JP7085795B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献2には、微粒子の発生が抑制され、取り扱いやすい適度の平均粒径(200~350μm程度)を有し、かつ流動分布のシャープな高吸水性樹脂が開示されている。特許文献3には、微粉および粗粉が少なく、粒度分布が狭い吸水性樹脂粒子が開示されている。
従って、本開示は、初期吸上げ性と、経時吸上げ性に優れる第1吸収体を含み、吸収性に優れる吸収性物品を提供することを目的とする。
[態様1]
液透過性シート、第1吸収体、第2吸収体及び液不透過性シートを、その順で備える吸収性物品であって、
第1吸収体が、0.90~0.99の平均真球度と、0.01~0.20の粒径の変動係数と、吸水時ゲル強度試験における、生理食塩水に対する、20~50mNの吸水時ゲル強度とを有する、複数の吸水性ポリマー粒子から成る吸水性ポリマー粒子層を含む、
ことを特徴とする、上記吸収性物品。
上記複数の吸水性ポリマー粒子が、発塵試験における、0.00~0.20質量%の発塵率を有する、態様1に記載の吸収性物品。
上記複数の吸水性ポリマー粒子が、保水性試験において、生理食塩水に対する、45~110倍の保水倍率(質量比)を有する、態様1又は2に記載の吸収性物品。
上記吸収性物品では、上記複数の吸水性ポリマーが所定の保水倍率を有するので、第1吸収体が、体液の保水性に優れる。また、それに伴い、上記吸収性物品が、その厚さに対して、体液の吸収性に優れる。
上記複数の吸水性ポリマー粒子が、吸水性試験において、生理食塩水に対する、60~120倍の吸水倍率(質量比)を有する、態様1~3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
上記吸収性物品では、上記複数の吸水性ポリマー粒子が所定の吸水倍率を有するので、第1吸収体が、体液の吸水性に優れる。また、それに伴い、上記吸収性物品が、その厚さに対して、体液の吸収性に優れる。
上記複数の吸水性ポリマー粒子が、吸上げ試験において、生理食塩水に対する、15~40mmの吸上げ高さを有する、態様1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
上記吸収性物品では、上記複数の吸水性ポリマー粒子が所定の吸上げ高さを有するので、上記吸水性ポリマー粒子層が、初期吸上げ性及び経時吸上げ性に優れる。
上記複数の吸水性ポリマー粒子が、吸上げ試験において、水に対する、15~40mmの吸上げ高さを有する、態様1~5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
上記吸収性物品では、上記複数の吸水性ポリマー粒子が、水に対して所定の吸上げ高さを有するので、上記吸水性ポリマー粒子層を含む第1吸収体が、イオン濃度の低い体液に対する初期吸上げ性及び経時吸上げ性に優れる。
液透過性シート、第1吸収体、第2吸収体及び液不透過性シートを、その順で備える吸収性物品であって、
第1吸収体が、0.90~0.99の平均真球度と、0.01~0.20の粒径の変動係数と、吸水時ゲル強度試験における、生理食塩水に対する、20~50mNの吸水時ゲル強度とを有する、複数の吸水性ポリマー粒子から成る吸水性ポリマー粒子層を含み、
上記複数の吸水性ポリマー粒子が、エチレン系不飽和モノマー、ラジカル重合開始剤及び水を含む重合組成物を、複数の液滴として、疎水性溶媒に放出し、上記疎水性溶媒内で、上記複数の液滴内の上記重合組成物を重合させ、上記複数の液滴から複数の吸水性ポリマー含水粒子を形成し、上記疎水性溶媒から、上記複数の吸水性ポリマー含水粒子を取り出し、そして上記複数の吸水性ポリマー含水粒子を乾燥することにより製造された、
ことを特徴とする、上記吸収性物品。
上記吸収性物品は、態様1に記載のものと同等の効果を有する。
上記複数の液滴が、0.01~0.20の液滴径の変動係数を有する、態様7に記載の吸収性物品。
上記複数の液滴が、所定の液滴径の変動係数を有することにより、製造される複数の吸水性ポリマー粒子が所定の粒径の変動係数を有しやすくなり、吸水性ポリマー粒子層、ひいては第1吸収体が、初期吸上げ性及び経時吸上げ性に優れやすくなる。
上記ラジカル重合開始剤が光ラジカル重合開始剤であり、上記複数の液滴に光を照射することにより、上記複数の液滴内の上記重合組成物を光重合させた、態様7又は8に記載の吸収性物品。
上記ラジカル重合開始剤が光ラジカル重合開始剤であることにより、製造される上記複数の吸水性ポリマー粒子が、所定の平均真球度と、所定の吸水時ゲル強度とを有しやすくなり、吸水性ポリマー粒子層、ひいては第1吸収体が、初期吸上げ性及び経時吸上げ性に優れやすくなる。
上記複数の液滴内の上記重合組成物を重合させる際の、上記疎水性溶媒の温度が、0℃超且つ30℃以下の範囲にある、態様7~9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
上記疎水性溶媒の温度が所定の範囲にあることにより、製造される上記複数の吸水性ポリマー粒子が、所定の平均真球度、所定の粒径の変動係数、所定の吸水時ゲル強度等を有しやすくなり、吸水性ポリマー粒子層、ひいては第1吸収体が、初期吸上げ性及び経時吸上げ性に優れやすくなる。また、上記複数の吸水性ポリマー粒子が、気泡を含みにくくなる。
上記複数の吸水性ポリマー粒子が、一次粒子として、300~800μmの平均粒径を有する、態様1~10のいずれか一項に記載の吸収性物品。
上記吸収性物品では、上記複数の吸水性ポリマー粒子が一次粒子として所定の平均粒径を有するので、従来の吸水性ポリマー粉末、例えば、逆相懸濁重合法により製造され、そして造粒により大粒径化されたものと比較して、上述の通水路が塞がれにくい。従って、吸水性ポリマー粒子層、ひいては第1吸収体が、初期吸上げ性及び経時吸上げ性に優れる。
第1吸収体が、上記吸水性ポリマー粒子層と、上記吸水性ポリマー粒子層に隣接して配置された基材シートとを含む、態様1~11のいずれか一項に記載の吸収性物品。
上記吸収性物品では、第1吸収体が所定の構造を有するため、上記吸収性物品が、その厚さに対して、体液の吸収性に優れる。
第2吸収体が、第2吸収コアと、第2コアラップとを含み、第2吸収コアが、パルプと、吸水性ポリマー粉末とを含む、態様1~12のいずれか一項に記載の吸収性物品。
・「吸水性ポリマー粒子」及び「吸水性ポリマー粉末」
本明細書では、「吸水性ポリマー粒子」及び「吸水性ポリマー粉末」は、区別して用いられている。
「吸水性ポリマー粒子」は、本開示が対象としている、所定の平均真球度と、所定の粒径の変動係数と、所定の吸水時ゲル強度とを有するものを意味する。
それに対して、「吸水性ポリマー粉末」は、上記吸水性ポリマー粒子に加え、逆相懸濁重合法、溶液重合法、気相法等の任意の製法により製造された、当技術分野で高吸収性ポリマー、SAP等と称されるものを含む。
水分率は、以下の通り測定される。
質量:ma(g)を測定した吸水性ポリマー粒子を、110℃のオーブンで10時間乾燥することにより乾燥後粒子を形成し、乾燥後粒子の質量:mb(g)を測定し、以下の式:
水分率(質量%)=(ma-mb)/ma
により算出する。
本明細書において、吸水性ポリマー粉末の「保水機能」に関連する用語(例えば、保水性、保水性試験、保水倍率、高保水状態等)は、吸水性ポリマー粉末が、その内部に有している液体(例えば、イオン交換水、生理食塩水、体液)等を対象としている。
また、本明細書において、吸水性ポリマー粉末の「吸水機能」に関連する用語(例えば、吸水性、吸水性試験、吸水倍率等)は、吸水性ポリマー粉末が、その内部又はその表面に有している液体(例えば、イオン交換水、生理食塩水、体液)等を対象としている。
図1は、本開示の実施形態の1つ(以下、「第1実施形態」と称する)に従う吸収性物品1、具体的には、テープ型の使い捨ておむつの正面側の展開図である。図2は、図1のII-II端面における第1吸収体5及び第2吸収体7の端面図である。
(1)温度:20±5℃及び湿度:65±5%RHの恒温恒湿室に、キーエンス社製デジタルマイクロスコープ(商品名:VHX-1000,ズームレンズ:×20~×200)及び付属のソフトウェアを準備する。
(2)吸水性ポリマー粒子のサンプルを、上記恒温恒湿室に24時間静置する。
(3)上記デジタルマイクロスコープでサンプルを撮影する。
(5)平均粒径は、粒度分布(個数基準)のメジアン径(50Dp)を意味する。具体的には、付属のソフトウェアにて、吸水性ポリマー粒子1,000個の円相当径CDの粒度分布(個数基準)を作成し、当該粒度分布(個数基準)からメジアン径(50Dp)を決定する。
(7)平均真球度:Spは、吸水性ポリマー粒子1,000個の真球度spの相加平均である。具体的には、各吸水性ポリマー粒子の真球度:spは、各吸水性ポリマー粒子の外縁から、最も長い径である長径:k1と、最も短い径である短径:k2とを測定し、次の式:
sp=k2/k1
により算出する。なお、各粒子の長径:k1及び短径:k2は、付属のソフトウェアにより、自動で決定される。
δ=(90Dp-10Dp)/50Dp
により算出される。
(1)温度:20±5℃及び湿度:65±5%RHの恒温恒湿室に、ミネベア製テクノグラフTG-500Nを準備する。
(2)吸水性ポリマー粒子のサンプルを、上記恒温恒湿室に24時間静置する。
(3)10mg程度のサンプルの質量を正確に秤量し、サンプル10mg当たり、生理食塩水1gを加え、3時間静置して、サンプルを膨潤させる。
(5)膨潤した粒子が破断した際の荷重を測定する。
(6)異なる膨潤した粒子で計50回の測定を行い、50回分の上記荷重の相加平均を吸水時ゲル強度として採用する。
(1)温度:20±5℃及び湿度:65±5%RHの恒温恒湿室に、NISSEI社製のエクセルオートホモジナイザーを準備する。
(2)吸水性ポリマー粒子のサンプルを、目開き150μmのふるいにかけ、上記恒温恒湿室に24時間静置する。
(3)おおよそ10gのサンプルの質量:m1(g)を正確に秤量し、サンプルをホモジナイザーに投入し、サンプルを1,000rpmの回転速度で1分間攪拌する。
(5)発塵率:D(質量%)を、次の式:
D(質量%)=100×m2/m1
により算出する。
(6)試験を異なる試料で計3回実施し、3回の発塵率の相加平均を採用する。
なお、当技術分野では、吸水性ポリマー粒子の吸水倍率(吸水量)と、膨潤時の粒子強度との間には負の相関があることが知られており、上記吸水性ポリマー粒子は、従来の吸水性ポリマー粉末と比較して、高い吸水倍率と、高い吸水時ゲル強度とを両立するものである。
(1)吸水性ポリマー粒子のサンプルを、温度:20±5℃及び湿度:65±5%RHの恒温恒湿室に24時間静置する。
(2)おおよそ30mgのサンプルの質量:m3(g)を正確に秤量し、秤量したサンプルに、生理食塩水約6mL(サンプルの約200倍の質量)を加えて3時間静置し、サンプルを膨潤させる。
(3)サンプルを、ポリアミド系繊維のメッシュシートの上に取り出し、ろ紙で吸水性ポリマー粒子の表面に付着した水分を拭取り、膨潤したサンプルの質量:m4(g)を測定する。
(4)サンプルの吸水倍率(質量比):WARを、次の式:
WAR=100×(m4-m3)/m3
により算出する。
(5)異なるサンプルで、工程(1)~工程(4)を計3回繰り返し、3つのサンプルの吸水倍率:WARの相加平均を吸水倍率として採用する。
(1)吸水性ポリマー粒子のサンプルを、温度:20±5℃及び湿度:65±5%RHの恒温恒湿室に24時間静置する。
(2)1.0gのサンプルを計量し、底面に、目開き75μmのナイロンメッシュが張られている筒(内径:25mm、高さ:30mm)の中に、サンプルの高さが均一となるように調整しながら配置する。
(3)シャーレ(内径:90mm,高さ:15mm)に、2枚のスペーサー(長さ:25mm×幅:5mm×高さ:0.5mm)を間隔を空けて入れ、次いで、シャーレ内に、24mLの、着色された生理食塩水(生理食塩水1L当たり、1gの青色1号を含む)を注ぐ。
なお、サンプルは、着色された生理食塩水を吸上げると、青色に着色した膨潤部分が上昇し、そして膨潤部分と未膨潤部分との境界面もあわせて上昇する。
(5)筒をシャーレ内に入れてから2時間後、筒の底面(ナイロンメッシュ)から、上記境界面のうち最も低い部分の高さを測定する。
(6)試験を異なる試料で計10回実施し、10回の高さの相加平均を、吸上げ高さとして採用する。
(7)上記境界面の均一吸上げ性を、下記3段階で評価する。
○:境界面がフラットに近く、生理食塩水の吸上げが均一である。
△:境界面に凹凸があり、生理食塩水の吸上げが均一でない。
×:境界面の凹凸が大きく、生理食塩水の吸上げが非常に不均一である。
を加え、そして「生理食塩水」を『イオン交換水』と読み替える。
当技術分野では、吸水性ポリマー粒子の保水倍率(吸水量)と、膨潤時の粒子強度との間には負の相関があることが知られており、上記吸水性ポリマー粒子は、従来の吸水性ポリマー粉末と比較して、高い保水倍率と、高い吸水時ゲル強度とを両立するものである。
(1)吸水性ポリマー粒子のサンプルを、温度:20±5℃及び湿度:65±5%RHの恒温恒湿室に24時間静置する。
(2)20mg程度のサンプルの質量:m5(g)を正確に秤量し、秤量したサンプルに、生理食塩水約3.0mL(サンプルの約150倍の質量)を加えて3時間静置し、サンプルを膨潤させる。
(3)サンプルを、目開き75μmのナイロンメッシュで形成した袋に入れ、サンプルを含む袋を、150Gで90秒間、遠心分離器で脱水する。
(5)サンプルの保水倍率(質量比):WHRを、次の式:
WHR=100×(m6-m5)/m5
により算出する。
(6)異なるサンプルで、工程(1)~工程(5)を計3回繰り返し、3つのサンプルの保水倍率:WHRの相加平均を保水倍率として採用する。
なお、平均粒径の測定方法は、上述の通りである。
(i)エチレン系不飽和モノマー、ラジカル重合開始剤及び水を含む重合組成物を、複数の液滴として、疎水性溶媒に放出するステップ(以下、「液滴放出ステップ」と称する場合がある)
(ii)上記疎水性溶媒内で、上記複数の液滴内の上記重合組成物を重合させ、上記複数の液滴から複数の吸水性ポリマー含水粒子を形成するステップ(以下、「吸水性ポリマー含水粒子形成ステップ」と称する場合がある)
(iii)上記疎水性溶媒から、上記複数の吸水性ポリマー含水粒子を取出し、上記複数の吸水性ポリマー含水粒子を乾燥することにより、上記複数の吸水性ポリマー粒子を形成するステップ(以下、「吸水性ポリマー粒子形成ステップ」と称する場合がある)
液滴放出ステップにおける重合組成物は、エチレン系不飽和モノマー、ラジカル重合開始剤、水等を含む。
上記エチレン系不飽和モノマーとしては、当技術分野で用いられるものであれば、特に制限されず、例えば、(メタ)アクリル酸系モノマーが挙げられる。なお、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を意味する。
上記重合組成物は、上記エチレン系不飽和モノマーを、一般的には40~70質量%、好ましくは60~70質量%の比率で含む。
上記(メタ)アクリル酸の中和物としては、例えば、(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩が挙げられる。上記アルカリ金属塩としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム塩等が挙げられ、ナトリウム及びカリウム塩が好ましい。
上記重合組成物は、上記ラジカル重合開始剤を、エチレン系不飽和モノマーに対して、好ましくは0.001~20質量%、そしてより好ましくは0.1~10質量%の割合で含む。
上記疎水性溶媒としては、例えば、シリコーンオイル(例えば、ジメチルポリシロキサン)、油(例えば、トリグリセリド、例えば、植物性油、例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド)、炭化水素(例えば、流動パラフィン)、それらの任意の組み合わせ等が挙げられる。
上記液滴径の変動係数は、上述の吸水性ポリマー粒子の変動係数の測定方法と同様に測定されうる。
吸水性ポリマー含水粒子形成ステップでは、疎水性溶媒内で、複数の液滴内の重合組成物を重合させ、複数の吸水性ポリマー含水粒子を形成する。
ラジカル重合開始剤が、光ラジカル重合開始剤である場合には、光源、例えば、水銀灯、蛍光灯、キセノンランプ、カーボンアーク灯、メタルハライド灯、UV-LEDランプ等から、光、例えば、約200nm~約600nmの波長の光を、例えば、疎水性溶媒及び複数の液滴を含む形成管に照射し、複数の液滴のそれぞれにおいて、重合組成物を光重合させ、複数の液滴のそれぞれから、吸水性ポリマー含水粒子を形成することができる。当該観点からは、疎水性溶媒は、光源から照射される光の波長に対する透過率が高いことが好ましい。また、上記形成管は、光源から照射される光の波長に対する透過率が高いことが好ましく、例えば、石英ガラスから形成される。
吸水性ポリマー粒子形成ステップでは、疎水性溶媒から、複数の吸水性ポリマー含水粒子を取出し、複数の吸水性ポリマー含水粒子を乾燥することにより、複数の吸水性ポリマー粒子を形成する。
疎水性溶媒から取り出された吸水性ポリマー含水粒子を、常温又は高温条件下、例えば、40~200℃の温度で、常圧又は減圧下で乾燥し、複数の吸水性ポリマー粒子を形成する。
次いで、吸水性ポリマー含水粒子301を乾燥し、吸水性ポリマー粒子(図示せず)を製造する。
溶液重合法では、重合されたポリマー塊を粉砕することにより、吸水性ポリマー粉末が製造されているが、溶液重合法は、ポリマー塊を粉砕する工程を含むため、製造される吸水性ポリマー粉末は、不定形の形状を有し、そして微粉を多く含む傾向がある。従って、溶液重合法で製造された、複数の吸水性ポリマー粉末は、吸水性ポリマー粉末層を形成した際に、粒子間の空隙が大きい部分、すなわち、通水路の幅が広い部分を含むので、毛細管現象等を利用した、水の吸上げが行いにくい。また、溶液重合法で製造された、複数の吸水性ポリマー粉末では、微粉が通水路の狭い部分を塞ぐ傾向があり、水を吸上げにくくなる。その結果、溶液重合法で製造された、複数の吸水性ポリマー粉末を含む吸収性物品は、初期吸上げ性及び経時吸上げ性に劣る傾向がある。
上記製造方法では、製造される吸水性ポリマー粒子が、その内部に気泡を含みにくく、そして上記吸水性ポリマー粒子は、気相法で製造された吸水性ポリマー粉末と比較して、吸水性、吸水時ゲル強度等に優れる利点を有する。
[製造例1]
エチレン系不飽和モノマーとしての60質量%のアクリル酸カリウム(日本触媒製)水溶液90質量部及びアクリルアミド(和光純薬製)10質量部と、光ラジカル重合開始剤としてのベンゾインイソブチルエーテル1.0質量部と、架橋剤としてのN,N'-メチレンビスアクリルアミド0.5重量部とを混合し、重合組成物No.1を準備した。
ジメチルポリシロキサンから、複数の吸水性ポリマー含水粒子No.1を取り出し、減圧下、80℃で乾燥し、粒子No.1を製造した。
逆相懸濁重合法により製造された、(メタ)アクリル酸系モノマーに由来する骨格を有する吸水性ポリマー粉末(市販品、以下、「粉末No.2」と称する)を準備した。粉末No.2は、逆相懸濁重合法により、約80μmの一次粒子を製造し、次いで、当該一次粒子を造粒することにより形成されたものである。
溶液重合法により製造された、(メタ)アクリル酸系モノマーに由来する骨格を有する吸水性ポリマー粉末(市販品、以下、「粉末No.3」と称する)を準備した。粉末No.3は、溶液重合法により製造されたポリマー塊を粉砕し、粉末化することにより形成されたものである。
粒子No.1、粉末No.2及び粉末No.3の、平均粒径、粒径の変動係数、粒径分散係数、平均真球度、発塵試験における発塵率、破断強度、吸水時ゲル強度試験における吸水時ゲル強度、吸水性試験における吸水倍率(質量比、水、生理食塩水)、保水性試験における保水倍率(質量比、水、生理食塩水)、並びに吸上げ試験における吸上げ高さ及び均一吸上げ性を評価した。なお、測定方法は、本明細書に記載の通りである。
結果を表1に示す。また、粒子No.1、粉末No.2及び粉末No.3の粒度分布(個数基準)を、図4~図6に示す。図4~図6に示される粒度分布は、本明細書の平均粒径等の測定方法に従って測定されたものであり、粒径/μmの「400-450」は、『400μm超且つ450μm以下』を意味する。
10cm×10cmのサイズにカットされた、親水処理されたスパンボンド不織布(旭化成株式会社製 エルタスアクア,坪量:18g/m2)の上に、10cm×10cmのサイズにカットされた、エアスルー不織布(ユニ・チャーム株式会社製,坪量:20g/m2)を積み重ね、その上(周縁部を除く)に、製造例1で製造された粒子No.1を、坪量が100g/m2となるように散布し、その上に、10cm×10cmのサイズにカットされた、親水処理されたスパンボンド不織布(旭化成株式会社製 エルタスアクア,坪量:18g/m2)を積み重ね、積み重ね物の周縁をシール融着して、第1吸収体No.1を形成した。
第2吸収体No.1の上に、第1吸収体No.1を積み重ね、その上に、液透過性シートとしてのエアスルー不織布を積み重ね、簡易吸収性物品No.1を製造した。
製造例1で製造された粒子No.1の坪量を、「100g/m2」から『200g/m2』に変更した以外は、製造例4の第1吸収体No.1の形成方法と同様にして、第1吸収体No.2を形成した。また、「第1吸収体No.1」を『第1吸収体No.2』に変更した以外は、製造例4の簡易吸収性物品No.1の製造方法と同様にして、簡易吸収性物品No.2を製造した。
住友精化株式会社製 SA60Sをふるい分けし、平均粒径:430nmを有する、SA60S調整物を形成した。次いで、「製造例1で製造された粒子No.1を、坪量が100g/m2となるように」散布する部分を、『SA60S調整物を、坪量が150g/m2となるように」散布した以外は、製造例4の第1吸収体No.1の形成方法と同様にして、第1吸収体No.3を形成した。また、「第1吸収体No.1」を『第1吸収体No.3』に変更した以外は、製造例4の簡易吸収性物品No.1の製造方法と同様にして、簡易吸収性物品No.3を製造した。
なお、SA60Sは、保水性試験において、生理食塩水に対する、38倍の保水倍率(質量比)を有し、そして吸水性試験において、生理食塩水に対する、58倍の吸水倍率(質量比)を有していた。
「製造例1で製造された粒子No.1を、坪量が100g/m2となるように」散布する部分を、『SA60S調整物を、坪量が300g/m2となるように」散布した以外は、製造例4の第1吸収体No.1の形成方法と同様にして、第1吸収体No.4を形成した。また、「第1吸収体No.1」を『第1吸収体No.4』に変更した以外は、製造例4の簡易吸収性物品No.1の製造方法と同様にして、簡易吸収性物品No.4を製造した。
簡易吸収性物品No.1~No.4の吸収時間(秒)、リウェット(g)、並びに第1吸収体保持率(質量%)及び第2吸収体保持率(質量%)を、下記測定方法に従って評価した。結果を表2にまとめる。
(1)簡易吸収性物品No.1~No.4の各サンプルの液透過性シートの上に、内径が60mmの円筒を置き、円筒内に生理食塩水(1回目)を50g滴下する(1回目の滴下)。
(2)1回目の滴下の開始から55分後に、液透過性シートの上に、初期質量を測定したろ紙を置き、その上に3.5kgのおもりを載せる。
(3)1回目の滴下の開始から58分(おもりを載せてから3分)後に、おもり及びろ紙を取り除き、生理食塩水を吸収したろ紙の試験後質量を測定し、ろ紙の質量の増加分を1回目リウェット(g)とする。
(5)2回目の滴下の開始から、上記円筒内の液透過性シート上に液溜まりがなくなるまでの時間を測定し、2回目吸収時間(秒)とする。
(6)1回目の滴下の開始から115分(2回目の滴下の開始から55分)後に、液透過性シートの上に、初期質量を測定したろ紙を置き、その上に3.5kgのおもりを載せる。
(7)1回目の滴下の開始から118分(2回目の滴下の開始から58分,おもりを載せてから3分)後に、おもり及びろ紙を取り除き、生理食塩水を吸収したろ紙の試験後質量を測定し、ろ紙の質量の増加分を2回目リウェット(g)とする。
(8)異なるサンプルで(1)~(7)の工程を計5回繰り返し、全サンプルの2回目吸収時間(秒)の平均値及び2回目リウェット(g)の平均値を、それぞれ、吸収時間(秒)及びリウェット(g)として採用する。
(1)簡易吸収性物品No.1~No.4の各サンプルにおいて、第1吸収体の初期質量:M10(g)と、第2吸収体の初期質量:M20(g)とを測定する。
(2)簡易吸収性物品No.1~No.4の各サンプルの液透過性シートの上に、内径が60mmの円筒を置き、円筒内に生理食塩水(1回目)を50g滴下する(1回目の滴下)。
(3)1回目の滴下の開始から60分後に、円筒内に生理食塩水(2回目)を50g滴下する(2回目の滴下)。
(4)1回目の滴下の開始から90分(2回目の滴下の開始から30分)後に、第1吸収体及び第2吸収体を分離し、第1吸収体の試験後質量:M11(g)と、第2吸収体の試験後質量:M21(g)とを測定する。
M1(g)=M11(g)-M10(g)
から算出する。
同様に、第2吸収体の生理食塩水吸収量:M2(g)を、次の式:
M2(g)=M21(g)-M20(g)
から算出する。
(6)第1吸収体保持率:M1h(質量%)を、次の式:
M1h(質量%)=100×M1/(M1+M2)
から算出する。
同様に、第2吸収体保持率:M2h(質量%)を、次の式:
M2h(質量%)=100×M2/(M1+M2)
から算出する。
(7)異なるサンプルで、(1)~(6)の工程を計5回繰り返し、全サンプルの第1吸収体保持率(質量%)の平均値及び第2吸収体保持率(質量%)の平均値を、それぞれ、第1吸収体保持率(質量%)及び第2吸収体保持率(質量%)として採用する。
3 液透過性シート
5 第1吸収体
7 第2吸収体
9 液不透過性シート
11 吸水ポリマー粒子
13 吸水性ポリマー粒子層
15 第1コアラップ
17 吸水性ポリマー粉末
19 パルプ繊維
21 第2吸収コア
23 第2コアラップ
101 防漏壁
103 弾性部材
105 固定部
107 弾性部材
109 テープファスナ
201 重合装置
203 重合組成物タンク
205 定量ポンプ
207 送液管
209 光照射室
211 光源
213 射出ノズル
215 整流多孔盤
217 形成管
219 分離スクリーン
221 疎水性溶媒タンク
223 定量ポンプ
225 温度調整器
227 送液管
301 吸水性ポリマー含水粒子
303 重合組成物
305 疎水性溶媒
307 液滴
Claims (14)
- 液透過性シート、第1吸収体、第2吸収体及び液不透過性シートを、その順で備える吸収性物品であって、
第1吸収体が、300~1,000μmの平均粒径と、0.90~0.99の平均真球度と、0.01~0.20の粒径の変動係数と、吸水時ゲル強度試験における、生理食塩水に対する、20~50mNの吸水時ゲル強度とを有する、複数の吸水性ポリマー粒子から成る吸水性ポリマー粒子層を含み、
前記複数の吸水性ポリマー粒子が、エチレン系不飽和モノマーに由来する骨格と、架橋剤に由来する骨格とを含み、
前記エチレン系不飽和モノマーに由来する骨格が、(メタ)アクリル酸の中和物に由来する骨格を含む、
ことを特徴とする、前記吸収性物品。 - 前記複数の吸水性ポリマー粒子が、前記架橋剤に由来する骨格を、前記エチレン系不飽和モノマーに由来する骨格に対して、0.02~0.15モル%の比率で含む、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記複数の吸水性ポリマー粒子が、発塵試験における、0.00~0.20質量%の発塵率を有する、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記複数の吸水性ポリマー粒子が、保水性試験において、生理食塩水に対する、45~110倍の保水倍率(質量比)を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記複数の吸水性ポリマー粒子が、吸水性試験において、生理食塩水に対する、60~120倍の吸水倍率(質量比)を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記複数の吸水性ポリマー粒子が、吸上げ試験において、生理食塩水に対する、15~40mmの吸上げ高さを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記複数の吸水性ポリマー粒子が、吸上げ試験において、水に対する、15~40mmの吸上げ高さを有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 第1吸収体が、前記吸水性ポリマー粒子層と、前記吸水性ポリマー粒子層に隣接して配置された基材シートとを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 第2吸収体が、第2吸収コアと、第2コアラップとを含み、第2吸収コアが、パルプと、吸水性ポリマー粉末とを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 吸収性物品用の複数の吸水性ポリマー粒子を製造する方法であって、
(メタ)アクリル酸の中和物を含むエチレン系不飽和モノマー、ラジカル重合開始剤、架橋剤及び水を含む重合組成物を、複数の液滴として、疎水性溶媒に放出する放出ステップ、
前記疎水性溶媒内で、前記複数の液滴内の前記重合組成物を重合させ、前記複数の液滴から複数の吸水性ポリマー含水粒子を形成する重合ステップ、
前記疎水性溶媒から、前記複数の吸水性ポリマー含水粒子を取り出す取り出しステップ、そして
前記複数の吸水性ポリマー含水粒子を乾燥し、前記複数の吸水性ポリマー粒子を形成する粒子形成ステップ、
を含み、
前記複数の吸水性ポリマー粒子が、300~1,000μmの平均粒径と、0.90~0.99の平均真球度と、0.01~0.20の粒径の変動係数と、吸水時ゲル強度試験における、生理食塩水に対する、20~50mNの吸水時ゲル強度とを有する、
ことを特徴とする、前記方法。 - 前記重合組成物が、前記架橋剤を、前記エチレン系不飽和モノマーに対して、0.02~0.15モル%の比率で含む、請求項10に記載の方法。
- 前記複数の液滴が、0.01~0.20の液滴径の変動係数を有する、請求項10又は11に記載の方法。
- 前記ラジカル重合開始剤が光ラジカル重合開始剤であり、前記重合ステップにおいて、前記複数の液滴に光を照射することにより、前記複数の液滴内の前記重合組成物を光重合させる、請求項10~12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記重合ステップにおいて、前記複数の液滴内の前記重合組成物を重合させる際の、前記疎水性溶媒の温度が、0℃超且つ30℃以下の範囲にある、請求項10~13のいずれか一項に記載の方法。
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