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JP7040996B2 - 燃焼装置 - Google Patents

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JP7040996B2
JP7040996B2 JP2018092276A JP2018092276A JP7040996B2 JP 7040996 B2 JP7040996 B2 JP 7040996B2 JP 2018092276 A JP2018092276 A JP 2018092276A JP 2018092276 A JP2018092276 A JP 2018092276A JP 7040996 B2 JP7040996 B2 JP 7040996B2
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Description

本発明は、排気口の前面に風除具が取り付けられた燃焼装置に関するものである。
従来この種のものでは、燃焼ガスを排出する排出口の前面側に風除具を設け、燃焼中において排気口の正面側から排気口へ向かって風が吹いてくる場合であっても、その風を防いで、排気口にかかる風圧が高くならないようにし、不完全燃焼や失火等の不具合が発生するのを防止するものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
特開2016-133246号公報
ところで、この従来のものは、燃焼中に排気口から排出される燃焼ガスが、風除具に当たって跳ね返り、燃焼装置の筐体側に流れて筐体表面に当たり、排気口近傍であって排気口の上下に位置する燃焼装置の筐体表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生し、美観を損ねてしまうおそれがあった。
本発明は上記課題を解決するために、請求項1では、燃焼器の排気口の前面に前記排気口の前方を覆う前壁を有し上下面が開口した風除手段を備えた燃焼装置において、前記排気口と前記風除手段との間に、前記排気口から排出される燃焼ガスの流れ方向を規定する整流手段を設け、前記整流手段は前記排気口から排出される燃焼ガスを斜め前上方および斜め前下方に案内するくの字状の案内板を有し、前記案内板の前記くの字を形成する板部の延長線が前記風除手段の前記前壁に重ならない形状とし、前記整流手段は、前記排気口および前記案内板より上方に、前方に向かって張り出す上張出板を有するとした。
また、請求項2では、前記整流手段は、前記排気口および前記案内板より方に、前方に向かって張り出す張出板を有するものとした。
また、請求項3では、前記案内板は、前記くの字状を形成する前記板部として、斜め前上方に延びる上傾斜板と斜め前下方に延びる下傾斜板とを有しており、前記上張出板の先端位置を、前記上傾斜板が前記排気口の開口面に対してなす角度と略同一角度をなす第1斜線を前記排気口上端から前方側に延ばしたときに、前記第1斜線上であって、且つ、前記上傾斜板の先端と同一鉛直面上の位置または前記上傾斜板の先端よりも前方の位置とするものとした。
また、請求項4では、燃焼器の排気口の前面に前記排気口の前方を覆う前壁を有し上下面が開口した風除手段を備えた燃焼装置において、前記排気口と前記風除手段との間に、前記排気口から排出される燃焼ガスの流れ方向を規定する整流手段を設け、前記整流手段は前記排気口から排出される燃焼ガスを斜め前上方および斜め前下方に案内するくの字状の案内板を有し、前記案内板の前記くの字を形成する板部の延長線が前記風除手段の前記前壁に重ならない形状とし、前記整流手段は、前記排気口および前記案内板より下方に、前方に向かって張り出す下張出板を有するとした。
また、請求項5では、前記案内板は、前記くの字状を形成する前記板部として、斜め前上方に延びる上傾斜板と斜め前下方に延びる下傾斜板とを有しており、前記下張出板の先端位置を、前記下傾斜板が前記排気口の開口面に対してなす角度と略同一角度をなす第2斜線を前記排気口下端から前方側に延ばしたときに、前記第2斜線上であって、且つ、前記下傾斜板の先端と同一鉛直面上の位置または前記下傾斜板の先端よりも前方の位置とするものとした。
この発明の請求項1によれば、整流手段は排気口から排出される燃焼ガスを斜め前上方および斜め前下方に案内するくの字状の案内板を有し、案内板のくの字を形成する板部の延長線が風除手段の前壁に重ならない形状としたことで、排気口から排出される燃焼ガスの流れが、風除手段の前壁に向かわないよう、案内板によって斜め前上方および斜め前下方に方向付けることができるので、排気口から排出される燃焼ガスが風除手段の前壁に跳ね返って、燃焼装置の筐体側に流れて、排気口の上下に位置する筐体表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生といった不具合を防止することができ、美観を損ねることがないものである。
また、整流手段は、排気口および案内板より上方に、前方に向かって張り出す上張出板を有することで、排気口から出て直上に向かって流れようとする燃焼ガスの流れを防ぐことができるので、排気口から出て筐体表面を沿うように上昇する燃焼ガスの流れがなく、排気口上方に位置する筐体表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生といった不具合を防止することができ、美観を損ねることがないものであり、燃焼装置の上方から降ってくる雨水等が排気口へ浸入するのを抑制することもできるものである。
また、請求項2によれば、整流手段は、排気口および案内板より下方に、前方に向かって張り出す下張出板を有することで、排気口から出て直下に向かって流れようとする燃焼ガスの流れを防ぐことができるので、排気口から出て筐体表面を沿うように下降する燃焼ガスの流れがなく、排気口下方に位置する筐体表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生といった不具合を防止することができ、美観を損ねることがないものである。
また、請求項3によれば、案内板は、くの字状を形成する板部として、斜め前上方に延びる上傾斜板と斜め前下方に延びる下傾斜板とを有しており、上張出板の先端位置を、上傾斜板が排気口の開口面に対してなす角度と略同一角度をなす第1斜線を排気口上端から前方側に延ばしたときに、第1斜線上であって、且つ、上傾斜板の先端と同一鉛直面上の位置または上傾斜板の先端よりも前方の位置としたことで、上張出板が、燃焼装置の上方から降ってくる雨水等が案内板の上傾斜板上に垂れるのを防ぎ、排気口への雨水等の浸入を確実に抑制しつつ、斜め前上方に向かう燃焼ガスの流れを邪魔する排気抵抗となることなく、風除手段の前壁側に向かう燃焼ガスの流れを強く形成せずに、外部へスムーズに燃焼ガスの排出を行わせることができるものである。
また、請求項4によれば、整流手段は排気口から排出される燃焼ガスを斜め前上方および斜め前下方に案内するくの字状の案内板を有し、案内板のくの字を形成する板部の延長線が風除手段の前壁に重ならない形状としたことで、排気口から排出される燃焼ガスの流れが、風除手段の前壁に向かわないよう、案内板によって斜め前上方および斜め前下方に方向付けることができるので、排気口から排出される燃焼ガスが風除手段の前壁に跳ね返って、燃焼装置の筐体側に流れて、排気口の上下に位置する筐体表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生といった不具合を防止することができ、美観を損ねることがないものである。
また、整流手段は、排気口および案内板より下方に、前方に向かって張り出す下張出板を有することで、排気口から出て直下に向かって流れようとする燃焼ガスの流れを防ぐことができるので、排気口から出て筐体表面を沿うように下降する燃焼ガスの流れがなく、排気口下方に位置する筐体表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生といった不具合を防止することができ、美観を損ねることがないものである。
また、請求項5によれば、案内板は、くの字状を形成する板部として、斜め前上方に延びる上傾斜板と斜め前下方に延びる下傾斜板とを有しており、下張出板の先端位置を、下傾斜板が排気口の開口面に対してなす角度と略同一角度をなす第2斜線を排気口下端から前方側に延ばしたときに、第2斜線上であって、且つ、下傾斜板の先端と同一鉛直面上の位置または下傾斜板の先端よりも前方の位置としたことで、下張出板が、斜め前下方に向かう燃焼ガスの流れを邪魔する排気抵抗となることなく、風除手段の前壁側に向かう燃焼ガスの流れを強く形成せずに、外部へスムーズに燃焼ガスの排出を行わせることができるものである。
本発明の一実施形態の燃焼装置を示す斜視図。 同一実施形態の燃焼装置の要部分解斜視図。 同一実施形態の燃焼装置を用いた温水暖房システムを示す概略構成図。 風除具を示す斜視図。 (a)整流具を示す斜視図。(b)整流具の縦断面図。 同一実施形態の燃焼装置の要部断面拡大図。
次に、この発明の一実施形態の燃焼装置を図面に基づき説明する。なお、本実施形態では、当該燃焼装置を温水暖房システムに用いた場合について説明している。
1は本実施形態の屋外設置型の燃焼装置、2は燃焼装置1の筐体、3は筐体2内に収容され被加熱流体を加熱する燃焼器である。
前記筐体2は、前面板2a、上面板2b、側面板2c、底面板2dで構成され、前記前面板2aの上部には穴部4が形成されており、燃焼器3の排気口5を穴部4に臨ませて、燃焼器3で発生した燃焼ガスを排気口5を通じて外部に排出するものである。なお、燃焼装置1内に空気を取り入れる給気口(図示せず)は、筐体2、例えば側面板2cの適宜の箇所に設けられるものである。
前記燃焼器3は、送風ファン6からの燃焼用空気の供給を受けて燃料を燃焼させるバーナ7と、バーナ7の燃焼により発生した燃焼ガスから顕熱を回収し受熱管8を流通する水や不凍液等の液体の被加熱流体を加熱するフィンチューブ式の熱交換器9と、熱交換器9を通過した後の燃焼ガスが流通する排気集合室10と、排気集合室10を通過した燃焼ガスを外部に排出するための排気口5を有する排気部11とを有しており、排気部11の燃焼ガス流れ方向最下流に形成された開口としての排気口5が、燃焼器3の排気口5に相当するものである。
12は被空調空間を加熱する床暖房パネルやパネルコンベクタ等の放熱端末、13は放熱端末12と受熱管8との入水側とを接続し、放熱端末12から戻ってくる被加熱流体を受熱管8に導く戻り管、14は放熱端末12と受熱管8の出水側とを接続し、熱交換器9で加熱された被加熱流体を放熱端末12に導く往き管、15は往き管14に設けられ熱交換器9で加熱された被加熱流体を放熱端末12に循環させる循環ポンプ、16は往き管14に設けられ被加熱流体中の空気と液体とを分離する気水分離器である。
17は排気口5の前面側に位置するように排気口5が形成されている面の排気部11に取り付けられ、排気口5の正面側から排気口5へ向かって吹いてくる風を防ぐための風除手段としての風除具であり、図4に示すように、風除具17は、排気口5の左右幅方向の左側を覆い排気部11への取付面を有する左側壁18と、排気口5の左右幅方向の右側を覆い排気部11への取付面を有する右側壁19と、排気口5の前方を覆う前壁20とを有し、左側壁18と前壁20は湾曲するコーナー部を介して繋がると共に、右側壁19と前壁20も湾曲するコーナー部を介して繋がり、左側壁18と右側壁19と前壁20とが一体的に成形され、上下面が開口された略コの字形状をしており、風除具17が排気部11に取り付けられた場合に、風除具17の前壁20は、排気口5と所定の間隔をあけて対向するように位置し、排気口5と風除板17の前壁20の間には空間が形成され、上下面が開口された状態となるものである。なお、風除具17の鉛直方向における長さ(風除具17の下端から上端までの長さ)は排気口5の長さ(排気口5の下端から上端までの長さ)よりも長く、排気口5の前面に風除具17が取り付けられた状態においては、風除具17の下端は排気口5の下端よりも下方に位置し、風除具17の上端は排気口5の上端よりも上方に位置するものである。
21は燃焼ガスの排出方向において排気口5と風除具17との間に設けられ、排気口5の前面側に位置するように排気口5が形成されている面の排気部11に取り付けられ、排気口5から外部へ排出される燃焼ガスの流れ方向を規定する整流手段としての整流具であり、図5に示すように、整流具21には、風除具17の前壁20側に向かって斜め前上方に向かって延び排気口5からの燃焼ガスを斜め前上方に導く上傾斜板22と風除具17の前壁20側に向かって斜め前下方に向かって延び排気口5からの燃焼ガスを斜め前下方に導く下傾斜板23とで構成され、排気口5から排出される燃焼ガスを外部に案内する側面視の縦断面形状がくの字状(図5(b)参照。)の案内板24が設けられ、さらに、整流具21には、排気口5および案内板24の上方であって、風除具17の前壁20に向かって略水平に延出する上張出板25と、排気口5および案内板24の下方であって、風除具17の前壁20に向かって略水平に延出する下張出板26とが設けられているものである。前記上張出板25は、側面視において、その先端25aが案内板24の上傾斜板22の先端22aよりも前方に位置するように張り出しており、前記下張出板26は、側面視において、その先端26aが案内板24の下傾斜板23の先端23aよりも前方に位置するように張り出しているものである。なお、風除具17および整流具21は、例えば、ネジ止めで排気部11に固定してもよく、溶接などのその他の方法で固定してもよい。
次に、この一実施形態の燃焼装置1の動作について説明する。
リモコン(図示)により燃焼装置1の運転開始が指示されると、送風ファン6からの燃焼用空気の供給を受けてバーナ7の燃焼が開始され、バーナ7の燃焼により発生した燃焼ガスは、熱交換器9を通過した後、排気集合室10へ流入し、排気集合室10を流通して、排気集合室10から排気部11の排気口5を経て燃焼装置1外へ排出されるものである。また、放熱端末12へと供給される被加熱流体は、循環ポンプ15の駆動によって、受熱管8を流通し、熱交換器9にて燃焼ガスとの熱交換により加熱され、受熱管8から往き管14へ導かれ、放熱端末12に供給されるものである。
ここで、図6を用いて、整流具21および風除具17が排気口5前面に取り付けられた状態での主要部分について説明すると共に、排気口5から燃焼装置1外に排出される燃焼ガスの流れについて説明する。
まず、排気口5の前面側に風除具17を設けたことにより、燃焼中に排気口5の正面側(前方側)から排気口5へ向かって風が吹いてくる場合であっても、その風を防いで排気口5にかかる風圧を低減させ、排気口5からの燃焼ガスの排出がスムーズに行われ、燃焼や着火が安定し、不完全燃焼や失火や再着火不能等を防止することができるものである。
また、前記整流具21は、排気口5の高さ方向(鉛直方向)略中央にくの字状(図6では逆くの字状)の案内板24が位置するように、風除具17の前壁20よりも排気口5に近い位置である排気口5の直前面に対向配置させる。そうすると、燃焼中に排気口5から排出される燃焼ガスは、上傾斜板22に沿うように斜め前上方に向かう流れと下傾斜板23に沿うように斜め前下方に向かう流れとが発生し、排気口5から排出される燃焼ガスは、前記案内板24によって上下に略二分されるようにして外部に案内される。
このとき、くの字状の案内板24は、くの字を形成する板部である上傾斜板22および下傾斜板23のそれぞれの先端22a、23aから斜め前方に向かって延びる仮想の延長線L1(図6中の破線参照。)が風除具17の前壁20に重ならないように(言い換えると、くの字を形成する板部である上傾斜板22および下傾斜板23のそれぞれの先端から斜め前方に向かって延びる仮想の延長線L1上に風除具17の前壁20が存在しないように)、くの字の傾斜角度が設定された形状とされており、このような傾斜角度を有す形状とすることで、排気口5から排出される燃焼ガスの流れが、風除具17の前壁20(前壁20のうら面)に向かわないよう、風除具17の前壁20(前壁20のうら面)を避けるように案内板24によって斜め前上方および斜め前下方に方向付けることができるので、排気口5から排出される燃焼ガスが風除具17の前壁20(前壁20のうら面)に跳ね返って、燃焼装置1の筐体2の前面板2a側に流れて前面板2a表面に当たり、排気口5の上下に位置する前面板2a表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生といった不具合を防止することができ、美観を損ねることがないものである。
また、整流具21には、鉛直方向において排気口5および案内板24よりも上方に、排気口5の開口面と同一鉛直面から前方(風除具17の前壁20側)に向かって略水平に張り出す上張出板25を設けて、排気口5前面に風除具17を設けて形成された排気口5上方の上面開口の排気口5寄りの一部を閉塞するようにしたことで、排気口5から出て直上に向かって流れようとする燃焼ガスの流れを防ぐことができるので、排気口5から出て前面板2a表面を沿うように上昇する燃焼ガスの流れがなく、排気口5上方に位置する前面板2a表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生といった不具合を防止することができ、美観を損ねることがないものであり、燃焼装置1の上方から降ってくる雨水等が排気口5へ浸入するのを抑制することもできるものである。
さらに、上張出板25は、その先端25aの位置を、上傾斜板22が排気口5の開口面と同一鉛直面に対してなす角度と略同一角度をなす第1斜線L2(図6中の一点鎖線参照。)を排気口5上端(排気口5の開口面上の上端)から前方(風除具17の前壁20)側に延ばしたときに、第1斜線L2上であって、且つ、上傾斜板22の先端22aよりも前方の位置とするようにしたことで、上張出板25が、燃焼装置1の上方から降ってくる雨水等が案内板24の上傾斜板22上に垂れるのを防ぎ、排気口5への雨水等の浸入を確実に抑制しつつ、斜め前上方に向かう燃焼ガスの流れを邪魔する排気抵抗となることなく、風除具17の前壁20側に向かう燃焼ガスの流れを強く形成せずに、外部へスムーズに燃焼ガスの排出を行わせることができるものである。なお、前記第1斜線L2のなす角度は、上傾斜板22が排気口5の開口面と同一鉛直面に対してなす角度と略同一角度としているが、ここで言う略同一角度とは、上傾斜板22が排気口5の開口面と同一鉛直面に対してなす角度を基準角度として、基準角度から±5°の範囲内の角度とするものである。
また、整流具21には、鉛直方向において排気口5および案内板24よりも下方に、排気口5の開口面と同一鉛直面から前方(風除具17の前壁20側)に向かって略水平に張り出す下張出板26を設けて、排気口5前面に風除具17を設けて形成された排気口5下方の下面開口の排気口5寄りの一部を閉塞するようにしたことで、排気口5から出て直下に向かって流れようとする燃焼ガスの流れを防ぐことができるので、排気口5から出て前面板2a表面を沿うように下降する燃焼ガスの流れがなく、排気口5下方に位置する前面板2a表面が燃焼ガス中に含まれるススなどによって汚れる、または燃焼ガスの熱による変色が発生といった不具合を防止することができ、美観を損ねることがないものである。
さらに、下張出板26は、その先端26aの位置を、下傾斜板23が排気口5の開口面と同一鉛直面に対してなす角度と略同一角度をなす第2斜線L3(図6中の二点鎖線参照。)を排気口5下端(排気口5の開口面上の下端)から前方(風除具17の前壁20)側に延ばしたときに、第2斜線L3上であって、且つ、下傾斜板23の先端23aよりも前方の位置とするようにしたことで、下張出板26が、斜め前下方に向かう燃焼ガスの流れを邪魔する排気抵抗となることなく、風除具17の前壁20側に向かう燃焼ガスの流れを強く形成せずに、外部へスムーズに燃焼ガスの排出を行わせることができるものである。なお、前記第2斜線L3のなす角度は、下傾斜板23が排気口5の開口面と同一鉛直面に対してなす角度と略同一角度としているが、ここで言う略同一角度とは、下傾斜板23が排気口5の開口面と同一鉛直面に対してなす角度を基準角度として、基準角度から±5°の範囲内の角度とするものである。
なお、本発明は先に説明した一実施形態に限定されるものではなく、本実施形態では、上張出板25の先端25aの位置を、前記第1斜線L2上であって、且つ、上傾斜板22の先端22aよりも前方の位置とするようにしたが、上張出板25の先端25aの位置を、前記第1斜線L2上であって、且つ、上傾斜板22の先端22aと同一鉛直面上の位置としてもよく、この場合でも、上張出板25の先端25aの位置を、前記第1斜線L2上であって、且つ、上傾斜板22の先端22aよりも前方の位置としたものと同様、上張出板25が、燃焼装置1の上方から降ってくる雨水等が案内板24の上傾斜板22上に垂れるのを防ぎ、排気口5への雨水等の浸入を確実に抑制しつつ、斜め前上方に向かう燃焼ガスの流れを邪魔する排気抵抗となることなく、風除具17の前壁20側に向かう燃焼ガスの流れを強く形成せずに、外部へスムーズに燃焼ガスの排出を行わせることができるという効果を発揮するものである。さらに、本実施形態では、下張出板26の先端26aの位置を、前記第2斜線L3上であって、且つ、下傾斜板23の先端23aよりも前方の位置とするようにしたが、下張出板26の先端26aの位置を、前記第2斜線L3上であって、且つ、下傾斜板23の先端23aと同一鉛直面上の位置としてもよく、この場合でも、下張出板26の先端26aの位置を、前記第2斜線L3上であって、且つ、下傾斜板23の先端23aよりも前方の位置としたものと同様、下張出板26が、斜め前下方に向かう燃焼ガスの流れを邪魔する排気抵抗となることなく、風除具17の前壁20側に向かう燃焼ガスの流れを強く形成せずに、外部へスムーズに燃焼ガスの排出を行わせることができるという効果を発揮するものである。
また、本実施形態では、風除具17と整流具21とは独立した部材としているが、例えば、風除具17に整流具21の構成(案内板24、上張出板25、下張出板26)を併せ持たせて1つの部材としてもよいものであり、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可能である。
また、本実施形態では、燃焼装置1を、放熱端末12に循環させる被加熱流体を加熱する温水暖房用のボイラとして用いているが、受熱管8の入水側に戻り管13の代わりに給水管を接続すると共に、受熱管8の出水側に往き管14の代わりに出湯管を接続して、燃焼装置1を所定箇所に設けた給湯栓に湯水を供給する給湯機として用いてもよいものである。
また、本実施形態では、燃焼装置1を顕熱回収型としたが、燃焼装置1は潜熱熱交換器や中和器等を備え、顕熱のみならず潜熱も回収する潜熱回収型であってもよいものである。
1 燃焼装置
3 燃焼器
5 排気口
17 風除具
20 前壁
21 整流具
22 上傾斜板
23 下傾斜板
24 案内板
25 上張出板
26 下張出板
L1 延長線
L2 第1斜線
L3 第2斜線

Claims (5)

  1. 燃焼器の排気口の前面に前記排気口の前方を覆う前壁を有し上下面が開口した風除手段を備えた燃焼装置において、前記排気口と前記風除手段との間に、前記排気口から排出される燃焼ガスの流れ方向を規定する整流手段を設け、前記整流手段は前記排気口から排出される燃焼ガスを斜め前上方および斜め前下方に案内するくの字状の案内板を有し、前記案内板の前記くの字を形成する板部の延長線が前記風除手段の前記前壁に重ならない形状とし、前記整流手段は、前記排気口および前記案内板より上方に、前方に向かって張り出す上張出板を有するとしたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 前記整流手段は、前記排気口および前記案内板より下方に、前方に向かって張り出す下張出板を有することを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
  3. 前記案内板は、前記くの字状を形成する前記板部として、斜め前上方に延びる上傾斜板と斜め前下方に延びる下傾斜板とを有しており、前記上張出板の先端位置を、前記上傾斜板が前記排気口の開口面に対してなす角度と略同一角度をなす第1斜線を前記排気口上端から前方側に延ばしたときに、前記第1斜線上であって、且つ、前記上傾斜板の先端と同一鉛直面上の位置または前記上傾斜板の先端よりも前方の位置とするようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の燃焼装置。
  4. 燃焼器の排気口の前面に前記排気口の前方を覆う前壁を有し上下面が開口した風除手段を備えた燃焼装置において、前記排気口と前記風除手段との間に、前記排気口から排出される燃焼ガスの流れ方向を規定する整流手段を設け、前記整流手段は前記排気口から排出される燃焼ガスを斜め前上方および斜め前下方に案内するくの字状の案内板を有し、前記案内板の前記くの字を形成する板部の延長線が前記風除手段の前記前壁に重ならない形状とし、前記整流手段は、前記排気口および前記案内板より下方に、前方に向かって張り出す下張出板を有するとしたことを特徴とする燃焼装置。
  5. 前記案内板は、前記くの字状を形成する前記板部として、斜め前上方に延びる上傾斜板と斜め前下方に延びる下傾斜板とを有しており、前記下張出板の先端位置を、前記下傾斜板が前記排気口の開口面に対してなす角度と略同一角度をなす第2斜線を前記排気口下端から前方側に延ばしたときに、前記第2斜線上であって、且つ、前記下傾斜板の先端と同一鉛直面上の位置または前記下傾斜板の先端よりも前方の位置とするようにしたことを特徴とする請求項または4記載の燃焼装置。
JP2018092276A 2018-05-11 2018-05-11 燃焼装置 Active JP7040996B2 (ja)

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