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JP7027954B2 - 電子時計および指針制御方法 - Google Patents

電子時計および指針制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子時計および指針制御方法に関する。
アナログ式の電子時計では、指針が指示する目盛りをユーザーが読み取る必要がある。そのため、指針が指示する目盛りの判読が困難にならない程度に目盛りの数値の範囲(以下、「指示可能範囲」と称する)を制限する必要がある。これにより、指示可能範囲は、計測値の一部を含まない場合がある。そこで、計測値が、指示可能範囲を超える場合に所定の報知手段を行う電子時計がある。例えば、特許文献1には、円周の一部の角度範囲のみ回転運動可能に設けられた指針を有する電子時計が開示されている。この電子時計は、所定の報知手段として、指針が回転運動可能な角度範囲の外側の位置から内側の位置に向けて、早送りで往復するように指針を制御する。
特開2017-58265号公報
しかしながら、上述した従来の電子時計では、ユーザーは、計測値が、指示可能範囲を超えたことを把握することは可能であるが、指示可能範囲を超えた計測値がどの程度であったかを把握することは困難である。
本発明は、アナログ時計において、指針が指示すべき数値が指示可能範囲を超えた場合であっても、指示可能範囲を超えた計測値をユーザーが把握できるようにすることを解決課題の一つとする。
本発明の好適な態様(第1態様)にかかる電子時計は、第1指針と、前記第1指針が指示する所定範囲の数値を示す第1目盛りと、第2指針と、前記第2指針が指示する前記所定範囲を超える数値を含む第2目盛りと設けられ、前記第1指針は、高度の単位時間当たりの変化量を指示し、前記第2指針は、所定期間における前記変化量の最大値または最小値を指示する。
以上の態様では、高度の単位時間当たりの変化量が、第1指針が指示可能な所定範囲の数値を超えた場合には、第2指針が、所定期間における変化量の最大値または最小値に応じて、第2目盛りを指示する。従って、ユーザーは、第2指針が指示する数値を確認することによって、所定期間において所定範囲を超えた変化量の最大値または最小値を把握することが可能になる。
第1態様の好適例(第2態様)において、前記所定期間における前記変化量を前記単位時間ごとに記憶した記憶部を備え、前記第2指針は、前記記憶部が記憶した前記所定期間における前記変化量の最大値または最小値を指示する。
以上の態様において、所定期間は、例えば、現在時刻の1分前から現在時刻までとしてもよい。この場合、所定期間の始期が刻々と変動する。所定期間の始期が変動する場合、変動前の所定期間において変化量が最大値または最小値となった第1時刻が、変動後の所定期間には含まれない場合がある。説明の簡略化のため、変化量の最大値を表示する例を用いて説明する。記憶部が変動前の所定期間における変化量の最大値のみを記憶していると、変動後の所定期間における変化量の最大値、すなわち、第1時刻の変化量の次に大きい変化量を算出することができない。
しかしながら、以上の態様では、記憶部に記憶された単位時間ごとの変化量から、変動後の所定期間における変化量の最大値または最小値を算出することが可能である。従って、以上の態様によれば、所定期間の始期が変動する場合であっても、ユーザーは、所定期間において所定範囲を超えた変化量の最大値または最小値を把握することが可能になる。
第1態様または第2態様の好適例(第3態様)において、第3指針を備え、前記第2指針は、前記変化量の最大値を指示し、前記第3指針は、前記変化量の最小値を指示する。
以上の態様によれば、ユーザーは、変化量の最大値および変化量の最小値を一度に把握することが可能になる。
第1態様または第2態様の好適例(第4態様)において、第4指針と第5指針と、前記第4指針および前記第5指針が指示する第3目盛りが設けられ、前記第2指針は、前記変化量の最大値または最小値の一方の値を指示し、前記第4指針と前記第5指針とにより、前記変化量の最大値または最小値の他方の値を指示する。
以上の態様によれば、ユーザーは、変化量の最大値および変化量の最小値を一度に把握することが可能になる。さらに、一つの指針で複数の桁の値を表示しようとすると、複数の桁の値を示す数字が配置された、大きな目盛りが必要になる。例えば、2桁の値を表示するならば、「0」から「99」までが示された目盛りが必要になる。大きな目盛りは表示部の領域を大きく占有するため、目盛りは小さい程好ましい。上述した態様によれば、第4指針および第5指針が最大値または最小値の他方の値のそれぞれの桁の値を指示するため、「0」から「9」までが示された目盛りを用いればよく、「0」から「99」までを示す場合と比較して、目盛りの大きさを小さくすることが可能になる。従って、上述した態様では、目盛りの大きさを小さくしつつ、最大値または最小値の他方の値の複数の桁の値を表示することが可能になる。
第1態様から第4態様の好適例(第5態様)において、気圧センサーと、前記気圧センサーが計測した気圧に基づいて、前記変化量を算出する算出部とを備える。
以上の態様において、気圧から、高度の単位時間当たりの変化量に算出する場合には、気圧から高度を変換する変換式に、気圧センサーが計測した第1時刻の気圧および第2時刻の気圧をそれぞれ代入し、第1時刻の高度および第2時刻の高度を算出する。そして、第2時刻の高度から第1時刻の高度を減じた値と、第2時刻から第1時刻を減じた値とに基づいて、高度の単位時間当たりの変化量を算出する。このように、第5態様では、気圧センサーは、第1時刻の気圧および第2時刻の気圧を計測すればよい。
一方、高度の単位時間当たりの変化量を算出する他の方法としては、以下に示す2つの方法がある。第1方法では、電子時計は、GPS(Global Positioning System)衛星等の位置情報衛星から得られる衛星信号から第1位置と第2位置とを算出し、算出した第1位置および第2位置の高さ方向の距離を算出し、第1位置の時刻と第2位置の時刻と、算出した高さ方向の距離とに基づいて、高度の単位時間当たりの変化量を算出する。第2方法では、電子時計は、3軸加速度センサーから得られる3軸方向の加速度のうち、高さ方向の加速度を抽出し、抽出した加速度に積分を施すことにより高度の単位時間当たりの変化量を算出する。
しかしながら、第1方法では、位置を算出するために、少なくとも4つの衛星から衛星信号を受信し、緯度、経度、高度、および、時刻という4つの変数の値を求めなければならないため、第5態様にかかる方法より処理負荷がかかる。第2方法では、加速度を計測し続けなければならないため、第5態様にかかる方法より処理負荷がかかる。以上により、第5態様によれば、第1方法および第2方法と比較して、電子時計にかかる処理負荷を軽減させることが可能になる。
本発明の好適な態様(第6態様)にかかる電子時計は、第1指針と、前記第1指針が指示する所定範囲の数値を示す第1目盛りと、第2指針と、前記第2指針が指示する前記所定範囲を超える数値を示す第2目盛りと、が設けられた電子時計の指針を制御する指針制御方法であって、前記第1指針は、前記電子時計の現在の高度の単位時間当たりの変化量を指示し、前記第2指針は、所定期間における前記変化量の最大値または最小値を指示する。
高度の単位時間当たりの変化量が、第1指針が指示可能な所定範囲の数値を超えた場合には、第2指針が、所定期間における変化量の最大値または最小値に応じて、第2目盛りを指示する。従って、ユーザーは、第2指針が指示する数値を確認することによって、所定期間において所定範囲を超えた変化量の最大値または最小値を把握することが可能になる。
電子時計Wの平面図。 電子時計Wの底面図。 電子時計Wの正面図。 電子時計Wの背面図。 電子時計Wの左側面図。 電子時計Wの右側面図。 電子時計Wの構成図。 制御部6の構成図。 昇降度表示モードのフローチャート。 気圧表示モードのフローチャート。 第2実施形態における昇降度表示モードのフローチャート。 第1変形例における電子時計Wの平面図。 第1変形例における制御部6の構成図。 コンパスモードのフローチャート。 コンパスモードにおける指針の向きの一例。 第2変形例における電子時計Wの平面図。 第2変形例における電子時計Wの構成図。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
A.第1実施形態
以下、第1実施形態にかかる電子時計Wを説明する。
A.1.電子時計Wの概要
図1から図6に、第1実施形態における電子時計Wの六面図を示す。具体的には、図1に、電子時計Wの平面図を示す。図2に、電子時計Wの底面図を示す。図3に、電子時計Wの正面図を示す。図4に、電子時計Wの背面図を示す。図5に、電子時計Wの左側面図を示す。図6に、電子時計Wの右側面図を示す。電子時計Wは、操作ボタンAと、操作ボタンBと、操作ボタンCと、竜頭Dと、気圧センサーケースEと、第1バンド部Fと、第2バンド部Gと、表示部10とを有する。図1に示すように、電子時計Wは、時刻を表示するアナログ式の時計である。なお、図3から図6では、図面の煩雑化を避けるために、第1バンド部Fと第2バンド部Gを省略する。
図1において、表示部10の表示面における裏面から表面へと向かう方向をz軸正方向とする。そして、z軸に直交する2軸をxy軸とし、表示部10の中心から竜頭Dへの方向をx軸正方向とする。あるいは、表示部10の表示面の法線方向をz軸とし、表示面の中心から第1バンド部Fまたは第2バンド部Gへの方向をy軸、z軸およびy軸と直交する軸をx軸とすることもできる。第1バンド部Fから第2バンド部Gに向かう方向、すなわち、y軸正方向を、「12時方向」と定義する。従って、例えば、y軸負方向が「6時方向」となり、x軸正方向が「3時方向」となる。図1に示した座標系は、電子時計Wを基準とした座標を示す電子時計Wのローカル座標系である。電子時計Wの向きが変化すると、電子時計Wの向きが変化に応じてx軸、y軸、およびz軸の向きが変化する。
操作ボタンA、操作ボタンB、操作ボタンC、および、竜頭Dは、電子時計Wの側面に設けられる。図4および図5に示すように、操作ボタンAには、文字「A」が記載されている。同様に、図3および図5に示すように、操作ボタンBには、文字「B」が記載されている。同様に、図3および図6に示すように、操作ボタンCには、文字「C」が記載されている。電子時計Wの手引書には、操作ボタンA、操作ボタンB、および操作ボタンCについて記載されている。ユーザーは、電子時計Wの手引書に記載の操作ボタンが電子時計Wのどの操作ボタンなのかを、操作ボタンA、操作ボタンB、および操作ボタンCに記載された文字を閲覧することにより容易に判別することが可能である。
竜頭Dは、回転および引き出しが可能な部材である。気圧センサーケースEは、気圧センサー4(図7参照)を収納する。第1バンド部Fおよび第2バンド部Gは、電子時計Wをユーザーの手首に装着するための部材である。
表示部10は、文字板10aと、時針11と、分針12と、センター指針13(「第2指針」の例)と、ダイヤルリング14と、ベゼル15と、を有する。さらに、表示部10は、6時側に設けられた6時側情報表示部20と、2時側に設けられた2時側情報表示部30と、10時側に設けられた10時側情報表示部40と、日にち表示部50と、を有する。6時側情報表示部20、2時側情報表示部30、および、10時側情報表示部40には、文字板10aの一部が含まれる。日にち表示部50は、6時側情報表示部20の6時側に設けられる。
分針12には、貫通孔12aが設けられている。貫通孔12aにより、6時側情報表示部20、2時側情報表示部30および10時側情報表示部40内の文字等が見え易くなり、判読性を向上させることが可能である。ダイヤルリング14には、12時制の目盛り14a(「第2目盛り」の例)が環状に形成されている。さらに、ダイヤルリング14には、60進数の数値を示すマス目14bが配置されている。さらに、ダイヤルリング14には、複数の数値として、0以上100未満の範囲の実数(「所定範囲を超える数値」の一例)に対応しており、「0」、「5」、…、「95」の数字が配置された目盛り14cが配置されている。ダイヤルリング14に対応する0以上100未満の範囲の実数を、「センター指針数値範囲」と称する。時針11、分針12、およびセンター指針13は、目盛り14a、マス目14b、目盛り14cのそれぞれが示す数値を指示可能である。例えば、図1の例では、表示部10は、センター指針13がマス目14bを指示することにより「3」を表示し、センター指針13が目盛り14cを指示することにより「5」を表示する。
ベゼル15は、電子時計Wの保護および補強をする部材である。さらに、ベゼル15には、センター指針13が指示可能な複数のタイムゾーンが示された目盛り15aが配置されている。例えば、目盛り15aには、協定世界時(UTC)から時差がないタイムゾーンを示す文字列「UTC」、協定世界時から1時間早い時差を有するタイムゾーンを示す数字「1」、および、協定世界時から1時間遅い時差を有するタイムゾーンを示す数字「-1」等が記載されている。また、目盛り15a内に配置された2つの数字の間に配置された記号「.」は、その2つの数字の一方が示すタイムゾーンが有する時差と、他方が示すタイムゾーンが有する時差との間の時差を有するタイムゾーンを示す。例えば、目盛り15a内に配置された文字「3」と文字「4」との間の記号「.」は、協定世界時から3時間30分早い標準時を示す。同様に、ベゼル15内に記載された文字「5」と文字「6」との間の2つの記号「.」は、文字「5」に近い記号「.」が、協定世界時から5時間30分早い標準時を示し、文字「6」に近い記号「.」が、協定世界時から5時間45分早い標準時を示す。
6時側情報表示部20は、モード指針21と、目盛り22と、インジケーター指針25と、目盛り26とを有する。目盛り22には、動作モードを表す文字列と、目盛り線24とが記載されている。電子時計Wは、動作モードとして、現在時刻を表示する時刻表示モードと、電子時計Wの高度の単位時間当たりの変化量(以下、「昇降度」と称する)を表示する昇降度表示モードと、北の方位を表示するコンパスモードと、電子時計Wの周囲の気圧を表示する気圧表示モードとを有する。単位時間は、例えば、1秒である。目盛り22には、時刻表示モードを表す文字列23a「TIME」と、昇降度表示モードを表す文字列23b「ALT」と、コンパスモードを表す文字列23c「COM」と、気圧表示モードを表す文字列23d「BAR」が配置されている。
6時側情報表示部20は、モード指針21が文字列23aを指示することにより動作モードが時刻表示モードであることを表示する。また、6時側情報表示部20は、モード指針21が文字列23bを指示することにより動作モードが昇降度表示モードであることを表示する。また、6時側情報表示部20は、モード指針21が文字列23cを指示することにより動作モードがコンパス表示モードであることを表示する。また、6時側情報表示部20は、モード指針21が文字列23dを指示することにより動作モードが気圧表示モードであることを表示する。
A.1.1.時刻表示モードの概要
時刻表示モードでは、電子時計Wは、現在時刻を表示することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23aを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを時刻表示モードに設定する。
動作モードを時刻表示モードに設定している場合に、表示部10は、目盛り14aおよびマス目14bを基準にして、時針11および分針12を用いて、現在時刻の時および分を表示する。さらに、表示部10は、10時側情報表示部40によって現在時刻の秒を表示する。
10時側情報表示部40は、小秒針41(「第1指針」の例)と、目盛り42p(「第1目盛り」の例)と、目盛り42m(「第1目盛り」の例)と、目盛り42z(「第1目盛り」の例)と、目盛り43と、12時制の目盛り44と、目盛り45とを有する。時刻表示モードにおいて、10時側情報表示部40は、目盛り44を指示することによって現在時刻の秒を表示する。図1の例では、10時側情報表示部40は、現在時刻の秒が30秒であることを示す。
時刻表示モードにおいて、竜頭Dの一段引き出し操作を行うと、タイムゾーンの設定、および、サマータイムの設定を行うことが可能である。具体的には、竜頭Dの一段引き出し操作を行うと、センター指針13が目盛り15aを指示することによって現在のタイムゾーンを表示し、小秒針41が目盛り45を指示することにより現在のサマータイムがONかOFFかを表示する。目盛り45には、サマータイムがONであることを示す文字列「DST(Daylight Saving Time)」と、サマータイムがOFFであることを示す記号「・」が配置されている。竜頭Dの一段引き出し操作を行った後に、竜頭Dの回転操作を受け付けると、竜頭Dの回転操作に応じてセンター指針13が回転する。また、竜頭Dの一段引き出し操作を行った後に、操作ボタンCの所定時間(例えば3秒)以上の押下操作を受け付けると、小秒針41が回転し、サマータイムのONとOFFとが切り替わる。竜頭Dの押し込み操作を受け付けると、電子時計Wは、センター指針13および小秒針41の現在の向きに応じたタイムゾーンおよびサマータイムの設定を記憶する。
また、時刻表示モードにおいて、操作ボタンBの押下操作を行うと、GPSレシーバー2(図7参照)が衛星信号を受信できた衛星の数を表示することが可能である。具体的には、小秒針41が、衛星信号を受信できた衛星の数を指示する。
A.1.2.昇降度表示モードの概要
昇降度表示モードでは、電子時計Wは、昇降度を表示することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。
動作モードを昇降度設定モードに設定している場合に、10時側情報表示部40は、小秒針41と、リング盤41aと、目盛り42pと、目盛り42mと、目盛り42zと、目盛り43を用いて、昇降度を表示する。10時側情報表示部40は、一般的な昇降計を模した形態である。リング盤41aは、9時方向で切れている。目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zは、所定範囲の数値として、-5以上5以下の実数に対応する。以下、この所定範囲の数値を、「小秒針数値範囲」と称する。
目盛り42pは、複数の数値のうち正の数値の絶対値を示す数字「1」、数字「2」、数字「3」、数字「4」および数字「5」が配置されている。また、目盛り42mは、複数の数値のうち負の数値の絶対値を示す数字「1」、数字「2」、数字「3」、数字「4」および数字「5」が配置されている。また、目盛り42zは、複数の数値のうち0であることを示す数字「0」が配置されている。目盛り43には、小秒針41が指示した数値が正であることを示す正符号43p、および、小秒針41が指示した数値が負であることを示す負符号43mが配置されている。正符号43pは、符号「+」であり、負符号43mは、符号「-」である。リング盤41aには、目盛り42p内の数字に対応した目盛り線が配置されている。
昇降度表示モードにおいて、目盛り42pの各数字、目盛り42mの各数字、および目盛り42pの数字「0」は、小秒針41に対して「m/秒」の一の桁の値として使用される。図1の例では、10時側情報表示部40は、昇降度が-3m/秒であることを示す。
昇降度表示モードでは、昇降度に加えて、所定期間における昇降度の最大値または最小値を表示することができる。以下では、電子時計Wは、昇降度の最大値を表示する例を用いて説明する。所定期間は、どのような期間でもよい。以下の説明では、所定期間は、動作モードが昇降度表示モードに設定された時刻から、動作モードが昇降度表示モード以外のモードに設定されるまでの期間とする。以下、所定期間を、「表示期間」と称する。動作モードを昇降度設定モードに設定している場合に、センター指針13が、目盛り14cを用いて、表示期間における昇降度の最大値を指示する。
昇降度表示モードにおいて、現在の昇降度をログとして記録すること、記録したログを表示すること、および、記録したログを消去することが可能である。具体的には、操作ボタンCの所定時間以上の押下操作を行うことにより、電子時計Wは、現在の昇降度をログとして記録する。記録した昇降度には、ログ番号が割り当てられる。また、操作ボタンBの押下操作を行うことにより、小秒針41は、目盛り44を指示することにより、ログ番号を表示する。ログ番号の表示後、小秒針41は、表示されたログ番号が割り当てられた昇降度を指示する。また、ログ番号の表示後に、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を行うことにより、電子時計Wは、表示されたログ番号が割り当てられた昇降度を削除する。
A.1.3.コンパスモードの概要
コンパスモードでは、電子時計Wは、地理学的な真北(以下、単に「真北」と称する)の方位を示すことができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23cを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードをコンパスモードに設定する。
動作モードをコンパスモードに設定している場合に、表示部10は、3軸磁気センサー3(図7参照)によって計測された磁北の方位に基づいて、センター指針13が真北を向くようにセンター指針13を制御する。磁北の方位は真北から偏角ずれているため、電子時計Wは、磁北の方位から偏角のずれを取り除くように補正することが好ましい。
コンパスモードにおいて、竜頭Dの一段引き出し操作を行うと、偏角の設定を行うことが可能である。具体的には、竜頭Dの一段引き出し操作を行うと、小秒針41が、現在の偏角が東偏であれば正符号43pを指示し、現在の偏角が西偏であれば負符号43mを指示する。さらに、数値表示長針33が、現在の偏角の百の桁の値を指示し、センター指針13が、現在の偏角の十の位の桁の値および一の位の桁の値として使用される。竜頭Dの一段引き出し操作を行った後に、竜頭Dの回転操作を受け付けると、竜頭Dの回転操作に応じて、小秒針41、数値表示長針33、およびセンター指針13が回転する。竜頭Dの押し込み操作を受け付けると、電子時計Wは、小秒針41、センター指針13、および、小秒針41の現在の向きに応じた偏角の設定を記憶する。
A.1.4.気圧表示モードの概要
気圧表示モードでは、電子時計Wは、電子時計Wの周囲の気圧、および、気圧の単位時間当たりの変化量の正負(以下、「気圧傾向」と称する)を示すことができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23dを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを気圧表示モードに設定する。
動作モードを気圧表示モードに設定している場合に、表示部10は、気圧センサー4が計測した気圧を、2時側情報表示部30、センター指針13、および目盛り14cによって表示する。
2時側情報表示部30には、目盛り31a(「第3目盛り」の例)が配置されている。さらに、2時側情報表示部30は、数値表示短針32(「第4指針」の例)と、数値表示長針33(「第5指針」の例)とを有する。目盛り31aは、数値表示短針32および数値表示長針33が指示可能な複数の数値を示す数字として、「0」から「9」までが配置されている。気圧表示モードにおいて、目盛り31aの各数字は、数値表示短針32に対して「hpa」の千の位の桁の値として使用され、数値表示長針33に対して「hpa」の百の位の桁の値として使用される。さらに、目盛り14cの各数値は、センター指針13に対して「hpa」の十の位の桁の値および一の位の桁の値として使用される。
また、動作モードを気圧表示モードに設定している場合に、表示部10は、気圧センサー4が計測した気圧に基づいた気圧傾向を、10時側情報表示部40によって表示する。具体的には、気圧傾向が正である場合、小秒針41が正符号43pを指示する。また、気圧傾向が負である場合、小秒針41が負符号43mを指示する。
気圧表示モードにおいて、現在の気圧をログとして記録すること、記録したログを表示すること、および、記録したログを消去することが可能である。具体的な処理については、昇降度表示モードと同一であるため、説明を省略する。
日にち表示部50は、カレンダーの日にちを表示する日車51を有する。
A.1.5.電子時計Wの動作状態および電子時計Wの電池残量の概要
目盛り26には、電子時計Wの動作状態を示す記号と、電子時計Wの電池残量を示す記号と、目盛り線28とが配置されている。電子時計Wの動作状態として、基本動作状態と、機内動作状態とを有する。基本動作状態とは、電子時計Wが、現在日時を表示する他、外部からの電波を受信可能な状態である。機内動作状態とは、飛行機の機内にある場合に利用され、電波の受信が制限された状態である。目盛り26には、基本動作状態を示す文字27a「M」と、機内動作状態を示す飛行機を模したアイコン27bと、電子時計Wの電池残量が満充電状態であることを示す文字27c「F」と、電子時計Wの電池残量が完全放電状態であることを示す文字27d「E」とが配置されている。
6時側情報表示部20は、インジケーター指針25が文字27aを指示することにより電子時計Wの動作状態が通常動作状態であることを表示する。また、6時側情報表示部20は、インジケーター指針25がアイコン27bを指示することにより、電子時計Wの動作状態が機内動作状態であることを表示する。また、6時側情報表示部20は、インジケーター指針25が文字27cを指示することにより、電子時計Wの電池残量が満充電状態であることを表示する。また、6時側情報表示部20は、インジケーター指針25が文字27dを指示することにより、電子時計Wの電池残量が完全放電状態であることを表示する。
A.1.6.電子時計W内の記号の色
電子時計W内に配置された記号の色は、白色またはオレンジ色であり、表示部10に配置された記号の背景色(以下、「記号背景色」と称する)は、黒色である。記号には、数字、文字、文字列、マス目、および、目盛り線を含む。なお、背景色とは、前述の記号以外の領域であり、特に、表示部10に含まれる文字板10a、ダイヤルリング14と、ベゼル15の色である。図1では、白色の記号を、黒の塗りつぶしにより示し、オレンジ色の記号を、白抜きにより示す。GPSレシーバー2、3軸磁気センサー3および気圧センサー4といった電子時計Wが有するセンサーが計測した計測結果の少なくとも一部を示す数字の色(以下、「計測結果数字色」と称する)は、白色である。計測結果には、センサーが計測した値そのものも含まれるし、計測した値に何らかの処理を施して得られた値も含まれる。時刻に関する記号の色(以下、「時刻記号色」)は、オレンジ色である。
計測結果の少なくとも一部を示す数字は、具体的には、目盛り14cの数字、目盛り31a内の数字、目盛り42p内の数字、目盛り42m内の数字、および目盛り42z内の数字である。目盛り14cの数字は、上述したように、センター指針13に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる気圧の一部を示す。同様に、目盛り31a内の数字は、数値表示短針32または数値表示長針33に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる気圧の一部を示す。目盛り42p内の数字、目盛り42m内の数字、および目盛り42z内の数字は、上述したように、小秒針41に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる昇降度を示す。
時刻に関する記号は、具体的には、マス目14b、目盛り15a内の文字列、数字ならびに「.」、目盛り44の数字、および、目盛り45内の文字列ならびに記号である。
計測結果の少なくとも一部を示さず、かつ、時刻にも関しない記号の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。具体的には、文字列23a、文字列23b、文字列23c、文字列23d、目盛り線24、文字27a、アイコン27b、文字27c、文字27d、目盛り線28、操作ボタンAの文字、操作ボタンBの文字、および操作ボタンCの文字は、計測結果の少なくとも一部を示す場合がなく、かつ、時刻にも関しない記号である。そして、第1実施形態では、文字列23aの色、文字列23bの色、文字列23cの色、文字列23dの色、および目盛り線24の色は白色である。文字27aの色、アイコン27bの色、文字27cの色、文字27dの色、目盛り線28の色、操作ボタンAの文字の色、操作ボタンBの文字の色、および操作ボタンCの文字の色は、オレンジ色である。
また、計測結果の少なくとも一部を示す記号であっても、数字でない記号の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。計測結果の少なくとも一部を示す記号であっても数字でない記号は、正符号43pおよび負符号43mである。正符号43pの色および負符号43mの色は、オレンジ色である。
A.1.7.電子時計W内の指針の色
電子時計Wが有する指針の先端部の色は、白色、オレンジ色、または黒色である。図1では、白色の先端部を、黒の塗りつぶしにより示し、オレンジ色の先端部を、網掛けにより示す。センサーが計測した計測結果に関する指針の先端部の色(以下、「計測結果指針色」と称する)は、白色となる。時刻に関する指針の先端部の色(以下、「時刻指針色」と称する)は、オレンジ色となる。
計測結果に関する指針は、具体的には、センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33である。センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33は、上述したように、気圧センサー4が計測した気圧に関する。時刻に関する指針は、具体的には、時針11および分針12である。
計測結果および時刻に関する指針の先端部の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。計測結果および時刻に関する指針は、小秒針41である。
計測結果にも関しなく、かつ時刻にも関しない指針の先端部の色は、白色、オレンジ色、または黒色のいずれも可能である。計測結果にも関しなく、かつ時刻にも関しない指針は、モード指針21およびインジケーター指針25である。モード指針21の先端部の色は、黒色と白色とで塗り分けられている。インジケーター指針25の先端部の色は、オレンジ色である。
また、時刻に関する箇所として、日にち表示部50の枠もオレンジ色である。図1では、日にち表示部50の枠がオレンジ色であることを、網掛けにより示す。
図7に、電子時計Wの構成図を示す。図7において、図1から図6に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
電子時計Wは、時針11、分針12およびセンター指針13に関する構成として、時針11、分針12、センター指針13、輪列機構201ならびに輪列機構202、ステッピングモーター301ならびにステッピングモーター302、および、モータードライバー401ならびにモータードライバー402を含む。モータードライバー401は、輪列機構201を介して時針11と分針12とを駆動するためにステッピングモーター301を駆動する。モータードライバー402は、輪列機構202を介してセンター指針13を駆動するためにステッピングモーター302を駆動する。
電子時計Wは、6時側情報表示部20に関する構成として、モード指針21、インジケーター指針25、輪列機構203ならびに輪列機構204、ステッピングモーター303ならびにステッピングモーター304、および、モータードライバー403ならびにモータードライバー404を含む。モータードライバー403は、輪列機構203を介してモード指針21を駆動するためにステッピングモーター303を駆動する。モータードライバー404は、輪列機構204を介してインジケーター指針25を駆動するためにステッピングモーター304を駆動する。
電子時計Wは、2時側情報表示部30に関する構成として、数値表示短針32、数値表示長針33、輪列機構205、ステッピングモーター305、および、モータードライバー405を含む。モータードライバー405は、輪列機構205を介して数値表示短針32および数値表示長針33を駆動するためにステッピングモーター305を駆動する。
電子時計Wは、10時側情報表示部40に関する構成として、小秒針41、輪列機構206、ステッピングモーター306、および、モータードライバー406を含む。モータードライバー406は、輪列機構205を介して小秒針41を駆動するためにステッピングモーター306を駆動する。
電子時計Wは、日にち表示部50に関する構成として、日車51、輪列機構207、ステッピングモーター307、モータードライバー407を含む。モータードライバー407は、輪列機構207を介して日車51を駆動するためにステッピングモーター307を駆動する。
電子時計Wは、さらに、発振回路1と、GPSレシーバー2と、3軸磁気センサー3と、気圧センサー4と、記憶部5と、制御部6と、操作ボタンAと、操作ボタンBと、操作ボタンCと、竜頭Dとを含む。
発振回路1は、時刻を計時するために用いられるクロック信号を生成する。クロック信号の周波数は、例えば、32.768kHzである。クロック信号の周波数が分周されて、周波数が1Hzとなったクロック信号が、制御部6に入力される。GPSレシーバー2は、位置情報衛星の一つであるGPS衛星からの衛星信号を受信する。3軸磁気センサー3は、磁北を計測する。気圧センサー4は、電子時計Wの周囲の気圧を計測する。
記憶部5は、読み書き可能な不揮発性の記録媒体である。記憶部5は、例えば、フラッシュメモリーである。記憶部5は、フラッシュメモリーに限らず適宜変更可能である。記憶部5は、例えば、制御部6が実行するプログラムを記憶する。
制御部6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のコンピューターである。制御部6は、電子時計Wの全体の制御を司る。制御部6の構成について、図8を用いて説明する。
A.2.第1実施形態にかかる制御部6の構成
図8に、制御部6の構成図を示す。制御部6は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、表示制御部61と、昇降度算出部62(「算出部」の例)と、気圧傾向算出部63と、方位算出部65とを実現する。以下、昇降度表示モード、コンパスモード、気圧表示モードのそれぞれについて、制御部6の構成を説明する。
A.2.1.昇降度表示モードにおける制御部6の構成
昇降度表示モードにおいて、昇降度を表示するために、昇降度算出部62は、気圧センサー4が計測した気圧を1秒ごとに取得する。昇降度算出部62は、(1)式に従って、取得した気圧に基づいて高度を算出する。
ALT=153.8×(t0+273.2)×(1-(取得した気圧/P0)^0.1902)+手動オフセット値 (1)
t0は、基準温度であり、15度である。P0は、基準気圧であり、1013.25hPaである。ALTが、高度を示す。算出した高度の単位は、m(メートル)である。手動オフセット値は、ユーザーが設定可能な値である。手動オフセット値を設ける理由として、(1)式の右辺における第1項のみでは、季節や気候によって高気圧になったり低気圧になったりするため、算出された高度の精度が劣化することがある。そこで、目的地Dstの座標を設定する前に、実際の高度が判明している位置において、電子時計Wは、(1)式の手動オフセット値を0として、高度を算出する。その後、ユーザーは、実際の高度から、算出された高度を減じた値を、手動オフセット値として設定する。これにより、電子時計Wは、手動オフセット値が0である場合と比較して、より正確な高度を得ることが可能になる。
昇降度算出部62は、算出した高度を記憶部5に記憶する。さらに、昇降度算出部62は、算出した高度から、記憶部5に記憶した1秒前の高度を減じた値を昇降度として算出する。昇降度の単位は、m/秒となる。昇降度算出部62は、算出した昇降度を表示制御部61に出力する。表示制御部61は取得した昇降度を表示するように小秒針41を制御する。
さらに、表示制御部61は、表示期間における昇降度の最大値を表示するようにセンター指針13を制御する。昇降度の最大値の表示方法には、例えば、以下の2つの方法がある。
第1の方法では、表示制御部61は、表示期間中、昇降度算出部62が算出した高度と、センター指針13が現在指示する高度とを比較する。昇降度算出部62が算出した高度の方が高ければ、表示制御部61は、昇降度算出部62が算出した高度をセンター指針13が指示するように、センター指針13を制御する。
第2の方法では、記憶部5は、表示期間における昇降度を単位時間ごとに記憶する。表示制御部61は、記憶部5を参照して、記憶された昇降度から、昇降度の最大値を算出する。そして、表示制御部61は、算出した昇降度の最大値をセンター指針13が指示するように、センター指針13を制御する。以下では、昇降度の最大値の表示方法は、第2の方法である場合を例に説明する。
A.2.2.コンパスモードにおける制御部6の構成
コンパスモードにおいて、方位算出部65は、3軸磁気センサー3が計測した磁北の方位を取得する。方位算出部65は、取得した磁北に基づいて、真北の方位を算出する。方位算出部65は、算出した真北の方位を表示制御部61に出力する。表示制御部61は、取得した真北の方位をセンター指針13が向くように、センター指針13を制御する。
A.2.3.気圧表示モードにおける制御部6の構成
気圧表示モードにおいて、気圧傾向算出部63は、気圧センサー4が計測した気圧を1秒ごとに取得する。気圧傾向算出部63は、取得した気圧を記憶部5に記憶する。さらに、気圧傾向算出部63は、取得した気圧を表示制御部61に出力する。さらに、気圧傾向算出部63は、取得した気圧から、記憶部5に記憶した1秒前の気圧を減じた値を算出する。気圧傾向算出部63は、算出した値が正であれば気圧傾向が正であると算出し、算出した値が負であれば気圧傾向が負であると算出する。気圧傾向算出部63は、算出した気圧傾向を表示制御部61に出力する。
表示制御部61は、取得した気圧を指示するように、数値表示短針32、数値表示長針33、およびセンター指針13を制御する。さらに、表示制御部61は、算出した気圧傾向を指示するように、小秒針41を制御する。
A.3.各動作モードのフローチャート
昇降度表示モード、気圧表示モードのそれぞれについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
A.3.1.昇降度表示モードのフローチャート
図9に、昇降度表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。昇降度表示モードでは、制御部6は、現在時刻を表示するように時針11および分針12を制御し、センター指針13を12時位置で停止するように制御し、「0」を指示するように数値表示短針32および数値表示長針33を制御する。
制御部6は、動作モードを昇降度表示モードに設定している場合に、操作ボタンBの所定時間(例えば3秒)以上の押下操作を検出する(ステップS1)。所定時間は、3秒に限らず適宜変更可能である。所定時間以上の押下操作を検出すると、昇降度算出部62は、昇降度の算出を開始する。次に、昇降度算出部62は、気圧センサー4が計測した気圧を取得して、(1)式に従って昇降度を算出する(ステップS2)。そして、表示制御部61は、算出した昇降度を指示するように、小秒針41を制御する(ステップS3)。また、表示制御部61は、記憶部5を参照して、表示期間における昇降度の最大値を算出する(ステップS4)。そして、表示制御部61は、算出した昇降度の最大値を指示するように、センター指針13を制御する(ステップS5)。
次に、制御部6は、動作モードを昇降度表示モードに設定してから1分間が経過した、または、操作ボタンBの押下操作を検出したかを判断する(ステップS6)。1分間が経過しておらず、かつ、操作ボタンBの押下操作を検出していない場合(ステップS6:No)、昇降度算出部62は、ステップS2の処理を、前回の実行から1秒後に実行する。一方、1分間が経過した、または操作ボタンBの押下操作を検出した場合(ステップS6:Yes)、制御部6は、一連の処理を終了する。
A.3.2.気圧表示モードのフローチャート
図10に、気圧表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23dを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを気圧表示モードに設定する。制御部6は、動作モードを気圧表示モードに設定している場合に、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を検出する(ステップS11)。所定時間以上の押下操作を検出すると、気圧傾向算出部63は、気圧および気圧傾向の算出を開始する。次に、気圧傾向算出部63は、気圧および気圧傾向を算出する(ステップS12)。そして、表示制御部61は、算出した気圧を指示するように、数値表示短針32、数値表示長針33、およびセンター指針13を制御する(ステップS13)。また、表示制御部61は、算出した気圧傾向を指示するように、小秒針41を制御する(ステップS14)。
そして、制御部6は、動作モードを気圧表示モードに設定してから1分間が経過した、または、操作ボタンBの押下操作を検出したかを判断する(ステップS15)。1分間が経過しておらず、かつ、操作ボタンBの押下操作を検出していない場合(ステップS15:No)、気圧傾向算出部63は、ステップS12の処理を、前回の実行から1秒後に実行する。一方、1分間が経過した、または操作ボタンBの押下操作を検出した場合(ステップS15:Yes)、制御部6は、一連の処理を終了する。
A.4.第1実施形態の効果
以上述べたように、表示部10には、小秒針数値範囲に対応した、目盛り42p、目盛り42mと、目盛り42zとが配置される。さらに、表示部10には、センター指針数値範囲に対応した目盛り14cが配置される。小秒針41は、電子時計Wの現在の昇降度に応じて、目盛り42p、目盛り42m、目盛り42zのいずれかを指示する。センター指針13は、表示期間における昇降度の最大値または最小値に応じて、目盛り14cを指示する。
小秒針数値範囲は、-5以上5以下の実数であるため、電子時計Wが急上昇または急下降を行うと、昇降度が小秒針数値範囲を超えてしまう。昇降度が小秒針数値範囲を超えてしまう理由は、昇降度を10時側情報表示部40という、表示部10の一部分で表示しており、判読性を考慮すると、小秒針数値範囲をより広い数値範囲とすることが困難であるためである。
そこで、第1実施形態では、センター指針数値範囲が小秒針数値範囲を超える数値を含むため、センター指針13が、表示期間における昇降度の最大値を指示する。
これにより、ユーザーは、センター指針13が指示する数値を確認することによって、表示期間において小秒針数値範囲を超えた昇降度の最大値を把握することが可能になる。
例えば、ユーザーがパラグライディングまたはハンググライディング等の航空スポーツを行っている場合、ユーザーは、表示期間のうち最も上昇できた場合の昇降度を把握することが可能になる。航空スポーツを行わないユーザーであっても、高速エレベーターに搭乗した場合に、ユーザーは、昇降度の最大値または昇降度の最小値を知りたいという関心を持つ場合がある。この場合に、電子時計Wは、ユーザーに昇降度の最大値または昇降度の最小値を通知することが可能になる。さらに、ユーザーがジェットコースターに搭乗した場合に、どの程度の急上昇または急下降があったか知りたいという関心を持つ場合がある。この場合に、電子時計Wは、ユーザーに昇降度の最大値または最小値を通知することが可能になる。
また、第1実施形態では、ユーザーは、昇降度を把握することが可能である。昇降度を把握する理由として、ユーザーが、パラグライディングまたはハンググライディング等の航空スポーツを行っている場合、昇降度を得ることが重要であるためである。重要となる理由として、ユーザーは、把握できた昇降度を、上昇気流を探したり、下降気流を避けたりするために用いることが可能になるためである。
また、昇降度算出部62は、気圧センサー4が計測した気圧に基づいて、昇降度を算出する。具体的には、昇降度算出部62は、(1)式を用いて昇降度を算出する。(1)式以外に昇降度を算出する他の方法としては、以下に示す2つの方法がある。第1方法では、電子時計Wは、位置情報衛星から得られる衛星信号から第1位置と第2位置とを算出し、算出した第1位置および第2位置の高さ方向の距離を算出し、第1位置の時刻と第2位置の時刻と、算出した高さ方向の距離とに基づいて、昇降度を算出する。第2方法では、電子時計Wが、3軸加速度センサーを有し、3軸加速度センサーから得られる3軸方向の加速度のうち高さ方向の加速度を抽出し、抽出した加速度に積分を施すことにより昇降度を算出する。
しかしながら、第1方法では、位置を算出するために、少なくとも4つの衛星から衛星信号を受信し、緯度、経度、高度、および、時刻という4つの変数の値を求めなければならないため、本実施形態にかかる方法より処理負荷がかかる。第2方法は、計測開始位置から現在位置まで加速度を常に計測し続けなければならないため、本実施形態にかかる方法より処理負荷がかかる。以上により、電子時計Wは、第1方法および第2方法と比較して、電子時計Wにかかる処理負荷を軽減させることが可能になる。
また、図1で述べたように、計測結果数字色は、白色である。一方、時刻記号色は、オレンジ色である。記号背景色は、黒色である。このように、計測結果数字色と記号背景色との明度差は、時刻記号色と記号背景色との明度差より大きい。一般的に、前景色と背景色との明度差が大きいほど、前景色がより見え易くなる。計測結果と時刻とを比較すると、計測結果の方がより重要な情報である。従って、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果の少なくとも一部を示す数字を、より見え易くすることが可能になる。なお、明度とは色の明るさを表す指標であり、反射率100%の白色を明度10として、0から10の数値で表すことができる。明度は、色彩計や分光測色計により測定することができる。
また、計測結果数字色と記号背景色との色差は、時刻記号色と記号背景色との色差より大きい。ここで、第1色と第2色との色差とは、例えば、下記(2)式により得られる。
色差=((R2-R1)^2+(G2-G1)^2+(B2-B1)^2)^0.5 (2)
R1、G1、B1は、それぞれ、第1色の赤の要素、第1色の緑の要素、第1色の青の要素である。同様に、R2、G2、B2は、それぞれ、第2色の赤の要素、第2色の緑の要素、第2色の青の要素である。色差は、分光測色計や色彩色差計により測定したR1、G1、B1、R2、G2、B2の値から算出することができる。
一般的に、前景色と背景色との色差が大きいほど、前景色と背景色とが区別し易くなり、前景色が見え易くなる。従って、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果の少なくとも一部を示す数字を、より見え易くすることが可能になる。
また、図1で述べたように、計測結果指針色は、白色である。一方、時刻指針色は、オレンジ色である。このように、計測結果指針色と記号背景色との明度差は、時刻指針色と記号背景色との明度差より大きい。従って、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果に関する指針の先端部を、より見え易くすることが可能になる。
また、計測結果指針色と記号背景色との色差は、時刻指針色と記号背景色との色差より大きい。従って、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果に関する指針の先端部を、より見え易くすることが可能になる。
B.第2実施形態
第2実施形態では、センター指針13が昇降度の最大値を指示するとともに、数値表示短針32および数値表示長針33が昇降度の最小値のそれぞれ桁の値に応じて、目盛り31aを指示する。以下、第2実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態および各変形例において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。さらに、以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第2実施形態に関する要素であるとする。
B.1.動作モードのフローチャート
昇降度表示モードについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
図11に、昇降度表示モードのフローチャートを示す。図11に示すフローチャートの各ステップのうち、ステップS21~ステップS25は、図9に示したステップS1~ステップS5の処理と同一であるため、説明を省略する。
ステップS25の処理終了後、表示制御部61は、記憶部5を参照して、表示期間における昇降度の最小値を算出する(ステップS26)。そして、表示制御部61は、数値表示短針32および数値表示長針33が昇降度の最小値のそれぞれの桁の値を指示するように、数値表示短針32および数値表示長針33を制御する(ステップS27)。
次に、制御部6は、動作モードを昇降度表示モードに設定してから1分間が経過した、または、操作ボタンBの押下操作を検出したかを判断する(ステップS28)。1分間が経過しておらず、かつ、操作ボタンBの押下操作を検出していない場合(ステップS28:No)、昇降度算出部62は、ステップS22の処理を、前回の実行から1秒後に実行する。一方、1分間が経過した、または操作ボタンBの押下操作を検出した場合(ステップS28:Yes)、制御部6は、一連の処理を終了する。
B.2.第2実施形態の効果
第2実施形態によれば、ユーザーは、昇降度の最大値および昇降度の最小値を一度に把握することが可能になる。さらに、一つの指針で複数の桁の値を表示しようとすると、複数の桁の値を示す数字が配置された、大きな目盛りが必要になる。例えば、2桁の値を表示するならば、「0」から「99」までが示された目盛りが必要になる。大きな目盛りは表示部10の領域を大きく占有するため、目盛りは小さい程好ましい。これに対し、第2実施形態によれば、数値表示短針32および数値表示長針33が最小値のそれぞれの桁の値を指示するため、「0」から「9」までが示された目盛り31aを用いればよく、「0」から「99」までを示す目盛り14cを用いずに済む。図1に示すように、目盛り31aは、目盛り14cより小さい。従って、第2実施形態では、大きさが小さい目盛り31aを用いつつ、昇降度の最小値の複数の桁の値を表示することが可能になる。
C.変形例
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
C.1.第1変形例
以上の各形態におけるコンパスモードでは、真北の方位を示すことができた。一方、第1変形例におけるコンパスモードでは、真北の方位を示すことに加えて、ウェイポイントWpt(図15参照)の方位角および現在位置からウェイポイントWptまでの距離を示すことができる。ウェイポイントWptは、ナビゲーションにおける経路上の地点情報であり、例えば、記憶部5に予め登録された位置である。例えば、ユーザーが出張した場合に、電子時計Wは、ユーザーの操作によって、ユーザーの宿泊地となるホテルの位置をウェイポイントWptに登録する。そして、ユーザーがホテルから外出し、ホテルに戻ろうとする場合に、電子時計Wは、コンパスモードによって、ウェイポイントWptであるホテルの位置の方位角および現在位置からホテルの位置までの距離を示すことができる。
さらに、第1変形例では、現在位置からウェイポイントWptまでの距離の表示可能な範囲を設定することが可能である。表示可能な範囲を、以下、「レンジ」と称する。より具体的には、第1変形例では、電子時計Wは、ウェイポイントWptまでの距離のレンジを、0m以上10km未満の第1レンジ、0m以上100km未満の第2レンジ、0mから1000km未満の第3レンジのいずれかに設定することが可能である。
図12に、第1変形例における電子時計Wの平面図を示す。以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第1変形例に関する要素であるとする。図12では、領域Reg1を拡大した拡大領域EnReg1を示す。
拡大領域EnReg1に示すように、表示部10は、7時側情報表示部70を有する。7時側情報表示部70には、文字板10aの一部が含まれる。
7時側情報表示部70は、目盛り71を有する。目盛り71には、センター指針13が指示可能な複数の10のべき乗数が示されている。具体的には、目盛り71には、複数の10のべき乗数を示す数字として、数字「100」、数字「1000」、および数字「10000」が配置されている。以下、目盛り71に示されている10のべき乗数を、「レンジ値」と称する。センター指針13が第1レンジ値「100」を指示する場合、7時側情報表示部70は、現在のレンジが第1レンジであることを示す。センター指針13が第2レンジ値「1000」を指示する場合、7時側情報表示部70は、現在のレンジが第2レンジであることを示す。センター指針13が第3レンジ値「10000」を指示する場合、7時側情報表示部70は、現在のレンジが第3レンジであることを示す。
以下では、説明の簡略化のため、第1レンジの次のレンジを第2レンジとし、第2レンジの次のレンジを第3レンジとし、第3レンジの次のレンジを第1レンジとする。
目盛り71内の数字は、レンジを設定することに用いられるため、計測結果を示すことに用いられず、かつ、時刻に関しない。従って、目盛り71内の数字は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。第1変形例では、目盛り71内の数字は、オレンジ色である。
図12の例では、センター指針13は、数字「100」を指示しているため、現在のレンジが、第1レンジであることを示す。現在のレンジが第1レンジである場合、目盛り31aの各数字は、数値表示短針32に対して「km」の一の位の桁の値として使用され、数値表示長針33に対して「m」の百の位の桁の値として使用される。同様に、現在のレンジが第2レンジである場合、目盛り31aの各数字は、数値表示短針32に対して「km」の十の位の桁の値として使用され、数値表示長針33に対して「km」の一の位の桁の値として使用される。同様に、現在のレンジが第3レンジである場合、目盛り31aの各数字は、数値表示短針32に対して「km」の百の位の桁の値として使用され、数値表示長針33に対して「km」の十の位の桁の値として使用される。
C.1.1.コンパスモードの概要
コンパスモードでは、電子時計Wは、真北の方位、ならびに、ウェイポイントWptのまでの方位および距離を示すことができる。動作モードをコンパスモードに設定している場合に、表示部10は、3軸磁気センサー3によって計測された磁北の方位に基づいて、センター指針13の向きが真北を向くようにセンター指針13を制御する。
さらに、表示部10は、小秒針41の向きによってウェイポイントWptの方位を示す。さらに、表示部10は、数値表示短針32および数値表示長針33が指示する数値によってウェイポイントWptの距離を示す。
C.1.2.第1変形例にかかる制御部6の構成
図13に、制御部6の構成図を示す。制御部6は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、表示制御部61と、昇降度算出部62と、気圧傾向算出部63と、方位算出部65と、レンジ設定部66と、現在位置算出部67とを実現する。以下、コンパスモードについて、制御部6の構成を説明する。
C.1.2.1.コンパスモードにおける制御部6の構成
コンパスモードにおいて、レンジ設定部66は、レンジを設定する。具体的には、レンジ設定部66は、記憶部5から現在のレンジを取得する。現在のレンジが設定されていない場合、レンジ設定部66は、記憶部5に記憶されたレンジの初期値を取得する。レンジ設定部66は、取得したレンジを表示制御部61に出力する。表示制御部61は、取得したレンジのレンジ値を示すように、センター指針13を制御する。
次に、レンジ設定部66は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作の回数に応じて、レンジを設定する。例えば、レンジ設定部66は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作が1回あった場合、レンジを、現在のレンジの次のレンジに設定する。レンジを設定した場合、レンジ設定部66は、設定後のレンジを表示制御部61に出力する。表示制御部61は、設定後のレンジのレンジ値を示すように、センター指針13を制御する。
現在位置算出部67は、GPSレシーバー2から衛星信号を取得し、取得した衛星信号に基づいて現在位置の座標を算出する。現在位置算出部67は、算出した現在位置の座標を、表示制御部61に出力する。
表示制御部61は、記憶部5に予め登録された位置の座標と、現在位置算出部67が算出した現在位置の座標とから、現在位置からウェイポイントWptまでの距離およびウェイポイントWptの方位角を算出する。
表示制御部61は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離を、現在のレンジ値で除した第1値に応じて、数値表示短針32および数値表示長針33が目盛り31aの数値を指示するように制御する。表示制御部61の制御により、数値表示短針32および数値表示長針33は、第1値に応じて、目盛り31aの数値を指示する。具体的には、表示制御部61は、第1値の十の桁の値を数値表示短針32で指示し、第1値の一の桁の値を数値表示長針33で指示する。例えば、算出した距離が1200mであり、現在のレンジ値が「100」であるとする。この場合、1200を100で除した第1値は12であるため、表示制御部61が数値表示短針32および数値表示長針33を制御することにより、数値表示短針32は「1」を指示し、数値表示長針33は「2」を指示する。
また、算出した方位角は、グローバル座標系におけるウェイポイントWptの方位角である。従って、表示制御部61は、方位算出部65が算出した真北を用いて電子時計Wのローカル座標系におけるウェイポイントWptの方位角に変換する。表示制御部61は、小秒針41の向きによって、変換した方位角を示すように小秒針41を制御する。
C.1.3.動作モードのフローチャート
コンパスモードについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
C.1.3.1.コンパスモードのフローチャート
図14に、コンパスモードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23cを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードをコンパスモードに設定する。制御部6は、動作モードをコンパスモードに設定している場合に、竜頭Dの一段引き出し操作を受け付ける(ステップS31)。表示制御部61は、竜頭Dの引き出し操作を受け付けると、現在のレンジのレンジ値を指示するように、センター指針13を制御する(ステップS32)。
制御部6は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作を検出したか否かを判断する(ステップS33)。操作ボタンAの所定時間以上の押下操作を検出した場合(ステップS33:Yes)、表示制御部61は、次のレンジのレンジ値を指示するように、センター指針13を制御する(ステップS34)。ステップS34の処理後、または、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作を検出していない場合(ステップS33:No)、制御部6は、竜頭Dの押し込み操作を検出したか否かを判断する(ステップS35)。竜頭Dの押し込み操作を検出していない場合(ステップS35:No)、制御部6は、処理をステップS33に戻す。
一方、竜頭Dの押し込み操作を検出した場合(ステップS35:Yes)、レンジ設定部66は、センター指針13が現在指示しているレンジ値のレンジを、現在のレンジとして設定する(ステップS36)。次に、制御部6は、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を受け付ける(ステップS37)。操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を受け付けると、現在位置算出部67は、現在位置の座標の算出を開始し、方位算出部65は、真北の方位の算出を開始する。そして、現在位置算出部67は、現在位置の座標を算出する(ステップS38)。また、方位算出部65は、3軸磁気センサー3が計測した地磁気の方向に基づいて、真北の方位を算出する(ステップS39)。表示制御部61は、真北の方位を示すように、センター指針13を制御する(ステップS40)。
そして、表示制御部61は、現在位置の座標および記憶部5に記憶されたウェイポイントWptの座標に基づいて、現在位置からウェイポイントWptまでの距離を算出する(ステップS41)。さらに、表示制御部61は、現在位置の座標、ウェイポイントWptの座標、および、真北の方位に基づいて、電子時計Wのローカル座標系におけるウェイポイントWptの方位角を算出する(ステップS42)。表示制御部61は、設定したレンジに応じて、算出した距離を示すように、数値表示短針32および数値表示長針33を制御する(ステップS43)。また、表示制御部61は、ウェイポイントWptの方位角を示すように、小秒針41を制御する(ステップS44)。ステップS44の処理終了後、制御部6は、一連の処理を終了する。コンパスモードにおける数値表示短針32、数値表示長針33、センター指針13、および小秒針41の向きについて、図15を用いて説明する。
図15に、コンパスモードにおける指針の向きの一例を示す。ステップS40の処理により、センター指針13は、真北の方位を指示する。また、ステップS43の処理によって数値表示短針32および数値表示長針33は、算出した距離Lを示す。また、ステップS44の処理によって、小秒針41は、算出した方位角ψを示す。
C.1.4.第1変形例の効果
以上示したように、数値表示短針32および数値表示長針33は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離を現在のレンジ値で除した値に応じて、目盛り31aの数値を指示する。これにより、電子時計Wは、レンジを適切に変更することにより、レンジを変更しない場合に比べて、目盛り31aを用いて表示可能な数値を増やすことが可能になる。例えば、現在位置からウェイポイントWptまでの距離が10km以上100km未満であり、レンジ値が「100」に設定されていると想定する。この想定では、レンジ値が「100」であり表示可能な数値を超えているため、数値表示短針32および数値表示長針33は、目盛り31aの数字「0」を指示し、正しい距離を指示することができない。そこで、電子時計Wは、ユーザーの操作によってレンジ値を「10000」に設定することにより、数値表示短針32および数値表示長針33は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離に応じた目盛り31aの適切な数字を指示することが可能になる。
ユーザーは、数値表示短針32および数値表示長針33が指示する数値を閲覧して、例えば、ウェイポイントWptまで歩いて移動するか、タクシーで移動するかを適切に判断することが可能になる。
C.2.第2変形例
図16に、第2変形例における電子時計Wの平面図を示す。第2変形例における電子時計Wは、コンビネーションクォーツ(CQ:Combination Quartz)時計である。第2変形例における電子時計Wには、2時側情報表示部30および日にち表示部50がなく、6時側情報表示部20がLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)29に置き換えられている。以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第2変形例に関する要素であるとする。LCD29は、現在の動作モードを示す文字列を示す画像と、現在の動作モードに関する文字列を示す画像とを表示する。
具体的には、図16に示すLCD29は、画像29aと、画像29bとを表示する。画像29aは、動作モードを示す文字列「MODE」と、現在の動作モードが気圧表示モードを表す文字列「BAR」とを示す。画像29bは、気圧表示モードに関する文字列として現在位置の気圧「3776m」を示す。
図17に、電子時計Wの構成図を示す。図17において、図7に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
電子時計Wは、6時側情報表示部20に関する構成として、LCD29、および、LCDドライバー501を含む。LCDドライバー501は、LCD29を駆動する。
C.3.その他の変形例
第1実施形態では、センター指針13が、昇降度の最大値を指示したが、昇降度の最小値を指示してもよい。さらに、センター指針13は、昇降度の最小値を指示する場合に、昇降度の最小値の絶対値を、目盛り14cを用いて指示してもよい。または、センター指針13は、昇降度の最小値を表示する場合に、100-(昇降度の最小値の絶対値)の値を、目盛り14cを用いて指示してもよい。例えば、昇降度の最小値が-10m/秒であれば、センター指針13は、100-10=90を指示することにより、昇降度の最小値が-10m/秒であることを表示する。
または、一般的な昇降計を模するため、センター指針13は、目盛り14cの「75」の数字の位置を、昇降度の最大値が0m/秒であるとみなしてもよい。そして、センター指針13は、目盛り14cのうち「75」の数字から時計回りに「0」の数字を経由して「25」の数字までを、昇降度の最大値を表示するために用いる。同様に、センター指針13は、目盛り14cのうち「75」の数字から反時計回りに「50」の数字を経由して「25」の数字までを、昇降度の最小値を表示するために用いる。
第2実施形態において、数値表示短針32および数値表示長針33が、昇降度の最小値を指示したが、他の指針が昇降度の最小値を指示してもよい。例えば、分針12(「第3指針」の例)が、昇降度の最小値を指示してもよい。これにより、ユーザーは、昇降度の最大値および昇降度の最小値を一度に把握することが可能になる。
第2実施形態において、センター指針13が昇降度の最大値を指示し、数値表示短針32および数値表示長針33が昇降度の最小値を指示したが、これに限らない。センター指針13が昇降度の最大値または最小値の一方の値に応じて、目盛り14cを指示し、数値表示短針32および数値表示長針33が昇降度の最大値または最小値の他方の値のそれぞれの桁の値に応じて、目盛り31aを指示すればよい。
第1変形例において、センター指針13が指示可能な10のべき乗数として、数字「100」、数字「1000」および数字「10000」が7時側情報表示部70内に配置されたが、これらの数字に限らない。例えば、10のべき乗数は、10の0乗である数字「1」でもよいし、10の-1乗である数字「0.1」でもよい。また、7時側情報表示部70内には、数字「10000」の代わりに、数字「105」または「1.0E5」というように指数表現された数字が配置されてもよい。
第2変形例における6時側情報表示部20は、LCD29を含んだが、LCD29の代わりに有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイを含んでもよい。
以上の各形態において、表示期間は、動作モードが昇降度表示モードに設定された時刻から、動作モードが昇降度表示モード以外のモードに設定されるまでの期間としたが、これに限らない。例えば、表示期間は、現在時刻の1分前から現在時刻までとしてもよい。この場合、表示期間の始期が刻々と変動する。表示期間の始期が変動する場合、変動前の表示期間において昇降度が最大値または最小値となった第1時刻が、変動後の表示期間には含まれない場合がある。説明の簡略化のため、昇降度の最大値を表示する例を用いて説明する。記憶部5が変動前の表示期間における昇降度の最大値のみを記憶していると、変動後の表示期間における昇降度の最大値、すなわち、第1時刻の昇降度の次に大きい昇降度を算出することができない。
しかしながら、以上の各形態では、記憶部5に記憶された単位時間ごとの昇降度から、変動後の表示期間における昇降度の最大値または最小値を算出することが可能である。従って、表示期間の始期が変動する場合であっても、ユーザーは、表示期間において小秒針数値範囲を超えた昇降度の最大値または最小値を把握することが可能になる。
以上の各形態において、昇降度算出部62は、気圧センサー4が計測した気圧に基づいて昇降度を算出したが、これに限らない。例えば、電子時計Wが3軸加速度センサーを有し、昇降度算出部62は、3軸加速度センサーから得られる3軸方向の加速度のうち高さ方向の加速度を抽出し、抽出した加速度に積分を施すことにより昇降度を算出してもよい。
以上の各形態において、目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zは、昇降度を表示するために用いられたが、他の数値を表示するために用いてもよい。例えば、目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zは、標高、気温、または紫外線強度等を表示してもよい。標高を表示する場合、10時側情報表示部40は、目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zを対数目盛りとしても用いてもよい。例えば、図1において、目盛り42pの数字「1」は、10mを示し、目盛り42pの数字「2」は、100mを示し、目盛り42pの数字「3」は、1000mを示し、目盛り42pの数字「4」は、10000mを示し、目盛り42pの数字「5」は、100000mを示してもよい。同様に、目盛り42mの数字「1」は、-10mを示し、目盛り42mの数字「2」は、-100mを示すようにしてもよい。また、小秒針41は、気温または紫外線強度を表示する場合、10時側情報表示部40は、気温または紫外線強度の傾向が正であれば正符号43pを指示し、気温または紫外線強度の傾向が負であれば負符号43mを指示してもよい。ユーザーは、正符号43pおよび負符号43mが示す気温または紫外線強度の傾向を容易に判読することが可能になる。
以上の各形態において、昇降度の単位は、m/秒であったが、フィート/秒でもよい。
以上の各形態において、目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zには、数字「1」といったアラビア数字が配置されたが、これに限らない。目盛り42p、目盛り42m、および目盛り42zには、例えば、ローマ数字または漢数字が配置されてもよい。
以上の各形態において、目盛り42zには、0であることを数字「0」が配置されていたが、数字「0」以外の記号が配置されていてもよい。例えば、目盛り42zには、0であることを示す記号「・」でもよい。
以上の各形態において、計測結果数字色および計測結果指針色は、白色であり、時刻記号色および時刻指針色は、オレンジ色であり、記号背景色は黒色であったが、これに限らない。具体的には、計測結果数字色と記号背景色との明度差が、時刻記号色と記号背景色との明度差より大きければ、計測結果数字色および時刻記号色は、どのような色でもよい。または、計測結果数字色と記号背景色との色差が、時刻記号色と記号背景色との色差より大きければ、計測結果数字色および時刻記号色は、どのような色でもよい。同様に、計測結果指針色と記号背景色との明度差が、時刻指針色と記号背景色との明度差より大きければ、計測結果指針色および時刻指針色は、どのような色でもよい。または、計測結果指針色と記号背景色との色差が、時刻指針色と記号背景色との色差より大きければ、計測結果指針色および時刻指針色は、どのような色でもよい。
例えば、計測結果数字色の明度と記号背景色の明度とが同一である場合、計測結果数字色と記号背景色との明度差と、時刻記号色と記号背景色との明度差とが同一となる。しかしながら、計測結果数字色の明度と記号背景色の明度とが同一であっても、計測結果数字色と記号背景色との色差が、時刻記号色と記号背景色との色差より大きければ、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果の少なくとも一部を示す数字をユーザーがより見え易くすることが可能になる。
以上の各形態において、表示部10の形状は、円形であったが、円形に限らない。例えば、表示部10の形状は、矩形でもよい。
以上の各形態において、電子時計Wが有する操作ボタンの数は、上述した各形態における3つに限られず、3つより少なくてもよいし、3つより多くてもよい。また、電子時計Wが有する操作ボタンの配置は、上述した各形態における位置に限らない。
上述した各形態において、6時側情報表示部20、10時側情報表示部40、2時側情報表示部30、および日にち表示部50の位置は、上述した各形態における位置に限らない。また、上述した各形態において、6時側情報表示部20、10時側情報表示部40、日にち表示部50の少なくとも1つがなくてもよい。
以上の各形態において、現在位置算出部67は、GPSレシーバー2から衛星信号を取得するとしたが、現在位置算出部67は、GPS以外の全地球航法衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)の測位用衛星やGNSS以外の測位用衛星から衛星信号を取得してもよい。例えば、現在位置算出部67は、WAAS(Wide Area Augmentation System)、EGNOS(European
Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal
NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou
Navigation Satellite System)等の衛星測位システムのうち1つ、あるいは2つ以上のシステムの衛星から衛星信号を取得してもよい。
本発明は、上述の電子時計Wを、上述に記載の電子時計Wの各部として機能させるように構成されたコンピュータープログラムまたは当該コンピュータープログラムを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体として捉えることもできる。記録媒体は例えば非一過性(non-transitory)の記録媒体であり、CD-ROM等の光学式記録媒体の他、半導体記録媒体や磁気記録媒体等の公知の任意の記録媒体を含み得る。また、本発明は上述した各態様にかかる電子時計Wの指針を制御する指針制御方法としても特定される。
1…発振回路、1…電子時計、10…表示部、10a…文字板、11…時針、12…分針、13…センター指針、14…ダイヤルリング、14a…目盛り、14c…目盛り、15…ベゼル、15a…目盛り、2…GPSレシーバー、20…6時側情報表示部、22…目盛り、3…3軸磁気センサー、30…2時側情報表示部、31a…目盛り、32…数値表示短針、33…数値表示長針、4…気圧センサー、40…10時側情報表示部、41…小秒針、42m…目盛り、42p…目盛り、42z…目盛り、43…目盛り、5…記憶部、6…制御部、61…表示制御部、62…昇降度算出部、63…気圧傾向算出部、65…方位算出部、66…レンジ設定部、67…現在位置算出部、70…7時側情報表示部、71…目盛り、A…操作ボタン、B…操作ボタン、C…操作ボタン、D…竜頭、W…電子時計。

Claims (6)

  1. 第1指針と、
    前記第1指針が指示する、所定範囲の数値を示す第1目盛りと、
    第2指針と、
    前記第2指針が指示する、前記所定範囲を超える数値を含む第2目盛りと、
    第3指針と、
    が設けられ、
    前記第1指針は、高度の単位時間当たりの変化量を指示し、
    前記第2指針は、所定期間における前記変化量の最大値を指示し、
    前記第3指針は、前記所定期間における前記変化量の最小値を指示する、
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 第1指針と、
    前記第1指針が指示する所定範囲の数値を示す第1目盛りと、
    第2指針と、
    前記第2指針が指示する前記所定範囲を超える数値を含む第2目盛りと、
    第4指針と、
    第5指針と、
    前記第4指針および前記第5指針が指示する第3目盛りと、
    が設けられ、
    前記第1指針は、高度の単位時間当たりの変化量を指示し、
    前記第2指針は、所定期間における前記変化量の最大値または最小値の一方の値を指示し、
    前記第4指針と前記第5指針とにより、前記所定期間における前記変化量の最大値または最小値の他方の値を指示する、
    ことを特徴とする電子時計。
  3. 請求項1または2において、
    前記所定期間における前記変化量を前記単位時間ごとに記憶した記憶部を備え、
    前記第2指針は、前記記憶部が記憶した前記所定期間における前記変化量の最大値または最小値を指示する、
    ことを特徴とする電子時計。
  4. 請求項1から3のいずれか一項において、
    気圧センサーと、
    前記気圧センサーが計測した気圧に基づいて、前記変化量を算出する算出部とを備える、
    ことを特徴とする電子時計。
  5. 第1指針と、
    前記第1指針が指示する所定範囲の数値を示す第1目盛りと、
    第2指針と、
    前記第2指針が指示する前記所定範囲を超える数値を示す第2目盛りと、
    第3指針と、
    が設けられた電子時計の指針を制御する指針制御方法であって、
    前記第1指針は、前記電子時計の現在の高度の単位時間当たりの変化量を指示し、
    前記第2指針は、所定期間における前記変化量の最大値を指示し、
    前記第3指針は、前記所定期間における前記変化量の最小値を指示する、
    ことを特徴とする指針制御方法。
  6. 第1指針と、
    前記第1指針が指示する所定範囲の数値を示す第1目盛りと、
    第2指針と、
    前記第2指針が指示する前記所定範囲を超える数値を含む第2目盛りと、
    第4指針と、
    第5指針と、
    前記第4指針および前記第5指針が指示する第3目盛りと、
    が設けられた電子時計の指針を制御する指針制御方法であって、
    前記第1指針は、高度の単位時間当たりの変化量を指示し、
    前記第2指針は、所定期間における前記変化量の最大値または最小値の一方の値を指示し、
    前記第4指針と前記第5指針とにより、前記所定期間における前記変化量の最大値または最小値の他方の値を指示する、
    ことを特徴とする指針制御方法。
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