JP7000802B2 - 通信システム、通信方法および端末装置 - Google Patents
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Description
無線としては、例えば、免許不要の特定小電力無線の920MHzあるいは2.4GHzが使用されることが多い。920MHzを使用する無線としては、例えば、Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)、LoRa、あるいは、SIGFOXなどがある。2.4GHzを使用する無線としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、あるいは、無線LAN(Local Area Network)などがある。
ここで、これらのトポロジーは一般に知られており、例えば、コーディネータおよびエンドデバイスを含み、さらに、ルータを含む場合がある。コーディネータは、例えば、ゲートウェイ、コンセントレータ、あるいは、親機などと呼ばれる。エンドデバイスは、例えば、ノード、端末、あるいは、子機などと呼ばれる。
また、スター型のトポロジーでは、ゲートウェイがハブになっているため、ゲートウェイが故障したときには、ネットワークに接続されたすべてのノードの通信が途絶する。これに対して、特許文献1および特許文献2には、故障したゲートウェイを切り替える技術について開示されている(特許文献1および特許文献2参照。)。
なお、移動ノード(入れ替えなし)は、ゲートウェイの通信エリアに移動するノードが入れ替えすることなく、当該通信エリアに存在するノードが変化しないことを表わしており、また、移動ノード(入れ替えあり)は、ゲートウェイの通信エリアに移動するノードが入れ替えし、当該通信エリアに存在するノードが変化することを表わしている。
P2P型のトポロジーでは、すべてのノードは、それぞれのメモリに、1個のゲートウェイのアドレス情報を格納する。スター型のトポロジーではゲートウェイが主導となるのに対して、P2P型のトポロジーでは、ノードが主導となってデータをゲートウェイに送り、当該データに対して当該ゲートウェイがACKを送ることで、当該ゲートウェイと当該ノードとの通信が確立する。このため、P2P型のトポロジーでは、ゲートウェイはポーリングする必要はなく、ゲートウェイの通信エリアに入ってくるノードが不確定であっても問題ない。
スター型のトポロジーの初期状態ではゲートウェイがトーカーとなるのに対して、P2P型のトポロジーの初期状態ではゲートウェイがリスナーとなる。
なお、特許文献1に記載された技術あるいは特許文献2に記載された技術は、故障したゲートウェイあるいはスタンバイモードにあるゲートウェイを切り替える技術であり、アクティブモード同士のゲートウェイを切り替える技術とは相違する(特許文献1および特許文献2参照。)。
そして、特許文献1に記載された技術では、中央ノードの故障に対して信頼性を向上することが図られている(特許文献1の要約書などを参照。)。
そして、特許文献2に記載された技術では、ゲートウェイ装置が故障した場合にも、コストアップすることなく、かつ、センサー側における煩雑な設定をすることなく、サービスの提供を継続させることが図られている(特許文献2の要約書などを参照。)。
そして、特許文献3に記載された技術では、移動ノードの移動先での新気付アドレスをその一意性を確保した上で効率良く取得することにより、ハンドオーバ処理の時間短縮が図られている(特許文献3の要約書などを参照。)。
また、特許文献3に記載された技術は、移動通信ネットワークシステムに関するものであって、後述する実施形態に係る通信システム1(例えば、後述する実施形態における図1を参照。)とは、技術分野が相違し、さらに、システムを実現する構成も相違する。
例えば、従来においてビーコン信号が使用されないスター型あるいはP2P型のネットワークでは、端末装置の通信相手として、アクティブモードにあるデータ収集装置どうしを切り替えることが困難であった。
本発明の一態様は、通信システムにおいて、データ蓄積装置を有し、それぞれの前記データ収集装置は、収集された前記データを前記データ蓄積装置に送信し、前記データ蓄積装置は、複数の前記データ収集装置から送信された前記データを受信して蓄積する、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信システムにおいて、互いに対応する前記データ収集装置と前記無線送信機とは、近傍に配置される、あるいは、一体化される、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信システムにおいて、前記端末装置により受信された前記第1の信号の送信元の前記無線送信機、あるいは、前記端末装置により前記第2の信号を送信する送信先の前記データ収集装置に基づいて、前記端末装置が存在するエリアを特定するエリア特定部を備える、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信システムにおいて、前記無線送信機は、前記第1の信号をマルチキャストによって無線により送信する、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信システムにおいて、前記無線送信機の記憶部には、前記マルチキャストの宛先情報が記憶されている、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信システムにおいて、前記端末装置における前記第1の信号を受信する通信用情報無線受信部と前記第2の信号を送信するデータ無線送受信部は、共通の無線通信用ハードウェアを備える、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信システムにおいて、複数の前記データ収集装置の間では通信が行われない、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信システムにおいて、前記所定の手法は、受信強度が最大である前記第1の信号を選択する手法である、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信方法において、前記無線送信機は、前記第1の信号をマルチキャストによって無線により送信する、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信方法において、前記無線送信機の記憶部には、前記マルチキャストの宛先情報が記憶されている、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、通信方法において、前記所定の手法は、受信強度が最大である前記第1の信号を選択する手法である、構成とされてもよい。
本発明の一態様は、端末装置において、前記所定の手法は、受信強度が最大である前記第1の信号を選択する手法である、構成とされてもよい。
[通信システムの概要]
図1は、本発明の実施形態(第1実施形態)に係る通信システム1の概略的な構成を示すブロック図である。
通信システム1は、複数の無線送信機11-1~11-2と、複数のデータ収集装置12-1~12-2と、複数の端末装置13-1~13-2と、ネットワーク21と、データ蓄積装置31を備える。
無線送信機11-2とデータ収集装置12-2とが有線の回線を介して接続されている。この有線の回線の代わりに、無線の回線が用いられてもよい。無線送信機11-2とデータ収集装置12-2とを接続する回線としては、任意の回線が用いられてもよく、例えば、UARTのインタフェースの回線が用いられてもよい。
複数のデータ収集装置12-1~12-2とデータ蓄積装置31は、それぞれ、有線のネットワーク21と接続されている。なお、有線のネットワーク21の代わりに、無線のネットワークが用いられてもよい。
それぞれのデータ収集装置12-1~12-2は、自装置(当該それぞれのデータ収集装置12-1~12-2)に接続されている無線送信機11-1~11-2と信号を通信することが可能であり、また、それぞれの端末装置13-1~13-2と無線により信号を通信することが可能であり、また、ネットワーク21を介してデータ蓄積装置31と信号を通信することが可能である。
複数の端末装置13-1~13-2は、それぞれ、それぞれの無線送信機11-1~11-2から無線により送信される信号を受信することが可能であり、また、それぞれのデータ収集装置12-1~12-2と無線により信号を通信することが可能である。
また、本実施形態では、それぞれのデータ収集装置12-1~12-2は、一例として、それぞれの端末装置13-1~13-2から無線により送信されるデータを受信して収集するゲートウェイ装置を用いて構成されてもよい。
また、本実施形態では、それぞれの端末装置13-1~13-2は、移動することが可能なノードとして用いられている。
なお、それぞれの端末装置13-1~13-2が無線により通信する相手の装置(無線送信機11-1~11-2およびデータ収集装置12-1~12-2)は、例えば、無線通信の電波の強度に基づいて決定されてもよい。図1の例では、障害物が存在せず、無線通信を行う2個の装置の間の距離が近い方が電波強度が大きいとしてあるが、他の例として、障害物が存在する場合には、無線通信を行う2個の装置の距離が近くても電波強度が小さくなる場合も考えられる。
なお、互いに対応する無線送信機11-1~11-2とデータ収集装置12-1~12-2との位置の関係は、例えば、厳密に理想的な配置が実現されることが好ましいと考えられるが、実用上で支障が無ければ、理想的な配置から多少ずれた配置が用いられてもよい。
また、他の例として、互いに対応する無線送信機11-1~11-2とデータ収集装置12-1~12-2とが、一体化されて、共通の装置(無線通信装置)として構成されてもよい。
図2は、本発明の実施形態(第1実施形態)に係る無線送信機11-1の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態では、複数の無線送信機11-1~11-2は、それぞれの無線送信機11-1~11-2により記憶あるいは送信などされる情報を除いて、同様な構成を有している。このため、複数の無線送信機11-1~11-2について、1個の無線送信機11-1を代表させて、まとめて説明する。
無線送信機11-1は、記憶部111と、通信用情報受信部112と、通信用情報無線送信部113を備える。
また、記憶部111は、無線送信機11-1からの信号の宛先を示す情報(宛先情報)を記憶する。本実施形態では、当該宛先情報として、マルチキャストの宛先情報であるPAN ID(Personal Area Network ID)が用いられている。
なお、他の例として、このような宛先情報として、例えば、個別の端末装置13-1~13-2を識別する情報が用いられてもよい。
当該通信用情報は、当該データ収集装置12-1に関する通信用情報である。
また、記憶部111に記憶される通信用情報としては、例えば、変更(更新)されずに使用されてもよく、あるいは、任意のタイミングで、通信用情報受信部112により受信された通信用情報へ変更(更新)されてもよい。
他の構成例として、通信用情報として、アドレス情報そのものとチャネル情報そのもののうちの一方または両方を識別する情報(ここで、「データ通信識別情報」ともいう。)が用いられてもよい。この場合、送信側の装置(本例では、無線送信機11-1~11-2)と受信側の装置(本例では、端末装置13-1~13-2)とで、あらかじめ、データ通信識別情報と所定の情報(ここでは、アドレス情報そのものとチャネル情報そのもののうちの一方または両方)との対応を記憶しておく。そして、送信側の装置から受信側の装置へデータ通信識別情報を送信する。また、受信側の装置は、受信されたデータ通信識別情報と、記憶された前記の対応に基づいて、当該所定の情報(ここでは、アドレス情報そのものとチャネル情報そのもののうちの一方または両方)を特定して使用する。なお、アドレス情報とチャネル情報とのうち、両方についてデータ通信識別情報が送信されてもよく、あるいは、一方の情報について当該情報そのものが送信されて、他方の情報についてデータ通信識別情報が送信されてもよい。
このように、通信用情報としては、必要な情報が伝えられれば、任意の情報が用いられてもよい。
さらに、本実施形態では、任意の無線送信機11-1~11-2により通知信号を無線により送信するときに使用される通信のチャネルと、任意のデータ収集装置12-1~12-2により端末装置13-1~13-2と信号を無線により通信するときに使用される通信のチャネルとは、異なるチャネルとなっている。
なお、それぞれの無線送信機11-1~11-2により通知信号を無線により送信するときに使用される通信のチャネルは、同じであってもよく、あるいは、異なってもよい。
また、それぞれのデータ収集装置12-1~12-2により端末装置13-1~13-2と信号を無線により通信するときに使用される通信のチャネルは、同じであってもよく、あるいは、異なってもよい。
図3は、本発明の実施形態(第1実施形態)に係る端末装置13-1の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態では、複数の端末装置13-1~13-2は、それぞれの端末装置13-1~13-2により検出、記憶あるいは送信などされる情報が異なってもよい点を除いて、同様な構成を有している。このため、複数の端末装置13-1~13-2について、1個の端末装置13-1を代表させて、まとめて説明する。
端末装置13-1は、環境データ検出部211と、記憶部212と、通信用情報設定部213と、無線通信部214を備える。
無線通信部214は、通信用情報無線受信部231と、データ無線送受信部232を備える。
ここで、環境データには、他の情報が付加されてもよく、例えば、当該環境データが検出された時刻を表す情報、当該環境データを検出したセンサー(本例では、環境データ検出部211が有するセンサー)を識別する情報、当該環境データを検出したセンサー(本例では、環境データ検出部211が有するセンサー)を備える端末装置13-1~13-2を識別する情報のうちの1以上が付加されてもよい。この場合、本実施形態では、環境データと付加された情報(付加情報)とは、一体となって、送信、受信、記憶などされる。
また、記憶部212は、無線送信機11-1~11-2から無線により送信される通知信号を受信するときに使用されるチャネルの情報(本実施形態において、「通知チャネル情報」という。)を記憶する。このようなチャネルが複数存在する場合には、記憶部212は、例えば、すべてのチャネルの情報(すべての通知チャネル情報)を記憶する。
当該通知チャネル情報は、例えば、当該無線送信機11-1~11-2に割り当てられた無線通信の周波数の情報を含む。当該通知チャネル情報は、例えば、当該周波数以外の情報を含んでもよく、あるいは、含まなくてもよい。
また、記憶部212は、端末装置13-1に割り当てられたアドレスの情報(アドレス情報)を記憶する。
また、記憶部212は、無線送信機11-1~11-2から無線により送信される通知信号を受信するか否かを判定するために使用される宛先情報を記憶する。本実施形態では、記憶部212は、当該通知信号に含められる宛先情報と同じ宛先情報を記憶する。
通信用情報無線受信部231は、記憶部212に記憶された通知チャネル情報により特定されるチャネルを使用して、無線送信機11-1~11-2から無線により送信された通知信号を受信する。当該通知信号には、それぞれの無線送信機11-1~11-2と接続されたデータ収集装置12-1~12-2に関する通信用情報が含まれる。
ここで、本実施形態では、通信用情報無線受信部231は、記憶部212に記憶された宛先情報と同じ宛先情報が含まれる通知信号を受信し、他の宛先情報が含まれる通知信号を破棄する。
一方、図1の例では、端末装置13-2においては、無線送信機11-2から無線により送信される通知信号を受信し、当該通知信号に含まれる通信用情報により特定されるアドレス情報およびチャネルを使用して、当該通信用情報に対応するデータ収集装置12-2と無線により通信する。
そこで、通信用情報無線受信部231は、複数の無線送信機11-1~11-2から無線により送信された通知信号が受信された場合には、これら複数の通知信号のなかから1個の通知信号を選択して採用する。この場合、通信用情報無線受信部231は、例えば、受信された複数の通知信号のなかで、電波の受信強度が最大である1個の通知信号を選択して採用する。また、通信用情報無線受信部231は、例えば、受信された複数の通知信号のなかで、電波の受信強度が最大である通知信号が2個以上存在する場合には、ランダムにあるいはあらかじめ定められた任意の条件に基づいて、1個の通知信号を選択して採用してもよい。受信強度としては、例えば、RSSI(Received Signal
Strength Indicator)が用いられてもよい。
通信用情報設定部213は、通信用情報無線受信部231により選択された1個の通知信号に含まれる通信用情報を設定する。
つまり、図2の例では通信用情報無線受信部231とデータ無線送受信部232とを別々に示して2個の機能を有することを把握し易く示しているが、通信用情報無線受信部231とデータ無線送受信部232とは、2つの種類の通信方式(本実施形態では、通知信号を受信する通信方式と、データ通信を行う通信方式)を切り替えて実行することが可能な1個の機能部であると捉えることもできる。
他の構成例として、無線通信部214は、通信用情報無線受信部231とデータ無線送受信部232とで、別々の無線通信用のハードウェアを備えてもよい。
なお、無線通信部214は、通信用情報無線受信部231とデータ無線送受信部232との両方を同時に動作させる場合があってもよい。
ここで、端末装置13-1におけるスリープ状態は、例えば、ソフトウェアを用いて実現されてもよく、あるいは、スリープ状態とする処理部に対して外部にあるタイマーにより所定の期間が計時されるまで当該処理部の電源をオフにすることで実現されてもよい。
また、電池として、例えば、繰り返して充電可能な電池が用いられてもよい。
他の例として、端末装置13-1の電源としては、例えば、電気二重層コンデンサ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)、外部から非接触で送られる電力を給電する非接触給電(WLP:Wireless Power
Transfer)による電源、あるいは、太陽電池などのエナジーハーベスティングによる電源などが用いられてもよい。
図4は、本発明の実施形態(第1実施形態)に係るデータ収集装置12-1の概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態では、複数のデータ収集装置12-1~12-2は、それぞれのデータ収集装置12-1~12-2の通信用情報(アドレス情報およびチャネル情報)が異なってもよい点を除いて、同様な構成を有している。このため、複数のデータ収集装置12-1~12-2について、1個のデータ収集装置12-1を代表させて、まとめて説明する。
データ収集装置12-1は、記憶部311と、通信用情報送信部312と、無線通信部313と、収集データ送信部314を備える。
無線通信部313は、データ無線送受信部331を備える。
データ無線送受信部331は、端末装置13-1から無線により送信された信号を受信し、当該信号に含まれる環境データを取得する。この場合、データ無線送受信部331は、端末装置13-1~13-2から無線により到来する信号に自装置(本例では、データ収集装置12-1)のアドレス情報が含まれるときに、その信号が自装置に宛てられた信号であると判定して、その信号に含まれる環境データを取得する。また、データ無線送受信部331は、端末装置13-1から無線により送信された信号を受信したことに応じて、ACKの信号を当該端末装置13-1に無線により送信する。
データ無線送受信部331は、受信信号から取得された環境データを記憶部311に記憶する。これにより、データ収集装置12-1は、環境データを収集する。
ここで、収集データ送信部314により環境データを送信するタイミングとしては、任意のタイミングが用いられてもよく、例えば、所定の期間ごとのタイミング(一定周期のタイミング)で環境データを送信する。この場合、収集データ送信部314は、前回に環境データを送信したときから現在までに記憶部311に記憶された環境データを、今回、送信する。つまり、データ無線送受信部331により取得された環境データは、順次、記憶部311に記憶され、収集データ送信部314は、所定の期間ごとのタイミングで、未送信分の環境データを送信する。
ネットワーク21は、任意のネットワークであってもよい。
データ蓄積装置31は、それぞれのデータ収集装置12-1~12-2から送信された信号を、ネットワーク21を介して、受信する。そして、データ蓄積装置31は、受信された信号に含まれる環境データを、データ蓄積装置31の記憶部に記憶する。当該記憶部は、例えば、データベースであってもよい。
これにより、データ蓄積装置31は、複数のデータ収集装置12-1~12-2により収集された環境データをまとめて蓄積する。
図5は、本発明の実施形態(第1実施形態)に係る通信システム1において行われる処理の手順の一例を示すタイミングチャートである。
図5には、端末装置13-1と、無線送信機11-1と、データ収集装置12-1と、無線送信機11-2と、データ収集装置12-2を示してある。
なお、図5に示されるタイミングチャートは、処理のタイミングの一例を示すものであり、他のタイミングが用いられてもよい。
端末装置13-1では、無線送信機11-1~11-2からの通知信号を受信するために使用される無線通信のチャネルを設定する。
(処理T11)
無線送信機11-1は、例えば、通知信号を繰り返して無線により送信している。端末装置13-1では、無線送信機11-1から無線により送信された通知信号を受信する。
(処理T21)
無線送信機11-2は、例えば、通知信号を繰り返して無線により送信している。端末装置13-1では、無線送信機11-2から無線により送信された通知信号を受信する。
端末装置13-1では、受信された複数の通知信号のなかで受信強度が最大である1個の通知信号を選択し、選択された通知信号に含まれる通信用情報(アドレス情報およびチャネル情報)を設定する。本例では、端末装置13-1では、無線送信機11-1からの通知信号を選択し、データ収集装置12-1と無線により通信するために使用される通信用情報を設定する。
(処理T3)
端末装置13-1では、設定された通信用情報を使用して、環境データをデータ収集装置12-1に無線により送信する。
(処理T31)
データ収集装置12-1では、端末装置13-1から送信された環境データを受信したことに応じて、ACKの信号を当該端末装置13-1に無線により送信する。
(処理T32)
データ収集装置12-1では、端末装置13-1から受信された環境データを、ネットワーク21を介して、データ蓄積装置31に送信する。
(ステップS1)
端末装置13-1では、無線送信機11-1~11-2からの通知信号を受信するために使用される無線通信のチャネルを設定する。
(ステップS2)
端末装置13-1では、無線送信機11-1~11-2から無線により送信された通知信号を受信する。
(ステップS3)
端末装置13-1では、受信された1個以上の通知信号に基づいて、1個の通知信号に含まれる通信用情報(アドレス情報およびチャネル情報)を設定する。
(ステップS4)
端末装置13-1では、設定された通信用情報を使用して、当該通信用情報に対応するデータ収集装置12-1~12-2に対して、環境データを無線により送信する。
(ステップS5)
端末装置13-1では、環境データを受信したデータ収集装置12-1~12-2から無線により送信されたACKの信号を受信する。
以上に説明したように、本実施形態に係る通信システム1では、無線送信機11-1~11-2から通知信号を無線により送信するチャネルとして、端末装置13-1~13-2とデータ収集装置12-1~12-2との無線通信のチャネルとは異なるチャネルを使用する。無線送信機11-1~11-2は、自装置(当該無線送信機11-1~11-2)に対応したデータ収集装置12-1~12-2の通信用情報(アドレス情報およびチャネル情報)を記憶し、当該通信用情報を通知信号に含めて無線により送信する。通知信号を受信した端末装置13-1~13-2は、当該通知信号に含まれる通信用情報を使用して環境データを無線により送信する。これにより、端末装置13-1~13-2は、例えば、データ収集装置12-1~12-2のアドレス情報またはチャネル情報が不明である場合、あるいは、複数のデータ収集装置12-1~12-2が存在する場合においても、無線送信機11-1~11-2からの通信用情報に基づいて、特定のデータ収集装置12-1~12-2との無線通信を確立することができる。
それぞれの端末装置13-1~13-2は、複数の無線送信機11-1~11-2からの通知信号を受信した場合には、これら複数の通知信号の受信信号強度(例えば、RSSI)を比較して、最も大きいRSSIの通知信号を選択することで、最寄りのデータ収集装置12-1~12-2と選択的に通信することができる。
このようにRSSIの大きさを比較して無線送信機11-1~11-2を選択する手法は、例えば、データ収集装置12-1~12-2の故障が発生した際においても、データ収集装置12-1~12-2の迅速な切り替えに役立つように応用することが可能であり、メリットがある。
IDを使用して通知信号をマルチキャストで送信することで、同じPAN IDが設定された端末装置13-1~13-2だけが当該通知信号を受信し、かつ、当該端末装置13-1~13-2は、設定されたPAN IDを含まない通知信号を受信しない。本実施形態に係る通信システム1では、このようなアドレスフィルタリングにより、他のシステムにおける通信データあるいはノイズを受信することなく、通信がさらに安定する。
例えば、本実施形態に係る通信システム1では、さらに、端末装置13-1~13-2が存在するエリアを特定するエリア特定部を備えてもよい。当該エリア特定部は、例えば、通知信号に含まれる識別情報に基づいてそれに対応付けられたエリアを特定することが可能であり、つまり、端末装置13-1~13-2により受信された通知信号の送信元の無線送信機11-1~11-2に基づいて、端末装置13-1~13-2が存在するエリアを特定することが可能である。また、当該エリア特定部は、例えば、通信用情報に含まれるアドレス情報あるいはチャネル情報に基づいてそれに対応付けられたエリアを特定することが可能であり、つまり、端末装置13-1~13-2により環境データを含む信号を送信する送信先のデータ収集装置12-1~12-2に基づいて、端末装置13-1~13-2が存在するエリアを特定することが可能である。なお、当該エリア特定部は、通信システム1における任意のところに備えられてもよく、例えば、端末装置13-1~13-2、データ収集装置12-1~12-2、データ蓄積装置31、あるいは、ネットワーク21に接続される他の装置のうちの1以上に備えられてもよい。エリア特定部が端末装置13-1~13-2に備えられる場合、例えば、エリアと所定の情報(識別情報、アドレス情報、あるいは、チャネル情報)との対応を記憶しておいて、当該所定の情報に応じたエリアを特定する。また、エリア特定部がデータ収集装置12-1~12-2に備えられる場合、例えば、自装置(当該データ収集装置12-1~12-2)に対応するエリアを記憶しておいて、当該エリアを特定する。また、エリア特定部がデータ蓄積装置31などの装置(端末装置13-1~13-2やデータ収集装置12-1~12-2以外の装置)に備えられる場合、例えば、端末装置13-1~13-2あるいはデータ収集装置12-1~12-2からエリアを特定することが可能な情報(例えば、前記した識別情報、アドレス情報あるいはチャネル情報など)を受信し、当該情報に基づいてエリアを特定する。
なお、本実施形態に係る通信システム1では、例えば、複数のデータ収集装置12-1~12-2の間では、通信は行われず、情報の共有は行われない。
そして、本実施形態では、端末装置13-1~13-2が主導となってデータ収集装置12-1~12-2に環境データを無線により送信する処理を開始するため、ポーリングを不要とすることができる。
それぞれのデータ収集装置12-1~12-2では、例えば、ポーリングを行わずに、複数の端末装置13-1~13-2と無線通信することが可能である。ここで、本実施形態では、1個のデータ収集装置12-1~12-2と複数の端末装置13-1~13-2とが無線通信する場合、これら複数の端末装置13-1~13-2は、当該データ収集装置12-1~12-2に対応する無線送信機11-1~11-2から通知信号を受信した順番に、当該データ収集装置12-1~12-2と無線通信する。このため、本実施形態では、ポーリングのように当該データ収集装置12-1~12-2により決められた順番で複数の端末装置13-1~13-2との無線通信が行われるとは限らないが、当該データ収集装置12-1~12-2は非同期で複数の端末装置13-1~13-2と無線通信することが可能である。
また、図1の例では、無線送信機11-1~11-2とデータ収集装置12-1~12-2とが1対1で対応する場合を示したが、この構成に限られない。他の例として、1個のデータ収集装置と複数の無線送信機とが対応してもよく、この場合、これら複数の無線送信機のそれぞれが当該1個のデータ収集装置の通信用情報(アドレス情報およびチャネル情報)を含む通知信号を無線により送信する。また、この場合、これら複数の無線送信機は、例えば、それぞれ、異なる位置に配置される。
また、図1の例では、2個の端末装置13-1~13-2を示したが、この数に限られない。他の例として、1個あるいは3個以上の任意の数の端末装置が通信システム1に備えられてもよい。
例えば、図1の例では、ネットワーク21およびデータ蓄積装置31により複数のデータ収集装置12-1~12-2から環境データを収集して蓄積するが、このようなネットワーク21およびデータ蓄積装置31は、必ずしも、備えられなくてもよい。複数のデータ収集装置12-1~12-2により収集された環境データは、任意に利用されてもよい。
また、本実施形態では、端末装置13-1~13-2からデータ収集装置12-1~12-2に信号を無線により送信する場合に、例えば、さらに、データ収集装置12-1~12-2から端末装置13-1~13-2にACKの信号が無線により送信される。なお、データ収集装置12-1~12-2から端末装置13-1~13-2に他の信号が無線により送信されてもよく、当該信号としては、例えば、端末装置13-1~13-2に対して動作の指示を与える信号(本実施形態において、「動作指示信号」ともいう。)が用いられてもよい。当該動作指示信号は、例えば、端末装置13-1~13-2に対してスリープ状態へ移行する動作を指示する信号であってもよく、あるいは、端末装置13-1~13-2に対して環境データの送信を指示(要求)する信号であってもよい。
また、本実施形態では、2個の装置の間で行われる通信では、例えば、通信される信号には、送信元の装置のアドレス情報と、送信先(宛先)の装置のアドレス情報が含められる。2個の装置で行われる通信において両者のアドレス情報が使用されることで、セキュリティの向上を図ることができる。
本実施形態では、第1実施形態に係る通信システム1を所在管理評価システムに適用した場合の例を示す。
図7は、本発明の実施形態(第2実施形態)に係る所在管理評価システム401の概略的な構成を示すブロック図である。
所在管理評価システム401は、端末装置532を含む端末部511-1と、通知信号を無線送信する機能とデータを無線通信する機能を有する2個の無線通信装置512-1~512-2と、ネットワーク521と、エリア特定部571を備える。図7の例では、エリア特定部571はネットワーク521と接続されている。また、図7に示される端末部511-2~511-6は、端末部511-1が移動する様子を表わしており、端末部511-1と同じものである。
また、図7の例では、一方のエリア413-1には仕切り412以外の壁に開口部が設けられており、当該開口部を介して端末部511-1が外部から当該一方のエリア413-1に入ることが可能である。
また、図7の例では、他方のエリア413-2には仕切り412以外の壁に開口部が設けられており、当該開口部を介して端末部511-1が当該他方のエリア413-2から外部に出ることが可能である。
また、1個の無線通信装置512-1が一方のエリア413-1に設置されており、1個の無線通信装置512-2が他方のエリア413-2に設置されている。
ネットワーク521は、部屋411の外部に配置されている。
また、本実施形態では、端末装置532は、センサーノードを用いて構成されている。
当該センサーノードは、環境センサーとして、例えば、温度および湿度を検出する温湿度センサーと、自装置(端末装置532)の加速度を検出する加速度センサーを備えている。
それぞれの無線通信装置512-1~512-2は、通知信号を無線により送信するアンテナ551-1~551-2と、端末部511-1の端末装置532から無線により送信されたデータを受信するアンテナ552-1~552-2とを、別々のアンテナとして有する。他の例として、これらのアンテナ(アンテナ551-1~551-2とアンテナ552-1~552-2)として、共通のアンテナが用いられてもよい。
また、図7の例における無線通信装置512-1~512-2は、図1の例における無線送信機11-1~11-2およびデータ収集装置12-1~12-2に対応し、すなわち、図1の例における無線送信機11-1~11-2の機能と同様な機能と、図1の例におけるデータ収集装置12-1~12-2の機能と同様な機能を有する。つまり、本実施形態では、無線通信装置512-1~512-2は、図1の例における無線送信機11-1~11-2とデータ収集装置12-1~12-2とを一体化した装置である。
また、図7の例におけるネットワーク521は、図1の例におけるネットワーク21に対応し、すなわち、図1の例におけるネットワーク21の機能と同様な機能を有する。
なお、図7の例では図示していないが、さらに、図1の例におけるデータ蓄積装置31の機能と同様な機能を有する装置(データ蓄積装置)が設けられてもよい。
本実施形態に係る所在管理評価システム401では、環境維持ボックス531の内部における環境データを、当該環境維持ボックス531の内部に設置された端末装置532を用いて検出(測定)して収集し、収集された環境データを無線通信装置512-1~512-2へ無線により送信する。そして、当該環境データを無線通信装置512-1~512-2からネットワーク521に接続された装置(例えば、クラウド装置となるデータ蓄積装置)へ送信(アップロード)する。これにより、本実施形態に係る所在管理評価システム401では、環境維持ボックス531の内部における適切な環境の状態を管理することができる。
端末装置532は、環境データの通信が終了した後に、無線通信のチャネルをデータ通信のチャネルから通知信号のチャネルに変更する。
図7の例では、端末部511-1~511-3の位置において、端末装置532は、RSSIが最大となる無線通信装置512-1と無線により通信する。
その後、端末部511-1は、エリア413-2から外部へ出る。
端末装置532は、環境データの通信が終了した後に、無線通信のチャネルをデータ通信のチャネルから通知信号のチャネルに変更する。
図7の例では、端末部511-4~511-6の位置において、端末装置532は、RSSIが最大となる無線通信装置512-2と無線により通信する。
本実施形態では、端末装置532は、通知信号が受信されないときには、受信モード(通知信号の受信処理を行うモード)とスリープモード(スリープ状態となるモード)とを所定の期間ごとに切り替えることを繰り返して行う。これにより、省消費電力化が図られる。
エリア特定部571では、例えば、端末装置532が無線通信装置512-1に所属するとき(無線通信装置512-1と無線通信するとき)には、当該端末装置532はエリア413-1に存在すると判定する。また、エリア特定部571では、端末装置532が無線通信装置512-2に所属するとき(無線通信装置512-2と無線通信するとき)には、当該端末装置532はエリア413-2に存在すると判定する。
以上のように、本実施形態に係る所在管理評価システム401では、無線送信機の機能を有する無線通信装置512-1~512-2から送信される通知信号を使用することで、端末装置532の通信相手として、データ収集装置の機能を有する無線通信装置512-1~512-2を容易に切り替えることができる。これにより、本実施形態に係る所在管理評価システム401では、通信の安定化および高品質化を実現することができる。
本実施形態では、第1実施形態に係る通信システム1をウェハ環境モニターシステムに適用した場合の例を示す。
図8は、本発明の実施形態(第3実施形態)に係るウェハ環境モニターシステム601の概略的な構成を示すブロック図である。
ウェハ環境モニターシステム601は、複数の端末装置711-1~711-6と、通知信号を無線送信する機能とデータを無線通信する機能を有する2個の無線通信装置741-1~741-2と、ネットワーク751を備える。
また、ウェハ環境モニターシステム601は、ストッカー611と、半導体装置621およびロードポート622と、半導体装置631およびロードポート632と、バッファステーション641と、搬送レール651および把持部652-1~652-3を備える。
また、ウェハ環境モニターシステム601では、ウェハポッド712-1~712-6を処理する。
図8の例では、それぞれのウェハポッド712-1~712-6の底面(重力が向かう下側の面)に、それぞれの端末装置711-1~711-6が付加されている。
それぞれのウェハポッド712-1~712-6は、所定の複数枚(例えば、25枚)のウェハを収容する容器であり、当該容器の外部に存在する埃などから当該ウェハを保護する。
それぞれの非接触給電部721-1~721-2は、端末装置711-1~711-6に対して非接触で電力を給電する。
図8の例では、ストッカー611において、1個の領域に設けられた非接触給電部721-1の上側に、1個の端末装置711-1が載置されており、当該端末装置711-1は1個のウェハポッド712-1の下側に付加されている。また、他の1個の領域に設けられた非接触給電部721-2の上側に、1個の端末装置711-2が載置されており、当該端末装置711-2は1個のウェハポッド712-2の下側に付加されている。
ロードポート622は、半導体装置621と外部との間でウェハポッド712-1~712-6の出し入れを行う。
ロードポート622の外部に、非接触給電部721-3が備えられている。図8の例では、当該非接触給電部721-3の上側に、1個の端末装置711-3が載置されており、当該端末装置711-2は1個のウェハポッド712-3の下側に付加されている。
ロードポート632は、半導体装置631と外部との間でウェハポッド712-1~712-6の出し入れを行う。
ロードポート632の外部に、非接触給電部721-4が備えられている。図8の例では、当該非接触給電部721-4の上側に、1個の端末装置711-4が載置されており、当該端末装置711-4は1個のウェハポッド712-4の下側に付加されている。
搬送レール651は、ウェハポッド712-1~712-6を搬送するレールである。
搬送レール651に設けられたそれぞれの把持部652-1~652-3によりウェハポッド712-1~712-6を把持した状態で、当該把持部652-1~652-3を搬送レール651に沿って移動させることで、当該ウェハポッド712-1~712-6を移動させる。図8の例では、把持部652-2により、端末装置711-6が付加されたウェハポッド712-6が把持されて搬送されている。当該端末装置711-6は当該ウェハポッド712-6の下側に付加されている。
なお、図8の例では、複数の把持部652-1~652-3を示したが、例えば、搬送レール651に1個の把持部のみが備えられてもよい。
また、それぞれの端末装置711-1~711-6は、外部の非接触給電部721-1~721-5から非接触で電力の供給を受けることが可能である。
なお、それぞれの端末装置711-1~711-6およびそれぞれの非接触給電部721-1~721-5は、例えば、非接触で電力を伝送するために使用される専用のアンテナを備えてもよい。
それぞれの無線通信装置741-1~741-2は、通知信号を無線により送信するアンテナ761-1~761-2と、端末装置711-1~711-6から無線により送信されたデータを受信するアンテナ762-1~762-2とを、別々のアンテナとして有する。他の例として、これらのアンテナ(アンテナ761-1~761-2とアンテナ762-1~762-2)として、共通のアンテナが用いられてもよい。
また、図8の例における無線通信装置741-1~741-2は、図1の例における無線送信機11-1~11-2およびデータ収集装置12-1~12-2に対応し、すなわち、図1の例における無線送信機11-1~11-2の機能と同様な機能と、図1の例におけるデータ収集装置12-1~12-2の機能と同様な機能を有する。つまり、本実施形態では、無線通信装置741-1~741-2は、図1の例における無線送信機11-1~11-2とデータ収集装置12-1~12-2とを一体化した装置である。
また、図8の例におけるネットワーク751は、図1の例におけるネットワーク21に対応し、すなわち、図1の例におけるネットワーク21の機能と同様な機能を有する。
なお、図8の例では図示していないが、さらに、図1の例におけるデータ蓄積装置31の機能と同様な機能を有する装置(データ蓄積装置)が設けられてもよい。
本実施形態に係るウェハ環境モニターシステム601では、ウェハポッド712-1~712-6の環境データを、当該ウェハポッド712-1~712-6に付加された端末装置711-1~711-6を用いて検出(測定)して収集し、収集された環境データを無線通信装置741-1~741-2へ無線により送信する。そして、当該環境データを無線通信装置741-1~741-2からネットワーク751に接続された装置(例えば、クラウド装置となるデータ蓄積装置)へ送信(アップロード)する。これにより、本実施形態に係るウェハ環境モニターシステム601では、それぞれのウェハポッド712-1~712-6における適切な環境の状態を管理することができる。
ここでは、当該把持部652-2が、2個の無線通信装置741-1~741-2について、一方の無線通信装置741-1に近い位置から他方の無線通信装置741-2に近い位置へ移動させられる場合について説明する。
端末装置711-6は、環境データの通信が終了した後に、無線通信のチャネルをデータ通信のチャネルから通知信号のチャネルに変更する。
端末装置711-6は、環境データの通信が終了した後に、無線通信のチャネルをデータ通信のチャネルから通知信号のチャネルに変更する。
図8の例では、端末装置711-4~711-6の位置において、当該端末装置711-4~711-6は、RSSIが最大となる無線通信装置741-2と無線により通信する。
また、本実施形態では、端末装置711-1~711-6が所属する無線通信装置741-1~741-2に基づいて、当該端末装置711-1~711-6が存在する位置(所在)が判定される。この判定を行う機能は、例えば、ネットワーク751に接続された装置(例えば、クラウド装置となるデータ蓄積装置)に備えられてもよい。
以上のように、本実施形態に係るウェハ環境モニターシステム601では、無線送信機の機能を有する無線通信装置741-1~741-2から送信される通知信号を使用することで、端末装置711-1~711-6の通信相手として、データ収集装置の機能を有する無線通信装置741-1~741-2を容易に切り替えることができる。これにより、本実施形態に係るウェハ環境モニターシステム601では、通信の安定化および高品質化を実現することができる。
一構成例として、通信システム(図1の例では通信システム1、図7の例では所在管理評価システム401、図8の例ではウェハ環境モニターシステム601)では、移動可能な端末装置(図1の例では端末装置13-1~13-2、図7の例では端末装置532、図8の例では端末装置711-1~711-6)と、データ収集装置(図1の例ではデータ収集装置12-1~12-2、図7の例では無線通信装置512-1~512-2が有する該当する機能部、図8の例では無線通信装置741-1~741-2が有する該当する機能部)と、データ収集装置に対応する無線送信機(図1の例では無線送信機11-1~11-2、図7の例では無線通信装置512-1~512-2が有する該当する機能部、図8の例では無線通信装置741-1~741-2が有する該当する機能部)を有する。無線送信機は、データ収集装置のアドレスの情報(アドレス情報)およびデータ収集装置により使用される無線通信の第1のチャネルの情報(チャネル情報)を含む第1の信号(実施形態では、通知信号)を、第1のチャネルとは異なる第2のチャネル(通知信号のチャネル)を使用して、無線により送信する。端末装置は、第1の信号を受信し、受信された第1の信号に含まれるアドレスの情報および第1のチャネルの情報に基づいて、データ(実施形態では、環境データ)を含む第2の信号を、第1のチャネルを使用して、無線により送信する。データ収集装置は、端末装置から無線により送信された第2の信号を受信し、受信された第2の信号に含まれるデータを収集する。
一構成例として、通信システムにおいて、端末装置は、複数の第1の信号を受信した場合、受信強度(実施形態では、RSSI)が最大である1個の第1の信号を選択する。
一構成例として、通信システムにおいて、データ蓄積装置(図1の例ではデータ蓄積装置31)を有する。それぞれのデータ収集装置は、収集されたデータをデータ蓄積装置に送信する。データ蓄積装置は、複数のデータ収集装置から送信されたデータを受信して蓄積する。
一構成例として、通信システムにおいて、互いに対応するデータ収集装置と無線送信機とは、近傍に配置される、あるいは、一体化される。
一構成例として、通信システムにおいて、端末装置により受信された第1の信号の送信元の無線送信機、あるいは、端末装置により第2の信号を送信する送信先のデータ収集装置に基づいて、端末装置が存在するエリアを特定するエリア特定部(図7の例ではエリア特定部571)を備える。
一構成例として、移動可能な端末装置と、データ収集装置と、データ収集装置に対応する無線送信機を有する通信システムにおける通信方法であって、無線送信機は、データ収集装置のアドレスの情報およびデータ収集装置により使用される無線通信の第1のチャネルの情報を含む第1の信号を、第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを使用して、無線により送信し、端末装置は、第1の信号を受信し、受信された第1の信号に含まれるアドレスの情報および第1のチャネルの情報に基づいて、データを含む第2の信号を、第1のチャネルを使用して、無線により送信し、データ収集装置は、端末装置から無線により送信された第2の信号を受信し、受信された第2の信号に含まれるデータを収集する、通信方法(図1の例では通信システム1において行われる通信の方法、図7の例では所在管理評価システム401において行われる通信の方法、図8の例ではウェハ環境モニターシステム601において行われる通信の方法)である。
一構成例として、移動可能な端末装置であって、データ収集装置のアドレスの情報およびデータ収集装置により使用される無線通信の第1のチャネルの情報を含む第1の信号を、第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを使用して、無線により送信する無線送信機から無線により送信された第1の信号を受信し、受信された第1の信号に含まれるアドレスの情報および第1のチャネルの情報に基づいて、データを含む第2の信号を、第1のチャネルを使用して、無線により送信する、端末装置(図1の例では端末装置13-1~13-2、図7の例では端末装置532、図8の例では端末装置711-1~711-6)である。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティング・システム(OS:Operating System)あるいは周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)あるいは電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (13)
- 複数枚のウェハを収容するウェハポッドごとに付加されて前記ウェハポッドとともに移動可能であり前記ウェハポッドの環境データを検出する端末装置と、複数のデータ収集装置と、前記データ収集装置に対応する無線送信機を有し、
前記無線送信機は、前記データ収集装置のアドレスの情報および前記データ収集装置により使用される無線通信の第1のチャネルの情報を含む第1の信号を、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを使用して、無線により前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、ある位置において複数の前記無線送信機から無線により送信された前記第1の信号を受信したときに、受信された複数の前記第1の信号の内、所定の手法で前記第1の信号を選択して採用し、採用された前記第1の信号に含まれる前記アドレスの情報および前記第1のチャネルの情報に基づいて、前記端末装置が検出した前記環境データであるデータを含む第2の信号を、前記第1のチャネルを使用して、無線により前記データ収集装置に所定の期間ごとに送信し、
前記データ収集装置は、前記端末装置から無線により送信された前記第2の信号を受信し、受信された前記第2の信号に含まれる前記データを収集し、
前記所定の手法は、受信強度が最大である前記第1の信号を選択する手法である、
通信システム。 - それぞれの前記データ収集装置ごとに対応する1以上の前記無線送信機を有する、
請求項1に記載の通信システム。 - データ蓄積装置を有し、
それぞれの前記データ収集装置は、収集された前記データを前記データ蓄積装置に送信し、
前記データ蓄積装置は、複数の前記データ収集装置から送信された前記データを受信して蓄積する、
請求項1または請求項2に記載の通信システム。 - 互いに対応する前記データ収集装置と前記無線送信機とは、近傍に配置される、あるいは、一体化される、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記端末装置により受信された前記第1の信号の送信元の前記無線送信機、あるいは、前記端末装置により前記第2の信号を送信する送信先の前記データ収集装置に基づいて、前記端末装置が存在するエリアを特定するエリア特定部を備える、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記無線送信機は、前記第1の信号をマルチキャストによって無線により送信する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の通信システム。 - 前記無線送信機の記憶部には、前記マルチキャストの宛先情報が記憶されている、
請求項6に記載の通信システム。 - 前記端末装置における前記第1の信号を受信する通信用情報無線受信部と前記第2の信号を送信するデータ無線送受信部は、共通の無線通信用ハードウェアを備える、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の通信システム。 - 複数の前記データ収集装置の間では通信が行われない、
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の通信システム。 - 複数枚のウェハを収容するウェハポッドごとに付加されて前記ウェハポッドとともに移動可能であり前記ウェハポッドの環境データを検出する端末装置と、複数のデータ収集装置と、前記データ収集装置に対応する無線送信機を有する通信システムにおける通信方法であって、
前記無線送信機は、前記データ収集装置のアドレスの情報および前記データ収集装置により使用される無線通信の第1のチャネルの情報を含む第1の信号を、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを使用して、無線により前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、ある位置において複数の前記無線送信機から無線により送信された前記第1の信号を受信したときに、受信された複数の前記第1の信号の内、所定の手法で前記第1の信号を選択して採用し、採用された前記第1の信号に含まれる前記アドレスの情報および前記第1のチャネルの情報に基づいて、前記端末装置が検出した前記環境データであるデータを含む第2の信号を、前記第1のチャネルを使用して、無線により前記データ収集装置に所定の期間ごとに送信し、
前記データ収集装置は、前記端末装置から無線により送信された前記第2の信号を受信し、受信された前記第2の信号に含まれる前記データを収集し、
前記所定の手法は、受信強度が最大である前記第1の信号を選択する手法である、
通信方法。 - 前記無線送信機は、前記第1の信号をマルチキャストによって無線により送信する、
請求項10に記載の通信方法。 - 前記無線送信機の記憶部には、前記マルチキャストの宛先情報が記憶されている、
請求項11に記載の通信方法。 - 複数枚のウェハを収容するウェハポッドごとに付加されて前記ウェハポッドとともに移動可能であり前記ウェハポッドの環境データを検出する端末装置であって、
データ収集装置のアドレスの情報および前記データ収集装置により使用される無線通信の第1のチャネルの情報を含む第1の信号を、前記第1のチャネルとは異なる第2のチャネルを使用して無線により送信する、複数の無線送信機から無線により送信された前記第1の信号をある位置において受信したときに、受信された複数の前記第1の信号の内、所定の手法で前記第1の信号を選択して採用し、
採用された前記第1の信号に含まれる前記アドレスの情報および前記第1のチャネルの情報に基づいて、検出した前記環境データであるデータを含む第2の信号を、前記第1のチャネルを使用して、無線により前記データ収集装置に所定の期間ごとに送信し、
前記端末装置における前記第1の信号を受信する通信用情報無線受信部と前記第2の信号を送信するデータ無線送受信部は、共通の無線通信用ハードウェアを備え、
前記所定の手法は、受信強度が最大である前記第1の信号を選択する手法である、
端末装置。
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