JP5629160B2 - 移動式クレーン - Google Patents
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Description
これらのうち大部分は、走行車体に旋回台を搭載し、その旋回台上にブームを起伏自在に取付けブームの旋回と起伏を可能とした構造であるが、旋回台を用いず、ブームを起伏自在に取付けた構造のものも含まれる。
ブームは多段式であり、油圧シリンダで自動伸縮させるものの外に、油圧シリンダを内蔵せずブームの継ぎ足しで長さを可変とするものも含まれる。さらに、ブームの先端に継ぎ足し専用のジブを装着してブーム長さを更に延長するものも含まれる。
このようなクレーンの高揚程化は、建築やその他の産業分野でクレーンの利用可能性を高めるものである。
しかるに、移動式クレーンにおけるブームの多段化と、その結果として得られる伸縮長さの長大化は、ブームの構造的強度の面からの限界が顕在化するに至っている。
しかるに、ブームを倒伏すると、ブームを下向きに曲げようとする縦曲げモーメントが大きくなって、ブームが下向きに撓みやすくなる。
一方、ブームを起立させると、ブームにそれ自体を圧縮する力が大きくなって、これに風や偏荷重等の外力が作用すると、ブームを横に曲げようとする横曲げがモーメントが大きくなり、横撓みが発生しやすくなる。
特許文献1の従来技術は、ジブ(ブームともいうが技術的意味は同じである)の上面にガントリーを立設し、ジブ先端から吊下したフックと旋回台上のウインチとの間に掛け廻したロープを、ジブ先端からガントリー上端の滑車にも掛け廻している。このガントリーを介在させてジブ先端との間に張設したロープにより、ジブの縦曲げモーメントに対する抵抗を与え、ジブの縦曲げを抑制しようとするものである。
なお、ジブに対して横方向の安定性を得られるとの記述もあり、ジブの横安定性という課題も示されている。
すなわち、特許文献3,4の従来技術は、図8に示すように、主ジブ104の基礎箱形部105の上面に引張補強スタンド109が配置されており、この引張補強スタンド109と先端側のジブ108の頭部との間に引張り補強ロープ111,111´が連結されている。この補強ロープ111,111´は主ジブ104の縦たわみ抑制用である。
また、図9に示すように、主ジブ104の基礎箱形部105から左右両側方に延びる引張補強支持部118,119が配置されており、その引張補強支持部118,119と先端側のジブ108の頭部との間に、引張り補強ロープ121,121´が連結されている。この補強ロープ121,121´は主ジブ104の横たわみ防止用である。
なお、101は走行車体、102は上部旋回体、106〜108はジブの伸縮段である。
第2発明の移動式クレーンは、走行車体と、該走行車体に旋回自在に搭載した旋回台と、該旋回台に起伏自在に取付けた伸縮ブームとを備え、該伸縮ブームが、基端側の主ブームと、該主ブームから先端に伸びた位置に配置される副ブームからなる移動式クレーンであって、前記旋回台に搭載した左ウインチと右ウインチからなる緊張ウインチと、前記緊張ウインチと前記伸縮ブームの先端部との間に張設された緊張ロープとを備えており、前記緊張ロープは、前記左ウインチから繰り出された左ロープと、前記右ウインチから繰り出された右ロープとからなり、前記左右のウインチによる前記左右のロープの張力を制御するための張力制御装置を有しており、前記張力制御装置が、前記左ロープに作用する張力を検出する左ロープ張力検出器および前記右ロープに作用する張力を検出する右ロープ張力検出器からなるロープ張力検出器と、前記左ロープの張力と前記右ロープの張力を入力し、前記左ロープ張力と前記右ロープ張力の差を演算して、その演算値が許容値以上のときロープ張力が高い方のウインチの駆動部に巻取り方向の制御信号を送る横張力制御手段を有するコントローラとからなることを特徴とする。
第3発明の移動式クレーンは、第1または第2発明において、吊荷の荷重を検出する荷重検出器を更に設けており、前記コントローラは、前記荷重検出器からの吊荷荷重に基づいて吊荷の地切りか否かを判断すると共に、地切り直後において前記左ロープ張力と前記右ロープ張力の差が許容値以下にならなかった場合は張力制御を終了させる制御終了手段を有することを特徴とする。
第4発明の移動式クレーンは、第1または第2発明において、前記旋回台に左右の張出しステーが設けられ、前記各左右の張出しステーの先端部に滑車が取付けられており、前記左右のウインチから繰り出された左右のロープが、前記張出しステーの滑車を経てブーム先端部との間に張設されていることを特徴とする。
a)張力制御装置により、左右のウインチを巻き取って左右の両ロープの張力を高めると、ブームの縦たわみを抑制することができる。そして、左右いずれか一方のウインチを巻き取ってその一方のロープを張力を高めると、他方へたわもうとしている伸縮ブームの横たわみを防止できる。このため、クレーンの吊上げ能力が高くなる。しかも、左右のウインチは旋回台に搭載されており伸縮ブームには重量物の搭載はなされていない。したがって、ブーム重量が軽くなることからもクレーンの吊上げ能力を大きくできる。
b)ロープ張力検出器により左右ロープの張力の和を検出すると伸縮ブームに縦たわみが発生したと認識できる。すると、コントローラの縦張力制御手段が左右のウインチを共に駆動する制御信号を駆動信号出力部に送って、左右のウインチにより左右のロープを巻取り方向に巻き取る。これにより、伸縮ブームに発生している縦たわみが抑制される。
第2発明によれば、つぎの効果を奏する。
a)張力制御装置により、左右のウインチを巻き取って左右の両ロープの張力を高めると、ブームの縦たわみを抑制することができる。そして、左右いずれか一方のウインチを巻き取ってその一方のロープを張力を高めると、他方へたわもうとしている伸縮ブームの横たわみを防止できる。このため、クレーンの吊上げ能力が高くなる。しかも、左右のウインチは旋回台に搭載されており伸縮ブームには重量物の搭載はなされていない。したがって、ブーム重量が軽くなることからもクレーンの吊上げ能力を大きくできる。
b)ロープ張力検出器により左右ロープの張力の差を検出すると伸縮ブームに横たわみが発生したと認識できる。すると、コントローラの横張力制御手段が左右いずれか一方の反たわみ側のウインチを駆動する制御信号を駆動信号出力部に送って、巻取方向にウインチを駆動する。これにより、伸縮ブームに発生している横たわみが防止される。
第3発明によれば、荷重検出器の検出値が急増したときは、吊荷を吊上げた直後の地切り状態と判断できる。この状態で伸縮ブームに横たわみが発生し、左右いずれか一方のロープ張力を増加させて横たわみを防止しようとしてもできなかったときは制御終了手段により張力制御を終了させ、同時に吊荷を下げる等の処置をすれば、ウインチや伸縮ブームの損傷を防止できる。
第4発明によれば、張出しステーによって左右のロープの伸縮ブームの長軸線に対する交差角が大きくなるので、ロープ張力の横たわみを防止分力が大きくなる。このため、クレーンの吊上げ能力が向上する。
以下では、本発明をトラッククレーンに適用した第1、第2実施形態の移動式クレーンに基づき説明する。
まず、トラッククレーンとしての移動式クレーンQの基本的構造を、図1および図2に基づき説明する。1は公知の走行車体であり、この走行車体1には走行のための原動機や運転室、車輪の外、クレーン作業中の安定を確保するアウトリガ2が設けられている。走行車体1の上面には旋回台3が搭載され、油圧モータ等により水平面内で360°旋回できるようになっている。なお、旋回台3には図示しないカウンタウエイトやクレーン運転室、吊上げ作業用ウインチその他の設備が設けられている。
このウインチによるフックの上げ下げと、伸縮ブーム5の起伏、旋回、そして伸縮を組合せることにより、立体空間内での荷揚げと荷降ろしが可能となっている。
旋回台3には、緊張ウインチ14を構成する左ウインチ14Lと右ウインチ14Rが搭載されている。この左右のウインチ14L,14Rには、油圧モータ駆動型や電動モータ駆動型が用いられる。左右のウインチ14L,14Rの搭載位置は、旋回台3上において、主ブーム5Aの中心軸を境にして左右に振り分けられた位置であり、可能な限り中心から離れた位置であることが、ブームの横たわみを防止するのに好ましい。
そして、左右のウインチ14L,14Rからそれぞれ繰り出された左右のロープ20L,20Rが前記係止フック15に止着されている。
なお、左ウインチ14Lから繰り出されたロープを左ロープ20Lといい、右ウインチ14Rから繰り出されたロープを右ロープ20Rといい、緊張ロープ20は、この2つのロープ20L,20Rで構成されている。
符号50はコントローラで、コンピュータ等で構成された情報処理装置である。このコントローラ50には、コンピュータソフトで実行される縦張力制御手段51や横張力制御手段52、制御終了手段53が内蔵されており、その実行に必要な各種データや演算ソフトも内蔵されている。
55は駆動信号出力部であり、コントローラ50からの制御信号を受けて、駆動部14Ld,14Rdに制御信号を出力する。駆動部14Ld,14Rdはウインチ14L,14Rの駆動部であって、左右のウインチ14L,14Rが油圧モータ駆動型の場合は、油圧モータに供給する作動油圧力を制御する電磁比例弁が該当する。また、電動モータ駆動型の場合は、モータのパワー駆動部が該当する。そして、これらの駆動部14Ld,14Rdが駆動信号を送ることで、ウインチ14L,14Rの張力を制御できる。
縦たわみ検出器61も横たわみ検出器62も、角速度を検出するジャイロや加速度を検出する加速度センサなどで構成できるが、これら以外でもブームの縦たわみや横たわみを検出できるのであれば、どのようなセンサを用いてもよい。
なお、これらの検出器の取付部位は、ブームの変位が現れやすいブーム先端部が好ましいが、それ以外の部位でもよい。
まず、縦たわみ検出器61が伸縮ブーム5の縦たわみを検出したときは、縦張力制御手段51の指令により、左右のウインチ14L,14Rを共に巻き取って左右のロープ20L,20Rの張力を高める。これにより、伸縮ブーム5の縦たわみを抑制することができる。
また、図示はしていないが、伸縮ブーム5が左側方への横たわみを生じた場合は、反たわみ側である右ウインチ14Rによって右ロープ20Rの張力を高める。これにより伸縮ブーム5は左側への横たわみが矯正されるか、横たわみが進行しないように防止されている。
そして、上記の張力制御装置において、たわみ検出器60が、伸縮ブーム5の縦たわみや横たわみの停止を検出したり、あるいは更にたわみが生じていない状態に復帰したことを検出すると、制御終了手段53が働いてたわみ補正制御は終了する。
この張力制御装置は、図5に示すたわみ検出器60を用いる代りに、つぎのブーム長検出器65とブーム起伏角検出器66とロープ張力検出器67を用いたものである。
符号65は、ブーム長検出器である。伸縮ブーム5の伸縮長さは、専用のブーム長さ検出器や吊上げ用ワイヤロープの繰出し長さ等で検出できるが、その具体的手段は任意であり、ブーム長さえ検出できれば、どのような検出器を用いてもよい。
符号66は、ブーム起伏角検出器である。伸縮ブーム5の起伏角はポテンショメータ等の専用の角度検出器等で検出できるが、その具体的手段は任意であり、ブーム起伏角さえ検出できれば、どのような検出器を用いてもよい。
縦張力制御手段51および横張力制御手段52や制御終了手段53、そして、駆動信号出力部55や駆動部14Ld、14Rdは、図5と実質同一であるので、同一符号を付して説明を省略する。
また、ブーム長検出器65の検出値が大きいが起伏角検出値66の検出値が小さいときは、伸縮ブーム5が倒伏し、かつ長く伸びているので、縦たわみが発生しやすい状況と判断できる。
このような伸縮ブーム5の状況検出は後述するロープ張力と合わせて、伸縮ブーム5の縦たわみと横たわみの発生を確認する指標とされる。
コントローラ50が、左ロープ張力検出器67Lで検出した左ロープ20Lの張力と右ロープ張力検出器67Rで検出した右ロープ20Rの張力を入力し、左ロープ張力と右ロープ張力の和を演算する。そして、ブーム長さとブーム起伏角も加えて状況把握したうえで、その演算値が許容値以上と判断されるときは伸縮ブーム5に縦たわみが生じていると判断する。
この場合、縦張力制御手段51から駆動信号出力部55に制御信号を送り、左右のウインチの駆動部14Ld、14Rdに共に巻取り方向の駆動信号を送り、左右のウインチ14L,14Rを同時駆動する。これにより伸縮ブーム5の縦たわみを抑制することができる。
コントローラ50が、左ロープ張力検出器67Lで検出したロープ20Lの張力と右ロープ張力検出器67Rで検出した右ロープ20Rの張力を入力し、左ロープ張力と右ロープ張力の差を演算する。そして、ブーム長さとブーム起伏角も加えて状況把握したうえで、その演算値が許容値以上のときは、伸縮ブーム5に左右いずれかの方向への横たわみが生じていると判断する。
この場合、コントローラ50の横張力制御手段52が制御信号を出力し、駆動信号出力部55から左右の駆動部14Ld、14Rdのいずれかに駆動電流を流すので、左右いずれか一方のウインチ14L,14Rが駆動される。そして、左右のロープ張力の差が許容値以下になるまで、あるいは小さい方の張力が所定値まで増加するまで、左右いずれか一方のウインチ14L、14Rが駆動されると、伸縮ブーム5に発生している横たわみが防止される。なお、この場合の伸縮ブーム5の横たわみ補正方法は、図5に示す張力制御装置を用いた場合と同様である。
荷重検出器68は、吊荷の重量を検出するセンサであり、この荷重検出器68は吊上げ用ワイヤロープの張力を検出する外、任意の手段を採用してよい。
なお、荷重検出する代りに、伸縮ブーム5に作用するモーメントを検出してもよい。モーメントの検出は、吊荷重量とブーム作業半径から演算してもよく、ブームに作用するモーメントをストレンゲージなどで直接検出してもよい。
たとえば、荷重検出器68の検出値が急増したときは、吊荷を吊上げた直後の地切り状態と判断できる。この状態で伸縮ブーム5に横たわみが発生し、左右いずれか一方のロープ張力を増加させて横たわみを防止しようとしてもそれができなかったときは制御終了手段53により張力制御を終了させる。この場合、同時に吊荷を下げる等の処置をすれば、ウインチ14L、14Rや伸縮ブーム5の損傷を防止するというフェイルセーフ機能を発揮することができる。
つぎに、図7に基づき第2実施形態の移動式クレーンRを説明する。
本実施形態は、図1に示す第1実施形態の移動式クレーンQに、張出しステーを追加したものである。左右の張出しステー41L,41Rは、それぞれの先端に滑車42,42を取付けている。
各張出しステー41L,41Rは、その基部が旋回台3に取付けられ、先端部の滑車42,42がウインチ14L,14Rよりも左右方向の遠い位置に存するようになっている。
なお、各滑車42は球面軸受等を用いて張出しステー41L,41Rに取付けて、伸縮ブーム5の起伏動作に伴って左右ロープ20L,20Rの張設角度が変動しても、それに追随するようにしておくことが好ましい。
また、張力制御装置は、図5あるいは図6に図示のものを用いることができる。
つぎに、本発明の他の実施形態を説明する。
図5に示す張力制御装置では、たわみ検出器60が、縦たわみ検出器61と横たわみ検出器62とを有しているが、縦たわみ検出器61のみ、あるいは横たわみ検出器62のみで構成したものであってもよい。
この場合でも、係止フック15は伸縮ブーム5の先端部、すなわち副ブーム5Dの先端部やブームヘッド5Eに取付けられる。
また、伸縮ブーム5自体も、油圧シリンダを用いた自動伸縮式の外、ラチス構造のブームを多段に連結する非自動伸縮式のものであってもよい。特許請求の範囲にいう「主ブームから先端に延びた位置に配置される副ブーム」の意味は、自動伸縮式の外、非自動で連結されるものも含む意味である。
装輪式とは異なる型式のクローラ式走行車体を用いたクレーンは、クローラクレーンと云われるが、このクローラクレーンの伸縮ブームにも、本発明の張力制御装置を適用することができる。
5 伸縮ブーム
14L 左ウインチ
14R 右ウインチ
20 緊張ロープ
20L 左ロープ
20R 右ロープ
50 コントローラ
60 たわみ検出器
65 ブーム長検出器
66 起伏角検出値
67 ロープ張力検出器
Claims (4)
- 走行車体と、該走行車体に旋回自在に搭載した旋回台と、該旋回台に起伏自在に取付けた伸縮ブームとを備え、該伸縮ブームが、基端側の主ブームと、該主ブームから先端に伸びた位置に配置される副ブームからなる移動式クレーンであって、
前記旋回台に搭載した左ウインチと右ウインチからなる緊張ウインチと、
前記緊張ウインチと前記伸縮ブームの先端部との間に張設された緊張ロープとを備えており、
前記緊張ロープは、前記左ウインチから繰り出された左ロープと、前記右ウインチから繰り出された右ロープとからなり、
前記左右のウインチによる前記左右のロープの張力を制御するための張力制御装置を有しており、
前記張力制御装置が、
前記左ロープに作用する張力を検出する左ロープ張力検出器および前記右ロープに作用する張力を検出する右ロープ張力検出器からなるロープ張力検出器と、
前記左ロープの張力と前記右ロープの張力を入力し、前記左ロープ張力と前記右ロープ張力の和を演算して、その演算値が許容値以上のとき前記左右のウインチの駆動部に巻取り方向の制御信号を送る縦張力制御手段を有するコントローラとからなる
ことを特徴とする移動式クレーン。 - 走行車体と、該走行車体に旋回自在に搭載した旋回台と、該旋回台に起伏自在に取付けた伸縮ブームとを備え、該伸縮ブームが、基端側の主ブームと、該主ブームから先端に伸びた位置に配置される副ブームからなる移動式クレーンであって、
前記旋回台に搭載した左ウインチと右ウインチからなる緊張ウインチと、
前記緊張ウインチと前記伸縮ブームの先端部との間に張設された緊張ロープとを備えており、
前記緊張ロープは、前記左ウインチから繰り出された左ロープと、前記右ウインチから繰り出された右ロープとからなり、
前記左右のウインチによる前記左右のロープの張力を制御するための張力制御装置を有しており、
前記張力制御装置が、
前記左ロープに作用する張力を検出する左ロープ張力検出器および前記右ロープに作用する張力を検出する右ロープ張力検出器からなるロープ張力検出器と、
前記左ロープの張力と前記右ロープの張力を入力し、前記左ロープ張力と前記右ロープ張力の差を演算して、その演算値が許容値以上のときロープ張力が高い方のウインチの駆動部に巻取り方向の制御信号を送る横張力制御手段を有するコントローラとからなる
ことを特徴とする移動式クレーン。 - 吊荷の荷重を検出する荷重検出器を更に設けており、
前記コントローラは、前記荷重検出器からの吊荷荷重に基づいて吊荷の地切りか否かを判断すると共に、地切り直後において前記左ロープ張力と前記右ロープ張力の差が許容値以下にならなかった場合は張力制御を終了させる制御終了手段を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の移動式クレーン。 - 前記旋回台に左右の張出しステーが設けられ、
前記各左右の張出しステーの先端部に滑車が取付けられており、
前記左右のウインチから繰り出された左右のロープが、前記張出しステーの滑車を経てブーム先端部との間に張設されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の移動式クレーン。
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