JP7180398B2 - 光測距装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
本開示の他の形態によれば、光測距装置(10)が提供される。この光測距装置は、光源(21)を駆動して、空間中に光を照射する照射部(20)と、前記空間中の物体からの反射光を検出する受光素子(311)を備える受光部(30)と、前記受光素子によって検出された反射光の強度を表す強度信号を出力する強度信号出力部(41)と、前記強度信号出力部から逐次出力される前記強度信号からピーク信号を検出し、前記照射部による光の照射から前記ピーク信号が検出されるまでの時間に応じて前記物体までの距離を測定する測定部(40)と、前記強度信号と基準値とを比較することによって、前記受光素子の故障を検知する故障検知部(60)と、を備え、前記故障検知部は、前記強度信号出力部から出力された前記強度信号の最小値を複数回取得し、複数回取得した前記最小値が、予め定められた第2基準値以下にならない場合に、出力レベルが最大レベルに固着した受光素子が存在すると判断する。
図1に示すように、本開示における第1実施形態としての光測距装置10は、筐体15と、照射部20と、受光部30と、測定部40と、を備える。照射部20は、空間中の所定の測定範囲MRに対して照射光ILを射出する。本実施形態では、照射部20は、照射光ILを走査方向SDに走査する。照射光ILは、走査方向SDに直交する方向が長手方向となる矩形状に形成される。受光部30は、照射光ILの照射に応じた測定範囲MRを含む範囲から反射光を受光する。測定部40は、受光部30が受光した反射光の強度に応じて、測定範囲MR内に存在する物体までの距離を測定する。光測距装置10は、例えば、車両に搭載され、障害物の検出や障害物までの距離を測定するために使用される。照射光ILによって測定範囲MRが全て走査される時間単位のことを、以下では、フレームという。
D=(c×Δt)/2 ・・・(1)
第2実施形態において、故障検知部60は、周囲の明るさに応じて、故障判定の信頼度を変動させる。故障検知部60は、例えば、現在時刻に基づき、昼夜を判別することによって周囲の明るさを判断可能である。また、故障検知部60は、光測距装置10あるいは車両に備えられた日射センサから、日射量の強さを表す信号を受信することによっても周囲の明るさを判断可能である。なお、周囲の明るさのことを、外乱光量ということもできる。故障検知部60が車両に取り付けられている場合には、周囲の明るさは、車両の走行時間帯や車両の走行場所によっても変化する。そのため、周囲の明るさのことを、車両の走行状況と捉えることもできる。
図10に示すように、第3実施形態では、光測距装置10は、受光部30を遮光可能に構成された遮光機構35を筐体15内に備えている。遮光機構35は、回転型ミラー36と無反射材37とを含む。回転型ミラー36は、制御部50(図2参照)によって駆動が制御される。制御部50は、通常時には、図10に示すように、筐体15に設けられた窓16を通じて入射した反射光を回転型ミラー36によって受光部30に導く。これに対して、制御部50は、故障検知部60が、出力レベルが1に固着した受光素子311を検出する場合には、図11に示すように、回転型ミラー36を回動させ、反射光を無反射材37に導き、反射光が受光部30に到達しないようにする。反射光が受光部30に到達しない状態では、周囲の明るさの影響を最小限に抑制することができるので、出力レベルが1に固着した受光素子311が存在する場合には、強度信号出力部41(図2参照)から出力される強度信号は、第2基準値よりも大きくなる可能性が高まる。そのため、出力レベルが1に固着した受光素子を精度よく検出することができる。なお、図10および図11には、光測距装置10の一部の構成のみを簡略的に示している。
第4実施形態において、故障検知部60は、複数の画素31の中の対象画素に隣接する画素31における強度信号を基準値として用いて、対象画素における強度信号と比較することによって、対象画素に含まれる受光素子311の故障を検知する。
(E-1)上述した各実施形態において、光測距装置10は、故障した受光素子311の数を推定する機能、故障した受光素子311の数に応じて強度信号を補正する機能、エラー情報を出力する機能、を全て備えていてもよいし、少なくとも一部または全部を備えていなくてもよい。
Claims (10)
- 光測距装置(10)あって、
光源(21)を駆動して、空間中に光を照射する照射部(20)と、
前記空間中の物体からの反射光を検出する受光素子(311)を備える受光部(30)と、
前記受光素子によって検出された反射光の強度を表す強度信号を出力する強度信号出力部(41)と、
前記強度信号出力部から逐次出力される前記強度信号からピーク信号を検出し、前記照射部による光の照射から前記ピーク信号が検出されるまでの時間に応じて前記物体までの距離を測定する測定部(40)と、
前記強度信号と基準値とを比較することによって、前記受光素子の故障を検知する故障検知部(60)と、
を備え、
前記故障検知部は、前記強度信号出力部から出力された前記強度信号の最大値を複数回取得し、複数回取得した前記最大値が、予め定められた第1基準値以上にならない場合に、出力レベルが最小レベルに固着した受光素子が存在すると判断し、
前記故障検知部は、前記強度信号の最大値と、前記第1基準値との差分に基づき、故障した前記受光素子の数を推定する、
光測距装置。 - 光測距装置(10)あって、
光源(21)を駆動して、空間中に光を照射する照射部(20)と、
前記空間中の物体からの反射光を検出する受光素子(311)を備える受光部(30)と、
前記受光素子によって検出された反射光の強度を表す強度信号を出力する強度信号出力部(41)と、
前記強度信号出力部から逐次出力される前記強度信号からピーク信号を検出し、前記照射部による光の照射から前記ピーク信号が検出されるまでの時間に応じて前記物体までの距離を測定する測定部(40)と、
前記強度信号と基準値とを比較することによって、前記受光素子の故障を検知する故障検知部(60)と、
を備え、
前記故障検知部は、前記強度信号出力部から出力された前記強度信号の最小値を複数回取得し、複数回取得した前記最小値が、予め定められた第2基準値以下にならない場合に、出力レベルが最大レベルに固着した受光素子が存在すると判断する、
光測距装置。 - 請求項2に記載の光測距装置であって、
前記故障検知部は、前記強度信号の最小値と、前記第2基準値との差分に基づき、故障した前記受光素子の数を推定する、光測距装置。 - 請求項1または請求項3に記載の光測距装置であって、
前記強度信号出力部は、前記故障検知部によって推定された故障した前記受光素子の数に応じて、前記強度信号を補正する、光測距装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の光測距装置であって、
前記故障検知部は、周囲の明るさに応じて、故障判定の信頼度を変化させる、光測距装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の光測距装置であって、
前記故障検知部は、周囲の明るさに応じて、前記基準値を変化させる、光測距装置。 - 請求項2に記載の光測距装置であって、
前記受光部を遮光可能に構成された遮光機構(35)を有し、
前記故障検知部は、前記遮光機構を用いて前記受光部を遮光した状態で、前記出力レベルが最大レベルに固着した受光素子が存在するか否かを判断する、光測距装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の光測距装置であって、
前記故障検知部は、前記受光素子の故障を検知した場合に、エラー情報を出力する、光測距装置。 - 光測距装置の制御方法であって、
光源を駆動して、空間中に光を照射し、
前記空間中の物体からの反射光を受光素子によって検出し、
前記受光素子によって検出された反射光の強度を表す強度信号を出力し、
逐次出力される前記強度信号からピーク信号を検出し、前記光の照射から前記ピーク信号が検出されるまでの時間に応じて前記物体までの距離を測定し、
前記強度信号と基準値とを比較することによって、前記受光素子の故障を検知し、
前記故障の検知では、出力された前記強度信号の最大値を複数回取得し、複数回取得した前記最大値が、予め定められた第1基準値以上にならない場合に、出力レベルが最小レベルに固着した受光素子が存在すると判断し、
前記故障の検知では、前記強度信号の最大値と、前記第1基準値との差分に基づき、故障した前記受光素子の数を推定する
制御方法。 - 光測距装置の制御方法であって、
光源を駆動して、空間中に光を照射し、
前記空間中の物体からの反射光を受光素子によって検出し、
前記受光素子によって検出された反射光の強度を表す強度信号を出力し、
逐次出力される前記強度信号からピーク信号を検出し、前記光の照射から前記ピーク信号が検出されるまでの時間に応じて前記物体までの距離を測定し、
前記強度信号と基準値とを比較することによって、前記受光素子の故障を検知し、
前記故障の検知では、出力された前記強度信号の最小値を複数回取得し、複数回取得した前記最小値が、予め定められた第2基準値以下にならない場合に、出力レベルが最大レベルに固着した受光素子が存在すると判断する、
制御方法。
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