JP7183054B2 - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7183054B2 JP7183054B2 JP2019012134A JP2019012134A JP7183054B2 JP 7183054 B2 JP7183054 B2 JP 7183054B2 JP 2019012134 A JP2019012134 A JP 2019012134A JP 2019012134 A JP2019012134 A JP 2019012134A JP 7183054 B2 JP7183054 B2 JP 7183054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- polycarbonate diol
- coating composition
- mass
- examples
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Description
[1]
下記成分α、下記成分β及び下記成分γを含む塗料組成物;
成分α:下記式(A)及び(B)で表される繰り返し単位と末端水酸基とを含むポリカーボネートジオールであって、式(A)及び(B)で表される繰り返し単位のモル比(式(A)で表される繰り返し単位/式(B)で表される繰り返し単位)が1/99~100/0であり、平均炭素数が3.0~4.0であるポリカーボネートジオール、
成分β;成分α以外のポリオール、
成分γ;有機ポリイソシアネート。
[2]
上記式(B)で表される繰り返し単位が、下記式(C)で表される繰り返し単位である、[1]に記載の塗料組成物。
[3]
上記成分α及び成分βの合計質量に対して、成分βを50質量%以上95質量%以下含有する、[1]又は[2]に記載の塗料組成物。
本実施形態の塗料組成物は、下記成分α、下記成分β及び下記成分γを含む。
本実施形態の塗料組成物に含まれるポリカーボネートジオール(成分α)は、下記式(A)及び(B)で表される繰り返し単位と末端水酸基とを含むポリカーボネートジオールを含む。
本実施形態の塗料組成物は、主剤であるポリオールとして、上記ポリカーボネートジオール(成分α)に加えて、更に、その他のポリオール成分(成分β)を含有する。
ポリエステルポリオールは、特に限定されないが、例えば、二塩基酸の単独又は2種類以上の混合物と、多価アルコールの単独又は2種類以上の混合物とを、縮合反応させることによって得ることができる。
ポリエーテルポリオールは、特に限定されないが、例えば、以下の(1)~(3)のいずれかの方法等を用いて得ることができる。
アクリルポリオールは、特に限定されないが、例えば、一分子中に1個以上の活性水素を有する重合性モノマーのみを重合させる、又は、一分子中に1個以上の活性水素を有する重合性モノマーと、必要に応じて、当該重合性モノマーと共重合可能な他のモノマーとを、共重合させることによって得ることができる。
ポリオレフィンポリオールとしては、特に限定されないが、例えば、水酸基を2個以上有するポリブタジエン、水酸基を2個以上有する水素添加ポリブタジエン、水酸基を2個以上有するポリイソプレン、水酸基を2個以上有する水素添加ポリイソプレン等が挙げられる。
本明細書において、「フッ素ポリオール」とは、分子内にフッ素を含むポリオールを意味する。フッ素ポリオールとして具体的には、特に限定されないが、例えば、特開昭57-34107号公報(参考文献1)、特開昭61-275311号公報(参考文献2)等で開示されているフルオロオレフィン、シクロビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、モノカルボン酸ビニルエステル等の共重合体等が挙げられる。
本実施形態の塗料組成物に含まれる有機ポリイソシアネートは、塗料組成物の硬化剤として働くものであれば特に制限されず、末端にイソシアネート基を2個以上有するものを用いる。
本実施形態の塗料組成物に、有機溶剤を使用することが出来る。有機溶剤は、塗料組成物の溶剤として働くものであればよい。
本実施形態の塗料組成物は、上記成分α、上記成分β、及び、上記成分γに加えて、各種用途に応じて硬化促進剤(触媒)、充填剤、難燃剤、染料、有機又は無機顔料、離型剤、流動性調整剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、消泡剤、レベリング剤、着色剤等のその他添加剤を含有してもよい。
本実施形態の塗料組成物の製造方法としては、上記成分α、上記成分β及び上記成分γ、並びに、必要に応じて有機溶剤及びその他添加剤を混合する方法であれば特に制限されない。本実施形態の塗料組成物の製造方法としては、具体的には、例えば、撹拌機等を用いて、回転数50rpm以上1000rpm以下で、5分間以上60分間以下撹拌後、真空脱泡器を用いて脱泡操作を行う方法等が挙げられる。
本実施形態の塗料組成物の塗装方法としては、特に限定されないが、例えば、各々の成分を塗装直前に混合した後、スプレー、ロール、はけ等で基材に塗布する方法が用いられる。予め、硬化剤である成分γ以外を混合しておき、塗布直前に成分γを添加し均一に混合した後、塗布する方法も可能である。
本実施形態の塗料組成物は、自動車、バス、鉄道車両、建築機械、農業機械、建築物の床や壁や屋根、金属製品、モルタルやコンクリート製品、木工製品、プラスチック製品、ケイ酸カルシウム板や石膏ボード等の窯業系建材等への塗装といった幅広い分野で好適に利用できる。
後述する各合成例で得られたポリカーボネートジオールを1g測り取り、100mLのナスフラスコに、当該ポリカーボネートジオール1g、エタノール30g及び水酸化カリウム4gを入れて、サンプルを調製した。調製したサンプルを、100℃のオイルバスで1時間加熱した。サンプルを室温まで冷却後、指示薬としてフェノールフタレインを1~2滴添加し、塩酸で中和した。サンプルを冷蔵庫で3時間冷却し、沈殿した塩を濾過で除去した後、ガスクロマトグラフィー(GC)分析した。なお、GC分析は、カラムとしてDB-WAX(米国J&W社製)30m、膜厚0.25μmを付けたガスクロマトグラフィーGC14B(島津製作所製)を用い、ジエチレングリコールジエチルエステルを内部標準として用い、検出器に水素炎イオン化検出器(FID)を用いて行った。カラムの昇温プロファイルは、60℃で5分保持した後、10℃/minで250℃まで昇温するというプロファイルとした。
ポリカーボネートジオールの組成の決定で得られたジオールの分析値から、下記式(1)を用いてポリカーボネートジオールの平均炭素数を計算した。
例えば、組成分析の結果、ジオールとして2-メチル-1,3-プロパンジオール(30mol%)、1,6-ヘキサンジオール(70mol%)が検出された場合、平均炭素数は、3×0.3+6×0.7で5.1となる。
ポリカーボネートジオールの数平均分子量は、無水酢酸とピリジンを用い、水酸化カリウムのエタノール溶液で滴定する「中和滴定法(JIS K0070-1992)」によって水酸基価を決定し、下記式(2)を用いて計算した。
80℃に加熱したポリカーボネートジオールを50mLの透明なガラス製サンプル瓶に入れ、次いで室温まで冷却した。冷却後のポリカーボネートジオールの存在状態を目視で観察した。透明でかつ僅かでも流動性がある場合を液状と、流動性が無い場合を固体として表した。流動性は、サンプル瓶を約45°傾け、約1分間ポリカーボネートジオールの界面を観察することで評価し、界面が移動した場合を流動性ありとした。また、透明性は、上記サンプル瓶を前方から観察した際に、当該サンプル瓶を通して後方の景色を視認できるか否かで評価し、サンプルの全ての部分で後方の景色を視認できる状態を透明とした。
まず、ガラス板(JIS R3202、2mm×100mm×150mm)の両端に再剥離性の紙製粘着テープをスペーサーとして必要枚数貼り付けた。次いで、後述する実施例及び比較例で得られた各塗料組成物を板の上部に滴下し、乾燥膜厚が45~55μmになるように、ガラス棒(直径8mm)を用いて塗工した。次いで、80℃で1時間焼付け乾燥して、さらに、23℃で50%RHの雰囲気下で7日間養生し、塗膜を得た。
下記式(3)を用いて、各時間の光沢保持率を計算した。
X0:耐擦り傷性試験前の同じ箇所の光沢
Xn:耐擦り傷性試験で傷のついた部分の光沢(X1,X2,X3)
(評価基準)
◎:光沢保持率が95%以上であるもの
○:光沢保持率が90%以上95%未満であるもの
△:光沢保持率が75%以上90%未満であるもの
×:光沢保持率が75%未満であるもの、又は、評価不可であるもの
主剤にマイテックスGII300白を、硬化剤にマイテックGIIハードナーを用い、アルミ板(JIS H4000、2mm×100mm×150mm)に乾燥膜厚20~30μmで白色塗装して白色板を得た。得られた白色板に、後述する実施例及び比較例で得られた各塗料組成物を塗布して塗膜を得た。カラーメーター(スガ試験機株式会社 SM-P45)を用い、塗膜のL*a*b(E0)を測定した。寺西化学工業株式会社製マジックインキ極太の黒(MGD-T1)及び青(MGD-T3)で、塗膜上に線を引いた。10分後に、ポリ洗瓶に入れたアセトン(試薬1級)を掛けてインキを洗い流した。その後、室温で15分間乾燥させ、カラーメーターを用い、塗膜(インキが塗られていた部分)のL*a*b(E)を測定した。下記式(4)を用いて、色差(ΔE)を求めた。
(評価基準)
◎:色差が2%未満であるもの
○:色差が2%以上5%未満であるもの
△:色差が5%以上20%未満であるもの
×:色差が20%以上であるもの、又は、評価不可であるもの
規則充填物を充填した精留塔と攪拌装置とを備える1Lのガラス製フラスコに、エチレンカーボネート380g(4.3mol)、2-メチル-1,3-プロパンジオール210g(2.3mol)及び1,4-ブタンジオール175g(1.9mol)を仕込んだ。さらに、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.30gを加え、常圧で攪拌・加熱した。次いで、反応温度を150℃から180℃へ徐々に上げながら、生成するエチレングリコールとエチレンカーボネートとの混合物を留去しながら15時間反応を進行させた。その後、14kPaまで減圧し、ジオール及びエチレンカーボネートを留去しながら、180℃でさらに3時間反応させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-1と略する。
合成例1から、さらに180℃で2時間反応させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-2と略する。
合成例2から、さらに180℃で2時間反応させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-3と略する。
合成例3から、さらに180℃で4時間反応させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-4と略する。
合成例1で示す装置を用いて以下の通り反応を行った。エチレンカーボネート350g(3.9mol)、2-メチル-1,3-プロパンジオール30g(0.3mol)及び1,4-ブタンジオール350g(3.9mol)を仕込んだ。さらに、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.30gを加え、常圧で攪拌・加熱した。次いで、反応温度を150℃から180℃へ徐々に上げながら、生成するエチレングリコールとエチレンカーボネートとの混合物を留去しながら18時間反応を進行させた。その後、14kPaまで減圧し、ジオール及びエチレンカーボネートを留去しながら、180℃でさらに10時間反応させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-5と略する。
エチレンカーボネート380g(4.3mol)、2-メチル-1,3-プロパンジオール120g(1.3mol)及び1,4-ブタンジオール270g(3.0mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.31gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-6と略する。
エチレンカーボネート370g(4.2mol)、2-メチル-1,3-プロパンジオール270g(3.0mol)及び1,4-ブタンジオール105g(1.2mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.30gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-7と略する。
エチレンカーボネート370g(4.2mol)及び2-メチル-1,3-プロパンジオール380g(4.2mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.30gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-8と略する。
エチレンカーボネート340g(3.8mol)、2-メチル-1,3-プロパンジオール300g(3.3mol)及び1,6-ヘキサンジオール60g(0.5mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.28gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-9と略する。
エチレンカーボネート350g(4.0mol)、2-メチル-1,3-プロパンジオール260g(2.9mol)及び3-メチル-1,5-ペンタンジオール105g(1.0mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.28gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-10と略する。
エチレンカーボネート290g(3.3mol)、2-メチル-1,3-プロパンジオール260g(2.9mol)及び1,9-ノナンジオール70g(0.4mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.25gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-11と略する。
エチレンカーボネート350g(3.9mol)、2-メチル-1,3-プロパンジオール230g(2.6mol)及び1,6-ヘキサンジオール170g(1.4mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.30gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-12と略する。
エチレンカーボネート370g(4.2mol)、1,4-ブタンジオール350g(3.9mol)及び1,5-ペンタンジオール40g(0.4mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.30gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-13と略する。
エチレンカーボネート340g(3.9mol)、1,5-ペンタンジオール200g(1.9mol)及び1,6-ヘキサンジオール235g(2.0mol)を仕込み、触媒としてチタンテトライソプロポキシド0.31gを加えた以外は、合成例5の装置を用い、合成例5に示す条件で反応を進行させてポリカーボネートジオールを得た。得られたポリカーボネートジオールの分析結果を、表1に示す。このポリカーボネートジオールをPC-14と略する。
アクリルポリオール(Allnex製、「Setalux1152」(商品名)、水酸基価138.6mgKOH/g樹脂、固形分61質量%)を用い、「Setalux1152」(商品名)の樹脂成分に対する合成例1で得られたポリカーボネートジオールPC-1の樹脂成分の質量比(成分α/成分βの質量比)が30/70となるように、且つ、NCO/OHのモル比が1.02となるように、主剤としてポリカーボネートジオールPC-1を2.6g及び「Setalux1152」(商品名)を10g、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を6.9g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを23.5g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-1を得た。得られた塗料組成物-1を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-2を2.6g及び「Setalux1152」(商品名)を10g、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を6.2g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを22.3g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-2を得た。得られた塗料組成物-2を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-3を2.6g及び「Setalux1152」(商品名)を10g、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を5.9g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを22.0g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-3を得た。得られた塗料組成物-3を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-3を2.6g及び「Setalux1152」(商品名)を10g、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を5.4g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを21.2g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-4を得た。得られた塗料組成物-4を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-5~11を用いた以外は実施例4の方法で塗料組成物-5~11を得た。得られた塗料組成物-5~11を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-12~14を用いた以外は実施例4の方法で塗料組成物-12~14を得た。得られた塗料組成物-12~14を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-3を10g及び「Setalux1152」(商品名)を10g(成分α/成分βの質量比:62/38)、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を8.9g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを37.5g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-15を得た。得られた塗料組成物-15を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-3を5.7g及び「Setalux1152」(商品名)を10g(成分α/成分βの質量比:48/52)、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を7.2g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを28.5g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-16を得た。得られた塗料組成物-16を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-3を4.0g及び「Setalux1152」(商品名)を10g(成分α/成分βの質量比:40/60)、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を6.5g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを25.0g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-17を得た。得られた塗料組成物-17を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-3を0.8g及び「Setalux1152」(商品名)を10g(成分α/成分βの質量比:12/88)、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を5.2g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを18.0g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-18を得た。得られた塗料組成物-18を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
主剤としてポリカーボネートジオールPC-3を0.2g及び「Setalux1152」(商品名)を10g(成分α/成分βの質量比:3/97)、硬化剤として「TPA-100」(商品名)を5.0g、並びに、溶剤として酢酸ブチルを17.0g、それぞれ量り取って混合した。次いで、得られた混合物を、撹拌機を用いて600rpmで20分間撹拌を行って塗料組成物-19を得た。得られた塗料組成物-19を用いて、上記の方法に基づき、評価を行った。結果を下記表2に示す。
Claims (2)
- 下記成分α、下記成分β及び下記成分γを含み、成分α及び成分βの合計質量に対して、成分βを50質量%以上95質量%以下含有する塗料組成物;
成分α:下記式(A)及び(B)で表される繰り返し単位と末端水酸基価とを含むポリカーボネートジオールであって、式(A)及び(B)で表される繰り返し単位のモル比(式(A)で表される繰り返し単位/式(B)で表される繰り返し単位)が1/99~100/0であり、平均炭素数が3.0~4.0であるポリカーボネートジオール、
成分β;アクリルポリオール、
成分γ;有機ポリイソシアネート。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201910106397.5A CN110128924B (zh) | 2018-02-08 | 2019-02-02 | 涂料组合物 |
EP19155717.2A EP3524630B1 (en) | 2018-02-08 | 2019-02-06 | Coating composition |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018020920 | 2018-02-08 | ||
JP2018020920 | 2018-02-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019137840A JP2019137840A (ja) | 2019-08-22 |
JP7183054B2 true JP7183054B2 (ja) | 2022-12-05 |
Family
ID=67695020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019012134A Active JP7183054B2 (ja) | 2018-02-08 | 2019-01-28 | 塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7183054B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230023221A1 (en) * | 2019-11-15 | 2023-01-26 | Asahi Kasei Kabushiki Kaisha | Polycarbonate diol composition and coating material composition comprising same |
JPWO2022210289A1 (ja) | 2021-03-29 | 2022-10-06 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207953A (ja) | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Nagase & Co Ltd | 塗料組成物および塗膜 |
JP2014201680A (ja) | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 富士重工業株式会社 | 塗料組成物 |
WO2014208567A1 (ja) | 2013-06-27 | 2014-12-31 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ポリイソシアネート組成物及びその製造方法、ブロックポリイソシアネート組成物及びその製造方法、樹脂組成物、硬化性樹脂組成物、並びに硬化物 |
JP2016108347A (ja) | 2014-12-02 | 2016-06-20 | 東ソー株式会社 | 塗料組成物、該組成物を用いた自己修復型形成塗膜 |
JP2017128675A (ja) | 2016-01-21 | 2017-07-27 | 旭化成株式会社 | ポリカーボネートジオール |
JP2017141440A (ja) | 2016-02-09 | 2017-08-17 | 宇部興産株式会社 | ポリカーボネートポリオール |
-
2019
- 2019-01-28 JP JP2019012134A patent/JP7183054B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207953A (ja) | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Nagase & Co Ltd | 塗料組成物および塗膜 |
JP2014201680A (ja) | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 富士重工業株式会社 | 塗料組成物 |
WO2014208567A1 (ja) | 2013-06-27 | 2014-12-31 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | ポリイソシアネート組成物及びその製造方法、ブロックポリイソシアネート組成物及びその製造方法、樹脂組成物、硬化性樹脂組成物、並びに硬化物 |
JP2016108347A (ja) | 2014-12-02 | 2016-06-20 | 東ソー株式会社 | 塗料組成物、該組成物を用いた自己修復型形成塗膜 |
JP2017128675A (ja) | 2016-01-21 | 2017-07-27 | 旭化成株式会社 | ポリカーボネートジオール |
JP2017141440A (ja) | 2016-02-09 | 2017-08-17 | 宇部興産株式会社 | ポリカーボネートポリオール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019137840A (ja) | 2019-08-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107868598B (zh) | 涂料组合物 | |
CN110382644B (zh) | 聚天冬氨酸涂料组合物、涂膜、及涂装物品 | |
JP6297398B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物及び塗料組成物 | |
JP6801125B2 (ja) | 塗料組成物 | |
EP3604372B1 (en) | Polyisocyanate curing agent, aqueous coating composition, coating film, and coated article | |
JP4974342B2 (ja) | 水性ポリイソシアネート組成物及びそれを含む水性塗料組成物 | |
CN110305324B (zh) | 水系组合物用聚碳酸酯/聚氧乙烯嵌段共聚物、以及包含其的水系组合物 | |
JP7183054B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP2018012769A (ja) | 塗料組成物 | |
JP7611674B2 (ja) | ポリウレタン塗膜の製造方法及び塗料組成物 | |
JP7377706B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物、コーティング組成物及びコーティング基材 | |
EP3524630B1 (en) | Coating composition | |
JP7395321B2 (ja) | 塗料組成物 | |
JP5063217B2 (ja) | 水性ポリイソシアネート組成物及びそれを含む水性塗料組成物 | |
JP7590806B2 (ja) | イソシアネート組成物、塗料組成物、塗膜及び塗装物品 | |
JP7237468B2 (ja) | ポリカーボネートジオール組成物 | |
JP7206101B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物、塗料組成物及び塗膜 | |
JP7629987B2 (ja) | ブロックイソシアネート組成物、水分散体、塗料組成物、及び塗膜 | |
JP7311677B2 (ja) | 塗料組成物及び塗膜 | |
CN114667326B (zh) | 双组分聚氨酯组合物 | |
JP2019183014A (ja) | 塗料組成物及び塗膜 | |
JP7206089B2 (ja) | ポリイソシアネート組成物、塗料組成物及び塗膜 | |
JP7267677B2 (ja) | 硬化剤組成物及び水系コーティング組成物 | |
JP2022070792A (ja) | 塗料組成物 | |
JP2023079427A (ja) | 塗料組成物及び塗膜 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211011 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220623 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220818 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221122 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7183054 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |