JP7058112B2 - 吸収体及び吸収性物品 - Google Patents
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Description
体全体に存在し、3次元的に該集合体の結合が強固に形成されており、そのため吸収体は柔軟性不足によってクッション性が不十分と考えられる。特許文献3記載の技術では、合成繊維はクッション層のみに含まれて吸収層とは分離していることから、双方の層間に交絡がないので、吸収層自体のクッション性は不十分である。
また本発明は、前記の本発明の吸収体を具備する吸収性物品である。
また、本発明の吸収性物品は、斯かる高品質の吸収体を具備しているため、着用感及び防漏性に優れる。
い実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキン1が示されている。ナプキン1は、体液を吸収保持する吸収体4と、該吸収体4の肌対向面側に配され、着用者の肌と接触し得る液透過性の表面シート2と、該吸収体4の非肌対向面側に配された液難透過性の裏面シート3とを具備する。ナプキン1は、図1に示すように、着用者の前後方向に対応し、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向Xと、これに直交する横方向Yとを有し、また縦方向Xにおいて、着用者の外陰部などの排泄部に対向する排泄部対向部(排泄ポイント)を含む縦中央域Bと、該排泄部対向部よりも着用者の腹側(前側)に配される前方域Aと、該排泄部対向部よりも着用者の背側(後側)に配される後方域Cとの3つに区分される。
方向Yの外方に延出し、その延出部が、吸収性コア40の下方に巻き下げられて、吸収性コア40の非肌対向面の全域を被覆している。尚、本発明においては、コアラップシートはこのような1枚のシートでなくてもよく、例えば、吸収性コア40の肌対向面を被覆する1枚の肌側コアラップシートと、該肌側コアラップシートとは別体で、吸収性コア40の非肌対向面を被覆する1枚の非肌側コアラップシートとの2枚を含んで構成されていてもよい。
従来技術によって製造するものと比較して、より定形性が高い複数のシート片状の繊維塊である。
形態A:繊維塊11同士等が、融着ではなく、繊維塊11の構成繊維11F同士の絡み合いによって結合している形態。
形態B:吸収性コア40の自然状態(外力が加わっていない状態)では、繊維塊11同士等は結合していないが、吸収性コア40に外力が加わった状態では、繊維塊11同士等が構成繊維11F同士の絡み合いによって結合し得る形態。ここでいう、「吸収性コア40に外力が加わった状態」とは、例えば、吸収性コア40が適用された吸収性物品の着用中において、吸収性コア40に変形力が加わった状態である。
献1に記載の如き「繊維の融着」による結合に比して、交絡している個々の要素(繊維塊11、吸水性繊維12F)の動きの自由度が高く、そのためその個々の要素は、それらからなる集合体としての一体性を維持し得る範囲で移動し得る。このように、吸収性コア40は、それに含有されている複数の繊維塊11同士あるいは繊維塊11と吸水性繊維12Fとが比較的ゆるく結合していることで、外力を受けたときに変形が可能な、緩やかな保形性を有しており、保形性とクッション性及び圧縮回復性等とが高いレベルで両立されている。
同様の観点から、形態Aの「交絡」を有する繊維塊11の数は、他の繊維塊11又は吸水性繊維12Fとの結合部を有する繊維塊11の全数の70%以上、特に80%以上であることが好ましい。
水分率は、JIS P8203の水分率試験方法を準用して算出した。即ち、繊維試料
を温度40℃、相対湿度80%RHの試験室に24時間静置後、その室内にて絶乾処理前の繊維試料の重量W(g)を測定した。その後、温度105±2℃の電気乾燥機(例えば、株式会社いすゞ製作所製)内にて1時間静置し、繊維試料の絶乾処理を行った。絶乾処理後、温度20±2℃、相対温度65±2%の標準状態の試験室にて、旭化成(株)製サランラップ(登録商標)で繊維試料を包括した状態で、Siシリカゲル(例えば、豊田化工(株))をガラスデシゲータ内(例えば、(株)テックジャム製)に入れて、繊維試料が温度20±2℃になるまで静置する。その後、繊維試料の恒量W’(g)を秤量して、次式により繊維試料の水分率を求める。水分率(%)=(W-W’/W’)×100
維塊11と、非肌対向面側の吸水性繊維リッチ部位12Pの吸水性繊維12とが、両部位11P,12Pの境界及びその近傍で交絡によって結合している。そのため、吸収性コア40と接触してその肌対向面側の繊維塊リッチ部位11Pに引き込まれた経血等の体液が、その交絡部位を介して、吸収性コア40の非肌対向面側の吸水性繊維リッチ部位12Pへ移行しやすくなり、延いては吸収性コア40の液引き込み性が高くなる。つまり、吸収性コア40において、繊維塊リッチ部位11Pの繊維塊11と吸水性繊維リッチ部位12Pの吸水性繊維12とが交絡によって結合することにより、繊維塊11(合成繊維11F)が肌対向面側に偏在し且つ吸水性繊維12Fが非肌対向面側に偏在することによる前述した効果をより一層高めることで、吸収性コア40が液を吸収して湿潤状態にある場合でも、高いクッション性を発現し且つナプキンの1表面(表面シート2)での液広がりが低減される。
吸収性コア40の肌対向面側即ち繊維塊リッチ部位11Pにおける繊維塊占有率は、好ましくは30質量%以上、さらに好ましくは35質量%以上、特に好ましくは40質量%以上、殊更好ましくは45質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下、さらに好ましくは95質量%以下、特に好ましくは85%以下、殊更好ましくは80質量%以下である。
吸収性コア40の非肌対向面側即ち吸水性繊維リッチ部位12Pにおける繊維塊占有率は、好ましくは0質量%以上、さらに好ましくは5質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、さらに好ましくは15質量%以下である。
繊維塊リッチ部位11Pの繊維塊占有率と吸水性繊維リッチ部位12Pのそれとの差は、前者から後者を差し引いた場合に、好ましくは5質量%以上、さらに好ましくは15質量%以上である。
尚、前記の繊維塊リッチ部位11P及び吸水性繊維リッチ部位12Pにおける繊維塊占有率の範囲は、吸収性コア全体として一体性を有している場合には、該吸収性コア40を厚み方向に二等分し、そのうちの肌対向面側を繊維塊リッチ部位11P、非肌対向面側を吸水性繊維リッチ部位12Pとして適用する。
排除するものである。後者の構成は、一の吸収性コア層と他の吸収性コア層とが分離可能であり、両層が一体不可分になっておらず、一体となっていない。「吸収性コア全体として一体性を有している」(吸収性コアが一体に形成されている)の具体例として、吸収性コア40の形成材料(繊維塊11、吸水性繊維12F)の全部が一度に積繊されてなる形態が挙げられる。
繊維塊占有率が30質量%以下となる部位を吸水性繊維リッチ部位12Pとした場合、吸水性繊維リッチ部位12Pは、吸収体4の非肌対向面から該吸収性コア40の厚み方向内方に該吸収性コア40の厚みの30~70%にわたる部位であることが好ましく、該厚みの40~60%にわたる部位であることがさらに好ましい。また、斯かる場合の吸水性繊維リッチ部位12Pの厚みは、好ましくは0.3mm以上、さらに好ましくは0.8mm以上、そして、好ましくは7.0mm以下、さらに好ましくは4.0mm以下である。
繊維塊リッチ部位11P、吸水性繊維リッチ部位12Pなどの、吸収性コア40の一部の厚み、及び吸収性コア40の全体の厚みは、以下の方法で測定される。
測定対象物(吸収性コア、吸収体)を水平な場所にシワや折れ曲がりがないように静置し、5cN/cm2の荷重下での測定対象物の厚みを測定する。具体的には、厚みの測定に、例えば、厚み計 PEACOCK DIAL UPRIGHT GAUGES R5-C(OZAKI MFG.CO.LTD.製)を用い
る。このとき、厚み計の先端部と切り出した測定対象物との間に、測定対象物に対する荷重が5cN/cm2となるように大きさを調整した平面視円形状又は正方形状のプレート(厚さ5mm程度のアクリル板)を配置して、厚みを測定する。厚み測定は、10点測定し、それらの平均値を算出して測定対象物の厚みとする。
測定対象(吸収性コア)から195mm×68mmの平面視四角形形状を切り出してサンプルとする。アクリル板の上に被測定面(例えば、サンプルが吸収性コアの肌対向面側の場合は肌対向面)を上にしてサンプルを載置し、そのサンプルに脱繊維馬血6.0gを注入し、2分間静置する操作を行う。注入操作完了後、測定対象の肌対向面及び非肌対向面における脱繊維馬血の拡散面積を測定する。
測定対象に注入する脱繊維馬血は、B型粘度計(東機産業株式会社製 型番TVB-10M、測定条件:ローターNo.19、30rpm、25℃、60秒間)を用いて測定した粘度が8mPa・sとなるものである。このような脱繊維馬血としては、例えば、株式会社日本バイオテスト研究所製の脱繊維馬血を用いることができ、必要に応じ、血球・血漿比率などを調整することで粘度を前記所定の範囲に調整することができる。測定対象における脱繊維馬血の注入位置は、測定対象の肌対向面又は非肌対向面の中心部とし、底部に直径1cmの注入口が付いた円筒付アクリル板を、該注入口が該測定対象の中心部と重なるように、該測定対象の肌対向面又は非肌対向面に設置して注入する。測定対象の肌対向面又は非肌対向面における脱繊維馬血の拡散面積の測定は、コクヨ株式会社製のOHPフィルム上に、測定対象の肌対向面又は該非肌対向面に存在する液拡散領域を記載し、Canon製の画像スキャン・解析ソフト(商品名:CanoScan)等を利用してOHPフィルム上に記載した該液拡散領域の面積を算出することによって行うことができる。前記測定を3回繰り返して、吸収性コアの肌対向面及び非肌対向面の各々の平均値を求める。
吸収性コア40を有する吸収性物品(ナプキン1)における表面シートの液拡散面積は、好ましくは12cm2以下、さらに好ましくは9cm2以下である。
吸収性コア40を有する吸収性物品(ナプキン1)における裏面シートの液拡散面積は、好ましくは12cm2以上、さらに好ましくは16cm2以上、そして、好ましくは45cm2以下、さらに好ましくは35cm2以下である。
また、吸収性コア40を有する吸収性物品(ナプキン1)における表面シートと裏面シートとの液拡散面積の差は、前記の通り、前者<後者を前提として、後者-前者として、好ましくは12cm2以上、さらに好ましくは15cm2以上、そして、好ましくは33
cm2以下、さらに好ましくは26cm2以下である。
により、繊維塊リッチ部位11Pと吸水性繊維リッチ部位12Pとの境界及びその近傍で、繊維塊11と吸水性繊維12Fとの交絡が促進されるようになり、クッション性と液引き込み性との両立が図られる。
吸収性コア40における吸水性繊維12Fの含有量は、吸収性コア40の全質量に対して、好ましくは20質量%以上、さらに好ましくは40質量%以上、そして、好ましくは80質量%以下、さらに好ましくは60質量%以下である。
吸収性コア40における吸水性繊維12Fの坪量は、好ましくは32g/m2以上、さらに好ましくは80g/m2以上、そして、好ましくは640g/m2以下、さらに好ましくは480g/m2以下である。
とにより、その役割がより一層確実に果たされるようになり、吸収性コア40全体として液引き込み性がより一層向上し得る。
吸収性コア40における吸水性ポリマー13の坪量は、好ましくは10g/m2以上、さらに好ましくは30g/m2以上、そして、好ましくは100g/m2以下、さらに好ましくは70g/m2以下である。
周面91Sに近いほど、吸収性コア40の一面側(肌対向面側)における繊維塊/吸水性繊維比が高まる傾向がある。繊維塊11の供給位置が回転ドラム91の外周面91Sから遠すぎると、吸収性コア40の厚み方向において繊維塊11が偏在し難く、均一に分布しやすくなる。これらの知見に基づき、繊維塊11のダクト92内への供給位置を適宜調整すればよい。
図5(b)の円盤形状の繊維塊11Bは、平面視円形状の相対向する2つの平坦面と、両平坦面を連結する湾曲した周面とを有しているところ、該2つの平坦面がそれぞれ基本面111であり、該周面が骨格面112である。
繊維塊11A,11Bは、骨格面112が平面視において四角形形状、より具体的には長方形形状をなしている点でも共通する。
きい。即ち、図5(a)の直方体形状の繊維塊11Aにおいては、2つの基本面111それぞれの面積の総和は、4つの骨格面112それぞれの面積の総和よりも大きく、また、図5(b)の円盤形状の繊維塊11Bにおいては、2つの基本面111それぞれの面積の総和は、円盤形状の繊維塊11Bの周面を形成する骨格面112の面積よりも大きい。繊維塊11A,11Bのいずれにおいても、基本面111は、繊維塊11A,11Bが有する複数の面のうちで面積が最大の面である。
ート10bsの切断によって形成される切断面(骨格面112)と、シート10bsが本来的に有する面であって該切断手段とは接触しない非切断面(基本面111)とに分類される。そして、この切断面か否かの違いに起因して、切断面である骨格面112は、非切断面である基本面111に比して、繊維端部の単位面積当たりの数が多いという特徴を有する。ここでいう「繊維端部」とは、繊維塊11の構成繊維11Fの長さ方向端部を意味する。通常、非切断面である基本面111にも繊維端部は存在するが、骨格面112は、原料繊維シート10bsの切断によって形成された切断面であることに起因して、その切断によって形成された構成繊維11Fの切断端部からなる繊維端部が、骨格面112の全体に多数存在しており、つまり、繊維端部の単位面積当たりの数が基本面111のそれよりも多くなっている。
基本面111の繊維端部の単位面積当たりの数N1は、好ましくは0個/mm2以上、さらに好ましくは3個/mm2以上、そして、好ましくは8個/mm2以下、さらに好ましくは6個/mm2以下である。
骨格面112の繊維端部の単位面積当たりの数N2は、好ましくは5個/mm2以上、さらに好ましくは8個/mm2以上、そして、好ましくは50個/mm2以下、さらに好ましくは40個/mm2以下である。
基本面111、骨格面112の繊維端部の単位面積当たりの数は、以下の方法により測定される。
測定対象の繊維を含む部材(繊維塊)を紙両面テープ(ニチバン株式会社製ナイスタックNW-15)を用いて、測定片を試料台に貼り付ける。次いで測定片を白金コーティングする。コーティングには日立那珂精器株式会社製イオンスパッタ装置E-1030型(商品名)を用い、スパッタ時間は120秒とする。測定片の切断面を、JEOL(株)製のJCM-6000型の電子顕微鏡を用いて、倍率100倍にて基本面及び骨格面を観察する。この倍率100倍の観察画面においては、測定対象面(基本面又は骨格面)の任意の位置に縦1.2mm、横0.6mmの長方形領域を設定し、且つ該長方形領域の面積が、該観察画面の面積の90%以上を占めるように観察角度などを調整した上で、該長方形領域内に含まれる繊維端部の個数を測定する。但し、倍率100倍の観察画面において、繊維塊の測定対象面が1.2mm×0.6mmよりも小さく、該観察画面全体に占める前記長方形領域の面積の割合が90%未満となる場合には、観察倍率を100倍より大きくした上で、前記と同様に、該測定対象面における前記長方形領域内に含まれる繊維端部の数を測定する。ここで個数測定の対象となる繊維端部は、繊維塊の構成繊維の長さ方向端部であり、測定対象面から該構成繊維の長さ方向端部以外の部分(長さ方向中間部)が延出していても、該長さ方向中間部は個数測定の対象としない。そして下記式により、繊維塊の測定対象面(基本面又は骨格面)における繊維端部の単位面積当たりの数を算出する。10個の繊維塊それぞれについて、前記手順に従って、基本面及び骨格面それぞれにおける繊維端部の単位面積当たりの数を測定し、それら複数の測定値の平均値を、当該測定対象面における繊維端部の単位面積当たりの数とする。
繊維塊の測定対象面(基本面又は骨格面)における繊維端部の単位面積当たりの数(個数/mm2)=長方形領域(1.2×0.6mm)に含まれる繊維端部の個数/該長方形領域の面積(0.72mm2)
短辺111aの長さと吸収性コア40の厚みとの比率は、前者/後者として、好ましくは0.03以上、さらに好ましくは0.08以上、そして、好ましくは1以下、さらに好ましくは0.5以下である。
吸収性コア40の厚みは、好ましくは1mm以上、さらに好ましくは2mm以上、そして、好ましくは10mm以下、さらに好ましくは6mm以下である。吸収性コア40の厚みは前記方法で測定される。
作用効果(保形性、柔軟性、クッション性、圧縮回復性などの向上効果)が安定的に奏されるようになる。繊維11Fは、疎水性且つ非吸水性であることがより好ましい。
測定対象(吸収性コア)から繊維塊の繊維を取り出し、その繊維に対する水の接触角を測定する。測定装置として、協和界面科学株式会社製の自動接触角計MCA-Jを用いる。接触角の測定には脱イオン水を用いる。インクジェット方式水滴吐出部(クラスターテクノロジー社製、吐出部孔径が25μmのパルスインジェクターCTC-25)から吐出される液量を20ピコリットルに設定して、水滴を、繊維の真上に滴下する。滴下の様子を水平に設置されたカメラに接続された高速度録画装置に録画する。録画装置は後に画像解析をする観点から、高速度キャプチャー装置が組み込まれたパーソナルコンピュータが望ましい。本測定では、17msec毎に画像が録画される。録画された映像において、繊維に水滴が着滴した最初の画像を、付属ソフトFAMAS(ソフトのバージョンは2.6.2、解析手法は液滴法、解析方法はθ/2法、画像処理アルゴリズムは無反射、画像処理イメージモードはフレーム、スレッシホールドレベルは200、曲率補正はしない、
とする)にて画像解析を行い、水滴の空気に触れる面と繊維とのなす角を算出し、接触角とする。測定対象物から取り出した繊維は、繊維長1mmに裁断し、該繊維を接触角計のサンプル台に載せて、水平に維持する。繊維1本につき異なる2箇所の接触角を測定する。N=5本の接触角を小数点以下1桁まで計測し、合計10箇所の測定値を平均した値(小数点以下第2桁で四捨五入)を、当該繊維の水との接触角と定義する。測定環境は、室温22±2℃、湿度65±2%RHとする。
例えば、前記実施形態においては、吸収体4が吸収性コア40とこれを被覆するコアラップシート41とを含んで構成されていたが、コアラップシート41は無くてもよい。
また、本発明に係る吸収性コアは、それに含有されている繊維塊(合成繊維集合体)の全部が、繊維塊11の如き定形の繊維集合体でなくてもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、斯かる定形の繊維集合体に加えてさらに不定形の繊維集合体がごく少量含まれていてもよい。
本発明の吸収性物品は、人体から排出される体液(尿、軟便、経血、汗等)の吸収に用いられる物品を広く包含し、前述した生理用ナプキンの他、生理用ショーツ、止着テープを有するいわゆる展開型の使い捨ておむつ、パンツ型の使い捨ておむつ、失禁パッド等が包含される。前述した本発明の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<2> 前記繊維塊は、2つの対向する基本面と、該2つの基本面を連結する骨格面とを備え、該2つの基本面の総面積が、該骨格面の総面積よりも大きい前記<1>に記載の吸収体。
<3> 前記基本面は平面視において長方形形状をなし、該長方形形状の短辺が、前記吸収体の厚みと同等か又はこれに比して短い前記<2>に記載の吸収体。
<4> 前記基本面の短辺の長さが、0.3mm以上、好ましくは0.5mm以上、そして、10mm以下、好ましくは6mm以下である前記<3>に記載の吸収体。
<5> 前記基本面の長辺の長さが、0.3mm以上、好ましくは2mm以上、そして、30mm以下、好ましくは15mm以下である前記<3>又は<4>に記載の吸収体。
<6> 前記繊維塊は、前記骨格面から外方へと延びる延出繊維部を有している前記<2>~<5>のいずれか1に記載の吸収体。
<7> 前記基本面及び前記骨格面各々に存在する繊維端部の単位面積当たりの数が、該基本面よりも該骨格面の方が多い前記<2>~<6>のいずれか1に記載の吸収体。
<8> 前記吸水性繊維に対する前記繊維塊の含有質量比が、前記非肌対向面側から前記肌対向面側に向かうに従って漸次増加する前記<1>~<7>のいずれか1に記載の吸収体。
<9> 前記吸収性コアにおいて、前記繊維塊と前記吸水性繊維との合計質量に対する前記繊維塊の質量の比率が、前記肌対向面側では30質量%以上100質量%以下、前記非肌対向面側では0質量%以上30質量%以下であり、且つ両者の差が5質量%以上である前記<1>~<8>のいずれか1に記載の吸収体。
<11> 前記吸収性コアにおいて、前記繊維塊と前記吸水性繊維との含有質量比が、前者/後者として、20/80~80/20である前記<1>~<10>のいずれか1に記載の吸収体。
<12> 前記吸収性コアが一体に形成されたものであり、該吸収性コアを厚み方向に二等分し、前記肌対向面側を上層部、前記非肌対向面側を下層部とし、さらに該上層部を厚み方向に二等分した場合に、該上層部の該下層部寄りの領域が、前記吸水性繊維を含む前記<1>~<11>のいずれか1に記載の吸収体。
<14> 前記吸水性繊維がセルロース系の親水性繊維である前記<1>~<13>のいずれか1に記載の吸収体。
<15> 前記繊維塊の水との接触角が90度未満、好ましくは70度以下である前記<1>~<14>のいずれか1に記載の吸収体。
<16> 前記繊維塊は親水化剤で処理されたものである前記<15>に記載の吸収体。<17> 前記吸収体は、吸収性コアとコアラップシートとから構成される前記<1>~<16>のいずれか1に記載の吸収体。
<19> 前記吸収体を挟持するように、肌対向面をなす表面シートと非肌対向面をなす裏面シートとを備え、該表面シートが該裏面シートよりも液拡散面積が小さい(表面シートの液拡散面積<裏面シートの液拡散面積)前記<18>に記載の吸収性物品
<20> 前記表面シートと前記裏面シートとの液拡散面積の比率が、前者/後者として、0.6以下、好ましくは0.3以下である前記<19>に記載の吸収性物品。
<21> 前記表面シートの液拡散面積が、12cm2以下、好ましくは9.0cm2以下である前記<19>又は<20>に記載の吸収性物品。
<22> 前記裏面シートの液拡散面積が、12cm2以上、さらに好ましくは16cm2以上、そして、45cm2以下、好ましくは35cm2以下である前記<19>~<21>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<23> 前記表面シートと前記裏面シートとの液拡散面積の差が、後者-前者として、12cm2以上、好ましくは15cm2以上、そして、33cm2以下、好ましくは26cm2以下である前記<19>~<22>のいずれか1に吸収性物品。
<24> 前記吸収性物品が生理用ナプキンである<18>~<23>のいずれか1に記載の吸収性物品。
図1に示すナプキン1と基本構成が同様の生理用ナプキンを作製した。
表面シートとして、坪量74g/m2のエアスルー不織布を用い、裏面シートとして、37g/m2のポリエチレン樹脂フィルムを用いた。吸収体は、繊維塊及び吸水性繊維を吸収性コアの繊維材料として用い、さらに別途用意した坪量16g/m2のパルプ繊維からなるコアラップシートを用いて、公知の積繊装置を用い常法に従って製造した。この吸収性コアは、形成材料(繊維塊、吸水性繊維)が一体となったものである。繊維塊の製造は図6に準じ、原料繊維シートの繊維質量に対して下記親水化剤0.4質量%で処理した原料繊維シートを賽の目状に切断して製造した。実施例1の吸収性コアにおける繊維材料(繊維塊、吸水性繊維)の配置は、図3に示す吸収性コア40と同様に、繊維塊/吸水性繊維比が該吸収性コアの非肌対向面側から前記肌対向面側に向かうに従って漸次増加する配置とした。
繊維塊の原料繊維シートとして、ポリエチレン及びポリエチレンテレフタラート樹脂からなる疎水性の熱可塑性繊維(非吸水性繊維)を構成繊維とする坪量21g/m2のエアスルー不織布(構成繊維同士の熱融着部を有する繊維シート)を用いた。吸水性繊維(吸水性繊維)として、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)を用いた。吸収体に使用した繊維塊(定形の合成繊維集合体)は、図5(a)に示す如き直方体形状の本体部を有し、その平面視長方形形状の基本面111の短辺111aが0.8mm、長辺111bが3.9mmであった。また、繊維塊の水との接触角は68度であった。また、吸収性コアを厚み方向に二等分し、該吸収性コアの肌対向面側を上層部、非肌対向面側を下層部とした場合において、該上層部及び該下層部における繊維塊と吸水性繊維の比率は下記表1に示す通りである。
・アルキルリン酸エステルカリウム塩(花王株式会社製 グリッパー4131の水酸化カリウム中和物) 25質量%
・ジアルキルスルホサクシネートナトリウム塩(花王株式会社製 ぺレックスOT-P)
10質量%
・アルキル(ステアリル)ベタイン(花王株式会社製 アンヒトール86B) 15質量%
・ポリオキシエチレン(付加モル数:2)ステアリルアミド(川研ファインケミカルズ製
アミゾールSDE) 30質量%
・ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン変性シリコーン(信越化学工業株式会社製
X-22-4515) 20質量%
吸収体を市販の生理用ナプキン(ユニ・チャーム株式会社製、商品名「Tanom Pew Slim 23cm」)の吸収体に変更した以外は実施例1及び2と同様にして生理用ナプキンを作製し、比較例1とした。比較例1で用いた吸収体は、合成繊維とセルロース系繊維(吸水性繊維)とが混合されたもので、繊維塊を含んでいない。
吸収体を下記のものに変更した以外は実施例1と同様にして生理用ナプキンを作製し、比較例2とした。
比較例2で用いた吸収体は、吸収性コアが、繊維塊として不定形の不織布片を含有している。また、比較例2で用いた吸収性コアは、繊維塊として、不定形の不織布片を用い、且つ吸収体に熱風工程を施して、該吸収体に含まれている該不織布片同士を互いに熱融着
させた。前記の吸収性コアに施した熱風工程では、不織布片とパルプ繊維との混合集合体(長さ210mm×幅66mm)を温度140℃の電気乾燥機(例えば、株式会社いすゞ製作所製)内にて30分静置し、不織布片同士を熱融着させた。使用した不定形の不織布片は、実施例1及び2で使用したエアスルー不織布と同じものを任意の方向に引きちぎることによって製造し、その平面視における差し渡し長さは概ね25mm程度であった。また、不織布片の構成繊維に適用した親水化剤として、比較例2では、実施例1及び2と同様の組成の親水化剤を使用した。
特許文献3(特開2003-52750号公報)の図1に示された構造の生理用ナプキンを作製した。この特許文献3の図1に示された生理用ナプキンは、表面シートと裏面シートとの間に吸収体(下記表1における「吸収性コア」に相当)が介在配置された構造を有し、該吸収体が、該表面シート側に配置されたクッション層と、該裏面シート側に配置された吸収層とからなる。前記クッション層は、不定形の不織布片のみを構成成分とし該不織布片の含有量が100質量%の構造体からなり、また、前記吸収層は、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)のみを構成成分としNBKPの含有量が100質量%の構造体からなる。前記クッション層で使用した不定形の不織布片は、比較例2で使用したものと同じである。また、前記クッション層の厚みは、特許文献3の〔0019〕の記載に基づき10mmとしたが、このような不定形の不織布片のみからなる構造体のみで、10mmの厚さを持った層構成を維持することは困難であるため、該構造体の全体を不織布で覆った。また、前記吸収層についても、パルプ繊維のみからなる構造体の全体をコアラップシートとしての紙で覆った。前記クッション層と前記吸収層との境界及びその近傍において、不織布片とパルプ繊維との交絡による結合は存在しなかった。
各実施例及び比較例の生理用ナプキンについて、下記方法により湿潤状態での圧縮仕事量(w-WC)を評価測定すると共に、前記方法により液拡散面積を評価測定した。結果を下記表1に示す。
試料の圧縮仕事量(WC)は、カトーテック株式会社製のKES(カワバタ・エバリュエーション・システム)での測定値で表し得ることが一般的に知られている(参考文献:風合い評価の標準化と解析(第2版)、著者 川端季雄、昭和55年7月10日発行)。具体的には、カトーテック株式会社製の自動化圧縮試験装置KES-FB3-AUTO-Aを用いて圧縮仕事量及び圧縮回復率を測定することができる。測定手順は以下の通りである。
生理用ナプキンから、前記排泄部対向部を含む195mm×68mmの平面視四角形形状の領域を切り出して試料とし、該試料に、底部に直径1cmの注入口が付いた円筒付アクリル板を、該試料の中心が該注入口の中心と重なるように、該試料に設置し、5.0gの脱繊維馬血(株式会社日本バイオテスト研究所製)を、2.0~3.0秒間かけて該注入口に注入することで、該脱繊維馬血を該試料に吸収させて湿潤状態とする。この湿潤状態の試料を圧縮試験装置の試験台に取り付ける。次に、その湿潤状態の試料を面積2cm2の円形平面を持つ鋼板間で圧縮する。圧縮速度は0.01cm/sec、圧縮最大荷重は490.2mN/cm2とする。圧縮仕事量(単位:mN・cm/cm2)は下記式で表される。下記式中、Tm、To及びPは、それぞれ490.2mN/cm2(4.9kPa)荷重時の厚み、4.902mN/cm2(49Pa)荷重時の厚み、及び測定時の荷重(mN/cm2)を示す。
こうして算出された圧縮仕事量が、当該試料の湿潤状態での圧縮仕事量(w-WC)である。w-WCの値が大きいほど、クッション性が高いと判断され高評価となる。
比較例3は、パルプ繊維のみからなる吸収層の肌対向面上に、該吸収層とは別体の不定形の繊維塊のみからなる非常に厚いクッション層を載せていることから、圧縮仕事量w-WCの値は大きいものの、各実施例に比して非肌対向面側と肌対向面側との液拡散面積の差が小さく、液引き込み性、使用者に対する安心感の与えやすさに劣る結果になった。
A 前方域
B 縦中央域
C 後方域
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
40 吸収性コア
11 繊維塊
11P 繊維塊リッチ部位
11F 繊維塊の構成繊維(合成繊維)
110 本体部
111 基本面
112 骨格面
113 延出繊維部
113S 延出繊維束部
12F 吸水性繊維
12P 吸水性繊維リッチ部位
13 吸水性ポリマー
41 コアラップシート
5 吸収性本体
10bs 繊維塊の原料繊維シート
Claims (10)
- 肌に直接又は間接に当てて使用され、使用時に使用者の肌から相対的に近い位置に配される肌対向面と、使用者の肌から相対的に遠い位置に配される非肌対向面とを有し、
非吸水性の合成繊維を含む複数の繊維塊と複数の吸水性繊維とを含み、該繊維塊と該吸水性繊維とが交絡しているとともに該繊維塊同士が交絡している吸収性コアを含む吸収体であって、
前記吸収性コアにおいて、前記吸水性繊維に対する前記繊維塊の含有質量比が、前記非肌対向面側よりも前記肌対向面側の方が大きく、
前記繊維塊と前記吸水性繊維との交絡は、前記吸収性コアの前記肌対向面側の層と該吸収性コアの前記非肌対向面側の層との境界及びその近傍に存在する、吸収体。 - 前記繊維塊は、2つの対向する基本面と、該2つの基本面を連結する骨格面とを備え、該2つの基本面の総面積が、該骨格面の総面積よりも大きい請求項1に記載の吸収体。
- 前記基本面は平面視において長方形形状をなし、該長方形形状の短辺が、前記吸収体の厚みと同等か又はこれに比して短い請求項2に記載の吸収体。
- 前記繊維塊は、前記骨格面から外方へと延びる延出繊維部を有している請求項2又は3に記載の吸収体。
- 前記吸水性繊維に対する前記繊維塊の含有質量比が、前記非肌対向面側から前記肌対向面側に向かうに従って漸次増加する請求項1~4のいずれか1項に記載の吸収体。
- 前記吸収性コアにおいて、前記繊維塊と前記吸水性繊維との合計質量に対する該繊維塊の質量の比率が、前記肌対向面側では30質量%以上100質量%以下、前記非肌対向面側では0質量%以上30質量%以下であり、且つ両者の差が5質量%以上である請求項1~5のいずれか1項に記載の吸収体。
- 前記非肌対向面側に吸水性ポリマーが含まれている請求項1~6のいずれか1項に記載の吸収体。
- 前記吸収性コアにおいて、前記繊維塊と前記吸水性繊維との含有質量比が、前者/後者として、20/80~80/20である請求項1~7のいずれか1項に記載の吸収体。
- 前記吸収性コアが一体に形成されたものであり、該吸収性コアを厚み方向に二等分し、前記肌対向面側を上層部、前記非肌対向面側を下層部とし、さらに該上層部を厚み方向に二等分した場合に、該上層部の該下層部寄りの領域が、前記吸水性繊維を含む請求項1~8のいずれか1項に記載の吸収体。
- 請求項1~9のいずれか1項に記載の吸収体を具備する吸収性物品。
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