JP2019148541A - 電子時計、および指針制御方法 - Google Patents
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Abstract
Description
第1方法では、位置を算出するために、少なくとも4つの衛星から衛星信号を受信し、緯度、経度、高度、および、時刻という4つの変数の値を求めなければならないため、第3態様にかかる方法より処理負荷がかかる。第2方法では、第1位置から現在位置まで加速度を計測し続けなければならないため、第3態様にかかる方法より処理負荷がかかる。以上により、第3態様によれば、第1方法および第2方法と比較して、電子時計にかかる処理負荷を軽減させることが可能になる。
以下、第1実施形態にかかる電子時計Wを説明する。
時刻表示モードでは、電子時計Wは、現在時刻を表示することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23aを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを時刻表示モードに設定する。
昇降度表示モードでは、電子時計Wは、昇降度を表示することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。
コンパスモードでは、電子時計Wは、地理学的な真北(以下、単に「真北」と称する)の方位を示すことができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23cを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードをコンパスモードに設定する。
気圧表示モードでは、電子時計Wは、電子時計Wの周囲の気圧、および、気圧の単位時間当たりの変化量の正負(以下、「気圧傾向」と称する)を示すことができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23dを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを気圧表示モードに設定する。
目盛り26には、電子時計Wの動作状態を示す記号と、電子時計Wの電池残量を示す記号と、目盛り線28とが配置されている。電子時計Wの動作状態として、基本動作状態と、機内動作状態とを有する。基本動作状態とは、電子時計Wが、現在日時を表示する他、外部からの電波を受信可能な状態である。機内動作状態とは、飛行機の機内にある場合に利用され、電波の受信が制限された状態である。目盛り26には、基本動作状態を示す文字27a「M」と、機内動作状態を示す飛行機を模したアイコン27bと、電子時計Wの電池残量が満充電状態であることを示す文字27c「F」と、電子時計Wの電池残量が完全放電状態であることを示す文字27d「E」とが配置されている。
電子時計W内に配置された記号の色は、白色またはオレンジ色であり、表示部10に配置された記号の背景色(以下、「記号背景色」と称する)は、黒色である。記号には、数字、文字、文字列、マス目、および、目盛り線を含む。図1では、白色の記号を、黒の塗りつぶしにより示し、オレンジ色の記号を、白抜きにより示す。GPSレシーバー2、3軸磁気センサー3および気圧センサー4といった電子時計Wが有するセンサーが計測した計測結果の少なくとも一部を示す数字の色(以下、「計測結果数字色」と称する)は、白色である。計測結果には、センサーが計測した値そのものも含まれるし、計測した値に何らかの処理を施して得られた値も含まれる。時刻に関する記号の色(以下、「時刻記号色」)は、オレンジ色である。
計測結果の少なくとも一部を示す数字は、具体的には、目盛り14cの数字、目盛り31a内の数字、目盛り42p内の数字、目盛り42m内の数字、および目盛り42z内の数字である。目盛り14cの数字は、上述したように、センター指針13に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる気圧の一部を示す。同様に、目盛り31a内の数字は、数値表示短針32または数値表示長針33に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる気圧の一部を示す。目盛り42p内の数字、目盛り42m内の数字、および目盛り42z内の数字は、上述したように、小秒針41に指示されることによって、気圧センサー4が計測した計測結果となる昇降度を示す。
時刻に関する記号は、具体的には、マス目14b、目盛り15a内の文字列、数字ならびに「.」、目盛り44の数字、および、目盛り45内の文字列ならびに記号である。
計測結果の少なくとも一部を示さず、かつ、時刻にも関しない記号の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。具体的には、文字列23a、文字列23b、文字列23c、文字列23d、目盛り線24、文字27a、アイコン27b、文字27c、文字27d、目盛り線28、操作ボタンAの文字、操作ボタンBの文字、および操作ボタンCの文字は、計測結果の少なくとも一部を示す場合がなく、かつ、時刻にも関しない記号である。そして、第1実施形態では、文字列23aの色、文字列23bの色、文字列23cの色、文字列23dの色、および目盛り線24の色は白色である。文字27aの色、アイコン27bの色、文字27cの色、文字27dの色、目盛り線28の色、操作ボタンAの文字の色、操作ボタンBの文字の色、および操作ボタンCの文字の色は、オレンジ色である。
また、計測結果の少なくとも一部を示す記号であっても、数字でない記号の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。計測結果の少なくとも一部を示す記号であっても数字でない記号は、正符号43pおよび負符号43mである。正符号43pの色および負符号43mの色は、オレンジ色である。
電子時計Wが有する指針の先端部の色は、白色、オレンジ色、または黒色である。図1では、白色の先端部を、黒の塗りつぶしにより示し、オレンジ色の先端部を、網掛けにより示す。センサーが計測した計測結果に関する指針の先端部の色(以下、「計測結果指針色」と称する)は、白色となる。時刻に関する指針の先端部の色(以下、「時刻指針色」と称する)は、オレンジ色となる。
計測結果に関する指針は、具体的には、センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33である。センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33は、上述したように、気圧センサー4が計測した気圧に関する。時刻に関する指針は、具体的には、時針11および分針12である。
計測結果および時刻に関する指針の先端部の色は、白色またはオレンジ色のいずれも可能である。計測結果および時刻に関する指針は、小秒針41である。
計測結果にも関しなく、かつ時刻にも関しない指針の先端部の色は、白色、オレンジ色、または黒色のいずれも可能である。計測結果にも関しなく、かつ時刻にも関しない指針は、モード指針21およびインジケーター指針25である。モード指針21の先端部の色は、黒色と白色とで塗り分けられている。インジケーター指針25の先端部の色は、オレンジ色である。
図8に、制御部6の構成図を示す。制御部6は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、表示制御部61と、昇降度算出部62と、気圧傾向算出部63と、高度差算出部64(「算出部」の例)と、方位算出部65とを実現する。以下、昇降度表示モード、コンパスモード、気圧表示モードのそれぞれについて、制御部6の構成を説明する。
昇降度表示モードにおいて、昇降度を表示するために、昇降度算出部62は、気圧センサー4が計測した気圧を1秒ごとに取得する。昇降度算出部62は、(1)式に従って、取得した気圧から高度を算出する。
コンパスモードにおいて、方位算出部65は、3軸磁気センサー3が計測した磁北の方位を取得する。方位算出部65は、取得した磁北に基づいて、真北の方位を算出する。方位算出部65は、算出した真北の方位を表示制御部61に出力する。表示制御部61は、取得した真北の方位をセンター指針13が向くように、センター指針13を制御する。
気圧表示モードにおいて、気圧傾向算出部63は、気圧センサー4が計測した気圧を1秒ごとに取得する。気圧傾向算出部63は、取得した気圧を記憶部5に記憶する。さらに、気圧傾向算出部63は、取得した気圧を表示制御部61に出力する。さらに、気圧傾向算出部63は、取得した気圧から、記憶部5に記憶した1秒前の気圧を減じた値を算出する。気圧傾向算出部63は、算出した値が正であれば気圧傾向が正であると算出し、算出した値が負であれば気圧傾向が負であると算出する。気圧傾向算出部63は、算出した気圧傾向を表示制御部61に出力する。
昇降度表示モード、気圧表示モードのそれぞれについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
図9に、昇降度表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。昇降度表示モードでは、制御部6は、現在時刻を表示するように時針11および分針12を制御し、センター指針13を12時位置で停止するように制御し、「0」を指示するように数値表示短針32および数値表示長針33を制御する。
図10に、気圧表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23dを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを気圧表示モードに設定する。制御部6は、動作モードを気圧表示モードに設定している場合に、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を検出する(ステップS11)。所定時間以上の押下操作を検出すると、気圧傾向算出部63は、気圧および気圧傾向の算出を開始する。次に、気圧傾向算出部63は、気圧および気圧傾向を算出する(ステップS12)。そして、表示制御部61は、算出した気圧を指示するように、数値表示短針32、数値表示長針33、およびセンター指針13を制御する(ステップS13)。また、表示制御部61は、算出した気圧傾向を指示するように、小秒針41を制御する(ステップS14)。
以上述べたように、電子時計Wは、小秒針41によって昇降度を表示し、センター指針13によって計測開始地点から現在位置までの高度差を表示する。従って、ユーザーは、昇降度とともに、計測開始地点から現在位置までの高度差を確認することが可能になる。例えば、航空スポーツの一種であるグライダーでは、一般的には、出発地点に戻ってくる必要がある。ユーザーがグライダーに搭乗しており、出発地点に戻る場合には、センター指針13を閲覧することにより、現在位置が出発地点からどの程度の高さにあるかを確認することが可能になる。
昇降度を表示する理由として、例えば、ユーザーが、パラグライディングまたはハンググライディング等の航空スポーツを行っている場合、昇降度を得ることが重要であるためである。重要となる理由として、ユーザーは、判別できた昇降度を、上昇気流を探したり、下降気流を避けたりするために用いることが可能になるためである。航空スポーツを行わないユーザーであっても、ユーザーは、高速エレベーターに搭乗している場合に、昇降度を知りたいという関心を持つ場合がある。この場合に、電子時計Wは、ユーザーに昇降度を通知することが可能になる。
第1方法では、位置を算出するために、少なくとも4つの衛星から衛星信号を受信し、緯度、経度、高度、および、時刻という4つの変数の値を求めなければならないため、本実施形態にかかる方法より処理負荷がかかる。第2方法では、計測開始位置から現在位置まで常に加速度を計測し続けなければならないため、本実施形態にかかる方法より処理負荷がかかる。以上により、電子時計Wは、第1方法および第2方法と比較して、電子時計Wにかかる処理負荷を軽減させることが可能になる。
第2実施形態における昇降度表示モードでは、計測開始地点から現在位置の高度差に代わって、計測開始地点から現在位置の累積高度変化量を表示する。累積高度変化量は、高度の上昇量の累積値(以下、「累積上昇量」と称する)と高度の下降量の累積値(以下、「累積下降量」と称する)とを含む。以下、第2実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態および各変形例において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。さらに、以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第2実施形態に関する要素であるとする。
昇降度表示モードでは、昇降度に加えて、計測開始地点から現在位置の累積高度変化量を表示することができる。図11を用いて、累積高度変化量の一例を示す。
昇降度表示モードについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
図12に、昇降度表示モードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23bを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを昇降度表示モードに設定する。昇降度表示モードでは、制御部6は、現在時刻を表示するように時針11および分針12を制御し、センター指針13を12時位置で停止するように制御し、「0」を指示するように数値表示短針32および数値表示長針33を制御する。
以上述べたように、小秒針41は、昇降度に応じて、目盛り42m、目盛り42p、または目盛り42zを指示し、センター指針13は、累積上昇量に応じて目盛り14cを指示し、数値表示短針32および数値表示長針33は、累積下降量に応じて目盛り31aを指示する。以上により、ユーザーは、昇降度とともに、累積上昇量および累積下降量を確認することが可能になる。例えば、ユーザーがグライダーに搭乗している場合には、昇降度を確認することにより、ユーザーは、現在上昇しているか下降しているかを確認することが可能になる。さらに、累積上昇量を確認することにより、ユーザーは、計測開始から現在までの間に、どの程度上昇気流を捉えて上昇できたかを確認することが可能になる。
第3実施形態では、現在位置から目標高度までの高度差を表示することが可能である。以下、第3実施形態について説明する。なお、以下に例示する各形態および各変形例において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
目標高度設定モードでは、電子時計Wは、目標高度を設定することができる。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23fを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを目標高度設定モードに設定する。
高度差表示モードでは、電子時計Wは、高度差を表示する。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23eを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードを高度差表示モードに設定する。
目標高度設定モードおよび高度差表示モードについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
図14に、目標高度設定モードのフローチャートを示す。動作モードを目標高度設定モードに設定すると、表示制御部61は、数値表示短針32および数値表示長針33が目盛り31aの「0」を指示するように数値表示短針32および数値表示長針33を制御する。制御部6は、動作モードを目標高度設定モードに設定している場合に、操作ボタンBの所定時間以上の押下操作を検出する(ステップS31)。所定時間以上の押下操作を検出すると、目的地設定動作の開始をユーザーに知らせるため、表示制御部61は、センター指針13を12時方向に向けてから、センター指針13が再び12時方向を向くまでセンター指針13を回転させる。
図15に、高度差表示モードのフローチャートを示す。動作モードを高度差表示モードに設定している場合、制御部6は、(1)式を用いて、気圧センサー4から取得した気圧から高度を算出する(ステップS41)。制御部6は、記憶部5に記憶した目標高度から、算出した高度を減じて得られた高度差を算出する(ステップS42)。表示制御部61は、算出した高度差の絶対値を指示するように、センター指針13、数値表示短針32、および数値表示長針33を制御する(ステップS43)。また、表示制御部61は、算出した高度差の正負の符号を指示するように、小秒針41を制御する(ステップS44)。ステップS44の処理終了後、制御部6は、一連の処理を終了する。
以上の各形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲内で適宜に併合され得る。なお、以下に例示する変形例において作用や機能が実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
以上の各形態におけるコンパスモードでは、真北の方位を示すことができた。一方、第1変形例におけるコンパスモードでは、真北の方位を示すことに加えて、ウェイポイントWpt(図19参照)の方位角および現在位置からウェイポイントWptまでの距離を示すことができる。ウェイポイントWptは、ナビゲーションにおける経路上の地点情報であり、例えば、記憶部5に予め登録された位置である。例えば、ユーザーが出張した場合に、電子時計Wは、ユーザーの操作によって、ユーザーの宿泊地となるホテルの位置をウェイポイントWptに登録する。そして、ユーザーがホテルから外出し、ホテルに戻ろうとする場合に、電子時計Wは、コンパスモードによって、ウェイポイントWptであるホテルの位置の方位角および現在位置からホテルの位置までの距離を示すことができる。
さらに、第1変形例では、現在位置からウェイポイントWptまでの距離の表示可能な範囲を設定することが可能である。表示可能な範囲を、以下、「レンジ」と称する。より具体的には、第1変形例では、電子時計Wは、ウェイポイントWptまでの距離のレンジを、0m以上10km未満の第1レンジ、0m以上100km未満の第2レンジ、0mから1000km未満の第3レンジのいずれかに設定することが可能である。
以下では、説明の簡略化のため、第1レンジの次のレンジを第2レンジとし、第2レンジの次のレンジを第3レンジとし、第3レンジの次のレンジを第1レンジとする。
コンパスモードでは、電子時計Wは、真北の方位、ならびに、ウェイポイントWptのまでの方位および距離を示すことができる。動作モードをコンパスモードに設定している場合に、表示部10は、3軸磁気センサー3によって計測された磁北の方位に基づいて、センター指針13が真北を向くようにセンター指針13を制御する。
図17に、制御部6の構成図を示す。制御部6は、記憶部5に記憶されたプログラムを読み取り実行することにより、表示制御部61と、昇降度算出部62と、気圧傾向算出部63と、方位算出部65と、レンジ設定部66と、現在位置算出部67とを実現する。以下、コンパスモードについて、制御部6の構成を説明する。
コンパスモードにおいて、レンジ設定部66は、レンジを設定する。具体的には、レンジ設定部66は、記憶部5から現在のレンジを取得する。現在のレンジが設定されていない場合、レンジ設定部66は、記憶部5に記憶されたレンジの初期値を取得する。レンジ設定部66は、取得したレンジを表示制御部61に出力する。表示制御部61は、取得したレンジのレンジ値を示すように、センター指針13を制御する。
次に、レンジ設定部66は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作の回数に応じて、レンジを設定する。例えば、レンジ設定部66は、操作ボタンAの所定時間以上の押下操作が1回あった場合、レンジを、現在のレンジの次のレンジに設定する。レンジを設定した場合、レンジ設定部66は、設定後のレンジを表示制御部61に出力する。表示制御部61は、設定後のレンジのレンジ値を示すように、センター指針13を制御する。
また、算出した方位角は、グローバル座標系におけるウェイポイントWptの方位角である。従って、表示制御部61は、方位算出部65が算出した真北を用いて電子時計Wのローカル座標系におけるウェイポイントWptの方位角に変換する。表示制御部61は、小秒針41の向きによって、変換した方位角を示すように小秒針41を制御する。
コンパスモードについて、具体的なフローチャートを用いて説明する。
図18に、コンパスモードのフローチャートを示す。ユーザーにより操作ボタンAが何度か押下されてモード指針21が文字列23cを指示する場合に、電子時計Wは、動作モードをコンパスモードに設定する。制御部6は、動作モードをコンパスモードに設定している場合に、竜頭Dの一段引き出し操作を受け付ける(ステップS51)。表示制御部61は、竜頭Dの引き出し操作を受け付けると、現在のレンジのレンジ値を指示するように、センター指針13を制御する(ステップS52)。
以上示したように、数値表示短針32および数値表示長針33は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離を現在のレンジ値で除した値に応じて、目盛り31aの数値を指示する。これにより、電子時計Wは、レンジを適切に変更することにより、レンジを変更しない場合に比べて、目盛り31aを用いて表示可能な数値を増やすことが可能になる。例えば、現在位置からウェイポイントWptまでの距離が10km以上100km未満であり、レンジ値が「100」に設定されていると想定する。この想定では、レンジ値が「100」であり表示可能な数値を超えているため、数値表示短針32および数値表示長針33は、目盛り31aの数字「0」を指示し、正しい距離を指示することができない。そこで、電子時計Wは、ユーザーの操作によってレンジ値を「10000」に設定することにより、数値表示短針32および数値表示長針33は、現在位置からウェイポイントWptまでの距離に応じた目盛り31aの適切な数字を指示することが可能になる。
ユーザーは、数値表示短針32および数値表示長針33が指示する数値を閲覧して、例えば、ウェイポイントWptまで歩いて移動するか、タクシーで移動するかを適切に判断することが可能になる。
図20に、第2変形例における電子時計Wの平面図を示す。第2変形例における電子時計Wは、コンビネーションクォーツ(CQ:Combination Quartz)時計である。第2変形例における電子時計Wには、2時側情報表示部30がなく、6時側情報表示部20がLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)29に置き換えられている。以下に示す要素については、説明の省略のため、特に記載がない場合、第2変形例に関する要素であるとする。LCD29は、現在の動作モードを示す文字列を示す画像と、現在の動作モードに関する文字列を示す画像とを表示する。
第1実施形態において、高度差算出部64は、高度差を、気圧に基づいて算出したが、これに限らなく、例えば、以下に示す2つの方法がある。第1方法として、高度差算出部64は、GPSレシーバー2が得た衛星信号から、計測開始位置の座標と現在位置の座標とを算出し、算出した位置同士の高さ方向の距離を高度差として算出する。第2方法として、電子時計Wが、加速度センサーを有している場合、加速度センサーから得られる加速度に2階積分を施すことにより移動した距離を算出し、算出した距離の高さ方向を高度差として算出する。
さらに、第2指針の例として、数値表示短針32および数値表示長針33を用いたが、第2指針は、1つの指針でもよいし、3つ以上の指針でもよい。
これにより、ユーザーは、計測開始位置から現在位置までの高度差の絶対値を確認できるため、計測開始位置から現在位置までがどの程度の高度差があるかを確認することが可能になる。さらに、ユーザーは、高度差の正負を確認できるため、計測開始位置から現在位置が高いか低いのかを確認することが可能になる。
例えば、計測結果数字色の明度と記号背景色の明度とが同一である場合、計測結果数字色と記号背景色との明度差と、時刻記号色と記号背景色との明度差とが同一となる。しかしながら、計測結果数字色の明度と記号背景色の明度とが同一であっても、計測結果数字色と記号背景色との色差が、時刻記号色と記号背景色との色差より大きければ、電子時計Wは、時刻より重要である計測結果の少なくとも一部を示す数字をユーザーがより見え易くすることが可能になる。
Geostationary-Satellite Navigation Overlay Service)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal
NAvigation Satellite System)、GALILEO、BeiDou(BeiDou
Navigation Satellite System)等の衛星測位システムのうち1つ、あるいは2つ以上のシステムの衛星から衛星信号を取得してもよい。
Claims (8)
- 第1指針と、第2指針とを含む表示部を備え、
前記表示部には、
高度の単位時間当たりの変化量に応じて前記第1指針が指示する第1目盛りと、
第1位置から現在位置までの高度差に応じて前記第2指針が指示する第2目盛りと、
が設けられる、
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1において、
前記第1指針の指針軸と前記第2指針の指針軸とが互いに異なる、
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1または2において、
気圧センサーと、
前記気圧センサーが計測した前記第1位置での第1気圧と、前記気圧センサーが計測した現在位置の気圧とに基づいて、前記高度差を算出する算出部と、を備える、
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から3のいずれか一項において、
前記表示部は、第3指針を含み、
前記表示部には、正であることを示す第1符号および負であることを示す第2符号が設けられた第3目盛りが設けられ、
前記第2指針は、前記高度差の絶対値を示すように前記第2目盛りの数値を指示し、
前記第3指針は、前記高度差の正負に応じて、前記第3目盛りの符号を指示する、
ことを特徴とする電子時計。 - 請求項1から4のいずれか一項において、
前記第2指針の数は2以上である、
ことを特徴とする電子時計。 - 第1指針と、前記第1指針と指針軸が異なる第2指針とを含む表示部を備え、
前記表示部には、
高度の単位時間当たりの変化量に応じて、前記第1指針が指示する第1目盛りと、
第1位置から現在位置までの高度の上昇量の累積値、または前記第1位置から前記現在位置までの高度の下降量の累積値に応じて前記第2指針が指示する第2目盛りと、
が設けられる、
ことを特徴とする電子時計。 - 第1指針と、第2指針とを含む表示部を備え、
前記表示部には、第1目盛りと、第2目盛りとが設けられた電子時計を制御する指針制御方法であって、
前記第1指針は、高度の単位時間当たりの変化量に応じて、前記第1目盛りを指示し、
前記第2指針は、第1位置から現在位置までの高度差に応じて、前記第2目盛りを指示する、
ことを特徴とする指針制御方法。 - 第1指針と、第2指針とを含む表示部を備え、
前記表示部には、第1目盛りと、第2目盛りとが設けられた電子時計を制御する指針制御方法であって、
前記第1指針は、高度の単位時間当たりの変化量に応じて、前記第1目盛りを指示し、
前記第2指針は、第1位置から現在位置までの高度の上昇量の累積値、または前記第1位置から前記現在位置までの高度の下降量の累積値に応じて、前記第2目盛りを指示する、
ことを特徴とする指針制御方法。
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