JP7051610B2 - セメント組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また、ポゾラン反応による発熱量は、ポルトランドセメントの水和による発熱量に比べて少ないため、フライアッシュ混合セメントの水和熱は、ポルトランドセメントの水和熱よりも少なくなる。また、フライアッシュは、それ自体、球状の微粒子であるから、ボールベアリング作用により、コンクリート等の流動性を向上させることができ、それゆえ、コンクリート等の製造における単位水量を少なくすることができ、フライアッシュ混合セメントを用いた硬化体の乾燥収縮を小さくすることができる。
さらに、フライアッシュ混合セメントは、セメント製造時のCO2排出量や、原料である石灰石や化石燃料などの天然資源の使用量を少なくすることができる点や、副産物であるフライアッシュを有効活用できる点などで、環境負荷の低減効果を有している。
例えば、特許文献1では、石炭灰を大量に含む、強度発現性の良好なモルタルやコンクリート組成物のセメント/石炭灰比(質量比)は、石炭灰の20%のスラリー液のpHが11.0以上の場合に、0.5以上、該pHが9.0以上、11.0未満の場合に、0.7以上、該pHが6.0以上、9.0未満の場合に、1.0以上に定めている。
また、特許文献2には、安定的に良好な強度発現性を有するセメントの製造に適したフライアッシュは、リートベルト解析法で求められる格子定数が0.4935nm以下であるα-石英を含み、BET比表面積が5.0m2/g以下であるものと記載されている。
また、強度発現性に優れたセメント組成物を用いたモルタル等の硬化体であっても、乾燥収縮によるひび割れの発生によって、該硬化体からなる構造物の強度や耐久性が著しく低下する場合がある。このため、セメント組成物は、モルタル等の硬化体の状態において、乾燥収縮の小さいものが好ましい。
そこで、本発明の目的は、フライアッシュを含む(例えば、10~40質量%)場合であっても、強度発現性(特に、材齢7~91日におけるモルタル圧縮強さ)に優れ、かつ、流動性に優れ、さらには、モルタル等の硬化体の状態において、乾燥収縮の小さいセメント組成物及びその製造方法を提供することである。
[1] ポルトランドセメントクリンカー粉末、石膏粉末、フライアッシュ粉末、及び、ブレーン比表面積が5,000cm2/g以上の石灰石粉末を含むセメント組成物であって、上記ポルトランドセメントクリンカー粉末が、普通ポルトランドセメントクリンカー粉末、及び、早強ポルトランドセメントクリンカー粉末を含むものであり、上記セメント組成物の少なくとも一部が、同時粉砕用材料として少なくとも、普通ポルトランドセメントクリンカーと早強ポルトランドセメントクリンカーのいずれか一方または両方と、石膏と、フライアッシュを同時に粉砕してなるフライアッシュ含有粉砕物を含むことを特徴とするセメント組成物。
[2] 上記同時粉砕用材料が、石灰石を含む前記[1]に記載のセメント組成物。
[3] 上記ポルトランドセメントクリンカー粉末の量と上記石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の、上記石膏粉末の量(SO3換算)の割合が、1.0~3.0質量%であり、上記ポルトランドセメントクリンカー粉末の量、上記石膏粉末の量(SO3換算)、上記フライアッシュ粉末の量、及び、上記石灰石粉末の量の合計100質量%中、上記フライアッシュ粉末の量の割合が10~40質量%で、かつ、上記石灰石粉末の量の割合が1~10質量%である前記[1]又は[2]に記載のセメント組成物。
[4] 上記ポルトランドセメントクリンカー粉末の鉄率(I.M.)が、1.85~2.03である前記[1]~[3]のいずれかに記載のセメント組成物。
[6] 上記フライアッシュ含有粉砕物製造工程において、上記同時粉砕用材料として、上記普通ポルトランドセメントクリンカーと上記早強ポルトランドセメントクリンカーのいずれか一方のみを用い、かつ、上記石膏として、石膏の全量の一部のみを用い、フライアッシュを材料として用いない工程として、同時粉砕用材料として少なくとも、上記普通ポルトランドセメントクリンカーと上記早強ポルトランドセメントクリンカーのいずれか一方であって、上記フライアッシュ含有粉砕物製造工程で用いられないものと、上記石膏の残部を同時に粉砕して、フライアッシュを含まないフライアッシュ不含有粉砕物を得るフライアッシュ不含有粉砕物製造工程、を含み、上記フライアッシュ含有粉砕物製造工程で得た上記フライアッシュ含有粉砕物と、上記フライアッシュ不含有粉砕物製造工程で得た上記フライアッシュ不含有粉砕物を混合する混合工程を含む前記[5]に記載のセメント組成物の製造方法。
[7] 上記混合工程において、上記フライアッシュ含有粉砕物及び上記フライアッシュ不含有粉砕物と共に、上記石灰石粉末を混合する前記[6]に記載のセメント組成物の製造方法。
[8] 上記同時粉砕用材料として、上記普通ポルトランドセメントクリンカーと上記早強ポルトランドセメントクリンカーの両方、及び、石灰石を用いる前記[5]に記載のセメント組成物の製造方法。
また、本発明のセメント組成物の製造方法によれば、フライアッシュを含む(例えば、10~40質量%)場合であっても、強度発現性(特に、材齢7~91日におけるモルタル圧縮強さ)に優れ、かつ、流動性に優れ、さらには、モルタル等の硬化体の状態において、乾燥収縮の小さいセメント組成物を製造することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
(1)ポルトランドセメントクリンカー粉末
本発明で使用するポルトランドセメントクリンカー粉末(以下、単に「セメントクリンカー粉末」ともいう。)は、普通ポルトランドセメントクリンカー粉末、及び、早強ポルトランドセメントクリンカー粉末を含むものである。
セメントクリンカー粉末の鉄率(I.M.)は、好ましくは1.85~2.03、より好ましくは1.88~2.00、さらに好ましくは1.90~1.99、特に好ましくは1.91~1.98である。鉄率が1.85以上であれば、セメント組成物の強度発現性がより向上し、該セメント組成物からなる硬化体の乾燥収縮がより小さくなる。鉄率が2.03を超えると、このようなセメントクリンカー粉末を、普通ポルトランドセメントクリンカー粉末と早強ポルトランドセメントクリンカー粉末の配合割合を調整することのみによって得ることは困難である。また、鉄率が2.03以下であれば、セメント組成物の流動性がより向上する。
セメントクリンカー粉末のケイ酸率(S.M.)は、セメントクリンカー粉末の調製の容易性や、セメント組成物の流動性及び強度発現性の観点から、好ましくは2.30~2.65、より好ましくは2.35~2.62、さらに好ましくは2.37~2.60、さらに好ましくは2.40~2.58、特に好ましくは2.45~2.57である。
また、セメントクリンカー粉末の、ボーグ式を用いて算出した2CaO・SiO2(ビーライト;以下、「C2S」ともいう。)の含有率は、セメント組成物の流動性、強度発現性の向上、及び、該セメント組成物からなる硬化体の乾燥収縮の低減の観点から、好ましくは7.0~16.0質量%、より好ましくは8.0~15.5質量%、さらに好ましくは9.0~15.3質量%、さらに好ましくは10.0 ~15.0質量%、特に好ましくは12.0~14.9質量%である。
さらに、セメントクリンカー粉末の、ボーグ式を用いて算出した4CaO・Al2O3・Fe2O3(フェライト相;以下、「C4AF」ともいう。)の含有率は、好ましくは7.0~10.0質量%、より好ましくは7.5~9.7質量%、特に好ましくは8.0~9.5質量%である。
C3S(質量%)=(4.07×CaO(質量%))-(7.60×SiO2(質量%))-(6.72×Al2O3(質量%))-(1.43×Fe2O3(質量%))
C2S(質量%)=(2.87×SiO2(質量%))-(0.754×C3S(質量%))
C3A(質量%)=(2.65×Al2O3(質量%))-(1.69×Fe2O3(質量%))
C4AF(質量%)=3.04×Fe2O3(質量%)
また、セメントクリンカー粉末の調製における、普通ポルトランドセメントクリンカーと早強ポルトランドセメントクリンカーの配合割合は、調製によって得られるセメントクリンカー粉末の鉄率等やC2S等の含有率の数値が、上述した数値範囲内となるのであれば、特に限定されるものではない。
また、セメントクリンカー粉末は、普通ポルトランドセメントクリンカー粉末および早強ポルトランドセメントクリンカー粉末以外のポルトランドセメントクリンカー粉末(以下、「他のクリンカー粉末」ともいう。)を含んでいてもよいが、セメント組成物の流動性及び強度発現性等の観点から、普通ポルトランドセメントクリンカー粉末、及び、早強ポルトランドセメントクリンカー粉末のみからなるものが好ましい。
セメントクリンカー粉末の全量中の他のクリンカー粉末の割合は、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下、特に好ましくは0質量%である。
本発明で使用する石膏粉末としては、例えば、二水石膏、半水石膏、および無水石膏等の粉末が挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
中でも、セメント組成物の流動性および強度発現性の観点から、二水石膏と半水石膏の混合物を用いることが好ましい。二水石膏と半水石膏の合計100質量%中の半水石膏の割合は、セメント組成物の流動性および強度発現性の観点から、SO3換算で、好ましくは10~95質量%、より好ましくは20~90質量%、特に好ましくは30~85質量%である。
また、石膏粉末のブレーン比表面積は、セメント組成物の流動性及び強度発現性の観点から、好ましくは5,000~15,000cm2/g、より好ましくは6,000~14,000cm2/gである。
本発明で使用するフライアッシュ粉末のブレーン比表面積は、セメント組成物の流動性及び強度発現性の観点から、好ましくは1,500~8,000cm2/g、より好ましくは2,000~7,000cm2/g、さらに好ましくは2,500~6,000cm2/g、さらに好ましくは2,700~5,000cm2/g、特に好ましくは2,900~4,000cm2/gである。
また、フライアッシュ粉末の単位質量中の、Na2O、K2O、MgO、SO3、TiO2、P2O5、及びMnOの各々の質量は、下記式(1)を満たすものが好ましい。
(Na2O+0.658×K2O)/(MgO+SO3+TiO2+P2O5+MnO)=0.10~1.50 ・・・(1)
上記式(1)から導き出される質量比は、好ましくは0.10~1.50、より好ましくは0.20~1.00、さらに好ましくは0.25~0.80、さらに好ましくは0.28~0.70、特に好ましくは0.30~0.60である。該質量比が上記数値範囲内であれば、セメント組成物の強度発現性がより向上する。また、該質量比が1.50以下であればセメント組成物からなる硬化体の乾燥収縮をより小さくすることができる。
なお、フライアッシュ粉末は、通常、石英を5~25質量%の割合で含むものである。
フライアッシュ粉末中の石英の、リートベルト解析法を用いて得られた格子体積の値は、該フライアッシュ粉末のX線回析図に基づき、例えば、Bruker社製の解析ソフト(商品名:「TOPAS ver2.1」)、及び、ICDD(International Centre for Diffraction Data)のPDFデータベースから得られる結晶構造データ(データベースの検索に用いられるICDD nunmber:331161(Quartz))を用いて得ることができる。
本発明で使用する石灰石粉末のブレーン比表面積は、5,000cm2/g以上、好ましくは5,200~15,000cm2/g、より好ましくは5,400~14,000cm2/g、さらに好ましくは5,500~13,000cm2/g、さらに好ましくは5,600~12,500cm2/g、特に好ましくは5,700~12,000cm2/gである。ブレーン比表面積が5,000cm2/g未満であると、セメント組成物の強度発現性が低下する。
ここで、同時粉砕用材料とは、セメント組成物を構成する材料の少なくとも一部であって、後述のセメント組成物の製造方法において、同時に粉砕される材料である。
同時粉砕用材料は、ブレーン比表面積が5,000cm2/g以上である石灰石粉末を簡易に得ることができる観点から、石灰石を含んでいてもよい。
本発明のセメント組成物において、セメントクリンカー粉末の量と、石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の、石膏粉末の量(SO3換算)の割合は、好ましくは1.0~3.0質量%、より好ましくは1.5~2.9質量%、特に好ましくは1.8~2.8質量%である。該割合が1.0質量%以上であれば、セメント組成物の流動性がより向上する。該割合が3.0質量%以下であれば、セメント組成物の強度発現性より向上する。
また、セメントクリンカー粉末の量と、石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の、全SO3量の割合は、セメント組成物の流動性及び強度発現性の観点から、好ましくは1.5~3.5質量%、より好ましくは1.7~3.2質量%、特に好ましくは2.0~3.0質量%である。
本発明のセメント組成物を製造するための方法としては、同時粉砕用材料として少なくとも、普通ポルトランドセメントクリンカーと早強ポルトランドセメントクリンカーのいずれか一方または両方と、石膏と、フライアッシュを同時に粉砕して、フライアッシュ含有粉砕物を得るフライアッシュ含有粉砕物製造工程を含むものが挙げられる。
上記工程において、セメント組成物を構成する材料の少なくとも一部である同時粉砕用材料を得ることができる。
上記工程において得られる同時粉砕用材料以外の、セメント組成物に含まれる他の材料は、フライアッシュ不含有粉砕物製造工程(後述)等において適宜調製され、上記工程の後に設けられる混合工程において混合されることで、セメント組成物を得ることができる。
具体的には、同時粉砕用材料として少なくとも、普通ポルトランドセメントクリンカーと、石膏と、フライアッシュを同時に粉砕して、フライアッシュ含有粉砕物Aを得るフライアッシュ含有粉砕物製造工程A、及び、同時粉砕用材料として少なくとも、早強ポルトランドセメントクリンカーと、石膏と、フライアッシュを同時に粉砕して、フライアッシュ含有粉砕物Bを得るフライアッシュ含有粉砕物製造工程Bを、別々に行い、次いで、混合工程において、得られた粉砕物(フライアッシュ含有粉砕物Aおよびフライアッシュ含有粉砕物B)と、セメント組成物に含まれる他の材料を混合することで、本発明のセメント組成物を得ることができる。
また、フライアッシュ含有粉砕物製造工程において、セメントクリンカーとして、早強ポルトランドセメントクリンカーのみを含むフライアッシュ含有粉砕物を得るために行われる粉砕は、得られる粉砕物のブレーン比表面積が、好ましくは4,100~4,600cm2/g、より好ましくは4,200~4,500cm2/gとなるまで行うことが好ましい。
さらに、フライアッシュ含有粉砕物製造工程において、セメントクリンカーとして、普通ポルトランドセメントクリンカー及び早強ポルトランドセメントクリンカーを含むフライアッシュ含有粉砕物を得るために行われる粉砕は、得られる粉砕物のブレーン比表面積が、好ましくは3,600~4,500cm2/g、より好ましくは3,700~4,400cm2/gとなるまで行うことが好ましい。
フライアッシュ不含有粉砕物製造工程は、フライアッシュを材料として用いない工程であり、同時粉砕用材料として少なくとも、普通ポルトランドセメントクリンカーと早強ポルトランドセメントクリンカーのいずれか一方であって、フライアッシュ含有粉砕物製造工程で用いられないものと、石膏の残部を同時に粉砕して、フライアッシュを含まないフライアッシュ不含有粉砕物を得る工程である。
フライアッシュ含有粉砕物製造工程で得られたフライアッシュ含有粉砕物と、フライアッシュ不含有粉砕物製造工程で得られたフライアッシュ不含有粉砕物を、混合工程において混合することで、本発明のセメント組成物を得ることができる。
また、フライアッシュ不含有粉砕物製造工程において、セメントクリンカーとして、早強ポルトランドセメントクリンカーのみを含むフライアッシュ不含有粉砕物を得るために行われる粉砕は、得られる粉砕物のブレーン比表面積が、好ましくは4,100~4,600cm2/g、より好ましくは4,200~4,500cm2/gとなるまで行うことが好ましい。
この場合、普通ポルトランドセメントクリンカー及び早強ポルトランドセメントクリンカーを含むフライアッシュ含有粉砕物を得るために行われる粉砕は、得られる粉砕物のブレーン比表面積が、好ましくは3,600~4,500cm2/g、より好ましくは3,700~4,400cm2/gとなるまで行うことが好ましい。
フライアッシュ含有粉砕物製造工程及びフライアッシュ不含有粉砕物製造工程のいずれか一方または両方において、石灰石(塊状)を、他の材料と共に粉砕する際に、セメント組成物に含まれる石灰石粉末のブレーン比表面積が5,000cm2/g以上になるまで粉砕を行うことができる。
セメント分散剤としては、リグニン系、ナフタレンスルホン酸系、メラミン系、又はポリカルボン酸系等の、減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、又は高性能AE減水剤を使用することができる。
本発明のセメント組成物を、モルタル又はコンクリートとして使用する場合には、骨材として、モルタルやコンクリートの製造に使用される通常の細骨材(例えば、川砂、陸砂、砕砂等)や粗骨材(例えば、川砂利、山砂利、砕石等)を使用することができる。また、骨材の一部または全部として、溶融スラグ(例えば、都市ゴミ、都市ゴミ焼却灰、及び下水汚泥焼却灰から選ばれる一種以上を溶融して製造されたもの)、高炉スラグ、製鋼スラグ、銅スラグ、碍子屑、ガラスカレット、陶磁器廃材、クリンカーアッシュ、廃レンガ、コンクリート廃材等の廃棄物を使用することもできる。
なお、必要に応じて、本発明の目的に支障のない範囲内で、空気連行剤、消泡剤等の混和剤を使用してもよい。
[使用材料]
(1)普通ポルトランドセメントクリンカー(表1中、普通クリンカーと示す。);太平洋セメント社製、H.M.の数値等は表1に示す
(2)早強ポルトランドセメントクリンカー(表1中、早強クリンカーと示す。);太平洋セメント社製、H.M.の数値等を表1に示す
(3)排脱二水石膏;住友金属社製の排脱二水石膏を、最大粒径が1.2mm以下となるように解砕したもの
(4)半水石膏;上記排脱二水石膏を140℃で加熱したもの
(5)石灰石;粒径30mm程度
(6)石灰石粉末;ブレーン比表面積:8,500cm2/g
(7)細骨材;「JIS R 5201(セメントの物理試験方法)」に定める標準砂
(8)減水剤;ポリカルボン酸系高性能AE減水剤、BASFジャパン製、商品名「マスターグレニウムSP8N」
(9)消泡剤;非イオン界面活性剤、日華化学社製、商品名「フォームレックス747」
(10)フライアッシュ;ブレーン比表面積:3,410cm2/g、質量比((Na2O+0.658×K2O)/(MgO+SO3+TiO2+P2O5+MnO)):0.51、石英の格子体積(Å3):113.9
(11)水;水道水
また、排脱二水石膏と半水石膏を、排脱二水石膏と半水石膏の合計100質量%中の半水石膏の割合が50質量%(SO3換算によるもの)となるように混合してなる石膏(以下、「混合石膏」ともいう。)を製造した。
早強ポルトランドセメントクリンカーと、混合石膏と、フライアッシュと、石灰石を、バッチ式ボールミルに投入した後、これらを同時に粉砕して、粉砕物1(ブレーン比表面積:4,500cm2/g)を得た。
また、普通ポルトランドセメントクリンカーと、混合石膏を、バッチ式ボールミルに投入した後、これらを同時に粉砕して、粉砕物2(ブレーン比表面積:3,200cm2/g)を得た。
次いで、粉砕物1と粉砕物2を混合して、セメント組成物1を得た。
セメント組成物1に含まれる、ポルトランドセメントクリンカー粉末A(普通ポルトランドセメントクリンカー粉末、及び、早強ポルトランドセメントクリンカー粉末を含むもの:表1中、「クリンカーA」と示す。)のH.M.の数値等を表1に示す。
ポルトランドセメントクリンカー粉末Aの量と混合石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の混合石膏粉末の割合、並びに、セメント組成物1(ポルトランドセメントクリンカー粉末Aの量、混合石膏粉末の量(SO3換算)、フライアッシュ粉末の量、石灰石粉末の量の合計100質量%)中、フライアッシュ粉末、及び、石灰石粉末の割合を表2に示す。
早強ポルトランドセメントクリンカーと、混合石膏と、フライアッシュを、バッチ式ボールミルに投入した後、これらを同時に粉砕して、粉砕物1(ブレーン比表面積:4,450cm2/g)を得た。
また、普通ポルトランドセメントクリンカーと、混合石膏を、バッチ式ボールミルに投入した後、これらを同時に粉砕して、粉砕物2(ブレーン比表面積:3,200cm2/g)を得た。
次いで、粉砕物1と、粉砕物2と、石灰石粉末を混合して、セメント組成物2を得た。
セメント組成物2に含まれる、ポルトランドセメントクリンカー粉末B(普通ポルトランドセメントクリンカー粉末、及び、早強ポルトランドセメントクリンカー粉末を含むもの:表1中、「クリンカーB」と示す。)のH.M.の数値等を表1に示す。
ポルトランドセメントクリンカー粉末Bの量と混合石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の混合石膏粉末の割合、並びに、セメント組成物2(ポルトランドセメントクリンカー粉末Bの量、混合石膏粉末の量(SO3換算)、フライアッシュ粉末の量、石灰石粉末の量の合計100質量%)中、フライアッシュ粉末、及び、石灰石粉末の割合を表2に示す。
普通ポルトランドセメントクリンカーと、早強ポルトランドセメントクリンカーと、混合石膏と、フライアッシュと、石灰石を、バッチ式ボールミルに投入した後、これらを同時に粉砕して、セメント組成物3(ブレーン比表面積:3,920cm2/g)を得た。
セメント組成物3に含まれる、ポルトランドセメントクリンカー粉末C(普通ポルトランドセメントクリンカー粉末、及び、早強ポルトランドセメントクリンカー粉末を含むもの:表1中、「クリンカーC」と示す。)のH.M.の数値等を表1に示す。
ポルトランドセメントクリンカー粉末Cの量と混合石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の混合石膏粉末の割合、並びに、セメント組成物3(ポルトランドセメントクリンカー粉末Cの量、混合石膏粉末の量(SO3換算)、フライアッシュ粉末の量、石灰石粉末の量の合計100質量%)中、フライアッシュ粉末、及び、石灰石粉末の割合を表2に示す。
早強ポルトランドセメントクリンカーと、混合石膏と、フライアッシュと、石灰石を、バッチ式ボールミルを投入した後、これらを同時に粉砕して、粉砕物1(ブレーン比表面積:4,500cm2/g)を得た。
また、普通ポルトランドセメントクリンカーと、混合石膏を、バッチ式ボールミルに投入した後、これらを同時に粉砕して、粉砕物2(ブレーン比表面積:3,200cm2/g)を得た。
次いで、粉砕物1と粉砕物2を混合して、セメント組成物4を得た。
セメント組成物4に含まれる、ポルトランドセメントクリンカー粉末D(普通ポルトランドセメントクリンカー粉末、及び、早強ポルトランドセメントクリンカー粉末を含むもの:表1中、「クリンカーD」と示す。)のH.M.の数値等を表1に示す。
ポルトランドセメントクリンカー粉末Dの量と混合石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の混合石膏粉末の割合、並びに、セメント組成物4(ポルトランドセメントクリンカー粉末Dの量、混合石膏粉末の量(SO3換算)、フライアッシュ粉末の量、石灰石粉末の量の合計100質量%)中、フライアッシュ粉末、及び、石灰石粉末の割合を表2に示す。
普通ポルトランドセメントクリンカーと、混合石膏を、バッチ式ボールミルに投入した後、これらを同時に粉砕して、粉砕物1(ブレーン比表面積:3,300cm2/g)を得た。
粉砕物1とフライアッシュを混合して、セメント組成物5を得た。
普通ポルトランドセメントクリンカー粉末の量と混合石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の混合石膏粉末の割合、並びに、セメント組成物5(普通ポルトランドセメントクリンカー粉末の量、混合石膏粉末の量(SO3換算)、及び、フライアッシュ粉末の量の合計100質量%)中、フライアッシュ粉末の割合を表2に示す。
なお、セメント組成物5はフライアッシュセメントB種に相当するものである。
普通ポルトランドセメントクリンカーと排脱二水石膏を、実機ボールミル(粉砕能力:130トン/時)に投入した後、これらを同時に粉砕して、ブレーン比表面積が3,280cm2/gであるセメント組成物6を得た。
なお、普通ポルトランドセメントクリンカー粉末の量と、石膏粉末の量(SO3換算)の合計100質量%中の全SO3の割合は、2.2質量%である。さらに、二水石膏の量と半水石膏の量の合計100質量%中の半水石膏の割合は、SO3換算で48質量%であった。
なお、得られたセメント組成物6は、市販されている普通ポルトランドセメントに相当するものである。
また、セメント組成物1~4において、セメント組成物中のセメントクリンカー粉末(普通ポルトランドセメントクリンカー粉末と早強ポルトランドセメントクリンカー粉末を含むもの)のブレーン比表面積は、3,800~4,100cm2/gであった。セメント組成物5~6において、セメント組成物中の普通ポルトランドセメントクリンカー粉末のブレーン比表面積は、2,900~2,930cm2/gであった。
さらに、セメント組成物1~6において、セメント組成物中の石膏粉末のブレーン比表面積は、8,000~12,000cm2/gであった。
なお、セメント組成物中の特定の材料(石灰石粉末、石膏粉末)のブレーン比表面積は、セメント組成物を走査電子顕微鏡(SEM)で観察して、セメント組成物中の材料の粒子を特定し、該粒子の平均粒径を求めた後、該平均粒径から推定することができる 。
(1)モルタルフローの測定
水とセメント組成物の質量比(水/セメント組成物)が0.3、細骨材とセメント組成物の質量比(細骨材/セメント組成物)が1.4、消泡剤とセメント組成物の質量比(消泡剤/セメント組成物)が0.001、セメント分散剤とセメント組成物の質量比(セメント分散剤/セメント組成物)が0.0065となる量で、セメント組成物等のこれら材料を混合して、モルタルを調製した。これら材料の混練は、ホバートミキサーを用いて、「JIS R 5201(セメントの物理試験方法)」に準拠(ただし、混練時間は、ここに記載されている時間よりも2分間長いものとした。)して行った。なお、混練に際して、セメント分散剤と消泡剤は水と同時にミキサーに投入した。
得られたモルタルについて、「JIS A 1171(ポリマーセメントモルタルの試験方法)」に記載されたスランプコーンを用いて、「JIS R 5201(セメントの物理試験方法)」のフロー試験に準拠して、混練直後のモルタルフロー値を、15回の落下運動を行わないで測定した。
(2)モルタル圧縮強さの測定
「JIS R 5201(セメントの物理試験方法)」に準拠して、材齢3日、7日、28日の各時点における、モルタル圧縮強さを測定した。
(3)乾燥収縮の測定
「JIS R 5201(セメントの物理試験方法)」に準拠して、モルタルを調製し、「JIS A 1129-3(モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法-第3部:ダイヤルゲージ法)」に準拠して、材齢182日におけるモルタルの乾燥収縮の値を測定した。
なお、乾燥収縮の絶対値が小さいほど、乾燥収縮の程度が小さいことを意味する。
それぞれの結果を表3に示す。
なお、表3中、「―」は、測定を行っていないことを示す。
また、本発明のセメント組成物(実施例1~4)を用いたモルタルの各材齢における圧縮強さ(材齢3日:28.3~28.7N/mm2、材齢7日:44.5~45.6N/mm2、材齢28日:64.8~65.8N/mm2)は、各々、フライアッシュセメントB種に相当するセメント組成物(比較例1、)及び、普通ポルトランドセメントに相当するセメント組成物(比較例2)を用いたモルタルの各材齢における圧縮強さ(材齢3日:25.9~27.3N/mm2、材齢7日:38.6~42.8N/mm2、材齢28日:60.0~61.7N/mm2)よりも大きいことがわかる。
さらに、本発明のセメント組成物(実施例1、3~4)を用いたモルタルの乾燥収縮の絶対値(680~687μm)は、普通ポルトランドセメントに相当するセメント組成物(比較例2)を用いたモルタルの乾燥収縮の絶対値(880μm)よりも小さいことがわかる。
Claims (6)
- ポルトランドセメントクリンカー粉末、石膏粉末、フライアッシュ粉末、及び、ブレーン比表面積が5,000cm2/g以上の石灰石粉末を含むセメント組成物であって、
上記ポルトランドセメントクリンカー粉末が、普通ポルトランドセメントクリンカー粉末、及び、早強ポルトランドセメントクリンカー粉末を含むものであり、
上記ポルトランドセメントクリンカー粉末の量と上記石膏粉末の量(SO 3 換算)の合計100質量%中の、上記石膏粉末の量(SO 3 換算)の割合が、1.0~3.0質量%であり、
上記ポルトランドセメントクリンカー粉末の量、上記石膏粉末の量(SO 3 換算)、上記フライアッシュ粉末の量、及び、上記石灰石粉末の量の合計100質量%中、上記フライアッシュ粉末の量の割合が10~40質量%で、かつ、上記石灰石粉末の量の割合が1~10質量%であり、
上記ポルトランドセメントクリンカー粉末の鉄率(I.M.)が、1.91~1.98であるセメント組成物を製造するための方法であって、
同時粉砕用材料として少なくとも、普通ポルトランドセメントクリンカーと早強ポルトランドセメントクリンカーのいずれか一方または両方と、石膏と、フライアッシュを同時に粉砕して、上記セメント組成物の少なくとも一部として含まれるフライアッシュ含有粉砕物を得るフライアッシュ含有粉砕物製造工程、を含むことを特徴とするセメント組成物の製造方法。 - 上記ポルトランドセメントクリンカー粉末の水硬率(H.M.)が、2.17~2.30で、かつ、ケイ酸率(S.M.)が、2.45~2.57であり、
上記ポルトランドセメントクリンカー粉末の、ボーグ式を用いて算出した3CaO・SiO 2 の含有率が、60.0~68.0質量%で、かつ、2CaO・SiO 2 の含有率が、12.0~16.0質量%であり、
上記3CaO・SiO 2 と上記2CaO・SiO 2 の質量比(3CaO・SiO 2 /2CaO・SiO 2 )が、3.5~7.5である請求項1に記載のセメント組成物の製造方法。 - 上記フライアッシュ含有粉砕物製造工程において、上記同時粉砕用材料として、石灰石を用いる請求項1又は2に記載のセメント組成物の製造方法。
- 上記同時粉砕用材料として、上記普通ポルトランドセメントクリンカーと上記早強ポルトランドセメントクリンカーの両方を用いる請求項1~3のいずれか1項に記載のセメント組成物の製造方法。
- 上記フライアッシュ含有粉砕物製造工程において、上記同時粉砕用材料として、上記普通ポルトランドセメントクリンカーと上記早強ポルトランドセメントクリンカーのいずれか一方のみを用い、かつ、上記石膏として、石膏の全量の一部のみを用い、
フライアッシュを材料として用いない工程として、同時粉砕用材料として少なくとも、上記普通ポルトランドセメントクリンカーと上記早強ポルトランドセメントクリンカーのいずれか一方であって、上記フライアッシュ含有粉砕物製造工程で用いられないものと、上記石膏の残部を同時に粉砕して、フライアッシュを含まないフライアッシュ不含有粉砕物を得るフライアッシュ不含有粉砕物製造工程、を含み、
上記フライアッシュ含有粉砕物製造工程で得た上記フライアッシュ含有粉砕物と、上記フライアッシュ不含有粉砕物製造工程で得た上記フライアッシュ不含有粉砕物を混合する混合工程を含む請求項1に記載のセメント組成物の製造方法。 - 上記混合工程において、上記フライアッシュ含有粉砕物及び上記フライアッシュ不含有粉砕物と共に、上記石灰石粉末を混合する請求項5に記載のセメント組成物の製造方法。
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