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JP7334780B2 - 通信端末、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

通信端末、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信端末、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
音声認証に関する技術として、例えば特許文献1および2には以下の技術が開示されている。
特許文献1は、音声パラメータの値があらかじめ定められた許容差の範囲内で一致したとき、発呼のため音声を発した使用者が正規の使用者であると判定して認証する技術を開示している。この技術により、使用者の体調が悪くなっても音声の音質の変化に対応した使用者認証動作を行うことができる。
特許文献2は、ローカルエリア無線通信回線を介してローカル端末と通信するローカルエリア無線通信手段を備え、ローカル端末において音声認証が必要な場合は音声認証サーバによる認証処理を行うシステムを開示している。この技術により、よりユーザビリティの高いモバイル・コンピューティング環境を提供することができる。
特開2003-066985号公報 特開2001-268646号公報
ところで、通信端末等を用いた音声通話においては、第三者が通信端末の本来の所有者(加入契約者)に成りすます不正使用によって、金銭の振り込みを要求する等の犯罪が発生する場合がある。しかしながら、加入契約者の本人確認は、通信端末の加入契約時のみに、運転免許証や保険証を用いて行われるのに留まっており、それ以降には行われないのが一般的である。
したがって、通信端末を用いた音声通話において、通話を行っている発信者が受信者が想定する本人であるか否かを確認できることが求められている。
本発明の目的は、上述した課題を解決する通信端末、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の一態様によれば、情報処理システムは、ユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けて、前記ユーザの音声に関連する第1照合データを記憶する記憶手段と、通話の開始後に、発信側の前記ユーザ識別情報と前記発信側のユーザの通話音声データとを取得する取得手段と、前記通話中に、前記取得手段が取得した前記発信側のユーザの通話音声データと、前記取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記第1照合データとが同一人の音声によるものか否かの判別により前記発信側のユーザの不正利用の判別を行う判別手段と、前記不正利用が検出された場合に、前記通話中に前記不正利用を着信側のユーザに音声メッセージで通知する通知手段と、を備え、さらに、所定のネットワークを介する一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データを第2照合データとして記憶する音声記憶手段と、通話の開始後に、前記第2照合データと、予め設定したキーワードとに基づいて、前記不正利用の判別を行うか否かを選択する選択手段であって、前記音声記憶手段が記憶する前記一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データについて音声解析し、音声を表す文章を生成し、生成した文章中に、前記キーワードが出現する通話音声データを抽出し、抽出した通話音声データに一致する前記第1照合データに関連付けられている前記ユーザ識別情報の端末装置を選択する選択手段と、を備える
本発明の一態様によれば、情報処理方法は、ユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けて前記ユーザの音声に関連する第1照合データを記憶することと、通話の開始後に、発信側の前記ユーザ識別情報と前記発信側のユーザの通話音声データとを取得することと、前記通話中に、前記取得するステップで取得された前記発信側のユーザの通話音声データと、前記取得するステップで取得された前記ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶するステップで記憶された前記第1照合データとが同一人の音声によるものか否かの判別により前記発信側のユーザの不正利用の判別を行うことと、前記不正利用が検出された場合に、前記通話中に前記不正利用を着信側のユーザに音声メッセージで通知することと、所定のネットワークを介する一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データを第2照合データとして記憶することと、通話の開始後に、前記第2照合データと、予め設定したキーワードとに基づいて、前記不正利用の判別を行うか否かを選択することであって、記憶する前記一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データについて音声解析し、音声を表す文章を生成し、生成した文章中に、前記キーワードが出現する通話音声データを抽出し、抽出した通話音声データに一致する前記第1照合データに関連付けられている前記ユーザ識別情報の端末装置を選択することと、を含む
本発明の一態様によれば、プログラムは、コンピュータに、ユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けて前記ユーザの音声に関連する第1照合データを記憶することと、通話の開始後に、発信側の前記ユーザ識別情報と前記発信側のユーザの通話音声データとを取得することと、前記通話中に、取得した前記発信側のユーザの通話音声データと、取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶している前記第1照合データとが同一人の音声によるものか否かの判別により前記発信側のユーザの不正利用の判別を行うことと、前記不正利用が検出された場合に、前記通話中に前記不正利用を着信側のユーザに音声メッセージで通知することと、所定のネットワークを介する一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データを第2照合データとして記憶することと、通話の開始後に、前記第2照合データと、予め設定したキーワードとに基づいて、前記不正利用の判別を行うか否かを選択することであって、記憶する前記一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データについて音声解析し、音声を表す文章を生成し、生成した文章中に、前記キーワードが出現する通話音声データを抽出し、抽出した通話音声データに一致する前記第1照合データに関連付けられている前記ユーザ識別情報の端末装置を選択することと、を実行させる
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、通信端末による不正利用を防止できる。
一実施形態に係る画面フローの一例を示す図である。 一実施形態に係る画面フローの一例を示す図である。 一実施形態に係る不正利用防止システムの構成を示す図である。 一実施形態に係る不正利用防止システムの代理店記憶装置が記憶するデータの一例を示す表である。 一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 一実施形態に係る情報処理システムの取得部が取得するデータの一例を示す表である。 一実施形態に係る情報処理システムの動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報処理システムの算出部の動作を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の基本構成を示すブロック図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示すブロック図である。
〈第1の実施形態〉
以下、図面を参照して本発明の第1実施形態について詳しく説明する。
《画面フロー》
図1は、第1の実施形態に係る着信側の移動体通信端末24Aの画面フローの一例を表す概略図である。
図1は、着信者(図3のユーザ21)の移動体通信端末24Aが表示する画面フローを示す。この画面フローは、不正利用防止システム10が備える情報処理システム100Aにより、移動体通信端末24Aのディスプレイに表示される。
発信者(図3のユーザ60)が発信側の移動体通信端末24Bを用いて、ユーザ21の移動体通信端末24Aに電話を掛けると、ユーザ21の移動体通信端末24Aに画面G11が表示される。ユーザ21が通話に出ると、画面G12が表示される。
不正利用防止システム10の情報処理システム100Aによって、ユーザ60の不正利用が検出されることにより画面G13が表示され、不正利用の音声メッセージG14が流れる。不正利用とは、移動体通信端末の加入者契約を行った契約者(本来の所有者)でない者による当該移動体通信端末の利用(「成りすまし」とも称する)をいう。
このように、着信側の移動体通信端末24Aは、情報処理システム100Aによって、通話中に、成りすましが検出された場合に、その検出結果を表示する。
これにより、受信者は、通話時にも、発信者が受信側の想定する本人(発信側の移動体通信端末24Bの加入者契約者)であるかを確認できる。したがって、成りすましを防止できる。
図2は、第1の実施形態に係る発信側の移動体通信端末24Bの画面フローの一例を表す概略図である。
図2は、図3のユーザ60の移動体通信端末24Bが表示する画面フローである。この画面フローは、不正利用防止システム10が備える情報処理システム100により、移動体通信端末24Bのディスプレイに表示される。
図3のユーザ60が移動体通信端末24Bを用いて、ユーザ21の移動体通信端末24Aに電話を掛けると、ユーザ60の移動体通信端末24Bに画面G15が表示される。ユーザ21が通話に出ると、画面G16が表示される。
不正利用防止システム10の情報処理システム100によって、ユーザ60の不正利用が検出されることにより画面G17が表示され、不正利用の音声メッセージG18が流れる。
《不正利用防止システムの構成》
図3は、第1の実施形態に係る不正利用防止システム10の構成を示す図である。不正利用防止システム10は、通信会社Aの代理店20に備えられたマイク22Aと、代理店記憶装置23Aと、代理店処理装置25Aとを有する。また、不正利用防止システム10は、通信会社Bの代理店30に備えられたマイク22Bと、代理店記憶装置23Bと、代理店処理装置25Bとを有する。さらに、不正利用防止システム10は、ユーザ21が使用する通信会社Aの移動体通信端末24Aと、ユーザ60が使用する通信会社Bの移動体通信端末24Bとを含む。さらに、不正利用防止システム10は、通信会社Aのネットワーク41およびネットワーク41に接続された情報処理システム100A、ならびに通信会社Bのネットワーク51およびネットワーク51に接続された情報処理システム100Bを備える。
マイク22Aおよび22Bは、人の音声を受け取る機器である。
代理店記憶装置23Aおよび23Bは、代理店にて移動体通信端末の加入者契約を行うするユーザのユーザ識別情報と声紋とを記憶する装置であり、例えば、ハードディスクが挙げられる。ユーザ識別情報とは、電話の発信又は受信の時にユーザを識別する情報であり、例えば、ユーザが加入者契約を行ったキャリア種別、電話番号や、ユーザの固有番号が挙げられる。キャリア種別とは、ユーザが加入者契約を行った通信会社をいう。
図4は、代理店記憶装置23Aおよび23Bが記憶するデータの一例を示す表である。図4に示すように、代理店記憶装置23Aおよび23Bは、加入契約者毎に、契約者が契約した電話番号、契約者が契約したキャリア、契約者の音声データを記憶する。図4の3列目の契約者の音声データの欄には、音声データが記憶される。
移動体通信端末24Aおよび24Bは、それらの片方または両方が移動することのできる通信端末である。当該移動体通信端末は、通信端末の一例である。移動体通信端末24Aおよび24Bの例としては、スマートフォンやタブレット、電話機能の付いたタブレット、電話機能を有するIoT(Internet of Things)機器が挙げられる。
代理店処理装置25Aおよび25Bは、ユーザ識別情報とマイク22Aおよび22Bからの音声データとを受け入れ、代理店記憶装置23Aおよび23Bに記憶させる。
ユーザ21は、通信会社Aの代理店20を訪れ、通信会社Aの移動体通信端末24Aの加入者契約を行う。この契約の時、代理店20は、マイク22Aを使って、ユーザ21の音声を収音して音声(声紋)データとして受け取る。この後、代理店20は、代理店処理装置25Aを用いて、ユーザ21が契約した移動体通信端末24Aのキャリア種別と電話番号とをユーザ21のユーザ識別情報として設定する。代理店処理装置25Aは、ユーザ21から受け取った音声(声紋)データをこのユーザ21のユーザ識別情報と関連付けて、代理店記憶装置23Aに記憶させる。
他方、ユーザ31は、通信会社Bの代理店30を訪れ、通信会社Bの移動体通信端末24Bの加入者契約を行う。この契約の時、代理店30は、マイク22Bを使って、ユーザ31の音声を収音して音声(声紋)データとして受け取る。この後、代理店30は、代理店処理装置25Bを用いて、ユーザ31が契約した移動体通信端末24Bのキャリア種別と電話番号とをユーザ31のユーザ識別情報として設定する。代理店処理装置25Bは、ユーザ31から受け取った音声(声紋)データをこのユーザ31のユーザ識別情報と関連付けて、代理店記憶装置23に記憶させる。
《情報処理システムの構成》
図5は、情報処理システム100Aおよび100Bの構成を示す概略ブロック図である。情報処理システム100Aおよび100Bは、各々、記憶部110Aおよび110Bと、取得部120Aおよび120Bと、選択部130Aおよび130Bと、判別部140Aおよび140Bと、出力部150Aおよび150Bと、機能制限部160Aおよび160Bと、異常情報記憶部170Aおよび170Bと、算出部180Aおよび180Bとを備える。
記憶部110Aおよび110Bは、ユーザ識別情報毎に、ユーザの声紋データ(「音声に係るデータ」の一例)を記憶する。例えば、図3のネットワーク41の情報処理システム100Aの記憶部110Aは、代理店20に備えられた代理店記憶装置23Aが記憶するユーザ識別情報と、これらのユーザ識別情報毎の声紋データをユーザ識別情報に関連付けて記憶する。図3のネットワーク51の情報処理システム100Bの記憶部110Bは、代理店30に備えられた代理店記憶装置23Bが記憶するユーザ識別情報と、これらのユーザ識別情報毎の声紋データをユーザ識別情報に関連付けて記憶する。
声紋データとは、例えば、声紋を表すデータであり、発声者の声の特徴量を表すデータである。ただし声紋データはこれに限らず、声紋以外の音声データ、音声と画像を組み合わせたデータであってもよい。
取得部120Aおよび120Bは、通話開始後に発信側の通信端末のユーザ識別情報と、発信者の音声に係るデータを取得する。
図6は、取得部120Aおよび120Bが取得するデータの一例を示す図である。
例えば、図3のネットワーク41の情報処理システム100Aの取得部120Aは、ユーザ60とユーザ21との通話開始後に、発信側である移動体通信端末24Bのユーザ識別情報である移動体通信端末24Bのキャリア種別および電話番号と、ユーザ60の通話音声データ(「音声に係るデータ」の一例)を取得する。通話音声データとは、通話時の音声を表すデータである。
また、図3のネットワーク51の情報処理システム100Bの取得部120Bは、ユーザ60とユーザ21との通話開始後に、発信側である移動体通信端末24Bのユーザ識別情報である移動体通信端末24Bのキャリア種別および電話番号と、このユーザ識別情報に対応して記憶部110Bに記録されたユーザ60の音声に係る声紋データを取得する。
選択部130Aは、通話開始後に、判別部140Aが判別を行うか否かを選択する。判別とは、通話の発信側のユーザ60の通話音声データと、発信側の通信端末24Bのユーザ識別情報に関連付けて記憶部110Bが記憶している声紋データとが、同一人の音声によるものか否かを判断することをいう。
例えば、図3のネットワーク41の情報処理システム100Aの選択部130A、ネットワーク51の情報処理システム100Bの選択部130Bは、無作為に、判別部140Aおよび140Bが判別を行うか否かを選択する。選択部130Aおよび130Bが、判別を行うことを選択した場合は、判別部140Aおよび140Bは判別を行う。他方、選択部130Aおよび130Bが、判別を行わないことを選択した場合は、判別部140Aおよび140Bは、判別を行わない。
判別部140Aおよび140Bは、選択部130Aおよび130Bが判別を行うことを選択した場合、通話中に、取得部120Aおよび120Bが取得したユーザ識別情報について、通話の発信側のユーザの通話音声データと、通話の発信側に係るユーザ識別情報に関連付けて記憶部110が記憶している声紋データとが、同一人の音声によるものか否かを判別する。
例えば、図3の例において、選択部130Aが判別を行うことを選択した場合、判別部140Aは、取得部120Aが取得したユーザ60の音声データを照合の対象の一方として用いる。また、判別部140Aは、取得部120Bが取得した移動体通信端末24Bのユーザ識別情報に関連付けて記憶部110Bが記憶しているユーザ31の音声(声紋)データを照合の対象の他方として用いる。
すなわち、この照合においては、ユーザ60の通話音声データと、ユーザ31の声紋データとを照合する。この照合には、公知の音声照合方法が用いられる。
上記の照合の後、例えば、図3に示された例においては、判別部140Aは、ユーザ31の声紋と、ユーザ60の通話音声データから抽出した声紋とを比較する。これにより、判別部140Aは、ユーザ31の声紋データとユーザ60の通話音声データが同一人の音声によるものであるか否かを判別する。図3に示された例では、ユーザ31の声紋とユーザ60の通話音声データから抽出した声紋とは一致しないため、判別部140Aは、ユーザ31とユーザ60とは同一人ではないと判別する。つまり、判別部140Aは、ユーザ60が通信端末24Bを不正に利用していると判別する。
なお、情報処理システム100Aの判別部140Aは、選択部130Aが判別を行わないことを選択した場合は、上記の判別を行わない。
一方ネットワーク51の情報処理システム100Bの判別部140Bは、取得部120Bが取得した移動体通信端末24Bに係るキャリア種別および電話番号と、ユーザ60の通話音声データを取得する。
その後、判別部140Bは、ユーザ60の通話音声データと、記憶部110Bが記憶している移動体通信端末24Bのユーザ識別情報(キャリア種別および電話番号)に対応する声紋データとを照合する。この照合の結果、図3の例では、判別部140Bは、ユーザ31とユーザ60とが同一人であるか否かを判別する。
他方、情報処理システム100Bの判別部140Bは、選択部130Bが判別を行わないことを選択した場合は、上記の判別を行わない。
出力部150Aおよび150Bは、各々、判別部140Aおよび140Bの判別の結果を出力する。例えば、ネットワーク41の情報処理システム100Aの出力部150A、ネットワーク51の情報処理システム100Bの出力部150Bは、判別部140Aおよび140Bの判別により、ユーザ31とユーザ60とが同一人ではないと判別されたため、当該判別の結果を出力する。
ここで、出力部150Aは、判別の結果を受信側の移動体通信端末24Aに通知し、受信側の移動体通信端末24Aの出力部に出力させる。移動体通信端末24Aの出力部とは、例えば、ディスプレイ、振動を発生させるバイブレーター、音声を発生させるスピーカーである。なお、出力部150Aおよび150Bは、キャリア種別毎に、判定の結果を出力してもよく、この場合、キャリア種別の通信会社に対して、判定の結果を送信してもよい。
機能制限部160Aおよび160Bは、各々、判別部140Aおよび140Bの判別の結果が、発信側のユーザの通話音声データと、記憶部110Aまたは110Bが記憶している声紋データとが同一人の音声によるものではないという結果の場合、発信側に係る機器の機能を制限する。
これらの機器として、例えば、判別に係る発信側の通信端末である移動体通信端末や固定電話が挙げられる。制限される機能として、例えば、着信機能、発信機能が挙げられる。機能制限のタイミングとしては、例えば、上記判別の直後、上記判別に係る通話終了の直後が挙げられる。
例えば、図3に示された例において、情報処理システム100Bの機能制限部160Bは、判別部140Bにより、移動体通信端末24Bの加入契約者であるユーザ31とユーザ60とが同一人ではないと判別される。このため、機能制限部160Bは、この判別に係る通話の直後に、移動体通信端末24Bの発信機能を制限する。
異常情報記憶部170Aおよび170Bは、各々、判別部140Aおよび140Bの判別の結果が発信側のユーザの通話音声データと、記憶部110Aまたは110Bが記憶している声紋データとが同一人の音声によるものではないという判別である場合、発信側に係る通話音声データを記憶する。
例えば、図3に示された例において、情報処理システム100Bの異常情報記憶部170Bは、判別部140Bが、ユーザ31と、ユーザ60とが同一人でないと判別した直後から、発信側であるユーザ60の通話音声データを記憶する。
算出部180Aおよび180Bは、各々、一定期間の判別部140Aおよび140Bの判別の回数に応じて、ユーザに請求する金銭の額を算出する。
例えば、図3に示された例において、情報処理システム100Aの判別部140Aは、ユーザ21の移動体通信端末24Aに対して一定期間の間に判別を10回行って、判別1回あたりの請求の金銭の額が10円である場合、ユーザ21に対して請求する金銭の額として100円を算出する。
算出部180Aおよび180Bが請求する金銭の額は、判別の回数だけでなく、判別の結果にも応じて算出してもよい。例えば、一定期間の間に判別が10回あり、10回のうち、判別部140Aおよび140Bが不正利用であるとの判別を1回行った場合、判別1回あたりの請求の金銭の額を10円とし、不正利用の判別1回あたりの請求の金銭の額を1000円とすることができる。この場合は、算出部180は、ユーザに請求する金銭の額として、1100円を算出する。
算出部180Aおよび180Bは、キャリア種別の通信会社毎、又は、複数の通信会社からなる団体等毎に、これらの通信会社又は団体等へ請求する金銭の額を算出してもよい。この場合、算出部180Aおよび180Bは、キャリア種別毎、又は、団体等に属する複数の通信会社のキャリア種別毎に、金銭の額を合算する。
図3に示された例において、ユーザ60は、ユーザ31が加入者契約した移動体通信端末24Bを不正利用して、ユーザ21と通話している。
ユーザ60が不正利用する移動体通信端末24Bは、通信会社Bの通信端末であるため、通信会社Bのネットワーク51を利用し、通信会社Aのネットワーク41と繋がる。すなわち、ユーザ60が不正利用する移動体通信端末24Bは、ネットワーク41を通じて、ユーザ21の移動体通信端末24Aと繋がる。
《情報処理システムの動作》
以下、情報処理システム100Aおよび110Bの動作を図7を参照して説明する。
図7は、第1実施形態に係る情報処理システム100Aおよび110Bの動作を示すフローチャートである。情報処理システム100Aおよび110Bは、1通話毎に、図7に示す動作を行う。
ステップS1において、選択部130Aおよび130Bは、通話開始後に、判別部140Aおよび140Bが判別を行うか否かを、例えば無作為に選択する。
選択部130Aおよび130Bが、判別を行わないことを選択した場合(ステップS1:NO)、当該通話における情報処理システム100Aおよび100Bの動作は終了する。
他方、選択部130Aおよび130Bが、判別を行うことを選択した場合(ステップS1:YES)、取得部120Aおよび120Bは、発信側のユーザ識別情報と通話音声データとを取得する(ステップS2)。
判別部140Aおよび140Bは、ステップS2において取得部120Aおよび120Bが取得したデータに基づいて、発信側の通話音声データと、記憶部110Aおよび110Bが記憶している声紋データの照合を行う(ステップS3)。
ステップS3において、判別部140Aおよび140Bの判別の結果が、ステップS3における照合に係るユーザが同一人であるとの結果である場合は(ステップS4:YES)、当該通話における情報処理システム100Aおよび100Bの動作は終了する。
一方で、ステップS3において、判別部140Aおよび140Bの判別の結果が、ステップS3における照合に係るユーザが同一人でないとの結果である場合は(ステップS4:NO)、出力部150Aおよび150Bは、ステップS3における判別の結果を出力する(ステップS5)。
異常情報記憶部170Aおよび170Bは、発信側に係る通話音声データを記憶する(ステップS6)。
機能制限部160Aおよび160Bは、発信側に係る機器の機能を制限する(ステップS7)。
図8は、第1実施形態に係る情報処理システム100Aおよび100Bの算出部180Aおよび180Bの動作を示すフローチャートである。算出部180Aおよび180Bは、予め設定された期間毎に、図8に係る動作をする。
ステップS9において、算出部180Aおよび180Bは、予め設定された期間の間に、判別部140Aおよび140Bによる判別の回数を取得する。
算出部180Aおよび180Bは、ステップS9で取得した判別の回数に1回あたりの金額を乗算する(ステップS10)。
ステップS11において、算出部180Aおよび180Bは、予め設定された期間の間に、判別部140Aおよび140Bが不正利用と判別した回数を取得する。
算出部180Aおよび180Bは、ステップS11で取得した回数に1回あたりの金額を乗算する(ステップS12)。
算出部180Aおよび180Bは、ステップS10とステップS12を加算し、金額を算出する(ステップS13)。
《作用・効果》
このように、第1実施形態によれば、情報処理システム100Aおよび100Bは、ユーザ識別情報毎に、声紋データを記憶する記憶部110Aおよび110Bと、電話開始後に発信側の前記ユーザ識別情報と発信側のユーザの通話音声データを取得する取得部120Aおよび120Bとを備える。また、情報処理システム100Aおよび100Bは、通話中に、取得部120Aおよび120Bが取得したユーザ識別情報について、発信側のユーザの通話音声データと、記憶部110Aまたは110Bが記憶している声紋データとが同一人の音声によるものか否かの判別を行う判別部140Aおよび140Bを備える。これにより、情報処理システム100Aおよび100Bは、事業者による、不正利用の検出が容易となる。
第1実施形態によれば、情報処理システム100Aおよび100Bは、通話開始後に、判別部140Aおよび140Bが判別を行うか否かを例えば無作為で選択する選択部130Aおよび130Bを備える。また、情報処理システム100Aおよび100Bの判別部140Aおよび140Bは、選択部130Aおよび130Bが判別を行うと選択した場合に判別を行う。これにより、情報処理システム100Aおよび100Bは、判別により不正利用を抑止しつつ、毎回判別を行うことによるシステム上の負担を減らすことができる。
第1実施形態によれば、情報処理システム100Aおよび100Bは、判別部140Aおよび140Bの判別の結果を出力する出力部150Aおよび150Bを備える。これにより、情報処理システム100Aおよび100Bは、ユーザに通信端末の不正利用の情報を提供することができ、当該不正利用を抑止し、当該不正利用による被害を減らすことができる。
第1実施形態によれば、情報処理システム100Aおよび100Bは、判別部140Aおよび140Bの判別の結果が、発信側のユーザの声紋データと、記憶部110Aまたは110Bが記憶している声紋データとが同一人の音声によるものでないとの判別である場合、発信側に係る機器の機能を制限する機能制限部160Aおよび160Bを備える。これにより、情報処理システム100Aおよび100Bは、不正利用に係る通信端末の利用を制限することができ、当該制限以降における不正利用を防止できる。
第1実施形態によれば、情報処理システム100Aおよび100Bは、判別部140Aおよび140Bの判別の結果が、発信側のユーザの通話音声データと、記憶部110Aまたは110Bが記憶している声紋データとが同一人の音声によるものでないとの判別である場合、発信側に係る通話音声データを記憶する異常情報記憶部170Aおよび170Bを備える。これにより、情報処理システム100Aおよび100Bは、通信端末の不正利用に係る異常情報を記憶することができ、国家機関等に不正利用に係る証拠を提供するため、不正利用を抑制できる。
〈第2の実施形態〉
《情報処理システムの構成》
以下、図面を参照しながら第2の実施形態に係る情報処理システム100Cを説明する。
図9は、第2の実施形態に係る情報処理システム100Cの構成を示す概略ブロック図である。第2の実施形態に係る情報処理システム100Cの構成は、第1の実施形態に係る情報処理システム100Aおよび100Bの構成に、音声記憶部190Cを加えた構成である。第2の実施形態に係る情報処理システム100Cは、音声記憶部190Cを備えることにより、より不正利用の可能性の高い通信端末について判別部140Cによる判別を行い、不正利用を防止できる。
音声記憶部190Cは、発信側の通話音声データを記憶する。例えば、音声記憶部190は、図3におけるユーザ21とユーザ60との通話だけでなく、一定期間におけるネットワーク41を介する全ての通話における発信側の通話音声データを記憶する。
選択部130Cは、通話開始後に、判別部140Cが判別を行うか否かを、音声記憶部190Cが記憶している通話音声データと、予め設定されたデータとに基づいて選択する。
例えば、音声記憶部190Cは、一定期間におけるネットワーク41を介する全ての通話における発信側の通話音声データを記憶する。
選択部130Cは、音声記憶部190Cが記憶している通話音声データを音声解析し、音声を表す文章を生成する。選択部130Cは、予め「振り込み」、「振り込む」のキーワードを設定されている場合、生成した文章中に、当該キーワードが出現する通話音声データを抽出する。音声記憶部190Cは、抽出した通話音声データに対応するユーザ識別情報の移動体通信端末を選択する。ここで、音声記憶部190Cは、選択した通話音声データが数の高い移動体通信端末を選択してもよい。
《作用・効果》
このように、第2実施形態によれば、情報処理システム100Cは、発信側のユーザの通話音声データを記憶する音声記憶部190Cを備え、電話開始後に、判別部140Cが判別を行うか否かを、音声記憶部190Cが記憶している通話音声データと、予め設定されたデータとに基づいて選択する選択部130Cを備える。これにより、情報処理システム100Cは、より不正利用の可能性の高い通信端末について判別部140Cによる判別を行い、不正利用を防止できる。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上記の実施形態の例では、移動体通信端末24Aおよび24Bによる構成であったが、移動体通信端末に替えて電話機能を有する固定電話、IoT機器による構成でも良い。また、選択部130A-130Cは、ユーザが設定した電話番号からの電話の場合に、判別部140A-140Cが判別を行うという選択にしても良い。
《基本構成》
図10は、本発明による情報処理システム100の基本構成を示す概略ブロック図である。
基本構成に係る情報処理システム100は、記憶部110と、取得部120と、判別部140とを備える。
基本構成に係る情報処理システム100は、ユーザ識別情報毎に、音声に係るデータを記憶する記憶部110と、電話開始後に発信側の前記ユーザ識別情報と発信側のユーザの音声に係るデータを取得する取得部120とを備える。また、情報処理システム100は、通話中に、取得部120が取得したユーザ識別情報について、発信側のユーザの音声に係るデータと、記憶部110が記憶している音声に係るデータとが同一人の音声によるものか否かの判別を行う判別部140を備える。これにより、情報処理システム100は、事業者による、不正利用の検出が容易となる。
図11は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ1100は、プロセッサ1110、メインメモリ1120、ストレージ1130、インタフェース1140を備える。
上述の情報処理システム100と、代理店記憶装置23と、代理店処理装置25は、コンピュータ1100に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ1130に記憶されている。プロセッサ1110は、プログラムをストレージ1130から読み出してメインメモリ1120に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ1110は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ1120に確保する。
プログラムは、コンピュータ1100に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ1100は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ1110によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
ストレージ1130の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ1130は、コンピュータ1100のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース1140または通信回線を介してコンピュータに接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ1100に配信される場合、配信を受けたコンピュータ1100が当該プログラムをメインメモリ1120に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ1130は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ1130に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本願は、2019年6月10日に、日本に出願された特願2019-107903号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
10 不正利用防止システム
20 代理店
21 ユーザ
22 マイク
23 代理店記憶装置
24 移動体通信端末
25 代理店処理装置
30 代理店
31 ユーザ
41 ネットワーク
51 ネットワーク
60 ユーザ
100 情報処理システム
110 記憶部
120 取得部
130 選択部
140 判別部
150 出力部
160 機能制限部
170 異常情報記憶部
180 算出部
190 音声記憶部
1100 コンピュータ
1110 プロセッサ
1120 メインメモリ
1130 ストレージ
1140 インタフェース

Claims (6)

  1. ユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けて、前記ユーザの音声に関連する第1照合データを記憶する記憶手段と、
    通話の開始後に、発信側の前記ユーザ識別情報と前記発信側のユーザの通話声データとを取得する取得手段と、
    前記通話中に、前記取得手段が取得した前記発信側のユーザの通話声データと、前記取得手段が取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶手段に記憶された前記第1照合データとが同一人の音声によるものか否かの判別により前記発信側のユーザの不正利用の判別を行う判別手段と、
    記不正利用が検出された場合に、前記通話中に前記不正利用を着信側のユーザに音声メッセージで通知する通知手段と、
    を備え、さらに、
    所定のネットワークを介する一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データを第2照合データとして記憶する音声記憶手段と、
    通話の開始後に、前記第2照合データと、予め設定したキーワードとに基づいて、前記不正利用の判別を行うか否かを選択する選択手段であって、前記音声記憶手段が記憶する前記一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データについて音声解析し、音声を表す文章を生成し、生成した文章中に、前記キーワードが出現する通話音声データを抽出し、抽出した通話音声データに一致する前記第1照合データに関連付けられている前記ユーザ識別情報の端末装置を選択する選択手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記判別の結果を、受信側の通信端末に出力させる出力手段を備える請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記判別の結果が前記発信側のユーザの通話声データと、前記記憶手段が記憶している前記第1照合データとが同一人の音声によるものでない場合、前記発信側の通信端末の通信機能を制限する機能制限手段を備える請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記判別の結果が前記発信側のユーザの通話声データと、前記記憶手段が記憶している前記第1照合データとが同一人の音声によるものでない場合、前記発信側のユーザの通話声データを記憶する異常情報記憶手段を備える請求項1から請求項の何れか1項に記載の情報処理システム。
  5. ユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けて前記ユーザの音声に関連する第1照合データを記憶することと
    通話の開始後に発信側の前記ユーザ識別情報と前記発信側のユーザの通話声データとを取得することと
    前記通話中に、前記取得するステップで取得された前記発信側のユーザの通話声データと、前記取得するステップで取得された前記ユーザ識別情報に関連付けて前記記憶するステップで記憶された前記第1照合データとが同一人の音声によるものか否かの判別により前記発信側のユーザの不正利用の判別を行うことと
    記不正利用が検出された場合に、前記通話中に前記不正利用を着信側のユーザに音声メッセージで通知することと
    所定のネットワークを介する一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データを第2照合データとして記憶することと、
    通話の開始後に、前記第2照合データと、予め設定したキーワードとに基づいて、前記不正利用の判別を行うか否かを選択することであって、記憶する前記一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データについて音声解析し、音声を表す文章を生成し、生成した文章中に、前記キーワードが出現する通話音声データを抽出し、抽出した通話音声データに一致する前記第1照合データに関連付けられている前記ユーザ識別情報の端末装置を選択することと、
    を含む情報処理方法。
  6. コンピュータ
    ユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けて前記ユーザの音声に関連する第1照合データを記憶することと
    通話の開始後に発信側の前記ユーザ識別情報と前記発信側のユーザの通話声データとを取得することと
    前記通話中に、取得した前記発信側のユーザの通話声データと、取得した前記ユーザ識別情報に関連付けて記憶している前記第1照合データとが同一人の音声によるものか否かの判別により前記発信側のユーザの不正利用の判別を行うことと
    記不正利用が検出された場合に、前記通話中に前記不正利用を着信側のユーザに音声メッセージで通知することと
    所定のネットワークを介する一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データを第2照合データとして記憶することと、
    通話の開始後に、前記第2照合データと、予め設定したキーワードとに基づいて、前記不正利用の判別を行うか否かを選択することであって、記憶する前記一定期間の全ての通話における前記発信側のユーザの通話音声データについて音声解析し、音声を表す文章を生成し、生成した文章中に、前記キーワードが出現する通話音声データを抽出し、抽出した通話音声データに一致する前記第1照合データに関連付けられている前記ユーザ識別情報の端末装置を選択することと、
    を実行させるプログラム。
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