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JP7181080B2 - 水素製造装置 - Google Patents

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JP7181080B2 JP2018245798A JP2018245798A JP7181080B2 JP 7181080 B2 JP7181080 B2 JP 7181080B2 JP 2018245798 A JP2018245798 A JP 2018245798A JP 2018245798 A JP2018245798 A JP 2018245798A JP 7181080 B2 JP7181080 B2 JP 7181080B2
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Description

本発明は、水素製造装置に関し、特に、炭化水素原料を改質して水素を製造する水素製造装置に関する。
特許文献1には、改質器に水蒸気と原料炭化水素を供給して水蒸気改質することにより改質ガスを生成する水素製造装置が記載されている。
特開2001-261306号公報
ところで、改質器の外部で水蒸気を発生させる場合には、外部から供給された熱媒によって水を加熱することが考えられる。また、改質器で生成された改質ガスは、水素精製器に供給されることより製品水素と不純物に分離され、製品水素が精製される。この場合にも、水素精製器に供給される改質ガスの流量を削減して水素精製器の負荷を低減するために改質ガスを冷却して水を分離することが考えられる。この改質ガスの冷却を外部から供給された冷媒で行うことが考えられる。
このように、水から水蒸気を発生させるための熱媒、改質ガスを冷却するための冷媒をそれぞれ外部から供給する構成にすると、水素製造装置の構造が複雑になると共に装置全体の熱効率の点でも改善の余地がある。
本発明の課題は、簡単な構成で装置全体の熱効率を向上させた水素製造装置を提供することである。
請求項記載の水素製造装置は、炭化水素と水とが原料として供給され、加熱されることにより前記炭化水素を改質して水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器と、前記改質器と接続され、前記改質ガスを昇圧する昇圧手段と、前記改質器と前記昇圧手段とを連通し、前記改質器から前記昇圧手段に前記改質ガスが供給される第1改質ガス流路と、前記昇圧手段と接続され、前記改質ガスを製品水素と不純物であるオフガスとに分離して製品水素を精製する水素精製器と、前記第1改質ガス流路上に設けられ、前記改質器に原料として供給される水と前記改質ガスとが熱交換される熱交換器と、前記第1改質ガス流路上で前記熱交換器の下流側に設けられ、前記改質ガスを冷却して水蒸気を凝縮させる冷媒循環型の他の熱交換器と、を備える。
この水素製造装置では、改質器と昇圧手段を連通する第1改質ガス流路上に改質器に原料として供給される水(以下、「改質用水」という)改質器で生成された改質ガスとが熱交換される熱交換器が設けられている。
したがって、改質用水は、熱交換器において改質ガスとの熱交換により加熱された後、改質器に供給される。この結果、改質器において改質用水を加熱して改質ガスを生成するために必要な加熱量が低減される。すなわち、水素製造装置の熱効率が向上する。
また、昇圧手段に供給する前の改質ガスが改質用水と熱交換されることで冷却され、改質ガス中の水蒸気を凝縮することができる。すなわち、昇圧手段に供給される改質ガスから水蒸気を削減して、昇圧手段に供給される改質ガス流量を抑制することで昇圧手段の負荷を低減することができる。
さらに、水素製造装置では、装置内部の改質用水と改質ガスを熱交換することにより、改質用水を加熱し、改質ガスを冷却している。この改質用水の加熱及び改質ガスの冷却をそれぞれ外部からの熱媒、冷媒で行う場合と比較すると、水素製造装置の熱効率が高い。
また、水素製造装置は、第1改質ガス流路に改質用水と熱交換する熱交換器を設けているだけなので、上記のように外部からの熱媒、冷媒を用いる場合と比較して簡単な構成で済む。
この水素製造装置では、第1改質ガス流路において熱交換器の下流側に、改質ガスを冷却して水蒸気を凝縮させる他の熱交換器が配設されているため、改質ガスから確実に水を除去することができる。また、冷媒循環型の他の熱交換器は、熱交換器で冷却された改質ガスを冷却しているので、冷却負荷が軽減され、小型化することができる。
請求項記載の発明に係る水素製造装置は、上記構成としたので、簡単な構成で装置全体の熱効率を向上させることができる。
また、請求項記載の発明に係る水素製造装置は、上記構成としたので、改質ガス又は燃焼排ガスから水蒸気を確実に除去することができる。
本発明の第1実施形態に係る水素製造装置を示した概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る多重筒型改質器を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る水素製造装置を示した概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る水素製造装置を示した概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る水素製造装置を示した概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係る水素製造装置を示した概略構成図である。 本発明の第6実施形態に係る水素製造装置を示した概略構成図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る水素製造装置の一例を図1及び図2を参照して説明する。
〈水素製造装置〉
水素製造装置10は、図1に示すように、炭化水素(都市ガス)から水蒸気改質した改質ガスを生成する多重筒型改質器(以下、「改質器」という場合がある)12と、改質ガスを圧縮する圧縮機80と、圧縮された改質ガスから不純物を除去して水素ガスを精製する水素精製器90と、を備えている。また、水素製造装置10は、圧縮機80の上流側、下流側でそれぞれ改質ガスから水分を分離・除去する昇圧前水分離部50、昇圧後水分離部60と、改質器12の後述する燃焼排ガスから水分を分離・除去する燃焼排ガス水分離部70と、を備えている。
なお、この水素製造装置10は、炭化水素原料から水素を製造するものであり、本実施形態では、炭化水素原料の一例としてメタンを主成分とする都市ガスが用いられる場合について説明する。
(多重筒型改質器)
多重筒型改質器12は、図2に示すように、多重に配置された複数の筒状壁21、22、23、24(以下、「筒状壁21~24」という場合がある)を有している。複数の筒状壁21~24は、例えば円筒状や楕円筒状に形成される。複数の筒状壁21~24のうち内側から一番目の筒状壁21の内部には、燃焼室25が形成されており、この燃焼室25の上部には、バーナー26が下向きに配置されている。この多重筒型改質器12は、改質器の一例である。
さらに、この燃焼室25の上端部には、外部から燃焼用空気を供給するための空気供給管40が接続されている。バーナー26には、さらに都市ガスを供給するための原料供給管33から分岐された原料分岐管33Aが接続されている。原料分岐管33Aには、空気供給管40から分岐された空気分岐管40Aが接続されている。したがって、バーナー26には、都市ガスに空気が混合された気体が、供給される構成である。
一番目の筒状壁21と二番目の筒状壁22との間には、燃焼排ガス流路27が形成されている。燃焼排ガス流路27の下端部は、燃焼室25と連通されており、燃焼排ガス流路27の上端部には、ガスを排出するためのガス排出管28が接続されている。燃焼室25から排出された燃焼排ガスは、燃焼排ガス流路27を下側から上側に流れ、ガス排出管28を通じて燃焼排ガス水分離部70へ送出される構成である。なお、ガス排出管28が「燃焼排ガス流路」に相当する。
また、二番目の筒状壁22と三番目の筒状壁23との間には、第1流路31が形成されている。この第1流路31の上部は、予熱流路32として形成されており、この予熱流路32の上端部には、都市ガスを供給するための原料供給管33と、改質用水を供給するための改質用水供給管34とが接続されている。さらに、二番目の筒状壁22と三番目の筒状壁23との間には、螺旋部材35が設けられており、この螺旋部材35により、予熱流路32は、螺旋状に形成されている。
予熱流路32には、都市ガスが原料供給管33から供給可能とされ、さらに、改質用水が改質用水供給管34から供給可能とされている。都市ガス及び改質用水は、予熱流路32を上側から下側に流れ、二番目の筒状壁22を介して燃焼排ガスと熱交換され水が気化される構成である。この予熱流路32では、都市ガス及び気相の改質用水(水蒸気)が混合されることにより、混合ガスが生成される構成である。
また、第1流路31における予熱流路32の下側には、改質触媒層36が設けられており、予熱流路32にて生成された混合ガスは、改質触媒層36へ供給される構成である。改質触媒層36では、燃焼排ガス流路27を流れる燃焼排ガスからの熱を受け、混合ガスが水蒸気改質反応することによって、水素を主成分とする改質ガスが生成される構成である。
さらに、三番目の筒状壁23と四番目の筒状壁24との間には、第2流路42が形成されている。第2流路42の下端部は、第1流路31の下端部と連通されている。第2流路42の下部は、改質ガス流路43として形成されており、第2流路42の上端部には、改質ガス排出管44が接続されている。
また、第2流路42における改質ガス流路43よりも上側には、CO変成触媒層45が設けられており、改質触媒層36で生成された改質ガスは、改質ガス流路43を通過した後、CO変成触媒層45へ供給される構成である。CO変成触媒層45では、改質ガスに含まれる一酸化炭素と水蒸気が反応して水素と二酸化炭素に変換され(水性シフト反応)、改質ガス中の一酸化炭素が低減可能とされている。
さらに、CO変成触媒層45の上側には、酸化剤ガス供給管46が接続されており、第2流路42におけるCO変成触媒層45よりも上側には、CO選択酸化触媒層47が設けられている。酸化剤ガス供給管46を通じて取り入れられた酸化剤ガス(例えば空気)、及び、CO変成触媒層45を通過した改質ガスは、CO選択酸化触媒層47へ供給される構成である。CO選択酸化触媒層47では、例えば白金やルテニウム等の貴金属触媒上で一酸化炭素が酸素と反応して二酸化炭素に変換され、一酸化炭素が除去可能とされている。CO変成触媒層45及びCO選択酸化触媒層47で一酸化炭素が低減された改質ガスG1は、改質ガス排出管44を通じて排出される構成である。
多重筒型改質器12において生成された改質ガスは、図1に示すように、昇圧前水分離部50、圧縮機80、昇圧後水分離部60、及び水素精製器90をこの順番で流れる。つまり、ガスの流れ方向において、上流側から下流側に、多重筒型改質器12、昇圧前水分離部50、圧縮機80、昇圧後水分離部60、及び水素精製器90がこの順番で配置されている。
(昇圧前水分離部)
昇圧前水分離部50には、多重筒型改質器12から改質ガスG1を流入させる改質ガス排出管44の下流端が接続されている。昇圧前水分離部50の底部には水回収管59が接続され、昇圧前水分離部50の上部には連絡流路管56が接続されている。改質ガスG1は、昇圧前水分離部50の上流の改質ガス排出管44に配置されたチラー110による冷却により水が凝縮されて分離され、昇圧前水分離部50の下部に水(液相)が貯留可能とされている。当該水(液相)は、水回収管59へ送出される構成である。水が凝縮された後の改質ガスG2は、連絡流路管56へ送出される構成である。
(チラー)
チラー110は、改質ガス排出管44上に配設される熱交換部112と、熱交換部112と離間した位置に配設されるラジエータ114と、熱交換部112とラジエータ114との間でチラー水が循環されるチラー水循環流路116と、を有している。
チラー水循環流路116には、チラー水を循環させるためのポンプ118が配設されている。また、ラジエータ114には、熱交換部112における熱交換により高温となったチラー水を冷却するためのファン120が設けられている。
すなわち、チラー110は、ラジエータ114において冷却されたチラー水がチラー水循環流路116を介して熱交換部112に供給され、改質ガス排出管44を流れる改質ガスG1と熱交換される(改質ガスG1が冷却される)構成である。
(圧縮機)
圧縮機80には、昇圧前水分離部50からの改質ガスG2が流れる連絡流路管56と、昇圧後水分離部60へ供給される改質ガスG2が流れる連絡流路管66とが接続されている。圧縮機80は、昇圧前水分離部50から供給された改質ガスG2を圧縮し、昇圧後水分離部60へ供給可能とされている。なお、圧縮機80が「昇圧手段」に相当する。
(昇圧後水分離部)
昇圧後水分離部60には、圧縮機80から改質ガスG2を流入させる連絡流路管66の下流端が接続されている。昇圧後水分離部60の底部には水回収管69が接続され、昇圧後水分離部60の上部には連絡流路管68が接続されている。改質ガスG2は、昇圧後水分離部60の上流の連絡流路管66に配置されたチラー130による冷却により水が凝縮されて分離され、昇圧後水分離部60の下部に水(液相)が貯留可能されている。当該水(液相)は、水回収管69へ送出される構成である。水が凝縮された後の改質ガスG3は、連絡流路管68へ送出される構成である。
(チラー)
連絡流路管66に設けられたチラー130は、チラー110と同様の構成である。したがって、チラー130について簡略に記載し、その詳細な説明は省略する。
チラー130は、熱交換部132と、ラジエータ134と、チラー水循環流路136と、ポンプ138と、ファン140と、を有する。
すなわち、チラー130は、ラジエータ134において冷却されたチラー水がチラー水循環流路136を介して熱交換部132に供給され、連絡流路管66を流れる改質ガスG2と熱交換される(改質ガスG2が冷却される)構成である。
(水素精製器)
水素精製器90には、昇圧後水分離部60からの改質ガスG3が流れる連絡流路管68の下流端と、精製された水素が送出される水素供給管92の上流端と、水素精製器90で分離されたオフガスが送出されるオフガス還流管100の上流端とが接続されている。
水素精製器90は、一例として、PSA装置が使用されている。この水素精製器90では、一対の吸着槽を備え、一方の吸着槽で吸着剤に不純物を吸着させる吸着工程を行い、他方の吸着槽で吸着剤に吸着した不純物を脱着させる脱着工程を行い、次に一方の吸着槽で脱着工程、他方の吸着槽で吸着工程を行う。これを周期的に繰り返すことで、改質ガスG3を水素と一酸化炭素を含む不純物(オフガスOG)とに連続的に分離して、水素が精製される構成である。精製された水素は、水素供給管92へ送出され、不図示のタンクへ貯留される、あるいは水素供給ラインへ送出可能とされている。
水素精製器90のオフガスは、オフガス還流管100を介して改質器12の燃焼室25に設けられたバーナー26に供給可能とされている。
(燃焼排ガス水分離部)
燃焼排ガス水分離部70には、改質器12の燃焼排ガス流路27から燃焼排ガスを導くガス排出管28の下流端が接続されている。燃焼排ガス水分離部70の底部には水回収管78が接続され、燃焼排ガス水分離部70の上部にはガス排出管76が接続されている。燃焼室25から排出される燃焼排ガスは、燃焼排ガス水分離部70の上流のガス排出管28に配置された熱交換器HE3において、改質用水との熱交換による冷却により水が凝縮されて分離され、燃焼排ガス水分離部70の下部に水(液相)が貯留可能とされている。当該水(液相)は、水回収管78へ送出される構成である。水が凝縮された後の燃焼排ガスは、ガス排出管76から外気中へ排出される構成である。なお、熱交換器HE3が「熱交換器」に相当する。
(改質用供給管)
水回収管59、69、78の各々の下流端は、改質用水供給管34に接続されている。改質用水供給管34には、溶存イオン成分を除去するための水処理器(イオン交換樹脂)34Aが設けられている。また、改質用水供給管34には、外部水供給部17が接続されている。外部水供給部17から改質用水供給管34に、例えば純水または市水が供給される構成である。
また、改質用水供給管34には、ポンプP1が設けられている。昇圧前水分離部50、昇圧後水分離部60、燃焼排ガス水分離部70で分離された水、又は外部水供給部17から供給された水は、ポンプP1によって多重筒型改質器12へ供給される構成である。
さらに、改質用水供給管34のポンプP1、水処理器34Aの下流側、最も改質器12側に熱交換器HE3が配設されている。すなわち、熱交換器HE3において、ガス排出管28を流れる燃焼排ガスと熱交換されることによって、改質器12に供給される改質用水が予め加熱される構成である。
〈オフガスタンク〉
水素精製器90と改質器12のバーナー26とを連通するオフガス還流管100上には、オフガスタンク102が設けられている。したがって、水素精製器90から供給されたオフガスがオフガスタンク102に一旦貯留され、流量や組成が平準化された後、改質器12のバーナー26に供給される構成である。
(作用)
次に、水素製造装置10の作用について説明する。
図2に示すように、都市ガスが原料供給管33から、改質用水が改質用水供給管34からそれぞれ多重筒型改質器12の予熱流路32に供給される。多重筒型改質器12へ供給された都市ガスは、多重筒型改質器12の予熱流路32で改質用水と混合されつつ加熱されて混合ガスとされ、改質触媒層36へ供給される。改質触媒層36では、燃焼排ガス流路27を流れる燃焼排ガスからの熱を受け、水蒸気改質反応によって混合ガスから水素を主成分とする改質ガスが生成される。この改質ガスは、改質ガス流路43を通ってCO変成触媒層45へ供給される。CO変成触媒層45では、改質ガスに含まれる一酸化炭素と水蒸気が反応して、水素と二酸化炭素に変換され、一酸化炭素が低減される。
さらに、CO変成触媒層45を通過した改質ガスは、酸化剤ガス供給管46から供給される酸化剤ガス(空気)と共にCO選択酸化触媒層47へ供給され、貴金属触媒上で一酸化炭素が酸素と反応して二酸化炭素に変換され、一酸化炭素が除去される。CO選択酸化触媒層47で一酸化炭素が低減された改質ガスG1は、改質ガス排出管44へ送出される。
この際、多重筒型改質器12の燃焼室25では、原料分岐管33Aと空気分岐管40Aから供給された都市ガスと空気とが混合された気体がバーナー26によって燃焼される。燃焼排ガスは、燃焼室25から燃焼排ガス流路27、ガス排出管28を介して燃焼排ガス水分離部70へ供給される。図1に示すように、燃焼排ガスに含まれる水(水蒸気)は、熱交換器HE3での改質用水との熱交換により冷却されて凝縮され、燃焼排ガス水分離部70に水が貯留され、水回収管78へ送出される。水が分離された燃焼排ガスは、ガス排出管76から外気中へ排出される。
一方、図1に示すように、改質器12から送出された所定品質の改質ガスG1は、改質ガス排出管44を経て、昇圧前水分離部50へ供給される。昇圧前水分離部50では、チラー110よる冷却により凝縮された水が貯留され、水回収管59へ送出される。水が分離された改質ガスG2は、連絡流路管56から圧縮機80へ供給され、圧縮機80によって圧縮される。
圧縮された改質ガスG2は、連絡流路管66から昇圧後水分離部60へ供給される。昇圧後水分離部60では、チラー130による冷却により凝縮された水が貯留され、水回収管69へ送出される。水が分離された改質ガスG3は、連絡流路管68から水素精製器90へ供給される。
なお、昇圧前水分離部50、昇圧後水分離部60、燃焼排ガス水分離部70からそれぞれ水回収管59、69、78に送出された水は、改質用水供給管34に戻される。ポンプP1の駆動により、改質用水供給管34から多重筒型改質器12に改質用水として供給される。
この際、改質用水供給管34上に設けられた熱交換器HE3において、改質用水はガス排出管28を流れる燃焼排ガスと熱交換されることによって加熱された後、改質器12の予熱流路32に供給される。
一方、水素精製器90では、圧力スイング方式が採用されており、一対の吸着槽の一方では吸着剤に水素以外の不純物が吸着され、他方の吸着槽では吸着剤に吸着された不純物が脱着されている。水素精製器90では、この吸着工程と脱着工程をそれぞれの吸着槽で一定の周期で繰り返すことにより、改質ガスG3から連続的に水素と不純物が分離されて水素が精製される。
水素精製器90で精製された製品としての水素は水素供給管92へ送出され、不図示のタンクへ貯留される、あるいは水素供給ラインへ送られる。
一方、水素精製器90から排出されたオフガスOGは、オフガス還流管100を介して改質器12に供給される。すなわち、オフガス還流管100上に設けられたオフガスタンク102に一旦貯留された後、改質器12のバーナー26に供給される。
このように、水素製造装置10では、改質器12で加熱されるため改質器12に供給される前に加熱することが望ましい改質用水と、外気中に排出されるため安全性を高めるために冷却することが必要な燃焼排ガスを熱交換させている。
したがって、水素製造装置10は、この改質用水の加熱及び燃焼排ガスの冷却をそれぞれ外部からの熱媒、冷媒で行う場合と比較すると、熱効率が高い(向上している)。
特に、改質器12に供給される改質用水が、改質器12に供給される前に熱交換器HE3で加熱されている。したがって、改質器12の予熱流路32で改質用水を気化させ都市ガスとの混合ガスにさせるために必要な加熱量を低減することができる。すなわち、水素製造装置10の熱効率を向上させることができる。
また、水素製造装置10では、熱交換器HE3における改質用水との熱交換により燃焼排ガスが冷却される。この結果、ガス排出管28を流れる燃焼排ガスから水蒸気を凝縮して水を取り出すことができると共に、ガス排出管76から外気中に排出される燃焼排ガスを十分に冷却させ、安全性を高めることができる。なお、燃焼排ガス水分離部70で分離された水は、改質用水供給管34を介して改質器12に供給されることにより改質用水として再利用される。
さらに、水素製造装置10は、ガス排出管28に改質用水と熱交換する熱交換器HE3を設けているだけなので、上記のように外部からの熱媒、冷媒を用いる場合と比較して簡単な構成で済む。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る水素製造装置200について、図3を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、水素製造装置200は、第1実施形態の水素製造装置10のチラー110を改質ガスと改質用水とが熱交換される熱交換器HE1に変更すると共に、熱交換器HE3をチラー150に変更した点のみ異なるので、当該部分に関する構成及び作用のみを説明し、第1実施形態と同様の作用効果については詳細な説明を省略する。
(構成)
図3に示すように、水素製造装置200では、改質用水供給管34を改質ガス排出管44と交差させ、交差位置に熱交換器HE1が設けられている。すなわち、熱交換器HE1において、改質用水と改質ガスG1が熱交換されることにより、改質用水が加熱されると共に改質ガスG1が冷却される構成である。なお、熱交換器HE1が「熱交換器」に相当する。また、改質ガス排出管44、連絡流路管56が「第1改質ガス流路」に相当する。
また、図3に示すように、ガス排出管28には、チラー150が配設されている。チラー150は、チラー110と同様の構成である。したがって、チラー150について簡略に記載し、その詳細な説明は省略する。
チラー150は、熱交換部152と、ラジエータ154と、チラー水循環流路156と、ポンプ158と、ファン160とを有する。
すなわち、ラジエータ154において冷却されたチラー水がチラー水循環流路156を介して熱交換部152に供給され、ガス排出管28を流れる燃焼排ガスと熱交換される(燃焼排ガスが冷却される)構成である。
(作用)
水素製造装置200では、改質器12で生成された改質ガスG1が熱交換器HE1における改質用水との熱交換により冷却される。この結果、昇圧前水分離部50で改質ガスG1から凝縮された水が分離される。
また、改質用水供給管34では、改質用水が熱交換器HE1において改質ガスG1との熱交換により加熱された後、改質器12の予熱流路32に供給されて加熱されることにより、都市ガスとの混合ガスとされる。
このように、水素製造装置200では、改質器12で加熱されるため改質器12に供給される前に加熱されることが望ましい改質用水と、水を除去するために冷却することが必要な改質ガスG1とを熱交換させている。
したがって、水素製造装置200は、この改質用水の加熱及び燃焼排ガスの冷却をそれぞれ外部からの熱媒、冷媒で行う場合と比較すると、熱効率が高い(向上している)。
特に、改質用水が、改質器12に供給される前に熱交換器HE1で加熱されている。したがって、改質器12の予熱流路32で改質用水を気化させ都市ガスとの混合ガスとさせるために必要な加熱量を低減することができる。すなわち、水素製造装置200の熱効率を向上させることができる。
また、水素製造装置200では、熱交換器HE1における改質用水との熱交換により改質ガスG1が冷却される。この結果、昇圧前水分離部50で改質ガスG1から十分な量の水を除去でき、圧縮機80に供給される改質ガスG2の流量を削減することができる。したがって、圧縮機80の負荷を低減させることができる。また、昇圧前水分離部50で分離された水が改質用水供給管34を介して改質器12に供給されることにより改質用水として再利用することができる。
さらに、水素製造装置200では、改質ガス排出管44に改質用水と熱交換する熱交換器HE1を設けているだけなので、上記のように外部からの熱媒、冷媒を用いる場合と比較して簡単な構成で済む。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態に係る水素製造装置300について、図4を参照して説明する。第1、第2実施形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、水素製造装置300は、水素製造装置10のチラー130を改質ガスと改質用水とが熱交換される熱交換器HE2に変更した点のみ異なるので、当該部分に関する構成及び作用のみを説明し、第1、第2実施形態と同様の作用効果については詳細な説明を省略する。
(構成)
図4に示すように、水素製造装置300では、改質用水供給管34を連絡流路管66と交差させ、交差位置に熱交換器HE2が設けられている。すなわち、熱交換器HE2において、改質用水と改質ガスG2が熱交換されることにより、改質用水が加熱されると共に改質ガスG2が冷却される構成である。なお、熱交換器HE2が「熱交換器」に相当する。また、連絡流路管66、68が「第2改質ガス流路」に相当する。
(作用)
水素製造装置300では、改質器12で生成され、昇圧前水分離部50で水が分離され、圧縮機80で圧縮された改質ガスG2が、熱交換器HE2で改質用水との熱交換により冷却される。この結果、昇圧後水分離部60で改質ガスG2から凝縮された水が分離される。
また、改質用水供給管34では、改質用水が熱交換器HE2において改質ガスG2との熱交換により加熱された後、改質器12の予熱流路32に供給されて加熱されることにより、都市ガスとの混合ガスとされる。
このように、水素製造装置300では、改質器12で加熱されるため改質器12に供給される前に加熱されることが望ましい改質用水と、水を除去するために冷却することが必要な改質ガスG2とを熱交換させている。
したがって、水素製造装置300は、この改質用水の加熱及び燃焼排ガスの冷却をそれぞれ外部からの熱媒、冷媒で行う場合と比較すると、熱効率が高い(向上している)。
特に、改質器12に供給される改質用水が、改質器12に供給される前に熱交換器HE2で加熱されている。したがって、改質器12の予熱流路32で改質用水を気化させ都市ガスとの混合ガスとさせるために必要な加熱量を低減することができる。すなわち、水素製造装置300の熱効率を向上させることができる。
また、水素製造装置300では、熱交換器HE2における改質用水との熱交換により改質ガスG2が冷却される。この結果、昇圧後水分離部60で改質ガスG2から十分な量の水を除去でき、水素精製器90に供給される改質ガスG3の流量を削減することができる。したがって、水素精製器90の負荷を低減させることができる。また、昇圧後水分離部60で分離された水が改質用水供給管34を介して改質器12に供給されることにより改質用水として再利用される。
さらに、水素製造装置300では、連絡流路管66に改質用水と熱交換する熱交換器HE2を設けているだけなので、上記のように外部からの熱媒、冷媒を用いる場合と比較して簡単な構成で済む。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態に係る水素製造装置400について、図5を参照して説明する。第2実施形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、水素製造装置400は、第2実施形態の水素製造装置200にチラー402を追加したものである。
(構成)
図5に示すように、水素製造装置400は、改質ガス排出管44上において熱交換器HE1の下流側に チラー402が配設されている。チラー402は、チラー110と同様の構成である。したがって、チラー402について簡略に記載し、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、チラー402は、熱交換部404と、ラジエータ406と、チラー水循環流路408と、ポンプ410と、ファン412とが設けられている。
すなわち、ラジエータ406において冷却されたチラー水がチラー水循環流路408を介して熱交換部404に供給され、改質ガス排出管44を流れる改質ガスG1と熱交換される(改質ガスG1が冷却される)構成である。なお、チラー402が「他の熱交換器」に相当する。
(作用)
水素製造装置400では、改質器12で生成された改質ガスG1が熱交換器HE1における改質用水との熱交換により冷却され、さらにチラー402の熱交換部404においてチラー水との熱交換により冷却される。これらの冷却によって凝縮された水が昇圧前水分離部50で改質ガスG1から分離される。
なお、熱交換により高温となったチラー水は、チラー水循環流路408を介してラジエータ406に送られ、ファン412等によって冷却され、再び熱交換部404に戻される。
また、改質用水は、熱交換器HE1において改質ガスG1との熱交換により加熱された後、改質器12の予熱流路32に供給されて加熱されて気化されることにより、都市ガスとの混合ガスとされる。
このように、水素製造装置400では、改質ガス排出管44において、熱交換器HE1だけでなくチラー402で改質ガスG1を冷却した後、昇圧前水分離部50に改質ガスG1を供給することで、改質ガスG1から水を確実に除去することができる。
また、改質ガス排出管44に熱交換器HE1とチラー402を配設することにより、改質ガス排出管44にチラー402を単独で配置する場合と比較してチラー402の冷却負荷が軽減され、チラー402を小型化することができる。
特に、改質ガス排出管44において、熱交換器HE1を上流側、チラー402を下流側に配置したため、熱交換器HE1で冷却された後にチラー402で改質ガスG1を冷却することになる。この結果、チラー402の冷却負荷が一層軽減され、チラー402を軽量化することができれる。
[第5実施形態]
本発明の第5実施形態に係る水素製造装置500について、図6を参照して説明する。第3実施形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、水素製造装置500は、第3実施形態の水素製造装置300にチラー502を追加したものである。
(構成)
水素製造装置500は、図6に示すように、連絡流路管66上において熱交換器HE2の下流側にチラー502が配置されたものである。チラー502は、チラー110と同様の構成である。したがって、チラー502について簡略に記載し、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、チラー502は、熱交換部504と、ラジエータ506と、チラー水循環流路508と、ポンプ510と、ファン512と、を有している。
すなわち、チラー502は、ラジエータ506において冷却されたチラー水がチラー水循環流路508を介して熱交換部504に供給され、連絡流路管66を流れる改質ガスG2と熱交換される(改質ガスG2が冷却される)構成である。なお、チラー502が「他の熱交換器」に相当する。
(作用)
水素製造装置500では、圧縮機80で圧縮された 改質ガスG2が熱交換器HE2における改質用水との熱交換により冷却され、さらにチラー502の熱交換部504においてチラー水との熱交換により冷却される。これらの冷却により凝縮された水が昇圧後水分離部60で改質ガスG2から分離される。
なお、熱交換により高温となったチラー水は、チラー水循環流路508を介してラジエータ506に送られ、ファン512等によって冷却され、再び熱交換部504に戻される。
また、改質用水供給管34では、熱交換器HE2において改質ガスG2との熱交換により加熱された後、改質器12の予熱流路32に供給されて加熱されることにより、都市ガスとの混合ガスとされる。
このように、水素製造装置500では、連絡流路管66において、熱交換器HE2だけでなくチラー502で改質ガスG2を冷却した後、昇圧後水分離部60に改質ガスG2を供給することで、改質ガスG2から水を確実に除去することができる。
また、連絡流路管66に熱交換器HE2とチラー502を配設することにより、連絡流路管66にチラー502を単独で配置する場合と比較してチラー502の冷却負荷が軽減され、チラー502を小型化することができる。
特に、連絡流路管66において、熱交換器HE2を上流側、チラー502を下流側に配置したため、熱交換器HE2で冷却された後にチラー502で改質ガスG2を冷却することができる。この結果、チラー502の冷却負荷が一層軽減され、チラー502を軽量化することができれる。
[第6実施形態]
本発明の第6実施形態に係る水素製造装置600について、図7を参照して説明する。第1実施形態と同様の構成要素については同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、水素製造装置600は、第1実施形態の水素製造装置10にチラー602を追加したものである。
(構成)
図7に示すように、水素製造装置600は、ガス排出管28上において熱交換器HE3の下流側に チラー602が配設されている。チラー602は、チラー150と同様の構成である。したがって、チラー602について簡略に記載し、その詳細な説明は省略する。
図7に示すように、チラー602は、熱交換部604と、ラジエータ606と、チラー水循環流路608と、ポンプ610と、ファン612とが設けられている。
すなわち、ラジエータ606において冷却されたチラー水がチラー水循環流路608を介して熱交換部604に供給され、ガス排出管28を流れる燃焼排ガスと熱交換される(燃焼排ガスが冷却される)構成である。なお、チラー602が「他の熱交換器」に相当する。
(作用)
水素製造装置600では、改質器12から供給された燃焼排ガスが熱交換器HE3における改質用水との熱交換により冷却され、さらにチラー602の熱交換部604においてチラー水との熱交換により冷却される。これらの冷却によって凝縮された水が燃焼排ガス水分離部70で燃焼排ガスから分離される。
なお、熱交換により高温となったチラー水は、チラー水循環流路608を介してラジエータ606に送られ、ファン612等によって冷却され、再び熱交換部604に戻される。
また、改質用水は、熱交換器HE3において燃焼排ガスとの熱交換により加熱された後、改質器12の予熱流路32に供給されて加熱されて気化されることにより、都市ガスとの混合ガスとされる。
このように、水素製造装置600では、ガス排出管28において、熱交換器HE3だけでなくチラー602で燃焼排ガスを冷却した後、燃焼排ガス水分離部70に燃焼排ガスを供給することで、燃焼排ガスから水を確実に除去することができる。
また、ガス排出管28に熱交換器HE3とチラー602を配設することにより、ガス排出管28にチラー602を単独で配置する場合と比較してチラー602の冷却負荷が軽減され、チラー602を小型化することができる。
特に、ガス排出管28において、熱交換器HE3を上流側、チラー602を下流側に配置したため、熱交換器HE3で冷却された後にチラー602で燃焼排ガスを冷却することになる。この結果、チラー602の冷却負荷が一層軽減され、チラー602を軽量化することができれる。
[その他]
水素製造装置10、200、300、400、500、600(以下、「水素製造装置10~600」という)では、それぞれ改質器12を多重筒型改質器としたが、これに限定されるものではない。都市ガスから水素を主成分とする改質ガスに改質可能なものであれば良い。
また、水素製造装置10~600では、水素精製器90がPSA装置である場合について説明したが、改質ガスG3から水素を精製できるものであれば、これに限定するものではない。
さらに、水素製造装置200では、改質ガス排出管44に熱交換器HE1を設けたが、連絡流路管56に熱交換器HE1を設けても良い。この場合には、連絡流路管56の熱交換器HE1の下流側に水分離部を設けることが望ましい。
同様に、水素製造装置300は、連絡流路管66に熱交換器HE2を設けたが、連絡流路管68に熱交換器HE2を設けても良い。この場合には、連絡流路管68の熱交換器HE2の下流側に水分離部を設けることが望ましい。
さらに、水素製造装置400、500では、それぞれ改質ガス排出管44、連絡流路管66に換えて連絡流路管56、68に熱交換器HE1とチラー402、熱交換器HE2とチラー502を配置しても良い。この場合にも、連絡流路管56、68において、それぞれチラー402、502の下流側に水分離部を設けることが望ましい。
また、水素製造装置10~600に記載されたチラー110、130、150はチラー以外の他の熱交換器でも良い。例えば、水素製造装置の外部から水を供給することにより改質ガスや燃焼排ガスを冷却させる熱交換器でも良い。
10、200、300、400、500、600 水素製造装置
12 多重筒型改質器(改質器)
25 燃焼室
28 ガス排出管(燃焼排ガス流路)
44 改質ガス排出管(第1改質ガス流路)
56 連絡流路管(第1改質ガス流路)
80 圧縮機(昇圧手段)
90 水素精製器
66 連絡流路管(第2改質ガス流路)
68 連絡流路管(第2改質ガス流路)
402 チラー(他の熱交換器)
502 チラー(他の熱交換器)
602 チラー(他の熱交換器)
HE1 熱交換器(熱交換器)
HE2 熱交換器(熱交換器)
HE3 熱交換器(熱交換器)

Claims (1)

  1. 炭化水素と水とが原料として供給され、加熱されることにより前記炭化水素を改質して水素を主成分とする改質ガスを生成する改質器と、
    前記改質器と接続され、前記改質ガスを昇圧する昇圧手段と、
    前記改質器と前記昇圧手段とを連通し、前記改質器から前記昇圧手段に前記改質ガスが供給される第1改質ガス流路と、
    前記昇圧手段と接続され、前記改質ガスを製品水素と不純物であるオフガスとに分離して製品水素を精製する水素精製器と、
    前記第1改質ガス流路上に設けられ、前記改質器に原料として供給される水と前記改質ガスとが熱交換される熱交換器と、
    前記第1改質ガス流路上で前記熱交換器の下流側に設けられ、前記改質ガスを冷却して水蒸気を凝縮させる冷媒循環型の他の熱交換器と、
    を備える水素製造装置。
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