JP6981871B2 - 繊維製品用粉末洗浄剤組成物 - Google Patents
繊維製品用粉末洗浄剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6981871B2 JP6981871B2 JP2017249287A JP2017249287A JP6981871B2 JP 6981871 B2 JP6981871 B2 JP 6981871B2 JP 2017249287 A JP2017249287 A JP 2017249287A JP 2017249287 A JP2017249287 A JP 2017249287A JP 6981871 B2 JP6981871 B2 JP 6981871B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- less
- carbon atoms
- mass
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/16—Organic compounds
- C11D3/37—Polymers
- C11D3/3703—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C11D3/3711—Polyacetal carboxylates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/38—Cationic compounds
- C11D1/65—Mixtures of anionic with cationic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D17/00—Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
- C11D17/06—Powder; Flakes; Free-flowing mixtures; Sheets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D3/00—Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
- C11D3/02—Inorganic compounds ; Elemental compounds
- C11D3/04—Water-soluble compounds
- C11D3/10—Carbonates ; Bicarbonates
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06L—DRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
- D06L1/00—Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods
- D06L1/12—Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using aqueous solvents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/02—Anionic compounds
- C11D1/12—Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/02—Anionic compounds
- C11D1/12—Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof
- C11D1/14—Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof derived from aliphatic hydrocarbons or mono-alcohols
- C11D1/146—Sulfuric acid esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D1/00—Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
- C11D1/38—Cationic compounds
- C11D1/62—Quaternary ammonium compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11D—DETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
- C11D2111/00—Cleaning compositions characterised by the objects to be cleaned; Cleaning compositions characterised by non-standard cleaning or washing processes
- C11D2111/10—Objects to be cleaned
- C11D2111/12—Soft surfaces, e.g. textile
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Description
一方で、生活者の衛生意識の高まりに伴い、衣料のにおいや菌に対する関心も高まってきている。衣料には皮膚常在菌や環境中に存在する様々な菌が付着し繁殖していることが知られている。衣料に付着している菌の増殖を抑制する手段として、第4級アンモニウム界面活性剤を使用することが知られている。
特許文献2には、特定のアミン化合物、スルホン酸塩、特定の非イオン界面活性剤及び水溶性無機塩、任意成分としてカチオン界面活性剤と表面被覆剤としてのポリマーを含有し、洗浄力、保存による耐変色性、被洗浄物の変褪色防止性に優れる粒状洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献3には、界面活性剤。可溶性洗浄力ビルダー、脂肪酸セッケン、第四級アンモニウム塩及びシリコーン液体抑泡剤を含有し、濯ぎ性に優れた粒状洗剤組成物が記載されている。
(a2)成分の含有量と、(a1)成分と(a2)成分の合計の含有量との質量比である(a2)成分/〔(a1)成分+(a2)成分〕が0以上0.15以下であり、
(a3)成分の含有量と、(a1)成分と(a3)成分の合計の含有量との質量比である(a3)成分/〔(a1)成分+(a3)成分〕が0以上0.15以下であり、
(b2)成分の含有量と(b1)成分の含有量との質量比である、(b2)成分/(b1)成分が0以上1.5以下である、
繊維製品用粉末洗浄剤組成物に関する。
(A)成分:下記(a1)成分、並びに任意の下記(a2)成分及び任意の下記(a3)
(a1)成分:スルホン酸基又はその塩を有するアニオン界面活性剤
(a2)成分:ポリオキシアルキレン基を有するノニオン界面活性剤
(a3)成分:アルキル硫酸エステル塩
(B)成分:下記(b1)成分、及び任意の下記(b2)成分
(b1)成分:下記一般式(1)において、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が15以上23以下であるカチオン界面活性剤
(b2)成分:下記一般式(1)において、R1の炭素数が8以上13以下であり、R2の炭素数が1以上3以下の炭化水素基であり、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が9以上14以下であるカチオン界面活性剤
(C)成分:無機炭酸塩及び無機炭酸水素塩から選ばれる1種以上のアルカリ剤
(D)成分:カルボン酸基又はその塩を有し、重量平均分子量が3000以上のポリマー
本発明者らは、アニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤とを含有する洗浄剤組成物に関して、アニオン界面活性剤において、特にアルキル硫酸エステル塩の含有量を制限することで、カチオン界面活性剤の殺菌効果をより向上することができることを見出した。また、洗浄剤組成物中のポリオキシエチレン基を有するノニオン界面活性剤の含有量を制限することで、洗浄時には泡立ち性に優れ、濯ぎ時には泡が消えやすくなることを見出した。更には、一般的に殺菌効果を有するカチオン界面活性剤の炭素数を制御することで、更に泡切れ性が向上することを見出した。
(A)成分は、下記(a1)成分、並びに任意の下記(a2)成分及び任意の下記(a3)である。(A)成分は、下記(a1)成分を含み、下記(a2)成分及び下記(a3)成分から選ばれる成分を任意に含む。
(a1)成分:スルホン酸基又はその塩を有するアニオン界面活性剤
(a2)成分:ポリオキシアルキレン基を有するノニオン界面活性剤
(a3)成分:アルキル硫酸エステル塩
(a1)成分は、スルホン酸基又はその塩を有するアニオン界面活性剤であり、洗浄時の泡立ち性に優れ、また繊維製品に付着した汚れの洗浄作用を有する。
(a1)成分としては、アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルキルスルホン酸又はその塩、アルケニルスルホン酸又はその塩、アルケニルスルホ脂肪酸エステル又はその塩が挙げられる。
(a1)成分の具体例としては、炭素数8以上20以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、炭素数8以上20以下のアルキル基を有するアルキルスルホン酸又はその塩、炭素数8以上20以下のアルケニル基を有するアルケニルスルホン酸又はその塩、及び炭素数8以上20以下のアルケニル基を有するアルケニルスルホ脂肪酸エステル又はその塩から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤が挙げられる。
炭素数8以上20以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸塩の塩を形成する対イオンは、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属塩、炭素数2以上8以下のアルカノールアミン塩などを挙げることができる。
(a2)成分は、ポリオキシアルキレン基を有するノニオン界面活性剤である。(a2)成分は、任意成分である。(a2)成分は、一般的には、繊維製品に付着した汚れの洗浄する作用を有するが、アニオン界面活性剤に比べて洗浄時の泡立ち性が劣り、又は本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物において濯ぎ時の泡切れ性が劣る場合があることから、本発明では使用量が制限される。
(a2)成分としては、下記一般式(3)で表されるノニオン界面活性剤がより好ましい。
R1a−(CO)xO−(AO)m−R2a (3)
〔式中、R1aは炭素数8以上18以下の脂肪族炭化水素基であり、AOは、炭素数2のアルキレンオキシ基及び炭素数3のアルキレンオキシ基から選ばれるアルキレンオキシ基であり、xは0又は1の数であり、mは、AOの平均付加モル数であり、3以上50以下の数であり、R2aは、水素原子又はメチル基である。〕
また、一般式(3)中のR1aの炭素数は、本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物の洗浄時の泡立ちを阻害しにくい点で、10以上が好ましく、そして、16以下が好ましく、14以下がより好ましい。
また、一般式(3)中のR1aの脂肪族炭化水素基としては、アルキル基及びアルケニル基から選ばれる脂肪族炭化水素基が挙げられ、アルキル基が好ましい。
一般式(3)中のxは、0又は1の数であり、洗浄性の点で0の数が好ましい。
一般式(3)中のmは、AOの平均付加モル数であり、繊維製品用粉末洗浄剤組成物の汚れの洗浄性をより向上できる点で、4以上が好ましく、5以上がより好ましく、6以上が更に好ましく、7以上が更に好ましく、そして、45以下が好ましく、40以下がより好ましく、35以下が更に好ましく、30以下が更に好ましく、25以下が更に好ましく、20以下が更に好ましく、18以下が更に好ましく、16以下が更に好ましく、14以下が更に好ましく、12以下が更に好ましい。
AOは、炭素数2のアルキレンオキシ基及び炭素数3のアルキレンオキシ基から選ばれるアルキレンオキシ基である。AOは、例えば、エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基から選ばれる1種以上の基が挙げられる。繊維製品用粉末洗浄剤組成物を用いて繊維製品を洗浄する時の泡立ち性が阻害しにくい点で、AOが、エチレンオキシ基を含むアルキレンオキシ基であることが好ましい。AOはエチレンオキシ基が好ましい。
(a3)成分は、アルキル硫酸エステル塩である。(a3)成分は、任意成分である。(a3)成分は、後述する(B)成分であるカチオン界面活性剤と複合体を形成することで、カチオン界面活性剤による殺菌効果を低下する作用が大きく、本発明では、使用量が制限される。
(a1)成分及び任意の(a3)成分以外のアニオン界面活性剤としては、例えば炭素数10以上18以下の脂肪酸又はその塩が挙げられる。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、及びマグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩から選ばれる1種以上が挙げられる。
本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物は、(a2)成分の含有量と、(a1)成分と(a2)成分の合計の含有量との質量比である(a2)成分/〔(a1)成分+(a2)成分〕は0以上0.15以下である。(a2)成分/〔(a1)成分+(a2)成分〕は、洗浄時の泡立ち性又は濯ぎ時の泡切れ性が向上できる点で、0.15以下であり、好ましくは0.14以下であり、より好ましくは0.13以下であり、更に好ましくは0.12以下であり、より更に好ましくは0.11以下であり、より更に好ましくは0.10以下であり、より更に好ましくは0.09以下であり、より更に好ましくは0.08以下であり、より更に好ましくは0.07以下であり、より更に好ましくは0.06以下であり、より更に好ましくは0.05以下であり、より更に好ましくは0.04以下であり、より更に好ましくは0.03以下であり、より更に好ましくは0.02以下であり、より更に好ましくは0.01以下であり、そして、0以上である。(a2)成分/〔(a1)成分+(a2)成分〕は、0であってもよい。
本発明の(B)成分は、下記(b1)成分、及び任意の下記(b2)成分である。(B)成分は、下記(b1)成分を含み、下記(a2)成分を任意に含む。
(b1)成分:下記一般式(1)において、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が15以上23以下であるカチオン界面活性剤
(b2)成分:下記一般式(1)において、R1の炭素数が8以上13以下であり、R2の炭素数が1以上3以下の炭化水素基であり、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が9以上14以下であるカチオン界面活性剤
(b1)成分は、前記一般式(1)において、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が15以上23以下であるカチオン界面活性剤である。
(b1)成分は、繊維製品に殺菌効果を付与することができ、また繊維製品の洗浄時の泡立ち性を維持しつつ、濯ぎ時の泡切れ性を向上することができる。
本発明の(b2)成分は、前記一般式(1)において、R1の炭素数が8以上13以下であり、R2の炭素数が1以上3以下の炭化水素基であり、R3及びR4は、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下の炭化水素基及び炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基から選ばれる基であり、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が、9以上14以下であるカチオン界面活性剤である。(b2)成分は、任意の成分である。
(b2)成分は洗浄液中の殺菌効果に優れ、また、繊維製品の洗浄時の泡立ち性を維持することができる。
(B)成分は、(b1)成分、及び任意の(b2)成分である。
本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物は、(b2)成分の含有量と(b1)成分の含有量との質量比である、(b2)成分/(b1)成分が0以上1.5以下である。(b2)成分/(b1)成分は、洗浄時の泡立ち性を維持しつつ、濯ぎ時の泡切れ性を向上することができる観点から、1.5以下であり、好ましくは1.4以下であり、更に好ましくは1.0以下であり、より好ましくは0.8以下であり、より更に好ましくは0.7以下であり、より更に好ましくは0.55以下であり、より更に好ましくは0.45以下であり、より更に好ましくは0.35以下であり、より更に好ましくは0.25以下であり、より更に好ましくは0.20以下であり、より更に好ましくは0.18以下であり、より更に好ましくは0.12以下であり、より更に好ましくは0.06以下であり、そして、0以上である。(b2)成分/(b1)成分は0であってもよい。
(C)成分は、無機炭酸塩及び無機炭酸水素塩から選ばれる1種以上のアルカリ剤である。(C)成分は、(D)成分のカルボン酸基又はその塩を十分にイオンに解離させることで、洗浄液中で充分に解離した(D)成分と(B)成分である第4級アンモニウム基を有するカチオン界面活性剤がイオン結合による複合体を形成しやすくする。これにより、(A)成分であるアニオン界面活性剤の存在下であっても、菌に対する殺菌作用が低下せずに殺菌効果を維持することができる。
(D)成分は、カルボン酸基又はその塩を有し、重量平均分子量が3000以上のポリマーである。特定の分子量の(D)成分を用いることで、(a1)成分が存在していても、(B)成分の殺菌効果の低下を抑制することができる。(D)成分としては、特に限定されるものではないが、ポリアクリル酸又はその塩及びアクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩から選ばれるポリマー〔以下、(D1)成分という〕が挙げられる。
ポリアクリル酸又はその塩としては、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム等が挙げられ、好ましくはポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウムが挙げられる。
アクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩としては、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー、アクリル酸とマレイン酸のコポリマーのナトリウム塩、アクリル酸とマレイン酸のコポリマーのカリウム塩等が挙げられ、好ましくはアクリル酸とマレイン酸のコポリマーのナトリウム塩、アクリル酸とマレイン酸のコポリマーのカリウム塩が挙げられる。アクリル酸とマレイン酸のコポリマーのモル比は、アクリル酸のモル数/マレイン酸のモル数として、好ましくは1/99以上、より好ましくは10/90以上、そして、好ましくは99/1以下、より好ましくは90/10以下である。
(D2)成分は、酸型モノマー構成単位/炭化水素型モノマー構成単位のモル比が、好ましくは20/80以上、より好ましくは30/70以上であり、そして、好ましくは90/10以下、より好ましくは80/20以下である。
(D2)成分は、構成モノマー中、前記マレイン酸型モノマー単位と前記炭化水素型モノマーの合計が80モル%以上、好ましくは90モル%以上、より好ましくは100モル%である。
この重量平均分子量は、下記の重量平均分子量の測定方法に従って測定することができる。
<重量平均分子量の測定方法>
(D)成分の重量平均分子量は、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)により測定を行い、換算標準物質により重量平均分子量(Mw)を求めることができる。
以下に、GPCの測定条件を示す。
・カラム:東ソー(株)製、商品名:TSK-GEL guard PWXL
東ソー(株)製、商品名:TSK-GEL G4000 PWXL
東ソー(株)製、商品名:TSK-GEL G2500 PWXL
・移動相:0.1mol/Lリン二水素カリウム及び0.1mol/Lリン酸二水素ナトリウムの水溶液/アセトニトリル=90/10(体積比)
・検出器:示差屈折率検出器
・カラム温度:40℃
・流速:1.0mL/min
・換算標準物質:ポリアクリル酸〔アメリカン・スタンダード・コーポレーション(AMERICANSTANDARDCORP)社製〕
・試料:固形分0.8gを含む重合体水溶液にイオン交換水を添加し、総液量が200mLとなるように調製し、この調製液から10μLを分取してカラムに注入する。
〔(E)成分〕
本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物は、(E)成分として、ゼオライト、トリポリリン酸塩及びアルカリ金属珪酸塩から選ばれる1種以上の金属イオン捕捉剤を含有することが好ましい。(E)成分は一般的には、繊維製品に付着した汚れの洗浄性を向上する為に使用される。しかしながら、本発明においては、とりわけ、(B)成分であるカチオン界面活性剤の殺菌効果を高める作用を有する。これは、(B)成分であるカチオン界面活性剤と(a1)成分及び任意の(a3)成分との複合体の菌への吸着性を高めるためである、又は(B)成分が(a1)成分及び任意の(a3)成分と複合体を形成していても、(B)成分であるカチオン界面活性剤の菌への作用を高めるためであると考えられる。
本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物は、更に以下の成分を含有することができる。
(i)洗浄剤粒子の流動性及び非ケーキング性の観点から、表面改質剤を含有してもよい。表面改質被覆剤としては、例えば、珪酸カルシウム、二酸化ケイ素、ベントナイト、タルク、クレイ等の粘土鉱物、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコールが挙げられる。表面改質剤の含量は保存安定性の点で、本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物中の20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましい。また、表面改質の点で、本発明の洗浄剤組成物中の1質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましく、5質量%以上がより好ましい。
(ii)ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤
(iii)セルラーゼ、アミラーゼ、ペクチナーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ等の酵素
(iv)蛍光染料、例えばチノパールCBS(商品名、チバスペシャリティケミカルズ製)やホワイテックスSA(商品名、住友化学(株)製)として市販されている蛍光染料
(v)ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止剤
(vii)色素、香料、抗菌防腐剤、シリコーン等の消泡剤
(viii)イオン交換水、水道水、イオン交換水に次亜塩素酸ナトリウムを、水の質量に対して0.1〜5mg/kg添加した水等の水
噴霧乾燥造粒法は、前記範囲の嵩密度や平均粒径を有する組成物を得るのに適している。
本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物は、衣類、タオル、寝具、寝具用の繊維製品(シーツ、枕カバーなど)などの繊維製品の洗浄に用いられる。これら以外の洗浄が可能な繊維製品も対象とすることができる。
本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物を用いた洗浄方法として、本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物と水とを混合して得た洗浄液を用いて、繊維製品を洗浄する、繊維製品の洗浄方法が挙げられる。
本発明は、本発明の繊維製品用粉末洗浄剤組成物とドイツ硬度が1°dH以上50°dH以下の水とを混合した洗浄液で、繊維製品を洗浄する、繊維製品の洗浄方法を提供する。
本発明の洗浄液のpHは、例えば、ガラス電極を用いて測定することができる。pHは、洗浄を行う際の洗浄液の温度で測定されたものであるが、25℃で測定されたものであってよい。
また、洗浄液の調製のため組成物と混合する水のドイツ硬度は1゜dH以上50゜dH以下から選択できる。
よって、洗浄液の調製のため組成物と混合する水は、アルカリ度0mg/L以上200mg/L以下、ドイツ硬度1゜dH以上50゜dH以下の水が挙げられる。
本明細書における水のドイツ硬度の具体的な測定方法を下記に示す。
〔試薬〕
・0.01mol/l EDTA・2Na溶液:エチレンジアミン四酢酸二ナトリウムの0.01mol/l水溶液(滴定用溶液、0.01 M EDTA-Na2、シグマアルドリッチ(SIGMA-ALDRICH)社製)
・Universal BT指示薬(製品名:Universal BT、(株)同仁化学研究所製)
・硬度測定用アンモニア緩衝液(塩化アンモニウム67.5gを28w/v%アンモニア水570mlに溶解し、イオン交換水で全量を1000mlとした溶液)
〔ドイツ硬度の測定〕
(1)試料となる水20mlをホールピペットでコニカルビーカーに採取する。
(2)硬度測定用アンモニア緩衝液2ml添加する。
(3)Universal BT指示薬を0.5ml添加する。添加後の溶液が赤紫色であることを確認する。
(4)コニカルビーカーをよく振り混ぜながら、ビュレットから0.01mol/l EDTA・2Na溶液を滴下し、試料となる水が青色に変色した時点を滴定の終点とする。
(5)全硬度は下記の算出式で求める。
硬度(°dH)=T×0.01×F×56.0774×100/A
T:0.01mol/l EDTA・2Na溶液の滴定量(mL)
A:サンプル容量(20mL、試料となる水の容量)
F:0.01mol/l EDTA・2Na溶液のファクター
手洗いの方法としては、繊維製品を手でもみ洗いする方法、繊維製品同士を手で擦り合わせる方法、繊維製品を繊維束を植毛したブラシなどの道具を用いて擦り洗いする方法などが挙げられる。
手洗いの場合、油汚れに対する洗浄力の向上の観点から、本発明の繊維製品用洗浄剤組成物は、水1Lに対して、好ましくは0.5g以上、より好ましくは0.7g以上、更に好ましくは1g以上であり、そして、好ましくは30g以下、より好ましくは20g以下、更に好ましくは10g以下、より更に好ましくは5g以下の濃度で用いられる。
本発明の繊維製品の洗浄方法では、洗浄液と繊維製品を最初に接触させてから10分以上60分以下経過後に、繊維製品を手洗い洗浄することが好ましい。例えば、本発明の繊維製品の洗浄方法では、洗浄液に10分以上60分以下浸漬した後、繊維製品を手洗い洗浄することができる。
<1>
下記(A)成分を10質量%以上40質量%以下、下記(B)成分を0.5質量%以上5質量%以下、下記(C)成分及び下記(D)成分を含有し、
(a2)成分の含有量と、(a1)成分と(a2)成分の合計の含有量との質量比である(a2)成分/〔(a1)成分+(a2)成分〕が0以上0.15以下であり、
(a3)成分の含有量と、(a1)成分と(a3)成分の合計の含有量との質量比である(a3)成分/〔(a1)成分+(a3)成分〕が0以上0.15以下であり、
(b2)成分の含有量と(b1)成分の含有量との質量比である、(b2)成分/(b1)成分が0以上1.5以下である、
繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(A)成分:下記(a1)成分、並びに任意の下記(a2)成分及び任意の下記(a3)
(a1)成分:スルホン酸基又はその塩を有するアニオン界面活性剤
(a2)成分:ポリオキシアルキレン基を有するノニオン界面活性剤
(a3)成分:アルキル硫酸エステル塩
(B)成分:下記(b1)成分、及び任意の下記(b2)成分
(b1)成分:下記一般式(1)において、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が15以上23以下であるカチオン界面活性剤
(b2)成分:下記一般式(1)において、R1の炭素数が8以上13以下であり、R2の炭素数が1以上3以下の炭化水素基であり、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が9以上14以下であるカチオン界面活性剤
(C)成分:無機炭酸塩及び無機炭酸水素塩から選ばれる1種以上のアルカリ剤
(D)成分:カルボン酸基又はその塩を有し、重量平均分子量が3000以上のポリマー
(a1)成分が、炭素数8以上20以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、炭素数8以上20以下のアルキル基を有するアルキルスルホン酸又はその塩、炭素数8以上20以下のアルケニル基を有するアルケニルスルホン酸又はその塩、及び炭素数8以上20以下のアルケニル基を有するアルケニルスルホ脂肪酸エステル又はその塩から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤である、<1>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(a1)成分が、アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、好ましくは炭素数8以上20以下のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩を含み、(a1)成分中、前記アルキルベンゼンスルホン酸又はその塩の割合が、50質量%以上100質量%以下である、<1>又は<2>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(a2)成分が、下記一般式(3)で表されるノニオン界面活性剤である、<1>〜<3>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
R1a−(CO)xO−(AO)m−R2a (3)
〔式中、R1aは炭素数8以上18以下の脂肪族炭化水素基であり、AOは、炭素数2のアルキレンオキシ基及び炭素数3のアルキレンオキシ基から選ばれるアルキレンオキシ基であり、xは0又は1の数であり、mは、AOの平均付加モル数であり、3以上50以下の数であり、R2aは、水素原子又はメチル基である。〕
一般式(3)において、AOがエチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基から選ばれる1種以上の基である、<4>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
一般式(3)において、AOがエチレンオキシ基である、<5>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(a3)成分のアルキル基の炭素数が、炭素数10以下炭素数16以上である、<1>〜<6>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(a3)成分が、炭素数10以上16以下の直鎖アルキル基を有するアルキル硫酸エステル塩である、<7>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(a3)成分が、全アルキル基中の炭素数12以上16以下の直鎖アルキル基の割合が50質量%以上100質量%以下であるアルキル硫酸エステル塩である、<8>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(a3)成分が、全アルキル基中の炭素数12の直鎖アルキル基の割合が40質量%以上100質量%以下であるアルキル硫酸エステル塩である、<9>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(E)成分として、ゼオライト、トリポリリン酸塩及びアルカリ金属ケイ酸塩から選ばれる1種以上の金属イオン捕捉剤を5質量%以上30質量%以下含有する、<1>〜<10>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(E)成分として、ゼオライト、トリポリリン酸塩及びアルカリ金属珪酸塩から選ばれる2種以上の金属イオン捕捉剤を含有する、<11>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(a3)成分の含有量と(B)成分の含有量との質量比である、(a3)成分/(B)成分が、0以上5.0以下である、<1>〜<12>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(b1)成分が、前記一般式(1)において、R1が、炭素数14以上16以下の脂肪族炭化水素基であり、R2が、炭素数1以上7以下の炭化水素基である、<1>〜<13>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(b1)成分が、前記一般式(1)において、R2が、炭素数1以上6以下のアルキル基である、<14>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(b1)成分が、前記一般式(1)において、R2が、メチル基、エチル基及びプロピル基から選ばれる基である、<15>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(b2)成分が、前記一般式(1)において、R1が、炭素数10以上13以下の脂肪族炭化水素基であり、R2が、炭素数1以上3以下のアルキル基である、<1>〜<16>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
前記一般式(1)において、(b2)成分であるR2が、メチル基、エチル基及びプロピル基から選ばれる基である、<17>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
前記一般式(1)において、R3及びR4が、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下の炭化水素基である、<1>〜<18>のいずれかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(D)成分が、重量平均分子量が3000以上100000以下のポリアクリル酸又はその塩及び重量平均分子量が3000以上100000以下のアクリル酸/マレイン酸コポリマー又はその塩から選ばれる1種以上のポリマーである、<1>〜<19>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
組成物中の(D)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比である、(D)成分/(B)成分が0.5以上10以下である、<1>〜<20>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(C)成分の含有量が10質量%以上60質量%以下である、<1>〜<21>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(C)成分の含有量が25質量%以上60質量%以下である、<22>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(C)成分が1価又は2価の金属の炭酸塩、炭酸アンモニウム塩、1価又は2価の金属の炭酸水素塩及び炭酸水素アンモニウム塩から選ばれる1種以上のアルカリ剤である、<1>〜<23>の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
前記の1価の金属の炭酸塩がアルカリ金属炭酸塩であり、1価の金属の炭酸水素塩がアルカリ金属炭酸水素塩であり、2価の金属の炭酸塩がアルカリ土類金属炭酸塩であり、2価の金属の炭酸水素塩がアルカリ金属炭酸水素塩である、<24>に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
手洗い洗浄用である<1>〜<25>の何れか1項記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
<1>〜<26>の何れか1項記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物と、ドイツ硬度が1°dH以上50°dH以下の水とを混合した洗浄液で、繊維製品を洗浄する、繊維製品の洗浄方法。
前記洗浄液と繊維製品とを最初に接触させた後、10分以上60分以下経過後に、繊維製品を洗浄する、<27>に記載の繊維製品の洗浄方法。
下記を用いて、表1〜4に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物を調製した。
〔(A)成分〕
・(a1)成分
(a1−1):ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム〔(a1)成分〕
・(a2)成分
(a2−1):ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル〔( )内の数値はオキシエチレン基の平均付加モル数〕
・(a3)成分
(a3−1):アルキル硫酸エステルナトリウム〔(a3)成分、アルキル基の組成:ラウリル基/ミリスチル基/パルミチル基=67/28/5(質量比)〕
(b−1):パルミチルトリメチルアンモニウムクロリド(和光純薬工業(株)製)
(b−2):ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド(和光純薬工業(株)製)
(c−1):炭酸ナトリウム(和光純薬工業(株)製)
(c−2):炭酸水素ナトリウム(和光純薬工業(株)製)
(d−1):ポリアクリル酸ナトリウム(重量平均分子量10000)
(e−1):シリケート(43質量%ケイ酸ナトリウム水溶液(TOKUYAMA SIAM SILICA CO.,LTD製)、表中には有効分の質量%を示した。)
(e−2):ゼオライト〔4A型ゼオライト、平均粒子径3μm(東ソー(株)製)〕
ポリエチレングリコール:シグマアルドリッチ製、Polyethylene glycol6000
カルボキシメチルセルロース:ダイセルファインケム(株)製、CMCダイセル1150
チノパールCBS:蛍光染料、BASF社製
チノパールDM:蛍光染料、BASF社製
酵素:サビナーゼ12T、ノボザイムズ社製、プロテアーゼ造粒物、造粒物1g中の酵素蛋白質の割合は80mg/g。表中の数値は、酵素蛋白質の質量を示す。
香料:香料組成物{( )内の数字は質量部、フェニルエチルアルコール(10)、カンファー(20)、シトロネラール(10)、l−メントール(20)、アルデヒドC−9(10)、ネロール(10)、ジフェニルオキサイド(20)〕
実施例及び比較例で得られた粉末洗浄剤組成物について、以下の評価を行った。結果を表1〜4に示す。
モラクセラ・オスロエンシスに対する殺菌効果を評価した。菌は、着用衣料から単離したMoraxella osloensis 49を使用した。予めSCD−LP寒天培地(日本製薬(株)製)にて菌を前培養し、洗浄剤組成物の濃度が1g/Lになるように洗浄剤組成物を完全に溶解させた洗浄液10mlに対し、菌液(初発菌数1.0×109CFU/ml)を0.1ml植菌した。振とう培養器を用いて25℃、150rpmで15分接触させた後、植菌後の洗浄液0.5mlをLP希釈液(日本製薬(株)製)4.5mlに滴下し、殺菌成分を不活化させた後、抽出液の段階希釈を行い、SCD−LP寒天培地(日本製薬(株)製)にて混釈後、37℃にて静置培養を1日行った。得られたコロニー数を計測し、滅菌イオン交換水で同様の処理をした生菌数の常用対数値から、各実施例または比較例の生菌数の常用対数値を引いたもの(対数値)を殺菌活性値とした。
この評価では、殺菌活性値が5以上を合格とし、殺菌活性値は高いほど殺菌効果が高いことを意味する。
<評価用繊維製品>
評価用繊維製品として肌着、綿メリヤス生地又は木綿/ポリエステルブロード混紡染着布を使用した。男性用Lサイズの丸首肌着(グンゼ株式会社製、商品名グンゼYG、綿100%、約100g/1着)3着の夫々の胸部に、下記人工汚染布2枚と下記泥汚れ汚染布1枚を縫い付けた。更に、上記肌着の襟部に、60℃に加熱した下記モデル皮脂汚れAを、3着で1gになるように(1着当たり約0.33g)、スポイド(φ:2mm)を用いて塗布した。この3着を評価用衣料とした。
(1)人工汚染布
使用した人工汚染布は、6cm×6cmの木綿/ポリエステルブロード混紡染着布(木綿/ポリエステル比=35/65、谷頭商店より購入)に、下記組成から成る人工汚垢を1枚当り100mgになるようグラビア塗工したものである。
・人工汚垢
下記A、B、C、D、Eを含有する組成物を人工汚垢とした。それぞれの質量%は、最終組成の人工汚垢中の割合であり、合計が100質量%となるようにBの量を調節した。A:モデル皮脂汚れ(人工汚垢中の質量%が、ラウリン酸0.44質量%、ミリスチン酸3.15質量%、ペンタデカン酸2.35質量%、パルチミチン酸6.31質量%、ヘプタデカン酸0.44質量%、ステアリン酸1.6質量%、オレイン酸7.91質量%、トリオレイン13.33質量%、パルミチン酸n−ヘキサデシル2.22質量%、スクアレン6.66質量%となる量で用いる)
B:塩化カルシウムの2水塩105mgを秤量し、蒸留水に溶かして1,000mlとして得た硬水
C:卵白レシチン液晶物1.98質量%(蒸留水80mlにアルギニン塩酸塩11.37g、ヒスチジン4.20g、セリン2.44gを溶解し、濃塩酸でpHを5.0に調整した後、この溶液と卵白レシチンをミキサーで十分混ぜ合わせて得た卵白レシチン液晶物)D:鹿沼赤土8.11質量%
E:カーボンブラック0.025質量%
使用した泥汚染布は、10cm×10cmの綿メリヤス(綿100%、谷頭商店より購入)を用いて、特開平10−204769号の段落0030〜0038に記載の製法により調製したものである。
モデル皮脂汚れAは、下記の組成を有していた。この組成は、前記人工汚垢におけるAと同じ質量比である。
・モデル皮脂汚れAの組成:
ラウリン酸0.44質量部、ミリスチン酸3.15質量部、ペンタデカン酸2.35質量部、パルチミチン酸6.31質量部、ヘプタデカン酸0.44質量部、ステアリン酸1.6質量部、オレイン酸7.91質量部、トリオレイン13.33質量部、パルミチン酸n−ヘキサデシル2.22質量部、スクアレン6.66質量部
モデル円形洗面器(底面の直径(内径)25cm、高さ15cmの円柱のアクリル製容器)に、水温30℃の水を3L投入した。この水は、イオン交換水に、ドイツ硬度が5°dH(Ca/Mg=7/3、質量比)又は10°dH(Ca/Mg=7/3、質量比)になるように塩化カルシウムと塩化マグネシウムを加え、更にアルカリ度が60mg/Lになるよう炭酸水素ナトリウムを加え、塩酸でpHを7に調整した水であった。次に、水に、粉末洗浄剤組成物を12g添加し溶解させた。評価衣料3枚を洗浄液に投じ、洗浄液に完全に浸る状態で30分間放置する。放置後、評価衣料1枚に付き人工汚染布を15秒、泥汚染布を30秒もみ洗い(布同士を擦り合わせながら1往復(約1秒)で1回と換算)する。その後、評価衣料を取り出し、評価衣料の含水量が評価衣料に対し100〜140%程度になるように洗面器から10cm上で絞った。その後、5分経過後に、洗面器の壁面にて、液面からの泡の高さを測定した。比較例の組成物の泡の高さを基準として、比較例よりも同等以上の泡立ちであることを合格とした。
モデル円形洗面器(底面の直径(内径)25cm、高さ15cmの円柱のアクリル製容器)に、水温30℃の水を3L投入した。この水は、イオン交換水に、ドイツ硬度が5°dH(Ca/Mg=7/3、質量比)又は10°dH(Ca/Mg=7/3、質量比)になるように塩化カルシウムと塩化マグネシウムを加え、更にアルカリ度が60mg/Lになるよう炭酸水素ナトリウムを加え、塩酸でpHを7に調整した水であった。
そこに前記の洗浄剤組成物の泡立ち性評価で最後に絞った評価衣料3枚を投入し、評価衣料をすすぎ水中でほぐした後、ほぐした評価衣料を1枚ずつ襟の部分を持って浴中から上に持ち上げ(浴中から洗面器上約5cmの高さまで衣類全体が抜け切るまで持ち上げる)、その後再び浴中に戻す。このような上下運動によるすすぎを1枚の評価衣料につき10回繰り返した後、評価衣料の含水量が肌着に対して100〜140%程度になるように洗面器から10cm上で絞り、3枚の肌着のすすぎ、脱水が終わった直後のすすぎ水の状態を観察し、下記の基準でポイントをつけ、すすぎ性を評価した。尚、比較例の組成物を最初に評価し、ランクを求めた。次に比較例と同じ方法で各実施例を評価した。比較例の評価ランクよりもランクが小さいことを合格とした。
6:液面全体に泡立高さ1cm以上の泡が残っている。
5:液面全体に泡が残っている(1cm未満)。
4:液面の1/2程度に泡(1cm未満)が残っているか、またはすすぎ水が洗面器底面を確認できないほど濁っている。
3:液面の1/4程度に泡(1cm未満)が残っているか、またはすすぎ水が洗面器底面をようやく確認できる程度に濁っている。
2:液面に細かい泡が残っているが、すすぎ水が底面を確認できるほど透明である。
1:液面に泡が残っておらず、すすぎ水が底面を確認できるほど透明である。
(1)人工汚染布
使用した人工汚染布は前記の人工汚染布を用いた。
(2)人工汚染布の洗浄
硬度が5°dH(Ca/Mg=6/4、質量比)の水1リットルに、表1〜4に記載の粉末洗浄剤組成物1gを入れた洗浄液(30℃)に、前記人工汚染布を5枚入れた。ターゴトメーターで、100回転、10分間の条件で洗浄した。
洗浄力は、汚染前の原布、及び人工汚染布の洗浄前後の550nmにおける反射率を測色色差計(日本電色工業株式会社製Z−300A)にて測定し、次式によって洗浄率(%)を求めた。汚染布5枚についてそれぞれ測定し平均値を求めた。洗浄率は30%以上が合格ラインであり、数値が高い方がより好ましい。
洗浄率(%)=100×[(洗浄後の人工汚染布の反射率−洗浄前の人工汚染布の反射率)/(原布の反射率−洗浄前の人工汚染布の反射率)]
表1〜4の実施例及び比較例に記載した繊維製品用粉末洗浄剤組成物は、いずれも合格であった。
Claims (9)
- 下記(A)成分を10質量%以上40質量%以下、下記(B)成分を0.5質量%以上5質量%以下、下記(C)成分及び下記(D)成分を含有し、
(a2)成分の含有量と、(a1)成分と(a2)成分の合計の含有量との質量比である(a2)成分/〔(a1)成分+(a2)成分〕が0以上0.15以下であり、
(a3)成分の含有量と、(a1)成分と(a3)成分の合計の含有量との質量比である(a3)成分/〔(a1)成分+(a3)成分〕が0以上0.15以下であり、
(b2)成分の含有量と(b1)成分の含有量との質量比である、(b2)成分/(b1)成分が0以上1.5以下である、
繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
(A)成分:下記(a1)成分、並びに任意の下記(a2)成分及び任意の下記(a3)
(a1)成分:スルホン酸基又はその塩を有するアニオン界面活性剤
(a2)成分:ポリオキシアルキレン基を有するノニオン界面活性剤
(a3)成分:アルキル硫酸エステル塩
(B)成分:下記(b1)成分、及び任意の下記(b2)成分
(b1)成分:下記一般式(1)においてR1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が15以上23以下であるカチオン界面活性剤
(b2)成分:下記一般式(1)において、R1の炭素数が8以上13以下であり、R2の炭素数が1以上3以下の炭化水素基であり、R1の炭素数とR2の炭素数の合計の数が9以上14以下であるカチオン界面活性剤
〔式中、R1は、炭素数8以上16以下の脂肪族炭化水素基であり、R2は、炭素数1以上10以下の炭化水素基であり、R3及びR4は、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下の炭化水素基及び炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基から選ばれる基であり、X−は陰イオンである。〕
(C)成分:無機炭酸塩及び無機炭酸水素塩から選ばれる1種以上のアルカリ剤
(D)成分:カルボン酸基又はその塩を有し、重量平均分子量が3000以上のポリマー - (E)成分として、ゼオライト、トリポリリン酸塩及びアルカリ金属ケイ酸塩から選ばれる1種以上の金属イオン捕捉剤を5質量%以上30質量%以下含有する、請求項1に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
- (a3)成分の含有量と(B)成分の含有量との質量比である、(a3)成分/(B)成分が、0以上5.0以下である、請求項1又は2に記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
- 前記一般式(1)において、R3及びR4が、それぞれ独立に、炭素数1以上3以下の炭化水素基である、請求項1〜3のいずれかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
- (D)成分が、重量平均分子量が3000以上100000以下のポリアクリル酸又はその塩及び重量平均分子量が3000以上100000以下のアクリル酸/マレイン酸コポリマー又はその塩から選ばれる1種以上のポリマーである、請求項1〜4の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
- (C)成分の含有量が10質量%以上60質量%以下である、請求項1〜5の何れかに記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
- 手洗い洗浄用である請求項1〜6の何れか1項記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物。
- 請求項1〜7の何れか1項記載の繊維製品用粉末洗浄剤組成物と、ドイツ硬度が1°dH以上50°dH以下の水とを混合した洗浄液で、繊維製品を洗浄する、繊維製品の洗浄方法。
- 前記洗浄液と繊維製品とを最初に接触させた後、10分以上60分以下経過後に、繊維製品を洗浄する、請求項8に記載の繊維製品の洗浄方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016252926 | 2016-12-27 | ||
JP2016252926 | 2016-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018104706A JP2018104706A (ja) | 2018-07-05 |
JP6981871B2 true JP6981871B2 (ja) | 2021-12-17 |
Family
ID=62709367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017249287A Active JP6981871B2 (ja) | 2016-12-27 | 2017-12-26 | 繊維製品用粉末洗浄剤組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6981871B2 (ja) |
WO (1) | WO2018124092A1 (ja) |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4704221A (en) * | 1986-10-22 | 1987-11-03 | The Procter & Gamble Company | Granular detergents which contain high levels of anionic surfactant that forms a middle-phase, surface treated with a water soluble cationic surfactant |
EP0896998A1 (en) * | 1997-08-14 | 1999-02-17 | The Procter & Gamble Company | Laundry detergent compositions comprising a saccharide gum degrading enzyme |
US6608021B1 (en) * | 1998-09-25 | 2003-08-19 | The Procter & Gamble Co. | Granular detergent composition having improved appearance and solubility |
AU2850100A (en) * | 1999-01-21 | 2000-08-07 | Procter & Gamble Company, The | Improved detergent compositions comprising hybrid zeolite builders |
ATE277999T1 (de) * | 1999-07-08 | 2004-10-15 | Procter & Gamble | Verfahren zur herstellung von amin- umsetzungsprodukt-teilchen |
EP1111034A1 (en) * | 1999-12-22 | 2001-06-27 | The Procter & Gamble Company | Laundry and cleaning and/or fabric care compositions |
JP2003306699A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-31 | Nippon Shokubai Co Ltd | 特定のポリマーを配合した洗剤組成物 |
EP1867707B1 (en) * | 2006-06-16 | 2011-09-07 | The Procter & Gamble Company | Detergent compositions |
JP5432345B2 (ja) * | 2011-10-14 | 2014-03-05 | 花王株式会社 | 衣料用粉末洗剤組成物及びその製造方法 |
WO2015098737A1 (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-02 | 花王株式会社 | 洗濯方法 |
-
2017
- 2017-12-26 WO PCT/JP2017/046700 patent/WO2018124092A1/ja active Application Filing
- 2017-12-26 JP JP2017249287A patent/JP6981871B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2018124092A1 (ja) | 2018-07-05 |
JP2018104706A (ja) | 2018-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5700469B2 (ja) | 衣料用粉末洗剤組成物 | |
US7553807B2 (en) | Surfactant-free detergent composition comprising an anti-soil redeposition agent | |
US12065626B2 (en) | Galactarate based metal sequestration composition | |
WO2015143644A1 (en) | Cleaning compositions containing cationic polymers, and methods of making and using same | |
JP6449010B2 (ja) | 洗濯方法 | |
JP6235120B2 (ja) | 処方物、食器用洗剤としてのそれらの使用方法、又は食器用洗剤の製造のためのそれらの使用方法、及びそれらの製造 | |
JP2009242643A (ja) | 自動食器洗浄機用液体洗浄剤組成物 | |
JP6981871B2 (ja) | 繊維製品用粉末洗浄剤組成物 | |
WO2017002759A1 (ja) | 衣料用粉末洗浄剤組成物 | |
JP7314120B2 (ja) | 粉末洗濯洗剤配合物 | |
JP6339131B2 (ja) | 衣料用粉末洗浄剤組成物 | |
WO2018097289A1 (ja) | 衣料用液体洗浄剤組成物 | |
WO2013047102A1 (ja) | 衣料用粉末洗剤組成物 | |
WO2018124090A1 (ja) | 繊維製品用粉末洗浄剤組成物 | |
JP2013043940A (ja) | 自動食器洗浄機用固体組成物 | |
JP5688318B2 (ja) | 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 | |
WO2018124091A1 (ja) | 繊維製品用粉末洗浄剤組成物 | |
JP6242440B2 (ja) | 衣料用粉末洗浄剤組成物 | |
JP2020063435A (ja) | 繊維製品用洗浄剤組成物 | |
JP6249424B2 (ja) | 衣料用粉末洗浄剤組成物 | |
JP5876023B2 (ja) | 衣料用粉末洗剤組成物 | |
JP6605952B2 (ja) | 繊維製品の手洗い用固形洗浄剤組成物 | |
TW202449128A (zh) | 清潔劑組合物 | |
WO2024166841A1 (ja) | 洗浄剤物品 | |
JP2004002869A (ja) | 衣料の洗濯方法及びそのための洗浄剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200910 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210608 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211116 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211118 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6981871 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |