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JP2016212597A - 情報収集プログラム、情報収集装置、及び情報収集方法 - Google Patents

情報収集プログラム、情報収集装置、及び情報収集方法 Download PDF

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JP2016212597A JP2015095171A JP2015095171A JP2016212597A JP 2016212597 A JP2016212597 A JP 2016212597A JP 2015095171 A JP2015095171 A JP 2015095171A JP 2015095171 A JP2015095171 A JP 2015095171A JP 2016212597 A JP2016212597 A JP 2016212597A
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英俊 栗原
Hidetoshi Kurihara
英俊 栗原
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Abstract

【課題】処理負荷を軽減することができる情報収集プログラム、情報収集装置、及び情報収集方法を提供する。
【解決手段】情報収集プログラム(サーバ20)は、装置(携帯端末10)が収集したコンテキストデータの変化に基づいて、コンテキストデータの変動周期を特定する処理をコンピュータに実行させる。また、情報収集プログラム(サーバ20)は、特定した変動周期に基づいて、コンテキストデータの収集を抑制する無効期間を装置に設定する処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報収集プログラム、情報収集装置、及び情報収集方法に関する。
利用者が利用する端末の周囲の状態を表す、例えば利用者の位置情報や利用者周辺の気温などのコンテキストデータを収集する。そして、コンテキストデータが所定の条件を満たす場合に、コンテキストデータに応じた情報を利用者に提供する技術がある。
例えば、サーバが、利用者端末から位置情報を受信し、利用者が特定の店舗に近づいた場合に店舗の情報を送信する技術が知られている。また、サーバが、利用者端末から気温を受信し、利用者周辺の気温が所定の温度に達した場合に熱中症の警告を送信する技術が知られている。また、サーバが、利用者端末から受信したコンテキストデータをもとに、利用者と予定行動との関係度を算出し、関係度の変化率に基づいて利用者に情報を提供する技術が知られている。
特開2005−71026号公報 特開2004−259261号公報 特開2012−155357号公報
しかしながら、上記技術では、所定の条件を満たす可能性が低い無駄なコンテキストデータの収集が発生した場合でも、コンテキストデータが所定の条件を満たすか否かの判定が実行される。このため、コンテキストデータの収集処理を行う利用者端末やサーバなどの処理負荷が高くなる場合がある。
1つの側面では、処理負荷を軽減することができる情報収集プログラム、情報収集装置、及び情報収集方法を提供することを目的とする。
1つの側面では、情報収集プログラムは、装置が収集したコンテキストデータの変化に基づいて、コンテキストデータの変動周期を特定する処理をコンピュータに実行させる。また、情報収集プログラムは、特定した変動周期に基づいて、コンテキストデータの収集を抑制する無効期間を装置に設定する処理をコンピュータに実行させる。
一実施態様によれば、情報収集の処理負荷を軽減することができる。
図1は、情報収集システムの一例を示す機能ブロック図である。 図2は、実施例1における携帯端末の起動パラメータの一例を示す説明図である。 図3は、実施例1におけるデータテーブルの一例を示す説明図である。 図4は、実施例1における履歴DBに記憶される気温情報の一例を示す説明図である。 図5は、実施例1における履歴DBに記憶される位置情報の一例を示す説明図である。 図6は、実施例1におけるサーバの起動パラメータの一例を示す説明図である。 図7は、実施例1における日中の気温の測定結果の一例を示すグラフである。 図8は、実施例1における年間の予想最高気温の一例を示すグラフである。 図9は、実施例1における日中の気温の測定結果に基づく判定結果の一例を示す説明図である。 図10は、実施例1における年間の予想最高気温に基づく判定結果の一例を示す説明図である。 図11Aは、実施例1におけるコンテキストデータ収集処理の一例を説明するフローチャートである。 図11Bは、実施例1における判定処理の一例を説明するフローチャートである。 図11Cは、実施例1における無効化期間を特定する処理の一例を説明するフローチャートである。 図12は、実施例1における携帯端末によるコンテキストデータの収集に関する処理の一例を説明するフローチャートである。 図13Aは、実施例2における携帯端末の起動パラメータの一例を示す説明図である。 図13Bは、実施例2におけるサーバの起動パラメータの一例を示す説明図である。 図14は、実施例2における位置情報に基づく処理の無効化に関する処理の一例を説明するフローチャートである。 図15Aは、実施例3における携帯端末の起動パラメータの一例を示す説明図である。 図15Bは、実施例3における次回実行日時を更新した後の起動パラメータの一例を示す説明図である。 図15Cは、実施例3における無効化期間内において次回実行日時を更新した後の起動パラメータの一例を示す説明図である。 図15Dは、実施例3におけるサーバの起動パラメータの一例を示す説明図である。 図16は、実施例3における次回実行日時を設定する処理の一例を説明するフローチャートである。 図17は、実施例4における変化傾向の特定例を示す説明図である。 図18は、実施例4における実行頻度の決定例を示す説明図である。 図19は、携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図20は、サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する情報収集プログラム、情報収集装置及び情報収集方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせてもよい。
[全体構成]
実施例1は、サーバ20が、気温、湿度、携帯端末10の位置情報や予想最高気温などのコンテキストデータを収集し、コンテキストデータが所定の条件を満たす場合に携帯端末10に熱中症の警告などを通知する情報収集システムの一例である。図1は、情報収集システム1の一例を示す機能ブロック図である。図1において、情報収集システム1は、携帯端末10と、サーバ20とを有している。また、サーバ20はネットワークを通じて、他システム30と通信可能である。なお、ここでは説明を簡略化するために、携帯端末10と、サーバ20と、他システム30とが、それぞれ1台ずつである場合を例にして説明する。
携帯端末10は、利用者が所持する携帯端末であり、例えば、携帯電話機、スマートフォンやタブレット端末などの一例である。携帯端末10は、サーバ20によって設定される起動パラメータに従って周辺のコンテキストデータを収集してサーバ20に送信し、またサーバ20から熱中症の警告などの通知を受信する。携帯端末10が収集するコンテキストデータは、例えば気温、湿度や携帯端末10の位置情報である。コンテキストデータは、携帯端末10が有する、図示しない温度センサ、湿度センサ、GPSセンサなどを用いて測定される。なお、位置情報を、携帯端末10と通信を行う無線基地局の位置により特定するような構成であってもよい。
サーバ20は、コンテキストデータを携帯端末10及び他システム30から収集し、また収集したコンテキストデータを用いて条件判定を行う装置の一例である。サーバ20は、条件判定の結果、条件を満たすと判定される場合に、携帯端末10に通知を送信する。例えば、サーバ20は、「気温30度以上」などの条件を満たすと判定される場合に、携帯端末10に熱中症の警告などの通知を送信する。サーバ20は、有線又は無線により、携帯端末10及び他システム30と通信可能である。サーバ20が収集するコンテキストデータは、例えば予想最高気温など、他システム30から送信されるデータである。
他システム30は、例えば気象予報データを提供するサーバなど、サーバ20にコンテキストデータを送信する装置の一例である。他システム30は、サーバ20から例えば地点を指定した予想最高気温のデータの取得要求を受信し、指定される地点の予想最高気温のデータをサーバ20に送信する。
[端末の構成]
図1に示す携帯端末10の各機能ブロックについて説明する。図1に示すように、携帯端末10は、起動パラメータ11と、起動制御部12と、情報取得部13と、通知取得部15とを有する。なお、起動制御部12、情報取得部13及び通知取得部15は、電子回路の一例やプロセッサが実行するプロセスの一例である。起動パラメータ11は、メモリやハードディスクなどの記憶装置に記憶されるデータの一例である。
起動パラメータ11は、携帯端末10においてコンテキストデータの収集処理を実行するタイミングを記憶する。起動パラメータ11は、サーバ20から受信する情報により更新される。
図2は、実施例1における携帯端末の起動パラメータの一例を示す説明図である。図2に示すように、携帯端末10の起動パラメータ11は、「データ種別」と、「実行頻度」と、「無効化期間」とを対応付けて記憶する。
「データ種別」は、収集処理の対象となるコンテキストデータを示す。「実行頻度」は、コンテキストデータの収集処理を何分おきに実行するかという頻度を示し、「無効化期間」は、コンテキストデータの収集処理を抑制する期間を示す。
図2の例において、携帯端末10は、位置及び気温を「10分」おきに測定し、湿度を「30分」おきに測定する。また、気温及び湿度について、「16:00〜10:00」の期間、及び「10月〜6月」の期間については無効化期間として設定されているため、携帯端末10は、この期間中に気温及び湿度の収集処理を抑制する。なお、「無効化期間」は、初期設定では空欄となっており、以下に説明する起動パラメータ11の更新処理により設定される。
起動制御部12は、起動パラメータ11に記憶されるタイミングに従って、コンテキストデータの収集処理の実行指示を情報取得部13に出力する。起動制御部12は、起動パラメータ11の実行頻度に記憶される間隔で実行指示を出力し、また無効化期間においては実行指示の出力を抑制する。
例えば、起動制御部12は、前回の実行指示出力後、起動パラメータ11の実行頻度に記憶される時間が経過した場合、現在日時が無効化期間に含まれるか否かを判定する。起動制御部12は、現在日時が無効化期間に含まれない場合に実行指示を出力する。
なお、図2に例示する起動パラメータ11においては、気温及び湿度については無効化期間が設定されているが、位置情報については無効化期間が設定されていない。しかし、本実施例のように、位置情報に関する条件を満たしても、気温に関する条件も満たさなければ通知を送信する条件を満たしたと判断されないような構成も考えられる。この場合、気温や湿度を収集せずに位置情報だけを収集しても無駄になるため、位置情報についても無効化期間における収集を抑制するような構成であってもよい。
情報取得部13は、起動制御部12の実行指示に従い、例えば気温、湿度や携帯端末10の位置情報などのコンテキストデータを収集する。また、情報取得部13は、収集したコンテキストデータを、サーバ20に送信する。
通知取得部15は、サーバ20から、例えば熱中症の警告などの通知を受信し、図示しない表示部などを通じて利用者に提示する。
[サーバの構成]
次に、サーバ20の構成について説明する。図1に示すように、サーバ20は、データテーブル21と、履歴DB22と、起動パラメータ23と、パラメータ決定部24と、起動制御部25と、情報取得部26と、判定部27と、通知部28とを有する。なお、パラメータ決定部24、起動制御部25、情報取得部26、判定部27及び通知部28は、電子回路の一例やプロセッサが実行するプロセスの一例である。データテーブル21、履歴DB22及び起動パラメータ23は、メモリやハードディスクなどの記憶装置に記憶されるデータの一例である。
サーバ20の記憶装置に記憶される各データについて説明する。データテーブル21は、情報収集システム1が取り扱うコンテキストデータの種別と、その収集方法及び判定条件を記憶する。図3は、実施例1におけるデータテーブルの一例を示す説明図である。図3に示すように、データテーブル21は、「データ種別」と「判定条件」と「実行頻度」と「実行主体」と「変化傾向」と「周期」と「無効化期間」とを対応付けて記憶する。
「データ種別」は、取得対象となるコンテキストデータの種類を示す。「判定条件」は、サーバ20が携帯端末10に通知を送信するか否かを判断する条件を示す。例えば図3の例においては、携帯端末10の現在位置が「東京都」であり、かつ「屋外に30分以上」存在する場合であって、携帯端末10周辺の現在の気温が「30度以上」、かつ1時間後の予想最高気温が「32度以上」であることが判断条件である。判断条件を満たす場合、サーバ20は、携帯端末10に通知として、例えば熱中症の警告を送信する。
実行頻度は、コンテキストデータの収集を行う頻度を示す。実行主体は、コンテキストデータを収集する動作主体を示す。図3の例は、携帯端末10が、10分おきに位置情報を収集し、サーバ20が、1時間おきに予想最高気温を収集することを示す。
変化傾向は、時間の経過とコンテキストデータの変化との関係を示す。変化傾向は、例えば、1秒間や1分間、10分間、1時間など一定の時間に、気温などのコンテキストデータがどれほど変動するかを表す。図3の例は、気温が1分間で「0.5度未満」変動し、10分では「5度未満」、1時間で「15度未満」変動することを示す。
なお、実行頻度は、例えば、変化傾向に基づき有効な変化が見込まれる最小の時間単位に設定される。例えば、図3において、気温の実行頻度は、変動幅が「5度未満」である変化傾向に合わせて「10分」に設定される。なお、実行頻度及び変化傾向は、例えば後述する実施例4に記載するような構成により設定される。
周期は、コンテキストデータの変動サイクルの有無を示す。周期の欄は、変動サイクルに周期性がある場合は、「1日」、「1年」などの期間を記憶し、変動サイクルに周期性がなく不規則に変動する場合は「なし」を記憶する。無効化期間は、コンテキストデータの収集を抑制する期間を示す。周期及び無効化期間は、初期設定では空欄となっており、以下に説明する無効化期間の設定処理により設定される。
履歴DB22は、携帯端末10から収集した位置情報や周辺の気温、他システム30から収集した予想最高気温や湿度など、サーバ20が過去に収集したコンテキストデータを記憶する。ここでは、気温と位置情報の例について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、実施例1における履歴DBに記憶される気温情報の一例を示す説明図である。図4に示すように、履歴DB22は、例えば、過去に携帯端末10が収集した気温情報を1時間おきに記憶する。図4において、例えば「2014/7/2 0:00」における携帯端末10の周辺の気温は「25.3度」であり、同日の「12:00」に「30.6度」まで上昇する。同様に、「2014/7/3 1:00」における気温は「25.4度」であり、同日の「12:00」に「30.8度」まで上昇する。
図5は、実施例1における履歴DBに記憶される位置情報の一例を示す説明図である。図5に示すように、履歴DB22は、例えば、過去に収集した位置情報を1時間おきに記憶する。例えば、「2014/7/2 0:00」における携帯端末10の位置は「N35.40.50 E139.44.49」であり、同日の「12:00」には「N35.45.20 E139.47.56」に移動している。また、翌日である「2014/7/3」の「12:00」には、「N35.34.52 E139.62.54」に移動している。
起動パラメータ23は、サーバ20において、コンテキストデータの収集処理、及び判定処理を実行するタイミングを記憶する。起動パラメータ23は、パラメータ決定部24により更新される。
図6は、実施例1におけるサーバの起動パラメータの一例を示す説明図である。図6に示すように、サーバ20の起動パラメータ23は、「データ・処理種別」と、「実行頻度」と、「無効化期間」とを対応付けて記憶する。なお、携帯端末10が複数台ある場合は、起動パラメータ23が携帯端末10ごとに設定されるような構成であってもよい。
サーバ20の起動パラメータ23は、データ収集処理のタイミングだけでなく、コンテキストデータの収集処理のタイミングも記憶する。図6の例において、サーバ20は、天気予報及び予想最高気温の収集処理を「1時間」おきに実行し、またコンテキストデータの判定処理を「10分」おきに実行する。
なお、「16:00〜10:00」の期間、及び「10月〜6月」の期間については無効化期間として設定されているため、サーバ20は、この期間中に予想最高気温の収集処理の実行、及びコンテキストデータの判定処理を抑制する。なお、「無効化期間」は、初期設定では空欄となっており、以下に説明する起動パラメータ23の更新処理により設定される。
次に、図1に示すサーバ20の各処理部について説明する。パラメータ決定部24は、データテーブル21及び履歴DB22を参照して、周期性の有無を特定する処理部である。また、パラメータ決定部24は、周期性のあるコンテキストデータの収集について無効化期間を設定し、起動パラメータ11及び起動パラメータ23に反映させる。パラメータ決定部24は、特定部及び設定部の一例である。パラメータ決定部24が実行する処理は、主に周期性の特定、無効化期間の設定、及び起動パラメータの更新の3つに分けられる。
(周期性の特定)
まず、パラメータ決定部24が、コンテキストデータの周期性を特定する処理について説明する。具体的には、パラメータ決定部24は、履歴DB22を参照して、コンテキストデータに周期性があるか否かを特定する。
履歴DB22に記憶されるコンテキストデータをグラフ化した例を図7及び図8に示す。図7は、実施例1における日中の気温の測定結果の一例を示すグラフである。図7に示すように、日中の気温は、夜間に低下し、午前6時ごろから上昇を続け、午後2時ごろを頂点に再び下降するという傾向がみられる。したがって、図7の例では、気温には24時間の周期があることが特定できる。
なお、パラメータ決定部24は、例えば公知の周期回帰分析などにより、周期性を特定する。例えば、パラメータ決定部24は、三角関数などの周期関数を合成して、図7に示すようなグラフに近似する関数を算出することにより、周期性及び変動幅を特定する。
図8は、実施例1における年間の予想最高気温の一例を示すグラフである。図8に示すように、年間の予想最高気温は1月から上昇し、8月ごろを頂点に下降し、12月には1月の温度に接近するという傾向がみられる。したがって、図8の例では、予想最高気温には1年間の周期があることが特定できる。
一方で、例えば図5に示す位置情報の履歴は、特定の周期に従って変動することはなく、不規則に変動する。このような場合、パラメータ決定部24は、コンテキストデータに周期性がないと特定する。
(無効化期間の設定)
次に、パラメータ決定部24が無効化期間を設定する処理について説明する。具体的には、パラメータ決定部24は、周期性があることを特定したコンテキストデータについて、コンテキストデータの収集を抑制する無効化期間を設定し、データテーブル21に記憶する。無効化期間は、特定の周期に含まれる個別のコンテキストデータが、所定の条件を満たすか否かを判断し、所定の条件を満たさないと判断されたコンテキストデータに対応する期間とする。ここでは、図7及び図8に示した、コンテキストデータ「日中の気温」及び「予想最高気温」の例について、図9及び図10を用いて説明する。
例えば、日中の気温について、所定の条件を「29.0度以上」とした場合における判定結果を図9に示す。図9は、実施例1における日中の気温の測定結果に基づく判定結果の一例を示す説明図である。図9は、判定対象となる気温と、所定の条件を満たすか否かの判定結果とを1時間おきに示す。図9において、判定の欄の「○」は所定の条件を満たすことを示し、「×」は所定の条件を満たさないことを示す。
図9に示すように、日中の気温は、「10:00」から「16:00」の期間においては所定の条件「29.0度以上」を満たし、それ以外の時点においては所定の条件「29.0度以上」を満たさない。このような場合、パラメータ決定部24は、「16:00〜10:00」の期間を無効化期間として設定する。
また、コンテキストデータ「予想最高気温」について、所定の条件を「28.0度以上」とした場合における判定結果を図10に示す。図10は、実施例1における年間の予想最高気温に基づく判定結果の一例を示す説明図である。図10は、判定対象となる予想最高気温と、所定の条件を満たすか否かの判定結果とを1か月おきに示す。
図10に示すように、予想最高気温は、「7月」から「9月」の期間において所定の条件「28.0度以上」を満たし、それ以外の期間である「10月〜6月」においては所定の条件「28.0度以上」を満たさない。このような場合、パラメータ決定部24は、所定の条件を満たさない「10月〜6月」の期間を無効化期間として設定する。
なお、上で述べた例においては、ある1つの周期のコンテキストデータを判定の対象としたが、複数の周期のコンテキストデータを判定の対象としてもよい。例えば、過去10年間の「1月」の予想最高気温の平均値を算出し、当該平均値が所定の温度以上であるか否かを判定するような構成が考えられる。また、例えば、過去10年間の「1月」の予想最高気温10件のうち、所定の温度以上であるものが8件以上ある場合に、所定の条件を満たすと判定するような構成であってもよい。
無効化期間が設定されたデータテーブルの一例は、図3に示すとおりである。図3に示すように、気温及び予想最高気温については周期性があると特定されたため、無効化期間が設定されている。一方、周期性がないと特定された位置情報については、無効化期間が設定されていない。
(起動パラメータの更新)
次に、パラメータ決定部24による、起動パラメータの更新処理について説明する。パラメータ決定部24は、データテーブル21を参照して、携帯端末10の起動パラメータ11及びサーバ20の起動パラメータ23の「無効化期間」の欄を更新する。当該更新処理により、起動パラメータ11及び起動パラメータ23において初期設定では空欄となっていた「無効化期間」が、図2及び図6に示されるように設定される。
図1に戻って、起動制御部25は、起動パラメータ23に記憶されるタイミングに従って、サーバ20におけるコンテキストデータの収集処理の実行指示を情報取得部26に出力する。また、起動制御部25は、起動パラメータ23に記憶されるタイミングに従って、コンテキストデータの判定処理の実行指示を判定部27に出力する。
例えば、起動制御部25は、図6に示される起動パラメータ23の内容を参照し、天気予報及び予想最高気温の要求を他システム30に送信するよう、1時間おきに情報取得部26に実行指示を出力する。また、起動制御部25は、判定処理の実行指示を10分おきに判定部27に出力する。ただし、起動制御部25は、無効化期間の「16:00〜10:00」の期間、及び「10月〜6月」の期間は実行指示の出力を抑制する。
例えば、起動制御部25は、起動パラメータ23の実行頻度に記憶される時間が経過した場合、現在日時が無効化期間に含まれるか否かを判定する。起動制御部25は、現在日時が無効化期間に含まれない場合に実行指示を出力する。
情報取得部26は、起動制御部25による実行指示を受けて、他システム30にコンテキストデータの取得要求を送信し、他システム30から受信したコンテキストデータを履歴DB22に保存する。また、情報取得部26は、携帯端末10が取得したコンテキストデータを受信し、履歴DB22に保存する。
判定部27は、データテーブル21及び履歴DB22を参照し、収集したコンテキストデータが、データテーブル21に記憶される所定の条件を満たすか否かを判断する。判定部27は、例えば、携帯端末10の現在位置、周辺の現在の気温及び1時間後の予想最高気温のいずれもが図3に示す条件を満たす場合に、収集したコンテキストデータが所定の条件を満たすと判断する。判定部27は、コンテキストデータが所定の条件を満たすと判断した場合、通知部28に通知指示を出力する。
通知部28は、判定部27から通知指示を受けて、携帯端末10に通知を送信する。実施例1においては、通知部28は、熱中症の警告に関する通知を送信する。
[サーバの処理の流れ]
次に、サーバ20による処理の流れについて説明する。まず、コンテキストデータの収集処理及び判定処理の流れについて、図11A及び図11Bを用いて説明する。なお、コンテキストデータの収集処理及び判定処理は、起動パラメータ23に記憶される「データ・処理種別」の行ごとに実行される。
図11Aは、実施例1におけるコンテキストデータ収集処理の一例を説明するフローチャートである。サーバ20の起動制御部25は、コンテキストデータの収集処理の実行指示を出力してから、起動パラメータ23の「実行頻度」に記憶される時間が経過したか否かを判断する(ステップS1)。実行頻度に記憶される時間が経過していない場合(ステップS1:No)、ステップS4に移行する。
実行頻度に記憶される時間が経過した場合(ステップS1:Yes)、起動制御部25は、現在日時が、起動パラメータ23に記憶される「無効化期間」に含まれるか否かを判定する(ステップS2)。無効化期間に含まれる場合(ステップS2:Yes)、ステップS1に戻る。
一方、無効化期間に含まれない場合(ステップS2:No)、起動制御部25は、コンテキストデータの収集処理の実行指示を、情報取得部26に出力する。情報取得部26は、実行指示を受けてコンテキストデータの収集処理を実行する(ステップS3)。
次に、情報取得部26は、コンテキストデータを受信したか否かを判定する(ステップS4)。なお、ステップS4において受信するコンテキストデータは、ステップS3における収集処理に基づき取得するコンテキストデータに加えて、携帯端末10から受信するコンテキストデータを含む。
コンテキストデータを受信した場合(ステップS4:Yes)、情報取得部26は、受信したコンテキストデータを履歴DB22に記憶し(ステップS5)、ステップS1に戻る。一方、コンテキストデータを受信していない場合(ステップS4:No)、ステップS1に戻る。
次に、コンテキストデータの判定処理の流れについて説明する。図11Bは、実施例1における判定処理の一例を説明するフローチャートである。まず、サーバ20の起動制御部25は、コンテキストデータの判定処理の実行指示を出力してから、起動パラメータ23の「実行頻度」に記憶される時間が経過したか否かを判断する(ステップS11)。実行頻度に記憶される時間が経過していない場合(ステップS11:No)、ステップS11に戻って再び待機する。
実行頻度に記憶される時間が経過した場合(ステップS11:Yes)、起動制御部25は、現在日時が、起動パラメータ23に記憶される「無効化期間」に含まれるか否かを判定する(ステップS12)。無効化期間に含まれる場合(ステップS12:Yes)、ステップS11に戻って再び待機する。
一方、無効化期間に含まれない場合(ステップS12:No)、起動制御部25は、コンテキストデータの判定処理の実行指示を、判定部27に出力する。判定部27は、実行指示を受けてコンテキストデータの判定処理を実行する(ステップS13)。例えば、判定部27は、履歴DB22に記憶される気温が、データテーブル21の判定条件に記憶される温度以上であるか否かを判定する。
コンテキストデータが、所定の条件を満たすと判定された場合(ステップS14:Yes)、判定部27は、通知部28に通知指示を出力する。通知部28は通知指示を受けて、携帯端末10に通知を送信する(ステップS15)。通知部28は、例えば熱中症の警告に関する通知を送信する。その後、ステップS11に戻って再び待機する。一方、コンテキストデータが、所定の条件を満たさないと判定された場合(ステップS14:No)ステップS11に戻って再び待機する。
次に、無効化期間を特定する処理の流れについて、図11Cを用いて説明する。図11Cは、実施例1における無効化期間を特定する処理の一例を説明するフローチャートである。無効化期間を特定する処理は、例えばサーバ20の管理者による指示により開始される。
パラメータ決定部24は、履歴DB22に記憶される過去のコンテキストデータを参照し、周期性の有無を特定する(ステップS101)。例えば位置情報のようにコンテキストデータの周期性がないと特定された場合(ステップS102:No)、パラメータ決定部24は処理を終了する。
パラメータ決定部24は、コンテキストデータの周期性を特定した場合(ステップS102:Yes)、履歴DB22に記憶される特定の周期に含まれる特定の時点のコンテキストデータが所定の条件とを比較する(ステップS103)。例えば、特定の時間の気温が、所定の温度以上であるか否かを判定する。なお、上で述べたように、複数の周期のコンテキストデータや、複数の周期のコンテキストデータの平均値について、所定の条件を満たすか否かを判定するような構成であってもよい。
次に、パラメータ決定部24は、所定の条件を満たさないコンテキストデータに対応する時点からなる期間を、無効化期間として設定する(ステップS104)。例えば、パラメータ決定部24は、所定の条件「気温29.0度以上」を満たさない時点からなる「16:00〜10:00」の期間を、無効化期間として起動パラメータ11及び起動パラメータ23に記憶する。
[携帯端末の処理の流れ]
次に、携帯端末10によるコンテキストデータの収集に関する処理の流れについて、図12を用いて説明する。図12は、実施例1における携帯端末によるコンテキストデータの収集に関する処理の一例を説明するフローチャートである。なお、携帯端末10の起動制御部12は、起動パラメータ11の特定の「データ種別」の行を参照して処理を実行し、起動パラメータ11に複数の「データ種別」の行がある場合は、それぞれの行について図12に示す処理を実行する。
起動制御部12は、コンテキストデータの収集処理の実行指示を出力してから、起動パラメータ11の「実行頻度」に記憶される時間が経過するまで待機する(ステップS201:No)。実行頻度に記憶される時間が経過した場合(ステップS201:Yes)、起動制御部12は、現在日時が、起動パラメータ11に記憶される「無効化期間」に含まれるか否かを判定する(ステップS202)。
無効化期間に含まれる場合(ステップS202:Yes)、ステップS201に戻って再び待機する。一方、無効化期間に含まれない場合(ステップS202:No)、起動制御部12は、コンテキストデータの収集処理の実行指示を、情報取得部13に出力する。情報取得部13は、実行指示を受けてコンテキストデータの収集処理を実行し(ステップS203)、収集したコンテキストデータをサーバ20に送信する(ステップS204)。その後、ステップS201に戻って再び待機する。
実施例1によれば、サーバ20は、コンテキストデータの変動サイクルを特定し、条件を満たす可能性の低い無効化期間を設定して、無効化期間におけるコンテキストデータの収集処理を抑制する。これにより、携帯端末10及びサーバ20における無駄なコンテキストデータの収集処理及び判定処理を抑制し、処理負荷を軽減することができる。
[位置情報に基づく処理の無効化]
ところで、実施例1においては、無効化期間をコンテキストデータの変動サイクルに基づいて設定するが、実施例は、これに限定されるものではない。例えば、東京における熱中症の警告を通知する情報収集システム1において、利用者が他の地域に滞在している場合、当該地域におけるコンテキストデータの収集処理及び判定処理は無駄となる場合がある。
実施例2における情報収集システム1においては、携帯端末10の位置情報に基づいて、コンテキストデータの収集を抑制する。例えば携帯端末10の利用者が東京以外にいる場合、サーバ20のパラメータ決定部24は、携帯端末10の位置情報以外のコンテキストデータの収集処理、及び判定処理を抑制するよう、起動パラメータ11及び起動パラメータ23を更新する。なお、実施例2における情報収集システム1の構成は、実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
[パラメータ決定部の処理]
実施例2において、パラメータ決定部24は、携帯端末10の直近の位置情報を取得する。例えば、情報取得部26は、携帯端末10から位置情報を取得すると、パラメータ決定部24に出力する。パラメータ決定部24は、データテーブル21を参照し、取得した位置情報が判定条件を満たすか否かを判断する。
実施例2において、図3に示されるように、データテーブル21のデータ種別「位置」の行には、判定条件の欄に「東京都」が記憶されている。例えば、携帯端末10から取得した位置情報が「北海道」である場合、データテーブル21が記憶する位置情報の判定条件を満たさない。この場合、パラメータ決定部24は、起動パラメータ11及び起動パラメータ23の「無効化期間」の欄に「地域外」を設定する。
「地域外」を設定された起動パラメータ11の一例を図13A及び図13Bに示す。図13Aは、実施例2における携帯端末の起動パラメータの一例を示す説明図である。図13Aに示されるように、起動パラメータ11の「位置」以外のデータ種別の行の「無効化期間」の欄に、「地域外」が設定されている。この場合、携帯端末10の起動制御部12は、設定済みの無効化期間である「16:00〜10:00」の期間、及び「10月〜6月」の期間以外においても、気温及び湿度の収集処理を抑制する。
この場合においても、携帯端末10の起動制御部12は、位置情報を起動パラメータ11に記載の実行頻度に従って取得し、サーバ20に送信する。なお、起動パラメータ11に「地域外」が設定されていても位置情報の取得を継続するのは、携帯端末10が位置情報の判定条件を満たす地域に移動した場合に、コンテキストデータに基づく判定処理を再開できるようにするためである。
図13Bは、実施例2におけるサーバの起動パラメータの一例を示す説明図である。図13Bに示されるように、起動パラメータ23の全ての行の「無効化期間」の欄に、「地域外」が設定されている。この場合、サーバ20の起動制御部25は、起動パラメータ23の「地域外」の設定が解除されるまで、全てのコンテキストデータの収集処理、及び判定処理を抑制する。なお、起動パラメータ11及び起動パラメータ23において、「無効化期間」の欄に「地域外」が設定される代わりに、例えば「地域外」であるか否かを示すフラグを含むような構成であってもよい。
一方、携帯端末10から取得した位置情報が、データテーブル21が記憶する位置情報の判定条件を満たす場合、パラメータ決定部24は、「地域外」の設定を解除する。例えば、パラメータ決定部24は、起動パラメータ11及び起動パラメータ23の「無効化期間」の欄から、「地域外」の文字を削除する。
[処理の流れ]
実施例2における、パラメータ決定部24の処理の流れについて説明する。図14は、実施例2における位置情報に基づく処理の無効化に関する処理の一例を説明するフローチャートである。
まず、パラメータ決定部24は、情報取得部26が携帯端末10から位置情報を取得するまで待機する(ステップS301:No)。情報取得部26が携帯端末10から位置情報を取得すると、パラメータ決定部24は情報取得部26から位置情報の出力を受け付ける(ステップS301:Yes)。パラメータ決定部24は、データテーブル21を参照し、取得した位置情報が判定条件を満たすか否かを判断する(ステップS302)。
取得した位置情報が判定条件を満たさない場合(ステップS302:No)、パラメータ決定部24は、起動パラメータ11及び起動パラメータ23の「無効化期間」の欄に、「地域外」を設定する(ステップS303)。例えば、データテーブル21に記憶される位置の判定条件が「東京都」である場合に、取得した位置情報が「北海道」であるときには、パラメータ決定部24は「地域外」を設定する。その後、ステップS301に戻って待機する。
一方、取得した位置情報が判定条件を満たす場合(ステップS302:Yes)、パラメータ決定部24は、起動パラメータ11及び起動パラメータ23に「地域外」が設定されているか否かを確認する(ステップS304)。
「地域外」が設定されている場合(ステップS304:Yes)、パラメータ決定部24は、起動パラメータ11及び起動パラメータ23の「地域外」の設定を解除する(ステップS305)。その後、ステップS301に戻って待機する。一方、「地域外」が設定されていない場合(ステップS304:No)、ステップS301に戻って待機する。
実施例2においては、携帯端末10が判定対象となる地域以外に存在する場合に、位置情報以外のコンテキストデータの収集処理、及び判定処理を抑制する。これにより、携帯端末10及びサーバ20における無駄な処理を抑制し、処理負荷を軽減することができる。
[次回実行日時を設定する構成]
実施例1及び2においては、携帯端末10の起動制御部12は、起動パラメータ11の「実行頻度」に記憶される時間が経過するたびに、現在日時が「無効化期間」に含まれるか否かを判定する。同様に、サーバ20の起動制御部25は、起動パラメータ23の「実行頻度」に記憶される時間が経過するたびに、現在日時が「無効化期間」に含まれるか否かを判定する。起動制御部12及び起動制御部25は、現在日時が「無効化期間」に含まない場合に、コンテキストデータの収集処理又は判定処理の実行指示を出力する。しかし実施例は、これに限定されるものではない。
例えば、パラメータ決定部24が、起動パラメータ11及び起動パラメータ23に、「次回実行日時」の欄を設定するような構成であってもよい。この際、パラメータ決定部24は、「無効化期間」に含まれない日時を「次回実行日時」の欄に設定する。
この場合、携帯端末10の起動制御部12は、起動パラメータ11の「次回実行日時」の時点で、現在日時が「無効化期間」に含まれるか否かを判定することなく、コンテキストデータの収集処理の実行指示を出力する。また、サーバ20の起動制御部25は、起動パラメータ23の「次回実行日時」の時点で、現在日時が「無効化期間」に含まれるか否かを判定することなく、コンテキストデータの収集処理又は判定処理の実行指示を出力する。
実施例3における情報収集システム1においては、サーバ20のパラメータ決定部24が、起動パラメータ11及び起動パラメータ23に、「前回実行日時」の欄及び「次回実行日時」の欄を設定する。なお、実施例3における情報収集システム1の構成は、実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
[起動パラメータのデータ構造]
まず、実施例3における起動パラメータ11について説明する。図15Aは、実施例3における携帯端末の起動パラメータの一例を示す説明図である。図15Aに示すように、実施例3における起動パラメータ11は、「データ種別」と「前回実行日時」と「実行頻度」と「次回実行日時」とを対応付けて記憶する。このうち、「データ種別」と「実行頻度」は実施例1における起動パラメータ11の例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
起動パラメータ11の「前回実行日時」の欄は、直前のタイミングで、携帯端末10の起動制御部12がコンテキストデータの収集処理を行った日時を示す。「次回実行日時」の欄は、起動制御部12が次にコンテキストデータの収集処理の実行指示を出力するタイミングを示す。
例えば、図15Aの「データ種別」が「位置」である行においては、「前回実行日時」は「2015/7/1 10:00:00」である。「次回実行日時」には、例えば、「前回実行日時」に「実行頻度」に記憶される時間を加算することにより算出される日時αが設定される。図15Aの例においては、「前回実行日時」に「実行頻度」の「10分」を加算した日時αである「2015/7/1 10:10:00」が、「次回実行日時」の欄に設定される。一方、日時αが無効化期間に含まれる場合、「次回実行日時」には、例えば無効化期間の終了日時が設定される。
[起動パラメータの更新処理]
次に、パラメータ決定部24が起動パラメータ11の「前回実行日時」の欄及び「次回実行日時」の欄を更新する処理について説明する。パラメータ決定部24は、起動パラメータ11の更新処理を、例えばデータ種別ごとに行う。以下、図15Aに示す起動パラメータ11の「データ種別」が「位置」である行における、「前回実行日時」の欄及び「次回実行日時」の欄を更新する処理を例として説明する。
パラメータ決定部24は、図15Aに示される起動パラメータ11を、「次回実行日時」の経過時点である「2015/7/1 10:10:00」の時点で更新する。なお、パラメータ決定部24は、起動制御部12がコンテキストデータの収集処理の実行指示を出力したことを確認した上で、起動パラメータ11を更新する。ただし、パラメータ決定部24が、実行指示が実際に出力されていたか否かにかかわらず、起動パラメータ11を更新するような構成であってもよい。
図15Bは、実施例3における次回実行日時を更新した後の起動パラメータの一例を示す説明図である。以下の説明において、図15Aは更新前の起動パラメータ11を示し、図15Bは更新後の起動パラメータ11を示す。
パラメータ決定部24は、図15Bの「前回実行日時」の欄に、例えば図15Aの「次回実行日時」に設定されていた日時を設定する。図15Bに示されるように、パラメータ決定部24は、図15Aに示される更新前の起動パラメータ11の「位置」の行の「次回実行日時」である「2015/7/1 10:10:00」を、更新後の起動パラメータ11の「前回実行日時」の欄に設定する。
次に、パラメータ決定部24は、更新後の起動パラメータ11の「次回実行日時」を算出する。例えば、パラメータ決定部24は、図15Bの「前回実行日時」の欄に設定される日時に、「実行頻度」の「10分」を加算した日時αである「2015/7/1 10:20:00」を、図15Bの「次回実行日時」の欄に設定する。なお、「2015/7/1 10:10:00」の時点では、図15Aにおける「湿度」の行の「次回実行日時」は経過していないため、パラメータ決定部24は、「湿度」の行の「前回実行日時」及び「次回実行日時」の欄を更新しない。
ただし、算出される日時が「無効化期間」に含まれる場合は、「無効化期間」の終了日時が「次回実行日時」に設定される。図15Cは、実施例3における無効化期間内において次回実行日時を更新した後の起動パラメータの一例を示す説明図である。例えば、図15Cの「データ種別」が「位置」である行においては、「前回実行日時」が「2015/7/1 16:00:00」である。これに「実行頻度」の「10分」を加算した日時αは、「2015/7/1 16:10:00」となる。
しかし、「2015/7/1 16:10:00」はデータテーブル21に記憶される「無効化期間」である「16:00〜10:00」の期間に含まれる。この場合、パラメータ決定部24は、図15Cに示されるように、「次回実行日時」の欄に、「無効化期間」の終了日時である「2015/7/2 10:00:00」を設定する。
なお、サーバ20の起動パラメータ23についても、同様の処理により更新することができる。図15Dは、実施例3におけるサーバの起動パラメータの一例を示す説明図である。
図15Dの例において、「天気予報」の行及び「予想最高気温」の行においては、「前回実行日時」に「実行頻度」の「1時間」を加算した日時αは「2015/7/1 16:10:00」となり、「無効化期間」に含まれる。このため、パラメータ決定部24は、「天気予報」の行及び「予想最高気温」の行に、「次回実行日時」として、無効化期間の終了日時である「2015/7/2 10:00:00」を設定する。
一方、図15Dにおける「判定処理」の行においては、日時αは「2015/7/1 15:20:00」となり、「無効化期間」に含まれない。このため、パラメータ決定部24は、「次回実行日時」として、日時αを設定する。
[処理の流れ]
次に、パラメータ決定部24による起動パラメータ11の更新処理の流れについて説明する。図16は、実施例3における次回実行日時を設定する処理の一例を説明するフローチャートである。パラメータ決定部24は、起動パラメータ11を参照し、次回実行日時の時点になるまで待機する(ステップS401:No)。
パラメータ決定部24は、次回実行日時の時点になった場合(ステップS401:Yes)、起動パラメータ11の「次回実行日時」の欄に記憶される日時を、起動パラメータ11の「前回実行日時」の欄に設定する(ステップS402)。そして、パラメータ決定部24は、設定した「前回実行日時」に、「実行頻度に記憶される時間」を加算した日時αを算出する(ステップS403)。
次に、パラメータ決定部24は、ステップS403で算出した日時αが、無効化期間に含まれるか否かを判定する(ステップS404)。日時αが「無効化期間」に含まれる場合(ステップS404:Yes)、パラメータ決定部24は、「無効化期間」の終了日時を「次回実行日時」の欄に設定する(ステップS405)。その後、ステップS401に戻って待機する。
一方、日時αが「無効化期間」に含まれない場合(ステップS404:No)、パラメータ決定部24は、日時αを「次回実行日時」の欄に設定する(ステップS406)。その後、ステップS401に戻って待機する。
実施例3においては、携帯端末10の起動制御部12及びサーバ20の起動制御部25が、現在時刻が無効化期間に含まれる場合には、コンテキストデータの収集に関する処理を抑制する。これにより、携帯端末10及びサーバ20における無駄な処理を抑制し、処理負荷を軽減することができる。
[処理の実行頻度の設定]
例えば、コンテキストデータの収集処理や判定処理の実行を抑制する無効化期間を設定する以外に、処理の実行頻度を変更することによっても、携帯端末10及びサーバ20における無駄な処理を抑制し、処理負荷を軽減することができる。一方で、コンテキストデータを収集する時間間隔が長いと、携帯端末10の周囲の状態を細かく把握することが難しくなる。
そこで、携帯端末10の周囲の状態を表すコンテキストデータの時系列変化に基づいて、コンテキストデータを収集する時間間隔を決定するような構成であってもよい。これにより、携帯端末10の周囲の状態の変化に応じて収集間隔を調整できて、携帯端末10の周囲の状態に合う情報をタイムリーに提供しつつ、コンテキストデータを収集する処理にかかる負荷を抑えることができる。
実施例4における情報収集システム1においては、サーバ20のパラメータ決定部24が、履歴DB22を参照して、コンテキストデータの「変化傾向」及び収集処理等の「実行頻度」を算出し、データテーブル21に設定する。なお、実施例4における情報収集システム1の構成は、実施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
例えば、パラメータ決定部24は、履歴DB22を参照して、データ種別ごとの変化傾向を特定する。図17は、実施例4における変化傾向の特定例を示す説明図である。パラメータ決定部24は、履歴DB22に蓄えられた所定の期間を、長さが異なる複数の単位時間の各々の単位時間で分割し、各々の単位時間当たりの変化量を、変化傾向として特定する。データ種別ごとに決定する例としては、例えば、パラメータ決定部24は、データ種別の判定条件に含まれる継続時間そのものと、継続時間を「10倍」した時間、「1/10倍」した時間を複数の単位時間とする。本実施例では、複数の単位時間を、「1秒」、「1分」、「10分」、「1時間」とする。
また、各々の単位時間当たりの変化量の特定例について、パラメータ決定部24は、各単位時間の変化量を算出する。そして、各単位時間の変化量が所定の範囲内であれば、各々の単位時間当たりの変化量を、所定の範囲内であると特定する。また、所定の範囲は、各々の単位時間に対して複数個存在してもよい。例えば、データ種別が「気温」のコンテキストデータについて、所定の範囲が「5度未満」であるとする。そして、10分ごとの変化量が、「0度」、「1度」、「4度」というように、所定の範囲である「5度未満」であれば、パラメータ決定部24は、10分当たりの変化量を「5度未満」であると特定する。また、10分ごとの変化量が、「0度」、「8度」、「4度」というように、所定の範囲である「5度未満」でなければ、パラメータ決定部24は、10分当たりの変化量が特定できないとする。
また、各々の単位時間当たりの変化量の特定例について、ある単位時間当たりの変化量が特定できず、別の単位時間当たりの変化量が特定できるという場合もある。この場合、パラメータ決定部24は、特定できた単位時間の変化量を、変化傾向とする。例えば、パラメータ決定部24は、データ種別が「気温」のコンテキストデータについて、「1時間」当たりの変化量を特定できず「1秒」〜「10分」当たりの変化量は特定できた場合、変化傾向を「X度未満/1秒、Y度未満/1分、Z度未満/10分」とする。
図17の(a)では、データ種別が「気温」の例について、10分当たりの変化量と、1時間当たりの変化量とを特定した例を示す。図17の(a)の例では、携帯端末10の利用者が、「10:00〜10:15」では屋内におり、「10:15〜11:00」では屋外にいたものとする。パラメータ決定部24は、10分当たりの変化量を5度未満と特定するとともに、1時間当たりの変化量を15度未満と特定する。
図17の(b)では、データ種別ごとの変化傾向の特定結果を示す。パラメータ決定部24は、データ種別が「位置」のコンテキストデータを「特定の変化傾向なし」と特定する。「特定の変化傾向なし」となる原因としては、例えば、携帯端末10の利用者が、事務所、徒歩、電車等、状況に応じて変化量が大きく変わるためである。また、パラメータ決定部24は、データ種別が「気温」のコンテキストデータを「0.1度未満/1秒、0.5度未満/1分、5度未満/10分、15度未満/1時間」と特定する。同様に、パラメータ決定部24は、データ種別が「予想最高気温」のコンテキストデータを「0度/1秒、0度/1分、0度/10分、1度/1時間」と特定する。
パラメータ決定部24は、データ種別ごとに、特定した変化傾向に基づいて実行頻度を決定する。具体的には、パラメータ決定部24は、特定の変化傾向がある場合、該当のデータ種別の有効最小桁単位と、変化傾向に含まれる各単位時間の変化量とを比較して、有効最小桁単位より変化量が大きい単位時間を特定する。そして、パラメータ決定部24は、特定した単位時間のうちの最小の単位時間を、該当のデータ種別の実行頻度として決定する。また、パラメータ決定部24は、特定の変化傾向がない場合、各単位時間のうちの、該当のデータ種別の継続時間以下の時間で最大のものを、該当のデータ種別の実行頻度として決定する。
図18は、実施例4における実行頻度の決定例を示す説明図である。図18の(a)では、データ種別が「位置」、「気温」、「予想最高気温」についての実行頻度の決定例を示す。データ種別が「位置」については、特定の変化傾向がないため、パラメータ決定部24は、複数の単位時間のうちの、「位置」の継続条件である「30分」以下の時間で最大となる「10分」を実行頻度として決定する。また、データ種別が「気温」については、特定の変化傾向があるため、パラメータ決定部24は、有効最小桁単位「1度」より変化量が大きい「10分」、「1時間」のうち、より小さい「10分」を実行頻度として決定する。また、データ種別が「予想最高気温」については、特定の変化傾向があるため、パラメータ決定部24は、有効最小桁単位「1度」より変化量が大きい「1時間」を実行頻度として決定する。図18の(b)では、データ種別が「位置」、「気温」、「予想最高気温」について決定した実行頻度を示す。
また、パラメータ決定部24は、決定した実行頻度に基づいて、コンテキストデータ判定処理の実行頻度を決定する。コンテキストデータ判定処理の判定結果は、コンテキストデータ収集処理より短い間隔でコンテキストデータ判定処理を行っても、変化することがない。例えば、位置情報は10分単位でしか更新されないので、1秒間隔でコンテキストデータ判定処理を実行しても、位置情報が更新されるまではコンテキストデータ判定処理の判定結果は変わらない。このようなコンテキストデータ判定処理は無駄な処理であり、処理負荷が高くなる原因となる。そこで、パラメータ決定部24は、決定した実行頻度のうちの最小の実行頻度を、コンテキストデータ判定処理の実行頻度に決定する。図18の例では、決定した実行頻度のうちの最小の実行頻度が「10分」であるため、パラメータ決定部24は、コンテキストデータ判定処理の実行頻度を、「10分」に決定する。
以上の処理の結果、図3に示すように、データテーブル21の「実行頻度」及び「変化傾向」が設定される。
以上のような構成により、携帯端末10の周囲の状態の変化に応じて収集間隔を調整できて、携帯端末10の周囲の状態に合う情報をタイムリーに提供しつつ、コンテキストデータを収集する処理にかかる負荷を抑えることができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した各実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。例えば、図11A乃至C、図14又は図16に示す各処理は、上記の順番に限定されるものではなく、処理内容を矛盾させない範囲において、同時に実施してもよく、順序を入れ替えて実施してもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、起動制御部12と情報取得部13とを統合したり、パラメータ決定部24を無効化期間決定部とパラメータ設定部とに分散したりすることもできる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[無効化期間の最適化]
なお、実施例1において設定した「無効化期間」を最適化したい場合が考えられる。例えば、無効化期間の設定による処理負荷の削減率の目標値を設定し、当該目標値を達成できるように無効化期間を拡大するような場合がある。以下、例えば、処理負荷の削減率の目標値を「83.3%」と設定した場合について説明する。
この場合、例えば無効化期間に所定の係数を乗算するような構成であってもよい。実施例1において、設定される無効化期間が「16:00〜10:00」であるとすると、無効化期間の設定による処理負荷の実際の削減率は「75%」であり、上で述べた目標値を達成しない。この場合、目標値を達成するために、例えば無効化期間を実際の削減率で除算し、さらに削減率の目標値を乗算することにより、無効化期間を修正するような構成であってもよい。上記の例においては、修正後の無効化期間は「15:00〜11:00」となる。
また、無効化期間を修正する代わりに、無効化期間の設定の際に用いた所定の条件の変更を提案するような構成であってもよい。実施例1においては、所定の条件は「気温」が「29度以上」であることであったが、例えば「30.3度以上」に修正することによっても、上で述べた目標値を達成できる。この場合、「10:00」と「11:00」の気温も所定の条件を満たさなくなるため、修正後の無効化期間は「16:00〜12:00」となる。
[起動パラメータの記憶場所]
以上の実施例においては、携帯端末10が起動パラメータ11を有していたが、これに限られず、サーバ20が起動パラメータ11を有するような構成であってもよい。この場合、例えば、サーバ20の起動制御部25が起動パラメータ11に記憶されるタイミングに携帯端末10に命令を送信し、命令を受信した携帯端末10の起動制御部12がコンテキストデータの収集処理を起動する。
[所定の条件を満たすまでの所要期間]
また、実施例2において、携帯端末10が判定対象となる地域以外に存在する場合に位置情報以外のコンテキストデータの収集処理及び判定処理を抑制する構成を開示したが、位置情報そのものの収集処理を抑制する構成も考えられる。例えば、「東京都」を判定対象とする場合において携帯端末10が「北海道」に存在し、かつ携帯端末10が「東京都」に移動するまでの所要時間が「3時間」であるような場合が考えられる。この場合、少なくとも3時間の間は、位置情報が判定条件を満たす可能性がないため、その間は無駄に位置情報の取得処理が行われる。
この場合、例えば起動パラメータ11の「データ種別」が「位置」である行において、「無効化期間」に「3時間」を設定するような構成であってもよい。これにより、携帯端末10及びサーバ20における無駄な処理をさらに抑制し、処理負荷を軽減することができる。
[携帯端末のハードウェア構成]
次に、図19及び図20を参照して、携帯端末10及びサーバ20のハードウェア構成について説明する。図19は、携帯端末のハードウェア構成の一例を示す図である。実施例に係る携帯端末2000は、図19に示すように、RF回路2001、アンテナ2002、プロセッサ2004、記憶装置2005、入力装置2006、出力装置2007、温度計2011、湿度計2012、GPS2013及び時計2022を有する。RF回路2001、プロセッサ2004、記憶装置2005、入力装置2006、出力装置2007、温度計2011、湿度計2012、GPS2013及び時計2022は、バス2008で相互に接続される。また、アンテナ2002は、RF回路2001と接続されている。
RF回路2001は、アンテナ2002を介してサーバ20と通信を行う。例えば、RF回路2001、プロセッサ2004及び記憶装置2005により、図1に示した情報取得部13及び通知取得部15の機能が実現される。
また、プロセッサ2004及び記憶装置2005は、例えば、図1に示した、起動制御部12などの機能を実現する。
例えば、プロセッサ2004は、記憶装置2005に記憶されている各種プログラムを読み出して、記憶装置2005上に各種機能を実現するプロセスを生成する。そして、プロセッサ2004は、各部と共に、記憶装置2005上に生成されたプロセスを実行することで、各種処理を行う。
入力装置2006は、タッチパネルやキーボードなどであり、出力装置2007は、ディスプレイなどである。記憶装置2005の例として、HDD(Hard Disk Drive)のほか、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CD−ROM等の他のコンピュータ読み取り可能な記憶装置としてもよい。
温度計2011は、気温を測定するセンサであり、測定した気温をプロセッサ2004に出力する。湿度計2012は、湿度を測定するセンサであり、測定した湿度をプロセッサ2004に出力する。GPS(Global Positioning System)2013は、位置情報を取得するセンサであり、取得した位置情報をプロセッサ2004に出力する。時計2022は、現在時刻を取得し、プロセッサ2004に出力する。
[サーバ20のハードウェア構成]
図20は、サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。図20に示すように、コンピュータ3000は、通信インターフェース3001、プロセッサ3002、記憶装置3003、入力装置3004及び出力装置3005を有する。また、図20に示した各部は、バス3006で相互に接続される。
入力装置3004は、マウスやキーボードであり、出力装置3005は、ディスプレイなどであり、通信インターフェース3001は、NICなどのインターフェースである。通信インターフェース3001は、ネットワークを経由して、携帯端末10及び他システム30と通信を行う。記憶装置3003の例として、HDDのほか、ROM、RAM、CD−ROM等の他のコンピュータ読み取り可能な記憶装置としてもよい。
また、プロセッサ3002及び記憶装置3003は、例えば、図1に示した、パラメータ決定部24、起動制御部25、情報取得部26、判定部27及び通知部28などの機能を実現する。
例えば、プロセッサ3002は、記憶装置3003に記憶されている各種プログラムを読み出して、記憶装置3003上に各種機能を実現するプロセスを生成する。そして、プロセッサ3002は、各部と共に、記憶装置3003上に生成されたプロセスを実行することで、各種処理を行う。
10 携帯端末
11 起動パラメータ
12 起動制御部
13 情報取得部
15 通知取得部
20 サーバ
21 データテーブル
22 履歴DB
23 起動パラメータ
24 パラメータ決定部
25 起動制御部
26 情報取得部
27 判定部
28 通知部
30 他システム

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    装置が収集したコンテキストデータの変化に基づいて、前記コンテキストデータの変動周期を特定し、
    特定した前記変動周期に基づいて、前記コンテキストデータの収集を抑制する無効期間を前記装置に設定する
    処理を実行させることを特徴とする情報収集プログラム。
  2. 前記装置が収集した前記コンテキストデータを前記装置から受信し、前記コンテキストデータが所定の条件を満たすか否かを判定する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記設定する処理は、前記コンテキストデータの変動周期と前記所定の条件を満たすか否かの判定結果とに基づいて、前記無効期間を設定することを特徴とする請求項1に記載の情報収集プログラム。
  3. 前記設定する処理は、過去に収集された前記コンテキストデータが前記所定の条件を満たさない割合が所定値以上である期間を前記無効期間に決定し、前記無効期間の間、前記装置に前記コンテキストデータの収集を抑制させることを特徴とする請求項2に記載の情報収集プログラム。
  4. 前記装置が収集した前記コンテキストデータを前記装置から受信し、前記コンテキストデータを収集した前記装置の位置情報が所定の条件を満たすか否かを判定する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記判定する処理の結果、前記装置の位置情報が前記所定の条件を満たさないと判定された場合、前記装置の位置情報が前記所定の条件を満たすまで、前記装置の位置情報以外のコンテキストデータの収集処理を抑制することを特徴とする請求項1に記載の情報収集プログラム。
  5. 装置が収集したコンテキストデータの変化に基づいて、前記コンテキストデータの変動周期を特定する特定部と、
    特定した前記変動周期に基づいて、前記コンテキストデータの収集を抑制する無効期間を前記装置に設定する設定部と
    を有することを特徴とする情報収集装置。
  6. コンピュータが、
    メモリと、前記メモリに接続されるプロセッサとを有し、
    前記プロセッサが、
    装置が収集したコンテキストデータの変化に基づいて、前記コンテキストデータの変動周期を特定し、
    特定した前記変動周期に基づいて、前記コンテキストデータの収集を抑制する無効期間を前記装置に設定する
    処理を実行することを特徴とする情報収集方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116955738A (zh) * 2023-09-19 2023-10-27 北京华鑫杰瑞计算机系统工程有限公司 基于网络足迹进行分析的用户行为预测系统

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