JP6934768B2 - 防護柵 - Google Patents
防護柵 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6934768B2 JP6934768B2 JP2017143885A JP2017143885A JP6934768B2 JP 6934768 B2 JP6934768 B2 JP 6934768B2 JP 2017143885 A JP2017143885 A JP 2017143885A JP 2017143885 A JP2017143885 A JP 2017143885A JP 6934768 B2 JP6934768 B2 JP 6934768B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- horizontal
- vertical
- guard fence
- distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 46
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 30
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 22
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 8
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 6
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 6
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000005381 potential energy Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000116 mitigating effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Fencing (AREA)
Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る防護柵100を示す正面図である。防護柵100は、斜面等の地形の下部に設置され、斜面等からの落石や土砂を防護柵100の下方に流出しないようにするためのものである。よって、例えば斜面の上から落石が速度をもって防護柵100に衝突するため、防護柵100は、その落石の衝撃を緩和し、かつ防護柵100よりも下方に落石が流出しないように保持する必要がある。
図1に示されているように、横ロープ10の長さlは、隣合った支柱30の間の距離Lよりも長くなっている。従って、横ロープ10は、両端部の支柱30との固定部31よりも中央部が下方にある。縦ロープ20は、図1の状態の横ロープ10の間の間隔が離間しないようにワイヤクリップ90で横ロープ10に固定されている。
(1)実施の形態1に係る防護柵100は、所定の距離Lを隔てて立設された支柱30と、両端部を隣合った支柱30のそれぞれに固定された横ロープ10と、隣合った支柱30の上部間に渡された上弦材40と、隣合った支柱30の下部間に渡された下弦材50と、を備える。横ロープ10は、隣合った支柱30の間の距離Lよりも長い。
このように構成されることにより、防護柵100は、支柱30に懸垂された横ロープ10のたるみにより、落石等の衝撃を緩和させつつ受け止めることができる。受けた衝撃が所定範囲内であれば、落石等を受け止めた後も防護柵100は性能が変わらないため、比較的小規模の落石等があるごとに修理又は交換をする必要が無い。
このように構成されることにより、防護柵100は、横ロープ10が落石等から受ける荷重を分散させることができるため、耐衝撃性能が向上する。
このように構成されることにより、防護柵100は、落石等から受けた荷重を強度の高い支柱30及び上弦材40に分散して伝達できるため、横ロープ10及び縦ロープ20が受けられる荷重が増加する。ひいては、防護柵100の耐衝撃性能が向上する。
このように構成されることにより、防護柵100に落石等が衝突した際に、複数の横ロープ10が連動して変位するため、確実に落石等の速度を緩和させることができる。
(6)実施の形態1に係る防護柵100によれば、緩衝材70、80は、横ロープ10と上弦材40との間の縦ロープ20に取り付けられる。
(7)実施の形態1に係る防護柵100によれば、緩衝材70、80は、横ロープ10と下弦材50との間の縦ロープ20に取り付けられる。
このように構成されることにより、防護柵100は、横ロープ10の変位による衝撃吸収の他に縦ロープ20に取り付けられた緩衝材70、80により落石等の衝突のエネルギーを緩和させることができる。よって、防護柵100の耐衝撃性能が向上する。
(9)実施の形態1に係る防護柵100によれば、緩衝材80は、弾性力によりエネルギーを吸収する。
(10)実施の形態1に係る防護柵100によれば、緩衝材は、弾性力によりエネルギーを吸収する第1緩衝材80と、摩擦によりエネルギーを吸収する第2緩衝材70と、を縦ロープ20に複数直列に取り付けて構成される。
このように構成されることにより、防護柵100は、落石等の規模に応じた衝撃に対応できる。例えば、比較的規模の小さい落石等に対しては弾性力によりエネルギーを吸収しつつ、緩衝材80は設置当初の状態に復元可能であるため、比較的規模の小さい落石等を複数回受けても防護柵100の性能が低下することがない。また、比較的規模の大きい落石等に対しては、摩擦力によりエネルギーを吸収することにより防護柵100の性能を高くすることができる。また、弾性力による緩衝材により、縦ロープ20は、横ロープ10の変位に追従させることができるため、上記(1)で述べた横ロープ10による衝撃吸収に対して適した構成となる。
(12)実施の形態1に係る防護柵100によれば、防護ネット60は、上下方向の長さが支柱30が立設された地面から上弦材40までの距離Hよりも長い。
(13)実施の形態1に係る防護柵100によれば、防護ネット60の上下方向の長さと距離Hとの差は、横ロープ10の両端の固定部31同士を結んだ仮想線と横ロープ10を支柱30の間に懸垂させた状態の最下点との距離Pよりも長い。
このように構成されることにより、防護柵100は、土砂などの細かいものが防護柵100に衝突しても谷側に流出させるのを防止することができる。また、防護ネット60は、下端部に余長部61があるため、土砂及び落石等が防護柵100に衝突し、防護ネット60、横ロープ10、及び縦ロープ20が谷側に凸した場合であっても、防護柵100の下部に隙間が生じない。よって、上記(1)のように横ロープ10の変位により衝撃を吸収させつつ、土砂等を谷側に流出させることがない構造になっている。
Claims (12)
- 所定の距離を隔てて立設された支柱と、
両端部を隣合った前記支柱のそれぞれに固定された横ロープと、
隣合った前記支柱の上部間に渡された上弦材と、
隣合った前記支柱の下部間に渡された下弦材と、
複数の前記横ロープに固定された縦ロープと、を備え、
前記横ロープは、
隣合った前記支柱の間の前記距離よりも長く、前記支柱の間に中央部がたるんだ状態で懸垂され、
前記縦ロープは、
複数の前記横ロープの間隔が離間しないように、複数の前記横ロープの中央部に固定される、防護柵。 - 前記縦ロープは、
上側の端部を前記上弦材に固定され、
下側の端部を前記下弦材に固定された、請求項1に記載の防護柵。 - 前記縦ロープは、
当該縦ロープに張力が掛かった際にエネルギーを吸収する緩衝材が取り付けられる、請求項1又は2に記載の防護柵。 - 前記緩衝材は、
前記横ロープと前記上弦材との間の前記縦ロープに取り付けられる、請求項3に記載の防護柵。 - 前記緩衝材は、
前記横ロープと前記下弦材との間の前記縦ロープに取り付けられる、請求項3又は4に記載の防護柵。 - 前記緩衝材は、
摩擦によりエネルギーを吸収する、請求項3〜5の何れか1項に記載の防護柵。 - 前記緩衝材は、
弾性力によりエネルギーを吸収する、請求項3〜5の何れか1項に記載の防護柵。 - 前記緩衝材は、
弾性力によりエネルギーを吸収する第1緩衝材と、摩擦によりエネルギーを吸収する第2緩衝材と、を前記縦ロープに複数直列に取り付けて構成される、請求項3〜5の何れか1項に記載の防護柵。 - 前記横ロープの山側に設けられる防護ネットを更に備える、請求項1〜8の何れか1項に記載の防護柵。
- 前記防護ネットは、
上下方向の長さが前記支柱が立設された地面から前記上弦材までの距離Hよりも長い、請求項9に記載の防護柵。 - 前記防護ネットの上下方向の長さと前記距離Hとの差は、
前記横ロープの両端の固定部を結んだ仮想線と前記横ロープを前記支柱の間に懸垂させた状態の最下点との距離Pよりも長い、請求項10に記載の防護柵。 - 所定の距離を隔てて立設された支柱と、
両端部を隣合った前記支柱のそれぞれに固定された横ロープと、
隣合った前記支柱の上部間に渡された上弦材と、
隣合った前記支柱の下部間に渡された下弦材と、
前記横ロープの山側に設けられる防護ネットと、を備え、
前記横ロープは、
隣合った前記支柱の間の前記距離よりも長く、
前記防護ネットの上下方向の長さは、
前記支柱が立設された地面から前記上弦材までの距離Hよりも長く、
前記防護ネットの上下方向の長さと前記距離Hとの差は、
前記横ロープの両端の固定部を結んだ仮想線と前記横ロープを前記支柱の間に懸垂させた状態の最下点との距離Pよりも長い、防護柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017143885A JP6934768B2 (ja) | 2017-07-25 | 2017-07-25 | 防護柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017143885A JP6934768B2 (ja) | 2017-07-25 | 2017-07-25 | 防護柵 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019027024A JP2019027024A (ja) | 2019-02-21 |
JP6934768B2 true JP6934768B2 (ja) | 2021-09-15 |
Family
ID=65475778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017143885A Active JP6934768B2 (ja) | 2017-07-25 | 2017-07-25 | 防護柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6934768B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102679585B1 (ko) * | 2019-11-08 | 2024-07-01 | 가부시키가이샤 프로텍 엔지니어링 | 충격 흡수 펜스 |
EP3907330B1 (de) * | 2020-05-08 | 2024-01-17 | Trumer Schutzbauten Ges.m.b.H | Steinschlagverbauung |
JP7297263B2 (ja) * | 2020-10-13 | 2023-06-26 | 株式会社ライテク | 防護構造とその施工方法 |
JP6906263B1 (ja) * | 2020-12-24 | 2021-07-21 | 株式会社プロテックエンジニアリング | 透過型捕捉構造物 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5299781A (en) * | 1991-07-10 | 1994-04-05 | State Department Of Highways, State Of Colorado | Flex post fence |
JP2907214B1 (ja) * | 1998-07-30 | 1999-06-21 | 日本サミコン株式会社 | 衝撃吸収柵 |
JP2002180422A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-06-26 | Kanamori Tobei Shoji Kk | エネルギー分散型落石防護柵 |
JP4560229B2 (ja) * | 2001-03-22 | 2010-10-13 | 有限会社吉田構造デザイン | 緩衝具及び衝撃吸収方法 |
JP3954414B2 (ja) * | 2002-03-11 | 2007-08-08 | 開発コンクリート株式会社 | 網を用いた防護体 |
JP4087880B2 (ja) * | 2006-09-11 | 2008-05-21 | 東京製綱株式会社 | 落石防止柵による落石防止方法 |
JP2009102855A (ja) * | 2007-10-22 | 2009-05-14 | Purotekku Engineering:Kk | 防護柵 |
JP6188242B2 (ja) * | 2014-12-02 | 2017-08-30 | ゼニス羽田株式会社 | 支柱ユニット |
JP5890557B1 (ja) * | 2015-04-01 | 2016-03-22 | ディガードエンジニアリング株式会社 | 防護柵 |
JP5793633B1 (ja) * | 2015-06-08 | 2015-10-14 | 有限会社吉田構造デザイン | 防護柵 |
-
2017
- 2017-07-25 JP JP2017143885A patent/JP6934768B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019027024A (ja) | 2019-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4808226B2 (ja) | 衝撃吸収柵 | |
JP6934768B2 (ja) | 防護柵 | |
JP4188998B2 (ja) | 衝撃吸収防護柵 | |
JP6109487B2 (ja) | 落下物防護装置及びその補強方法 | |
KR102080795B1 (ko) | 압축식 충격흡수형 와이어 결속장치와 이를 포함하는 낙석방지시설 및 이의 시공 방법 | |
JP6518849B1 (ja) | 防護柵 | |
JP2020012249A (ja) | 防護柵における支柱の立設構造 | |
JP5830747B2 (ja) | 防護柵 | |
JP5557166B2 (ja) | 防護柵 | |
JP4278170B1 (ja) | 落石誘導防護構造体 | |
JP5793633B1 (ja) | 防護柵 | |
JP5414555B2 (ja) | 防護柵 | |
JP7027124B2 (ja) | 防護施設、エネルギー吸収面材及びエネルギー吸収装置 | |
JP4996198B2 (ja) | 衝撃吸収フェンス | |
JP5123224B2 (ja) | 既設落石防護柵の補強構造 | |
KR102679585B1 (ko) | 충격 흡수 펜스 | |
JP3222949U (ja) | ポケット式落石防護網の支柱 | |
KR101747284B1 (ko) | 토석류 피해방지용 멀티 네트 | |
JP3639950B2 (ja) | 衝撃吸収防護柵 | |
JP4401283B2 (ja) | 衝撃吸収柵 | |
KR101329631B1 (ko) | 낙하물 차단 흡수형 네트 | |
JP6976820B2 (ja) | 防護施設及びエネルギー吸収装置 | |
JP3433350B2 (ja) | 衝撃吸収ネットおよび衝撃吸収方法 | |
JP5037306B2 (ja) | 落石エネルギーの高吸収型防護ネット工 | |
KR102497123B1 (ko) | 낙석방지 울타리 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200501 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210325 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210406 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210824 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6934768 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |