JP6953886B2 - 半導体装置、電源装置、増幅器及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
上記のような熱処理を行った際のソース電極及びドレイン電極からのAlの拡散を抑制する方法としては、図1に示すように、Alが含まれているソース電極932及びドレイン電極933を覆うように、Ti等の材料により電極保護膜940を形成する方法がある。具体的には、図1に示される半導体装置は、基板910の上に、窒化物半導体のエピタキシャル成長により、バッファ層911、電子走行層921、電子供給層922、キャップ層923が積層して形成されている。電子供給層922の上には、ソース電極932及びドレイン電極933が形成されている。キャップ層923の上には、ゲート電極931が形成されており、ゲート電極931とソース電極932との間、ゲート電極931とドレイン電極933との間のキャップ層923の上には絶縁膜951が形成されている。
次に、第1の実施の形態における半導体装置について説明する。本実施の形態における半導体装置は、図2に示されるように、基板10の上に、窒化物半導体のエピタキシャル成長により、バッファ層11、電子走行層21、電子供給層22、キャップ層23が積層して形成されている。電子供給層22の上には、ソース電極32及びドレイン電極33が形成されている。ソース電極32とドレイン電極33との間のキャップ層23の上には、ゲート電極31が形成されている。尚、本実施の形態においては、電子走行層21を第1の半導体層と記載し、電子供給層22を第2の半導体層と記載する場合がある。
次に、第1の実施の形態における半導体装置の製造方法について説明する。
この後、レジストパターンを有機溶剤等により除去し、露出した電子供給層22の上に、ソース電極32及びドレイン電極33を形成する。具体的には、キャップ層23の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、ソース電極32及びドレイン電極33が形成される領域に開口部を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、Ti/Alにより形成される金属積層膜(Ti層、Al層の順に形成された金属積層膜)を真空蒸着により成膜した後、有機溶剤に浸漬させることにより、レジストパターンの上の金属積層膜をレジストパターンとともに、リフトオフにより除去する。これにより、電子供給層22の上に残存する金属積層膜により、ソース電極32及びドレイン電極33が形成される。
(半導体装置)
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態における半導体装置は、金属窒化物膜42をAlN等の絶縁性の高い材料により形成し、図7に示されるように、ソース電極32とドレイン電極33との間には、金属窒化物膜42は形成されているが、α−Ta膜41は形成されていないものである。本実施の形態は、ソース電極32及びドレイン電極33をオーミックコンタクトさせるための熱処理において、金属窒化物膜42によりキャップ層23の表面が酸化等されることを防ぐことができる。尚、金属窒化物膜42は絶縁性の高い材料により形成されているため、ソース電極32とドレイン電極33との間のキャップ層23の上に金属窒化物膜42が形成されていても、問題とはならない。
次に、第2の実施の形態における半導体装置の製造方法について説明する。
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態における半導体装置は、図12に示されるように、金属窒化物膜42が形成されていない構造のものである。例えば、ソース電極32及びドレイン電極33をオーミックコンタクトさせるための熱処理を行っても、α−Ta膜41が酸化等されなければ、金属窒化物膜42を形成する必要はない。具体的には、酸素等が含まれない高真空中において熱処理を行う場合等が想定される。
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、半導体デバイス、電源装置及び高周波増幅器である。
(付記1)
基板の上に、化合物半導体により形成された第1の半導体層と、
前記第1の半導体層の上に、化合物半導体により形成された第2の半導体層と、
前記第2の半導体層の上に形成されたソース電極及びドレイン電極と、
前記ソース電極及び前記ドレイン電極を覆うTa膜と、
前記第2の半導体層の上に形成されたゲート電極と、
を有し、
前記Ta膜は、α−Taにより形成されている、または、前記Ta膜は、α−Taがβ−Taよりも多く含まれていることを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記Ta膜の上には、金属窒化物により金属窒化物膜が形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記金属窒化物膜は、タンタル、チタン、アルミニウム、タングステンのいずれかを含むものの窒化物であることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記化合物半導体は、窒化物半導体であることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の半導体装置。
(付記5)
前記第1の半導体層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記第2の半導体層は、AlGaN、InAlN、InAlGaNのいずれかを含む材料により形成されていることを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の半導体装置。
(付記6)
前記第2の半導体層の上には、GaNを含む材料によりキャップ層が形成されており、
前記ゲート電極は、前記キャップ層の上に形成されていることを特徴とする付記1から5のいずれかに記載の半導体装置。
(付記7)
前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、アルミニウムを含むものにより形成されていることを特徴とする付記1から6のいずれかに記載の半導体装置。
(付記8)
付記1から7のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする電源装置。
(付記9)
付記1から7のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
(付記10)
基板の上に、化合物半導体により第1の半導体層を形成する工程と、
前記第1の半導体層の上に、化合物半導体により第2の半導体層を形成する工程と、
前記第2の半導体層の上に、ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
前記ソース電極及びドレイン電極を覆う前記Ta膜を形成する工程と、
前記Ta膜を形成した後、熱処理を行う工程と、
前記熱処理の後、前記第2の半導体層の上にゲート電極を形成する工程と、
を有し、
前記Ta膜は、α−Taにより形成されている、または、α−Taがβ−Taよりも多く含まれていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記11)
前記Ta膜を形成した後、前記Ta膜の上に金属窒化物膜を形成する工程を有し、
前記熱処理は、前記金属窒化物膜を形成した後に行うものであることを特徴とする付記10に記載の半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記金属窒化物膜は、タンタル、チタン、アルミニウム、タングステンのいずれかを含むものの窒化物であることを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記金属窒化物膜は、前記Ta膜の表面を窒化することにより形成したものであることを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)
前記Ta膜の窒化は、窒素プラズマを用いて行うものであることを特徴とする付記13に記載の半導体装置の製造方法。
(付記15)
前記Ta膜は、スパッタリングにより成膜された膜であることを特徴とする付記10から14のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)
前記Ta膜をスパッタリングにより成膜する際の基板温度は、200℃以上、300℃以下であることを特徴とする付記15に記載の半導体装置の製造方法。
(付記17)
前記Ta膜の厚さは、5nm以上、10nm以下であることを特徴とする付記10から16のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記18)
前記熱処理は、前記ソース電極及びドレイン電極をオーミックコンタクトさせるためのものであることを特徴とする付記10から17のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記19)
前記熱処理の温度は、400℃以上、1000℃以下であることを特徴とする付記10から18のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記20)
前記ソース電極及び前記ドレイン電極は、アルミニウムを含むものにより形成されていることを特徴とする付記10から19のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記21)
前記熱処理の温度は、アルミニウムの融点以上であることを特徴とする付記20に記載の半導体装置の製造方法。
(付記22)
前記化合物半導体は、窒化物半導体であることを特徴とする付記10から21のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記23)
前記第1の半導体層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記第2の半導体層は、AlGaN、InAlN、InAlGaNのいずれかを含む材料により形成されていることを特徴とする付記10から22のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
11 バッファ層
21 電子走行層(第1の半導体層)
21a 2DEG
22 電子供給層(第2の半導体層)
23 キャップ層
31 ゲート電極
32 ソース電極
33 ドレイン電極
41 α−Ta膜
42 金属窒化物膜
51 絶縁膜
52 層間絶縁膜
62 ソース配線
63 ドレイン配線
Claims (11)
- 基板の上に、化合物半導体により形成された第1の半導体層と、
前記第1の半導体層の上に、化合物半導体により形成された第2の半導体層と、
Alを含有し、前記第2の半導体層の上に形成されたソース電極及びドレイン電極と、
前記ソース電極及び前記ドレイン電極のそれぞれの側面及び上面の一部を覆うTa膜と、
前記第2の半導体層の上に形成されたゲート電極と、
を有し、
前記Ta膜は、α−Taにより形成されている、または、前記Ta膜は、α−Taがβ−Taよりも多く含まれていることを特徴とする半導体装置。 - 前記Ta膜の上には、金属窒化物により金属窒化物膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
- 前記金属窒化物膜は、タンタル、チタン、アルミニウム、タングステンのいずれかを含むものの窒化物であることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
- 請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする電源装置。
- 請求項1から3のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
- 基板の上に、化合物半導体により第1の半導体層を形成する工程と、
前記第1の半導体層の上に、化合物半導体により第2の半導体層を形成する工程と、
前記第2の半導体層の上に、Alを含有するソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
前記ソース電極及びドレイン電極のそれぞれの側面及び上面の一部を覆うTa膜を形成する工程と、
前記Ta膜を形成した後、熱処理を行う工程と、
前記熱処理の後、前記第2の半導体層の上にゲート電極を形成する工程と、
を有し、
前記Ta膜は、α−Taにより形成されている、または、α−Taがβ−Taよりも多く含まれていることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記Ta膜を形成した後、前記Ta膜の上に金属窒化物膜を形成する工程を有し、
前記熱処理は、前記金属窒化物膜を形成した後に行うものであることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記金属窒化物膜は、前記Ta膜の表面を窒化することにより形成したものであることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記Ta膜の窒化は、窒素プラズマを用いて行うものであることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記Ta膜は、スパッタリングにより成膜された膜であることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
- 前記Ta膜をスパッタリングにより成膜する際の基板温度は、200℃以上、300℃以下であることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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