の色材のみで表現する色である。図4では単一色のパッチ列しかないが、C,M,Yの3色を重ねたパッチ52のパッチ列51を配置してもよい。
文字部220と絵柄部210に区分されているのは、プリンタ400で画像データを印刷する場合、文字と絵柄で、要請される機能が異なるためである。すなわち、絵柄は文字よりもカラーの画素値を画像データに忠実に印刷することが好ましく、文字は絵柄よりも高精細に印刷することが好ましい。そのため、絵柄部と文字部とでは異なる中間調処理を施す。階調特性は中間調処理毎に異なるため、パッチデータ31には絵柄部と文字部それぞれのパッチ列51を有する。
また一般に絵柄は文字よりもカラーの画素値を忠実に印刷する要求が高いと考えられるため、絵柄部210は各単一色に対して2つある。すなわち、絵柄部K201と絵柄部K211、絵柄部C202と絵柄部C212、絵柄部Y203と絵柄部Y213、絵柄部M204と絵柄部M214、とはそれぞれ同じパッチ列51である。
このように、パッチデータ31が同じ色のパッチ列51を副走査方向に離して複数有し、後述するような平均化処理に用いることで、副走査方向の濃度むらの影響を抑制しやすくなる。文字部220のパッチ列51が各単一色毎に1つしかないのは、各パッチ52の大きさと用紙の制約によるものであり、文字部220のパッチ列51を各単一色毎に2つ配置してもよい。また、絵柄部210のパッチ列51を各単一色毎に3つ以上配置してもよい。
文字部K221のパッチ列51は、K00、K01、…、K16の計17個のパッチ52で構成される。K00の階調値は0、K16の階調値は255であるので、Kのパッチ列51の各階調値は、0〜255までおおむね均等に増加していくよう与えられている。同じように例えば絵柄部C202、C212のパッチ列51はC00、C01、…、C16のパッチ52で構成され、各パッチ列51のシアン色Cの階調値も、C00は0、C16は255、C01からC15はおおむね均等に増加していくよう与えられている。ここで階調値の増加の幅は必ずしも均等である必要はなく、パッチチャート500として印刷された状態で明度差が均等になるよう、もしくは濃度差が均等になるように設定してもよいし、またそれ以外の単調増加であってもよい。なお、各パッチ列51間、例えば絵柄部K201と絵柄部C202との間の空白はあってもなくてもよく、また、各パッチ列51内のパッチ52間の空白は、あってもなくてもよい。
図5は、パッチ52の階調値の一例を示す図である。図5では、ブラックKのパッチ52の各階調値が示されている。前述したように、K00からK16の階調値は均等に増加している必要はない。また、絵柄部K201又は絵柄部K211のK12の階調値と、文字部K221のK12の階調値とが異なっていてもよいし、同じであってもよい。重要な点は、絵柄部K201と絵柄部K211のK12の階調値が同じであることである。
なお、パッチデータ31には、「利用者向けの説明文」が記述される。利用者向け説明文は、ユーザがパッチチャート500をスキャナ200で読み取る際に、コンタクトガラス上の正しい向きにパッチチャート500を載置できるようなメッセージである。図では「シートを伏せて印刷面が下になるように原稿ガラスにセットしてください。印刷されている矢印は原稿ガラスのセット基準(左奥)に合わせてください。」と記述されている。
パッチチャート出力部34は、パッチデータ31にスクリーン処理を施してパッチチャート500を用紙に印刷する。スクリーン処理とは、多値の画像データを大域的な濃度を保ちながら、少値の、網点など所定のスクリーン形状を用いて表現する処理をいい、ディザ法や誤差拡散法が知られている。ここでは、パッチチャート出力部34は、閾値マトリクスを階調値と比較して、入力された、各階調値に応じたスクリーン画像を生成する。パッチチャート出力部34は、パッチデータ31の、絵柄部210の各パッチ52に対しては低線数なスクリーンを形成する低線数スクリーン処理を行い、文字部220のパッチ52に対しては高線数なスクリーンを形成する高線数スクリーン処理を行った後、用紙に印刷することでパッチチャート500を出力する。また、パッチチャート出力部34は、利用者向けの説明文に文字用の高線数スクリーン処理を行い印刷する。
ここで、文字用にディザ処理ではなく誤差拡散処理を用いる構成であってもよく、その場合は、文字部220のパッチ52に対しては誤差拡散処理を行う。肝要な点は、実際に用いる処理と同じ処理を用いてパッチチャート500を得て、階調補正パラメータを生成することである。
なお、パッチチャート500は、図4に示したパッチデータ31のように指定の階調値をそのまま印刷するのでなく、本画像処理システム100が前回生成した階調補正パラメータを用いて階調補正処理を行って出力したパッチチャート500であってもよく、パッチチャート500の印刷に用いられた階調値が既知であればよい。
〔印刷方向とパッチデータ31の関係〕
続いて、パッチデータ31の印刷方向とパッチデータ31の関係について説明する。パッチチャート出力部34は、文字部M224のパッチ52が感光体ドラム43の回転方向の先頭となるように、換言すると、文字部M224のパッチ列51が感光体ドラム43の回転軸44と平行になるように、パッチデータ31からトナー画像を生成する。
図6は、本画像処理システム100の感光体ドラム43と現像スリーブ41の関係を示す。感光体ドラム43の側面と現像スリーブ41の側面の間にはわずかな距離が設けられ、それぞれの2つの端面の中心を回転軸44、42にして回転する。したがって、感光体ドラム43の回転軸44と現像スリーブ41の回転軸42とは平行である。
まず、図7(a)に示すように、仮に、感光体ドラム43の副走査方向に階調値が変化する単一色のパッチ列51を印刷した場合の不都合を説明する。ここでは説明を容易にするため、一色(例えば、ブラックK)のパッチ列51をパッチデータ31に用いることを考える。パッチチャート出力部34は、スクリーン処理を施したパッチデータ(網点画像)31に基づき、感光体ドラム43に潜像を形成するレーザ光を照射する。プリンタ400が、感光体ドラム43の表面を均一に帯電した後、パッチデータ31に基づきレーザ光を変調することで、レーザ光がオン/オフされるタイミングが定まる。レーザ光を感光体ドラム43に照射することで、感光体ドラム43の表面にスクリーン処理を施したパッチデータ(網点画像)31と同じ静電潜像が形成される。現像スリーブ41は、不図示の現像容器を感光体ドラム43と反対方向に有し、現像容器内の現像剤(トナー)が現像スリーブ41に均一に吸着する。現像スリーブ41には、一定の現像バイアスが印加されており、静電潜像と同じ形状にトナーが付着して感光体ドラム43にトナー像が形成される。トナー像は、給紙トレイ等から搬送される用紙上に転写され、熱と圧力により定着される。
しかしながら、感光体ドラム43が回転軸44を中心としてわずかに歪んでいる場合、現像スリーブ41が回転軸42を中心としてわずかに歪んでいる場合、もしくは感光体ドラム43や現像スリーブ41が回転によってぶれる場合などに、感光体ドラム43と現像スリーブ41の回転により双方の間隔が変動する。感光体ドラム43と現像スリーブ41の間隔は非常に狭いため、この変動による、感光体ドラム43に吸着する色材の量の変動が無視できないほどの、感光体ドラム43の回転方向の濃度変動を発生させることがある。
感光体ドラム43の副走査方向(回転方向)の濃度変動をより明確に示すため、同一階調のパッチ列51を印刷した場合について説明する。
図8は、同一階調のパッチ52を複数配置したパッチ列51をプリンタ400で出力し、出力後の明度の測定結果を示す図の一例である。横軸は感光体ドラム43の副走査方向の位置を、奥行は感光体ドラム43の主走査方向の位置を、縦軸は明度を、それぞれ示す。なお、副走査方向の1目盛りは約「1.7cm」、奥行きの1目盛りは約「3.4cm」である。図8の全体でおおむねA4の用紙1ページ内の明度の変動を表している。
図8に示すように、同じ副走査方向の位置における明度の変化に対し、同じ主走査方向の明度の変化の方が大きい(以下、このような濃度むらを「機械的な」という場合がある)。すなわち、感光体ドラム43と現像スリーブ41を用いたプリンタ400では、感光体ドラム43の副走査方向(回転方向)の明度変動の方が、主走査方向(回転軸方向)よりも大きいことを示している。なお、図8では、濃度の代わりに明度で示しているが、変動の大小という点で、濃度についても同じ結果が得られる。
このような特性をもたらすプリンタ400において、図7(a)のようなパッチデータ31を用いてパッチチャート500を印刷すると、パッチ列51には経時の濃度変動に加えて、機械的な濃度むらの影響とが混在してしまう。
図9は、図7(a)のパッチ列51を印刷して読み取った場合の、階調値と明度の変動の関係を示す図の一例である。パッチ列51は、0〜255の値を取るので、横軸の階調値は0〜255である。パッチチャート500に機械的な濃度むらが生じない場合に各階調値を読み取った期待値(経時変動を補正するために基準となる階調特性を示す値で、機械的な濃度むらが存在しないと仮定した場合の読み取りデータ:実線)は、階調値が「ゼロ」の場合に「250」、階調値が「255」の場合に「20」、である(詳しくは後述する)。図9では、この期待値を明度に置き換えているため、階調値が「ゼロ」の場合に明度「90強」、階調値が「255」の場合に「20弱」である。
これに対し、経時変動がまったくなかったとして、パッチチャート500をスキャナ200で読み取った場合の測定値(副走査方向に機械的な濃度むらを有する読み取りデータ:点線)は、期待値上下に変動している。すなわち、図7(a)の例では階調値が「170」より小さい領域では、測定値は期待値より大きく、階調値が「170」以上の領域では、測定値は期待値より小さい。
したがって、期待値から測定値を引いた「変動分(長点線)」は、階調値が「170」より小さい領域では正値であり、階調値が「170」以上の領域では負値である(右の軸)。この変動分の変化率が大きい階調値の前後では、階調補正パラメータによって得られる階調特性が歪んだ形状となる。すなわち、この測定値を元に生成した階調補正パラメータは、歪んだ階調特性を持ち、急激な明度変化による階調段差を生じさせる。したがって、図7(a)のようなパッチデータ31は適当でないことが分かる。
これに対し、図7(b)に示す、感光体ドラム43の主走査方向に階調値が変化する単一色のパッチ列51を印刷した場合の期待値と測定値について説明する。図7(b)のパッチ列51は、図7(a)のパッチ列51を90度回転させたものに等しく、階調値の変化の向きは紙面の左右のどちらを向いていてもよい。
図10は、図7(b)のパッチ列51の階調値と明度の変動の関係を示す図の一例である。パッチ列51は、0〜255の値を取るので、横軸の階調値は「0〜255」である。パッチチャート500に機械的な濃度むらが生じない場合に各階調値を読み取った期待値(経時変動を補正するために基準となる階調特性を示す値で、機械的な濃度むらが存在しないと仮定した場合の読み取りデータ:実線)は、階調値が「ゼロ」の場合に「250」、階調値が「255」の場合に「20」、である。図10では、この期待値を明度に置き換えているため、階調値が「ゼロ」の場合に明度「90強」、階調値が「255」の場合に「20弱」である。
経時変動が全くなかったとして、パッチチャート500をスキャナ200で読み取った場合の測定値(副走査方向に機械的な濃度むらを有する読み取りデータ:点線)は、副走査方向に明度が変動し、それと直交する主走査方向には明度が変動しないと仮定した場合の測定値を示す。図7(b)の測定値は、階調値によって感光体ドラム43の副走査方向の位置は変わらないため、階調値が変わっても明度のずれの大きさは一定である。このため、期待値に対し、測定値は平行移動した階調特性を示す。そのため、この測定値を元に生成した階調補正パラメータも、プリンタ400によって得ようとする階調特性とは異なるが、急激な明度変化による階調段差を生じさせることがない。
したがって、副走査方向に機械的な濃度むらが大きい場合、副走査方向に垂直な方向(主走査方向)にパッチ列51を配置すべきことがわかる。
このため、図4に示すパッチデータ31を、文字部M224のパッチ列51が感光体ドラム43の回転方向の先頭となるよう紙に出力すること、すなわち、濃度の変動の大きい方向に直交するよう同一色のパッチ列51を配置することが好ましいことが分かる。
次に、単一色のパッチ列を1つだけパッチデータ31に配置するのでなく、単一色のパッチ列51を複数配置することのメリットについて説明する。これまで説明したように、感光体ドラム43の副走査方向には、濃度むらが生じやすい。
図11(a)は、用紙の一面を同じ階調値で塗りつぶした場合の濃度むらを模式的に説明する図の一例である。回転体の機械的な濃度むらは図示するように、周期性を示すことが多いため、ここでは正弦波で示している。ここで、パッチ列51を1つだけ配置した場合、パッチ列51は回転体ドラムの最も濃度の高い位置に形成される可能性も、最も濃度の低い位置に形成される可能性もある。このため、パッチ列51が1つの場合の最大誤差は、機械的な濃度むらの最小値から最大値の差の半分に相当する。
一方、同じパッチ列51を2つ、配置した場合、一方のパッチ列51が回転体ドラムの最も濃度の高い位置に形成され、他方のパッチ列51も最も濃度の高い位置に形成される可能性は極めて低い。また、このような配置を回避してパッチデータ31を生成することも可能である。このため、パッチ列51が2つの場合の最大誤差は、機械的な濃度むらの最小値から最大値の差分よりも小さくなるとしてよい。
図11(b)は、同じ単一色のパッチ列51の数と濃度変動の最大値の関係を示す図の一例である。パッチ列51が1つの場合の誤差を「−1〜+1」とした場合、パッチ列51が2つの場合の誤差を略「−0.7〜+0.7」程度に抑制することができる。図11(b)では2つのパッチ列51の間隔を90度開けた場合の例を示す。90度とは、感光体ドラム43の1回転を360度とした場合の1/4である。
図11(c)は、パッチ列51の間隔と濃度変動の最大値の関係を模式的に示す図の一例である。図11(c)では、機械的な濃度むらが感光体ドラム43の回転により生じると仮定している。このため、2つのパッチ列51を位相180度だけ離した場合に、2つのパッチ列51に生じる濃度むらを打ち消し合って、濃度変動が最も小さくなることが分かる。また同時に、2つのパッチ列51を用いた場合は、1つのパッチ列のみを用いた場合より「平均変動値の最大」が大きくなることを示している。
以上のように、2つのパッチ列51を副走査方向に適当な間隔を空けて配置することで、機械的な濃度むらの影響を抑制できることが分かる。
図3(b)に戻り、パッチデータを用いた階調補正パラメータの生成について説明する。
〔S10:スクリーン処理〕
ユーザが、操作パネル16を操作して、画像処理システム100のモードを階調補正モードに切り替えると、パッチチャート出力部34は、パッチデータ記憶部33からパッチデータ31を読み出して、パッチチャート500を用紙に印刷することで出力する。
図12は、スクリーン処理の際のパッチデータの色分解を模式的に示す図の一例である。パッチチャート出力部34がパッチデータ記憶部33から読み出した、パッチデータ31に対して低線数スクリーン処理、又は、高線数スクリーン処理を施す。パッチチャート出力部34は、パッチデータ31をC、M、Y、Kの各色成分に分解する。そして、各色1画素毎に、逐次、階調値と閾値の関係から出力階調値を決定する中間調処理を行って出力する。
以下では、K色中間調処理について説明するが、他の色成分に対しても閾値が異なるだけで処理は同じである。なお、異なる各成分に対して同じ閾値を用いてもよい。
図13は、中間調処理の手順を示すフローチャート図の一例を示す。図13では、パッチデータ31のK成分の値を入力階調値として、「0、85、170、255」のいずれかの出力階調値を求めて出力する処理について示す。
ステップS1001では、パッチチャート出力部34は、入力階調値が閾値Cより大きいか否かを判定し、入力階調値が閾値Cより大きい場合(S1001のYes)、255出力階調値とする。
入力階調値が閾値Cより大きくない場合(S1001のNo)、入力階調値と閾値Bとの大小関係を比較する(S1002)。入力階調値が閾値Bより大きい場合(S1002のYes)、170を出力階調値とする(S1005)。
入力階調値が閾値Bより大きくない場合(S1002のNo)、入力階調値と閾値Aとの大小関係を比較する(S1003)。入力階調値が閾値Aより大きい場合(S1003のYes)、「85」を出力階調値とする(S1006)。
入力階調値が閾値Aより大きくない場合(S1003のNo)、0を出力階調値とする。
例えば、閾値A、閾値B、閾値Cがそれぞれ「231、235、240」となる画素位置において入力階調値が「237」である場合は「170」を出力階調値とすることになる。この閾値A〜Cを決定するため、画像処理装置300は閾値A〜C用の閾値マトリクスを有する。
図14(a)〜(c)は、それぞれ閾値A〜Cの閾値マトリクスの一例を示す。図14(a)〜(c)は低線数スクリーン処理用の閾値マトリクスである。図14の閾値マトリクスを用いて閾値を決定することで、K色に対して600dpi出力において141線45度の網点スクリーンを形成することができる。パッチチャート出力部34は、入力階調値と閾値とを比較して出力階調値を決定する。
本実施形態では、出力階調値は「0、85、170、255」のいずれかの値を取るものとし、図14(a)が出力階調値「85」に相当するドットを出すか否かを決定するための閾値A、図14(b)が出力階調値「170」に相当するドットを出すか否かを決定するための閾値B、図14(c)が出力階調値「255」に相当するドットを出すか否かを決定するための閾値Cとする。
閾値マトリクスを用いて閾値を決定する方法について説明する。閾値マトリクスの各セルが1つの画素に対応する。したがって、閾値マトリクス上において注目画素に対応する位置は、出力画像に閾値マトリクスをタイル状に繰り返し敷き詰めたとき、注目画素が閾値マトリクス中のどの位置に相当するかにより決定される。
すなわち、閾値マトリクスのサイズが横w画素、縦h画素である場合、出力画像座標で横X、縦Yの注目画素に対しては、閾値マトリクス座標で横軸(X mod w)、縦軸(Y mod h)に示す位置の閾値を用いる。ここで、modは剰余演算子であり、(X mod w)はXをwで割った時の余りを示す。
例えば図14(a)の閾値マトリクスはw=h=12であるため、出力画像座標で(X,Y)=(13,26)の画素に対しては、閾値マトリクス座標で(x,y)=(1,2)の位置の閾値を用いることとなる。この場合、出力階調値「85、170、255」に相当するドットを出すか否かを決定するための閾値A、閾値B、閾値Cはそれぞれ、図14(a)から231、図14(b)から「235」、図14(c)から「240」となる。このように出力画像の座標毎に、閾値A〜Cを決定し、入力階調値と比較することで、出力階調値「0,85、170、255」のいずれに相当するドットを出すか否かを決定できる。
高線数スクリーン処理では、K色に対して図14の閾値マトリクスの代わりに、図15(a)〜(c)の閾値マトリクスを用いる。図15(a)〜(c)の閾値マトリクスは、600dpi出力において212線45度の網点スクリーンを形成するためのものである。
〔S20:パッチチャートを出力〕
パッチチャート出力部34は、プリンタ400にパッチデータの印刷を要求する。プリンタ400は、以上のようにして出力階調値「0、85、170,255」に相当するドットを出すか否かを決定するので、パッチデータ31からパッチチャート500を出力することができる。
〔S300:パッチチャート500の光学的走査〕
ユーザがスキャナ200のコンタクトガラスにパッチチャート500を載置し所定の操作を実施すると、スキャナ200がパッチチャート500を光学的に走査する。階調補正モードにおいて、読み取られた原稿はパッチチャート500であると推定される。また、コンタクトガラスにおけるパッチチャート500の向きは、「利用者向けの説明文」に従った向きであることものとする。
スキャナ200は、カラーCCDやカラーCMOSの光電変換素子からなるカラーラインセンサと、A/Dコンバータを有し、パッチチャート500の濃淡情報をRGB各8〜10ビットのRGB画像データに変換する。パッチチャート入力部37は、RGB画像データにシェーディング補正等を施す。
図16は、パッチ毎の読み取りを模式的に示す図の一例である。パッチチャート入力部37が読み取るのはパッチ52の全体でなく、パッチ52の中央付近の所定領域(600dpiで128×96画素)53である。これは、パッチ52同士の境界では、他の色のパッチ52の影響を受け、読み取りデータの精度が低下するおそれがあるためである。パッチチャート入力部37は、1つのパッチ52に対して、所定領域53内の読み取りデータの平均値をそのパッチ52の測定値とする。
また、図4において説明したように、パッチチャート500は、主走査方向に隣接したパッチ52が近い階調値を有する。このため、着目した1つのパッチ52をスキャナ200で読み取る際に、周囲のパッチ52が着目したパッチ52と大きく異なる反射特性を持つことによる影響を受けにくくすることができる。
パッチチャート500はC、M、Y、Kカラーであるので、KパッチとMパッチに対してはスキャナ200のグリーンチャネルGのデータ、Cパッチに対してはスキャナ200のレッドチャネルRのデータ、Yパッチに対してはスキャナ200のブルーチャネルBのデータの、パッチ内部に位置する128×96画素の平均値をパッチの読み取り値として得る。これは各色のパッチ52に対して、スキャナ200の読み取りデータが取る値の広いチャネルを選択したものである。
〔S40:階調補正パラメータの生成〕
図17を用いて、階調補正パラメータ演算部32による階調補正パラメータの生成について説明する。図4に示したように、本実施形態のパッチデータ31は、絵柄部210において同一色同一階調値で出力されたパッチ52が2カ所に存在する。例えば、絵柄部K201のK08と、絵柄部K211のK08のパッチ52は、いずれもブラックの階調値「128」のパッチ52である。階調補正パラメータ演算部32は、絵柄部K201のK08の読み取り値と、絵柄部K211のK08の読み取り値との平均値を、K08の測定値とする。
図17は、絵柄部210のブラックのパッチK00〜K16の読み取り値の一例を示す。図17に示すように、読み取り値は階調値が小さいほど大きく、階調値が大きいほど小さい。
例えば、絵柄部K201のK08の読み取り値が80、絵柄部K211のK08の読み取り値が70である場合、ブラックのパッチK08の階調値「128」の測定値は、この2つの読み取り値の平均値である75とする。絵柄部210については、このように同じ階調値のパッチの読み取り値の平均値を測定値とする。
文字部220においては同一色同一階調値で出力されたパッチ52はただ1カ所のみに存在するため、パッチ52の読み取り値をそのまま測定値とする。なお、絵柄部210において3つ以上、文字部220において2つ以上、同一色同一階調値で出力されたパッチ52が存在する場合も同様にして平均値を算出すればよい。また、重み付けして測定値を算出したり、中央値を測定値としてもよい。
ついで、階調補正パラメータ演算部32は、予め与えられたパッチデータ31の階調値と、パッチチャート500の測定値の関係を満たすよう、階調補正パラメータを生成する。階調補正パラメータは、濃度を補正するものであるのでγ補正テーブルを生成することと同義である。
図18は、階調値と測定値が取るべき期待値との関係を示す。すなわち、図18は、測定値が図18の期待値と同じ値を示していれば、階調補正パラメータを生成しなくてもよいことを示す理想的な関係を示す。図18のパッチデータ31によれば、プリンタ400に、例えば階調値「136」のパッチ52を出力するよう指示した場合に、スキャナ200による読み取り値(測定値)が「75」の濃度になるよう、階調補正パラメータを生成する。
図18に示すように、階調値「136」に対する期待値が「75」であり、図17に示すように測定値「75」の階調値が「128」となっている場合、階調補正パラメータ演算部32は、階調値「136」が入力されると階調値「128」を出力する階調補正パラメータ(γ補正テーブル)を生成する。
図19は、階調補正パラメータの生成を説明する図の一例である。図19の実線は、測定値が取るべき期待値と階調値の関係を示す。これに対し測定値が「75」の階調値は「128」であるので、元の階調値が「136」の場合、「128」に置き換えることで、測定値が75になる濃度を出力することになる。したがって、経時の濃度変動を補正して期待通りの階調特性を得ることができる。
プリンタ400は、階調補正パラメータを参照し、ブラックの階調値「136」のデータを階調値「128」に階調補正処理して出力する。ブラックの階調値「128」で出力したパッチ52をスキャンしたとき、前述のように測定値は75であったことから、階調値「136」を階調値「128」に変換することで、期待値に近い測定値が得られることが期待できる。
ところで、階調値は16個しかないので、期待値に一致する測定値が得られるとは限らない。例えば、図18に示すように、階調値「221」に対する期待値は「30」であるが、図17には測定値が「30」のパッチ52は存在しない。このため、階調補正パラメータ演算部32は、線形補間によって期待値「30」に相当する階調値を算出する。
図20は、階調値と期待値の線形補間を説明する図の一例である。図18から階調値「221」の期待値は「30」,階調値「204」に対する期待値は「35」である。例えば、図17に示すように、絵柄部210のK12、すなわちブラックの階調値「191」のパッチ52の読み取り値が「32」、絵柄部210のK13、すなわちブラックの階調値「207」のパッチ52の読み取り値が「29」の場合、(191,32)と(207、29)の間を線形補間する。すると、線形補間により、測定値が「30」を取る階調値「202」が算出されるので、元の階調値が「221」の場合、階調値を「202」に置き換えることで、測定値が「30」になり、経時の濃度変動を補正して期待通りの階調特性を得ることができる。
このように、階調補正パラメータ演算部32は、図18に示した離散的な16点の階調値に対応する変換テーブルを生成した後、16点の点間を、スプライン補間処理などを用いてなだらかに補間し、かつ、必要に応じて逆転しないよう修正して、階調値「0」から「255」まで1刻みで階調補正パラメータを生成する。
なお、本実施形態では、用紙に印刷したパッチチャート500をスキャナ200で読み取る構成を用いて説明したが、濃度計や明度計などの測色器を用いて、階調補正パラメータを生成してもよい。この場合、図18の各階調値に対応する期待値の代わりに、各階調値と濃度や明度などとの関係を表したテーブルを用いて階調補正パラメータを生成する。
〔S50:階調補正パラメータを登録〕
階調補正パラメータが生成されると、階調補正パラメータ設定部35は階調補正パラメータを階調処理に用いるよう、プリンタ400に設定する。また、情報処理装置の階調補正パラメータ記憶部36に記憶してもよい。
〔階調補正パラメータを用いた印刷〕
図21は、画像処理システム100が、画像補正パラメータを用いて階調補正して印刷する手順を示すフローチャート図の一例を、図22は、画像処理システム100の機能ブロック図の一例をそれぞれ示す。
画像処理システム100をMFPとして実装した場合、画像入力部61は、例えば、スキャナ200、ネットワークを介して接続された情報処理装置とのインターフェイス、ファクシミリ等である。階調補正部62は、CPU11がプログラム30を実行することで実現される。画像出力部63は、例えばエンジン部と接続されたインターフェイス、又は、プリンタ400そのものである。
画像入力部61は画像データを、一画素に相当するデータずつ入力する(S1101)。ここで画像データは、0以上255以下の整数値を一画素毎に持つものとする。
階調補正部62は、階調補正パラメータを参照して、画像入力部61から入力された画像データの階調値を一画素ずつ変換する(S1102)。
画像出力部63は、階調補正部62が変換した階調値を一画素ずつ出力する(S1103)。これにより、変換後の画像データによりレーザ光が変調され、経時の濃度変動を補正してカラー画像を印刷することができる。
以上説明したように、本実施例の画像処理システム100は、パッチ列51を主走査方向に平行に配置することで、印刷されるカラー画像に階調段差等の濃度むらを生じさせない経時の濃度変動を補正する階調補正パラメータを生成することができる。また、2つのパッチ列51を副走査方向に適当な間隔を空けて配置することで、機械的な濃度むらをより抑制した階調補正パラメータを生成できる。
本実施例では、実施例1の階調補正パラメータを利用するプリンタ400について説明する。
図23は、プリンタ400に接続された画像処理装置300の機能ブロック図の一例を示す。画像処理装置300は、図示しないホストコンピュータと接続するホストI/F64、画像データを記憶するメモリ65、画像描画部67、及び、エンジンと接続するエンジンI/F66を有する。
画像処理装置300は、ホストI/F64を介してホストコンピュータから画像描画命令を受け取りメモリ65に書き込む。画像描画部67は、メモリ65に記憶された画像描画命令を順次解釈して、プリンタ400(エンジン部)へ転送可能なビットマップデータを生成する。1ページ分の画像描画命令の解釈が完了する毎に、画像描画部67は、エンジンI/F66を介してプリントデータをエンジン部へ出力する。
画像描画命令にはイメージオブジェクトを描画する命令、文字オブジェクトを描画する命令、線画などのグラフィックオブジェクトを描画する命令、及び、その他の命令が存在する。そして、必要に応じて、各描画命令のオブジェクトに対応したスクリーン処理と、そのスクリーン処理に対応したγ変換処理などを行う。
すなわち、画像描画部67は、イメージオブジェクトを描画する命令は低線数スクリーンを形成する処理と低線数スクリーン処理用の階調補正パラメータを用いたγ変換処理、文字オブジェクトとグラフィックオブジェクトを描画する命令は高線数スクリーンを形成する処理と高線数スクリーン処理用の階調補正パラメータを用いたγ変換処理を行う。各オブジェクトすなわち各スクリーン処理に対応した階調補正パラメータは、それぞれ実施例1に示す方法で作成したものを用いることができる。
本実施例によれば、階調補正パラメータを用いてプリンタ400が、経時の濃度変動を補正してカラー画像を印刷することができる。
本実施例では、実施例1にて生成した階調補正パラメータを用いたコピーについて説明する。コピーなので、本実施例の画像処理システム100はMFPとして実装できる。
図24は、コピーの際のMFPの機能ブロック図の一例を示す。画像入力部61は、カラー複写機などにおいて、スキャナ200で読みとった画像データを、濃度補正処理、周波数補正処理を行い、CMYK各版毎の画像に変換した画像データを生成する。
エッジ検知部72は、後述する方法でエッジ検知を行い、エッジ検知結果を閾値選択部73へ送る。エッジを検知することでエッジでは高線数スクリーン用の閾値マトリクスを利用できるので、エッジの解像力を上げることができる。
閾値選択部73は、エッジ検知部72から受けたエッジ検知結果に基づき、注目画素がエッジである場合は高線数スクリーンを生成する閾値マトリクスを、エッジでない場合は低線数スクリーンを生成する閾値マトリクスを決定する。決定した閾値マトリクスの情報を出力階調値決定部74へ送る。
出力階調値決定部74は、閾値選択部73から入力された閾値マトリクスの情報から注目画素に対応する閾値と、入力値との大小関係を比較して、出力階調値を決定する。
ここで、注目画素がエッジである場合は誤差拡散処理を行い、注目画素がエッジでない場合は所定のスクリーンを形成するスクリーン処理を行う構成であってもよい。
図25は、エッジ検知部72のブロック図の一例を示す。一次微分フィルタ部721は、画像入力部61から入力された画像データに対して、一次微分フィルタ演算を行う。縦横斜めの4方向の画素値の傾斜を検出するために、4つのフィルタを用いる。図26(a)〜(d)は一次微分フィルタの一例を示す。図26(a)は横方向の画素値の傾斜を、図26(b)は縦方向の画素値の傾斜を、図26(c)と図26(d)は斜め方向の画素値の傾斜を、それぞれ検出するフィルタである。
一次微分フィルタ部721は、入力階調値とそれぞれのフィルタとの積和演算を行い、得られた4種類の一次微分値を絶対値算出部722へ送出する。絶対値算出部722は、一次微分フィルタ部721から受けた一次微分値の絶対値をそれぞれ求め、一次微分最大値選択部723へ送出する。
一次微分最大値選択部723は、絶対値算出部722から入力された4種類の一次微分値の絶対値のうち最大の値を注目画素の一次微分最大値としてエッジ判定部724へ送出する。
エッジ判定部724は、一次微分最大値選択部723から入力された一次微分最大値と一次微分閾値とを比較し、一次微分最大値が一次微分閾値以上である場合に、注目画素がエッジであると判定して、それ以外の場合はエッジでないと判定する。
本実施例の画像処理システム100によれば、エッジを判定するのでエッジの解像力を上げると共に、経時の濃度変動を補正してカラー画像を印刷することができる。
以上説明したように、本実施形態の画像処理システム100は、パッチ列51を主走査方向に平行に配置することで、階調補正パラメータの経時濃度変動補正性能を向上でき、階調段差などの不具合を低減して階調補正パラメータを生成することができる。
11 CPU
15 HDD
25 記憶媒体
30 プログラム
31 パッチデータ
32 階調補正パラメータ演算部
33 パッチデータ記憶部
34 パッチチャート出力部
35 階調補正パラメータ設定部
36 階調補正パラメータ記憶部
37 パッチチャート入力部
51 パッチ列
52 パッチ
100 画像処理システム
200 スキャナ
300 画像処理装置
400 プリンタ
500 パッチチャート
特許第3241986号公報 特開2007−264371号公報 特開2007−264364号公報

Claims (10)

  1. コンピュータを、
    感光体を副走査方向に回転させながら感光体の主走査方向に画像データを形成して印刷する印刷手段に、階調画像データ記憶手段から読み出した、光学的に読み取った際の読み取り値が既知の階調画像データの印刷を要求する印刷要求手段、
    階調画像データが印刷された原稿を光学的に読み取る読み取り手段から、階調画像読み取りデータを取得する画像データ取得手段、
    前記階調画像読み取りデータと前記階調画像データを比較して、画像データの階調値を補正する階調補正パラメータを生成するパラメータ生成手段、
    として機能させるプログラムにおいて、
    前記印刷要求手段は、前記階調画像データが有する、単一色の階調値が徐々に変化するパッチ列を、前記主走査方向に略平行に配置する、
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 前記階調画像データは、同一色の前記パッチ列を複数有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のプログラム。
  3. 前記階調画像データは、前記副走査方向において所定間隔、離された位置に、同一色の前記パッチ列を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載のプログラム。
  4. 前記階調画像データは、複数の前記パッチ列の階調値が変化する向きが同じである、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のプログラム。
  5. 前記階調画像データは、同じ単一色について、主走査方向の同じ位置における各パッチ列の階調値が共通である、
    ことを特徴とする請求項2〜4いずれか1項記載のプログラム。
  6. コンピュータを、
    エッジが検出された場合と、エッジが検出されない場合とで異なるスクリーン処理を画像データに施すスクリーン処理手段、
    として機能させることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のプログラム。
  7. 光学的に読み取った際の読み取り値が既知の階調画像データを記憶する階調画像データ記憶手段と、
    感光体を副走査方向に回転させながら感光体の主走査方向に画像データを形成して印刷する印刷手段に、階調画像データの印刷を要求する印刷要求手段と、
    階調画像データが印刷された原稿を光学的に読み取る読み取り手段から、階調画像読み取りデータを取得する画像データ取得手段と、
    前記階調画像読み取りデータと前記階調画像データを比較して、画像データの階調値を補正する階調補正パラメータを生成するパラメータ生成手段と、を有する情報処理装置であって、
    前記印刷要求手段は、前記階調画像データが有する、単一色の階調値が徐々に変化するパッチ列を、前記主走査方向に略平行に配置する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記階調画像データは、
    同一色の前記パッチ列を複数有する、
    ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. 画像データの階調値を補正する階調補正パラメータを情報処理装置によって生成する、階調補正パラメータ生成方法において、
    印刷要求手段が、感光体を副走査方向に回転させながら感光体の主走査方向に画像データを形成して印刷する印刷手段に、階調画像データ記憶手段から読み出した、光学的に読み取った際の読み取り値が既知の階調画像データの印刷を要求する印刷要求ステップと、
    画像データ取得手段が、階調画像データが印刷された原稿を光学的に読み取る読み取り手段から、階調画像読み取りデータを取得するデータ取得ステップと、
    パラメータ生成手段が、前記階調画像読み取りデータと前記階調画像データを比較して、画像データの階調値を補正する階調補正パラメータを生成するパラメータ生成ステップと、を有し
    前記印刷要求ステップにて、印刷要求手段が、前記階調画像データを、単一色の階調値が徐々に変化するパッチ列を、前記主走査方向に略平行に配置する、
    ことを特徴とする階調補正パラメータ生成方法。
  10. 請求項1〜6いずれか1項記載のプログラムを記憶した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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