JP6940765B2 - 光源装置、光学エンジン及びプロジェクタ - Google Patents
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Description
しかし、レンズの表面が光学支持部材から露出しているため、例えば、高光密度の短波長の光がレンズを透過する場合、光エネルギーが高くなって、空気中の塵埃等がレンズ外表面に吸着する可能性がある。この場合、光源装置の光学的性能が低下する。
複数の半導体レーザと、
前記半導体レーザに対応した複数のコリメートレンズを有するレンズアレイと、
各々の前記コリメートレンズから出射された光の光路を囲む内壁で構成された複数の貫通孔を有する囲み部材と、
を備え、
前記囲み部材の入射側の端面が前記レンズアレイの外縁面と全周にわたって接している。
上記の光源装置と、
筐体と、
を備え、
前記囲み部材が前記筐体の内部に配置されるように、弾性を有するシール部材を介して、前記光源装置及び前記筐体が接続されている。
上記の光源装置と、
前記光源装置から出射された光が入射する蛍光体ホイールと、
画像データに基づいて、前記蛍光体ホイールから出射された複数の波長帯域の光を順次変調して画像を形成する光変調手段と、
前記画像を拡大して投射する投射手段と、
を備えている。
はじめに、図1、図2、図3A及び図3Bを参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る光源装置の説明を行う。ここで、図1は、本発明の1つの実施形態に係る光源装置の概要を示す模式的な側面断面図である。図2は、囲み部材が装着されていない状態の光源装置の一例を示す模式的な斜視図である。図3Aは、囲み部材が装着されていない状態の光源装置の一例の内部構造を模式的に示す側面断面図である。図3Bは、図3Aに示す光源装置の内部構造を直交方向から見た側面断面図である。
なお、図2に示すように、更に金具70を用いて、パッケージ12及びレンズアレイ6を固定することもできるし、金具を用いて、囲み部材60もパッケージ12及びレンズアレイ6に固定することもできる。
半導体レーザ4、立上ミラー16及び透光性部材14の何れも、レンズアレイ6及びパッケージ12で形成された外気から遮断された内部空間の中に配置されているので、塵埃等が付着して光学特性が低下することを抑制できる。
ただし、これに限られるものではなく、例えば、10個(2x5)の半導体レーザ及びそれに対応した10個の立上ミラーが実装され、これに対応した10個のコリメートレンズを有するレンズアレイを用いることもできるし、その他の任意の数の半導体レーザ、立上ミラー、コリメートレンズを有する光源装置を用いることができる。
ただしこれに限られるものではなく、例えば、発振波長が紫外から緑色領域の任意の波長域の窒化物半導体レーザを用いることも考えられるし、赤色や赤外のGaAs系半導体レーザ半導体レーザを用いることも考えられる。
以上のように、製造容易な構造でコリメートレンズへの塵埃等の付着を抑制可能な光源装置を提供できる。
D ≦ L の関係を有することが好ましく、2D ≦ L の関係を有することがより好ましく、3D ≦ L の関係を有することが更に好ましい。
なお、Dに比べてLの寸法が大きい方が、塵埃等がコリメートレンズ8に付着しにくい傾向を示すが、Lの寸法が著しく大きい場合には、製造コストが上昇したり、小型化が困難になる可能性もある。よって、用途や使用環境により、上記の相反する事象を考慮しながら、最適なLの寸法を定めることが好ましい。
次に、図4、図5A及び図5Bを参照しながら、本発明の1つの実施形態に係る光学エンジンの概要を説明する。ここで、図4は、本発明の1つの実施形態に係る光学エンジンの概要を示す模式的な斜視図である。図5Aは、図4の矢視V−V断面図(斜視図)である。図5Bは、図5Aに示す光学エンジンの光源装置領域を拡大して示した模式的な断面図(斜視図)である。
囲み部材60が筐体30の内部に配置されているので、塵埃等がコリメートレンズ8に付着するのを更に効果的に抑制できる。
図5Bに示すように、本実施形態に係る光学エンジン2は、レンズアレイ6から出射された光が通過する開口32を備える筐体30と、光源装置10の囲み部材60及び筐体30の間を接続する弾性を有するシール部材20とを備える。シール部材20は、囲み部材60が挿入される開口を備えており、開口を囲むように配置された弾性材からなる外縁部で構成されている。
筐体30の材質として、樹脂材料、金属材料をはじめとする任意の材料を採用することができる。シール部材20の材質として、弾性を有する任意のゴム材料や樹脂材料を採用することができる。
これにより、圧縮された弾性を有するシール部材20により、囲み部材60のフランジ部66と筐体30とをシール状態で接続できるので、高温になっても所謂光集塵効果によりレンズアレイ6に塵埃等の付着が付着することを効果的に抑制できる。
このような嵌合構造により、光源装置10の筐体30に対する位置決めを容易に確実に行うことができる。なお、段差部28A及び凸部28Bには直接圧縮力は加わらないので、シール部材20に圧縮力を加えた場合であっても、確実に嵌合構造を維持することができる。
本実施形態に係る光学エンジン2は、更にヒートシンク40を備える。ヒートシンク40の取付面42は、光源装置10のパッケージ12の出射側と反対側の端面12Bに接している。本実施形態に係るヒートシンク40は、複数のフィン44を有する櫛形のアルミ製ヒートシンクであり、光学エンジン2を効果的に冷却することができる。ただし、ヒートシンクは、これに限られるものではなく、既知の任意の材料、構造を有する任意のヒートシンクを用いることができる。
更に、本実施形態では、ヒートシンク40及び筐体30を繋げる接続部材により、ヒートシンク40、パッケージ12、レンズアレイ6、囲み部材60,シール部材20及び筐体30が固定されている。
次に、図6を参照しながら、上記の接続部材によるヒートシンク40、パッケージ12、レンズアレイ6、囲み部材60、シール部材20及び筐体30を固定する取付構造について説明する。図6は、図4に示す光学エンジンにおいて、スペーサ及び接続部材を用いた光学エンジンの取付構造の一例を模式的に示す側面断面図である。なお、シール部材20の段差部28Aの部分は、省略して示してある。
これにより、スペーサ50の長さに応じて、最適な距離Wで光学エンジン2の主要構成部材を固定することができる。特に、シール部材20が最適な圧縮力を発揮するように、シール部材20の圧縮量を確実に設定することができる。最適な距離Wは、シール部材20が十分な弾性力を発生し、かつ圧縮荷重を取り除けば元に戻る弾性変形領域にある距離であることが好ましい。最適な距離Wは、シール部材20の材料特性に応じて適宜定めることができる。
次に、図7を参照しながら、上述の実施形態で示した光源装置10や光学エンジン2を、いわゆる1チップ方式のDLPプロジェクタにおける光学エンジンとして用いる場合を説明する。図7は、本発明の1つの実施形態に係るプロジェクタの概要を示す模式図あって、プロジェクタを上から見た模式的な平面図である。
4 半導体レーザ
6 レンズアレイ
6A 出射側の外縁面
6B 入射側の外縁面
8 コリメートレンズ
10 光源装置
12 パッケージ
12A 出射側の端面
12B 出射側と反対側の端面
12C 側壁部
12D 基板部
12E 本体部
14 透光性部材
16 立上ミラー
18 リード
20 シール部材
22 シール部材の第1面
24 シール部材の第2面
26 開口
28A 段差部
28B 凸部
30 筐体
32 開口
32A 開口内面
34 開口の周囲
40 ヒートシンク
42 取付面
44 フィン
46 締結面
50 スペーサ
52 接続部材
54 ワイヤ
56 中継部
60 囲み部材
60A 入射側の端面
60B 出射側の端面
62 貫通孔
64 内壁
66 フランジ部
66A 入射側の外縁面
66B 出射側の外縁面
70 金具
100 プロジェクタ
110 蛍光体ホイール
120 受光レンズ
130 駆動モータ
140 DMD素子
150 投射レンズ
SC スクリーン
Claims (8)
- 複数の半導体レーザと、
前記半導体レーザに対応した複数のコリメートレンズを有するレンズアレイと、
各々の前記コリメートレンズから出射された光の光路を囲む内壁で構成された複数の貫通孔を有する囲み部材と、
を備え、
前記囲み部材の入射側の端面が前記レンズアレイの外縁面と全周にわたって接しており、
前記内壁が格子状に形成された板状部材により形成されていることを特徴とすることを特徴とする光源装置。
- 前記貫通孔の光の進行方向における長さをL、前記貫通孔の光の進行方向と略直交する方向における一辺の長さ若しくは一辺に相当する値、または直径若しくは直径に相当する値をDとすると、
2D ≦ L
の関係を有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
- 前記囲み部材の入射側の端面の各貫通孔の周囲領域が、前記レンズアレイの出射側の面と接していることを特徴とすることを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
- 前記囲み部材が金属材料から構成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の光源装置。
- 請求項1から4の何れか1項に記載の光源装置と、
筐体と、
を備え、
前記囲み部材が前記筐体の内部に配置されるように、弾性を有するシール部材を介して、前記光源装置及び前記筐体が接続されていることを特徴とする光学エンジン。
- 前記囲み部材の入射側の端部の周囲にフランジ部が形成され、
前記シール部材の第1面が前記フランジ部の面と全周にわたって接し、前記シール部材の前記第1面とは反対側に位置する第2面が前記筐体の入射側の開口の周囲と全周にわたって接しており、
前記シール部材が圧縮された状態で前記フランジ部及び前記筐体の間に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の光学エンジン。
- 請求項1から4の何れか1項に記載の光源装置と、
前記光源装置から出射された光が入射する蛍光体ホイールと、
画像データに基づいて、前記蛍光体ホイールから出射された複数の波長帯域の光を順次変調して画像を形成する光変調手段と、
前記画像を拡大して投射する投射手段と、
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
- 複数の半導体レーザと、
前記半導体レーザに対応した複数のコリメートレンズを有するレンズアレイと、
各々の前記コリメートレンズから出射された光の光路を囲む内壁で構成された複数の貫通孔を有する囲み部材と、を備える、
前記囲み部材の入射側の端面が前記レンズアレイの外縁面と全周にわたって接している光源装置と、
筐体と、
を備え、
前記囲み部材が前記筐体の内部に配置されるように、弾性を有するシール部材を介して、前記光源装置及び前記筐体が接続されていることを特徴とする光学エンジン。
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