JP7299123B2 - 吊り荷の水平移動補助装置およびこれを備えたクレーン、吊り荷の水平移動方法 - Google Patents
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Description
後述のように、ジブ105の回転中心軸と平行な方向から見て前記クレーン10が複数の三角形の組み合わせによってモデル化された情報であるモデル情報を記憶している(図6参照)。当該モデル情報では、前記複数の三角形のうちの一の三角形の一辺がジブ起伏ロープ115によって構成され、かつ、前記一の三角形とは異なる他の三角形の一辺がジブ105(ジブ105の中心線)によって構成されている。
クレーン10においてフック108に接続された吊り荷が地面から吊り上げられた後、当該吊り荷を前後方向(水平方向)に沿って移動させる作業(水平引き込み作業、水平押し出し作業)を行う場合、オペレータはキャブ103(図1)内の不図示の操作パネルを操作し、水平移動制御を実行するための操作を入力する。これに伴って、図2の電磁切替弁28および電磁切替弁29は、図の上側の位置にそれぞれ切り替えられる。この結果、パイロット油圧ポンプ34の二次側回路35から電磁比例減圧弁26Bおよび電磁比例減圧弁27Bの一次側にパイロット油が供給される。この際、主巻操作用レバー33Bに入力される操作に関わらず、上記の動作が強制的に実行される。
なお、図6に示すようにLはジブ105の長さであり、θは水平移動制御開始時のジブ105の起伏角であり、θ’は第1ジブ角度計53によって検出される現在のジブ105の起伏角である。このようにして演算された目標値h’と、前述の吊り荷の高さの変化量Δhとから、主巻ウインチ指令値演算部903は、以下の式2に基づいて吊り荷高さの偏差Hbを演算する(ステップS06)。
偏差Hbは、ジブ105の起伏角の変化から推定される吊り荷の高さ(目標高さ)と、主巻ロープ107の巻き取り、繰りだし量に基づく吊り荷の高さ(推定高さ)との間の差を意味する。なお、図6において、距離h0およびh1は、それぞれ、ジブ105の起伏角がθおよびθ’の場合のジブ105の先端部から吊り荷までの距離を意味し、h1=h0+Δhの関係を満たしている。
=Kp×Hb+Ki×(Hb)/s ・・・(式3)
なお、KpおよびKiは所定のフィードバックゲインであり記憶部904に予め格納されている。また、sはラプラス演算子を示している。このように演算されたフィードバック制御量ubは、後記のフィードフォワード制御量ufに加算され、主巻ウインチ110を回転駆動させるための指令値の算出に適用される。
なお、θ_drum(rad)は、第1回転角検出部52Aによって検出される現在のジブ起伏ウインチ112の回転角であり、θ_drum_old(rad)は、前回のフローにおいて第1回転角検出部52Aによって検出されたジブ起伏ウインチ112の回転角である。更に、r_drum(cm)は、ジブ起伏ウインチ112の回転半径であり、Bは、下部スプレッダ121と上部スプレッダ122との間におけるジブ起伏ロープ115の掛け本数である。更に、L1_old(cm)は、前回のフローにおいて演算された距離L1である。式4から、現在の距離L1は、以下の式5によって算出される。
なお、L1_1st(cm)は、水平移動制御開始時の距離L1である。
次に、図13を参照して、ジブ起伏角演算部902は、角度θ5、距離L7および距離L9から、三角関数に基づきジブフット105Sと回動端部125Sとの距離L10を算出する。
なお、θ0は、図4のステップS01において第1ジブ角度計53によって検出されたジブ105の起伏角θjの初期値である。また、なお、当該ジブ105の起立動作時には、上記のΔθ6およびΔθ7はそれぞれマイナスの値となる。また、ジブ105の倒伏動作に伴う吊り荷の水平移動(水平押し出し作業)時には、上記のΔθ6およびΔθ7はそれぞれプラスの値となる。
なお、dθj/dtは、推定されるジブ起伏角θjの時間に関する微分値(ジブ起伏角速度)である。
次に、主巻ウインチ指令値演算部903は、主巻ウインチ110を回転駆動させる主巻用油圧モータ23Bの減速比N、主巻ウインチ110のウインチ半径rから、式10に基づいて、主巻用油圧モータ23Bの目標回転速度Utを演算する(ステップS11)。
更に、主巻ウインチ指令値演算部903は、上記の目標回転速度Utに対応した指令パイロット圧を演算する(ステップS12)。この結果、制御部90の駆動制御部901から上記の指令パイロット圧に応じた指令信号が電磁比例減圧弁26Bまたは電磁比例減圧弁27Bに入力され、吊り荷を所定の高さに維持するための主巻用油圧モータ23Bの回転量(回転速度)が設定される。なお、ステップS12において指令パイロット圧が演算されると、判定部905はジブ操作用レバー33Aが引き続き操作されているか否か、換言すれば、ジブ操作用レバー33Aが中立位置に配置されているかを判断する(ステップS13)。ここで、ジブ操作用レバー33Aが中立位置に設定されている場合(ステップS13でYES)、吊り荷の水平移動制御が終了する。一方、ジブ操作用レバー33Aが引き続き操作されている場合には(ステップS13でNO)、ステップS01以下が繰り返される。
なお、θ’’は、第2ジブ角度計54によって検出されるジブ105の起伏角である。吊り荷の重量によってジブ105が撓んでいる場合、第1ジブ角度計53が検出する角度θ’と、第2ジブ角度計54が検出する角度θ’’との間に差が生じる。本変形実施形態では、主巻ウインチ指令値演算部903は、第1ジブ角度計53および第2ジブ角度計54によってそれぞれ検出された起伏角の平均値とジブ105の長さLとに基づいて吊り荷の目標高さh’を演算する。このように、上記の式11によって、2つの角度の平均値からなる角度θaが式1に適用されることで、ジブ105の撓みの影響を低減した吊り荷の高さの推定値に基づいて、吊り荷の水平移動を安定して補助することが可能となる。
101 下部走行体
102 上部旋回体
103 キャブ
104 ブーム
104S ブームフット
104T ブームヘッド基端部
105 ジブ(起伏体)
105S ジブフット
106 ジブポイントシーブ
107 主巻ロープ(吊り荷ロープ)
108 フック
109 ガイドシーブ
10A ベース部
10B 起伏体支持機構
10C 水平移動補助装置
110 主巻ウインチ(吊り荷ウインチ)
111 ブーム起伏ウインチ
112 ジブ起伏ウインチ(起伏用ウインチ)
113 ブーム起伏ロープ
114 ブームガイライン
115 ジブ起伏ロープ
116 ジブガイライン
117 ジブガイライン
118 ストラットリンク
121 下部スプレッダ
122 上部スプレッダ
125 フロントストラット
125S フロントシーブ
126 リヤストラット
126S リヤシーブ
127 ストラット支点部
21 油圧ポンプ
22A ジブ起伏用制御弁
22B 主巻用制御弁
23A ジブ起伏用油圧モータ
23B 主巻用油圧モータ
32A ジブ起伏用リモコン弁
32B 主巻用リモコン弁
33A ジブ操作用レバー(被操作部)
33B 主巻操作用レバー
52A 第1回転角検出部(第1回転角度情報検出部)
52B 第2回転角検出部(第2回転角度情報検出部)
53 第1ジブ角度計(起伏角検出部、第1起伏角検出部)
54 第2ジブ角度計(起伏角検出部、第2起伏角検出部)
90 制御部
901 駆動制御部(起伏ウインチ制御部、吊り荷ウインチ制御部)
902 ジブ起伏角演算部(起伏角演算部)
903 主巻ウインチ指令値演算部(制御量演算部)
904 記憶部
905 判定部
Claims (11)
- ベース部と、
水平な回転中心軸回りに起伏方向に回動可能に前記ベース部に支持された起伏体基端部と、当該起伏体基端部とは反対の起伏体先端部と、を有する起伏体と、
前記起伏体先端部に接続される接続部と当該接続部に接続される起伏用ロープとを含み前記起伏体が前記回転中心軸回りに起伏することを許容するように前記起伏体の前記起伏体先端部を支持する起伏体支持機構と、
所定の回転軸回りに回転し、前記起伏体支持機構の前記起伏用ロープを巻き取ることで前記起伏体を前記ベース部に対して起立方向に回動させる一方、前記起伏用ロープを繰り出すことで前記起伏体を前記ベース部に対して倒伏方向に回動させることが可能な起伏用ウインチと、
前記起伏体先端部から垂下され吊り荷に接続される吊り荷ロープと、
前記吊り荷ロープの巻き取りおよび繰り出しを行うための吊り荷ウインチと、を有するクレーンに装着され、前記吊り荷ロープに接続された吊り荷を空中で水平に移動させる水平移動動作を補助することが可能な吊り荷の水平移動補助装置であって、
前記起伏体を起伏させるための操作を受け付ける被操作部であって、前記起伏体の起立方向および倒伏方向に対応した前記操作の操作方向および操作量がそれぞれ可変とされている、被操作部と、
前記起伏体のうちの少なくとも一つの部位の起伏角を検出および出力することが可能な起伏角検出部と、
前記被操作部が受ける前記操作の操作方向および操作量に対応して前記起伏体が起伏するように前記起伏用ウインチの回転を制御する起伏ウインチ制御部と、
前記起伏ウインチ制御部によって制御される前記起伏用ウインチの前記回転軸回りの回転角度に対応する情報である第1回転角度情報を検出する第1回転角度情報検出部と、
前記起伏用ウインチが前記起伏ウインチ制御部によって制御されることに伴う前記起伏体の起伏動作の開始時に前記起伏角検出部によって検出される起伏角である初期起伏角と、前記起伏体の起伏動作中に前記第1回転角度情報検出部によって検出される前記第1回転角度情報とに基づいて、前記起伏体の起伏角の推定値である推定起伏角を演算する起伏角演算部と、
前記起伏体の起伏動作に対応した前記吊り荷の上下方向における移動量をフィードフォワード制御に基づいて相殺するように前記吊り荷ウインチの回転を制御するためのフィードフォワード制御量を、少なくとも前記起伏角演算部によって演算された前記推定起伏角と前記起伏体の長さに対応する長さ情報とに基づいて演算する制御量演算部と、
少なくとも前記制御量演算部によって演算された前記フィードフォワード制御量に基づいて、前記起伏体の起伏動作に対応した前記吊り荷の上下方向における前記移動量を相殺するように前記吊り荷ウインチの回転を制御する吊り荷ウインチ制御部と、
を備える、吊り荷の水平移動補助装置。 - 前記回転中心軸と平行な方向から見て前記クレーンが複数の幾何学図形の組み合わせによってモデル化された情報であるモデル情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記起伏角演算部は、前記起伏用ウインチの回転に伴う前記起伏用ロープの長さの変化に基づく前記幾何学図形の形状変化に対応して前記起伏体の前記推定起伏角を演算する、請求項1に記載の吊り荷の水平移動補助装置。 - 前記クレーンの前記ベース部は、クレーン本体と前記クレーン本体に起伏可能に支持されたブームとを有し、前記起伏体は前記ブームの先端部に起伏可能に支持されたジブであって、前記起伏体支持機構は、前記ブームの先端部または前記ジブの基端部に回動可能に支持されたフロントストラットおよびリヤストラットを有し、
前記記憶部は、前記回転中心軸と平行な方向から見て前記クレーンが複数の三角形の組み合わせによってモデル化された情報である前記モデル情報であって、前記複数の三角形のうちの第1の三角形の一辺が前記起伏用ロープによって構成され、前記第1の三角形とは異なる第2の三角形が前記フロントストラットおよび前記リヤストラットによって構成され、前記第1の三角形および前記第2の三角形とは異なる第3の三角形の一辺が前記ジブによって構成されている前記モデル情報を記憶し、
前記起伏角演算部は、前記起伏用ウインチの回転に伴う前記起伏用ロープの長さの変化に基づく前記第1の三角形の形状変化に対応して、前記モデル情報の前記複数の三角形に三角関数をそれぞれ適用することで前記ジブの前記推定起伏角を演算する、請求項2に記載の吊り荷の水平移動補助装置。 - 前記制御量演算部は、前記起伏体の起伏動作に対応した前記吊り荷の上下方向における移動量をフィードバック制御に基づいて相殺するように前記吊り荷ウインチの回転を制御するためのフィードバック制御量を、前記吊り荷の高さの偏差に基づいて更に演算し、
前記吊り荷ウインチ制御部は、前記制御量演算部によって演算された前記フィードフォワード制御量および前記フィードバック制御量に基づいて、前記吊り荷ウインチの回転を制御する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の吊り荷の水平移動補助装置。 - 前記吊り荷ウインチ制御部によって制御される前記吊り荷ウインチの回転角度に対応する情報である第2回転角度情報を検出する第2回転角度情報検出部を更に備え、
前記制御量演算部は、前記第2回転角度情報検出部によって検出された前記第2回転角度情報から吊り荷の現在の高さの推定値である推定高さを演算する一方、前記起伏角検出部によって検出される前記起伏体の前記起伏角と前記起伏体の前記長さ情報とに基づいて前記吊り荷の高さの目標値である目標高さを演算し、前記目標高さと前記推定高さとの差から前記偏差を演算し、当該演算された偏差に予め設定されたゲインを乗じることで前記フィードバック制御量を演算する、請求項4に記載の吊り荷の水平移動補助装置。 - 前記起伏角検出部は、前記起伏体基端部の前記起伏角を検出する第1起伏角検出部と、前記起伏体先端部の前記起伏角を検出する第2起伏角検出部と、を含み、
前記制御量演算部は、前記第1起伏角検出部および前記第2起伏角検出部によってそれぞれ検出された前記起伏角の平均値と前記起伏体の前記長さ情報とに基づいて前記目標高さを演算する、請求項5に記載の吊り荷の水平移動補助装置。 - ベース部と、
水平な回転中心軸回りに起伏方向に回動可能に前記ベース部に支持された起伏体基端部と、当該起伏体基端部とは反対の起伏体先端部と、を有する起伏体と、
前記起伏体先端部に接続される接続部と当該接続部に接続される起伏用ロープとを含み前記起伏体が前記回転中心軸回りに起伏することを許容するように前記起伏体の前記起伏体先端部を支持する起伏体支持機構と、
所定の回転中心軸回りに回転し、前記起伏体支持機構の前記起伏用ロープを巻き取ることで前記起伏体を前記ベース部に対して起立方向に回動させる一方、前記起伏用ロープを繰り出すことで前記起伏体を前記ベース部に対して倒伏方向に回動させることが可能な起伏用ウインチと、
前記起伏体先端部から垂下され吊り荷に接続される吊り荷ロープと、
前記吊り荷ロープの巻き取りおよび繰り出しを行うための吊り荷ウインチと、
前記吊り荷ロープに接続された吊り荷を空中で水平に移動させる水平移動動作を補助することが可能な、請求項1乃至6の何れか1項に記載の吊り荷の水平移動補助装置と、
を備える、クレーン。 - ベース部と、
水平な回転中心軸回りに起伏方向に回動可能に前記ベース部に 支持された起伏体基端部と、当該起伏体基端部とは反対の起伏体先端部と、を有する起伏体と、
前記起伏体先端部に接続される接続部と当該接続部に接続される起伏用ロープとを含み前記起伏体が前記回転中心軸回りに起伏することを許容するように前記起伏体の前記起伏体先端部を支持する起伏体支持機構と、
所定の回転軸回りに回転し、前記起伏体支持機構の前記起伏用ロープを巻き取ることで前記起伏体を前記ベース部に対して起立方向に回動させる一方、前記起伏用ロープを繰り出すことで前記起伏体を前記ベース部に対して倒伏方向に回動させることが可能な起伏用ウインチと、
前記起伏体先端部から垂下され吊り荷に接続される吊り荷ロープと、
前記吊り荷ロープの巻き取りおよび繰り出しを行うための吊り荷ウインチと、
前記起伏体を起伏させるための操作を受け付ける被操作部であって、前記起伏体の起立方向および倒伏方向に対応した前記操作の操作方向および操作量がそれぞれ可変とされている、被操作部と、
を有するクレーンにおいて、前記吊り荷ロープに接続された吊り荷を空中で水平に移動させる吊り荷の水平移動方法であって、
前記起伏体先端部から垂下される前記吊り荷ロープに吊り荷を接続し、前記吊り荷ウインチによって前記吊り荷ロープを巻き取ることで前記吊り荷を地面から上方に離間させ空中に配置することと、
前記吊り荷が空中に配置された状態で、前記被操作部が受ける操作に応じて前記起伏用ウインチを制御して前記起伏体を起伏させる起伏動作の開始時に、前記起伏体のうちの少なくとも一つの部位の起伏角である初期起伏角を検出することと、
前記初期起伏角と、前記起伏体の起伏動作中における前記起伏用ウインチの前記回転軸回りの回転角度に対応する情報である第1回転角度情報とに基づいて、前記起伏体の起伏角の推定値である推定起伏角を演算することと、
前記起伏体の起伏動作に対応した前記吊り荷の上下方向における移動量をフィードフォワード制御に基づいて相殺するように前記吊り荷ウインチの回転を制御するためのフィードフォワード制御量を、少なくとも前記推定起伏角と前記起伏体の長さに対応する長さ情報とに基づいて演算することと、
前記フィードフォワード制御量に基づいて、前記起伏体の起伏動作に対応した前記吊り荷の上下方向における前記移動量を相殺するように前記吊り荷ウインチの回転を制御し、前記起伏体の起伏動作に応じて前記吊り荷を水平移動させることと、
を備える、吊り荷の水平移動方法。 - 前記回転中心軸と平行な方向から見て前記クレーンが複数の幾何学図形の組み合わせによってモデル化された情報であるモデル情報を記憶する記憶部を準備することを更に備え、
前記起伏体の前記推定起伏角を演算することは、前記起伏用ウインチの回転に伴う前記起伏用ロープの長さの変化に基づく前記幾何学図形の形状変化に対応して前記起伏体の前記推定起伏角を演算することを含む、請求項8に記載の吊り荷の水平移動方法。 - 前記クレーンの前記ベース部は、クレーン本体と前記クレーン本体に起伏可能に支持されたブームとを有し、前記起伏体は前記ブームの先端部に起伏可能に支持されたジブであって、前記起伏体支持機構は、前記ブームの先端部または前記ジブの基端部に回動可能に支持されたフロントストラットおよびリヤストラットを有し、
前記記憶部として、前記回転中心軸と平行な方向から見て前記クレーンが複数の三角形の組み合わせによってモデル化された情報である前記モデル情報であって、前記複数の三角形のうちの第1の三角形の一辺が前記起伏用ロープによって構成され、前記第1の三角形とは異なる第2の三角形が前記フロントストラットおよび前記リヤストラットによって構成され、前記第1の三角形および前記第2の三角形とは異なる第3の三角形の一辺が前記ジブによって構成されている前記モデル情報を記憶するものを準備することと、
前記起伏体の前記推定起伏角を演算することは、前記起伏用ウインチの回転に伴う前記起伏用ロープの長さの変化に基づく前記第1の三角形の形状変化に対応して、前記モデル情報の前記複数の三角形に三角関数をそれぞれ適用することで前記ジブの前記推定起伏角を演算することを含む、請求項9に記載の吊り荷の水平移動方法。 - 前記起伏体の起伏動作に対応した前記吊り荷の上下方向における移動量をフィードバック制御に基づいて相殺するように前記吊り荷ウインチの回転を制御するためのフィードバック制御量を、前記吊り荷の高さの偏差に基づいて演算することと、
前記フィードバック制御量に基づいて、前記吊り荷ウインチの回転を制御することと、を更に備える、請求項8乃至10の何れか1項に記載の吊り荷の水平移動方法。
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