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JP7107988B2 - レバー支持構造 - Google Patents

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JP7107988B2 JP2020092316A JP2020092316A JP7107988B2 JP 7107988 B2 JP7107988 B2 JP 7107988B2 JP 2020092316 A JP2020092316 A JP 2020092316A JP 2020092316 A JP2020092316 A JP 2020092316A JP 7107988 B2 JP7107988 B2 JP 7107988B2
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Description

本発明は、レバー支持構造に関する。
例えば特許文献1には、ハンドルパイプの把持部に隣接した位置(レバーブラケット)に、メインレバーとなるクラッチレバーと、補助レバーとなるホットスターターレバーと、を備える構造が開示されている。
特開2002-371944号公報
ところで、補助レバーの操作伝達機構にケーブルを用いる場合、部品点数削減等のためにケーブル長調整機構(アジャスト機構)を無くすことが考えらえる。この場合、レバーの遊びが大きくなり、レバーの作動位置にばらつきが生じやすくなるため、レバー操作角度に余裕を持たせることが好ましい。しかし、レバー操作を検知するレバースイッチを備えていると、このレバースイッチとの当接によりレバー操作角度が制限される、あるいはレバースイッチを押圧しきれずにレバースイッチの動作精度(作動性)に影響を与える虞がある。
そこで本発明は、操作伝達機構のアジャスト機構を無くすとともに、レバースイッチの作動性を高めることができるレバー支持構造を提供する。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、操作力を受けて回動し、前記操作力を操作伝達機構(38A)に伝達する操作レバー(37)と、前記操作レバー(37)を回動可能に支持するレバーブラケット(41)と、前記レバーブラケット(41)に支持され、検出突部(39a)が押圧されることで前記操作レバー(37)の回動操作を検知するレバースイッチ(39)と、前記操作レバー(37)と前記レバースイッチ(39)との間に設けられ、前記操作レバー(37)への回動操作に伴い弾性変形しながら前記レバースイッチ(39)の検出突部(39a)を押圧する弾性部材(61,161)と、を備え、前記操作レバー(37)は、第一レバー(27)に対する第二レバー(37)として設けられ、前記レバーブラケット(41)は、前記第一レバー(27)を回動可能に支持する第一レバーブラケット(30)に対する第二レバーブラケット(41)として設けられ、前記第二レバーブラケット(41)は、前記第一レバーブラケット(30)に着脱可能に取り付けられ、前記レバースイッチ(39)および前記弾性部材(61,161)は、前記第二レバーブラケット(41)に取り付けられ、前記第二レバーブラケット(41)は、前記第二レバー(37)を、レバー支持構造が車両に組み付けられた状態における車両上下方向の下方から支持するベースブラケット(42)と、前記ベースブラケット(42)に前記車両上下方向の上方から取り付けられて前記ベースブラケット(42)とともに、前記第二レバー(37)を挟み込んで支持するアッパーブラケット(45)と、を備え、前記レバースイッチ(39)および前記弾性部材(61,161)は、前記アッパーブラケット(45)における前記車両上下方向の上面側(45a)に取り付けられることを特徴とするレバー支持構造を提供する。
この構成によれば、操作レバーの回動操作時には、弾性部材が弾性変形しつつレバースイッチを押圧してレバー操作を検知させる。これにより、操作レバーおよびレバースイッチの取り付け位置のばらつき等を弾性部材の弾性変形で吸収可能となる。このため、操作レバースイッチの動作精度(作動性)を確保することができる。その結果、操作伝達機構のアジャスト機構の廃止を図ることができ、部品点数削減によるコストダウンと操作レバー周辺の小型化とを図ることができる。
また、二つのレバーを有する構成において、第二レバーの操作時には、弾性部材が弾性変形しつつレバースイッチを押圧してレバー操作を検知させる。これにより、第二レバーおよびレバースイッチの取り付け位置のばらつき等を弾性部材の弾性変形で吸収可能となり、レバースイッチの動作精度(作動性)を確保することができる。その結果、操作伝達機構のアジャスト機構の廃止を図ることができ、部品点数削減によるコストダウンを図ることができる。また、第二レバーブラケットおよびこれに支持される各部品(第二レバー、レバースイッチおよび弾性部材)を小組体とし、第一レバーブラケットに対して一体的に着脱することができる。また、車両の仕様の違いによって第二レバーの有無が生じる場合であっても、共通部品を確保できるので、コストダウンをすることができる。
また、レバースイッチおよび弾性部材の固定箇所が相対的に精度良く位置づけられるので、弾性部材を介したレバースイッチの動作精度を向上させることができる。また、レバースイッチおよび弾性部材が第二レバーブラケットの上面側に配置されるので、レバースイッチおよび弾性部材の組み付けおよびメンテナンスを容易にすることができる。
請求項2に記載した発明は、前記第一レバー(27)の回動軸(27c)と前記第二レバー(37)の回動軸(37c)とは、互いに別軸となるように配置されることを特徴とする。
この構成によれば、第一レバーおよび第二レバーの各回動軸が互いに別軸の構成において、アジャスト機構を無くすことにより、第一レバーおよび第二レバーのレイアウト自由度を向上させることができる。そのため、第二レバー周辺を小型化することができる。その結果、第二レバーのピボット周りを第一レバーのピボット周りに近づけて配置することが可能となり、第二レバーの操作性を向上させることができる。
請求項3に記載した発明は、前記レバーブラケット(41)は、前記弾性部材(61)を固定するための固定座面(45a1)を有し、前記弾性部材(61)は、前記固定座面(45a1)に法線方向で当接した状態で、前記固定座面(45a1)にネジ部品(62c1)を用いて締結固定される被締結部(62a)を備え、前記被締結部(62a)は、前記ネジ部品(62c1)を挿通するネジ挿通孔(62c)と、前記ネジ挿通孔(62c)の外周側に離間して設けられ、前記固定座面(45a1)に突設された位置決め突部(62d1)に篏合する位置決め孔(62d)と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、レバーブラケットの固定座面に弾性部材の被締結部を締結固定する際、被締結部ひいては弾性部材の位置決めが容易になり、かつネジ部品の締め込みによる弾性部材の共回りが規制される。その結果、弾性部材の取り付け作業が容易になるとともに、弾性部材を精度良く固定可能となり、弾性部材を介したレバースイッチの動作精度を向上させることができる。
請求項4に記載した発明は、前記弾性部材(61)は、前記レバーブラケット(41)の平面部(45a)に固定される固定部(62)と、前記平面部(45a)の法線方向を幅方向とした帯状をなし、前記固定部(62)から前記平面部(45a)に沿うように延びる板バネ部(63)と、を備え、前記固定部(62)は、前記レバースイッチ(39)における、レバー支持構造が車両に組み付けられた状態における車両前後方向の前方に配置され、前記レバースイッチ(39)における前記車両前後方向の後方には、前記操作レバー(37)の回動軸(37c)が配置され、前記レバースイッチ(39)は、前記検出突部(39a)を車幅方向外側に向けて配置され、前記板バネ部(63)は、前記固定部(62)から車幅方向外側に延びる第一傾斜部(64a)と、前記第一傾斜部(64a)の先端から前記車両前後方向の後方に屈曲して延びる第二傾斜部(64b)と、を有し、前記法線方向から見て前記車両前後方向の前方側に凸の山形に屈曲した第一山形部(64)と、前記第二傾斜部(64b)に連なって前記車両前後方向の後方に延び、前記検出突部(39a)の車幅方向外側に隣接して配置される第三傾斜部(65a)と、前記第三傾斜部(65a)における前記車両前後方向の後端から車幅方向外側へ屈曲して延びる第四傾斜部(65b)と、を有し、前記法線方向から見て前記車両前後方向の後方側に凹む谷形に屈曲した谷形部(65)と、
前記第四傾斜部(65b)に連なって車幅方向外側に延びる第五傾斜部(66a)と、前記第五傾斜部(66a)の外側端から前記車両前後方向の後方側へ屈曲して延びる第六傾斜部(66b)と、を有し、前記法線方向から見て前記車両前後方向の前方側に凸の山形に屈曲した第二山形部(66)と、を備え、前記操作レバー(37)は、操作前に前記谷形部(65)の内側に配置される係合突起(37g)を備え、前記係合突起(37g)は、前記操作レバー(37)の回動操作に伴い、前記第四傾斜部(65b)を前記車両前後方向の後方側に押圧して前記板バネ部(63)を弾性変形させつつ車幅方向外側に移動し、この弾性変形によって前記第三傾斜部(65a)が前記検出突部(39a)を車幅方向内側に押圧し、さらに、前記係合突起(37g)は、前記第五傾斜部(66a)から前記第六傾斜部(66b)に移動することを特徴とする。
この構成によれば、板バネ部がM字形状に屈曲し、操作レバーの係合突起は、板バネ部の中央の谷形部から板バネ部の先端側(固定部と反対側)の第二山形部を乗り越えるように摺接する。これにより、板バネ部を後方側かつ車幅方向内側へ弾性変形させつつ、谷形部によってレバースイッチの検出突部を押圧可能となる。このように、板バネ部の屈曲形状を利用して、板バネ部の弾性変形とレバースイッチの押圧とをコントロールしやすくすることができる。
また、係合突起は、第二山形部の頂部を越えた後は、操作レバーの回動角度に対する板バネ部の弾性変形量を減少させる。これにより、レバー操作力の増大を抑えるとともに、操作レバーを作動位置に保持するためのレバー保持力の増大を抑えることができる。
請求項5に記載した発明は、前記弾性部材(161)は、前記レバーブラケット(41)に対し、前記操作レバー(37)への回動操作に伴い回動可能に支持されていることを特徴とする。
この構成によれば、弾性部材がレバーブラケットに回動可能に支持されることで、弾性部材の弾性変形量を抑えて曲げ応力を小さくする。これにより、板バネ部の強度確保のための肥大化を抑え、操作レバー周辺の小型化を図ることができる。

本発明によれば、操作伝達機構のアジャスト機構を無くすとともに、レバースイッチの作動性を高めることができるレバー支持構造を提供することができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の右側面図である。 上記自動二輪車のパーキングブレーキ装置の第一作用を示す右側面図である。 上記自動二輪車のパーキングブレーキ装置の第二作用を示す右側面図である。 上記自動二輪車の右グリップ部周辺を後上方から見た斜視図である。 上記右グリップ部周辺を前上方から見た斜視図である。 上記右グリップ部周辺の右側面図である。 上記右グリップ部周辺の上面図である。 上記右グリップ部周辺の前面図である。 図6からカバー部材を取り外した状態の右側面図である。 図7からカバー部材を取り外した状態の上面図である。 図8からカバー部材を取り外した状態の前面図である。 第二レバー機構を前上方から見た斜視図である。 第二レバーブラケットの分解斜視図である。 第二レバー機構の弾性部材の斜視図である。 上記弾性部材の前面図である。 上記弾性部材の上面図である。 上記弾性部材の左側面図である。 上記弾性部材の変形例を示す図10に相当する上面図である。 上記パーキングブレーキ装置のロックカムの摩耗を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
<車両全体>
図1に示す自動二輪車(鞍乗り型車両)1は、所謂アンダーボーン型の車体フレーム5を備えることで、ハンドル4aとシート15との間を低部として跨り易さを向上させ、かつ車両の低重心化を図っている。自動二輪車1の前輪(操舵輪)2は、左右一対のフロントフォーク3の下端部に支持されている。左右フロントフォーク3の上部は、ステアリングステム4を介して、車体フレーム5の前端部に位置するヘッドパイプ6に操舵可能に支持されている。ステアリングステム4の上部には、前輪操舵用のハンドル4aが取り付けられている。
車体フレーム5は、ヘッドパイプ6から斜め下後方に向けてメインフレーム7を延ばしている。メインフレーム7の後端部からは、下方に向けてピボットフレーム8が延びている。ピボットフレーム8には、スイングアーム11の前端部が左右方向(車幅方向)に沿うピボット軸を介して上下揺動可能に支持されている。スイングアーム11の後端部には、自動二輪車1の後輪(駆動輪)12が支持されている。
メインフレーム7およびピボットフレーム8の後上方には、後上方に向けてシートフレーム13が延びている。シートフレーム13とスイングアーム11の後部との間には、左右一対のクッションユニット14が配置されている。シートフレーム13上には、乗員着座用のシート15が配置されている。
自動二輪車1の車体は、合成樹脂製の車体カバー16で覆われている。車体カバー16は、ヘッドパイプ6周り、メインフレーム7の前部周りおよびエンジン20のシリンダ22周りを覆うフロントボディカバー16aと、メインフレーム7の後部周りおよびシートフレーム13周りを覆うリヤボディカバー16bと、を備えている。フロントボディカバー16aの左右側部には、左右外側に張り出す左右レッグシールド16cを備えている。
図中符号17aは前輪2の上部を覆うフロントフェンダ、符号17bは後輪12の上部を覆うリヤフェンダ、符号17cはハンドル4aの周囲を覆うハンドルカバー、をそれぞれ示している。
メインフレーム7の下方には、自動二輪車1の原動機であるエンジン20が搭載されている。エンジン20は、例えば空冷単気筒エンジンであり、クランク軸の回転軸線(クランク軸線)を左右方向に沿わせて配置されている。エンジン20は、クランクケース21の前端部から前方へ、シリンダ22を略水平に(詳細にはやや前上がりに)突出させている。エンジン20の後方には変速機が一体的に設けられている。
自動二輪車1は、液圧式(油圧式)のディスクブレーキである前輪ブレーキ24を備えている。自動二輪車1は、機械式のドラムブレーキである後輪ブレーキ25を備えている。自動二輪車1は、後輪ブレーキ25をパーキングブレーキとして作動させるパーキングブレーキ装置25A(図2、図3参照)を備えている。
<ハンドル周辺>
図4~図8を参照し、バータイプのハンドル4aの左右両側における直線状に延びる範囲は、運転者が把持する左右グリップ部4gとされている。実施形態では右グリップ部4gを図示し、左グリップ部4gは左右対称として図示を省略する。
左右グリップ部4gは、それぞれ車幅方向外側ほど後方に位置するように平面視で傾斜している。図中線C0は各グリップ部4gの長手方向に沿う中心軸線を示す。
右グリップ部4gは、スロットルスリーブを装着したスロットルグリップとされている。右グリップ部4gの前方には、前輪ブレーキ24の操作子であるブレーキレバー(第一レバー)27のレバー部27aが配置されている。
ブレーキレバー27は、運転者が右グリップ部4gを右手で把持した際に右手の指を掛けるレバー部27aと、レバー部27aの車幅方向内側(回動軸27c側)に連なる基部27bと、を備えている。ブレーキレバー27は、レバー部27aを握る(右グリップ部4g側に引く)ように操作される。実施形態のレバー部27aと基部27bとは一体形成されるが、これらが互いに別体であってもよい。
ハンドル4aにおけるグリップ部4gよりも車幅方向内側には、スイッチボックス28が隣接して取り付けられている。スイッチボックス28には、各種の電気系スイッチが設けられている。スイッチボックス28の車幅方向外側部は、右グリップ部4gに有するスロットルスリーブのプーリを収容するハウジング28aを兼ねている。図中符号28bはハウジング28aの下部から延出するスロットルケーブルガイド、符号28cはスロットルケーブルをそれぞれ示す。
ハンドル4aにおけるスイッチボックス28よりも車幅方向内側には、ブレーキレバー27を支持する第一レバーブラケット30が隣接して取り付けられている。第一レバーブラケット30は、グリップ部4gよりも前方にレバー支持部31を備えている。レバー支持部31には、ブレーキレバー27の基部27bがレバー支持軸(回動軸27c)を介して回動可能に取り付けられている。
レバー支持部31の車幅方向内側には、マスターシリンダ32が一体に設けられている。マスターシリンダ32は、ブレーキレバー27の操作が伝達される操作伝達機構32Aを構成している。図中符号32bはマスターシリンダ32に一体化されたボックス状のリザーバ、符号32dはマスターシリンダ32の車幅方向内側の端部(油圧ポート)にバンジョーアダプタ32cを介して接続されるブレーキホース(油圧配管)をそれぞれ示す。
レバー支持部31の車幅方向外側には、第二レバーブラケット41を締結、支持するための締結ボス(締結部)30aが一体に設けられている。締結ボス30aは、マスターシリンダ32およびリザーバ32bの車幅方向外側に隣接するように配置されている。締結ボス30aは、上下方向に延びる円筒状をなしている。締結ボス30aは、バックミラー18のミラーステー18aを締結可能なミラー締結ボスとしても使用可能である。
第一レバーブラケット30は、第一レバーブラケット30をハンドル4aに固定するためのハンドルクランプ部33を備えている。ハンドルクランプ部33は、レバー支持部31およびマスターシリンダ32と一体をなす前クランプ部34と、前クランプ部34と別体をなす後クランプ部材35と、を備えている。前クランプ部34および後クランプ部材35は、互いに協働してハンドルパイプ4pをクランプし、第一レバーブラケット30をハンドル4aに固定的に取り付け可能としている。実施形態では、後クランプ部材35にミラー締結ボス35aが一体形成され、このミラー締結ボス35aにバックミラー18のミラーステー18aが締結、支持されている。
前クランプ部34および後クランプ部材35は、ハンドルパイプ4pを挟んで対向し、各々が有する半円状の凹部をハンドルパイプ4pの外周面に外嵌させている。前クランプ部34および後クランプ部材35は、上下一対の締結ボルト35bを締め込むことで、ハンドルパイプ4pを挟み込んだ状態で固定され、もって第一レバーブラケット30がハンドル4aに固定的に取り付けられている。
レバー支持部31は、ブレーキレバー27の基部27bを上下方向で挟み込む上下プレート部31a,31bを備えている。ブレーキレバー27の基部27bは、上下プレート部31a,31bの間に挿入された状態で、上下方向に延びる回動軸27cに貫通支持されている。回動軸27cは、例えば段付きボルトの態様をなすピボットボルト36の軸部で構成されている。図中線C1は回動軸27c(ピボットボルト36)の中心軸線を示している。
例えば、上プレート部31aには、ピボットボルト36の軸部を挿通する挿通孔が形成されている。下プレート部31bには、ピボットボルト36の先端ネジ軸を螺合させる雌ネジ孔が形成されている。ブレーキレバー27の基部27bには、ピボットボルト36の軸部を相対回動可能に挿通するピボット孔が形成されている。
ピボットボルト36は、首下部分を上プレート部31aの挿通孔に上方から挿通し、ブレーキレバー27のピボット孔を通じて下プレート部31bの雌ネジ孔に先端ネジ軸を至らしめる。ピボットボルト36は、先端ネジ軸を下プレート部31bの雌ネジ孔に螺合させて締め込み、先端ネジ軸を下プレート部31bの下方に突出させる。この先端ネジ軸の下方への突出部分には、ロックナット36aが螺着されて締め込まれる。これにより、ピボットボルト36がレバー支持部31にダブルナット固定される。ブレーキレバー27は、ピボットボルト36の軸部を回動中心として、レバー支持部31に回動可能に支持されている。
第一レバーブラケット30の下面側には、ブレーキレバー27を握る操作(制動操作)を検出するブレーキスイッチ32eが取り付けられている。ブレーキスイッチ32eは、ブレーキランプを点灯させるスイッチであり、エンジン始動時に車輪が制動されていることを検知するスイッチでもある。ブレーキレバー27の基部27bの下方には、ブレーキスイッチ32eを作動させる作動片27dが突設されている。
第一レバーブラケット30の締結ボス30aには、第一レバーブラケット30とは別体の第二レバーブラケット41が締結、支持されている。第二レバーブラケット41には、ブレーキロック(パーキングブレーキ)操作レバーである第二レバー37と、第二レバー37用の第二操作伝達機構38Aと、が支持されている。
第二レバー37の回動軸37cは、メインレバーであり第一レバーであるブレーキレバー27の回動軸27cと近接配置されている。両回動軸27c,37cは、互いに別軸となるように配置されている。すなわち、両回動軸27c,37cは、互いに別体であり、かつ互いに非同軸に配置されている。
第二レバーは、ブレーキレバー27の近傍に配置されるサブレバー(補助レバー)であり、車両の仕様等に応じて、第二操作伝達機構38Aおよび第二レバーブラケット41とともに着脱可能である。第二レバー等については後に詳述する。
<パーキングブレーキ装置>
図1~図3を参照し、自動二輪車1は、停車時等に後輪ブレーキ25を作動状態に保持するパーキングブレーキ装置25Aを備えている。パーキングブレーキ装置25Aは、ブレーキペダル52の近傍に配置されてブレーキペダル52を踏み込んだ状態(後輪ブレーキ25を作動させた状態)にロックするブレーキロック機構26と、ブレーキレバー27の近傍にパーキングブレーキ操作子である第二レバーを配置する第二レバー機構40と、第二レバー機構40とブレーキロック機構26とを連係させるブレーキロックケーブル38と、を備えている。
<ブレーキロック機構>
図2、図3は、自動二輪車1の車体右側の運転者用ステップ51周辺を示す右側面図である。例えばピボットフレーム8の下端部右側には、ブレーキペダル52が支軸53を介して揺動可能に支持されている。ステップ51の前方には、ブレーキペダル52の踏み部52cが配置されている。運転者がステップ51に乗せた右足でブレーキペダル52の踏み部52cを踏むことで、ブレーキペダル52の作動アーム部52dが揺動してロッド54が引かれ、後輪ブレーキ25を作動させて後輪12を制動する。
作動アーム部52dの上方には、後輪ブレーキ25を作動状態に保持するブレーキロック機構26が設けられている。ブレーキロック機構26は、駐車時等にブレーキペダル52を踏み込んだ状態を維持することにより、後輪12にブレーキを掛けた状態を維持する。ブレーキロック機構26は、第一レバーブラケット30に支持した第二レバー37の操作によりロック作動する。ブレーキロック機構26と第二レバー37とは、ブレーキロックケーブル38を介して連係されている。
ブレーキペダル52は、支軸53を挿通して回動可能に支持される基部52aと、基部52aから前方へ延びるアーム部52bと、アーム部52bの先端部に設けられる踏み部52cと、基部52aから上方へ延びる作動アーム部52dと、を一体に備えている。
ブレーキペダル52は、踏み込み前の初期位置(図中符号52(P1)で示す)に向けて、不図示のリターンスプリングのバネ力により付勢されている。図中符号55はブレーキペダル52の踏み込みを検知するリヤブレーキスイッチ、符号56はリヤブレーキスイッチ55をピボットフレーム8に支持するスイッチブラケット、符号57はピボットフレーム8とブレーキロック機構26のロックカム58との間に架設されるリターンスプリング(引張りコイルスプリング)、をそれぞれ示している。
リヤブレーキスイッチ55は、ブレーキランプを点灯させるスイッチである。自動二輪車1では、後述の第二レバースイッチ39が第二レバー37の作動を検知したときは、リヤブレーキスイッチ55の検知があっても、ブレーキランプを消灯したままとする。
ブレーキロック機構26は、作動アーム部52dの上方に配置されるロックカム58を備えている。ロックカム58は、例えばピボットフレーム8に支軸59を介して回動可能に支持されている。ロックカム58は、例えば半円状のカム山58aを作動アーム部52dの先端部52d1から離間させた初期位置(非ロック位置、図中符号58(P11)で示す)に向けて、リターンスプリング57のバネ力で付勢されている。ロックカム58は、スプリング係止部58bと、ケーブル係止アーム58cと、を一体に備えている。スプリング係止部58bにはリターンスプリング57の一方のコイル端が係止されている。リターンスプリング57の他方のコイル端は車体側に係止されている。
ケーブル係止アーム58cには、ブレーキロックケーブル38のインナーケーブル38cの端部の太鼓駒部38c1(第二レバー37側のみ図示する)を係止するケーブル係止部58c1が設けられている。ケーブル係止部58c1は、太鼓駒部38c1の外周面に当接することで、少なくともインナーケーブル38cを引く方向では太鼓駒部38c1の相対移動を規制する。ケーブル係止部58c1は、ケーブル本体を通過させる孔や、ケーブル本体の弛みを許容する切り欠き等を有することで、ケーブル本体の拘束は抑えている。
これにより、第二レバー37の操作でインナーケーブル38cが引かれた際は、太鼓駒部38c1を介してケーブル係止部58c1が引かれ、これに伴いケーブル係止アーム58cひいてはロックカム58が回動する。第二レバー37の操作が解除された際は、リターンスプリング57の付勢力でロックカム58およびケーブル係止アーム58cが回動し、太鼓駒部38c1を介してインナーケーブル38cが逆方向に引かれる。ロックカム58およびケーブル係止アーム58cの回動が停止したまま第二レバー37の操作が解除された場合、ケーブル係止部58c1の手前でインナーケーブル38cが弛んだり、ケーブル係止部58c1から太鼓駒部38c1が離脱したりする。
次に、ブレーキロック機構26の作用、すなわちブレーキペダル52を踏み込んだ状態にロックする作用、およびブレーキペダル52のロックを解除する作用について説明する。
図2を参照し、まず、ブレーキペダル52の踏み部52cが図中白抜き矢印で示すように踏み込まれると、ブレーキペダル52は、前記初期位置52(P1)から踏み込み位置(図中符号52(P2)で示す)まで、図中矢印Aで示すように回動する。これにより、作動アーム部52dは、ブレーキペダル52が初期位置52(P1)にあるときに対応する初期位置(図中符号52d(P1)で示す)から、ブレーキペダル52が踏み込み位置52(P2)にあるときに対応するロッド牽引位置(図中符号52d(P2)で示す)まで、図中矢印Bで示すように回動する。これにより、作動アーム部52dにロッド54が引かれ、後輪ブレーキ25を作動させる。
ロックカム58は、作動アーム部52dが初期位置52d(P1)にあるときには、作動アーム部52dの先端部52d1に干渉するため、ブレーキロックケーブル38を引いても後述するロック作動位置58(P12)まで回動することはできない。
図3を参照し、ブレーキペダル52を踏み込んで後輪ブレーキ25を作動させた状態(作動アーム部52dがロッド牽引位置52d(P2)にある状態)では、作動アーム部52dの先端部52d1がロックカム58との干渉位置を避けるため、ロックカム58は、ブレーキロックケーブル38が引かれると、後述するロック作動位置58(P12)まで回動可能となる。
すなわち、ブレーキペダル52を踏み込んで後輪ブレーキ25を作動させた状態において、第二レバー37が操作されてブレーキロックケーブル38が図中矢印C方向に引かれると、ロックカム58は、作動アーム部52dに干渉することなく回動可能となる。このとき、ロックカム58は、前記初期位置58(P11)からロック作動位置(図中符号58(P12)で示す)まで、図中矢印Dで示すように回動する。
この状態で、ブレーキペダル52を踏み込んだ状態から足を離すと、ブレーキペダル52は、不図示のリターンスプリングの付勢力により初期位置52(P1)側に回動する。このとき、ロックカム58がロック作動位置58(P12)にあると、ロックカム58が噛み込まれてブレーキペダル52の回動が制限される。
踏み込み位置52(P2)にあるブレーキペダル52から足を離すと、ブレーキペダル52は、踏み込み位置52(P2)よりも初期位置52(P1)側のロック作動位置(図中符号52(P3)で示す)まで、図中矢印Eで示すように回動する。これにより、作動アーム部52dは、前記ロッド牽引位置52d(P2)から、ブレーキペダル52がロック作動位置52(P3)にあるときに対応するロック作動位置(図中符号52d(P3)で示す)まで、図中矢印F方向に回動する。このとき、作動アーム部52dの先端部52d1がロックカム58のカム山58aに圧接する。これにより、支軸59と作動アーム部52dの先端部52d1との間にカム山58aが噛み込まれ、ブレーキペダル52の初期位置52(P1)に向けた回動が阻止される。
ブレーキペダル52がロック作動位置52(P3)にある状態は、踏み部52cが初期位置から踏み込み量Trだけ踏み込まれた状態であり、後輪12に制動力が作用する状態である。すなわち、後輪ブレーキ25によるパーキングブレーキが効いた状態となる。
この状態から、ブレーキペダル52を再度踏み込んでカム山58aの噛み込みを解除すると、ロックカム58は、リターンスプリング57の付勢力によって、図中矢印Dと反対方向に回動して初期位置58(P11)に戻る。この後、ブレーキペダル52の踏み込みを解除すると、ブレーキペダル52が初期位置52(P1)に戻り、後輪12の制動が解除される。すなわち、後輪ブレーキ25によるパーキングブレーキが解除される。
図19を参照し、ロックカム58における軸方向視半円状のカム山58aの摩耗について説明する。
ロックカム58をロック作動位置58(P12)まで矢印D方向に回動させる際、ブレーキペダル52の踏み込みが不十分であると、作動アーム部52dの先端部52d1の最頂部52d2がロックカム58の回動領域に入り込む。このとき、ロックカム58のカム山58aが作動アーム部52dの最頂部52d2に擦れることで、カム山58aに摩耗が生じる。
図中符号58a-1~58a-nは、ロックカム58が回動する際にカム山58aが作動アーム部52dの最頂部52d2に擦れることを繰り返した場合のカム山58aの摩耗状態を示す。符号58a-1から符号58a-nの順にロックカム58の回動の回数が増えるものとする。符号58a-nはカム山58aの摩耗限界を示す。カム山58aは、支軸59と作動アーム部52dとの間に噛み込まれた際に先端部52d1に圧接する範囲h1を避けるように摩耗していく。このため、カム山58aが摩耗してもブレーキロックへの影響が抑えられる。
<第二レバー機構>
図9~図13を参照し、第二レバー機構40は、第二レバー37と、第二レバー37を支持する第二レバーブラケット41と、第二レバー37の操作を検知する第二レバースイッチ39と、第二レバー37および第二レバースイッチ39の間に配置される弾性部材61と、を備えている。
第二レバー37は、運転者が右グリップ部4gを右手で把持した際に右手の指を掛けることが可能なレバー部37aと、レバー部37aの車幅方向内側(回動軸37c側)に連なる基部37bと、基部37bの前方側に延びる作動アーム部37dと、後述する弾性部材61に当接する係合突起37gと、を備えている。第二レバー37は、ブレーキレバー27よりも小型であり、ブレーキレバー27の基部27bの前方かつ上方に位置している。第二レバー37の基部37bは、上下方向に延びる回動軸37cに貫通支持されている。図中線37b1は基部37bにおける回動軸37cを挿通する挿通孔、符号C2は回動軸37cの中心軸線をそれぞれ示す。
第二レバー37のレバー部37aは、ブレーキレバー27のレバー部27aよりも短く、右グリップ部4gを把持した右手の人差し指を掛ける程度の長さである。第二レバー37は、レバー部37aを握る(右グリップ部4g側に引く)ように操作される。実施形態の第二レバー37は、例えば規定厚さの平坦な鋼板から規定形状のレバー本体37eを切り出し、このレバー本体37eのレバー部37aに相当する部位に、ポリプロピレン等の樹脂による被覆を施している。
第二レバー37(レバー本体37e)は、厚さ方向を実質的に上下方向に向けて配置されている。第二レバー37の基部37bは、厚さ方向に沿って延びる回動軸37cに貫通支持されている。回動軸37cは、第二レバーブラケット41のアッパーブラケット45に固定されたウェルドボルト45hを含んで構成されている。
作動アーム部37dは、レバー本体37eの上面側にケーブルガイド部材37fを固定して形成されている。ケーブルガイド部材37fは、レバー本体37eと協働して、ブレーキロックケーブル38のインナーケーブル38cを巻きかけるためのガイド溝37f1を形成している。ガイド溝37f1は、回動軸37cに沿う軸方向から見て、回動軸37c中心の円弧に沿って延びている。
ブレーキロックケーブル38のインナーケーブル38cは、回動軸37cに沿う軸方向から見て、ガイド溝37f1が沿う円弧の接線方向からガイド溝37f1に向けて延びている。作動アーム部37dの車幅方向外側には、レバー本体37eおよびケーブルガイド部材37fを適宜切り欠いた37dケーブル係止部37d1が形成されている。ケーブル係止部37d1には、インナーケーブル38cの端部の太鼓駒部38c1が係止されている。ケーブル係止部37d1は、太鼓駒部38c1の外周面に当接することで、少なくともインナーケーブル38cを引く方向では太鼓駒部38c1の相対移動を規制する。
作動アーム部37dの外周部には、ガイド溝37f1よりも外周側に張り出したストッパ片37d2が形成されている。ストッパ片37d2は、第二レバー37の初期位置(操作前位置)を規定する。ストッパ片37d2は、アッパーブラケット45の前端ストッパ部45bに当接することで、初期位置にある第二レバー37のブレーキロックケーブル38側(前方側)への回動を規制する。
レバー部37aの基端側には、弾性部材61を介して第二レバースイッチ39を作動させる円柱状の係合突起37gが上方に向けて突設されている。係合突起37gは、第二レバー37が回動操作される際に弾性部材61が有する板バネ部63に当接し、この板バネ部63を弾性変形させつつ後方(第二レバースイッチ39側)に変位させる。係合突起37gは、板バネ部63を後方に変位させつつ、この板バネ部63を介して第二レバースイッチ39を作動させる。弾性部材61については後に詳述する。
ここで、第二レバー37の基本的な動きについて説明する。
図3を参照し、第二レバー37は、レバー部37aを前方に移動させてストッパ片37d2をアッパーブラケット45の前端ストッパ部45bに当接させた初期位置(操作前位置または非ロック位置、図中符号37(P11)で示す)と、レバー部37aを後方に移動させてレバー部37aをアッパーブラケット45の後端ストッパ部45cに当接させたロック作動位置(図中符号37(P12)で示す)と、の間で回動可能である。
第二レバー37は、ロック作動位置37(P12)まで回動すると、ブレーキロックケーブル38を介してロックカム58をロック作動位置58(P12)まで回動させる。第二レバー37は、ブレーキペダル52が踏み込まれた状態で、ロックカム58がロック作動位置58(P12)まで回動可能となったときに、前記ロック作動位置52d(P3)まで回動操作可能となる。第二レバー37は、ブレーキペダル52が踏み込まれ、作動アーム部52dの先端部52d1がロックカム58の回動領域から外れた状態(ロッド牽引位置52d(P2)にある状態)で回動操作可能となる。
第二レバー37が前記ロック作動位置37(P12)まで回動操作された状態で、ブレーキペダル52の踏み込みを解除すると、ロックカム58が支軸59と作動アーム部52dの先端部52d1との間に噛み込まれ、ブレーキペダル52の回動が前記ロック作動位置52(P3)でロックされる。これにより、後輪ブレーキ25が制動状態に保持されたパーキングブレーキ状態となる。
ここで、ブレーキロックケーブル38の部品公差が大きかったり、ブレーキロックケーブル38および第二レバー37の相対位置の公差が大きかったりすると、第二レバー37のロック作動位置37(P12)にばらつきが生じる。そこで、公差が大きい場合であっても、ロックカム58を確実にロック作動位置58(P12)まで回動可能とするために、第二レバー37は、ロック作動位置37(P12)を少量だけ越えた後方停止位置(後端ストッパ部45cに当接する位置)までオーバーストローク可能とされる。つまり、第二レバー37のロック作動位置37(P12)は、第二レバー37が後端ストッパ部45cに当接する位置よりも手前にある。
さらに、実施形態では、第二レバー37のオーバーストロークが第二レバースイッチ39への当接によって阻害されないように、第二レバー37が弾性部材61の板バネ部63を介して第二レバースイッチ39を押圧する構成としている。
図中符号37jは、第二レバー37を初期位置37(P11)側またはロック作動位置37(P12)側の何れかに付勢する付勢スプリングを示す。付勢スプリング37jは、トーションコイルスプリングであり、一対のコイル端を第二レバー37およびベースブラケット42にそれぞれ係止させる。付勢スプリング37jは、一対のコイル端の間の距離を縮めるように弾性変形した状態で、第二レバー37およびベースブラケット42に取り付けられている。
付勢スプリング37jは、第二レバー37が初期位置37(P11)およびロック作動位置37(P12)の間の回動範囲の中間位置(中央位置に限らない)にあるときに、一対のコイル端の距離を最短とする。付勢スプリング37jは、第二レバー37が前記中間位置よりも初期位置37(P11)側にあるときは、第二レバー37を初期位置37(P11)側に付勢し、第二レバー37が前記中間位置よりもロック作動位置37(P12)側にあるときは、第二レバー37をロック作動位置37(P12)側に付勢する。
図9~図13を参照し、第二レバーブラケット41は、第一レバーブラケット30と別体をなし、第一レバーブラケット30に着脱可能に取り付けられている。第二レバーブラケット41は、第二レバー37を回動可能に支持する第二レバー支持部41aと、ブレーキロックケーブル38のアウターケーブル38bの一端を支持する第二部材支持部43jと、第一レバーブラケット30のミラー締結ボス30aに締結固定される締結固定部44cと、を備えている。
図13を参照し、第二レバーブラケット41は、第二レバー37を下方から支持するベースブラケット42と、ベースブラケット42に上方から着脱可能に取り付けられ、ベースブラケット42と協働して第二レバー37を上下方向で挟み込むように支持するアッパーブラケット45と、に分割される。
ベースブラケット42は、平坦状をなして略水平に配置されるブラケット本体43と、ブラケット本体43の後上方側にオフセットした締結固定部44cを形成する締結ステー44と、を一体に結合して構成されている。ブラケット本体43および締結ステー44は、それぞれ規定厚さの鋼板にプレス成形を施して形成されている。
ブラケット本体43は、第二レバー37の回動軸37cと直交する複数の平面部を段差状に連ねた態様をなしている。複数の平面部は、回動軸37cの挿通孔43a1を中心とした円形の範囲に設けられる第一平面部43aと、第一平面部43aの周囲を囲う略五角形の範囲に設けられ、第一平面部43aに対して下方へ段差状に変位した第二平面部43bと、第二平面部43bの前方側かつ車幅方向外側に略扇状に広がる範囲に設けられ、第二平面部43bに対して下方へ段差状に変位した第三平面部43cと、を含んでいる。ベースブラケット42は、各平面部を略水平にして配置されている。
ブラケット本体43は、平面視において、車幅方向に対して傾斜した右グリップ部4gの軸方向と平行に延びる前後縁部43d,43eと、右グリップ部4gの軸方向と直交するように延びて前後縁部43d,43eの車幅方向外側端の間に渡る外側縁部43fと、を形成している。前縁部43dの車幅方向内側には、段階的に後方側へ屈曲した第二前縁部43d1および第三前縁部43d2が形成されている。後縁部43eの車幅方向内側には、前方側へ屈曲した内側縁部43gが形成されている。
第三前縁部43d2と内側縁部43gとの間には、車幅方向内側へ延びた後に上方に屈曲して延びる第二部材支持部43jが形成されている。第二部材支持部43jは、アウターケーブル38bの端部に固定された円筒状のエンドキャップ38b1を固定的に保持する。エンドキャップ38b1は、軸方向の中間位置(中央位置に限らない)に、周方向に延びる環状溝を形成する溝形成部38b2を有している。第二部材支持部43jの上方屈曲部には、上方に開放する保持凹部43j1が形成されている。この保持凹部43j1内にエンドキャップ38b1の溝形成部38b2が落とし込まれて保持されている。
第二前縁部43d1および第三前縁部43d2の間の凸形状部には、下面側から接合されたウェルドボルト43hの首下が上方に向けて突出している。ウェルドボルト43hは、締結ナット43h1と協働して、アッパーブラケット45の前端締結部45b1をブラケット本体43に締結固定している。
締結ステー44は、ブラケット本体43の外側縁部43fに沿うように延びる帯状の鋼板をクランク状に屈曲させた態様をなしている。締結ステー44は、ブラケット本体43の第二平面部43bの車幅方向内側の下面に接合される接合部44aと、後縁部43eの直ぐ後方で接合部44aの後端から上方へ屈曲して延びる起立部44bと、起立部44bの上端から後方へ屈曲して延びる締結固定部44cと、を備えている。締結固定部44cは、第一レバーブラケット30のミラー締結ボス30aの頂面に上方から当接した状態で、上方から螺着した締結ボス30bによって締結ボス30aに締結固定されている。締結ステー44の幅方向両側には、補強フランジ44dが屈曲形成されている。
アッパーブラケット45は、ブラケット本体43の各平面部と平行な上平面部45aと、上平坦部の前後端部からそれぞれ下方に屈曲して延びる前端ストッパ部45bおよび後端ストッパ部45cと、を備えている。アッパーブラケット45は、ブラケット本体43と同様、規定厚さの鋼板にプレス成形を施して形成されている。
上平面部45aは、ブラケット本体43の上方に間隔を空けて対向配置される。上平面部45aは、平面視で略矩形状に形成されている。上平面部45aは、平面視において、第二部材支持部43jの上方屈曲部と略平行な内外側縁部45d,45eを形成している。内外側縁部45d,45eの前端間に渡る前縁部45fの車幅方向内側からは、第二レバー37の回動領域に向けて前端ストッパ部45bが延びている。前端ストッパ部45bは、上縁部の車幅方向内側から前方に延びた後に下方に屈曲して延びている。前端ストッパ部45bの下端は、ブラケット本体43の第三平面部43cに至り、この前端ストッパ部45bの下端から前方に向けて前端締結部45b1が延びている。前端締結部45b1は、前端ストッパ部45bの下端からブラケット本体43の第三平面部43cに沿って前方に屈曲して延びている。
内外側縁部45d,45eの後端間に渡る後縁部45gの車幅方向外側からは、第二レバー37の回動領域に向けて後端ストッパ部45cが延びている。後端ストッパ部45cは、下縁部の車幅方向外側から後方に延びた後に下方に屈曲して延びている。後端ストッパ部45cは、後方に回動した第二レバー37の後縁を当接させて、第二レバー37の後方停止位置(回動限界位置)を規定する。
外側縁部45eおよび後縁部45gの間の角部には、上面側から挿通、接合されたウェルドボルト45hの頭部が位置している。ウェルドボルト45hの首下は、上平面部45aを貫通して下面側へ突出している。ウェルドボルト45hの首下には、例えば段付きカラー45j(図9参照)が装着される。ウェルドボルト45hは、段付きカラー45jと協働して第二レバー37の回動軸37cを構成している。ウェルドボルト45hの首下は、ブラケット本体43の第一平面部43aの挿通孔43a1を貫通して下面側に突出し、この突出部分に締結ナット45h1が螺着される。これらウェルドボルト45h、段付きカラー45jおよび締結ナット45h1により、アッパーブラケット45の後部がブラケット本体43に締結固定されている。
ブラケット本体43の第一平面部43a、アッパーブラケット45の上平面部45a、ウェルドボルト45hおよび段付きカラー45jを含んで、第二レバー37を回動可能に支持する第二レバー支持部41aが構成されている。
アッパーブラケット45の上平面部45aには、第二レバースイッチ39を保持するスイッチ保持部46が取り付けられている。スイッチ保持部46は、円筒状のホルダ部46aと、ホルダ部46aの車幅方向内側に連なる固定部46bと、を備えている。固定部46bは、ホルダ部46aの上部と面一状に連なる半円筒部46b1と、半円筒部46b1の周方向の両端部からアッパーブラケット45の上面に延びた後にこの上面に沿って互いに反対方向に延びる一対の接合フランジ46b2と、を備えている。一対の接合フランジ46b2は、アッパーブラケット45の上面に溶接等により固定されている。
ホルダ部46a内には、円柱状の第二レバースイッチ39が挿通、保持されている。第二レバースイッチ39は、軸方向をブレーキロックケーブル38のエンドキャップ38b1と略平行にして配置されている。第二レバースイッチ39およびブレーキロックケーブル38のエンドキャップ38b1は、概ね車幅方向と平行に配置されている。第二レバースイッチ39の車幅方向外側には、第二レバー37の回動により押圧されることで第二レバー37の回動を検出する検出突部39aが配置されている。第二レバースイッチ39の車幅方向内側に延びるハーネス39b、およびブレーキロックケーブル38は、第二レバーブラケット41から車幅方向内側へ、互いに略平行に引き出されている。
第二レバースイッチ39は、第二レバー37を握る操作(ブレーキロック操作)を検出するスイッチである。第二レバースイッチ39が第二レバー37のブレーキロック操作を検知したときは、リヤブレーキスイッチ55がブレーキペダル52の踏み込みを検知していても、ブレーキランプは消灯したまままとなる。
<カバー部材>
図4~図8を参照し、第二レバー機構40には、平面視でベースブラケット42と概ね重なる外形状をなすカバー部材47が取り付けられている。カバー部材47は、上下幅を抑えた偏平状をなし、かつ下方に開放する箱状をなしている。カバー部材47の下開放部は、ベースブラケット42が嵌め込まれることで実質的に閉塞されている。カバー部材47は、例えば合成樹脂製として軽量化され、第一レバーブラケット30の締結ボス30aに対してベースブラケット42と共締め固定されている。カバー部材47は、第二レバー機構40の機構部分(第二レバー支持部41a、作動アーム部37d、第二レバースイッチ39および弾性部材61等)を上方から覆うように取り付けられ、前記機構部分に雨水や外力等の外乱が及ぶことを防いでいる。
<ブレーキロックケーブル>
図3、図9~図12を参照し、ブレーキロックケーブル38は、インナーケーブル38cと、インナーケーブル38cを摺動可能に挿通するアウターケーブル38b(ガイド部材)と、を備えている。インナーケーブル38cは、第二レバー37の回動操作によって駆動される伝動部材(操作伝達部材)である。インナーケーブル38cの両端には、それぞれケーブル本体の長手方向と直交する円柱状の太鼓駒部38c1が一体形成されている。
インナーケーブル38cは、一端が第二レバー37の回動操作力により引かれ、他端がブレーキロック機構26のブレーキペダル52の付勢力により引かれる。アウターケーブル38bは、インナーケーブル38cをストローク可能に挿通保持している。インナーケーブル38cは、両端側に交互に引かれることで、アウターケーブル38bに対して往復動する。インナーケーブル38cは、両端の一方から他方へ引張り力を伝達可能である。
ブレーキロックケーブル38は、第二レバー37の操作が伝達される第二操作伝達機構38Aを構成している。
<弾性部材>
図9~図12を参照し、第二レバー37と第二レバースイッチ39との間には、弾性部材61が配置されている。弾性部材61は、アッパーブラケット45の上平面部45aに固定される固定部62と、固定部62から上平面部45aに沿うように延びる板バネ部63と、を備えている。
図14~図17を併せて参照し、固定部62は、アッパーブラケット45の上平面部45aに固定される固定フランジ62aと、固定フランジ62aの車幅方向外側の端部から上方に屈曲して延びる起立部62bと、を含んでいる。固定部62は、回動軸37cの前方に配置される第二レバースイッチ39のさらに前方に配置されている。固定フランジ62aは、アッパーブラケット45の上平面部45aにおける前縁部45fに沿う部位(以下、固定座面45a1ということがある。)に、上平面部45aと軸方向を直交させる雄ネジ62c1により締結、固定されている。図中符号62c2は固定座面45a1における雄ネジ62c1の挿通孔(または雌ネジ孔)を示す。
固定フランジ62aは、雄ネジ62c1を挿通するネジ挿通孔62cと、ネジ挿通孔62cの周囲に離間して設けられ、上平面部45aに突設された位置決め突部62d1を嵌め込む位置決め孔62dと、を備えている。これにより、固定フランジ62aひいては弾性部材61の固定位置が精度良く位置づけられ、第二レバースイッチ39の動作精度を向上させる。位置決め孔62dおよび位置決め突部62d1はネジ締結時における固定フランジ62aの回り止めになるので、固定フランジ62aひいては弾性部材61の取り付け作業が容易になる。
起立部62bは、アッパーブラケット45に対して実質的に固定されている。この起立部62bの側縁から板バネ部63が延びている。板バネ部63は、第二レバー37の回動軸37cの軸方向を幅方向とした帯状をなし、上平面部45aに沿うように延びている。板バネ部63は、回動軸37cの軸方向視(上平面部45aの法線方向視)で略M字状に屈曲している。板バネ部63は、固定部62側から順に、第一山形部64、谷形部65、第二山形部66を形成している。板バネ部63は、後述する下方ストッパ片67を除き、アッパーブラケット45の上平面部45aよりも上方に配置されている。
以下、特に記載がなければ第二レバー37の操作前の状態における弾性部材61について説明する。
第一山形部64は、固定部62から車幅方向外側に延びる第一傾斜部64aと、第一傾斜部64aの車幅方向外側の先端から後方に屈曲して延びる第二傾斜部64bと、を有している。第一山部は、回動軸37cの軸方向視で前方側に凸の山形に形成されている。
谷形部65は、第二傾斜部64bの後方に連なって形成され、第二レバースイッチ39の検出突部39aの車幅方向外側を通過するように後方に延びる第三傾斜部65aと、第三傾斜部65aの後端から車幅方向外側へ屈曲して延びる第四傾斜部65bと、を有している。谷形部65は、回動軸37cの軸方向視で後方側に凹む谷形に形成されている。
第二山形部66は、第四傾斜部65bの車幅方向外側に連なって車幅方向外側に延びる第五傾斜部66aと、第五傾斜部66aの車幅方向外側の先端から後方側への傾斜角度を増すように屈曲して延びる第六傾斜部66bと、を有している。第二山形部66は、回動軸37cの軸方向視で前方側に凸の山形に形成されている。
第一山形部64は、谷形部65および第二山形部66よりも上下幅(帯幅)が狭く、相対的に弾性変形しやすい。谷形部65の第三傾斜部65aの下方には、下方ストッパ片67が突設されている。下方ストッパ片67は、アッパーブラケット45の上平面部45aと上下方向で重なる高さにある。
第二レバー37の操作前において、谷形部65の内側には、第二レバー37の上面に突設された係合突起37gが配置されている。係合突起37gは、板バネ部63に前方側かつ車幅方向外側から当接可能である。係合突起37gは、第二レバー37の後方への回動操作に応じて、板バネ部63の基端側(固定部62側)から先端側へ移動しながら板バネ部63の各部に当接していく。
係合突起37gは、第二レバー37の操作前には、谷形部65の内側で谷形部65から僅かに離間して配置されている。係合突起37gは、第二レバー37が後方側へ回動するように操作されるに従い、谷形部65の第四傾斜部65bに当接してこれを後方へ押圧する。すると、板バネ部63の内の上下幅の狭い第一山形部64(板バネ部63の基端側)から弾性変形が開始される。
係合突起37gは、第四傾斜部65b(および第二山形部66の第五傾斜部66a)に摺接しながら後方かつ車幅方向外側に移動し、板バネ部63を弾性変形させる。この弾性変形により、第三傾斜部65aが第二レバースイッチ39の検出突部39aに当接し、検出突部39aを第二レバースイッチ39の軸方向に沿って車幅方向内側へ押圧する。第二レバースイッチ39は、板バネ部63に押圧される前と後とで、内部に有する接点の接続状態(オンオフ)を切り替え、もってレバー操作の検知を可能とする。
板バネ部63がある程度弾性変形すると、やがて下方ストッパ片67がアッパーブラケット45に当接する。その後、さらに第二レバー37が回動操作されると、板バネ部63は、下方ストッパ片67に連なる第三傾斜部65aの周辺を基端とした弾性変形に切り替わる。
さらに第二レバー37の回動操作が進むと、係合突起37gは、第二山形部66の第五傾斜部66aから第六傾斜部66bに至り、第二レバー37の回動角度に対する板バネ部63の弾性変形量の度合いを低下させる。これにより、第二レバー37の回動操作の終盤に要する操作力の増加が抑えられる。なお、第六傾斜部66bの角度設定によっては、第二レバー37をロック作動位置37(P12)側へ付勢することも可能である。
このように、第二レバー37が回動操作されると、係合突起37gは、弾性部材61の板バネ部63を弾性変位させつつ、この板バネ部63を介して第二レバースイッチ39の検出突部39aを押圧する。弾性部材61(板バネ部63)は、第二レバー37の回動操作に伴い弾性変形し、第二レバースイッチ39を押圧する。弾性部材61(板バネ部63)は、スイッチ押圧後も弾性変形することで(弾性変形量を増加させることで)、第二レバー37(係合突起37g)と第二レバースイッチ39(検出突部39a)との相対位置関係の変位を許容する。
実施形態のパーキングブレーキ装置25Aは、ブレーキロックケーブル38のアウターケーブル38bの両端にアジャスト機構(ケーブル長調整機構)を持たない構成である。この場合、レバー操作前にブレーキロックケーブル38に張力が作用しないように、ブレーキロックケーブル38の部品公差等を考慮して第二レバー37の遊びが大きく設定される。
他方、ブレーキロック機構26を作動させるための第二レバー37の回動操作量は変わらないので、第二レバー37のロック作動位置37(P12)にはばらつきが生じやすい。このとき、第二レバー37が第二レバースイッチ39に直接当接して押圧する構成であると、第二レバー37のロック作動位置37(P12)が第二レバースイッチ39との当接の影響を受けることや、第二レバースイッチ39を押圧しきれず第二レバースイッチ39の動作不良を誘発する虞がある。
これに対し、弾性部材61が弾性変形した状態で第二レバースイッチ39を押圧してレバー操作を検知させることで、第二レバー37を確実にロック作動位置37(P12)まで回動可能となり、かつ第二レバースイッチ39の動作精度(作動性)を確保することができる。
以上説明したように、上記実施形態におけるレバー支持構造は、操作力を受けて回動し、前記操作力をブレーキロックケーブル38に伝達する第二レバー37と、前記第二レバー37を回動可能に支持する第二レバーブラケット41と、前記第二レバーブラケット41に支持され、検出突部39aが押圧されることで前記第二レバー37の回動操作を検知する第二レバースイッチ39と、前記第二レバー37と前記第二レバースイッチ39との間に設けられ、前記第二レバー37への回動操作に伴い弾性変形しながら前記第二レバースイッチ39の検出突部39aを押圧する弾性部材61と、を備えている。
この構成によれば、第二レバー37の回動操作時には、弾性部材61が弾性変形しつつ第二レバースイッチ39を押圧してレバー操作を検知させる。これにより、第二レバー37および第二レバースイッチ39の取り付け位置のばらつき等を弾性部材61の弾性変形で吸収可能となる。このため、第二レバースイッチ39の動作精度(作動性)を確保することができる。その結果、ブレーキロックケーブル38のアジャスト機構の廃止を図ることができる。つまり、レバー側アジャスト機構を設ける必要がなくなり、かつペダル側アジャスト機構も設ける必要もなくなる。このため、部品点数削減によるコストダウンと第二レバー37周辺の小型化とを図ることができる。
上記レバー支持構造において、第一レバーであるブレーキレバー27と、前記ブレーキレバー27を回動可能に支持する第一レバーブラケット30と、を備え、前記第二レバーブラケット41は、前記第一レバーブラケット30に着脱可能に取り付けられ、前記第二レバースイッチ39および前記弾性部材61は、前記第二レバーブラケット41に取り付けられている。
この構成によれば、二つのレバーを有する構成において、第二レバー37の操作時には、弾性部材61が弾性変形しつつ第二レバースイッチ39を押圧してレバー操作を検知させる。これにより、第二レバー37および第二レバースイッチ39の取り付け位置のばらつき等を弾性部材61の弾性変形で吸収可能となり、第二レバースイッチ39の動作精度(作動性)を確保することができる。その結果、ブレーキロックケーブル38のアジャスト機構の廃止を図ることができる。つまり、レバー側アジャスト機構を設ける必要がなくなり、かつペダル側アジャスト機構も設ける必要もなくなる。このため、部品点数削減によるコストダウンを図ることができる。また、第二レバーブラケット41およびこれに支持される各部品(第二レバー37、第二レバースイッチ39および弾性部材61)を小組体とし、第一レバーブラケット30に対して一体的に着脱することができる。また、車両の仕様の違いによって第二レバー37の有無が生じる場合であっても共通部品を確保できるので、コストダウンをすることができる。したがって、車両の仕様の違いによって第二レバー37の有無が生じる場合であっても共通部品を確保できるので、コストダウンをすることができる。
上記レバー支持構造において、前記ブレーキレバー27の回動軸27cと前記第二レバー37の回動軸37cとは、互いに別軸となるように配置されている。
この構成によれば、ブレーキレバー27および第二レバー37の各回動軸27c,37cが互いに別軸の構成において、第一レバー(ブレーキレバー27)および第二レバー37のレイアウトの自由度を向上させることができる。その結果、第二レバー37のピボット周りをブレーキレバー27のピボット周りに可及的に近づけて配置することが可能となり、第二レバー37の操作性を向上させることができる。
上記レバー支持構造において、前記第二レバーブラケット41は、前記第二レバー37を下方から支持するベースブラケット42と、前記ベースブラケット42に上方から取り付けられて前記ベースブラケット42とともに前記第二レバー37を挟み込んで支持するアッパーブラケット45と、を備え、前記第二レバースイッチ39および前記弾性部材61は、前記アッパーブラケット45の上平面部45aに取り付けられている。
この構成によれば、第二レバースイッチ39および弾性部材61の固定箇所が相対的に精度良く位置づけられるので、弾性部材61を介した第二レバースイッチ39の動作精度を向上させることができる。また、第二レバースイッチ39および弾性部材61が第二レバーブラケット41の上面側に配置されるので、第二レバースイッチ39および弾性部材61の組み付けおよびメンテナンスを容易にすることができる。
上記レバー支持構造において、前記第二レバーブラケット41は、前記弾性部材61を固定するための固定座面45a1を有し、前記弾性部材61は、前記固定座面45a1に法線方向で当接した状態で、前記固定座面45a1に雄ネジ62c1を用いて締結固定される固定フランジ62aを備え、前記固定フランジ62aは、前記雄ネジ62c1を挿通するネジ挿通孔62cと、前記ネジ挿通孔62cの外周側に離間して設けられ、前記固定座面45a1に突設された位置決め突部62d1に篏合する位置決め孔62dと、を備えている。
この構成によれば、第二レバーブラケット41の固定座面45a1に弾性部材61の固定フランジ62aを締結固定する際、固定フランジ62aひいては弾性部材61の位置決めが容易になり、かつ雄ネジ62c1の締め込みによる弾性部材61の共回りが規制される。その結果、弾性部材61の取り付け作業が容易になるとともに、弾性部材61を精度良く固定可能となり、弾性部材61を介した第二レバースイッチ39の動作精度を向上させることができる。
上記レバー支持構造において、前記弾性部材61は、前記第二レバーブラケット41(アッパーブラケット45)の上平面部45aに固定される固定部62と、前記上平面部45aの法線方向を幅方向とした帯状をなし、前記固定部62から前記上平面部45aに沿うように延びる板バネ部63と、を備え、前記固定部62は、前記第二レバースイッチ39の前方に配置され、前記第二レバースイッチ39の後方には、前記第二レバー37の回動軸37cが配置され、前記第二レバースイッチ39は、前記検出突部39aを車幅方向外側に向けて配置され、前記板バネ部63は、前記固定部62から車幅方向外側に延びる第一傾斜部64aと、前記第一傾斜部64aの先端から後方に屈曲して延びる第二傾斜部64bと、を有し、前記法線方向から見て前方側に凸の山形に屈曲した第一山形部64と、前記第二傾斜部64bに連なって後方に延び、前記検出突部39aの車幅方向外側に隣接して配置される第三傾斜部65aと、前記第三傾斜部65aの後端から車幅方向外側へ屈曲して延びる第四傾斜部65bと、を有し、前記法線方向から見て後方側に凹む谷形に屈曲した谷形部65と、前記第四傾斜部65bに連なって車幅方向外側に延びる第五傾斜部66aと、前記第五傾斜部66aの外側端から後方側へ屈曲して延びる第六傾斜部66bと、を有し、前記法線方向から見て前方側に凸の山形に屈曲した第二山形部66と、を備え、前記第二レバー37は、操作前に前記谷形部65の内側に配置される係合突起37gを備え、前記係合突起37gは、前記第二レバー37の回動操作に伴い、が後方側へ回動するように操作されるに従い、前記第四傾斜部65bを後方側に押圧して前記板バネ部63を弾性変形させつつ車幅方向外側に移動し、この弾性変形によって前記第三傾斜部65aが前記検出突部39aを車幅方向内側に押圧し、さらに、前記係合突起37gは、前記第五傾斜部66aから前記第六傾斜部66bに移動する。
この構成によれば、板バネ部63が全体的にM字形状に屈曲し、第二レバー37の係合突起37gは、板バネ部63の中央の谷形部65から板バネ部63の先端側(固定部62と反対側)の第二山形部66を乗り越えるように摺接する。これにより、板バネ部63を後方側かつ車幅方向内側へ弾性変形させつつ、谷形部65によって第二レバースイッチ39の検出突部39aを押圧可能となる。このように、板バネ部63の屈曲形状を利用して、板バネ部63の弾性変形と第二レバースイッチ39の押圧とをコントロールしやすくすることができる。
また、係合突起37gは、第二山形部66の頂部を越えた後は、第二レバー37の回動角度に対する板バネ部63の弾性変形量を減少させる。これにより、レバー操作力の増大を抑えるとともに、第二レバー37をロック作動位置37(P12)に保持するためのレバー保持力の増大を抑えることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、第二レバー37は、ブレーキロックレバーに限らず、他の装置の第二レバーであったり、冷間時または熱間時のスタータレバーであったり、デコンプレバーであったりしてもよい。アジャスト機構を無くす操作伝達機構は、ケーブル式に限らず油圧式であってもよい。
第二レバーブラケット41の締結部は、ミラー締結ボスに限らず、例えばハンドルクランプ部33と共締めしたり専用の締結部を設けたりしてもよい。
図18を参照し、弾性部材61の変形例(符号161で示す)について説明する。弾性部材161は、アッパーブラケット45の上平面部45aに回動可能に支持される基部162と、基部162から上平面部45aに沿うように延びる板バネ部163と、を備えている。
基部162は、上平面部45aと平行に配置されるフランジ162aと、フランジ162aの車幅方向外側の端部から上方に屈曲して延びる起立部162bと、を含んでいる。
基部162のフランジ162aは、アッパーブラケット45の上平面部45aに、雄ネジ162c1によって連結されている。基部162は、上平面部45aと軸方向を直交させる雄ネジ162c1を中心に回動可能に支持されている。雄ネジ162c1は、例えば段付きボルトとして構成されるか、カラーを外嵌させる等により、フランジ162aを回動可能としつつ上平面部45aに締め込まれる。フランジ162aは、上平面部45aに対して隙間を確保した状態で支持される。この変形例では上平面部45aの位置決め突部62d1は無くされている。
基部162は、第二レバースイッチ39の前方に配置されている。フランジ162aは、アッパーブラケット45の上平面部45aにおける前縁部45fに沿う部位(前記固定座面45a1に相当する部位)に配置されている。基部162は、起立部162bの前側の側縁から車幅方向内側に屈曲して延びる弾性片162cを含んでいる。弾性片162cは、上平面部45aの前縁部45fに前方から弾接し、もって弾性部材161を雄ネジ162c1中心で図中右回り(板バネ部163を第二レバースイッチ39の検出突部39aに押し付ける側)に付勢する。検出突部39aは突出方向に付勢されており、板バネ部163は、検出突部39aを没入させない程度に検出突部39aに当接、付勢した状態となる。
基部162の起立部162bの後側の側縁から板バネ部163が延びている。板バネ部163は、第二レバー37の回動軸37cの軸方向(上平面部45aの法線方向)を幅方向とした帯状をなし、上平面部45aに沿うように延びている。板バネ部163は、例えば前記板バネ部63に対して第一山形部64を無くした構成であるが、板バネ部63と同様に第一山形部64を有して全体的に略M字状に屈曲した構成でもよい。
第二レバー37の操作前において、谷形部65の内側には、第二レバー37の係合突起37gが配置されている。係合突起37gは、第二レバー37の後方への回動操作に応じて、板バネ部163の基端側から先端側へ移動しながら板バネ部163の各部に当接していく。
係合突起37gは、第二レバー37が後方側へ回動するように操作されるに従い、谷形部65の第四傾斜部65bに当接してこれを後方へ押圧する。すると、係合突起37gは、第四傾斜部65b(および第二山形部66の第五傾斜部66a)に摺接しながら、後方かつ車幅方向外側に移動し、弾性部材161を弾性変形させつつ雄ネジ162c1中心で図中右回りに回動させる。これにより、第三傾斜部65aが第二レバースイッチ39の検出突部39aを押圧し、もって第二レバースイッチ39がレバー操作を検知可能となる。
板バネ部63は、検出突部39aを押圧しきった後も弾性変形し、第二レバー37のさらなる回動操作を許容する。
このように、第二レバー37が回動操作されると、係合突起37gは、弾性部材161の板バネ部163を回動させるとともに適宜弾性変位させつつ、この板バネ部163を介して第二レバースイッチ39の検出突部39aを押圧する。弾性部材161(板バネ部163)は、スイッチ押圧後も弾性変形することで(弾性変形量を増加させることで)、第二レバー37(係合突起37g)と第二レバースイッチ39(検出突部39a)との相対変位を許容する。弾性部材161は、アッパーブラケット45に回動可能に支持されることで、弾性変形量を抑えて曲げ応力を小さくし、板バネ部163の強度確保のための肥大化を抑えている。これにより、第二レバー37周辺の大型化が抑制される。
前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。また、原動機に電気モータを含む車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
27 ブレーキレバー(第一レバー)
27c 回動軸
30 第一レバーブラケット
37 第二レバー(操作レバー)
37c 回動軸
37g 係合突起
38 ブレーキロックケーブル
38A 第二操作伝達機構(操作伝達機構)
39 第二レバースイッチ(レバースイッチ)
39a 検出突部
41 第二レバーブラケット(レバーブラケット)
42 ベースブラケット
45 アッパーブラケット
45a 上平面部(上面部、平面部)
45a1 固定座面
61,161 弾性部材
62 固定部
62a 固定フランジ(被締結部)
62c ネジ挿通孔
62c1 雄ネジ(ネジ部品)
62d 位置決め孔
62d1 位置決め突部
63,163 板バネ部
64 第一山形部
64a 第一傾斜部
64b 第二傾斜部
65 谷形部
65a 第三傾斜部
65b 第四傾斜部
66 第二山形部
66a 第五傾斜部
66b 第六傾斜部

Claims (5)

  1. 操作力を受けて回動し、前記操作力を操作伝達機構(38A)に伝達する操作レバー(37)と、
    前記操作レバー(37)を回動可能に支持するレバーブラケット(41)と、
    前記レバーブラケット(41)に支持され、検出突部(39a)が押圧されることで前記操作レバー(37)の回動操作を検知するレバースイッチ(39)と、
    前記操作レバー(37)と前記レバースイッチ(39)との間に設けられ、前記操作レバー(37)への回動操作に伴い弾性変形しながら前記レバースイッチ(39)の検出突部(39a)を押圧する弾性部材(61,161)と、を備え
    前記操作レバー(37)は、第一レバー(27)に対する第二レバー(37)として設けられ、
    前記レバーブラケット(41)は、前記第一レバー(27)を回動可能に支持する第一レバーブラケット(30)に対する第二レバーブラケット(41)として設けられ、
    前記第二レバーブラケット(41)は、前記第一レバーブラケット(30)に着脱可能に取り付けられ、
    前記レバースイッチ(39)および前記弾性部材(61,161)は、前記第二レバーブラケット(41)に取り付けられ、
    前記第二レバーブラケット(41)は、
    前記第二レバー(37)を、レバー支持構造が車両に組み付けられた状態における車両上下方向の下方から支持するベースブラケット(42)と、
    前記ベースブラケット(42)に前記車両上下方向の上方から取り付けられて前記ベースブラケット(42)とともに、前記第二レバー(37)を挟み込んで支持するアッパーブラケット(45)と、を備え、
    前記レバースイッチ(39)および前記弾性部材(61,161)は、前記アッパーブラケット(45)における前記車両上下方向の上面側(45a)に取り付けられることを特徴とするレバー支持構造。
  2. 前記第一レバー(27)の回動軸(27c)と前記第二レバー(37)の回動軸(37c)とは、互いに別軸となるように配置されることを特徴とする請求項1に記載のレバー支持構造。
  3. 前記レバーブラケット(41)は、前記弾性部材(61)を固定するための固定座面(45a1)を有し、
    前記弾性部材(61)は、前記固定座面(45a1)に法線方向で当接した状態で、前記固定座面(45a1)にネジ部品(62c1)を用いて締結固定される被締結部(62a)を備え、
    前記被締結部(62a)は、前記ネジ部品(62c1)を挿通するネジ挿通孔(62c)と、前記ネジ挿通孔(62c)の外周側に離間して設けられ、前記固定座面(45a1)に突設された位置決め突部(62d1)に篏合する位置決め孔(62d)と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のレバー支持構造。
  4. 前記弾性部材(61)は、前記レバーブラケット(41)の平面部(45a)に固定される固定部(62)と、前記平面部(45a)の法線方向を幅方向とした帯状をなし、前記固定部(62)から前記平面部(45a)に沿うように延びる板バネ部(63)と、を備え、
    前記固定部(62)は、前記レバースイッチ(39)における、レバー支持構造が車両に組み付けられた状態における車両前後方向の前方に配置され、前記レバースイッチ(39)における前記車両前後方向の後方には、前記操作レバー(37)の回動軸(37c)が配置され、
    前記レバースイッチ(39)は、前記検出突部(39a)を車幅方向外側に向けて配置され、
    前記板バネ部(63)は、
    前記固定部(62)から車幅方向外側に延びる第一傾斜部(64a)と、前記第一傾斜部(64a)の先端から前記車両前後方向の後方に屈曲して延びる第二傾斜部(64b)と、を有し、前記法線方向から見て前記車両前後方向の前方側に凸の山形に屈曲した第一山形部(64)と、
    前記第二傾斜部(64b)に連なって前記車両前後方向の後方に延び、前記検出突部(39a)の車幅方向外側に隣接して配置される第三傾斜部(65a)と、前記第三傾斜部(65a)における前記車両前後方向の後端から車幅方向外側へ屈曲して延びる第四傾斜部(65b)と、を有し、前記法線方向から見て前記車両前後方向の後方側に凹む谷形に屈曲した谷形部(65)と、
    前記第四傾斜部(65b)に連なって車幅方向外側に延びる第五傾斜部(66a)と、前記第五傾斜部(66a)の外側端から前記車両前後方向の後方側へ屈曲して延びる第六傾斜部(66b)と、を有し、前記法線方向から見て前記車両前後方向の前方側に凸の山形に屈曲した第二山形部(66)と、を備え、
    前記操作レバー(37)は、操作前に前記谷形部(65)の内側に配置される係合突起(37g)を備え、
    前記係合突起(37g)は、前記操作レバー(37)の回動操作に伴い、前記第四傾斜部(65b)を前記車両前後方向の後方側に押圧して前記板バネ部(63)を弾性変形させつつ車幅方向外側に移動し、この弾性変形によって前記第三傾斜部(65a)が前記検出突部(39a)を車幅方向内側に押圧し、
    さらに、前記係合突起(37g)は、前記第五傾斜部(66a)から前記第六傾斜部(66b)に移動することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のレバー支持構造。
  5. 前記弾性部材(161)は、前記レバーブラケット(41)に対し、前記操作レバー(37)への回動操作に伴い回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレバー支持構造。
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