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JP7128138B2 - 半導体装置、無線端末装置および無線端末装置の通信方法 - Google Patents

半導体装置、無線端末装置および無線端末装置の通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置、無線端末装置および無線端末装置の通信方法に関する。
V2X無線通信システムは、交通の安全、事故防止、渋滞緩和などを目的とした、運転者の安全運転を支援する無線通信システムである。V2X無線通信システムは、無線制御装置(基地局)および無線端末装置(車載機)で構成される。無線制御装置と無線端末装置との間では、路車間通信が行われる。路車間通信では、無線制御装置は、周囲の通信制御と、信頼性の高い周辺情報を無線端末装置へ通知する。一方、無線端末装置間では、車車間通信が行われる。車車間通信では、無線端末装置は、自車両および他車両の車両速度や車両位置などを交換し合う。
特許文献1は、アクセス制御装置(無線制御装置)および端末装置(無線端末装置)から構成される無線通信システムを開示する。特許文献1の無線制御装置は、交差点に設置され、無線端末装置とのデータ通信に使用するためのフレームを送信する。特許文献1の無線端末装置は、受信したフレームに同期して、データを送信する。
特開2010-124330号公報
特許文献1に記載のように、V2X無線通信システムにおける無線制御装置は、交通事故の発生リスクが高い交差点に設置される。しかしながら、交差点は無数に存在するため、無線制御装置が全ての交差点に設置されることは想定し難い。無線制御装置が設置されていない交差点では、車車間通信のみが行われる。車車間通信では、各車両の無線端末装置は、フリーランカウンタとして動作するタイマーを備え、タイマーのカウント値に基づいて、それぞれが単独で送信タイミングを決めている。各車両の無線端末装置は、データを送信するときのタイマーのカウント値を含めた送信データを他車両へ送信するが、車両間において、タイマーは同期して動作していない。そのため、各車両の無線端末装置は、他車両の無線端末装置から受け取ったデータの送信時期を把握することができない。
その他の課題および新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態に係る半導体装置は、受信データから制御情報を抽出する受信制御部と、送信データを出力する送信制御部と、車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定するエリア判定部と、抽出した制御情報に含まれる発信元を識別するための識別情報およびエリア判定部の判定結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを無線端末装置の動作モードとして決定する動作モード決定部を備える。動作モードが制御モードに決定された場合、送信制御部は、生成した制御情報を含む通信フレームを送信データとして出力する。動作モードが端末モードに決定された場合、送信制御部は、受信した制御情報を含む通信フレームに同期して送信データを出力する。
他の実施の形態に係る半導体装置は、受信データから制御情報を抽出する受信制御部と、車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定するエリア判定部と、抽出した制御情報に含まれる発信元を識別するための識別情報およびエリア判定部の判定結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを無線端末装置の動作モードとして決定する動作モード決定部と、動作モードに応じて、第1の送信処理もしくは第2の送信処理を実行する送信制御部を備える。動作モードが制御モードに決定された場合、送信制御部は、生成した制御情報を含む通信フレームを送信データとして出力する第1の送信処理を実行する。動作モードが端末モードに決定された場合、送信制御部は、受信した制御情報を含む通信フレームに同期して送信データを出力する第2の送信処理を実行する。
他の実施の形態に係る無線端末装置の通信方法は、第1の通信フレームを受信するステップと、第1の通信フレームから受信データを生成するステップと、受信データから制御情報を抽出するステップと、車両の位置情報を取得するステップと、車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定するステップと、抽出した制御情報に含まれる発信元を識別するための識別情報を確認するステップと、確認した識別情報および判定するステップで判定した結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを無線端末装置の動作モードとして決定するステップと、送信データを送信するステップを備える。送信するステップは、動作モードが制御モードに決定された場合、生成した制御情報を含む通信フレームを送信データとして出力するステップと、動作モードが端末モードに決定された場合、受信した制御情報を含む通信フレームに同期して送信データを出力するステップを含む。
一実施の形態に係る半導体装置では、無線制御装置が設置されていない交差点であっても、無線端末装置間の送信データの相対的な時間を共有した無線通信が可能となり、他車両の無線端末装置から受け取ったデータの送信時期を把握することができる。
図1は、一実施の形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図2は、一実施の形態に係る無線端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、一実施の形態に係る無線端末装置の動作モードの決定フローの一例を示すフローチャートである。 図4は、一実施の形態に係る無線端末装置の動作モードの遷移の一例を示すタイミングチャートである。 図5は、一実施の形態に係る無線通信システムの動作の一例を示すタイミングチャートである。 図6は、一実施の形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図7は、一実施の形態に係る無線端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 図8は、一実施の形態に係る無線端末装置の動作モードの決定フローの一例を示すフローチャートである。 図9は、一実施の形態に係る無線通信システムの構成の一例を示す図である。 図10は、一実施の形態に係る無線端末装置の構成の一例を示すブロック図である。 図11は、一実施の形態に係る無線端末装置の動作モードの決定フローの一例を示すフローチャートである。 図12は、一実施の形態に係る無線端末装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、一実施の形態に係る半導体装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、明細書および図面において、同一の構成要素または対応する構成要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。また、実施の形態の各々は、他の実施の形態の少なくとも一部と任意に組み合わされてもよい。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る無線通信システム100の構成の一例を示す図である。図1に示されるように、無線通信システム100は、車両101、102および103を含む。車両101には、無線端末装置111が搭載されている。車両102には、無線端末装置112が搭載されている。車両103には、無線端末装置113が搭載されている。
また、図1は、図面の上下方向に向かう道路と図面の左右方向に向かう道路とが交差するT字路(交差点)を示す。図1の交差点には、無線制御装置は設置されていない。なお、図1では、無線制御装置が設置されていない交差点として、T字路が示されているが、例えば、十字路であってもよい。さらには、無線制御装置が設置されていない場所は、交差点に限らず、例えば、見通しの悪い道路の曲がり角であってもよい。以下、T字路および十字路などの交差点、見通しの悪い道路の曲がり角を総称して、交差点という。
図1において、車両101および102は、図面の上下方向に向かう道路を直進している。車両103は、図面の左右方向に向かう道路を直進している。車両101は、交差点エリア121を走行中である。なお、交差点エリアは、交差点に含まれる領域であって、道路と道路とが交わる部分、もしくは、見通しの悪い道路が屈曲する部分を含む領域である。以下、これらの領域を総称して、交差点エリアという。
無線端末装置111、112および113は、制御モードと端末モードを切り替えて、動作可能である。制御モードで動作中の無線端末装置は、無線制御装置の機能の一部を代行する。すなわち、制御モードで動作中の無線端末装置は、自身で制御情報を生成し、生成した制御情報を含む通信フレームを送信する。1つの通信フレームには、1つの制御情報が含まれる。つまり、制御情報の送信間隔によって、通信フレームが規定される。なお、以降の説明では、制御モードで動作中の無線端末装置は、制御モード装置とも称される。
一方、端末モードで動作中の無線端末装置は、本来の無線端末装置として動作する。すなわち、端末モードで動作中の無線端末装置は、受信した通信フレーム、換言すれば、受信した制御情報に同期して、データの送受信を行う。なお、以降の説明では、端末モードで動作中の無線端末装置は、端末モード装置とも称される。
無線端末装置は、当初は端末モードで動作する。その後、車両が交差点エリアに侵入した際に、車両に搭載された無線端末装置は、無線制御装置からのデータを受け取れなかった場合、端末モードから制御モードへの動作モードの切り替えを行う。
図1において、車両101は、交差点エリア121を走行中である。図1の交差点には、無線制御装置が設置されていないため、車両101に搭載された無線端末装置111は、無線制御装置からのデータを受信することはできない。この場合、無線端末装置111は、動作モードを端末モードから制御モードに切り替え、制御モード装置となる。制御モード装置となった無線端末装置111は、制御情報を含んだ通信フレームを送信する。弓形131は、制御モードで動作する無線端末装置111から送信される通信フレームの受信可能範囲を示す。
図1では、車両102および103は、交差点エリア121の外側を走行中であるため、車両102および103に搭載された無線端末装置112および113は、端末モード装置となる。端末モード装置である無線端末装置112および113は、弓形131の内側に位置するため、無線端末装置111から送信される制御情報を含んだ通信フレームを受信する。無線端末装置112および113は、受信した通信フレームに同期して、データの送受信を行う。これにより、車両101、102および103は、無線制御装置が設置されていない交差点であっても、時間軸がそろった無線通信を実行可能となる。
次いで、実施の形態1に係る無線端末装置111、112および113の構成について説明する。無線端末装置111、112および113は同一の構成を有するため、ここでは、無線端末装置111の構成のみが説明される。
図2は、実施の形態1に係る無線端末装置111の構成の一例を示すブロック図である。図2に示されるように、無線端末装置111は、アンテナ210および外部モジュール230に接続される。アンテナ210は、電波を放射または電波を受信するために使用される。無線端末装置111は、アンテナ210を介して、無線制御装置および他の無線端末装置と無線通信を行う。無線通信の変調方式としては、例えば、直交周波数分割多重(OFDM)方式、時分割多重(TDMA)方式、周波数分割多重(FDMA)方式などが採用され得る。
外部モジュール230は、GPS(Global Positioning System)モジュールおよび通信モジュールを含む。GPSモジュールは、GPS衛星から位置情報を含むGPS信号を受信する。通信モジュールは、インターネット回線に接続され、地図情報を取得する。また、外部モジュール230は、カメラモジュールもしくはその他のセンサーモジュールを含んでもよい。外部モジュール230は、受信したGPS信号などを無線端末装置111へ出力する。
無線端末装置111は、半導体装置220を備える。半導体装置220は、通信部221、受信制御部222、送信制御部223、第1のエリア判定部224および動作モード決定部225を有する。通信部221は、アンテナ210、受信制御部222および送信制御部223に接続される。
通信部221は、アンテナ210を介して無線信号を受信する。通信部221は、受信した無線信号から受信データを生成し、生成した受信データを受信制御部222へ出力する。また、通信部221は、送信制御部223から送信データを受け取る。通信部221は、アンテナを介して受け取った送信データを無線信号として送信する。
受信制御部222は、通信部221、送信制御部223および動作モード決定部225に接続される。受信制御部222は、通信部221から受信データを受け取り、受け取った受信データから制御情報を抽出する。受信制御部222は、抽出した制御情報を送信制御部223および動作モード決定部225へ出力する。
第1のエリア判定部224は、外部モジュール230および動作モード決定部225に接続される。第1のエリア判定部224は、外部モジュール230に含まれるGPSモジュールおよび通信モジュールからから位置情報を含むGPS信号および地図情報を受け取る。第1のエリア判定部224は、受け取った位置情報と地図情報に基づいて、自車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定する。第1のエリア判定部224は、判定結果を第1のエリア判定結果として動作モード決定部225へ出力する。
なお、第1のエリア判定部224は、外部モジュール230に含まれるカメラモジュールもしくはその他センサーモジュールからの情報に基づいて、自車両が交差点エリアに位置しているか否かを判断してもよい。
また、第1のエリア判定部224は、位置情報取得信号を動作モード決定部225へ出力する。位置情報取得信号は、第1のエリア判定部が外部モジュール230から位置情報などを取得したタイミング、もしくは、判定処理を行ったタイミングに同期して、出力されることが好ましい。
動作モード決定部225は、受信制御部222、第1のエリア判定部224および送信制御部223に接続される。動作モード決定部225は、受信制御部222から制御情報を受け取る。動作モード決定部225は、第1のエリア判定部224から第1のエリア判定結果および位置情報取得信号を受け取る。動作モード決定部225は、位置情報取得信号を受け取ったタイミングで、受け取った制御情報および第1のエリア判定結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを無線端末装置111の動作モードとして決定する。動作モード決定部225は、決定した動作モードを送信制御部223へ出力する。
送信制御部223は、通信部221、受信制御部222および動作モード決定部225に接続される。また、送信制御部223は、タイマー226を有する。タイマー226は、無線端末装置111の起動後、フリーランカウンタとして動作する。
送信制御部223は、動作モード決定部225から動作モードを受け取る。受け取った動作モードが制御モードである場合、送信制御部223は、制御モード装置として送信動作を行う。具体的には、送信制御部223は、制御情報を含む通信フレームを生成し、生成した制御情報を含む通信フレームを送信データとして通信部221へ出力する。このとき、送信制御部223は、送信データの送信処理が実行されるとき、より詳細には、送信データが通信部221へ出力されるときのタイマー226のカウント値および無線端末装置111を識別するための識別情報を、制御情報に含める。また、送信制御部223は、制御情報に、自車両の車両情報、例えば、位置情報もしくは速度情報、を含めてもよい。
一方、送信制御部223は、動作モード決定部225から受け取った動作モードが端末モードである場合、端末モード装置として送信動作を行う。具体的には、送信制御部223は、送信データの送信処理が実行されるとき、より詳細には、送信データが通信部221へ出力されるときのタイマー226のカウント値および無線端末装置111を識別するための識別情報を含む送信データを生成する。送信制御部223は、受信制御部222から制御情報を受け取り、受け取った制御情報を含む通信フレームに同期して、生成した送信データを通信部221へ出力する。なお、送信データには、自車両の車両情報が含まれてもよい。
このように、送信制御部223は、無線端末装置111の動作モードに応じて、2種類の送信処理、すなわち、第1の送信処理もしくは第2の送信処理を実行する。無線端末装置111の動作モードとして制御モードが決定された場合、送信制御部223は、生成した制御情報を含む通信フレームを送信データとして通信部221へ出力する第1の送信処理を実行する。一方、無線端末装置111の動作モードとして端末モードが決定された場合、送信制御部223は、受信した制御情報を含む通信フレームに同期して、送信データを通信部221へ出力する第2の送信処理を実行する。
図3は、実施の形態1に係る無線端末装置111の動作モードの決定フローの一例を示すフローチャートである。図3に示されるように、ステップS301において、第1のエリア判定部224は、外部モジュール230から受け取った自車両の位置情報および地図情報に基づいて、自車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定する。自車両が交差点エリアに位置していると判定された場合(ステップS301のYES)、ステップS302へ進む。一方、自車両が交差点エリアに位置していないと判定された場合(ステップS301のNO)、ステップS305へ進む。
ステップS302において、無線端末装置111は、通信フレームを受信したか否かを判定する。通信フレームが受信されたと判定された場合(ステップS302のYES)、ステップS303へ進む。一方、通信フレームが受信されていないと判定された場合(ステップS302のNO)、ステップS305へ進む。
ステップS303において、動作モード決定部225は、受信制御部222から通信フレームに含まれる制御情報を受け取り、受け取った制御情報に含まれる識別情報を確認する。識別情報は、通信フレームの送信元を示す情報である。
ステップS304において、動作モード決定部225は、確認した識別情報に基づいて、受信した通信フレームが無線制御装置から送信された通信フレームであるか否かを判定する。当該判定は、例えば、受信した通信フレームの識別情報に含まれる識別IDが不図示の記憶部に格納された無線制御装置のIDに一致するか否かによって行われてもよい。
受信した通信フレームが無線制御装置から送信された通信フレームであると判定された場合(ステップS304のYES)、ステップS305へ進む。一方、受信した通信フレームが無線制御装置から送信された通信フレームはないと判定された場合(ステップS304のNO)、ステップS306へ進む。
ステップS305において、動作モード決定部225は、動作モードを端末モードに決定する。すなわち、自車両が交差点エリアに位置していない場合、無線端末装置111が通信フレームを受信していない場合、もしくは、無線端末装置111が無線制御装置から送信された通信フレームを受信した場合、無線端末装置111の動作モードは、端末モードに決定される。一方、ステップS306において、動作モード決定部225は、動作モードを制御モードに決定する。すなわち、自車両が交差点エリアに位置し、無線端末装置111によって受信されたフレームが無線制御装置から送信された通信フレームではなかった場合、無線端末装置111の動作モードは、制御モードに決定される。
図4は、実施の形態1に係る無線端末装置111の動作モードの遷移の一例を示すタイミングチャートである。図4の横方向は、時間に相当する。図4の縦方向は、第1のエリア判定結果、位置情報取得信号および動作モードを示す。第1のエリア判定結果は、Highレベル信号またはLowレベル信号で示される。Highレベル信号は、自車両が交差点エリアに位置していると判定されたことを示し、Lowレベル信号は、自車両が交差点エリアに位置していないと判定されたことを示す。
図4は、車両101が図1の上下方向の道路を直進し、時刻t2のときに交差点エリア121に侵入し、時刻t7のときに交差点エリア121を通過する場合を想定する。また、図4は、図1に示される無線制御装置が設定されていない交差点を想定しているため、車両101に搭載された無線端末装置111は、図4に示された全期間において、無線制御装置からの通信フレームを受信しないと想定する。
図4に示されるように、時刻t0において、動作モード決定部225は、第1のエリア判定部224から位置情報取得信号を受け取る。動作モード決定部225は、位置情報取得信号に応答して、第1のエリア判定部224から受け取った第1のエリア判定結果を確認する。第1のエリア判定結果は、自車両が交差点エリアに位置していないことを示しているため、動作モード決定部225は、時刻t1において、端末モードでの動作を継続する。
時刻t3において、動作モード決定部225は、第1のエリア判定部224から位置情報取得信号を受け取る。このとき、第1のエリア判定結果は、時刻t2において、LOWレベル信号からHighレベル信号に遷移しているため、動作モード決定部225は、自車両が交差点エリアに位置していることを認識する。その結果、動作モード決定部225は、時刻t4において、動作モードを端末モードから制御モードに切り替える。
時刻t5において、動作モード決定部225は、位置情報取得信号に応答して、第1のエリア判定結果を確認する。第1のエリア判定結果は、自車両が交差点エリアに位置していることを示しているため、動作モード決定部225は、時刻t6において、制御モードでの動作を継続する。
時刻t8において、動作モード決定部225は、第1のエリア判定部224から位置情報取得信号を受け取る。このとき、第1のエリア判定結果は、時刻t7において、Highレベル信号からLowレベル信号に遷移しているため、動作モード決定部225は、自車両が交差点エリアに位置していないことを認識する。その結果、動作モード決定部225は、時刻t9において、動作モードを制御モードから端末モードに切り替える。
次いで、実施の形態1に係る無線通信システム100の動作の一例について説明する。図5は、図1における無線通信システムの動作の一例を示すタイミングチャートである。図5の横方向は、時間に相当する。図5の縦方向は、車両101に搭載された無線端末装置111の動作モードおよび送信データ、車両102に搭載された無線端末装置112の動作モードおよび送信データ、車両103に搭載された無線端末装置113の動作モードおよび送信データを示す。
無線端末装置111、112および113の各々は、タイマー226のカウント値に基づいて、送信データの送信タイミングを決める。図5では、無線端末装置111、112および113は、各々のタイマー226が“100”カウントするたびにデータ送信を実行する。また、図5において、送信データの上に記載された数字は、送信データが送信処理されたときのタイマー226のカウント値を示す。
また、図5に示されるように、時刻t3-t6の期間では、第1の通信フレーム、第2の通信フレーム、第3の通信フレームが示される。それぞれの通信フレームは、制御モードで動作する無線端末装置111から送信される制御情報を1つ含み、各通信フレームの周期は、制御情報の送信間隔によって規定される。図5では、各通信フレームの周期は、無線端末装置111のタイマー226が“100”カウントする期間に設定される。
車両101は、時刻t0-taの期間では、交差点エリア121の外側に位置し、時刻ta-t6の期間では、交差点エリア121の内側に位置すると想定する。そのため、図5に示されるように、時刻taにおいて、車両101に搭載された無線端末装置111の動作モードが端末モードから制御モードへ切り替わる。また、車両102および103は、時刻t0-t6の全期間で、交差点エリア121の外側に位置すると想定する。そのため、車両102および103の動作モードは、時刻t0-t6の全期間で、端末モードのままである。
図5に示されるように、時刻t0-taの期間には、制御モードで動作する無線端末装置が存在しないため、無線端末装置111、112および113の各々は、各自のタイマー226のカウント値に基づいて、送信データの送信処理を行う。無線端末装置111、112および113のタイマー226は、無線端末装置111、112および113の起動後にフリーランカウンタとして動作するため、図5の送信データの上に記載された数字は、無線端末装置111、112および113間で整合がとれていない。これらのカウント値は、送信データに含まれて他車両へ送信される。
一方、時刻ta-t6の期間において、無線端末装置111は、制御モードで動作する。無線端末装置111は、時刻t3のタイミングで、タイマー226のカウント値を“0”にリセットし、タイマー226のカウント値“0”を制御情報に含める。そして、無線端末装置111は、制御情報を含んだ第1の通信フレームの送信処理を実行する。その後、無線端末装置111は、タイマー226のカウント動作を再開させる。
無線端末装置112および113は、無線端末装置111から時刻t3において送信処理された第1の通信フレームに含まれる制御情報を受信する。無線端末装置112および113は、制御情報に含まれる無線端末装置111のタイマー226のカウント値“0”を、各自のタイマー226にセットする。その後、無線端末装置112および113は、各自のタイマー226のカウント動作を再開させる。タイマー226のカウント値が所定のカウント値になったとき、無線端末装置112および113は、第1の通信フレーム内において、送信データの送信処理をそれぞれ行う。図5に示される例では、無線端末装置112は、タイマー226のカウント値が“25”になったときに送信データの送信処理を実行する。無線端末装置113は、タイマー226のカウント値が“50”になったときに送信データの送信処理を実行する。
その後、無線端末装置111は、タイマー226のカウント値が“100”となった時刻t4のタイミングで、送信データの送信処理を実行する。具体的には、無線端末装置111は、タイマー226のカウント値“100”を制御情報に含め、制御情報を含んだ第2の通信フレームの送信処理を実行する。
無線端末装置112および113は、無線端末装置111から時刻t4において送信処理された第2の通信フレームに含まれる制御情報を受信する。無線端末装置112および113は、制御情報に含まれる無線端末装置111のタイマー226のカウント値“100”を、各自のタイマー226にセットする。その後、無線端末装置112および113は、各自のタイマー226のカウント動作を再開させる。タイマー226のカウント値が所定のカウント値になったとき、無線端末装置112および113は、第2の通信フレーム内において、送信データの送信処理をそれぞれ行う。図5に示される例では、無線端末装置112は、タイマー226のカウント値が“125”になったときに送信データの送信処理を実行する。無線端末装置113は、タイマー226のカウント値が“150”になったときに送信データの送信処理を実行する。
無線端末装置111、112および113は、時刻t5-t6の期間にも、時刻t4-t5の期間で行った送信処理と同じ処理を実行し、第3の通信フレームに同期した無線通信が行われる。
このように、実施の形態1によれば、制御モードで動作する無線端末装置111の送信データ(換言すれば、制御情報を含む通信フレーム)に同期して、無線端末装置112および113が送信データの送信処理を実行する。すなわち、無線制御装置が設置されていない交差点であっても、制御モードで動作する無線端末装置が基準となり、端末モードで動作する無線端末装置は、制御モードで動作する無線端末装置に同期した共通の時間軸上で送信制御を行うことで、他車両の無線端末装置から受け取ったデータの送信時期を把握することができる。また、無線端末装置は、受信した他車両の送信データに含まれる送信処理時のタイマーのカウント値を参照することによって、受信した送信データの相対的な時間を共有することができ、自車両の無線端末装置は、他車両の無線端末装置から受け取ったデータの送信時期をより正確に把握することができる。
[実施の形態2]
次いで、実施の形態2を説明する。実施の形態2において、実施の形態1と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図6は、実施の形態2に係る無線通信システム400の構成の一例を示す図である。図6には、無線制御装置が設置されていない交差点と無線制御装置が設置された交差点が示されている。これらの交差点は互いに隣接している。
図6の下側に示された無線制御装置が設置されていない交差点は、交差点エリア421を含む。無線制御装置が設置されていない交差点としては、例えば、実施の形態1の図1に示された交差点が該当する。以下、図6に示された交差点エリア421を含む交差点を、第1の交差点とも称する。
図6の上側に示された無線制御装置が設置された交差点は、交差点エリア422を含む。無線制御装置が設置された交差点としては、例えば、信号機が設置された大きな交差点が該当する。図6では、信号機430が設置されている。また、無線制御装置440が信号機430に設置されている。以下、図6に示された交差点エリア422を含む交差点を、第2の交差点とも称する。
図6に示されるように、無線通信システム400は、車両401、402および403を含む。車両401には、無線端末装置411が搭載されている。車両402には、無線端末装置412が搭載されている。車両403には、無線端末装置413が搭載されている。なお、図6において、符号が付されていない白色の四角形も車両を示している。
弓形451は、制御モードで動作する無線端末装置411から送信される通信フレームの受信可能範囲を示す。また、弓形452は、無線制御装置440から送信される通信フレームの受信可能範囲を示す。第1の交差点と第2の交差点は、互いに隣接するため、弓形451と弓形452は、重複する領域を有する。
図6では、車両401は、第1の交差点の交差点エリア421を走行中である。交差点エリア421は、無線制御装置が設定されていない交差点に位置するため、車両401に搭載された無線端末装置411は、本来、制御モード装置として動作すべきである。
しかしながら、無線端末装置411は、弓形452の内側に位置し、無線制御装置440から送信される通信フレームを受信可能である。そのため、実施の形態1の動作モードの決定フローが適用された場合、無線端末装置411は、端末モード装置として動作する。すなわち、無線端末装置411は、第1の交差点において、制御モード装置となって行う通信制御の役目を果たすことができない。そこで、実施の形態2では、この問題を解決するための無線端末装置の構成および動作について説明する。
次いで、実施の形態2に係る無線端末装置411、412および413の構成について説明する。無線端末装置411、412および413は同一の構成を有するため、ここでは、無線端末装置411の構成のみが説明される。
図7は、実施の形態2に係る無線端末装置411の構成の一例を示すブロック図である。図7に示されるように、図2の半導体装置220および動作モード決定部225は、それぞれ、半導体装置220aおよび動作モード決定部225aに変更される。また、半導体装置220aは、図2に示された半導体装置220の構成に加えて、第2のエリア判定部501を有する。
第2のエリア判定部501は、受信制御部222、第1のエリア判定部224、外部モジュール230および動作モード決定部225aに接続される。第2のエリア判定部501は、受信制御部222から制御情報を受け取る。制御情報には、制御情報を含む通信フレームを送信した無線制御装置が設置されている場所の情報(無線制御装置の位置情報)が含まれている。また、第2のエリア判定部501は、外部モジュール230から自車両の位置情報および地図情報を受け取る。
第2のエリア判定部501は、第1のエリア判定部224から第1のエリア判定結果を受け取る。自車両が交差点エリアに位置していることを示す第1のエリア判定結果を受け取った場合には、第2のエリア判定部501は、制御情報に含まれる無線制御装置の位置情報を確認する。第2のエリア判定部501は、確認した無線制御装置の位置情報、受け取った自車両の位置情報および地図情報に基づいて、自車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に無線制御装置が設置されているか否かを判定する。第2のエリア判定部501は、判定結果を第2のエリア判定結果として動作モード決定部225aへ出力する。
動作モード決定部225aは、受信制御部222、第1のエリア判定部224、第2のエリア判定部501および送信制御部223に接続される。動作モード決定部225aは、受信制御部222から制御情報を受け取る。動作モード決定部225aは、第1のエリア判定部224から第1のエリア判定結果および位置情報取得信号を受け取る。動作モード決定部225aは、第2のエリア判定部501から第2のエリア判定結果を受け取る。動作モード決定部225aは、位置情報取得信号を受け取ったタイミングで、受け取った制御情報、第1のエリア判定結果および第2のエリア判定結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを無線端末装置411の動作モードとして決定する。動作モード決定部225aは、決定した動作モードを送信制御部223へ出力する。
図8は、実施の形態2に係る無線端末装置411の動作モードの決定フローの一例を示すフローチャートである。図8に示されるように、図8のフローチャートは、図3のフローチャートに示されたステップに加えて、ステップS601およびステップS602を有する。ステップS304で、受信した通信フレームが無線制御装置から送信された通信フレームであると判定された場合(ステップS304のYES)、ステップS601へ進む。
ステップS601において、第2のエリア判定部501は、受信制御部222から受け取った制御情報に含まれる無線制御装置の位置情報を確認する。
ステップS602において、第2のエリア判定部501は、無線制御装置の位置情報、自車両の位置情報および地図情報に基づいて、自車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に無線制御装置が設置されているか否かを判定する。自車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に無線制御装置が設置されていると判定された場合(ステップS602のYES)、ステップS305へ進む。一方、自車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に無線制御装置が設置されていないと判定された場合(ステップS602のNO)、ステップS306へ進む。
例えば、図6に示される状況では、車両401に搭載された無線端末装置411は、第1の交差点の交差点エリア421に位置する(ステップS301のYES)。また、車両401に搭載された無線端末装置411は、弓形452の内側に存在するため、第1の交差点に設置された無線制御装置440から送信された通信フレームを受信する(ステップS302のYES)。
無線端末装置411は、受信した通信フレームから制御情報を抽出し、抽出した制御情報に含まれる識別情報を確認する(ステップS303)。無線端末装置411は、確認した識別情報に基づいて、受信した通信フレームの送信元が無線制御装置440であると判断する(ステップS304のYES)。
また、無線端末装置411は、抽出した制御情報に含まれる無線制御装置440の位置情報を確認する(ステップS601)。車両401は、第1の交差点に位置し、一方、無線制御装置440は、第2の交差点に位置するため、無線端末装置411は、自車両(車両401)が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に無線制御装置440が設置されていないと判断する(ステップ602のNO)。その結果、無線端末装置411は、動作モードとして、制御モードを選択する(ステップS306)。これにより、車両402に搭載された無線端末装置412は、弓形451に含まれるため、制御モードで動作する無線端末装置411から送信される通信フレームに同期して、無線通信を行うことができる。
このように、実施の形態2によれば、無線制御装置が設置されている交差点と無線制御装置が設置されていない交差点とが隣接し、無線制御装置が設置されていない交差点の交差点エリアに位置する無線端末装置が、無線制御装置から送信される通信フレームを受信したとしても、無線端末装置は、動作モードに制御モードを選択して、制御モード装置として動作することができる。
なお、図6において、第2の交差点に位置する車両403は、弓形451および452の両方に含まれる。車両403に搭載された無線端末装置413は、端末モード装置として動作するが、無線制御装置440からの通信フレームと制御モードで動作する無線端末装置411からの通信フレームの両方を受信する。この場合、無線端末装置413は、どちらの通信フレームに同期して無線通信を行えばよいかを判断できない。
そこで、無線端末装置413は、無線制御装置440および制御モードで動作する無線端末装置411の位置情報に基づいて、同期すべき通信フレームを決定する。具体的には、まず、無線端末装置413は、外部モジュール230から自車両の位置情報と地図情報を取得する。
また、無線端末装置413は、受信した通信フレームに含まれる制御情報から通信フレームの発信元の位置情報を取得する。図6の場合には、無線端末装置413は、無線制御装置440から送信された通信フレームに含まれる制御情報から無線制御装置440の位置情報を取得し、無線端末装置411から送信された通信フレームに含まれる制御情報から無線端末装置411が搭載された車両401の位置情報を取得する。
次に、無線端末装置413は、自車両の位置情報、無線制御装置440の位置情報、無線端末装置411が搭載された車両401の位置情報および地図情報に基づいて、無線制御装置440から送信される通信フレーム、もしくは、無線端末装置411から送信される通信フレームのいずれかに同期して無線通信を行うべきかを決定する。図6の場合には、車両403は、無線制御装置440が設置された交差点の交差点エリア422に位置しているため、無線制御装置413は、無線制御装置440から送信される通信フレームに同期して無線通信を行うべきであると決定する。
このように、実施の形態2に係る端末モードで動作する無線端末装置は、複数の通信フレームを受信したとしても、受信した通信フレームの発信元の位置情報を確認することによって、いずれの通信フレームに同期すべきかを決定することができる。
[実施の形態3]
次いで、実施の形態3を説明する。実施の形態3において、実施の形態1および2と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9は、実施の形態3に係る無線通信システム700の構成の一例を示す図である。図9は、図1と同様に、無線制御装置が設置されていない交差点が示されている。図9に示される無線通信システム700は、図1に示された無線通信システム100の構成に加えて、車両704を有する。車両704には、無線端末装置714が搭載されている。また、図1の無線端末装置111、112および113は、それぞれ、711、712および713に変更される。弓形731は、制御モードで動作する無線端末装置711から送信される通信フレームの受信可能範囲を示す。
図9に示されるように、車両101は、交差点エリア121を走行中であるため、車両101に搭載された無線端末装置711は、制御モード装置として動作している。このとき、車両704が、交差点エリア121に侵入したことを想定する。交差点エリア121には、すでに制御モード装置として動作する無線端末装置711が存在するため、後から交差点エリア121に侵入した車両704に搭載された無線端末装置714は、本来、端末モード装置として動作すべきである。
しかしながら、実施の形態1もしくは実施の形態2の動作モードの決定フローが適用された場合、無線端末装置714は、制御モード装置として動作する。ここで、弓形732は、無線端末装置714が制御モードで動作した場合に無線端末装置714から送信される通信フレームの受信可能範囲を示す。車両102は、弓形731に含まれ、かつ、弓形732に含まれないため、無線端末装置712は、無線端末装置711から送信される通信フレームに同期して無線通信を行うことができる。一方、車両103は、弓形731および732の両方に含まれるため、無線端末装置713は、無線端末装置711から送信される通信フレームおよび無線端末装置714から送信される通信フレームの両方を受信する。この場合、無線端末装置713は、どちらの通信フレームに同期して無線通信を行えばよいかを判断できない。そこで、実施の形態3では、この問題を解決するための無線端末装置の構成および動作について説明する。
次いで、実施の形態3に係る無線端末装置711、712、713および714の構成について説明する。無線端末装置711、712、713および714は同一の構成を有するため、ここでは、無線端末装置711の構成のみが説明される。
図10は、実施の形態3に係る無線端末装置711の構成の一例を示すブロック図である。図10に示されるように、図2の半導体装置220および動作モード決定部225は、それぞれ、半導体装置220bおよび動作モード決定部225bに変更される。また、半導体装置220bは、図2に示された半導体装置220の構成に加えて、第3のエリア判定部502を有する。
第3のエリア判定部502は、受信制御部222、第1のエリア判定部224、外部モジュール230および動作モード決定部225bに接続される。第3のエリア判定部502は、受信制御部222から制御情報を受け取る。制御情報には、制御情報を含む通信フレームを送信した制御モード装置が搭載される他車両が位置している場所の情報(制御モード装置が搭載される他車両の位置情報)が含まれている。また、第3のエリア判定部502は、外部モジュール230から自車両の位置情報および地図情報を受け取る。
第3のエリア判定部502は、第1のエリア判定部224から第1のエリア判定結果を受け取る。自車両が交差点エリアに位置していることを示す第1のエリア判定結果を受け取った場合には、第3のエリア判定部502は、制御情報に含まれる制御モード装置が搭載された他車両の位置情報を確認する。第3のエリア判定部502は、確認した制御モード装置が搭載された他車両の位置情報、受け取った自車両の位置情報および地図情報に基づいて、自車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に制御モード装置が搭載された他車両が位置しているか否かを判定する。第3のエリア判定部502は、判定結果を第3のエリア判定結果として動作モード決定部225bへ出力する。
動作モード決定部225bは、受信制御部222、第1のエリア判定部224、第3のエリア判定部502および送信制御部223に接続される。動作モード決定部225bは、受信制御部222から制御情報を受け取る。動作モード決定部225bは、第1のエリア判定部224から第1のエリア判定結果および位置情報取得信号を受け取る。動作モード決定部225bは、第3のエリア判定部502から第3のエリア判定結果を受け取る。動作モード決定部225bは、位置情報取得信号を受け取ったタイミングで、受け取った制御情報、第1のエリア判定結果および第3のエリア判定結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを無線端末装置711の動作モードとして決定する。動作モード決定部225bは、決定した動作モードを送信制御部223へ出力する。
図11は、実施の形態3に係る無線端末装置711の動作モードの決定フローの一例を示すフローチャートである。図11に示されるように、図11のフローチャートは、図3のフローチャートに示されたステップに加えて、ステップS801およびステップS802を有する。ステップS304で、受信した通信フレームが無線制御装置から送信された通信フレームではないと判定された場合(ステップS304のNO)、ステップS801へ進む。
ステップS801において、第3のエリア判定部502は、受信制御部222から受け取った制御情報に含まれる制御モード装置が搭載される他車両の位置情報を確認する。
ステップS802において、第3のエリア判定部502は、制御モード装置が搭載される他車両の位置情報、自車両の位置情報および地図情報に基づいて、自車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に制御モード装置が搭載される他車両が位置しているか否かを判定する。自車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に制御モード装置が搭載される他車両が位置していると判定された場合(ステップS802のYES)、ステップS305へ進む。一方、自車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に制御モード装置が搭載される他車両が位置していないと判定された場合(ステップS802のNO)、ステップS306へ進む。
例えば、図9に示される状況では、車両704に搭載された無線端末装置714は、交差点エリア121に位置する(ステップS301のYES)。車両704に搭載された無線端末装置714は、弓形731の内側に存在するため、制御モード装置として動作する無線端末装置711から送信された通信フレームを受信する(ステップS302のYES)。
無線端末装置714は、受信した通信フレームから制御情報を抽出し、抽出した制御情報に含まれる識別情報を確認する(ステップS303)。無線端末装置714は、確認した識別情報に基づいて、受信した通信フレームの送信元が無線制御装置ではなく、制御モード装置(無線端末装置711)であると判断する(ステップS304のNO)。
また、無線端末装置714は、抽出した制御情報に含まれる制御モード装置(無線端末装置711)が搭載される車両101の位置情報を確認する(ステップS801)。車両704および車両101は、交差点エリア121を含む交差点に位置しているため、無線端末装置714は、自車両(車両704)が位置する交差点と同じ交差点に制御モード装置(無線端末装置711)が搭載される車両101が位置していると判断する(ステップS802のYES)。その結果、無線端末装置714は、動作モードとして、端末モードを選択する(ステップS306)。これにより、車両103に搭載された無線制御装置713は、制御モードで動作する無線端末装置711から送信される通信フレームのみを受信して、無線通信を行うことができる。
このように、実施の形態3によれば、無線制御装置が設置されていない交差点において、制御モードで動作する無線端末装置が存在する場合であっても、後から交差点エリアに侵入した無線端末装置は、端末モード装置として動作し、制御モードで動作する無線端末装置から送信される通信フレームに同期して、無線通信を行うことができる。
[実施の形態4]
次いで、実施の形態4を説明する。実施の形態4では、実施の形態1に係る無線端末装置111の別の形態となる無線端末装置111cについて説明する。実施の形態4において、実施の形態1と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12は、実施の形態4に係る無線端末装置111cの構成の一例を示すブロック図である。図12に示されるように、図2の半導体装置220、通信部221、受信制御部222、送信制御部223、第1のエリア判定部224および動作モード決定部225は、それぞれ、半導体装置220c、通信部221c、受信制御部222c、送信制御部223c、第1のエリア判定部224cおよび動作モード決定部225cに変更される。また、図12において、図2の外部モジュール230が、GPSモジュール902、通信モジュール903およびカメラモジュール904に置き換えられる。無線端末装置111cは、図2に示された無線端末装置111の構成に加えて、RF(Radio Frequency)部901を有する。半導体装置220cは、図2に示された半導体装置220の構成に加えて、記憶部911を有する。
RF部901は、アンテナ210と半導体装置220cとの間に接続される。RF部901は、不図示のRFスイッチ、バンドパスフィルタ(BPF)、電力増幅器(PA)および低雑音増幅器(LNA)を含む。RFスイッチは、無線通信に利用する高周波信号の送信経路と受信経路とを切り替えるスイッチである。BPFは、送信経路および受信経路に配置され、特定の周波数を有する信号のみを通過させる。PAは、送信経路に配置され、アンテナから送信される信号の電力を増幅する。LNAは、受信経路に配置され、アンテナ210を介して受信される信号を増幅する。
無線端末装置111cがデータの送信を行う場合、RF部901は、半導体装置220cから出力される無線周波数のパケット信号(送信信号)を、PA、BPFおよびRFスイッチを介して、アンテナ210から送信する。一方、無線端末装置111cがデータの受信を行う場合、RF部901は、アンテナ210から受信した無線周波数のパケット信号(受信信号)を、RFスイッチ、BPFおよびLNAを介して、半導体装置220cに出力する。
通信部221cは、RF部901、受信制御部222cおよび送信制御部223cに接続される。通信部221cは、不図示の送信回路、受信回路、デジタル-アナログ変換回路(D/A)、アナログ-デジタル変換回路(A/D)およびベースバンド部を含む。
通信部221cの送信経路には、送信回路、D/Aおよびベースバンド部が含まれる。無線端末装置111cがデータの送信を行う場合、ベースバンド部は、送信制御部223cから受け取った送信データに対してOFDM変調の処理を行い、ベースバンドOFDMのパケット信号を生成する。生成されたベースバンドOFDM信号は、D/Aにおいて、デジタル-アナログ変換され、送信回路に出力される。送信回路は、受け取ったベースバンドのOFDM信号に対して、周波数変換の処理を行い、無線周波数のパケット信号を生成する。生成された無線周波数のパケット信号は、PAへ出力される。
通信部221cの受信経路には、受信回路、A/Dおよびベースバンド部が含まれる。無線端末装置111cがデータの受信を行う場合、受信回路は、LNAから受け取った無線周波数のパケット信号に対して周波数変換の処理を行い、ベースバンドOFDMのパケット信号を生成する。生成されたベースバンドOFDMのパケット信号は、A/Dにおいてアナログ-デジタル変換され、ベースバンド部に出力される。ベースバンド部は、受け取ったベースバンドOFDMのパケット信号に対してOFDM復調の処理を行い、受信データを生成する。生成された受信データは、受信制御部222cへ出力される。
受信制御部222cは、通信部221c、送信制御部223c、動作モード決定部225cおよび記憶部911に接続される。記憶部911は、無線端末装置111cに割り振られた識別IDを含む識別情報を格納する。記憶部911は、不図示のECU(Electronic Control Unit)装置によって取得された自車両の速度情報などを格納する。また、記憶部911は、後述されるように、受信データおよび自車両の位置情報などを格納する。なお、記憶部911は、レジスタやRAM(Random Access Memory)などデータを記憶できるものであれば何でもよく、また揮発性か不揮発性かを問われない。
受信制御部222cは、通信部221cのベースバンド部から出力された受信データを受け取り、記憶部911に格納する。また、受信制御部222cは、制御情報抽出部921を備える。制御情報抽出部921は、通信部221のベースバンド部から受け取った受信データから制御情報を抽出する。抽出された制御情報は、送信制御部223cおよび動作モード決定部225cへ出力される。なお、受信制御部222cは、有効期限切れとなっている通信フレームの受信データを削除する機能を有していてもよい。
第1のエリア判定部224cは、GPSモジュール902、通信モジュール903、カメラモジュール904、動作モード決定部225cおよび記憶部911に接続される。第1のエリア判定部224cは、GPSモジュール902から、自車両の位置情報を含むGPS信号を受け取る。第1のエリア判定部224cは、通信モジュール903から、地図情報を受け取る。第1のエリア判定部224cは、カメラモジュールから、自車両の周囲の撮像画像を受け取る。
第1のエリア判定部は、自車両の位置情報および地図情報から、もしくは、自車両の周囲の撮像画像から、自車両が交差点エリアに位置しているか否かを判断する。第1のエリア判定部224cは、判定結果を第1のエリア判定結果として動作モード決定部225cへ出力する。なお、第1のエリア判定部224cは、地図情報を、必ずしもインターネット回線に接続された通信モジュール903から受け取る必要はない。例えば、記憶部911は、予め地図情報を格納しておき、第1のエリア判定部224cが、記憶部911から地図情報を読み出すようにしてもよい。
第1のエリア判定部224cは、自車両の位置情報、地図情報、もしくは、撮像画像を受け取ったタイミング、もしくは、判定処理を行ったタイミングに同期して、位置情報取得信号を動作モード決定部225cへ出力する。位置情報取得信号は、第1のエリア判定部224cによって生成されてもよい。あるいは、位置情報取得信号は、GPSモジュール902、通信モジュール903、カメラモジュール904のいずれかから出力される信号、もしくは、それらの信号の組合せによって生成される信号であってもよい。
また、第1のエリア判定部224cは、GPSモジュール902から受け取った自車両の位置情報、通信モジュール903から受け取った地図情報およびカメラモジュールから受け取った自車両の周囲の撮像画像を記憶部911に格納する。
動作モード決定部225cは、受信制御部222c、送信制御部223c、第1のエリア判定部224cおよび記憶部911に接続される。動作モード決定部225cは、受信制御部222cから、制御情報抽出部921によって抽出された制御情報を受け取る。動作モード決定部225cは、第1のエリア判定部224cから、第1のエリア判定結果および位置情報取得信号を受け取る。動作モード決定部225cは、位置情報取得信号を受け取ったタイミングで、制御モードもしくは端末モードのいずれかを無線端末装置111cの動作モードとして決定する。
具体的には、動作モード決定部225cは、自車両が交差点エリアに位置していることを示す第1のエリア判定結果を受け取った場合、受け取った制御情報を参照して、通信フレームの送信元を示す識別情報を確認する。このとき、参照する制御情報としては、有効期限内の通信フレームに含まれる制御情報が対象とされる。
識別情報には、識別IDが含まれる。識別IDは、例えば、通信フレームを送信した装置を識別するために割り振られた情報である。記憶部911は、無線制御装置に割り振られた識別IDを含むIDリストを格納する。動作モード決定部225cは、記憶部911に格納されたIDリストを参照して、確認した識別情報に含まれる識別IDが無線制御装置に割り振られたIDであるか否かを判定する。
確認した識別情報に含まる識別IDが無線制御装置に割り振られたIDであると判定された場合、動作モード決定部225cは、動作モードを端末モードに決定する。一方、確認した識別情報に含まる識別IDが無線制御装置に割り振られたIDではないと判定された場合、動作モード決定部225cは、動作モードを制御モードに決定する。動作モード決定部225cは、決定した動作モードを送信制御部223cへ出力する。
送信制御部223cは、通信部221c、受信制御部222c、動作モード決定部225cおよび記憶部911に接続される。また、送信制御部223cは、タイマー226、制御情報生成部922および通信フレーム生成部923を備える。
送信制御部223cは、動作モード決定部225cから受け取った動作モードが制御モードである場合、制御モード装置として送信動作を行う。具体的には、制御情報生成部922は、タイマー226から、送信データの送信処理が実行されるとき、より詳細には、送信データが通信部221cのベースバンド部へ出力されるときのカウント値を受け取る。制御情報生成部922は、記憶部911から、無線端末装置111cの識別情報を読み出す。制御情報生成部922は、タイマー226のカウント値および無線端末装置111cの識別情報を含む制御情報を生成する。なお、制御情報生成部922は、記憶部911から、自車両の車両情報、例えば、位置情報もしくは速度情報を読み出し、読み出した自車両の車両情報を制御情報に含めてもよい。
通信フレーム生成部923は、制御情報生成部922によって生成された制御情報を含む通信フレームを送信データとして生成する。生成された送信データは、通信部221cのベースバンド部へ出力される。
一方、送信制御部223cは、動作モード決定部225cから受け取った動作モードが端末モードである場合、端末モード装置として送信動作を行う。具体的には、送信制御部223cは、タイマー226から、送信データの送信処理が実行されるとき、より詳細には、送信データが通信部221cのベースバンド部へ出力されるときのカウント値を受け取る。制御情報生成部922は、記憶部911から、無線端末装置111cの識別情報を読み出す。送信制御部223cは、無線端末装置111cを識別するための識別情報およびタイマー226のカウント値を含む送信データを生成する。送信制御部223は、受信制御部222cから制御情報を受け取り、受け取った制御情報を含む通信フレームに同期して、生成した送信データを通信部221cのベースバンド部へ出力する。なお、送信データには、自車両の車両情報が含まれてもよい。
このように、送信制御部223cは、無線端末装置111cの動作モードに応じて、2種類の送信処理、すなわち、第1の送信処理もしくは第2の送信処理を実行する。無線端末装置111cの動作モードとして制御モードが決定された場合、送信制御部223cは、通信フレーム生成部923によって生成された通信フレームを送信データとして通信部221cのベースバンド部へ出力する第1の送信処理を実行する。一方、無線端末装置111cの動作モードとして端末モードが決定された場合、送信制御部223cは、受信した制御情報を含む通信フレームに同期して、送信データを通信部221cのベースバンド部へ出力する第2の送信処理を実行する。
実施の形態4によれば、実施の形態1と同様に、無線制御装置が設置されていない交差点の交差点エリアにおいて、無線端末装置は、制御モード装置として動作することができる。すなわち、無線制御装置が設置されていない交差点であっても、制御モードで動作する無線端末装置が基準となり、端末モードで動作する無線端末装置は、制御モードで動作する無線端末装置に同期した共通の時間軸上で送信制御を行うことができる。
実施の形態1ないし4では、半導体装置220、220aおよび220bは、通信部221を含む構成として、半導体装置220cは、通信部221cおよび記憶部911を含む構成として、それぞれ示されているが、これに限定されることはない。例えば、半導体200では、通信部221とその他のブロックは、それぞれ別個の半導体装置として形成されることも可能である。また、半導体装置220、220a、220bおよび220cは、それぞれ、1つの半導体チップ上に形成されてもよく、複数の半導体チップに分けて形成されてもよい。
また、半導体装置220、220a、220bおよび220cは、ハードウェア(H/W)のみ、もしくは、H/Wとソフトウェア(S/W)の連携によって構成されることができる。すなわち、図2、図7、図10および図12には、H/Wのみ、S/Wのみ、もしくは、H/WとS/Wの連携によって実現される機能ブロックが示されている。
半導体装置220、220a、220bおよび220cが、H/Wのみで構成される場合には、半導体装置220、220a、220bおよび220cの各ブロック(通信部221および221c、受信制御部222および222c、送信制御部223および223c、第1のエリア判定部224および224c、動作モード決定部225、225a、225bおよび225c、第2のエリア判定部501、第3のエリア判定部502、および記憶部911)は、それぞれ回路で構成される。
一方、半導体装置220、220a、220bおよび220cが、H/WとS/Wの連携によって構成される場合には、例えば、動作モード決定部225、225a、225bおよび225cは、プロセッサで構成され、プロセッサが不図示の記憶部に格納された所定のプログラムを読み出して実行することによって、動作モード決定部225、225a、225bおよび225cの機能が実現されることが可能である。
また、実施の形態1ないし4では、無線端末装置が車両に搭載されていると説明したが、ここでいう車両に搭載するとは、無線端末装置が車両本体に部品の一部として組み込まれている態様に限定されない。例えば、実施の形態1ないし4の機能を実現するアプリケーションソフトが動作可能なスマートフォンなどのモバイル端末を車両に持ち込まれる態様が含まれてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
100、400、700: 無線通信システム
101-103、401-403、704: 車両
111-113、411-413、711-714、111c: 無線端末装置
121、421、422: 交差点エリア
131、451、452、731、732: 弓形
210: アンテナ
220、220a、220b、220c: 半導体装置
221、221c: 通信部
222、222c: 受信制御部
223、223c: 送信制御部
224、224c: 第1のエリア判定部
225、225a、225b、225c: 動作モード決定部
226: タイマー
230: 外部モジュール
430: 信号機
440: 無線制御装置
501: 第2のエリア判定部
502: 第3のエリア判定部
901: RF部
902: GPSモジュール
903: 通信モジュール
904: カメラモジュール
911: 記憶部
921: 制御情報抽出部
922: 制御情報生成部
923: 通信フレーム生成部

Claims (20)

  1. 第1の車両に搭載される無線端末装置を制御する半導体装置であって、
    第1の通信フレームを受信して受信データを生成するとともに、送信データを送信する通信部と、
    前記受信データから第1の制御情報を抽出する受信制御部と、
    前記送信データを前記通信部へ出力する送信制御部と、
    前記第1の車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定する第1のエリア判定部と、
    前記第1の制御情報に含まれる前記第1の通信フレームの発信元を識別するための識別情報および第1のエリア判定部の判定結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを前記無線端末装置の動作モードとして決定する動作モード決定部と、を備え、
    前記無線端末装置の動作モードが制御モードに決定された場合、前記送信制御部は、第2の制御情報を含む第2の通信フレームを前記送信データとして前記通信部へ出力し、
    前記無線端末装置の動作モードが端末モードに決定された場合、前記送信制御部は、前記第1の制御情報を含む前記第1の通信フレームに同期して、前記送信データを前記通信部へ出力する、
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1のエリア判定部の判定結果が、前記第1の車両が交差点エリアに位置していることを示す場合、前記動作モード決定部は、前記第1の制御情報に含まれる識別情報に基づいて、前記第1の通信フレームが無線制御装置から送信された通信フレームであるか否かを判定する、
    半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置であって、
    前記動作モード決定部は、前記第1の通信フレームが無線制御装置から送信された通信フレームであると判定した場合、端末モードを前記無線端末装置の動作モードとして決定する、
    半導体装置。
  4. 請求項2に記載の半導体装置であって、
    前記動作モード決定部は、前記第1の通信フレームが無線制御装置から送信された通信フレームではないと判定した場合、制御モードを前記無線端末装置の動作モードとして決定する、
    半導体装置。
  5. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1のエリア判定部の判定結果が、前記第1の車両が交差点エリアに位置していないことを示す場合、前記動作モード決定部は、端末モードを前記無線端末装置の動作モードとして決定する、
    半導体装置。
  6. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1のエリア判定部は、前記第1の車両の位置情報と地図情報に基づいて、前記第1の車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定する、
    半導体装置。
  7. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記送信制御部は、タイマーを備え、前記送信データの送信処理が実行されるときの前記タイマーのカウント値を前記送信データに含める、
    半導体装置。
  8. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記送信制御部は、前記無線端末装置を識別するための識別情報を前記送信データに含める、
    半導体装置。
  9. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1の制御情報に含まれる無線制御装置の位置情報、前記第1の車両の位置情報および地図情報に基づいて、前記第1の車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に前記無線制御装置が設置されているか否かを判定する第2のエリア判定部をさらに備える、
    半導体装置。
  10. 請求項9に記載の半導体装置であって、
    前記第2のエリア判定部の判定結果が、前記第1の車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に前記無線制御装置が設置されていることを示す場合、前記動作モード決定部は、端末モードを前記無線端末装置の動作モードとして決定する、
    半導体装置。
  11. 請求項9に記載の半導体装置であって、
    前記第2のエリア判定部の判定結果が、前記第1の車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に前記無線制御装置が設置されていないことを示す場合、前記動作モード決定部は、制御モードを前記無線端末装置の動作モードとして決定する、
    半導体装置。
  12. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記第1の制御情報に含まれる、制御モードで動作する無線端末装置が搭載された第2の車両の位置情報、前記第1の車両の位置情報および地図情報に基づいて、前記第1の車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に前記第2の車両が位置しているか否かを判定する第3のエリア判定部をさらに備える、
    半導体装置。
  13. 請求項12に記載の半導体装置であって、
    前記第3のエリア判定部の判定結果が、前記第1の車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に前記第2の車両が位置していることを示す場合、前記動作モード決定部は、端末モードを前記第1の車両に搭載される前記無線端末装置の動作モードとして決定する、
    半導体装置。
  14. 請求項12に記載の半導体装置であって、
    前記第3のエリア判定部の判定結果が、前記第1の車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に前記第2の車両が位置していないことを示す場合、前記動作モード決定部は、制御モードを前記第1の車両に搭載される前記無線端末装置の動作モードとして決定する、
    半導体装置。
  15. 請求項1に記載の半導体装置であって、
    前記受信制御部は、前記受信データから前記第1の制御情報を抽出する制御情報抽出部を有し、
    前記送信制御部は、前記第2の制御情報を生成する制御情報生成部と、前記第2の制御情報を含む前記第2の通信フレームを生成する通信フレーム生成部と、を有する、
    半導体装置。
  16. 請求項1に記載の半導体装置と、
    前記半導体装置とアンテナの間に接続されるRF(Radio Frequency)部と、を備える、
    無線端末装置。
  17. 第1の車両に搭載される無線端末装置を制御する半導体装置であって、
    第1の通信フレームを受信して受信データを生成するとともに、送信データを送信する通信部と、
    前記受信データから第1の制御情報を抽出する受信制御部と、
    前記第1の車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定する第1のエリア判定部と、
    前記第1の制御情報に含まれる前記第1の通信フレームの発信元を識別するための識別情報および第1のエリア判定部の判定結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを前記無線端末装置の動作モードとして決定する動作モード決定部と、
    前記無線端末装置の動作モードに応じて、第1の送信処理もしくは第2の送信処理を実行する送信制御部と、を備え、
    前記無線端末装置の動作モードが制御モードに決定された場合、前記送信制御部は、第2の制御情報を含む第2の通信フレームを前記送信データとして前記通信部へ出力する前記第1の送信処理を実行し、
    前記無線端末装置の動作モードが端末モードに決定された場合、前記送信制御部は、前記第1の制御情報を含む前記第1の通信フレームに同期して、前記送信データを前記通信部へ出力する前記第2の送信処理を実行する、
    半導体装置。
  18. 第1の車両に搭載される無線端末装置の通信方法であって、
    アンテナを介して、第1の通信フレームを受信するステップと、
    前記第1の通信フレームから受信データを生成するステップと、
    前記受信データを記憶部に格納するステップと、
    前記受信データから第1の制御情報を抽出するステップと、
    GPS(Global Positioning System)モジュールを介して、前記第1の車両の位置情報を取得するステップと、
    前記第1の車両の位置情報および地図情報に基づいて、前記第1の車両が交差点エリアに位置しているか否かを判定するステップと、
    前記第1の制御情報に含まれる前記第1の通信フレームの発信元を識別するための識別情報を確認するステップと、
    前記確認するステップで確認した識別情報および前記判定するステップで判定した結果に基づいて、制御モードもしくは端末モードのいずれかを前記第1の車両に搭載される無線端末装置の動作モードとして決定するステップと、
    送信データを送信するステップと、を備え、
    前記送信するステップは、
    前記第1の車両に搭載される無線端末装置の動作モードが制御モードに決定された場合に、第2の制御情報を含む第2の通信フレームを前記送信データとして出力するステップと、
    前記第1の車両に搭載される無線端末装置の動作モードが端末モードに決定された場合に、前記第1の制御情報を含む前記第1の通信フレームに同期して、前記送信データを出力するステップと、を含む、
    無線端末装置の通信方法。
  19. 請求項18に記載の無線端末装置の通信方法であって、
    前記第1の制御情報に含まれる無線制御装置の位置情報を確認するステップと、
    前記位置情報を確認するステップで確認した無線制御装置の位置情報、前記取得するステップで取得した前記第1の車両の位置情報および前記地図情報に基づいて、記第1の車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に前記無線制御装置が設置されているか否かを判定するステップと、をさらに備える、
    無線端末装置の通信方法。
  20. 請求項18に記載の無線端末装置の通信方法であって、
    前記第1の制御情報に含まれる、制御モードで動作する無線制御装置が搭載された第2の車両の位置情報を確認するステップと、
    前記第2の車両の位置情報を確認するステップで確認した前記第2の車両の位置情報、前記取得するステップで取得した前記第1の車両の位置情報および前記地図情報に基づいて、記第1の車両が位置する交差点エリアを含む交差点と同じ交差点に前記第2の車両が位置しているか否かを判定するステップと、をさらに備える、
    無線端末装置の通信方法。
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