JP7026579B2 - 塗布容器 - Google Patents
塗布容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7026579B2 JP7026579B2 JP2018105620A JP2018105620A JP7026579B2 JP 7026579 B2 JP7026579 B2 JP 7026579B2 JP 2018105620 A JP2018105620 A JP 2018105620A JP 2018105620 A JP2018105620 A JP 2018105620A JP 7026579 B2 JP7026579 B2 JP 7026579B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- coating member
- container
- content liquid
- liquid chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
また、塗布容器を使用するためにキャップが取り外されると、付勢部材の上方に向けた付勢力によって、塗布部材が中間位置から待機位置へと移動する。そして、塗布部材が待機位置にある場合、第1切換弁によって、液室から収容筒部内に向けた内容液の流動が遮断される。したがって、内容液を被塗布部に塗布する際に、不意に多量の内容物が塗布体に供給されることが抑制され、塗布している間の操作性も維持することができる。
また、塗布部材が吐出位置へと移動した際に、第2切換弁は連通孔から液室に向けた内容液の流動を遮断する。これにより、容器本体内の内容液が不意に多量に塗布体へと供給されてしまうことが抑制され、操作性をより向上させることができる。
図1に示すように、塗布容器1は、内容液が収容される有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部2aに装着された塗布栓3と、塗布栓3を覆う有頂筒状のキャップ4と、を備えている。
なお、内容液としては、特に限定されないが、例えば人体の頭皮、皮膚、爪等に塗布する育毛剤、水虫薬等の薬剤、化粧料等の液体が挙げられる。また、内容液は、人体用に限定されるものではなく、人体以外に塗布する液体であってもよい。
図1に示すように、容器本体2およびキャップ4は、それぞれの中心軸線が共通軸上に配置されている。本実施形態では、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向(容器軸方向)という。また、上下方向に沿って、キャップ4側を上方といい、その反対側(容器本体2側)を下方という。また、上下方向から見た平面視で、容器軸Oに交差する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
以下、より詳しく説明する。
図2に示すように、中栓部5は、連通孔15が形成された第1中栓部材10と、容器本体2の口部2aに取り付けられた第2中栓部材20と、を有している。これら第1中栓部材10と第2中栓部材20とが組み合わされることで、中栓部5が構成されている。中栓部5は、全体として容器軸Oと同軸の筒状に形成されている。なお、第1中栓部材10および第2中栓部材20は一体に形成されていてもよい。
内筒部12は、その上端部が第1シール筒部13の上端部よりも下方に位置するように形成されている。内筒部12の内側が連通孔15とされている。なお、内筒部12における下端部側の内周面は、下方に向かうにしたがって漸次径方向外側に向けて傾斜する傾斜面15aとされている。
内筒部12の内周面には、径方向内側に向けて突出する、平面視で環状の第2弁体14が形成されている。
なお、内筒部12のうち第2弁体14よりも上方に位置する部分の内周面は、上方に向かうにしたがって漸次径方向外側に向けて傾斜する傾斜面14aとされている。
ストッパ壁24は、収容筒部23の下端部から径方向内側に向けて突出し、平面視で環状に形成されている。ストッパ壁24の下端面には、上方に向けて窪む環状の凹部24aが形成されている。
塗布部材6は、有底筒状の保持部材30と、保持部材30の内側に保持された塗布体40と、保持部材30および塗布体40をその下方から支持する支持部材50と、を備えている。塗布部材6は全体として、容器軸Oと同軸上に配設されている。
塗布体40は、内容液を含浸可能な含浸材で形成されている。塗布体40に用いる含浸材としては、例えばスポンジ等の多孔質材料や、合成繊維が樹脂溶液によって固化され、毛細管現象を利用して内容液を含浸させることが可能な繊維体等が挙げられる。ただし、含浸材としては、上記に限定されず、内容液を含浸可能な各種の材料を選択することができる。
ただし、塗布体40の上端部41の形状は、上記に限定されず、被塗布部の形状や塗布容器1の用途等に応じて適宜変更してもよい。さらに、図2では塗布体40全体の形状が円柱状となっているが、その形状は円柱状に限定されず、被塗布部や塗布容器1の用途等に応じて適宜変更してもよい。
図2に示すように、支持部材50は、上軸部51と、下軸部52と、規制片53と、保持壁54と、を有している。上軸部51、規制片53、保持壁54、および下軸部52は、上方から下方に向けてこの順に配置されている。支持部材50は、全体として容器軸Oと同軸上に配設されている。なお、支持部材50は、各部51~54が一体成形された合成樹脂製とされている。
下軸部52は、上軸部51の下端部から下方に向けて延びると共に、上軸部51よりも外径が小さく形成されている。下軸部52は、第1中栓部材10の内筒部12の内側(連通孔15内)に配設されている。
なお図4に示すように、塗布部材6は、保持部材30の底壁31がストッパ壁24に対して接するまで下降することができる。底壁31がストッパ壁24に接すると、塗布部材6のそれ以上の下降が規制され、塗布部材6が最下降位置に位置決めされる。最下降位置は、先述の吐出位置に含まれる。
また、上述した流通溝52aおよび第2弁体14は、塗布部材6が、中間位置(図2)および待機位置(図3)に位置しているときに連通孔15を通じた容器本体2内と液室S内との連通を許容し、かつ塗布部材6が、吐出位置(図4)に位置しているときに連通孔15を通じた容器本体2内と液室S内との連通を遮断する第2切換弁V2を構成する。
図2に示すように、キャップ4は、頂壁4aおよび周壁4bを有する有頂筒状に形成されている。周壁4bは、容器本体2の口部2aおよび塗布栓3を径方向外側から囲んでいる。頂壁4aは、周壁4bの上端部を塞いでいる。
ただし、キャップ4の装着方法は螺着に限定されず、例えば容器本体2の口部2aに対するアンダーカット嵌合によって装着してもよい。
押圧筒4cは、保持部材30の周壁32と上下方向で対向している。キャップ4が容器本体2の口部2aに装着された状態において、押圧筒4cは、保持部材30(塗布部材6)を下方に向けて押圧している。
キャップ4の周壁4bは、上側と下側とで内径が異なる多段の筒状に形成されている。このため、周壁4bの上下方向における中間部には、下方を向く段差が形成されており、この段差に突き当て部4eが設けられている。突き当て部4eは、前記段差から下方に向けて突出し、平面視で環状に形成されている。突き当て部4eは中栓部5のフランジ部22にその上方から当接している。これにより、キャップ4の中栓部5に対する最下降位置が決められている。なお、キャップ4が最下降位置にあるとき、塗布部材6は中間位置(図2)にある。
次に、上述のように構成された塗布容器1の作用について説明する。
塗布部材6が中間位置にあるとき、第2弁体14は流通溝52aと上下方向で同等の位置にあり、第2弁体14と流通溝52aとが径方向で対向する。このため、流通溝52aが開放されており、流通溝52aを通じて内容液が連通孔15から液室Sへと流通可能な状態となっている。
このように、キャップ4が装着された状態では、連通孔15、流通溝52a、液室S、および流通溝51aを通じて、容器本体2内と収容筒部23内とが連通する。したがって、塗布容器1が流通・保管されている段階で、塗布体40に内容液をあらかじめ含浸させておくことができる。
内容液を塗布する場合には、キャップ4を取り外した状態で、被塗布部に塗布体40を当接させる。これにより、塗布体40に含浸している内容液を染み出させて、内容液を被塗布部に塗布することができる。
つまり、流通溝52aが、連通孔15を通じた容器本体2内と液室S内との連通を許容しているので、容器本体2内から液室S内への内容液の移動を許容することができる。従って、容器本体2内の内容液を、連通孔15および流通溝52aを通じて液室S内に流入させることができる。
Claims (1)
- 内容液が収容される容器本体の口部に装着されると共に、前記容器本体内に連通する連通孔が形成され、かつ上下方向に延びる収容筒部を有する中栓部と、
前記収容筒部の内側に位置する塗布体および前記塗布体を下方から支持する支持部材を有する塗布部材と、
前記塗布部材を上方に向けて付勢する付勢部材と、
前記塗布体の上端部を覆うキャップと、を備え、
前記中栓部内には、前記連通孔と前記収容筒部内とを連通させる液室が形成され、
前記塗布部材は、前記口部に装着された状態の前記キャップによって下方に押圧される中間位置と、前記中間位置よりも上方の待機位置と、の間で上下動可能に設けられ、
前記塗布部材と前記中栓部との間には、前記塗布部材が前記中間位置にあるときに、前記液室から前記収容筒部内に向けた内容液の流動を許容し、前記塗布部材が前記待機位置にあるときに、前記液室から前記収容筒部内に向けた内容液の流動を遮断する第1切換弁が配設され、
前記塗布部材は、前記中間位置と、前記中間位置よりも下方の吐出位置と、前記待機位置と、の間で上下動可能に設けられ、
前記塗布部材と前記中栓部との間には、前記塗布部材が前記中間位置にあるときに、前記連通孔から前記液室に向けた内容液の流動を許容し、前記塗布部材が前記吐出位置にあるときに、前記連通孔から前記液室に向けた内容液の流動を遮断する第2切換弁が配設されている、塗布容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018105620A JP7026579B2 (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 塗布容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018105620A JP7026579B2 (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 塗布容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019209997A JP2019209997A (ja) | 2019-12-12 |
JP7026579B2 true JP7026579B2 (ja) | 2022-02-28 |
Family
ID=68844598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018105620A Active JP7026579B2 (ja) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | 塗布容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7026579B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7386749B2 (ja) * | 2020-03-31 | 2023-11-27 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器 |
JP7597638B2 (ja) | 2021-05-13 | 2024-12-10 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001080278A (ja) | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Sakura Color Prod Corp | 塗布具 |
JP2003160159A (ja) | 2001-11-27 | 2003-06-03 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体計量塗布栓 |
JP2013144379A (ja) | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Taisei:Kk | バルブ機構を備えた筆記具 |
JP2016141426A (ja) | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器および塗布容器における内容物の計量方法 |
JP2017210285A (ja) | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社吉野工業所 | 内容物を計量して塗布する塗布容器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5949649U (ja) * | 1982-09-22 | 1984-04-02 | 株式会社吉野工業所 | 塗布栓 |
JPH062784Y2 (ja) * | 1987-04-10 | 1994-01-26 | 株式会社サクラクレパス | 塗布具 |
JP5294722B2 (ja) * | 2008-06-23 | 2013-09-18 | 大成化工株式会社 | 容器 |
-
2018
- 2018-05-31 JP JP2018105620A patent/JP7026579B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001080278A (ja) | 1999-09-14 | 2001-03-27 | Sakura Color Prod Corp | 塗布具 |
JP2003160159A (ja) | 2001-11-27 | 2003-06-03 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体計量塗布栓 |
JP2013144379A (ja) | 2012-01-13 | 2013-07-25 | Taisei:Kk | バルブ機構を備えた筆記具 |
JP2016141426A (ja) | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 株式会社吉野工業所 | 塗布容器および塗布容器における内容物の計量方法 |
JP2017210285A (ja) | 2016-05-27 | 2017-11-30 | 株式会社吉野工業所 | 内容物を計量して塗布する塗布容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019209997A (ja) | 2019-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6873631B2 (ja) | 塗布栓 | |
EP0208394B1 (en) | Container type toilet implement | |
EP3718914B1 (en) | Liquid contents discharge container | |
JP7026579B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP4542867B2 (ja) | 物質を包装し塗布する装置 | |
JP7394522B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP6983721B2 (ja) | 塗布容器 | |
KR20140022878A (ko) | 도포 용기 | |
JP4510580B2 (ja) | 包装及びアプリケータ装置 | |
JP6956588B2 (ja) | 塗布栓 | |
AU2019278558B2 (en) | Application container | |
JP2021091449A (ja) | 塗布体付き容器 | |
US11299329B2 (en) | Application container | |
KR101151002B1 (ko) | 화장품 용기 | |
JP7370132B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP6983722B2 (ja) | 塗布容器 | |
RU2779918C2 (ru) | Контейнер для выполнения аппликации | |
JP5961536B2 (ja) | 泡出し容器 | |
WO2022238984A1 (ja) | 塗布容器 | |
KR102373857B1 (ko) | 화장품 용기 | |
JP6180280B2 (ja) | 塗布容器 | |
JP2021160734A (ja) | 塗布容器 | |
JP7086549B2 (ja) | ポンプ容器 | |
TW202402633A (zh) | 塗佈容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211026 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220118 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7026579 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |