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JP7067698B2 - 半導体装置 - Google Patents

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勇介 小林
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信介 原田
直之 大瀬
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Description

この発明は、半導体装置に関する。
従来、シリコンよりもバンドギャップの広い半導体(以下、ワイドバンドギャップ半導体とする)を用いたパワー整流装置では、低導通損失が求められているため、低順方向電圧が求められる。例えば、ワイドバンドギャップ半導体である炭化珪素(SiC)を用いることで、耐圧1200Vクラスであってもショットキーバリアダイオード(SBD:Schottky Barrier Diode)に適用可能である。また、ショットキーバリアダイオードは、ショットキー接合面でのコンタクト抵抗(接触抵抗)が大きいため、トレンチによりショットキー接合面の面積を大きくすることで低コンタクト抵抗化が可能なトレンチ型SBDが提案されている。
従来のトレンチ型SBDについて、ワイドバンドギャップ半導体として炭化珪素を用いた場合を例に説明する。図16は、従来の半導体装置の構造を示す断面図である。図16に示すトレンチ型SBDは、炭化珪素からなるn+型支持基板(以下、n+型炭化珪素基板とする)101上にn-型ドリフト領域102となるn-型炭化珪素層131をエピタキシャル成長させたエピタキシャル基板(半導体基板)110を用いて作製されている。半導体基板110のおもて面側には、n型電流拡散領域103が設けられている。半導体基板110のおもて面110aから所定深さでトレンチ105が設けられている。
トレンチ105の底面105aは、オフ時に電界が集中するため、p+型領域104で覆われている。トレンチ105の内部に埋め込むように、半導体基板110のおもて面110a上に導電層106が設けられている。半導体基板110のおもて面110aおよびトレンチ105の側壁105bに沿って、導電層106とn型電流拡散領域103とのショットキー接合111が形成されている(二点鎖線の枠で囲む部分)。このショットキー接合111でトレンチ型SBDが構成される。符号107,108は、それぞれトレンチ型SBDのアノード電極およびカソード電極である。
このようなトレンチ型SBDとして、n型ドリフト層に形成したトレンチの底面および側面に沿ってp型炭化珪素層を形成し、当該p型炭化珪素層に接するようにトレンチの内部にp型ポリシリコン層を埋め込み、ドリフト層との間にショットキー障壁を形成した装置が提案されている(例えば、下記特許文献1(第0029,0042~0047段落、第3図)参照。)。
また、別のトレンチ型SBDとして、トレンチの内壁に沿って酸化膜を介して導電層を埋め込んだ構造とし、隣り合うトレンチ間(メサ領域)の上端面にバリア金属膜と半導体層とのショットキー接合を形成した装置が提案されている(例えば、下記特許文献2(第0026,0055段落、第1(f)図)参照。)。
また、別のトレンチ型SBDとして、トレンチの底面を覆うようにp型不純物領域を設け、トレンチの上部コーナー部にp型不純物領域を設け、さらに、トレンチ内および半導体層上に、半導体層に対してショットキー障壁を形成する金属電極を形成した装置が提案されている(例えば、下記特許文献3(第0201~0202段落、第16図)参照。)。
特開2013-140824号公報 特開2001-068688号公報 特開2015-050436号公報
しかしながら、従来のトレンチ型SBD(図16参照)には、ショットキー接合111面に複数の異なる面方位が存在する。例えば、半導体基板110のおもて面110aはSi面またはC面であり、トレンチ105の側壁105bはm面である。トレンチ105の上部コーナー部105cには、様々な結晶面が存在する。Si面は(0001)面である。C面は(000-1)面である。m面は、C面に垂直な{1-100}面の総称であり、(10-10)面、(-1010)面、(1-100)面、(-1100)面、(01-10)面および(0-110)面である。トレンチ105の上部コーナー部105cとは、トレンチ105の側壁105bと半導体基板110のおもて面110aとの境界である。
図15は、面方位ごとのショットキー障壁の高さを示す特性図である。図15に示すように、ショットキー接合111面でのショットキー障壁の高さは、ショットキー接合111面の面方位によって異なる。このため、従来のトレンチ型SBDには、1つの単位セル(素子の構成単位)に障壁高さの異なる複数のショットキー障壁が存在することとなる。図15には、半導体材料として炭化珪素を用い、導電層106がチタン(Ti)である場合のSi面、C面およびm面でのショットキー障壁の高さを示すが、導電層106を他の金属材料やポリシリコン(poly-Si)で形成した場合も図15と同様の特性を示す。図15の横軸は、導電層106を形成した後に行うアニールの温度であり、縦軸はショットキー接合111面でのショットキー障壁の高さである。
トレンチ型SBDの1つの単位セルに障壁高さの異なる複数のショットキー障壁が存在する場合、次の2つの問題が生じる。1つ目は、Si面やC面に形成されたショットキー接合111でショットキー障壁高さが低くなるため、トレンチ型SBDのオフ時にリーク(漏れ)電流が増加して耐圧(耐電圧)が低下するという問題である。2つ目は、トレンチ型SBDのショットキー特性が複数段になるため、トレンチ型SBDのオンオフ特性が悪くなる等、ショットキー特性が安定しないという問題である。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、耐圧低下を防止することができ、かつ所定のショットキー特性を安定して得ることができる半導体装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。シリコンよりもバンドギャップの広い半導体からなる第1導電型の半導体基板の内部に、第2導電型の第1半導体領域が選択的に設けられている。前記半導体基板のおもて面の表面層に、前記第1半導体領域と離して、第2導電型の第2半導体領域が設けられている。第1導電型の第3半導体領域は、前記半導体基板の、前記第1半導体領域および前記第2半導体領域以外の部分である。トレンチは、前記半導体基板のおもて面から前記第2半導体領域を貫通して、前記第1半導体領域に達する。前記トレンチの内部に、導電層が設けられている。前記導電層は、前記トレンチの側壁に前記第3半導体領域とのショットキー接合を形成する。第1電極は、前記導電層に電気的に接続されている。第2電極は、前記半導体基板の裏面に設けられている。前記ショットキー接合で構成された素子を配置した活性領域と、前記活性領域の周囲を囲む終端領域と、前記活性領域と前記終端領域との間のつなぎ領域と、が設けられている。前記半導体基板のおもて面を、前記活性領域および前記つなぎ領域における第1面よりも前記終端領域における第2面で前記第2電極側に低くした段差が設けられている。前記第3半導体領域は、前記半導体基板のおもて面の前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面よりも内側で終端している。前記つなぎ領域において前記第3半導体領域および前記トレンチと前記第3面との間に第4半導体領域が設けられている。前記第4半導体領域は、前記第3半導体領域よりも不純物濃度が低い第1導電型領域か、または前記第3半導体領域と導電型の異なる第2導電型領域である。
また、上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。シリコンよりもバンドギャップの広い半導体からなる第1導電型の半導体基板の内部に、第2導電型の第1半導体領域が選択的に設けられている。第1導電型の第3半導体領域は、前記半導体基板の、前記第1半導体領域以外の部分である。前記半導体基板のおもて面から所定深さで、前記第1半導体領域に達するトレンチが設けられている。絶縁膜は、前記半導体基板のおもて面の、前記トレンチの形成領域以外の部分を覆う。前記トレンチの内部に、導電層が設けられている。前記導電層は、前記トレンチの側壁に前記第3半導体領域とのショットキー接合を形成する。第1電極は、前記導電層に電気的に接続されている。第2電極は、前記半導体基板の裏面に設けられている。前記ショットキー接合で構成された素子を配置した活性領域と、前記活性領域の周囲を囲む終端領域と、前記活性領域と前記終端領域との間のつなぎ領域と、が設けられている。前記半導体基板のおもて面を、前記活性領域および前記つなぎ領域における第1面よりも前記終端領域における第2面で前記第2電極側に低くした段差が設けられている。前記第3半導体領域は、前記半導体基板のおもて面の前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面よりも内側で終端している。前記つなぎ領域において前記第3半導体領域および前記トレンチと前記第3面との間に第4半導体領域が設けられている。前記第4半導体領域は、前記第3半導体領域よりも不純物濃度が低い第1導電型領域か、または前記第3半導体領域と導電型の異なる第2導電型領域である。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第1半導体領域は、前記トレンチの底面および底面コーナー部を覆うことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、本発明の目的を達成するため、この発明にかかる半導体装置は、次の特徴を有する。シリコンよりもバンドギャップの広い半導体からなる第1導電型の半導体基板の内部に、第2導電型の第1半導体領域が選択的に設けられている。前記半導体基板のおもて面の表面層に、前記第1半導体領域と離して、第2導電型の第2半導体領域が設けられている。第1導電型の第3半導体領域は、前記半導体基板の、前記第1半導体領域および前記第2半導体領域以外の部分である。トレンチは、前記半導体基板のおもて面から前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域と深さ方向に対向する。前記トレンチの内部に、絶縁層が設けられている。前記絶縁層は、前記トレンチの底面および底面コーナー部を覆う。前記トレンチの内部において前記絶縁層上に、導電層が設けられている。前記導電層は、前記トレンチの側壁に前記第3半導体領域とのショットキー接合を形成する。第1電極は、前記導電層に電気的に接続されている。第2電極は、前記半導体基板の裏面に設けられている。前記ショットキー接合で構成された素子を配置した活性領域と、前記活性領域の周囲を囲む終端領域と、前記活性領域と前記終端領域との間のつなぎ領域と、が設けられている。前記半導体基板のおもて面を、前記活性領域および前記つなぎ領域における第1面よりも前記終端領域における第2面で前記第2電極側に低くした段差が設けられている。前記トレンチと、前記半導体基板のおもて面の前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面と、の間に、前記つなぎ領域の全域にわたって第2導電型の第4半導体領域が設けられている。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記つなぎ領域から前記終端領域にわたって前記半導体基板のおもて面の前記第1面、前記第3面および前記第2面の全面を覆う絶縁膜をさらに備えることを特徴とする。また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記絶縁膜は、前記活性領域から前記終端領域にわたって前記半導体基板のおもて面の前記第1面、前記第3面および前記第2面の全面を覆うことを特徴とする。また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、最も外側の前記トレンチの底面に深さ方向に対向する前記第1半導体領域は、前記活性領域から外側へ延在して前記半導体基板のおもて面の前記第3面に達する。前記第2半導体領域は、前記半導体基板のおもて面の前記第1面および前記第3面に沿って前記活性領域から外側へ延在して前記終端領域に達する。前記第4半導体領域は、前記第2半導体領域と前記第1半導体領域との間に設けられていることを特徴とする。また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、最も外側の前記トレンチの底面に深さ方向に対向する前記第1半導体領域は、前記活性領域から外側へ延在して前記半導体基板のおもて面の前記第3面に達する。前記第4半導体領域は、前記半導体基板のおもて面の前記第1面および前記第3面と前記第1半導体領域との間に設けられていることを特徴とする。また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記トレンチは所定間隔で複数配置されている。前記所定間隔は、前記トレンチの側壁における前記第3半導体領域と前記導電層との前記ショットキー接合の深さ方向の幅以下であることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記ショットキー接合は前記トレンチの側壁のみに形成されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記トレンチは、前記半導体基板のおもて面に平行な方向に延在するストライプ状のレイアウトに配置され、前記つなぎ領域で終端している。前記トレンチを挟んで隣り合う前記第2半導体領域同士は、前記つなぎ領域において少なくとも一部が連結されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記第2半導体領域は、前記つなぎ領域における前記半導体基板のおもて面の表面領域の全面に設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる半導体装置は、上述した発明において、前記トレンチは、前記半導体基板のおもて面に平行な方向に延在するストライプ状のレイアウトに配置され、前記つなぎ領域で終端していることを特徴とする。
本発明にかかる半導体装置によれば、1つの面方位(トレンチの側壁の面方位)のみでショットキー特性が決まるため、耐圧低下を防止することができ、かつ所定のショットキー特性を安定して得ることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。 図2Aの変形例を示す断面図である。 図1の切断線C-Cおよび図2A,2Bの切断線C-C’で切断した平面を半導体基板のおもて面側からみた各部のレイアウトを示す平面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。 図11Aの変形例を示す断面図である。 図10の切断線F-Fおよび図11A,11Bの切断線F-F’で切断した平面を半導体基板のおもて面側からみた各部のレイアウトを示す平面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。 実施の形態3にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。 面方位ごとのショットキー障壁の高さを示す特性図である。 従来の半導体装置の構造を示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる半導体装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに付す+および-は、それぞれそれが付されていない層や領域よりも高不純物濃度および低不純物濃度であることを意味する。なお、以下の実施の形態の説明および添付図面において、同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本明細書では、ミラー指数の表記において、“-”はその直後の指数につくバーを意味しており、指数の前に“-”を付けることで負の指数を表している。
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる半導体装置は、シリコンよりもバンドギャップが広い半導体(ワイドバンドギャップ半導体とする)を用いて構成される。この実施の形態1にかかる半導体装置の構造について、ワイドバンドギャップ半導体として例えば炭化珪素(SiC)を用いた場合を例に説明する。図1,2Aは、実施の形態1にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。図2Bは、図2Aの変形例を示す断面図である。図3は、図1の切断線C-Cおよび図2A,2Bの切断線C-C’で切断した平面を半導体基板のおもて面側からみた各部のレイアウトを示す平面図である。
図1は、図3の切断線A-Aにおける断面構造である。図1には、図3の活性領域21の断面構造を示す。また、図1には、トレンチ型SBDの1つの単位セル(素子の構成単位)と、この単位セルの両隣に隣接する単位セルの1/2を示し、その他の単位セルを図示省略する(図3~9,10,12,13においても同様)。図2A,2Bは、図3の切断線B-B’における断面構造である。図2A,2Bには、活性領域21とエッジ終端領域23との間の領域(以下、つなぎ領域とする)22と、エッジ終端領域23と、の断面構造を示す。図2Aと図2Bとは、つなぎ領域22の構造が異なる。符号24は、導電層7とフィールド酸化膜12との境界である。
活性領域21とは、半導体装置がオン状態のときに電流が流れる領域である。エッジ終端領域23は、活性領域21と半導体基板(半導体チップ)10の側面との間の領域であり、n-型ドリフト領域2の、基板おもて面(半導体基板10のおもて面10a)側の電界を緩和して耐圧(耐電圧)を保持する領域である。エッジ終端領域23には、例えばガードリングや接合終端(JTE:Junction Termination Extension)構造を構成するp型領域や、フィールドプレート、リサーフ等の耐圧構造が配置される。耐圧とは、半導体装置が誤動作や破壊を起こさない限界の電圧である。図2A,2Bには、エッジ終端領域23にJTE構造を配置した場合を示す。
図1,2A,3に示す実施の形態1にかかる半導体装置は、炭化珪素からなる半導体基板10のおもて面10a側に設けられたトレンチ6の側壁6bにショットキー接合11を形成したトレンチ型SBDである。半導体基板10は、炭化珪素からなるn+型支持基板(n+型炭化珪素基板)1上にn-型ドリフト領域2となるn-型炭化珪素層31をエピタキシャル成長させてなるエピタキシャル基板である。n+型炭化珪素基板1は、n+型カソード領域として機能する。半導体基板10には、例えば中央部に活性領域21が設けられ、活性領域21の周囲を囲むようにエッジ終端領域23が設けられている。
図1に示すように、活性領域21には、半導体基板10のおもて面(n-型炭化珪素層31側の面)10aから深さ方向Zに、n+型炭化珪素基板1に達しない所定深さでトレンチ6が設けられている。深さ方向Zとは、半導体基板10のおもて面10aから裏面へ向かう方向である。トレンチ6は、例えば、半導体基板10のおもて面側から見て、半導体基板10のおもて面に平行な方向Xに延在するストライプ状のレイアウトに配置され、その長手方向(ストライプ状に延在する方向X)の端部は例えばつなぎ領域22で終端している(図2A,2B,3参照)。トレンチ6同士は、各トレンチ6がストライプ状に延在する方向Xと直交する方向Yに互いに離して配置されている。
隣り合うトレンチ6間(メサ領域)には、n-型炭化珪素層31の表面層にn型領域(以下、n型電流拡散領域(第3半導体領域)とする)3が設けられている。n型電流拡散領域3は、キャリアの広がり抵抗を低減させる、いわゆる電流拡散層(Current Spreading Layer:CSL)である。n型電流拡散領域3は、半導体基板10のおもて面10aに平行な方向に一様に設けられ、トレンチ6の底面6aよりもカソード側(裏面電極9側)に深い位置に達してトレンチ6の内壁6a~6dを覆う。また、n型電流拡散領域3は、活性領域21から外側(チップ側面側)へ延在し、つなぎ領域22とエッジ終端領域23との境界付近で終端している(図2A,2B参照)。n-型炭化珪素層31の、n型電流拡散領域3以外の部分がn-型ドリフト領域2である。
n型電流拡散領域3の内部には、半導体基板10のおもて面10aからトレンチ6よりも浅い深さでp+型領域(以下、p+型表面領域(第2半導体領域)とする)4が設けられている。p+型表面領域4は、半導体基板10のおもて面10aに露出し、かつその両側のトレンチ6の側壁6bにまで達して当該トレンチ6の上部コーナー部6cを覆う。半導体基板10のおもて面10aに露出とは、半導体基板10のおもて面10a上の導電層7や層間絶縁膜(不図示)やフィールド酸化膜12に接するように配置されていることである。トレンチ6の上部コーナー部6cとは、トレンチ6の側壁6bと半導体基板10のおもて面10aとの境界である。p+型表面領域4は、半導体基板10のおもて面10aに平行な方向に一様に設けられ、活性領域21から外側へ延在してエッジ終端領域23で終端している(図2A,2B参照)。また、p+型表面領域4は、半導体基板10のおもて面10aから見て、トレンチ6の周囲を囲むように設けられている(図3参照)。
また、n型電流拡散領域3の内部には、p+型領域(第1半導体領域)5が選択的に設けられている。p+型領域5は、トレンチ6の底面6aを覆う。すなわち、半導体基板10のおもて面10aからp+型表面領域4を深さ方向Zに貫通してn型電流拡散領域3に達し、p+型領域5の内部で終端するようにトレンチ6が設けられている。p+型領域5は、トレンチ6の底面6aから底面コーナー部6dにわたって、トレンチ6の底面6aおよび底面コーナー部6dを覆っていることが好ましい。p+型領域5は、トレンチ型SBDのオフ時に空乏化し、トレンチ6の底面6aや底面コーナー部6dにかかる電界を緩和する機能を有する。これにより、耐圧を維持した状態で、セルピッチを短縮して低オン抵抗化が可能である。
トレンチ6の底面コーナー部6dとは、トレンチ6の底面6aと側壁6bとの境界であり、例えば所定曲率で湾曲した円弧状となっている。トレンチ6の底面6aとは、トレンチ6の内壁のうち、基板おもて面10aから最も深い部分で、基板おもて面10aに略平行する面である。トレンチ6の底面コーナー部6dの曲率が小さいほど、底面コーナー部6dの占める割合が多くなり、トレンチ6の切断線A-Aにおける断面形状は、底面6aが点(頂点)に近づいた断面形状となる。トレンチ6の側壁6bとは、トレンチ6の内壁のうち、基板おもて面10aに連続し、基板おもて面10aに略直交する面である。
また、p+型領域5は、p+型表面領域4とn型電流拡散領域3との界面よりもカソード側に深い位置に、p+型表面領域4と離して配置されている。p+型領域5のカソード側端部は、n型電流拡散領域3の内部で終端していてもよいし、n型電流拡散領域3とn-型ドリフト領域2との界面や、n-型ドリフト領域2の内部で終端していてもよい。すなわち、p+型領域5とn型電流拡散領域3(またはn-型ドリフト領域2)とのpn接合がトレンチ6の底面6aよりもカソード側に深く位置していればよい。図1,2A,2Bには、p+型領域5のカソード側端部がn型電流拡散領域3の内部で終端している場合を示す(図4~14においても同様)。p+型領域5は、活性領域21からエッジ終端領域23にまで延在してエッジ終端領域23で終端している(図2A,2B参照)。
トレンチ6の内部を埋め込むように、半導体基板10のおもて面10a上に導電層7が埋め込まれている。導電層7は、トレンチ6間における半導体基板10のおもて面10aおよびトレンチ6の上部コーナー部6cでp+型表面領域4に接し、トレンチ6の側壁6bでn型電流拡散領域3に接する。かつ、導電層7は、トレンチ6の底面6a(好ましくはトレンチ6の底面6aおよび底面コーナー部6d)でp+型領域5に接する。導電層7は、例えばチタン(Ti)やニッケル(Ni)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)等の金属材料からなる金属層やポリシリコン(poly-Si)層等からなる。導電層7は、半導体基板10のおもて面10a(p+型表面領域4の表面)上を、トレンチ6の長手方向端部よりも外側へ延在していてもよい(図2A,2B参照)。
この導電層7とn型電流拡散領域3とでショットキー接合11が形成される。上述したように、半導体基板10のおもて面10aおよびトレンチ6の上部コーナー部6cにはp+型表面領域4が露出されている。かつ、トレンチ6の底面6aおよび底面コーナー部6dは、p+型領域5で覆われている。このため、導電層7とn型電流拡散領域3とのショットキー接合11は、トレンチ6の側壁6bに沿って、トレンチ6の側壁6bのみに形成され、1つの面方位(トレンチ6の側壁6bの面方位)に基づくショットキー障壁高さのみでトレンチ型SBDのショットキー特性が決まる。1つのトレンチ6の側壁6bに形成されたショットキー接合11でトレンチ型SBDの1つの単位セルが構成される。
トレンチ型SBDの各単位セルはトレンチ6がストライプ状に延在する方向Xに延在し、その面積(ショットキー接合11の表面積)はトレンチ6の深さおよびトレンチ6の長手方向の長さで調整可能である。また、p+型表面領域4を配置することで、ショットキー接合11の表面積が減少してコンタクト抵抗が高くなるが、p+型表面領域4とn型電流拡散領域3との界面からp+型領域5のアノード側端部までの距離t2に対して、セルピッチ(=メサ幅w10)を狭くすれば、ショットキー接合11の表面積減少による損失を小さくすることができる。この距離t2がショットキー接合11の深さ方向の幅w11に相当し、トレンチ6の長手方向の長さがショットキー接合11の基板おもて面10aに平行な方向の幅w12に相当する。ショットキー接合11の表面積は、ショットキー接合11の深さ方向の幅w11と、ショットキー接合11の基板おもて面10aに平行な方向の幅w12と、の積となる。
ショットキー接合11の表面積は、例えば、トレンチ6間における半導体基板10のおもて面10aの表面積と同じか、それ以上であることが好ましい。したがって、セルピッチ(メサ幅w10)は、ショットキー接合11の深さ方向の幅w11以下とすることが好ましい(w10≦w11)。すなわち、セルピッチは、p+型表面領域4とn型電流拡散領域3との界面からp+型領域5のアノード側端部までの距離t2以下とすればよい(w10≦t2)。また、トレンチ6の底面6aおよび底面コーナー部6dをp+型領域5で覆うことで、トレンチ6のp+型領域5で囲まれた部分は、トレンチ型SBDを形成しない無効領域となるが、この無効領域は従来構造(図16参照)にも存在するため、従来構造と比べてショットキー特性に対する損失は生じない。
おもて面電極(第1電極)8は、フィールド酸化膜12に開口されたコンタクトホールを介して、導電層7に接して電気的に接続されている。フィールド酸化膜12は、例えば酸化シリコン(SiO2)膜であってもよい。おもて面電極8は、フィールド酸化膜12に延在していてもよい。おもて面電極8は、アノード電極として機能する。また、おもて面電極8は、例えばアノード電極パッドを兼ねる。フィールド酸化膜12は、つなぎ領域22からエッジ終端領域23にわたって半導体基板10のおもて面10a,10a’の全面および後述する段差40のステア40aの全面を覆う。半導体基板10の裏面(n+型炭化珪素基板1の裏面)には、裏面電極(第2電極)9が設けられている。裏面電極9は、カソード電極として機能する。
図2A,2Bに示すように、つなぎ領域22には、上述したように活性領域21からn型電流拡散領域3、p+型表面領域4およびp+型領域5が延在している。トレンチ6の長手方向の端部においても、上部コーナー部6cがp+型表面領域4に覆われている。n型電流拡散領域3と後述する段差40のステア40aにおけるp+型表面領域4との間に、n-型炭化珪素層31の一部31aが残るように、段差40のステア40aよりも内側(チップ中央側)でn型電流拡散領域3が終端していてもよい(図2A)。n型電流拡散領域3と後述する段差40のステア40aにおけるp+型表面領域4との間にn-型炭化珪素層31の一部31aを残すことで、メサ領域(隣り合うトレンチ6間)のp+型表面領域4を低抵抗化する(ホール電流を流れやすくする)ことができる。または、p+型表面領域4とp+型領域5とに挟まれた部分に、トレンチ6の長手方向の端部から段差40のステア40aにおけるp+型表面領域4に達するように、n-型かp+型の領域13が設けられていてもよい(図2B)。この領域13をn-型とする場合には、プロセスの簡略化が可能であり、領域13をp+型にする場合には、メサ領域のp+型表面領域4を低抵抗化することができる。
エッジ終端領域23には、半導体基板10のおもて面10aの表面層(n-型炭化珪素層31の表面層)が所定厚さで除去され、半導体基板10のおもて面10aを活性領域21およびつなぎ領域22よりも低くした(カソード側に凹ませた)段差40が形成されている。半導体基板10のおもて面10aの、段差40よりも外側の平坦面(エッジ終端領域23における基板おもて面)を符号10a’で示す。つなぎ領域22とエッジ終端領域23との基板おもて面10a,10a’(上段と下段)間の連結部(以下、段差40のステアとする)40aは、基板おもて面10a,10a’に対して斜度を有していてもよいし、略垂直であってもよい。
段差40のステア40aにおいてn-型炭化珪素層31の表面には、つなぎ領域22から段差40のステア40aに沿って延在するp+型表面領域4が露出されている。このp+型表面領域4は、段差40のステア40aからさらに外側へ延在し、段差40のステア40aと当該ステア40aよりも外側における基板おもて面10a’との境界40bを覆う。p+型領域5は、つなぎ領域22からp+型表面領域4よりも外側へ延在し、段差40のステア40aと当該ステア40aよりも外側における基板おもて面10a’との境界40bにおいてp+型表面領域4の端部を覆う。メサ領域(隣り合うトレンチ6間)の各p+型表面領域4は、つなぎ領域22において連結されている。具体的には、例えば、p+型表面領域4は、メサ領域において半導体基板10のおもて面10a全域に一様に設けられ、かつ活性領域21からつなぎ領域22へ延在して、つなぎ領域22における半導体基板10のおもて面10a全域に一様に設けられている(図3参照)。または、p+型表面領域4は、活性領域21からつなぎ領域22へ延在して、つなぎ領域22における半導体基板10のおもて面10aに部分的に設けられていてもよい。この場合、トレンチ6を挟んで隣り合うp+型表面領域4同士は、つなぎ領域22において、その一部が連結されていればよい(不図示)。p+型領域5は、エッジ終端領域23において後述する第1JTE領域41に接する。
段差40のステア40aよりも外側における基板おもて面10a’の表面層には、JTE構造などの耐圧構造およびn+型ストッパー領域43が設けられている。JTE構造は、活性領域21の周囲を囲む同心円状に、外側に配置されるほど不純物濃度の低い複数のp型領域(ここでは2つ。以下、第1,2JTE領域41,42とする)が隣接してなる。第1JTE領域(p型領域)41は、エッジ終端領域23の最も内側に設けられ、p+型領域5に接する。第2JTE領域(p-型領域)42は、第1JTE領域41よりも外側に設けられ、第1JTE領域41に接する。また、n+型ストッパー領域43は、チップ側面に露出するように、第2JTE領域42よりも外側に、第2JTE領域42と離して、かつ第2JTE領域42の周囲を囲むように設けられている。
特に限定しないが、例えば、ショットキー接合11付近の各部の寸法は次の値をとる。p+型領域5のアノード側(おもて面電極8側)端部からトレンチ6の底面6aまでの距離(導電層7の、p+型領域5の内部に突出している部分の厚さ)t1は、例えば0.01μm以上0.1μm以下程度であってもよい。p+型表面領域4とn型電流拡散領域3との界面からp+型領域5のアノード側端部までの距離t2は、例えば1.0μm以上2.0μm以下程度であってもよい。半導体基板10のおもて面10aからp+型表面領域4とn型電流拡散領域3との界面までの距離(すなわちp+型表面領域4の厚さ)t3は、例えば0.1μm以上0.3μm以下程度であってもよい。隣り合うトレンチ6間の距離(メサ幅w10)は、例えば1.0μm以上2.0μm以下程度であってもよい。
次に、実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法について、図1,2A,3,4~9を参照して説明する。図4~9は、実施の形態1にかかる半導体装置の製造途中の状態を示す断面図である。まず、図4に示すように、n+型カソード領域となるn+型炭化珪素基板1を用意する。次に、n+型炭化珪素基板1のおもて面に、n-型炭化珪素層31をエピタキシャル成長させる。次に、図5に示すように、フォトリソグラフィおよびp型不純物のイオン注入により、n-型炭化珪素層31の表面層に、p+型領域5を選択的に形成する。
次に、フォトリソグラフィおよびn型不純物のイオン注入により、例えば活性領域21からつなぎ領域22にわたって、n-型炭化珪素層31の表面層にn型領域(以下、n型部分領域とする)3aを形成する。このn型部分領域3aは、n型電流拡散領域3の一部である。このとき、n型部分領域3aの深さは種々変更可能である。図5には、n型部分領域3aの深さをp+型領域5よりも深くした場合を示す(図6~9においても同様)。n-型炭化珪素層31の、n型部分領域3aよりもカソード側の部分がn-型ドリフト領域2となる。n型部分領域3aとp+型領域5との形成順序を入れ替えてもよい。
次に、図6に示すように、n-型炭化珪素層31上にさらにn-型炭化珪素層をエピタキシャル成長させて、n-型炭化珪素層31の厚さを厚くする。これにより、n+型炭化珪素基板1上に所定厚さのn-型炭化珪素層31を堆積した炭化珪素基板(半導体ウエハ)10が形成される。次に、フォトリソグラフィおよびn型不純物のイオン注入により、例えば活性領域21からつなぎ領域22にわたって、n-型炭化珪素層31の厚さを増した部分31aに、n型部分領域3aに達する深さでn型部分領域3bを形成する。n型部分領域3bの不純物濃度は、n型部分領域3aと略同じである。n型部分領域3a,3bが深さ方向に連結されることで、n型電流拡散領域3が形成される。
次に、フォトリソグラフィおよびエッチングにより、エッジ終端領域23において、n-型炭化珪素層31の表面層を所定厚さで除去することで、半導体基板10のおもて面10aを活性領域21およびつなぎ領域22よりも低くした段差40を形成する(図2A参照)。次に、図7に示すように、フォトリソグラフィおよびp型不純物のイオン注入により、n-型炭化珪素層31の表面層に、活性領域21から、段差40のステア40aと当該ステア40aよりも外側における基板おもて面10a’との境界40bまでを覆うようにp+型表面領域4を形成する。
次に、フォトリソグラフィおよびイオン注入を一組とする工程を異なる条件で繰り返し行い、段差40のステア40aよりも外側における基板おもて面10a’の表面層に、第1,2JTE領域41,42およびn+型ストッパー領域43をそれぞれ選択的に形成する。p+型表面領域4、第1,2JTE領域41,42およびn+型ストッパー領域43の形成順序を入れ替えてもよい。そして、イオン注入で形成したすべての領域について、不純物を活性化させるための熱処理(活性化アニール)を行う。
次に、図8に示すように、p+型表面領域4を貫通して、n型電流拡散領域3の内部のp+型領域5に達するトレンチ6を形成する。次に、半導体基板10のおもて面10aにフィールド酸化膜12を形成する。次に、フォトリソグラフィおよびエッチングによりフィールド酸化膜12を選択的に除去して、半導体基板10のおもて面10aの、活性領域21に対応する部分を露出させる。このとき、フィールド酸化膜12の開口部に、つなぎ領域22の、活性領域21側の部分まで露出させてもよい。
次に、図9に示すように、例えば堆積法により、トレンチ6の内部に埋め込むように、半導体基板10のおもて面10aに導電層7を堆積する。次に、導電層7をエッチバックして、トレンチ6の内部、および、フィールド酸化膜12の開口部に露出する半導体基板10のおもて面10a上にのみ残す。次に、一般的な方法により、おもて面電極8および裏面電極9を形成する。その後、半導体ウエハをダイシング(切断)して個々のチップ状に個片化することで、図1,2A,3に示すトレンチ型SBDが完成する。
以上、説明したように、実施の形態1によれば、隣り合うトレンチ間(メサ領域)において、半導体基板のおもて面およびトレンチの上部コーナー部を覆うp+型表面領域を形成する。かつ、トレンチの底面および底面コーナー部を覆うようにp+型領域を形成する。これにより、導電層とn型電流拡散領域とのショットキー接合がトレンチの側壁にのみ形成されるため、1つの面方位(トレンチの側壁の面方位)に基づくショットキー障壁高さのみでトレンチ型SBDのショットキー特性が決まる。このため、トレンチ型SBDに、複数のショットキー障壁が存在することによるリーク電流の増加は生じない。また、トレンチの面方位がショットキー障壁高さの低いSi面やC面にならないように設計することで、リーク電流が増加することを防止することができ、耐圧低下を防止することができる。かつ、1つの面方位のみのショットキー障壁高さに基づいて所定のショットキー特性を安定して得ることができる。また、実施の形態1によれば、セルピッチを狭くすることで、ショットキー接合の表面積の減少をセルピッチに対して小さくすることができる。このため、ショットキー接合の表面積減少による損失を小さくすることができ、かつチップの縮小化を図ることができる。また、実施の形態1によれば、セルピッチをショットキー接合の深さ方向の幅以下とすることで、セルピッチに対してショットキー接合の表面積を拡大させることができる。これにより、ショットキー接合面でのコンタクト抵抗を低くすることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2にかかる半導体装置の構造について説明する。図10,11Aは、実施の形態2にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。図11Bは、図11Aの変形例を示す断面図である。図12は、図10の切断線F-Fおよび図11A,11Bの切断線F-F’で切断した平面を半導体基板のおもて面側からみた各部のレイアウトを示す平面図である。図10は、図12の切断線D-Dにおける断面構造である。図10には、図12の活性領域21の断面構造を示す。図11A,11Bは、図12の切断線E-E’における断面構造である。図11A,11Bには、つなぎ領域22およびエッジ終端領域23の断面構造を示す。図11Aと図11Bとは、つなぎ領域22の構造が異なる。
実施の形態2にかかる半導体装置が実施の形態1にかかる半導体装置と異なる点は、p+型表面領域(図1の符号4に相当)に代えて、フィールド酸化膜12により、隣り合うトレンチ6間(メサ領域)における半導体基板10のおもて面10a(n-型炭化珪素層31の表面)を覆っている点である。導電層7は、半導体基板10のおもて面10aよりもトレンチ6の内部から外側に突出している。導電層7は、活性領域21においてフィールド酸化膜12上に延在していてもよい。半導体基板10のおもて面10aからp+型領域のアノード側端部までの距離t4は、例えば1.0μm以上2.0μm以下程度であってもよい。この距離t4が、ショットキー接合11の深さ方向の幅w11に相当する。フィールド酸化膜12の厚さt5は、例えば0.01μm以上1.0μm以下程度であってもよい。フィールド酸化膜12とは異なる絶縁膜で、トレンチ6間における半導体基板10のおもて面10aを覆ってもよい。
フィールド酸化膜12は、半導体基板10のおもて面10aから見て、トレンチ6の周囲を囲むように設けられている(図12参照)。トレンチ6間における半導体基板10のおもて面10aがフィールド酸化膜12で覆われていることで、導電層7はトレンチ6間における半導体基板10のおもて面10aには接触しない。このため、導電層7とn型電流拡散領域3とのショットキー接合11は、半導体基板10のおもて面10aとフィールド酸化膜12との界面からp+型領域5のアノード側端部までの距離t4の部分に、トレンチ6の側壁6bのみに沿って形成され、トレンチ6の上部コーナー部6cには形成されない。つなぎ領域22およびエッジ終端領域23の構成は、p+型表面領域を設けない点を除いて、実施の形態1(図2A,2B参照)と同様である。
実施の形態2にかかる半導体装置の製造方法は、実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法において、p+型表面領域の形成工程を省略する。かつ、つなぎ領域22およびエッジ終端領域23における半導体基板10のおもて面10aと、トレンチ6間における半導体基板10のおもて面10aと、にフィールド酸化膜12が残るように、フィールド酸化膜12を選択的に除去すればよい。
以上、説明したように、実施の形態2によれば、トレンチ間における半導体基板のおもて面を絶縁膜で覆うことで、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3にかかる半導体装置の構造について説明する。図13,14は、実施の形態3にかかる半導体装置の構造を示す断面図である。図13の切断線C-Cおよび図14の切断線C-C’で切断した平面を半導体基板のおもて面側からみた各部のレイアウトは実施の形態1(図3参照)と同様である。図13は、図3の切断線A-Aにおける断面構造である。図13には、図3の活性領域21の断面構造を示す。図14は、図3の切断線B-B’における断面構造である。図14には、つなぎ領域22およびエッジ終端領域23の断面構造を示す。符号24は、導電層7とフィールド酸化膜12との境界である。
実施の形態3にかかる半導体装置が実施の形態1にかかる半導体装置と異なる点は、次の3点である。
1つ目の相違点は、トレンチ6の底面6aから底面コーナー部6dまでを埋め込むように、トレンチ6の内部に絶縁層14が設けられている点である。絶縁層14の厚さ(導電層7と絶縁層14の界面からトレンチ6の底面6aまでの距離)t6は、例えば0.01μm以上0.2μm以下程度であってもよい。p+型表面領域4とn型電流拡散領域3との界面から導電層7と絶縁層14の界面までの距離t7は、例えば1.0μm以上2.0μm以下程度であってもよい。この距離t7が、ショットキー接合11の深さ方向の幅w11に相当する。導電層7は、トレンチ6の内部において絶縁層14上に埋め込まれている。
2つ目の相違点は、トレンチ6が基板おもて面10aからp+型領域5に達しない深さで設けられている点である。すなわち、p+型領域5に代えて、絶縁層14でトレンチ6の内部からトレンチ6の底面6aおよび底面コーナー部6dが覆われている。この絶縁層14によって、導電層7とn型電流拡散領域3とのショットキー接合11がトレンチ6の底面6aおよび底面コーナー部6dに形成されない構成とすることができる。p+型領域5は、トレンチ6と離して配置され、かつトレンチ6の底面6aおよび底面コーナー部6dと深さ方向に対向する。
3つ目の相違点は、つなぎ領域22において、p+型表面領域4とp+型領域5とに挟まれた部分に、トレンチ6の長手方向の端部から段差40のステア40aにおけるp+型表面領域4に達するように、p+型領域15が設けられている点である。このp+型領域15は、トレンチ6の長手方向の端部における底面コーナー部6dを覆う。p+型領域15は、トレンチ6の長手方向の端部の底面コーナー部6dへの電界集中を緩和する機能を有する。
つなぎ領域22およびエッジ終端領域23の構成は、3つ目の相違点を除いて、実施の形態1(図2A参照)と同様である。
以上、説明したように、実施の形態3によれば、トレンチの底面側に絶縁層を設け、当該絶縁層でトレンチの内部からトレンチの底面および底面コーナー部を覆うことで、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
以上において本発明は本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であり、上述した各実施の形態において、例えば各部の寸法や不純物濃度等は要求される仕様等に応じて種々設定される。また、上述した実施の形態では、炭化珪素基板に炭化珪素層をエピタキシャル成長させてなるエピタキシャル基板を用いた場合を例に説明しているが、本発明にかかる半導体装置を構成する各領域を例えばイオン注入等により炭化珪素基板に形成してもよい。また、本発明は、炭化珪素以外のワイドバンドギャップ半導体(例えばガリウム(Ga)など)に適用した場合においても同様の効果を奏する。また、本発明は、導電型(n型、p型)を反転させても同様に成り立つ。
以上のように、本発明にかかる半導体装置は、トレンチ型SBDに有用である。
1 n+型炭化珪素基板
2 n-型ドリフト領域
3 n型電流拡散領域
3a,3b n型部分領域
4 p+型表面領域
5,15 p+型領域
6 トレンチ
6a トレンチの底面
6b トレンチの側壁
6c トレンチの上部コーナー部
6d トレンチの底面コーナー部
7 導電層
8 おもて面電極
9 裏面電極
10 半導体基板
10a,10a’ 半導体基板のおもて面
11 ショットキー接合
12 フィールド酸化膜
13 n-型かp+型の領域
14 絶縁層
21 活性領域
22 つなぎ領域
23 エッジ終端領域
24 導電層とフィールド酸化膜との境界
31 n-型炭化珪素層
31a n-型炭化珪素層の厚さを増した部分
40 半導体基板のおもて面の段差
40a 段差のステア
40b 段差のステアと当該ステアよりも外側における基板おもて面との境界
41,42 JTE領域
43 n+型ストッパー領域
t1 p+型領域のアノード側端部からトレンチの底面までの距離
t2 p+型表面領域とn型電流拡散領域との界面からp+型領域のアノード側端部までの距離
t3 半導体基板のおもて面からp+型表面領域とn型電流拡散領域との界面までの距離
t4 半導体基板のおもて面からp+型領域のアノード側端部までの距離
t5 フィールド酸化膜の厚さ
t6 絶縁層の厚さ
t7 p+型表面領域とn型電流拡散領域との界面から導電層と絶縁層の界面までの距離
w10 メサ幅
w11 ショットキー接合の深さ方向の幅
w12 ショットキー接合の基板おもて面に平行な方向の幅
X トレンチがストライプ状に延在する方向
Y トレンチがストライプ状に延在する方向と直交する方向
Z 深さ方向

Claims (13)

  1. シリコンよりもバンドギャップの広い半導体からなる第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の内部に選択的に設けられた第2導電型の第1半導体領域と、
    前記半導体基板のおもて面の表面層に、前記第1半導体領域と離して設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記半導体基板の、前記第1半導体領域および前記第2半導体領域以外の部分である第1導電型の第3半導体領域と、
    前記半導体基板のおもて面から前記第2半導体領域を貫通して、前記第1半導体領域に達するトレンチと、
    前記トレンチの内部に設けられ、前記トレンチの側壁に前記第3半導体領域とのショットキー接合を形成する導電層と、
    前記導電層に電気的に接続された第1電極と、
    前記半導体基板の裏面に設けられた第2電極と、
    前記ショットキー接合で構成された素子を配置した活性領域と、
    前記活性領域の周囲を囲む終端領域と、
    前記活性領域と前記終端領域との間のつなぎ領域と、
    前記半導体基板のおもて面を、前記活性領域および前記つなぎ領域における第1面よりも前記終端領域における第2面で前記第2電極側に低くした段差と、
    を備え
    前記第3半導体領域は、前記半導体基板のおもて面の前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面よりも内側で終端し、
    前記つなぎ領域において前記第3半導体領域および前記トレンチと前記第3面との間に第4半導体領域が設けられており、
    前記第4半導体領域は、前記第3半導体領域よりも不純物濃度が低い第1導電型領域か、または前記第3半導体領域と導電型の異なる第2導電型領域であることを特徴とする半導体装置。
  2. シリコンよりもバンドギャップの広い半導体からなる第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の内部に選択的に設けられた第2導電型の第1半導体領域と、
    前記半導体基板の、前記第1半導体領域以外の部分である第1導電型の第3半導体領域と、
    前記半導体基板のおもて面から所定深さで設けられ、前記第1半導体領域に達するトレンチと、
    前記半導体基板のおもて面の、前記トレンチの形成領域以外の部分を覆う絶縁膜と、
    前記トレンチの内部に設けられ、前記トレンチの側壁に前記第3半導体領域とのショットキー接合を形成する導電層と、
    前記導電層に電気的に接続された第1電極と、
    前記半導体基板の裏面に設けられた第2電極と、
    前記ショットキー接合で構成された素子を配置した活性領域と、
    前記活性領域の周囲を囲む終端領域と、
    前記活性領域と前記終端領域との間のつなぎ領域と、
    前記半導体基板のおもて面を、前記活性領域および前記つなぎ領域における第1面よりも前記終端領域における第2面で前記第2電極側に低くした段差と、
    を備え
    前記第3半導体領域は、前記半導体基板のおもて面の前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面よりも内側で終端し、
    前記つなぎ領域において前記第3半導体領域および前記トレンチと前記第3面との間に第4半導体領域が設けられており、
    前記第4半導体領域は、前記第3半導体領域よりも不純物濃度が低い第1導電型領域か、または前記第3半導体領域と導電型の異なる第2導電型領域であることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第1半導体領域は、前記トレンチの底面および底面コーナー部を覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. シリコンよりもバンドギャップの広い半導体からなる第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の内部に選択的に設けられた第2導電型の第1半導体領域と、
    前記半導体基板のおもて面の表面層に、前記第1半導体領域と離して設けられた第2導電型の第2半導体領域と、
    前記半導体基板の、前記第1半導体領域および前記第2半導体領域以外の部分である第1導電型の第3半導体領域と、
    前記半導体基板のおもて面から前記第2半導体領域を貫通し、前記第1半導体領域と深さ方向に対向するトレンチと、
    前記トレンチの内部に設けられ、前記トレンチの底面および底面コーナー部を覆う絶縁層と、
    前記トレンチの内部において前記絶縁層上に設けられ、前記トレンチの側壁に前記第3半導体領域とのショットキー接合を形成する導電層と、
    前記導電層に電気的に接続された第1電極と、
    前記半導体基板の裏面に設けられた第2電極と、
    前記ショットキー接合で構成された素子を配置した活性領域と、
    前記活性領域の周囲を囲む終端領域と、
    前記活性領域と前記終端領域との間のつなぎ領域と、
    前記半導体基板のおもて面を、前記活性領域および前記つなぎ領域における第1面よりも前記終端領域における第2面で前記第2電極側に低くした段差と、
    を備え
    前記トレンチと、前記半導体基板のおもて面の前記第1面と前記第2面とをつなぐ第3面と、の間に、前記つなぎ領域の全域にわたって第2導電型の第4半導体領域が設けられていることを特徴とする半導体装置。
  5. 前記つなぎ領域から前記終端領域にわたって前記半導体基板のおもて面の前記第1面、前記第3面および前記第2面の全面を覆う絶縁膜をさらに備えることを特徴とする請求項1または4に記載の半導体装置。
  6. 前記絶縁膜は、前記活性領域から前記終端領域にわたって前記半導体基板のおもて面の前記第1面、前記第3面および前記第2面の全面を覆うことを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  7. 最も外側の前記トレンチの底面に深さ方向に対向する前記第1半導体領域は、前記活性領域から外側へ延在して前記半導体基板のおもて面の前記第3面に達し、
    前記第2半導体領域は、前記半導体基板のおもて面の前記第1面および前記第3面に沿って前記活性領域から外側へ延在して前記終端領域に達し、
    前記第4半導体領域は、前記第2半導体領域と前記第1半導体領域との間に設けられていることを特徴とする請求項1、4、5のいずれか一つに記載の半導体装置。
  8. 最も外側の前記トレンチの底面に深さ方向に対向する前記第1半導体領域は、前記活性領域から外側へ延在して前記半導体基板のおもて面の前記第3面に達し、
    前記第4半導体領域は、前記半導体基板のおもて面の前記第1面および前記第3面と前記第1半導体領域との間に設けられていることを特徴とする請求項2または6に記載の半導体装置。
  9. 前記トレンチは所定間隔で複数配置されており、
    前記所定間隔は、前記トレンチの側壁における前記第3半導体領域と前記導電層との前記ショットキー接合の深さ方向の幅以下であることを特徴とする請求項1~8のいずれか一つに記載の半導体装置。
  10. 前記ショットキー接合は前記トレンチの側壁のみに形成されていることを特徴とする請求項1~9のいずれか一つに記載の半導体装置。
  11. 前記トレンチは、前記半導体基板のおもて面に平行な方向に延在するストライプ状のレイアウトに配置され、前記つなぎ領域で終端し、
    前記トレンチを挟んで隣り合う前記第2半導体領域同士は、前記つなぎ領域において少なくとも一部が連結されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  12. 前記第2半導体領域は、前記つなぎ領域における前記半導体基板のおもて面の表面領域の全面に設けられていることを特徴とする請求項7または11に記載の半導体装置。
  13. 前記トレンチは、前記半導体基板のおもて面に平行な方向に延在するストライプ状のレイアウトに配置され、前記つなぎ領域で終端していることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
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